JP2003078608A - 電話装置、サーバ、電話装置の応答制御方法及び記憶媒体 - Google Patents

電話装置、サーバ、電話装置の応答制御方法及び記憶媒体

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JP2003078608A
JP2003078608A JP2001261960A JP2001261960A JP2003078608A JP 2003078608 A JP2003078608 A JP 2003078608A JP 2001261960 A JP2001261960 A JP 2001261960A JP 2001261960 A JP2001261960 A JP 2001261960A JP 2003078608 A JP2003078608 A JP 2003078608A
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JP
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caller
telephone device
user
function
incoming call
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JP2001261960A
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Satoshi Sudo
智 須藤
Yoshiji Matsumoto
美司 松本
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Aruze Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話装置のユーザの都合に応じて、着信を拒
否できるような電話装置を提供する。 【解決手段】 電話装置の操作者であるユーザが、予め
知り合い等の電話番号を登録しておく。ユーザは、その
電話番号からの着信に対して、留守番電話を起動するか
否か、発信者のメッセージを記録するか否か、どのよう
な応答メッセージを流すか等の設定を予め行っておく。
このようにして、ユーザの電話装置への着信に対して、
ユーザが設定した対応を採ることができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話装置、サー
バ、電話装置の応答制御方法及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今の通信手段の発達には目を見張るも
のがある。例えば家電販売を行っている店の店頭に行く
と、一般家庭で使用するための電話装置だけでなく、携
帯電話が多数展示されているのを目にすることができ
る。このような光景は、1つの通信手段として家庭用の
電話装置や携帯電話が一般へ普及し浸透してきたことを
象徴するものである。
【0003】店頭に並んでいる電話装置を見てみると、
一昔前のいわゆる黒電話のように通話機能のみしか備え
ていない電話は殆ど姿を消し、留守番電話機能やファク
シミリ機能のように、豊富な機能が搭載されたものを多
数目にすることができる。また、携帯電話装置を手に取
ってみると、電子メールやインターネットの端末として
使用することもできるものが殆どである。このように、
通信手段の発達に対する一般のニーズは、豊富な機能を
備えた電話装置の開発を促進し、それは、一見便利な世
の中を作り出しているようにも思える。
【0004】しかし、このような通信手段の発達に伴っ
て、今度は新たな問題が起こっている。いわゆる迷惑電
話の問題である。一言で「迷惑電話」といっても、販売
やセールスを目的とした電話や、イタズラや嫌がらせを
目的とした電話などのように、電話をかけてきた発信者
をよく知らない場合だけでなく、発信者をよく知ってい
る場合でも、普段からあまり話をしたくない相手からか
かってくる電話、大事な用事の最中に友人からかかって
くる電話など、様々の種類のものがある。
【0005】このような迷惑電話に対処する方法として
は、電話をかけてきた発信者の電話番号を受信者の電話
装置に設置された表示部に表示する、いわゆる発信番号
通知という方法がよく知られている。この電話番号を通
知する方法は、一般の家庭用に製造された電話装置や、
現在主流となっているデジタル方式の携帯電話で利用で
きるようになっている。
【0006】一般の家庭用の電話装置では、利用者が迷
