JP2005328488A - 無線携帯端末におけるバッテリーセービング方法及び該方法を用いた無線携帯端末 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
無線携帯端末のバッテリーの残量が少なくなったとき、アプリケーション制御用CPUをスリープモードにして擬似的にバッテリーが切れているように見せかけてバッテリーの消耗を抑える。上記状態となった場合、通信制御用CPUは電話着信やメール受信を確認してもアプリケーション制御用CPUには通知せず、電話番号やメール受信状況だけ記録する。こうすることにより、擬似的にバッテリーが切れている間にかかってきた電話の番号の確認や、センターにメールが残っているかの確認ができる。
【選択図】 図1
Description
しかし、バッテリーの容量は無尽蔵ではないため、充電せずに連続使用すればいずれ底をつく。バッテリーが切れてしまうと当然ながら無線携帯端末は使用不可能となり、様々な弊害が生じる。
また、バッテリーの残量が少なくなると、通話を開始したと同時にバッテリー残量が無くなり、通話を終了しないうちに電源が落ちてしまうことがある。
また、着信履歴の保存時間を長くする技術として、バッテリー電圧を監視する工程により、バッテリーの電圧が所定の値以下の電圧になったことが監視された後に着信があった場合、着信があった旨をユーザへ報知し、回線を切断する着信制御工程を有する携帯端末及び着信履歴保存方法がある(特許文献2参照)。
バッテリー残量が不足した際、着信通知を行わずに電話番号の記録をするにとどめ、外見上は携帯端末の電源が完全に落ちているように装うことができれば、バッテリーの持続時間を向上させることができ、バッテリー残量不足時の着信履歴を可能な限り多く記録することができると考えられる。
本発明の他の目的は、バッテリー容量が少なくなったとき、通話禁止にして着信履歴の記録を優先する無線携帯端末を提供することである。
本発明の他の目的は、バッテリー容量が十分に満たされるまで擬似的に電源OFFの状態を継続する無線携帯端末を提供することである。
本発明の他の目的は、擬似的に電源OFFの状態となっていたときに受信したメールやメッセージを、バッテリー容量が十分に満たされたときにACPUがセンターに自動的に問い合わせて受け取る無線携帯端末を提供することである。
本発明の他の目的は、バッテリー容量が少ない場合はACPUへの割り込みをしない無線携帯端末を提供することである。
本発明の他の目的は、バッテリー容量が少ない場合はCCPUで電話番号の記録をする無線携帯端末を提供することである。
前記電源部(2)は、バッテリーを持ち、前記バッテリーの残量が第1所定値を下回った否かを検出する。
前記電源部(2)により前記バッテリーの残量が前記第1所定値を下回ったことが検出されたとき、前記制御部(1)は前記無線部(4)を介しての外部への送信を禁止し、前記無線部(4)を介して外部から受信される送信先識別情報を前記メモリ(5)に記録する。
前記電源部(2)により前記バッテリーの残量が前記第1所定値を下回ったことが検出されたとき、前記アプリケーション制御部(3)はスリープモードになり前記識別情報の前記表示部(6)への表示を禁止する。
前記アプリケーション制御部(3)がスリープモードになっているときでも通信を行いたい相手の電話番号又はアドレスを、前記制御部(1)が前記データベース又はデータリストに登録する。
通話着信又はデータ受信があった場合、前記制御部(1)が前記登録された電話番号又はアドレスと、通信相手の電話番号又はアドレスとを比較し、一致していれば通信を許可する。
本発明では、無線携帯端末のバッテリー残量が一定値以下になると外部からは電源が落ちているように見せかけるが、擬似的に電源が切れている間にも着信を記録することができる。
無線携帯端末の見かけ上のバッテリー残量が無くなったとしても実際にはまだ残っているので、通話をするとすぐに切れてしまうといった事態を回避することができる。バッテリー残量が残り少ないときは着信の記録だけ取り、着信自体は不可にすることにより対応する。
以上のことから、本発明を用いることで、無線携帯端末のバッテリー残量が残り少ないときに、バッテリーの消費を少なくすることができる。また、擬似的にバッテリーが切れている間にかかってきた電話や受信したメールの記録を取ることができ、バッテリーが充電された後にそれらの記録を確認することができる。
本発明の無線携帯端末は、図1に示されるように、CCPU1、電源部2、ACPU3、無線部4、メモリ5、表示部6を備えている。
CCPU1は通信制御を行うためのCPUである。
電源部2はバッテリーの供給及びバッテリー残量の確認といった電源の制御をしている。
ACPU3はCCPU1から送られてくる情報を基にLCDの表示、着信音を鳴らすといったアプリケーションの制御をするCPUである。
無線部4は外部の通信装置と無線通信を行う装置で、送信するデータをCCPU1から受け取り、受信したデータをCCPU1に送る。メモリ5は不揮発性メモリで、CCPU1からの命令により情報を記憶する。表示部6はLCDで、ACPUが処理した情報を表示する。
図2Aの無線携帯端末は通信側のCCPU1と、電源部2と、アプリケーション側のACPU3を具備している。
電源部2はバッテリー残量が少ないことを確認したらCCPU1及びACPU3に通知する。バッテリー残量が少ない場合、CCPU1は着信があってもACPU3に通知しない。
