JP2006295467A - 通信システム、携帯通信端末、サーバおよび通信方法 - Google Patents
通信システム、携帯通信端末、サーバおよび通信方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】携帯通信端末同士の間で通話及び電子メールの少なくとも一方の通信を行おうとする場合に、円滑なコミュニケーションが可能な通信システムを提供。
【解決手段】第1の携帯通信端末10(1)と、第2の携帯通信端末10(2)と、それぞれの間で通信可能な状態管理サーバ40と、を備える通信システムであって、第1の携帯通信端末10(1)は、動作状態を検出する検出部と、状態管理サーバ40に送信する送信部と、を有し、状態管理サーバ40は、受信した状態情報を、第1の携帯通信端末10(1)に対応させて記憶する記憶部を有し、第2の携帯通信端末10(2)は、第1の携帯通信端末10(1)に発呼する前、または、電子メールを送信する前に、第1の携帯通信端末10(1)に対応する状態情報を状態管理サーバ40から受信する受信部を有する。
【選択図】図1
【解決手段】第1の携帯通信端末10(1)と、第2の携帯通信端末10(2)と、それぞれの間で通信可能な状態管理サーバ40と、を備える通信システムであって、第1の携帯通信端末10(1)は、動作状態を検出する検出部と、状態管理サーバ40に送信する送信部と、を有し、状態管理サーバ40は、受信した状態情報を、第1の携帯通信端末10(1)に対応させて記憶する記憶部を有し、第2の携帯通信端末10(2)は、第1の携帯通信端末10(1)に発呼する前、または、電子メールを送信する前に、第1の携帯通信端末10(1)に対応する状態情報を状態管理サーバ40から受信する受信部を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、携帯通信端末同士の間で通話及び電子メールの少なくとも一方の通信が可能な通信システム、携帯通信端末、サーバおよび通信方法に関する。
複数の人がそれぞれの所持している携帯電話を用いて音声で会話を行ったり、あるいは電子メールを利用して文字で会話を行おうとする場合は、直接会話する場合と比べるとスムーズに会話を進めるのが困難になる場合がある。
例えば、携帯電話の音声通信を介して音声で会話している途中で、相手の音声が急にとぎれる場合がある。このような場合の例として、(1)通信回線に問題が発生した(通信圏外など)、(2)相手が何らかの都合で故意に通話を打ち切った、(3)相手の携帯電話が電池切れになった、といった様々な原因が考えられるが、通話をしている人は実際の原因を把握できないためコミュニケーションに混乱が生じる。
また、相手との通話を開始するために携帯電話で相手を呼び出そうとする時に、通信回線がつながらない場合がある。このような場合の例として、(1)通信回線に問題がある(通信圏外など)、(2)相手の携帯電話の電源がオフである、(3)相手の携帯電話が電池切れである、(4)相手の携帯電話が放置されている(近くにユーザがいない)、といった様々な原因が考えられが、なぜつながらないのかを把握することはできず、適切な対応が取れない。
さらに、電子メールを利用して文字で会話を行おうとする場合には、次のような問題が発生する。ここでは、二人のユーザA、Bが携帯電話を利用して任意のタイミングで互いに電子メールのやりとりを行うことによって文字で会話する場合を想定する。従来の通信システムを利用する場合には、例えば図6に示すような手順の操作が行われる。
この例では、ユーザAとユーザBとが同時期にそれぞれメールの作成を行っているが、ユーザAの方が先にメールの作成を完了して送信を行ったため、このメールを受信したユーザBは、受信したメールの内容をふまえて作成中のメールの内容を再編集することになる。このため、ユーザBはメールを受信しなかった場合と比べて、再編集のために余計に手間のかかる編集作業をしなければならない。しかし、逆にユーザAがメールを送信する前にユーザBが先にメールを送信すると、今度はユーザAが同様に再編集のために余計に手間のかかる編集作業をしなければならない。つまり、各ユーザがメールを作成中の相手の状況を把握していないために円滑なコミュニケーションができないということである。
コンピュータネットワークにおいて通信相手のコンピュータの状況を把握するための従来技術が特許文献1に開示されている。特許文献1においては、各端末(コンピュータ)においてデータが入力されるとアクティブであることを示すメッセージをリアルタイムで他の端末に送信し、このメッセージを受信した端末は相手がアクティブであることを表示するように制御することを提案している。これにより、相手のコンピュータがアクティブかどうかを把握しながら通信を行うことが可能になる。
米国特許第6631412号
しかしながら、携帯通信端末を利用する場合には特許文献1の技術を採用するのは困難である。すなわち、携帯通信端末は無線通信回線を利用して通信するので、通信するには比較的高価な接続料金がかかる場合が多く、通信を行うときだけ通信回線を接続するのが一般的である。従って、仮に1つの携帯通信端末が相手の携帯通信端末に対してメッセージを送信したとしても、相手の携帯通信端末はメッセージを受け取ることができない。
また、特許文献1の技術では相手がアクティブであるか否かを確認することはできるが、それ以外の状況を把握することはできない。従って、例えば通話中に相手の通話がとぎれたような場合に、何が原因なのかを把握することはできず、円滑なコミュニケーションができない。
一方、従来より携帯電話のサービスとして留守中に留守であることを示すアナウンスを出力して相手のメッセージを録音するサービスが存在する。このサービスを利用すれば相手が留守かどうかを確認することができるが、相手に電話をかけてみないと留守であるかどうかは分からないので、無駄な発信操作をする必要がある。
本発明は、携帯通信端末同士の間で通話及び電子メールの少なくとも一方の通信を行おうとする場合に、従来よりも円滑なコミュニケーションが可能な通信システム、携帯通信端末、サーバおよび通信方法を提供することを目的とする。
本発明の通信システムは、第1の携帯通信端末と、第2の携帯通信端末と、前記第1の携帯通信端末と前記第2の携帯通信端末それぞれの間で通信可能なサーバと、を備える通信システムであって、前記第1の携帯通信端末は、予め設定された条件を満たす前記第1の携帯通信端末の動作状態を検出する検出部と、前記検出部により検出した動作状態を表す状態情報を前記サーバに送信する送信部と、を有し、前記サーバは、前記第1の携帯通信端末から受信した状態情報を、前記第1の携帯通信端末に対応させて記憶する記憶部を有し、前記第2の携帯通信端末は、少なくとも、前記第1の携帯通信端末に発呼する前、または、前記第1の携帯通信端末に電子メールを送信する前に、前記第1の携帯通信端末に対応する状態情報を前記サーバから受信する受信部を有する、ものである。
本発明の通信方法は、第1の携帯通信端末と、第2の携帯通信端末と、前記第1の携帯通信端末と前記第2の携帯通信端末それぞれの間で通信可能なサーバと、を備える通信方法であって、前記第1の携帯通信端末は、予め設定された条件を満たす前記第1の携帯通信端末の動作状態を検出する検出手順と、前記検出手順により検出した動作状態を表す状態情報を前記サーバに送信する送信手順と、を有し、前記サーバは、前記第1の携帯通信端末から受信した状態情報を、前記第1の携帯通信端末に対応させて記憶する記憶手順を有し、前記第2の携帯通信端末は、少なくとも、前記第1の携帯通信端末に発呼する前、または、前記第1の携帯通信端末に電子メールを送信する前に、前記第1の携帯通信端末に対応する状態情報を前記サーバから受信する受信手順を有する、ものである。