惑電話の着信を拒否する方法が2つの方法から選択でき
るようになっている。1つの方法は、電話番号を通知し
ない者(例えば、電話番号を通知しない設定を行ってい
る電話からかけてきた発信者、又は公衆電話からかけて
きた発信者等)からの電話を全て拒否する方法であり、
もう1つの方法は、電話装置の表示部に表示された電話
番号を利用者自らが確認することにより、電話に応答す
るか否かを選択する方法である。
【0007】また、電話番号を通知する方法を携帯電話
に応用したものとして、特開平11−322822号公
報に掲載されているようなものもある。この携帯電話で
は、応答したくない発信者からの電話、電話番号の通知
のない電話、公衆電話から発信された電話等に対して、
着信を拒否するメッセージを流すような仕組みになって
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、家庭用
の電話装置の場合、利用者が上述した1つ目の方法を選
択して、電話番号を通知しない電話を全て拒否するよう
にすると、例えば事情があって公衆電話からかかってき
た友人からの電話等まで着信を拒否してしまうことにな
る。また、利用者がもう1つの方法を選択して、表示さ
れた電話番号を確認するようにすると、例えば忙しいと
きに電話がかかってきてもわざわざ電話装置の表示部ま
で通知された電話番号を確認しに行かなければならない
とか、又は、電話番号を確認して電話に応答しないこと
にしたとしても、発信者の諦めが悪い場合、しばらく鳴
り響くコール音に耐えなければならないとか、様々な問
題が生じることとなる。
【0009】また、特開平11−322822号公報に
掲載された携帯電話の場合、応答をしたくない発信者か
らの電話、電話番号の通知のない電話、又は公衆電話か
ら発信された電話等に対して、単に着信を拒否するよう
な応答メッセージを流すようにしただけのものであるた
め、例えば、大事な用事の最中に友人からかかってきた
電話や、上述した場合と同様に、事情があって公衆電話
から友人がかけてきた電話に対しても、着信を拒否する
こととなってしまう。
【0010】以上のような問題に鑑みて、本発明は、電
話装置の操作者であるユーザが、予め知り合い等の電話
番号を登録しておき、その電話番号の各々に対して、ユ
ーザが予め設定した対応を採ることができるようにした
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電話装置においては、発信元の電話番号を
判定する判定手段を備える電話装置において、電話装置
が着信をしたことをユーザに知らせるか否か、ある発信
者からの着信を知らせないようにする場合にこの発信者
に対して応答メッセージを出力するか否か、前記発信者
に対して応答メッセージを出力することを決定した場合
にどのような応答メッセージを出力するか、前記発信者
のメッセージを録音するか否かを、前記判定手段による
判定結果及び予め前記電話装置のユーザにより設定され
た設定データに基づいて行うようにすることを特徴とし
ている。
【0012】より具体的には、本発明は、以下のような
ものを提供する。
【0013】(1) 発信元の電話番号を判定する判定
手段を備える電話装置において、電話装置が着信をした
ことをユーザに知らせるか否かを決定する着信通知決定
手段を備えると共に、前記着信通知決定手段がある発信
者からの着信を知らせないことを決定した場合に当該あ
る発信者に対して応答メッセージを出力するか否かを決
定する出力決定手段を備え、前記出力決定手段が前記発
信者に対して応答メッセージを出力することを決定した
場合に、自動的に応答メッセージを選択する選択手段を
有し、前記着信通知決定手段による決定と前記選択手段
による選択の両方が前記判定手段による判定結果及び予
め前記電話装置のユーザにより設定された設定データに
基づいて行われることを特徴とする電話装置。
【0014】(1)の発明によれば、電話装置の着信に
対して、電話装置が発信者を判断し、その発信者に応じ
て個別にかつ自動的に対応を切り替えることが可能とな
る。すなわち、その着信に対してユーザが直接応答する
か否か、直接応答しなかった場合に応答メッセージを流
すか否か、応答メッセージを流す場合にどのような応答
メッセージを流すのか、がユーザの好みで自由に設定で
き、その設定に基づいて一連の動作を電話装置が自動的
に行ってくれることとなる。これにより、電話装置のユ
ーザが、直接応答したくない相手からの電話に対し、発
信元をその都度確認することなく応答を拒否できる可能
