JP4026681B2 - 携帯通信端末機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、盗聴器又は盗撮器から発信される電波を検知する機能を有する携帯通信端末機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年における通信技術の発達に伴い、携帯通信端末機が広く普及するようになっている。特に携帯電話等の携帯通信端末機は電波の届く範囲ならば、どのような場所であっても使用することができるので非常に便利である。
【0003】
しかしながら、電波の届く範囲であっても携帯通信端末機の使用が適切ではなく問題となる場合がある。第1はマナーの上で問題となる場合であって、第2は盗聴又は盗撮をされる可能性があるため問題となる場合である。
【0004】
第1の問題点であるマナーの上での問題とは、具体的には例えば劇場、映画館、会議室、電車やバス等のように、周囲の人に迷惑をかけることとなるような場所における通話である。このような問題点に対しては、特開2001−45563の公報に記載されているように、着信者が劇場、映画館、会議室等にいるときには、基地局が相手方端末に代理で応答するようにした技術がある。
【0005】
また第2の問題点である盗聴又は盗撮の問題に対しては、特開2001−24783、特開平9−139768、特開平9−275446、及び実用新案登録3078463の各公報に記載されているように、通信機が盗聴器又は盗撮器の発信する電波を検知して、電波強度をレベルごとに知らせて警報を発するようにしたり、電波の発信源方向を表示するようにした技術等がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記盗聴器又は盗撮器に対する従来の技術では、着信側が盗聴又は盗撮される可能性がある場合であっても、そのような状況を発信側では検知することができないので、発信側から通話を開始すると着信側で盗聴又は盗撮をされてしまうことがある。
【0007】
また周囲に盗聴器又は盗撮器が存在することを検知して使用者が主電源をOFFにしておく対処法があるが、このように対処した場合に上記の従来技術のように基地局が発信側端末に代理で応答するようにしたとしても、その間は緊急の用事の着信があっても応答することができず、携帯通信端末機としての本来の役割を果たし得ないといった不具合がある。
【0008】
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、携帯通信端末機による通話が盗聴又は盗撮される可能性がある場合には、その携帯通信端末機の使用者本人のみならず相手方にもそのような状況にあることを認識させて、盗聴又は盗撮されることを確実に防止することができる携帯通信端末機を提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明による携帯通信端末機は、通話中又は通話の着信があったときに、盗聴器から発信された盗聴用電波を検知した場合は、前記着信に係る通話を継続すると共に当該通話が盗聴されるおそれがあることを知らせる警告を相手方通信端末機に発信することを特徴としたものである。
【0010】
このような携帯通信端末機によれば、通話が盗聴又は盗撮されるおそれがある状況にあることを、携帯通信端末機の使用者本人と相手方の両者が認識することができるので、通話を直ちに中止したり、通話を継続する場合であっても盗聴又は盗撮されると困るような事項についての会話を避けるようにする等の対処をとり得るようにして、通話内容が盗聴又は盗撮されることを確実に防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1ないし図4は、本発明による携帯通信端末機の第1の実施の形態について説明するために参照する図である。
【0012】
まず図1を参照して、本実施の形態に係る携帯通信端末機2の構成について説明する。この携帯通信端末機2は、アンテナ4、制御部6、通話手段8と、制御部6に盗聴器又は盗撮器の発信する電波を検知したか否かの信号を出力する盗聴・盗撮用電波検知手段10、及び通話が盗聴又は盗撮されるおそれがあることを知らせる警告を相手方通信端末機に発信する警告発信手段12により構成されている。
【0013】
特に通話手段8が動作している場合であっても、盗聴・盗撮用電波検知手段10は、制御部6の管理の下で、通話手段8の動作と併行して、盗聴器又は盗撮器の発信する電波を検知したか否かの信号を出力処理することができるようになっている。
【0014】
本実施の形態に係る携帯通信端末機2の動作について、図2及び図3のフローチャートに基づいて説明する。