この構成によれば、各携帯通信端末で検出された動作状態を示す状態情報がサーバに送信されてサーバに保存される。そして、各携帯通信端末は相手の携帯通信端末に対して電話をかける前、もしくは相手の携帯通信端末宛のメールを送信する前に、相手の携帯通信端末に関する状態情報をサーバから取得する。このため、電話をかけようとするユーザ、あるいはメールを送信しようとするユーザは、それを行う前に取得した状態情報により相手の状況を把握することができる。従って、より円滑なコミュニケーションが可能になる。
また、本発明の通信システムは、前記第2の携帯通信端末は、少なくとも、通信先として前記第1の携帯通信端末の電話番号が設定されたとき、または、通信先として前記第1の携帯通信端末のメールアドレスが設定されたときに、前記第1の携帯通信端末に対応する状態情報を前記サーバから受信する受信部を有する、ものを含む。
この構成によれば、各携帯通信端末は相手の携帯通信端末に対して電話をかける前の、相手携帯通信端末の電話番号が設定された時点、もしくは相手の携帯通信端末宛のメールを送信する前の、相手携帯通信端末のメールアドレスが設定された時点において、相手の携帯通信端末に関する状態情報をサーバから取得することにより、電話をかけようとするユーザ、あるいはメールを送信しようとするユーザは、より効果的な時点で相手の状況を把握することができる。
また、本発明の通信システムは、前記第1の携帯通信端末の送信部は、前記検出部により検出した動作状態を表す状態情報と、前記第1の携帯通信端末に割り当てられた識別情報と、を前記サーバに送信し、前記サーバの記憶部は、前記第1の携帯通信端末から受信した状態情報を、前記第1の携帯通信端末から受信した識別情報に対応させて記憶し、前記第2の携帯通信端末の受信部は、前記第1の携帯通信端末に割り当てられた識別情報に対応する状態情報を前記サーバから受信する、ものを含む。
この構成によれば、状態情報に送信した局の識別情報が付加されるので、複数の携帯通信端末から送信された状態情報をそれぞれ区別して管理することができる。従って、多数の携帯通信端末を1台のサーバで管理することが可能になる。識別情報としては、例えば各携帯通信端末に事前に割り当てられた電話番号やメールアドレスを利用することが可能である。
また、本発明の通信システムは、前記第1の携帯通信端末の動作状態は、前記第1の携帯通信端末が前記第2の携帯通信端末との通信に関する処理を行っている状態であるものを含む。
本発明の携帯通信端末は、第1の携帯通信端末に発呼する前に、または、第1の携帯通信端末に電子メールを送信する前に、携帯通信端末の通信に関する処理を行っている状態情報を記憶するサーバへ、前記1の携帯通信端末の通信に関する処理を行っている状態情報の記憶の有無を確認する問い合わせを行う送信部と、前記状態情報を前記サーバから受信する受信部と、を備えたものである。
また、本発明の携帯通信端末は、通信に関する処理を行っている状態を検出する検出部と、前記検出部により検出した状態を表す状態情報をサーバーへ送信する送信部と、を備えたものを含む。
本発明のサーバは、第1の携帯通信端末から受信した前記第1の携帯通信端末の通信に関する処理を行っている状態情報を記憶する記憶部と、第2の携帯通信端末が前記第1の携帯通信端末に発呼する前、または、前記第1の携帯通信端末に電子メールを送信する前に、前記第2の携帯通信端末から受信した前記状態情報の有無を確認する問い合わせを受信する受信部と、前記状態情報が記憶されているときに、前記状態情報を前記第2の携帯通信端末に送信する送信部と、を備えたものである。
この構成によれば、相手先の携帯通信端末が自局に対して通信処理を行ってコミュニケーションをとろうとしていることを事前に把握することが可能になる。従って、特定の通信相手の状況を容易に把握しながら通信することができ、円滑なコミュニケーションが可能になる。
また、本発明の通信システムは、前記第1の携帯通信端末の動作状態は、前記第1の携帯通信端末の機能が制限されている状態であるものを含む。
本発明の携帯通信端末は、第1の携帯通信端末に発呼する前に、または、第1の携帯通信端末に電子メールを送信する前に、携帯通信端末の機能が制限されている状態情報を記憶するサーバへ、前記1の携帯通信端末の機能が制限されている状態情報の記憶の有無を確認する問い合わせを行う送信部と、前記状態情報を前記サーバから受信する受信部と、を備えたものである。
また、本発明の携帯通信端末は、端末の機能が制限されている状態を検出する検出部と、前記検出部により検出した状態を表す状態情報をサーバーへ送信する送信部と、を備えたものを含む。
本発明のサーバは、第1の携帯通信端末から受信した前記第1の携帯通信端末の機能が制限されている状態情報を記憶する記憶部と、第2の携帯通信端末が前記第1の携帯通信端末に発呼する前、または、前記第1の携帯通信端末に電子メールを送信する前に、前記第2の携帯通信端末から受信した前記状態情報の有無を確認する問い合わせを受信する受信部と、前記状態情報が記憶されているときに、前記状態情報を前記第2の携帯通信端末に送信する送信部と、を備えたものである。
この構成によれば、相手の携帯通信端末上の機能制限に関する状況を状態情報により把握することが可能になる。従って、これから音声通話あるいは電子メールにより会話しようとしている相手先が通信できる状態か否かを事前に把握することが可能になる。
また、本発明の通信システムは、前記第1の携帯通信端末の動作状態は、前記第1の携帯通信端末が前記第2の携帯通信端末へ送信用の電子メールを生成する処理を行っている第1の状態であるものを含む。
この構成によれば、サーバから取得した状態情報により、相手先が自局へメールを作成中か否かを把握することができる。従って、電子メールのやりとりにより特定の相手先と会話しているような場合に、ユーザは相手が作成中のメールを受信してから自局のメールを送信するか否かを判断することができるので無駄なメールの送信を抑制することができ、メール編集の手間が増大するのを抑制できるのでより円滑なコミュニケーションが可能になる。
また、本発明の通信システムは、前記第1の携帯通信端末の動作状態は、前記第1の携帯通信端末が前記送信用の電子メールを生成する処理を中断した第2の状態であり、前記第1の携帯通信端末は、前記送信部が、前記検出部により検出した第1の状態を表す状態情報を前記サーバに送信した後に、前記検出部により前記第2の状態を検出した場合、前記第2の状態を表す状態情報を前記サーバに送信するものを含む。
この構成によれば、ユーザが相手先との間で電子メールのやりとりを行っている場合に、相手先がメールの作成を途中で中止したような場合であっても、その状況を第2の状態情報の取得により把握することができるので、より円滑なコミュニケーションが可能になる。
また、本発明の通信システムは、前記第1の携帯通信端末の動作状態は、前記第1の携帯通信端末が前記サーバとの通信に利用する電波を所定の閾値以下の電界強度で受信している状態であるものを含む。
この構成によれば、サーバから取得した状態情報により、ユーザは相手先が無線通信回線の通信圏外に移動したために通信が不可能になったことを把握することができる。従って、会話の途中で相手の通話がとぎれたような場合であっても、中断の原因を認識できるため状況に応じた対応をとることができ、コミュニケーションを円滑にすることができる。
また、本発明の通信システムは、前記第1の携帯通信端末の動作状態は、前記第1の携帯通信端末が所定の残量以下の電源電力により動作している状態、または、前記第1の携帯通信端末が電力供給を停止するための処理を行っている状態、であるものを含む。
この構成によれば、サーバから取得した状態情報により、ユーザは相手先が電池切れや電源の遮断により通信が不可能な状態であることを把握できるので、その状況に応じた対応をすることができる。
また、本発明の通信システムは、前記第1の携帯通信端末の動作状態は、前記第1の携帯通信端末が所定の容量以上のデータを記憶している状態であるものを含む。
この構成によれば、サーバから取得した状態情報により、ユーザは相手先のメール受信用メモリの空き領域が減少したことを把握することができる。従って、ユーザはその状況に応じた対応をすることができる。