性が生じるばかりでなく、大事な相手からの電話に対
し、確実に応答できる可能性が生じることとなる。
【0015】また、応答メッセージを発信者に応じて選
択可能にしたことにより、従来の電話機に予め用意され
ている統一された味気ないメッセージを用いて相手に不
快感を与えるような事態を防止することができる可能性
が生じる。さらに、従来の電話機ではユーザ自身で録音
した応答メッセージを使用することも可能であったが、
そのようにしてユーザが用意したその応答メッセージ
は、使用できる相手と使用できない相手を選ばなければ
ならない場面が多かった。(1)の発明によれば、応答
メッセージを発信者に応じて選択可能にしているため、
このような事態にも対応できる可能性が生じている。
【0016】(2) 前記電話装置は、前記発信者のメ
ッセージを録音する録音機能を起動するか否かを決定す
る起動決定手段を有し、前記起動決定手段による決定が
前記判定手段による判定結果及び予め前記電話装置のユ
ーザにより設定された設定データに基づいて行われるこ
とを特徴とする(1)に記載の電話装置。
【0017】(2)の発明によれば、電話装置の着信に
対して、電話装置が発信者を判断し、その発信者に応じ
て個別にかつ自動的に録音機能を起動するか否かを判断
することができる。このことにより、電話装置のユーザ
が、録音されたメッセージを聞いて苦手な相手に折り返
し電話をかけなければならなくなる事態を防止すること
ができる可能性が生じる。
【0018】(3) 通信回線を介して電話装置と接続
された状態で当該電話装置とデータを送受信し得る機能
と、前記電話装置に対する発信元の電話番号を判定する
判定機能と、を備えるサーバにおいて、電話装置が着信
をしたことをユーザに知らせるか否かを決定する着信通
知決定機能を備えると共に、前記着信通知決定機能があ
る発信者からの着信を知らせないことを決定した場合に
当該ある発信者に対して応答メッセージを出力するか否
かを決定する出力決定機能を備え、前記出力決定機能が
前記発信者に対して応答メッセージを出力することを決
定した場合に、自動的に応答メッセージを選択する選択
機能を有し、前記着信通知決定機能による決定と、前記
選択機能による選択と、の両方が前記判定機能による判
定結果及び予め前記電話装置のユーザにより設定された
設定データに基づいて行われることを特徴とするサー
バ。
【0019】(4) 前記サーバは、前記発信者のメッ
セージを録音する録音機能を起動するか否かを決定する
起動決定機能を有し、前記起動決定機能による決定が前
記判定手段による判定結果及び予め前記電話装置のユー
ザにより設定された設定データに基づいて行われること
を特徴とする(3)に記載のサーバ。
【0020】(5) 前記サーバは、前記発信者のメッ
セージを録音する録音機能を起動させるか否かを決定す
る起動決定機能を有し、前記起動決定機能による決定が
前記判定手段による判定結果及び予め前記電話装置のユ
ーザにより設定された設定データに基づいて行われるこ
とを特徴とする(3)又は(4)に記載のサーバ。
【0021】(6) 発信元の電話番号を判定する判定
手段を備える電話装置の応答制御方法において、電話装
置が着信をしたことをユーザに知らせるか否かを決定す
るステップを備えると共に、ある発信者からの着信を知
らせないことを決定した場合に当該ある発信者に対して
応答メッセージを出力するか否かを決定するステップを
備え、前記発信者に対して応答メッセージを出力するこ
とを決定した場合に、自動的に応答メッセージを選択す
るステップを有し、前記着信を知らせるか否かを決定す
るステップにおける決定と、前記応答メッセージを選択
するステップにおける選択と、の両方が前記判定手段に
よる判定結果及び予め前記電話装置のユーザにより設定
された設定データに基づいて行われることを特徴とする
電話装置の応答制御方法。
【0022】(7) 前記電話装置の応答制御方法は、
前記発信者のメッセージを録音する録音機能を起動させ
るか否かを決定するステップを有し、前記録音機能を起
動させるか否かを決定するステップにおける決定が前記
判定手段による判定結果及び予め前記電話装置のユーザ
により設定された設定データに基づいて行われることを
特徴とする(6)に記載の電話装置の応答制御方法。
【0023】(8) 発信元の電話番号の判定を行わし
める制御プログラムを格納しているコンピュータ読み取
り可能な記憶媒体において、前記記憶媒体には、前記制
御プログラムによる判定結果及び予め当該電話装置のユ
ーザにより設定された設定データに基づいて、電話装置