【0015】
図2に示すフローチャートは、制御部6の動作におけるメインルーチンであって、主に制御部6が通話手段8を制御する場合のものである。図3に示すフローチャートは、図2のメインルーチンに対するサブルーチンであって、盗聴・盗撮用電波探知手段10が盗聴器又は盗撮器の発信する電波を検知しているか否かによって、警告発信手段12に警告及び警告解除を発信するか否かの指示をする場合のものである。
【0016】
図2のメインルーチンにおいて、待ち受け状態から通話の着信又は発信操作があった場合には(ステップS1又はS2のYES)、図3に示すサブルーチンを起動する(ステップS4)。
【0017】
図3のサブルーチンは、図2のメインルーチンからの指示を受けて起動するが、その後においてはメインルーチンとは独立に動作して終了する。そのため、前回の通話においてサブルーチンが起動し、通話の処理が終了した後においてもサブルーチンは動作し続ける場合があり、このような状態で次の着信を受けることがある。
【0018】
したがって通話の着信又は発信操作があったときに、サブルーチンが動作しているような場合もあり得るため、メインルーチンにおいてサブルーチンが動作しているか否かの判断を行い(ステップS3)、サブルーチンの動作中における通話の着信又は発信操作の回数を変数Mによって管理するようにする(ステップS5及びS6)。
【0019】
またサブルーチンにおいては、変数Mの値が変更されたか否かの判断をするために、この変数Mと比較する(図3中、ステップSS15)ための変数Nを用いる。
【0020】
メインルーチンの指示を受けてサブルーチンは起動すると、まず変数Nを初期化するとともに、警告又は警告解除を発信するか否かの判断に用いられる変数P及び変数Qの初期化をする(図3中、ステップSS1)。
【0021】
ここで変数Pは、盗聴・盗撮用電波検知手段10が盗聴器又は盗撮器の発信する電波を受信しているか否かの状態を表し、受信している場合には「1」の値を、受信していない場合には「0」の値をとるものとする。
【0022】
また変数Qは、後述するように一定時間後に盗聴・盗撮用電波検知手段10が盗聴器又は盗撮器の発信する電波を受信しているか否かの信号を制御部6が読み込んだときに、変数Pの値が変り得るので、この値を保持しておき、変数Pの値が変更されたか否かの比較判断をする(ステップSS7)ときに用いられるものである。
【0023】
盗聴・盗撮用電波探知手段10は、盗聴器又は盗撮器の発信する電波を検知しているか否かの信号を出力し、制御部6がこれを読み取るようになっている(ステップSS4)。
【0024】
この信号が、盗聴器又は盗撮器の発信する電波を受信しているとの信号である場合には、変数Pには、盗聴器又は盗撮器の発信する電波を検知していることを表す「1」が代入される(ステップSS6)。そしてステップSS7及びSS8を経た後ステップSS12において、携帯通信端末機2の使用者本人に警告を発するとともに、相手方に警告発信するよう警告発信手段12に指示するようになっている。
【0025】
携帯通信端末機2の使用者本人及び相手方に警告を知らせる方法としては、図4に示すような警告用画像をメール等により相手方の通信端末機の画面に出力するようにする。そしてこの警告用画像中には、電波の強さや、電波が発せられている方角も表示することができる。またこのような警告用画像の他に、携帯通信端末機2及び相手方の通信端末機に、図示しない音声合成装置による音声ガイダンスが流れるようにしてもよく、又は振動を発生させるようにしてもよい。さらには、これらを組合せた方法で相手方に警告するようにしてもよい。
【0026】
図3のサブルーチンの動作は、相手方の通信端末機に警告を発信するよう警告発信手段12に指示(ステップSS12)した後、ステップSS13で変数Qに変数Pの値を代入して、その後ステップSS2の手前に戻るようになっている。
【0027】
またサブルーチンが起動した初期の状態で、盗聴・盗撮用電波検知手段10が盗聴器又は盗撮器の発信する電波を検知していないとの信号を出力し、これを制御部6が読み取った場合には、変数Pには盗聴器又は盗撮器の発信する電波を検知していないことを表わす「0」が変数Pに代入される(ステップSS5)。
【0028】
その後においても盗聴・盗撮用電波検知手段10が、盗聴器又は盗撮器の発信する電波を検知しない場合には、メインルーチンにおける通話処理が終了することにより(図2中、ステップS8)、サブルーチンも終了する(図3中、ステップSS18のYES)。
【0029】