また、本発明の通信システムは、前記第1の携帯通信端末の動作状態は、前記第1の携帯通信端末が通話するための処理を行っている状態であるものを含む。
この構成によれば、サーバから取得した状態情報により、ユーザは相手先に電話をかける前に、相手先が通話動作中であるか否かを把握することができる。従って、ユーザはその状況に応じた対応をすることができる。
また、本発明の通信システムは、前記第1の携帯通信端末の動作状態は、前記第1の携帯通信端末への入力操作がなされていない状態が所定の時間経過している状態であるものを含む。
この構成によれば、サーバから取得した状態情報により、ユーザは相手先に電話をかける前、あるいは電子メールを送信する前に、相手先の端末が入力操作がなされていない放置状態か否かを把握することができる。従って、ユーザはその状況に応じた対応をすることができる。
また、本発明の通信システムは、前記第1の携帯通信端末の動作状態は、前記第1の携帯通信端末ドライブモードに設定されている状態であるものを含む。
この構成によれば、サーバから取得した状態情報により、ユーザは相手先に電話をかける前に、相手先の端末が第1の機能制限モード(すなわちドライブモード)か否かを把握することができる。従って、ユーザはその状況に応じた対応をすることができ、例えば通話の代わりに電子メールの送信に切り替えることもできる。
また、本発明の通信システムは、前記第1の携帯通信端末の動作状態は、前記第1の携帯通信端末がマナーモードに設定されている状態であるものを含む。
この構成によれば、サーバから取得した状態情報により、ユーザは相手先に電話をかける前に、相手先の端末が第2の機能制限モード(すなわちマナーモード)か否かを把握することができる。従って、ユーザはその状況に応じた対応をすることができ、例えば通話の代わりに電子メールの送信に切り替えることもできる。
本発明の通信システム、携帯通信端末、サーバおよび通信方法によれば、携帯電話のような携帯通信端末を用いて複数の携帯通信端末の間で通話や電子メールにより通信を行おうとする場合に、相手の状況を把握することができるので従来よりも円滑なコミュニケーションが可能になる。
(第1の実施の形態)
本発明を実施する通信システムの1つの実施の形態について図1〜図5を参照しながら説明する。図1はこの形態の通信システムの構成例を示すブロック図である。図2はこの形態の各携帯通信端末の構成例を示すブロック図である。図3はこの形態の状態管理サーバの基本的な構成例を示すブロック図である。図4はこの形態の通信システムの各構成要素の主要動作を示すフローチャートである。図5はこの形態の通信システムを用いてメールのやりとりを行う場合の具体的な動作例を示すシーケンス図である。
本発明を実施する通信システムの1つの実施の形態について図1〜図5を参照しながら説明する。図1はこの形態の通信システムの構成例を示すブロック図である。図2はこの形態の各携帯通信端末の構成例を示すブロック図である。図3はこの形態の状態管理サーバの基本的な構成例を示すブロック図である。図4はこの形態の通信システムの各構成要素の主要動作を示すフローチャートである。図5はこの形態の通信システムを用いてメールのやりとりを行う場合の具体的な動作例を示すシーケンス図である。
この形態の通信システムは、図1に示すように複数の携帯通信端末10と、無線基地局20を含む移動体通信網30と、移動体通信網30に接続された状態管理サーバ40とを備えている。
具体的には、各携帯通信端末10(1)、10(2)として音声通話及び電子メールの通信機能を備えた携帯電話機を想定しているが、各携帯通信端末10(1)、10(2)は一般的な携帯電話機にはない新しい機能も備えている。また、この例では各携帯通信端末10(1)、10(2)として、音声通信とデータ通信とが同時に可能な公知のマルチコール機能を備えた携帯電話機を想定している。
移動体通信網30は、一般的な携帯電話機が通信に利用する通信網と同様に、交換機を含む音声通話のための通信機能と、電子メールなどのデータ通信のためのパケット通信機能とを備えている。移動体通信網30に接続された状態管理サーバ40は、本発明を実施するために新たに設置された装置である。
各携帯通信端末10(1)、10(2)は、図2に示すように制御部110、無線回路部120、アンテナ130、音声入出力装置140、電源供給部150、記憶部160、データ入力装置170及び表示部180を備えている。また、制御部110の内部には音声制御部111、検知部112、ステータス制御部113、データ制御部114及び電界強度判定部115が含まれている。なお、制御部110の各機能についてはマイクロプロセッサで所定のプログラムを実行することにより実現してもよいし、専用のハードウェア(電子回路)で構成することもできる。
無線回路部120は、無線信号の送受信のための信号処理を行う。すなわち、音声通信やデータ通信を行う際には、アンテナ130を介して無線基地局20との間で無線信号のやりとりを行って無線回線を確保し、この無線回線を利用して音声情報やパケット情報の送受信を行う。なお、アンテナ130と無線回路部120で特許請求の範囲記載の送信部と受信部とを構成する。
音声通信を行う場合には、音声入出力装置140から入力された音声信号が音声制御部111で処理されて無線回路部120に入力され、音声情報で変調された高周波信号に変換され、アンテナ130から無線信号として送出される。また、アンテナ130で受信した無線信号の音声成分は、無線回路部120で復調され、音声制御部111で音声信号に復元され音声入出力装置140に備わったスピーカなどから音声として出力される。
電子メールのやりとりなどを行うためにデータ通信を行う場合には、データ制御部114から出力されるデータが無線回路部120に入力され、このデータで変調された高周波信号に変換され、アンテナ130から無線信号として送出される。また、アンテナ130で受信した無線信号のデータ成分は、無線回路部120で復調され、データ制御部114で受信処理される。
電源供給部150は、この携帯通信端末10全体に電力を供給するための電源装置であり、通常は充電の可能なバッテリーが用いられる。
記憶部160は、様々な情報を書き込んだり読み出したりすることが可能なメモリであり、様々なプログラムを記憶するための領域、アドレス帳のデータを記憶するための領域、送受信した電子メールのデータを保存するための領域などを備えている。
データ入力装置170は、ユーザの入力操作のための様々なスイッチ(テンキーなどのボタン)及び外部装置からのデータ入力を受け付けるための外部インタフェースを備えている。表示部180は、アドレス帳の内容や電子メールの内容のような文字列情報を表示したり図形や画像などの情報を表示することが可能な表示装置である。
検知部112は、通信相手との間の円滑なコミュニケーションを可能にするために、この携帯通信端末における様々な動作状態を検出する。検出する動作状態の具体例としては、携帯通信端末10が別の携帯通信端末10へ送信用の電子メールを生成する処理を行ってい状態や、携帯通信端末10が送信用の電子メールを生成する処理を中断した状態や、携帯通信端末10が状態管理サーバとの通信に利用する電波を所定の閾値以下の電界強度で受信している状態や、携帯通信端末10が所定の残量以下の電源電力により動作している状態や、携帯通信端末10が電力供給を停止するための処理を行っている状態や、携帯通信端末10が所定の容量以上のデータを記憶している状態や、携帯通信端末10が通話するための処理を行っている状態や、携帯通信端末10への入力操作がなされていない状態が所定の時間経過している状態や、携帯通信端末10がドライブモードに設定されている状態や、携帯通信端末10がマナーモードに設定されている状態、などが挙げられる。ステータス制御部113は、検知部112が検出した動作状態に基づいてそれに応じたステータス情報やメッセージを作成する。
電界強度判定部115は、アンテナ130で受信した電波の電界強度が所定レベル以上か否かを調べる回路であり、この携帯通信端末10が無線回線を確保可能な通信圏内に存在するか否かなどを検出する。