図2Bの無線携帯端末は通信側のCCPU1と、電源部2と、アプリケーション側のACPU3を具備している。
電源部2はバッテリー残量が少ないことを確認するまでは現在の制御や処理を継続する。バッテリー容量が十分な場合、CCPU1は着信があればACPU3に通知する。
図3Aは、通常の待ち受け中に電源部2がバッテリー残量の少ないことを確認したときのシーケンスである。
図3Bは、図3Aにおける処理の流れを示したフローチャートである。
なお、バッテリー残量が十分に多くなったという判断は、基準となる一定値を上回った場合に行う。バッテリー残量が十分に多くなったという判断の基準となる値と、バッテリー残量が少ないという判断の基準となる値は、同じであっても異なっていても良い。
また、本発明の第2実施形態として、電源部2によってバッテリー容量が十分に多くなったと判断されたと同時に、CCPU1が、メール又はメッセージを受信するようにする場合もある。この場合、ステップS21と同時にステップS23の処理を行うことになる。
図4Aは、通話中に電源部2がバッテリー残量不足を確認し、無線携帯端末が擬似的に電源OFF状態になったときのシーケンスである。
図4Bは、図4Aにおける処理の流れを示したフローチャートである。
なお、ステップS44にて、バッテリー容量が十分に多いことが確認された場合は、ステップS49にて、通話終了までバッテリー残量の確認を行いつつ待機する。
これにより、省電力モード中でもバッテリー残量が許す限り、その相手との通話を行えるように設定することができる。
このとき、この通話が省電力モード中の処理であることをACPU3が表示部6に表示し、突然通話が途切れてもユーザが事態を理解できるようにする場合もある。
これにより、省電力モード中でもバッテリー残量が許す限り、その相手からのメール又はメッセージの受信を行えるように設定することができる。
例えば、省電力モードになっても、3回まで通話着信を受け付けるようにすることで、突然省電力モードになり全く通話できなくなるという事態を防ぐことができ、ユーザが余裕をもって対応できる。
このとき、この通話が省電力モード中の処理であることをACPU3が表示部6に表示し、突然通話が途切れてもユーザが事態を理解できるようにする場合もある。
例えば、省電力モードになっても、3回までメール又はメッセージの受信を許可するようにすることで、突然省電力モードになり全くメール又はメッセージが受信できなくなるという事態を防ぐことができ、ユーザが余裕をもって対応できる。
2… 電源部
3… ACPU(アプリケーション制御用CPU)
4… 無線部
5… メモリ
6… 表示部
10… 基地局(センター)
Claims (20)
- バッテリーを持ち、前記バッテリーの残量が第1所定値を下回った否かを検出する電源部と、
無線部と、
メモリと、
表示部と、
前記電源部により前記バッテリーの残量が前記第1所定値を下回ったことが検出されたとき、前記無線部を介しての外部への送信を禁止し、前記無線部を介して外部から受信される送信先識別情報を前記メモリに記録する制御部と、
前記電源部により前記バッテリーの残量が前記第1所定値を下回ったことが検出されたとき、スリープモードになり前記識別情報の前記表示部への表示を禁止するアプリケーション制御部と
を具備する無線携帯端末。 - 請求項1に記載の無線携帯端末において、
通話中に前記バッテリーの残量が前記第1所定値を下回ったことを前記電源部が確認したとき、通話が終了した後に前記アプリケーション制御部がスリープモードになる
無線携帯端末。 - 請求項1に記載の無線携帯端末において、
通話中に前記バッテリーの残量が前記第1所定値を下回ったことを前記電源部が確認したとき、通話が終了した後に前記制御部が前記無線部を介しての外部への送信を禁止する
無線携帯端末。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の無線携帯端末において、
前記バッテリーの容量が第2所定値を上回っていることを前記電源部が確認したとき、前記アプリケーション制御部がスリープモードを解除する
無線携帯端末。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の無線携帯端末において、
前記バッテリーの容量が第2所定値を上回っていることを前記電源部が確認したとき、前記制御部が前記無線部を介しての外部への送信を許可する
無線携帯端末。 - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の無線携帯端末において、
前記バッテリーの容量が前記第2所定値を上回っていることを前記電源部が確認した後、前記アプリケーション制御部がスリープモードになっていたときに受信したデータを蓄積しているセンターに、前記制御部が自動的に問い合わせて前記データを受け取る
無線携帯端末。 - 請求項4乃至6のいずれか一項に記載の無線携帯端末において、
前記1所定値と前記第2所定値が同じである
無線携帯端末。 - 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の無線携帯端末において、
前記メモリがデータベース又はデータリストを具備し、
前記アプリケーション制御部がスリープモードになっているときでも通信を行いたい相手の電話番号又はアドレスを、前記制御部が前記データベース又はデータリストに登録し、