メインルーチンにおいて着信があったとき、又は発信操作をしたときに、サブルーチンが動作中である場合には、その相手方には改めて警告を知らせる必要がある。そのため、メインルーチンにおいて変数Mの値を変更し(図2中ステップS6)、サブルーチンがこの変数Mの値を引き取るようにすることにより(図2中ステップS7及び図3中ステップSS2,SS3)、相手方に警告発信するよう警告発信手段12に指示する(図3中、ステップSS15及びSS16)ことができるようになっている。
【0030】
サブルーチンは、変数Pの値がP=1の状態である限り、メインルーチンでの通話処理(図2中、ステップS8)が終了した後であっても、終了しないようになっており、警告発信手段12が警告発信した後にステップSS4の判断で、変数Pの値がP=1からP=0に変った場合には(図3中、ステップSS5)、通話中又は通話終了後を問わずステップSS9で、警告を発信した相手全員に対して警告解除を発信するように警告発信手段12に指示を出す。
【0031】
警告発信手段12が警告解除を発信したときに、メインルーチンにおいて通話が終了している場合には(図2中、ステップS8)、サブルーチンは終了するようになっている(図3中、ステップSS11のYES)。
【0032】
このような携帯通信端末機2によれば、相手方は通話中又は通話終了後においても、盗聴又は盗撮されるおそれがある状況であること、及び盗聴又は盗撮されるおそれのなくなった状況であることを知るようにすることができる。
【0033】
また、通話を直ちに中止したり、通話を継続する場合であっても盗聴又は盗撮されると困るような事項についての会話を避けるようにする等の対処をとり得るようにして、通話内容が盗聴又は盗撮されることを確実に防止することができる。
【0034】
また盗聴・盗撮用電波を受信したことは、携帯電話の着信と同様に、音や携帯電話の振動などで使用者に知らせるため、周囲に盗聴・盗撮発見器を使用していることがわからない。
【0035】
また盗聴・盗撮用電波の受信を知らせるだけでなく、その強弱や発信方向も検出することが可能なので、特に室内においては盗聴・盗撮器のある場所を特定することができる。
【0036】
なお、本実施の形態においては、通話中又は通話終了後を問わず、警告を発信した相手全員に対して警告解除を発信するようにしているが、通話中には警告解除は発信されずに、通話終了後においてのみ、警告を発信した相手全員又は特定の相手のみに警告解除を発信するようにしてもよい。また通話中の相手のみに警告解除を発信するようにしてもよい。
【0037】
また相手方に警告解除を知らせる方法としては、警告を知らせる方法と同様にメール等による警告解除用画像を相手方の通信端末機の画面に出力することや、相手方の通信端末機に、図示しない音声合成装置による音声ガイダンスが流れるようにしてもよく、又は振動を発生させるようにしてもよい。さらには、これらを組合せた方法で相手方に警告解除するようにしてもよい。
【0038】
次に、本発明による携帯通信端末機の第2の実施の形態について説明する。上記の第1の実施の形態に係る携帯通信端末機と同様の動作についての説明は省略する。
【0039】
図5に示すように、本実施の形態に係る携帯通信端末機22の構成は、前記第1の実施の形態に係る携帯通信端末機2における構成と同様に、アンテナ4、制御部6、通話手段8、盗聴・盗撮用電波検知手段10、及び警告発信手段12を備えている他、さらにメール通信手段14を備えている。
【0040】
本実施の形態に係る携帯通信端末機22の動作について、図6及び図7のフローチャートに基づいて説明する。図6に示すフローチャートは、制御部6の動作におけるメインルーチンであって、主に通話手段8及びメール通信手段14を制御する場合のものである。
【0041】
図7に示すフローチャートは、図6のメインルーチンに対するサブルーチンであって、盗聴・盗撮用電波探知手段10が盗聴器又は盗撮器の発信する電波を検知しているか否かによって、警告発信手段12に警告及び警告解除を発信するか否かの指示をする場合のものである。
【0042】
図6のメインルーチンにおいて、メールの着信又は発信操作があった場合には、メール通信手段14により通常どおりの動作を行う(ステップS3及びS18)。
【0043】
しかし、通話の着信又は発信操作の場合には(ステップS2及びS5のYES)、通話の通信は盗聴又は盗撮をされる可能性があり、盗聴・盗撮用電話探知手段10が盗聴器又は盗撮器の発信する電波を検知したときには、警告発信手段12により警告を発信することができることができるようにする必要がある。
【0044】
そのため、通話の着信又は発信操作があったときにサブルーチンが起動していない場合には、サブルーチンを起動するようにする(ステップS6及びS7)。ただし前記の第1の実施の形態に係る携帯通信端末機2と同様に、前回の通話のときに盗聴又は盗撮の電波を検知して警告を発信した後に、まだ警告解除を発信していない場合には、サブルーチンは次の着信又は発信があったときにも動作し続けているようになっている。