状態管理サーバ40は、図3に示すように送受信部41、制御部42及び記憶部43を備えている。送受信部41は、移動体通信網30との間でデータの送受信を行う。実際には、送受信部41は移動体通信網30を介して各携帯通信端末10との間でデータの送受信を行う。
制御部42は、この状態管理サーバ40に必要とされる機能を実現するために様々な制御を実施する。簡単に言うと、制御部42は各携帯通信端末10から入力されたメッセージ(状態情報)を記憶部43に保存し、各携帯通信端末10からの問い合わせに従って、記憶部43から読み出したメッセージの内容を問い合わせ元の携帯通信端末10に送信する。制御部42については、マイクロプロセッサで所定のプログラムを実行することにより実現してもよいし、専用のハードウェア(電子回路)で構成することもできる。
図1に示す通信システムにおいて、携帯通信端末10(1)と携帯通信端末10(2)との間で音声通話あるいは電子メールを利用して通信しようとする場合の動作(通信を開始する前の動作)について図4を参照して説明する。なお、図4に示す第1の携帯通信端末及び第2の携帯通信端末は、それぞれ例えば図1における携帯通信端末10(1)及び携帯通信端末10(2)に相当する。勿論、2つの携帯通信端末10(1)、10(2)は同じ機能を備えているので逆であっても良い。
第1の携帯通信端末(携帯通信端末10(1)を第1の携帯通信端末と称する)の検知部112は、ステップS11で予め定めた動作状態を検知すると、次のステップS12の処理に進む。ステップS12では、ステータス制御部113が検知部112により検出された動作状態の通知を受け付けると、その動作状態を表す状態情報をデータ制御部114に出力し、データ制御部114がステータス制御部113から入力した状態情報を無線回路部120、アンテナ130を介して状態管理サーバ40に送信するよう制御する。検出対象の動作状態としては、例えば第1の携帯通信端末においてメールを作成中である状態や、第1の携帯通信端末が通話中である状態や、第1の携帯通信端末が無線回線の通信圏外に移動した状態などが想定される。
状態情報として第1の携帯通信端末が状態管理サーバ40に送信するメッセージには、検出された動作状態を特定するのに必要なステータス情報(例えば動作状態に対応する番号)と、送信元の第1の携帯通信端末を特定することが可能な識別情報とが含まれている。識別情報については、例えば第1の携帯通信端末に割り当てられた電話番号及び電子メールアドレスの少なくとも一方を含めればよい。また、メールを作成する場合には本文を作成する前に相手先を特定するので、このような場合には作成するメールの宛先の電子メールアドレスの情報も識別情報に付加するのが望ましい。
状態管理サーバ40の送受信部41は、ステップS13で移動体通信網30を介して第1の携帯通信端末から状態情報を受信すると次のステップS14に進み、制御部42が送受信部41により受信した状態情報を記憶部43に保存するよう制御する。なお、第1の携帯通信端末に該当する複数の携帯通信端末からそれぞれの状態情報を受信した場合には、受信した状態情報に含まれる携帯通信端末の識別情報毎に区別してそれぞれを保存する。
一方、第2の携帯通信端末(携帯通信端末10(2)を第2の携帯通信端末と称する)のユーザU2が、第1の携帯通信端末のユーザU1との間で音声通話もしくは電子メールのやりとりを希望する場合には、実際の通信に先立ってユーザU2はユーザU1を特定するための操作を行うことになる。すなわち、携帯通信端末上に設けられた電子アドレス帳を画面上で開いて、特定のユーザ、つまりユーザU1の項目を選択したり、ユーザU1の電話番号を手作業で入力したり、ユーザU1の電子メールアドレスを手作業で入力することになる。これらの操作のいずれか1つをステップS18で第2の携帯通信端末の検知部112が検出すると、第2の携帯通信端末の処理は次のステップS19に進む。
ステップS19では、第2の携帯通信端末のデータ制御部114は、検知部112からの通知を受け付けると、無線回路部120、アンテナ130を介して状態管理サーバ40と通信を行い、相手先のユーザU1の端末の動作状態に関する情報が状態管理サーバ40上に存在するかについて状態管理サーバ40に問い合わせを行う。この問い合わせの際には、データ制御部114は、相手先を特定するための識別情報、すなわちステップS18で検知部112により検出された相手の電話番号及び電子メールアドレスの少なくとも一方の情報を第2の携帯通信端末から状態管理サーバ40に送信するよう制御する。
状態管理サーバ40の制御部42は、ステップS15で第2の携帯通信端末からの問い合わせを送受信部41により受信した場合には、ステップS13で受信した第1の携帯通信端末からの状態情報が記憶部43に保存されているので、第2の携帯通信端末から受け取った相手先の識別情報と一致する状態情報を記憶部43から抽出し、次のステップS16に進む。一方、ステップS13で第1の携帯通信端末から状態情報を受信していない場合には、ステップS19の処理により第2の携帯通信端末から問い合わせがあっても、この問い合わせには応答せず、状態管理サーバ40での処理を終了するようにする(ステップS17)。
ステップS16では、状態管理サーバ40の制御部42は、記憶部43から読み出した第1の携帯通信端末からの状態情報の内容を問い合わせ元の第2の携帯通信端末に送信する送受信部41を制御する。
状態管理サーバ40が問い合わせに対して状態情報を返した場合には、第2の携帯通信端末はステップS20からステップS21に進み、無線回路部120によりアンテナ130を介してこの状態情報を受信する。そして、第2の携帯通信端末のデータ制御部114は、次のステップS22で、受信した状態情報の内容を表示部180に表示し、相手先の状態をユーザU2に通知する。従って、ユーザU2は相手先のユーザU1に対して電話をかける前、あるいは電子メールを送信する前にユーザU1側の状況を把握することができ、これにより従来よりも円滑なコミュニケーションが可能になる。
なお、ユーザU1の送信した状態情報の中に、作成中の電子メールの宛先を特定する情報が含まれている場合には、状態管理サーバ40上で、あるいは第2の携帯通信端末上でこの宛先がユーザU2と一致するか否かを識別してその結果を反映するように制御しても良い。
例えば、ユーザAとユーザBとの間で電子メールのやりとりを行おうとする場合には、図5に示すような動作になる。図5に示す例では、最初にユーザAがメール作成を開始した時点で、「メール作成中」を表す状態情報がユーザAの端末から状態管理サーバ40に送られる。そして、この後でユーザBがユーザA宛のメール作成を開始するために宛先の「ユーザA」を選択などにより特定すると、この時点でユーザBの端末は図4のステップS19の処理に進み、状態管理サーバ40に対してユーザAに関する問い合わせを実施する。そして、「メール作成中」を表す状態情報が状態管理サーバ40からユーザBの端末に送信される。従って、ユーザBはメールの本文の作成を開始する前にユーザAが「メール作成中」であることを認識できる。その結果、ユーザBは自分のメール作成を中止してユーザAからのメールが届くまで待機する。そして、ユーザBはユーザAが発信したメールを読んでからその内容を反映したメールを作成し、このメールをユーザAに対して送信する。
従って、図6に示す従来の動作のように、既に作成したメールの修正や再編集をする必要がなくなるので、電子メールを用いて必要最小限の労力で円滑にユーザAとユーザBとの間のコミュニケーションを進めることができる。
(第2の実施の形態)
本発明を実施する通信システムのもう1つの実施の形態について図7〜図9を参照しながら説明する。図7は状態情報のメッセージを状態管理サーバに送信するための携帯通信端末の動作例を示すフローチャートである。図8は状態管理サーバの動作例を示すフローチャートである。図9は状態情報のメッセージを状態管理サーバから取得するための携帯通信端末の動作例を示すフローチャートである。