が着信をしたことをユーザに知らせるか否かを決定せし
めるステップを備えると共に、ある発信者からの着信を
知らせないことを決定した場合に当該ある発信者に対し
て応答メッセージを出力するか否かを決定せしめるステ
ップを備え、前記発信者に対して応答メッセージを出力
することを決定した場合に、自動的に応答メッセージを
選択せしめるステップを含む電話装置の応答制御方法を
実現可能なプログラムが記憶されたことを特徴とする記
憶媒体。
【0024】(9) 前記記憶媒体には、前記制御プロ
グラムによる判定結果及び予め当該電話装置のユーザに
より設定された設定データに基づいて、前記発信者のメ
ッセージを録音する録音機能を起動させるか否かを決定
せしめるステップを含む電話装置の応答制御方法を実現
可能なプログラムが記憶されたことを特徴とする(8)
に記載の記憶媒体。
【0025】[用語の定義等]「電話装置」とは、携帯
が可能な、いわゆる携帯電話やPHS(Personal Handy
-phone System)をさすのみでなく、携帯が不可能な留
守番電話装置も含む概念である。
【0026】「予め設定された設定データ」とは、電話
装置のユーザにより当該電話装置の操作ボタンを用いて
作成されサーバに送信された設定データだけをさす概念
ではなく、例えば、入力装置をサーバに接続してユーザ
又はユーザの指示を受けた者によりその入力装置を用い
て作成された設定データも含む概念である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例について
図面に基づいて説明する。
【0028】《第一の実施形態》まず、第一の実施形態
として、携帯電話装置を用いた本発明の実施形態につい
て説明する。
【0029】[携帯電話装置と他の電話装置との関係]
図1は本発明に係る携帯電話装置10と他の電話装置と
の関係を表すブロック図である。
【0030】この図1に示すブロック図において、携帯
電話装置10は、基地局1を通じて他の携帯電話装置2
と通話することができるようになっている。家庭用の電
話装置3と通話するときには、通信回線網4及び携帯電
話回線網5を介して基地局1に接続することにより、携
帯電話装置10との通話が可能となっている。基地局1
にはサーバ20が設けられており、サーバ20の制御に
よりこれらの通話が制御されるようになっている。
【0031】なお、基地局1は、発信者の電話番号を特
定し、ユーザの電話装置10にその電話番号のデータを
送信する機能を有しているものである。
【0032】[携帯電話装置の構成]図2は本発明に係
る携帯電話装置10の全体構成を示すブロック図であ
る。
【0033】携帯電話装置10は、無線部11と、操作
部12と、タイマ部13と、ROM部14と、RAM部
15と、制御部16及び表示部17とで構成される。
【0034】無線部11は、通話に際し電波をやりとり
する、いわゆる基地局との間における電波の送受信、及
び発着信信号の変調及び復調処理を実行し、操作部12
は、通常の通話におけるダイヤルの入力操作、友人や知
り合い等の電話番号の登録をするための入力操作、登録
した電話番号についてグループ分けをするための操作、
留守番電話機能を実行するか否かの設定をするための操
作、そのグループに対応する応答メッセージの設定をす
るための操作等を行う。
【0035】タイマ部13は、時計のカウントを行い一
定の時間間隔で現在の時刻を与える計時信号(図示せ
ず)を発生する。この計時信号は、予め設定された時間
間隔で発生される。
【0036】ROM部14は、留守番電話機能の応答メ
ッセージを構成するメッセージデータ、着信時に発信元
の電話番号を判定するプログラム、後述する表示部17
に携帯電話装置10のユーザの操作状態等を表示するプ
ログラム、留守番電話機能を起動するプログラム、その
他のデータ及び携帯電話の各種の機能を実行する為のプ
ログラムを格納しているものである。
【0037】RAM部15は、留守番電話機能における
発信者からのメッセージや、操作部12からユーザが予
め設定したデータであるグループ分けテーブルを格納す
る。このグループ分けテーブルは、登録された電話番号
と、登録された電話番号がどのグループに属するかを示
すデータと、そのグループに留守番電話機能を実行すべ
きか否かを示すデータと、各グループに対応する応答メ
ッセージを示すメッセージデータとから成るものであ
る。
【0038】制御部16は、携帯電話機全体の制御を行
うためのものである。留守番電話機能において基本とな
る処理としては、無線部11における着信に際して、制