【0045】
通話の着信又は発信操作の後、通話の開始前に盗聴器又は盗撮器の発信する電波を検知しなければ、通常どおりに通話を開始することができ(ステップS12)、通話中においても盗聴器又は盗撮器の発信する電波を検知しなければ、通話を終了して通常どおりに切断することができる(ステップS16)。しかし、通話開始前及び通話中において、盗聴器又は盗撮器の発信する電波を検知した場合には、直ちにメールモードに移行するようになっている(ステップS17)。
【0046】
従って、携帯通信端末機22の使用者の用件が、メールでも伝達可能である場合にはメール通信手段14によりメール送信することができ、緊急ではない場合には盗聴器又は盗撮器の発信する電波が検知されなくなるまで待って、改めて通話手段8により通話の発信をするようにしてもよい。
【0047】
サブルーチンは、前記の第1の実施の形態におけるサブルーチンの動作と同様に、起動した初期の状態において、盗聴・盗撮用電波検知手段10が盗聴器又は盗撮器の発信する電波を検知せず、その後においても盗聴器又は盗撮器の発信する電波を検知しない場合には、メインルーチンにおける通話切断(図6中、ステップS16)によりサブルーチンも終了する。
【0048】
しかし盗聴・盗撮用電波検知手段10が盗聴器又は盗撮器の発信する電波を検知した場合には、警告指示手段12に警告を発信するように指示をする(図7中、ステップSS10)。ここで、盗聴・盗撮用電波検知手段10が盗聴器又は盗撮器の発信する電波を検知した場合には、メインルーチンにおいて通話は必ず切断されるようになっている(図6中、ステップS15)。
【0049】
そのため同一の通話において、警告解除を発信した後に再び警告を発信することはないので、通話の切断後に盗聴・盗撮用電波検知手段10が盗聴器又は盗撮器の発信する電波を検知しなくなって、警告解除を発信した場合には(図7中、ステップSS9)、サブルーチンは終了するようになっている。
【0050】
本実施の形態に係る携帯通信端末機22によれば、盗聴又は盗撮されるおそれがある場合には、相手方に警告を発信して通話が自動的に切断されてメールモードに移行するようにすることができ、また通話切断後においても相手方は警告解除を受信することで盗聴又は盗撮されるおそれがなくなったことを知るようにすることができる。
【0051】
また本実施の形態では、相手方に警告を発信してから通話を切断し、メールモードに移行するようにしているが、相手方に警告を発信せずに通話を切断して、直ちにメールモードに移行するようにしてもよい。またこの場合には、メールモードに移行するすることにより、メール等で警告を発信するとともに、音声による会話ではなく、メールによる会話を促すよう相手方に知らしめてもよい。
【0052】
次に、本発明による携帯通信端末機の第3の実施の形態について説明する。
図8に示すように、本実施の形態に係る携帯通信端末機32の構成は、前記第2の実施の形態に係る携帯通信端末機22における構成と同様に、アンテナ4、制御部6、通話手段8、盗聴・盗撮用電波検知手段10、警告発信手段12、及びメール通信手段14を備える他に、さらに通話における相手方の音声を録音することができる第1記憶手段16を備えている。
【0053】
本発明の実施の形態に係る携帯通信端末機32の動作について、図9のフローチャートに基づいて説明する。
【0054】
通話の着信があったとき又は発信操作をしたとき、或は通話中においても、盗聴・盗撮用電波検知手段10が、盗聴器又は盗撮器の発信する電波を検知しているとの信号を出力し、これを制御部6が読み込んだ場合には(ステップS3及びS6のYES)、制御部6の指示により警告発信手段12が相手方に警告を発信した後(ステップS7)、直ちに留守番モードに移行する(ステップS8)。
【0055】
このように留守番モードに移行することにより、携帯通信端末機32の使用者は不用意な発言をしてしまうことがないようにすることができる。また相手方は盗聴されるおそれがあることを認識して、電話を掛け直す旨の連絡等を第1記憶手段16に記録させるようにすることができる。
【0056】
なお本実施の形態のように、警告発信した後に留守番モードに移行するだけではなく、盗聴・盗撮用電波検知手段10が盗聴器又は盗撮器の発信する電波を検知しなくなった場合には、相手方に警告発信手段12が警告解除を発信するようにしてもよい。
【0057】