本発明を実施する通信システムのもう1つの実施の形態について図7〜図9を参照しながら説明する。図7は状態情報のメッセージを状態管理サーバに送信するための携帯通信端末の動作例を示すフローチャートである。図8は状態管理サーバの動作例を示すフローチャートである。図9は状態情報のメッセージを状態管理サーバから取得するための携帯通信端末の動作例を示すフローチャートである。
この形態は第1の実施の形態の変形例であり、通信システムを構成する各要素の構成及び基本的な動作については第1の実施の形態と同様であり、各携帯通信端末の詳細な動作及び状態管理サーバの詳細な動作が変更されている。変更された部分のみについて以下に説明する。
第1の携帯通信端末(10(1))は、図7に示すように、データ入力装置170による入力操作を受け付けて自局におけるメール作成が開始されると、ステップS32で検知部112がデータ入力装置170による入力操作を受け付けたことを検知して、「メール作成中」であることを感知する。検知部112が検知するデータ入力装置による入力操作の例としては、メール作成用の編集モードに切り替えるためのユーザの入力操作、あるいは、メール作成時にユーザがメールアドレスを入力したときの入力操作(アドレス帳から選択したメールアドレスを入力するものも含む)など、メール編集用アプリケーションを利用したユーザによるメールの編集操作が挙げられ、ステータス制御部113は検知部112が上述の編集操作を検知したときに「メール作成中」という状態情報を作成する。
次のステップS33では、データ制御部114は、「メール作成中」であることを示す状態情報を状態管理サーバ40に送信しても良いか否かをユーザに確認するために、表示部180に確認用のメッセージ(「メール作成中」を送信しても良いですか)を表示して自局のユーザに確認を求める。その後、ステップS34において、データ制御部114は、この確認用のメッセージに対するユーザから許可の入力操作をデータ入力装置170により受け付けた場合、あるいはユーザから拒否の入力操作を所定時間受け付けてない場合には、ステップS34からステップS35に進み、「メール作成中」であることを示す状態情報を無線回路部120、アンテナ130を介して状態管理サーバ40に送信する。この状態情報には、第1の携帯通信端末を特定するための識別情報を含める。一方、ステップS34において、データ制御部114は、確認用のメッセージに対するユーザから拒否の入力操作をデータ入力装置170により受け付けた場合、「メール作成中」であることを示す状態情報を状態管理サーバ40に送信せず、処理を終了する。
状態管理サーバ40の制御部42は、図8に示すステップS36で第1の携帯通信端末からの識別情報を送受信部41により受信すると、この識別情報を記憶部43に保存する。すなわち、「第1の携帯通信端末がメールを作成中」を表す状態情報を保存する。
そして、状態管理サーバ40の制御部42は、ステップS38において、第2の携帯通信端末(10(2))から第1の携帯通信端末に関する問い合わせを受信した場合には、次のステップS39で「第1の携帯通信端末がメールを作成中」を表す状態情報を第2の携帯通信端末に送信するよう送受信部41を制御する。
第2の携帯通信端末(10(2))のデータ制御部113は、図9に示すステップS41で自局のユーザから第1の携帯通信端末を表すメールアドレスが入力されたことを検知部112により検出すると、次のステップS42で「第1の携帯通信端末がメールを作成中」を表す状態情報が保存されているか否かを、無線回路部120、アンテナ130を介して状態管理サーバ40に対して問い合わせる。ステップS41で自局のユーザから第1の携帯通信端末を表すメールアドレスが入力されたことを検出したときに、ステップS42で状態管理サーバ40に対して問い合わせをすることにより、第1の携帯通信端末ユーザは、連絡を取りたい第2の携帯通信端末ユーザの状況を、連絡を取ろうと操作を行ったまさにそのときに、知ることができるため、リアルタイムで第2の携帯通信端末ユーザの状況を把握して、より円滑に第2の携帯通信端末ユーザとのコミュニケーションを進めることができる。
この問い合わせに対して状態管理サーバ40から第2の携帯通信端末に応答があった場合には、ステップS43からステップS44に進み、無線回路部120はアンテナ130を介して状態管理サーバ40からの状態情報を受信する。そして、データ制御部114は、その受信した状態情報の内容、すなわち「第1の携帯通信端末がメールを作成中」をステップS45で第2の携帯通信端末の表示部180に表示してユーザに通知する。
(第3の実施の形態)
本発明を実施する通信システムのもう1つの実施の形態について図10〜図12を参照しながら説明する。図10は携帯通信端末に設けられたアドレス帳の登録内容を修正する場合に表示される画面の内容の具体例を示す正面図である。図11は状態情報のメッセージを状態管理サーバに送信するための携帯通信端末の動作例を示すフローチャートである。図12はメール作成時に表示される確認画面の具体例を示す正面図である。
本発明を実施する通信システムのもう1つの実施の形態について図10〜図12を参照しながら説明する。図10は携帯通信端末に設けられたアドレス帳の登録内容を修正する場合に表示される画面の内容の具体例を示す正面図である。図11は状態情報のメッセージを状態管理サーバに送信するための携帯通信端末の動作例を示すフローチャートである。図12はメール作成時に表示される確認画面の具体例を示す正面図である。
この形態は第1の実施の形態の変形例であり、通信システムを構成する各要素の構成及び基本的な動作については第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様であり、各携帯通信端末の詳細な動作及び状態管理サーバの詳細な動作が変更されている。変更された部分のみについて以下に説明する。
この形態では、多数の相手先を管理するために携帯通信端末10の記憶部160上に設けられたアドレス帳に相手先毎に氏名、電話番号、メールアドレス、通知メール送信可否、作成通知用メッセージ及び作成中断通知用メッセージの情報を登録することができる。従って、このアドレス帳の内容を編集したり修正する場合には、例えば図10に示すような画面が表示される。
図10の表示領域P11、P12、P13、P14、P15及びP16は、それぞれアドレス帳上の特定の相手先に関する氏名、電話番号、メールアドレス、通知メール送信可否、作成通知用メッセージ及び作成中断通知用メッセージの情報を表している。
この形態では、前述の第1の携帯通信端末は図11に示す処理を実行する。
第1の携帯通信端末上でユーザの入力操作によりメール作成が開始されると第1の携帯通信端末の処理は図11のステップS51に進む。そして、作成するメールの宛先を表すメールアドレスがユーザの選択もしくは入力によって指定されると、自局宛の受信メールの有無を状態管理サーバ40に問い合わせ、次のステップS52に進む。
ステップS52では、自局のアドレス帳の内容を参照し、ステップS51で指定された宛先のメールアドレスの相手先の情報の中で、通知メール送信可否の項目(図10のP14)が「yes」か否かを調べ、「yes」であれば次のステップS53に進み、「no」であればステップS56に進む。
ステップS53では、例えば図12に示すように「メール作成中」を表す情報を相手先に通知しても良いかどうかを確認するメッセージ(確認Window)を画面上に表示してユーザからの入力を待つ。
確認Windowでユーザが「yes」の選択入力を行ったことを検出すると、ステップS54からステップS55に進み、「通知メール1」(第1の状態)を状態管理サーバ40に対して送信する。この「通知メール1」は前述の状態情報に相当するものであり、自局の識別情報と、ステップS51で特定された相手先のメールアドレスと、アドレス帳の領域P15に記述されたメッセージ(図10の例では「ただいまメール作成中です。」)とが含まれた情報である。