通話着信又はデータ受信があった場合、前記制御部が前記登録された電話番号又はアドレスと、通信相手の電話番号又はアドレスとを比較し、一致していれば通信を許可する無線携帯端末。 - 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の無線携帯端末において、
前記アプリケーション制御部がスリープモードになっているときでも通話着信又はデータ受信を許可する回数を、前記制御部が前記メモリに登録しておき、通話着信又はデータ受信があれば、前記制御部がカウントし、前記メモリに登録された許可回数の範囲内であれば通話着信又はデータ受信を許可する
無線携帯端末。 - 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の無線携帯端末において、
前記アプリケーション制御部がスリープモードになっているとき、前記制御部は前記電源部からの通知以外の前記アプリケーション制御部への割り込みを禁止する
無線携帯端末。 - 電源部がバッテリーの残量が第1所定値を下回った否かを検出するステップと、
前記電源部により前記バッテリーの残量が前記第1所定値を下回ったことが検出されたとき、制御部が無線部を介しての外部への送信を禁止し、前記無線部を介して外部から受信される送信先識別情報をメモリに記録するステップと、
前記バッテリーの残量が前記第1所定値を下回ったことが検出されたとき、アプリケーション制御部がスリープモードになり前記識別情報の表示部への表示を禁止するステップと
を具備する無線携帯端末におけるバッテリーセービング方法。 - 請求項11に記載のバッテリーセービング方法において、
通話中に前記バッテリーの残量が前記第1所定値を下回ったことを前記電源部が確認したとき、通話が終了した後に前記アプリケーション制御部がスリープモードになるステップと
を具備する無線携帯端末におけるバッテリーセービング方法。 - 請求項11に記載のバッテリーセービング方法において、
通話中に前記バッテリーの残量が前記第1所定値を下回ったことを前記電源部が確認したとき、通話が終了した後に前記制御部が前記無線部を介しての外部への送信を禁止するステップと
を具備する無線携帯端末におけるバッテリーセービング方法。 - 請求項11乃至13のいずれか一項に記載のバッテリーセービング方法において、
前記バッテリーの容量が第2所定値を上回っていることを前記電源部が確認したとき、前記アプリケーション制御部がスリープモードを解除するステップと
を具備する無線携帯端末におけるバッテリーセービング方法。 - 請求項11乃至14のいずれか一項に記載のバッテリーセービング方法において、
前記バッテリーの容量が第2所定値を上回っていることを前記電源部が確認したとき、前記制御部が前記無線部を介しての外部への送信を許可するステップと
を具備する無線携帯端末におけるバッテリーセービング方法。 - 請求項11乃至15のいずれか一項に記載のバッテリーセービング方法において、
前記バッテリーの容量が前記第2所定値を上回っていることを前記電源部が確認した後、前記アプリケーション制御部がスリープモードになっていたときに受信したデータを蓄積しているセンターに、前記制御部が自動的に問い合わせて前記データを受け取るステップと
を具備する無線携帯端末におけるバッテリーセービング方法。 - 請求項14乃至16のいずれか一項に記載のバッテリーセービング方法において、
前記1所定値と前記第2所定値が同じである
バッテリーセービング方法。 - 請求項11乃至17のいずれか一項に記載のバッテリーセービング方法において、
前記アプリケーション制御部がスリープモードになっているときでも通信を行いたい相手の電話番号又はアドレスを、前記制御部が前記メモリが持つデータベース又はデータリストに登録するステップと、
通話着信又はデータ受信があった場合、前記制御部が前記登録された電話番号又はアドレスと、通信相手の電話番号又はアドレスとを比較し、一致していれば通信を許可するステップと
を具備する無線携帯端末におけるバッテリーセービング方法。 - 請求項11乃至18のいずれか一項に記載のバッテリーセービング方法において、
前記アプリケーション制御部がスリープモードになっているときでも通話着信又はデータ受信を許可する回数を、前記制御部が前記メモリに登録するステップと、
通話着信又はデータ受信があれば、前記制御部がカウントし、前記メモリに登録された許可回数の範囲内であれば通話着信又はデータ受信を許可するステップと
を具備する無線携帯端末におけるバッテリーセービング方法。 - 請求項11乃至19のいずれか一項に記載のバッテリーセービング方法において、
前記アプリケーション制御部がスリープモードになっているとき、前記制御部は前記電源部からの通知以外の前記アプリケーション制御部への割り込みを禁止するステップと
を具備する無線携帯端末におけるバッテリーセービング方法。
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2004
- 2004-05-17 JP JP2004147033A patent/JP2005328488A/ja active Pending
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