御部16からの指令を受けて発信されるROM部14か
らの着信信号に応答して、グループ分けテーブルを参照
し、留守番電話機能を起動するか、又は解除して通常通
話の待ち受け状態にするかの判断を行う。
【0039】又、制御部16は、留守番電話機能を起動
すると判断した場合に、無線部11を介して発信者から
の着信に応答し、グループ分けテーブルに登録されてい
るデータに対応する応答メッセージを、予め格納されて
いるRAM部15から読み出して出力する。更に、発信
者からのメッセージを録音するような設定がなされてい
る場合には、RAM部15にこのメッセージを録音す
る。
【0040】表示部17は、携帯電話装置10のユーザ
が、携帯電話装置10を操作するときに、その操作状態
等を表示するためのものである。ユーザが携帯電話装置
10を操作していない状態のときには、表示部17に
は、例えばユーザが設定した待ち受け画面や、現在時刻
などが表示されている。
【0041】[携帯電話装置における動作処理]次に、
本実施形態における携帯電話装置の動作処理について、
詳細に説明する。
【0042】〈グループ分けテーブルの作成〉始めに、
留守番電話機能の実行の為に、ユーザにより予め作成さ
れるべき設定データであるグループ分けテーブルについ
て説明する。
【0043】図3に、本実施形態に係る携帯電話装置の
グループ分けテーブルを作成するときの流れを説明する
ためのフローチャートを示す。
【0044】まず、留守番電話設定を行うために、ユー
ザ自身が、予め登録されている電話番号(以下、登録電
話番号と称する)の中から1つを選んで携帯電話装置1
0の表示部17に表示する(ステップS101)。登録
電話番号は、制御部16の指示を受けたROM部14の
プログラムが、RAM部15に格納されたデータから呼
び出し、その結果、表示部17に表示されることとな
る。
【0045】登録電話番号を表示する処理が終了する
と、表示した電話番号に対して、ユーザが、グループ分
けを行う(ステップS102)。グループ分けはユーザ
が自由に行えるようになっており、例えば、「仕事での
知り合い」、「趣味を通じて付き合っている友人」のよ
うに、知り合ったジャンルでグループ分けを行うように
してもよい。また、「電話がかかってきたら直接応答し
たい人」、「あまり話をしたくない苦手な人」、「忙し
いときには電話を取らずに後で自分からかけ直して話を
したい人」のように、電話を直接受けるか否かでグルー
プ分けを行うようにしてもよい。設定されたグループ分
けのデータについては、RAM部15が、図4に示すグ
ループ分けテーブルの一部のデータとして記憶すること
となる。このようなグループ分けを行うことにより、登
録電話番号は、設定されたグループごとに管理されるこ
ととなる。
【0046】なお、公衆電話の番号の登録に関しては、
公衆電話の番号を例えば「00−0000」に統一して
登録するように予め設定し、それを1つのグループとみ
なすような処理をしておけば、通常の電話番号と同様に
以下の処理を行うことができるようになる。このように
することにより、普段は公衆電話から着信があってもユ
ーザが応答しない設定にしていても、何らかの事情で友
人等が公衆電話から電話をかけてきそうな場合には、簡
単な操作で公衆電話からの着信に応答する設定に変更す
ることが可能となる。
【0047】また、登録されていない電話番号からの着
信に対しても、同様にして適当な番号を与えて一括に管
理するようにすれば、通常の電話番号と同じように処理
を行うことができる。
【0048】グループ分けを行う処理が終了すると、ユ
ーザは、グループごとに留守番電話の設定をする処理を
行う(ステップS103)。留守番電話の設定は、ある
登録電話番号からユーザの所有する携帯電話装置10に
着信があったときに、その着信に対して留守番電話の起
動をするか否かを予め決めておくためのものである。図
4のグループ分けテーブルに示すように、留守番電話の
起動をする設定を選択する場合には記憶する値を「1」
に設定し、留守番電話の起動をせずにユーザが直接着信
を受けるときには、記憶する値を「0」に設定するよう
にする。なお、これらの留守番電話の設定に関するデー
タについては、グループ分けテーブルの一部のデータと
して、RAM部15が記憶する。
【0049】留守番電話の設定をする処理が終了する
と、発信者からのメッセージの記録をするか否かの設定
をする処理を行う(ステップS104)。メッセージ記
録の設定は、留守番電話の起動をするように設定された