ステップS56で第1の携帯通信端末のユーザが送信しようとするメールの本文の編集が開始される。従って、メールの本文の編集を開始する前に、「メール作成中」を表す情報が「通知メール1」として先に状態管理サーバ40に送信される。
ところで、ステップS56でメールの本文の編集を開始した後、何らかの理由でこのユーザがメールの作成を中断する場合がある。ステップS57では、入力操作の監視によりメール本文の編集中にこの編集動作が中止されたか否かを識別する。
メール本文の編集が中止されたことを検出した場合には、ステップS57からステップS58に進む。そして、第1の携帯通信端末は「通知メール2」(第2の状態)を状態管理サーバ40に対して送信する。この「通知メール2」は、「通知メール1」のキャンセルを表すものであり、自局の識別情報と、ステップS51で特定された相手先のメールアドレスと、アドレス帳の領域P16に記述されたメッセージ(図10の例では「メール作成を中断しました。」)とが含まれた情報である。
編集の中断がなく、メール本文の編集が完了した場合には、ステップS57からステップS59に進む。そして、作成したステップS51で特定された相手先に対するメールとして移動体通信網30上のメールサーバ(図示せず)に送信する。このメールについては一般的なメールであり従来からある手順に従って第2の携帯通信端末に届けられる。
従って、この形態ではメールの作成を途中で中断した場合であっても、その状況を相手先がすぐに把握することができるので、メールを利用して通信する場合により円滑なコミュニケーションが可能になる。
(第4の実施の形態)
本発明を実施する通信システムのもう1つの実施の形態について図13〜図15を参照しながら説明する。図13は状態情報のメッセージを状態管理サーバに送信するための携帯通信端末の動作例を示すフローチャートである。図14は状態管理サーバの動作例を示すフローチャートである。図15は状態情報のメッセージを状態管理サーバから取得するための携帯通信端末の動作例を示すフローチャートである。
本発明を実施する通信システムのもう1つの実施の形態について図13〜図15を参照しながら説明する。図13は状態情報のメッセージを状態管理サーバに送信するための携帯通信端末の動作例を示すフローチャートである。図14は状態管理サーバの動作例を示すフローチャートである。図15は状態情報のメッセージを状態管理サーバから取得するための携帯通信端末の動作例を示すフローチャートである。
この形態は第1の実施の形態の変形例であり、通信システムを構成する各要素の構成及び基本的な動作については第1の実施の形態と同様であり、各携帯通信端末の詳細な動作及び状態管理サーバの詳細な動作が変更されている。変更された部分のみについて以下に説明する。
この形態では、前述の第1の携帯通信端末は、図13に示すような制御を実施する。すなわち、ステップS71で、第1の携帯通信端末自局において電源を遮断するための入力操作をデータ入力装置170により受け付けたり、あるいは、電源供給部150からの電力供給量がある一定量以下になると、第1の携帯通信端末の検知部112は、ステップS72においてその入力操作を受け付けたこと、あるいは、電力供給量が一定量以下になったことを検知、すなわち、第1の携帯通信端末の電源が遮断される直前であるという動作状態を検知する。ステータス制御部113がその動作状態の通知を検知部112から受け付け、その動作状態を表す状態情報「第1の携帯通信端末の電源がオフである」をデータ制御部114に出力すると、データ制御部114は、実際に電源が遮断されてしまう前に、ステップ73で、ステータス制御部113から入力した状態情報「第1の携帯通信端末の電源がオフである」を無線回路部120、アンテナ130を介して状態管理サーバ40に送信するよう制御する。この状態情報には、自局を特定するための識別情報(電話番号やメールアドレス)が含まれている。
状態管理サーバ40の制御部42は、図14のステップS74で第1の携帯通信端末からの状態情報を受信すると、ステップS75の処理に進み「第1の携帯通信端末の電源がオフ」であることを示す情報を記憶部43に保存する。
そして、状態管理サーバ40の制御部42は、第2の携帯通信端末から状態管理サーバ40に対して問い合わせがあった場合には、状態管理サーバ40の処理はステップS76からステップS77に進み、記憶部43から読み出した情報、すなわち「第1の携帯通信端末の電源がオフ」であることを示す情報を問い合わせ元の第2の携帯通信端末に送信する。
第2の携帯通信端末は、図15のステップS79でユーザからの入力操作によって相手先(第1の携帯通信端末)のメールアドレスもしくは電話番号が特定されると、次のステップS80に進み、「第1の携帯通信端末の電源がオフ」であることを示す情報が状態管理サーバ40に保存されているか否かを問い合わせる。
問い合わせに対して状態管理サーバ40からの応答があった場合には、第2の携帯通信端末の処理はステップS81からステップS82に進み、状態管理サーバ40からの状態情報(「第1の携帯通信端末の電源がオフ」)を受信する。そして、受信した内容をステップS83で画面に表示しユーザに通知する。
従って、この形態では第2の携帯通信端末のユーザは、第1の携帯通信端末に対して電話をかけるかあるいは第1の携帯通信端末宛のメール作成を開始する前に、第1の携帯通信端末の電源がオフであり通信ができないことを把握できる。
(第5の実施の形態)
本発明を実施する通信システムのもう1つの実施の形態について図16を参照しながら説明する。図16は状態情報のメッセージを状態管理サーバに送信するための携帯通信端末の動作例を示すフローチャートである。
本発明を実施する通信システムのもう1つの実施の形態について図16を参照しながら説明する。図16は状態情報のメッセージを状態管理サーバに送信するための携帯通信端末の動作例を示すフローチャートである。
この形態は第1の実施の形態の変形例であり、通信システムを構成する各要素の構成及び基本的な動作については第1の実施の形態と同様であり、各携帯通信端末の詳細な動作及び状態管理サーバの詳細な動作が変更されている。変更された部分のみについて以下に説明する。
この形態では、前述の第1の携帯通信端末は図16に示す処理を実行する。図16のステップS91で自局の音声通話が開始されると、第1の携帯通信端末は自局が通話中であることを感知する(S92)。具体的には、例えば第1の携帯通信端末がユーザの入力操作によってオフフック状態になった場合を通話中として認識すればよい。
次のステップS93では、第1の携帯通信端末が通話中であることを示す状態情報を状態管理サーバ40に対して送信する。この状態情報には第1の携帯通信端末を特定可能な識別情報、例えば電話番号が含まれる。
また、状態情報を送信する前に確認を必要とするモードになっている場合には、ステップS93では状態情報を送信せず、所定のメッセージを画面に表示してユーザに送信可否の確認を求める。そして、ユーザが許可を示す入力操作を行った場合には、ステップS94からステップS95に進み、第1の携帯通信端末が通話中であることを示す状態情報を状態管理サーバ40に対して送信する。この状態情報には第1の携帯通信端末を特定可能な識別情報、例えば電話番号が含まれる。
第2の携帯通信端末(10(2))は、自局のユーザから第1の携帯通信端末を表す電話番号が入力されり、アドレス帳から第1の携帯通信端末の電話番号が選択されたり、あるいは、発着信履歴から第1の携帯通信端末ユーザに関する履歴情報が選択されことを検出すると、「第1の携帯通信端末が通話中」を表す状態情報が保存されているか否かを状態管理サーバ40に対して問い合わせる。自局のユーザから第1の携帯通信端末を表す電話番号(およびそれを特定する情報)が入力されたことを検出したときに、状態管理サーバ40に対して問い合わせをすることにより、第1の携帯通信端末ユーザは、連絡を取りたい第2の携帯通信端末ユーザの状況を、連絡を取ろうと操作を行ったまさにそのときに、知ることができるため、リアルタイムで第2の携帯通信端末ユーザの状況を把握して、より円滑に第2の携帯通信端末ユーザとのコミュニケーションを進めることができる。