また本実施の形態では、相手方に警告を発信した後に留守番モードに移行するようにしたが、相手方に警告を発信せずに留守番モードに移行するようにしてもよい。この場合には、相手方に盗聴又は盗撮されているおそれを知らしめることなく、相手との音声による通話を避けることができる。
【0058】
次に、本発明による携帯通信端末機の第4の実施の形態について説明する。
図10に示すように、本実施の形態に係る携帯通信端末機42の構成は、アンテナ4、制御部6、通話手段8、盗聴・盗撮用電波検知手段10、メール通信手段14、第1記憶手段16、及びダイヤル番号を記憶することができる第2記憶手段18を備えている。
【0059】
本実施の形態に係る携帯通信端末機42の動作について、図11のフローチャートに基づいて説明する。盗聴・盗撮用電波検知手段10が、盗聴器又は盗撮器の発信する電波を検知しているとの信号を出力し、これを制御部6が読み込んだ場合には(ステップS1のYES)、通話禁止モードに移行するようになっている(ステップS10)。
【0060】
通話禁止モードにおいては、メール通信手段14によりメールを送受信することはできるが(ステップS15及びS19)、通話手段8により通話をすることはできない。
【0061】
通話の着信があったとき又は通話の発信操作があったときには、このダイヤル番号は順に第2記憶手段18に記憶されるようになっており(ステップS14及びS18)、通話の処理はなされない。
【0062】
その後において、盗聴・盗撮用電波検知手段10が盗聴器又は盗撮器の発信する電波を検知しなくなり、第2記憶手段18にダイヤル番号が記憶されている場合には(ステップS4)、そのダイヤル番号が自動的に入力され(ステップS5)、使用者はワンタッチで発信操作をすることができるようになっている(ステップS6)。
【0063】
そして使用者が通話を終了した後には、第2記憶手段18に記憶されているそのダイヤル番号は削除される(ステップS7)。第2記憶手段18に記憶されている次のダイヤル番号がまだ残っている場合には(ステップS4)、再びダイヤル番号が自動的に入力され(ステップS5)、使用者は続けて携帯通信端末機42の図示しない発信キー等のワンタッチ操作で発信をすることができる。
【0064】
本実施の形態に係る携帯通信端末機42によれば、ダイヤル番号等が第2記憶手段に記憶されるので、通話が盗聴又は盗撮されるおそれがなくなってから、第2記憶手段に記憶されているダイヤル番号等をワンタッチで発信操作し、通話することができる。
【0065】
なお、フローチャートには示していないが、自動的に入力されたダイヤル番号の相手方と通話する必要はないと使用者が判断した場合には、そのダイヤル番号を削除して、第2記憶手段18に記憶されている次のダイヤル番号が自動的に入力されることができるようにしてもよい。また、第2記憶手段18に記憶するのはダイヤル番号にかぎらず、メールアドレスであったり、IP電話の場合には、IPアドレスであってもよい。
【0066】
また、第2の実施の形態における形態通信端末機22のように警告発信手段12により、盗聴又は盗撮されるおそれがあることを知らせる警告を発信すること、或はそのおそれがなくなったことを知らせる警告解除を発信することができるようにしてもよいことはいうまでもない。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の携帯通信端末機によれば、通話が盗聴又は盗撮されるおそれがある場合にはそのような状況であることを、携帯通信端末機の使用者本人と相手方の両者が認識することができる。
【0068】
また、前記第1の実施の形態に係る携帯通信端末機2によれば、通話を直ちに中止したり、通話を継続する場合であっても盗聴又は盗撮されると困るような事項についての会話を避けるようにする等の対処をとり得るようにして、通話内容が盗聴又は盗撮されることを確実に防止することができる。
【0069】
また、前記第2の実施の形態に係る携帯通信端末機22によれば、通話は自動的に切断されてメールモードに移行するので、使用者は盗聴又は盗撮されるおそれを心配することなく、メールの通信によって用件の伝達を果たすことができる。
【0070】
また、前記第3の実施の形態に係る携帯通信端末機32によれば、留守番モードに移行するので、使用者は不用意な発言をしてしまうことがないようにすることができ、また警告を行った場合には相手方は盗聴されるおそれがあることを認識して、電話を掛け直す旨の連絡等を第1記憶手段に記録させるようにすることができる。
【0071】
また、前記第4の実施の形態に係る携帯通信端末機42によれば、ダイヤル番号等が第2記憶手段に記憶されるので、通話が盗聴又は盗撮されるおそれがなくなってから、第2記憶手段に記憶されているダイヤル番号等をワンタッチで発信操作し、通話することができる。