この問い合わせに対して状態管理サーバ40から第2の携帯通信端末に応答があった場合には、状態管理サーバ40からの状態情報を受信する。そして、受信した状態情報の内容、すなわち「第1の携帯通信端末が通話中」を第2の携帯通信端末の画面に表示してユーザに通知する。この形態では、第2の携帯通信端末のユーザは、第1の携帯通信端末に対して電話をかける前に、第1の携帯通信端末が通話中であり通話はできないことを把握することができる。
(第6の実施の形態)
本発明を実施する通信システムのもう1つの実施の形態について図17を参照しながら説明する。図17は状態情報のメッセージを状態管理サーバに送信するための携帯通信端末の動作例を示すフローチャートである。
本発明を実施する通信システムのもう1つの実施の形態について図17を参照しながら説明する。図17は状態情報のメッセージを状態管理サーバに送信するための携帯通信端末の動作例を示すフローチャートである。
この形態は第1の実施の形態の変形例であり、通信システムを構成する各要素の構成及び基本的な動作については第1の実施の形態と同様であり、各携帯通信端末の詳細な動作及び状態管理サーバの詳細な動作が変更されている。変更された部分のみについて以下に説明する。
この形態では、前述の第1の携帯通信端末は図17に示す処理を実行する。すなわち、第1の携帯通信端末に関し機能が制限された状態、あるいはすぐには通信できないことが想定される状態を検出した場合に、それを契機として状態情報のメッセージを状態管理サーバ40に送る。
ステップS101では、第1の携帯通信端末の受信電界強度を予め定めた閾値と比較して状態を識別する。すなわち無線通信のできない通信圏外に移動したか否かを識別する。そして、通信圏外であればステップS102に進み、「通信圏外」であることを示すメッセージ(状態情報)を状態管理サーバ40に送信する。この状態情報には第1の携帯通信端末を特定可能な識別情報、例えば電話番号が含まれる。
なお、「通信圏外」になった場合、すぐにはメッセージを送信できないが、第1の携帯通信端末の移動に伴って再び通信圏内に入ればメッセージを送信できる。従って、実際には、「通信圏外」レベルよりも受信電界強度が低い状態から所定の閾値(例えば「通信圏外」レベルの98%)を超えた時点で状態管理サーバ40に対するメッセージの送信を試みるように制御すればよい。
ステップS103では、電源供給部150が出力する電圧を所定の閾値と比較することにより、バッテリーの残量が異常に低下したか否かを識別し、残量低下を検出した場合には次のステップS104で「電池切れ」であることを示すメッセージ(状態情報)を状態管理サーバ40に送信する。この状態情報には第1の携帯通信端末を特定可能な識別情報、例えば電話番号が含まれる。
なお、メッセージの送信ができなくなる前にバッテリーの残量低下を検出してメッセージを送信するのが望ましいが、メッセージを送信する前に送信不可能な状態になった場合には、バッテリーの交換や充電が行われて電圧が回復した時点で、「過去に電池切れであった」ことを示すメッセージを送信すればよい。
ステップS105では、第1の携帯通信端末のユーザの操作により電源遮断のボタン操作が行われたか否かを識別する。電源遮断のボタン操作が行われたことを検出した場合には、実際に電源が遮断される前に、次のステップS106に進み「電源オフ」であることを示すメッセージ(状態情報)を状態管理サーバ40に送信する。この状態情報には第1の携帯通信端末を特定可能な識別情報、例えば電話番号が含まれる。
ステップS107では、第1の携帯通信端末のユーザの操作により「ドライブモード」に切り替わったか否かを識別する。「ドライブモード」は自動車などの運転時に適したモードであり、一般的には着信音の出力を遮断したり、着信時に「運転中のため電話にでられません」のような応答メッセージを出力する。この形態では、「ドライブモード」であることを検出すると、ステップS108に進み「ドライブモード」であることを示すメッセージ(状態情報)を状態管理サーバ40に送信する。この状態情報には第1の携帯通信端末を特定可能な識別情報、例えば電話番号が含まれる。
ステップS109では、第1の携帯通信端末のユーザの操作により「マナーモード」に切り替わったか否かを識別する。「マナーモード」は公共施設内などで端末を使用するのに適したモードであり、一般的には周囲の人に配慮して着信音などの出力を抑制する。この形態では、「マナーモード」であることを検出すると、ステップS109に進み「マナーモード」であることを示すメッセージ(状態情報)を状態管理サーバ40に送信する。この状態情報には第1の携帯通信端末を特定可能な識別情報、例えば電話番号が含まれる。
ステップS111では、第1の携帯通信端末の受信した電子メールを保存するための記憶部160上の記憶領域(メールボックス)の空き領域の大きさを予め定めた閾値と比較して、所定以上に空きが減少したか否かを識別する。メールボックスの空きが減少したことを検出すると、ステップS112に進み「受信メールのメモリがfull」を示すメッセージ(状態情報)を状態管理サーバ40に送信する。この状態情報には第1の携帯通信端末を特定可能な識別情報、例えば電話番号が含まれる。
ステップS113では、第1の携帯通信端末が放置状態か否かを識別する。例えば、第1の携帯通信端末におけるユーザからの入力操作の有無を監視して、予め定めた時間以上に渡ってユーザからの入力操作がないことを検出した場合には自局が放置状態であるものとみなす。そして、放置状態であることを検出した場合にはステップS114に進み、「放置状態」であることを示すメッセージ(状態情報)を状態管理サーバ40に送信する。この状態情報には第1の携帯通信端末を特定可能な識別情報、例えば電話番号が含まれる。
一方、各ステップS101、S103、S105、S107、S109、S111、S113で検出されたそれぞれの制限状態から通常の動作状態に回復したことを検出した場合には、ステップS115からS116に進み、「制限状態から回復した」ことを示すメッセージ(状態情報)を状態管理サーバ40に送信する。この状態情報には第1の携帯通信端末を特定可能な識別情報、例えば電話番号が含まれる。
いずれにしても、第1の携帯通信端末の動作状態を示す状態情報は状態管理サーバ40に転送されて保存され、第2の携帯通信端末のユーザが第1の携帯通信端末に対して電話をかけるかあるいは電子メールを送信しようとする場合には、第1の携帯通信端末を特定する操作が行われたことを契機として第2の携帯通信端末が状態管理サーバ40から第1の携帯通信端末の状態情報を取得するので、第2の携帯通信端末のユーザは電話をかける前、あるいは電子メールの作成を開始する前に第1の携帯通信端末の動作状態を把握することができる。なお、ステップS101、S103、S105、S107、S109、S111、S113で述べた処理のうちの、いずれか1つまたはこれらの組み合わせにより、本発明の通信システムを実施する形態としても良い。
なお、前述の複数の実施の形態の制御を組み合わせて本発明を実施してもよい。
本発明の通信システム、携帯通信端末、サーバおよび通信方法を携帯電話システムなどに適用することにより、各端末のユーザは実際に相手に電話をかける前に、あるいは電子メールの作成を行う前に相手先の状況を把握することが可能になるので、より円滑なコミュニケーションが可能になる。また、状態情報は状態管理サーバ上に保存されるので各端末が回線と常時接続されている必要はなく、通信料金の高い無線回線を利用する通信システム適用することにより高い効果が期待できる。
10(1)、10(2) 携帯通信端末
20(1)、20(2) 無線基地局
30 移動体通信網
40 状態管理サーバ
41 送受信部
42 制御部
43 記憶部
110 制御部
111 音声制御部
112 検知部
113 ステータス制御部
114 データ制御部
115 電界強度判定部
120 無線回路部
130 アンテナ
140 音声入出力装置
150 電源供給部
160 記憶部
170 データ入力装置
180 表示部
20(1)、20(2) 無線基地局
30 移動体通信網
40 状態管理サーバ
41 送受信部
42 制御部
43 記憶部
110 制御部
111 音声制御部
112 検知部
113 ステータス制御部
114 データ制御部
115 電界強度判定部
120 無線回路部
130 アンテナ
140 音声入出力装置
150 電源供給部
160 記憶部
170 データ入力装置
180 表示部
Claims (21)
- 第1の携帯通信端末と、第2の携帯通信端末と、前記第1の携帯通信端末と前記第2の携帯通信端末それぞれの間で通信可能なサーバと、を備える通信システムであって、
前記第1の携帯通信端末は、予め設定された条件を満たす前記第1の携帯通信端末の動作状態を検出する検出部と、前記検出部により検出した動作状態を表す状態情報を前記サーバに送信する送信部と、を有し、
前記サーバは、前記第1の携帯通信端末から受信した状態情報を、前記第1の携帯通信端末に対応させて記憶する記憶部を有し、
前記第2の携帯通信端末は、少なくとも、前記第1の携帯通信端末に発呼する前、または、前記第1の携帯通信端末に電子メールを送信する前に、前記第1の携帯通信端末に対応する状態情報を前記サーバから受信する受信部を有する、
通信システム。 - 請求項1に記載の通信システムであって、
前記第2の携帯通信端末は、少なくとも、通信先として前記第1の携帯通信端末の電話番号が設定されたとき、または、通信先として前記第1の携帯通信端末のメールアドレスが設定されたときに、前記第1の携帯通信端末に対応する状態情報を前記サーバから受信する受信部を有する、
通信システム。 - 請求項1または2に記載の通信システムであって、
前記第1の携帯通信端末の送信部は、前記検出部により検出した動作状態を表す状態情報と、前記第1の携帯通信端末に割り当てられた識別情報と、を前記サーバに送信し、
前記サーバの記憶部は、前記第1の携帯通信端末から受信した状態情報を、前記第1の携帯通信端末から受信した識別情報に対応させて記憶し、
前記第2の携帯通信端末の受信部は、前記第1の携帯通信端末に割り当てられた識別情報に対応する状態情報を前記サーバから受信する、
通信システム。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の通信システムであって、
前記第1の携帯通信端末の動作状態は、前記第1の携帯通信端末が前記第2の携帯通信端末との通信に関する処理を行っている状態である通信システム。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の通信システムであって、
前記第1の携帯通信端末の動作状態は、前記第1の携帯通信端末の機能が制限されている状態である通信システム。 - 請求項4に記載の通信システムであって、
前記第1の携帯通信端末の動作状態は、前記第1の携帯通信端末が前記第2の携帯通信端末へ送信用の電子メールを生成する処理を行っている第1の状態である通信システム。 - 請求項6に記載の通信システムであって、
前記第1の携帯通信端末の動作状態は、前記第1の携帯通信端末が前記送信用の電子メールを生成する処理を中断した第2の状態であり、
前記第1の携帯通信端末は、前記送信部が、前記検出部により検出した第1の状態を表す状態情報を前記サーバに送信した後に、前記検出部により前記第2の状態を検出した場合、前記第2の状態を表す状態情報を前記サーバに送信する通信システム。 - 請求項5に記載の通信システムであって、
前記第1の携帯通信端末の動作状態は、前記第1の携帯通信端末が前記サーバとの通信に利用する電波を所定の閾値以下の電界強度で受信している状態である通信システム。 - 請求項5に記載の通信システムであって、
前記第1の携帯通信端末の動作状態は、前記第1の携帯通信端末が所定の残量以下の電源電力により動作している状態、または、前記第1の携帯通信端末が電力供給を停止するための処理を行っている状態、である通信システム。 - 請求項5に記載の通信システムであって、
前記第1の携帯通信端末の動作状態は、前記第1の携帯通信端末が所定の容量以上のデータを記憶している状態である通信システム。 - 請求項5に記載の通信システムであって、
前記第1の携帯通信端末の動作状態は、前記第1の携帯通信端末が通話するための処理を行っている状態である通信システム。 - 請求項5に記載の通信システムであって、
前記第1の携帯通信端末の動作状態は、前記第1の携帯通信端末への入力操作がなされていない状態が所定の時間経過している状態である通信システム。 - 請求項5に記載の通信システムであって、
前記第1の携帯通信端末の動作状態は、前記第1の携帯通信端末ドライブモードに設定されている状態である通信システム。 - 請求項5に記載の通信システムであって、
前記第1の携帯通信端末の動作状態は、前記第1の携帯通信端末がマナーモードに設定されている状態である通信システム。 - 第1の携帯通信端末に発呼する前に、または、第1の携帯通信端末に電子メールを送信する前に、携帯通信端末の機能が制限されている状態情報を記憶するサーバへ、前記1の携帯通信端末の機能が制限されている状態情報の記憶の有無を確認する問い合わせを行う送信部と、前記状態情報を前記サーバから受信する受信部と、を備えた携帯通信端末。
- 請求項15に記載の携帯通信端末であって、
端末の機能が制限されている状態を検出する検出部と、前記検出部により検出した状態を表す状態情報をサーバーへ送信する送信部と、を備えた携帯通信端末。 - 第1の携帯通信端末に発呼する前に、または、第1の携帯通信端末に電子メールを送信する前に、携帯通信端末の通信に関する処理を行っている状態情報を記憶するサーバへ、前記1の携帯通信端末の通信に関する処理を行っている状態情報の記憶の有無を確認する問い合わせを行う送信部と、前記状態情報を前記サーバから受信する受信部と、を備えた携帯通信端末。
- 請求項17に記載の携帯通信端末であって、
通信に関する処理を行っている状態を検出する検出部と、前記検出部により検出した状態を表す状態情報をサーバーへ送信する送信部と、を備えた携帯通信端末。 - 第1の携帯通信端末から受信した前記第1の携帯通信端末の機能が制限されている状態情報を記憶する記憶部と、
第2の携帯通信端末が前記第1の携帯通信端末に発呼する前、または、前記第1の携帯通信端末に電子メールを送信する前に、前記第2の携帯通信端末から受信した前記状態情報の有無を確認する問い合わせを受信する受信部と、
前記状態情報が記憶されているときに、
前記状態情報を前記第2の携帯通信端末に送信する送信部と、
を備えたサーバー。 - 第1の携帯通信端末から受信した前記第1の携帯通信端末の通信に関する処理を行っている状態情報を記憶する記憶部と、
第2の携帯通信端末が前記第1の携帯通信端末に発呼する前、または、前記第1の携帯通信端末に電子メールを送信する前に、前記第2の携帯通信端末から受信した前記状態情報の有無を確認する問い合わせを受信する受信部と、
前記状態情報が記憶されているときに、
前記状態情報を前記第2の携帯通信端末に送信する送信部と、
を備えたサーバー。 - 第1の携帯通信端末と、第2の携帯通信端末と、前記第1の携帯通信端末と前記第2の携帯通信端末それぞれの間で通信可能なサーバと、を備える通信方法であって、
前記第1の携帯通信端末は、予め設定された条件を満たす前記第1の携帯通信端末の動作状態を検出する検出手順と、前記検出手順により検出した動作状態を表す状態情報を前記サーバに送信する送信手順と、を有し、
前記サーバは、前記第1の携帯通信端末から受信した状態情報を、前記第1の携帯通信端末に対応させて記憶する記憶手順を有し、
前記第2の携帯通信端末は、少なくとも、前記第1の携帯通信端末に発呼する前、または、前記第1の携帯通信端末に電子メールを送信する前に、前記第1の携帯通信端末に対応する状態情報を前記サーバから受信する受信手順を有する、
通信方法。
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