【0072】
また、本発明の携帯通信端末機によれば、盗聴・盗撮器の発見機能が内蔵されている事から、使用者は携帯電話を使用している感覚で盗聴・盗撮器の発見が可能であり、人に気兼ねなく使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る携帯通信端末機2の構成図である。
【図2】図1の携帯通信端末機2のメインルーチンの動作手順を示すフローチャートである。
【図3】図2のメインルーチンに対するサブルーチンの動作手順を示すフローチャートである。
【図4】携帯通信端末機2により相手方の通信端末機に表示される警告用画像である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る携帯通信端末機22の構成図である。
【図6】図5の携帯通信端末機22のメインルーチンの動作手順を示すフローチャートである。
【図7】図6のメインルーチンに対するサブルーチンの動作手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る携帯通信端末機32の構成図である。
【図9】図8の携帯通信端末機32の動作手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第4の実施の形態に係る携帯通信端末機42の構成図である。
【図11】図10の携帯通信端末機42の動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 携帯通信端末機
4 アンテナ
6 制御部
8 通話手段
10 盗聴・盗撮用電波検知手段
12 警告発信手段
14 メール通信手段
16 第1記憶手段
18 第2記憶手段
20 警告用画像
22,32,42 携帯通信端末機

Claims (9)

  1. 通話中又は通話の着信があったときに、盗聴器から発信された盗聴用電波を検知した場合は、前記着信に係る通話を継続すると共に当該通話が盗聴されるおそれがあることを知らせる警告を相手方通信端末機に発信することを特徴とする携帯通信端末機。
  2. 盗聴器から発信された盗聴用波を検知する電波検知手段と、
    通話が盗聴されるおそれがあることを知らせる警告を相手方通信端末機に発信する警告発信手段とを備え、
    通話中又は通話の着信があったときに前記電波検知手段が前記盗聴用電波を検知した場合は、前記警告発信手段は前記着信に係る通話を継続すると共に前記警告を前記相手方通信端末機に発信することを特徴とする携帯通信端末機。
  3. 記電波検知手段が前記盗聴用電波を検知しなくなった場合には、前記警告発信手段が、通話が盗聴されるおそれがなくなったことを知らせる警告解除を、通話中または通話終了後に前記相手方通信端末機に発信するようにした請求項2に記載の携帯通信端末機。
  4. 前記相手方通信端末機への前記警告又は前記警告解除の発信が、
    文字、画像、音声、振動の少なくともいずれかによって行われる請求項3に記載の携帯通信端末機。
  5. 手方通信端末機からの通話を録音する第1記憶手段とを備え、
    前記警告を前記相手方通信端末機に発信した後に、前記相手方通信端末機からの通話が前記第1記憶手段に記憶される留守番モードに移行することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の携帯通信端末機。
  6. 前記警告を前記相手方通信端末機に発信した後に前記通話が自動的に切断されることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の携帯通信端末機。
  7. 前記通話が切断されると、前記相手方通信端末機との通信を電子メールにより行なうメールモードに移行する請求項6に記載の携帯通信端末機。
  8. 盗聴器から発信された盗聴用電波を検知する電波検知手段を備え、
    前記電波検知手段が前記盗聴用電波を検知している間は通話の発着信を禁止すると共に、電子メールの送受信を許諾することを特徴とする携帯通信端末機。
  9. 発信時に入力操作される前記相手方通信端末機の番号、または着信があった場合の相手方通信端末機の番号を記憶する第2記憶手段を有し、前記電波検知手段が前記盗聴用電波を検知し、その後盗聴用電波を検知しなくなってから前記相手方通信端末機に発信する場合は、自動的に前記第2記憶手段に記憶されている番号を読み出してこの番号の相手方通信端末機へワンタッチで発信可能の待機状態となるようにした請求項2乃至請求項8のいずれか一項に記載の携帯通信端末機。
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