登録電話番号からユーザの所有する携帯電話装置10に
着信があったときに、その発信者からのメッセージの記
録をするか否かを予め決めておくためのものである。す
なわち、留守番電話の起動をするような設定がなされて
いる場合には、ユーザは2つのモードを選択することが
できるようになっているのである。
【0050】例えば、上述したような「忙しいときには
電話を取らず、後で自分からかけ直して話をしたい人」
に対しては、発信者の用件等のメッセージを記録してお
きたい場合が多いが、「あまり話をしたくない苦手な
人」に対しては、メッセージの記録をするような設定に
していると、不都合が生じる。つまり、せっかく留守番
電話の起動をして直接話をすることを回避できたのに、
結局ユーザ自ら電話をかけ直さなければならなくなるこ
ととなる可能性もあるのである。このような自体を防ぐ
ために、発信者が後者にあたる場合には、ユーザが予め
その発信者からのメッセージの記録をしないような設
定、すなわち後述する応答メッセージの選択において、
発信者のメッセージ録音を促さない内容の応答メッセー
ジを選択することで、直接話をするのを避けるようこと
ができるようになっているのである。
【0051】図4のグループ分けテーブルに示すよう
に、メッセージの記録を行う設定を選択する場合には、
記憶する値を「1」に設定し、メッセージの記録を行わ
ない設定を選択する場合には、記憶する値を「0」に設
定するようにする。なお、これらのメッセージ記録の設
定に関するデータについても、同様に、グループ分けテ
ーブルの一部のデータとして、RAM部15が記憶す
る。
【0052】メッセージ記録の設定をする処理が終了す
ると、ユーザは、応答メッセージを選択する処理を行う
(ステップS105)。応答メッセージは、ROM部1
4に複数種類が格納されており、携帯電話装置10のユ
ーザは、各グループに対してこれらのメッセージから1
つを選択することができるようになっている。
【0053】例えば、図4のグループAに属する人のよ
うに、ユーザが後で電話をかけ直して話をしたい人に対
しては、「会議中のため、ただいま電話にでられませ
ん。発信音の後にお名前とメッセージをお願いします」
というメッセージや、「お電話ありがとうございます。
後ほどこちらからおかけ直し致しますので、発信音の後
にお名前とご用件をお願いします」というメッセージ等
が用意されており、携帯電話装置10のユーザは、これ
らのメッセージ中から自分の状況に応じたものを予め選
ぶことができる。
【0054】逆に、図4のグループCに属する人のよう
に、ユーザがあまり話をしたくない苦手な人に対して
は、発信者の用件等を記録しないようにするために、そ
れに応じた応答メッセージを選択する。例えば、「ただ
いま電波の届かないところにいます」というメッセージ
や、「ただいま会議中のため、電話にでることができま
せん。しばらく経ってから、もう一度おかけ直し下さ
い」というメッセージの中からユーザが自分の状況に応
じたものを予め選ぶこととなる。
【0055】これらの応答メッセージは、前述したよう
に携帯電話装置10のROM部14に格納されているも
のであり、各メッセージには、図4のグループ分けテー
ブルに示すように、「a、b、c、・・・」のように記
号が付されている。携帯電話装置10のユーザは、これ
らの符号の1つを操作部12で指定することにより、各
グループに属する登録電話番号から着信を受けたときに
応答メッセージの選択をすることとなる。
【0056】なお、これらの応答メッセージの設定に関
するデータについても、上述のデータと同様に、グルー
プ分けテーブルの一部のデータとして、RAM部15が
記憶する。
【0057】以上のような構成をとることにより、携帯
電話装置10に登録された電話番号からの着信に対し
て、直接電話を取って話をするか否か、直接電話を取ら
ない場合に発信者からのメッセージを残すか否か、とい
ったことを自由に設定することが可能となる。
【0058】また、登録された電話番号をグループ化し
て管理することにより、全ての電話番号に対して個別に
設定を行う面倒が回避できるため、携帯電話装置10の
ユーザが、自分のスケジュール等の都合に合わせて、手
軽に設定の変更を行うことが可能となる。
【0059】〈着信時の動作〉次に、携帯電話装置10
の着信時における動作について説明する。
【0060】図5は、本実施形態に係る携帯電話装置の
着信時における動作を示すフローチャートである。
【0061】着信を受けていない状態では、携帯電話装
置10は通常通話の待ち受け状態にある(ステップS2
01)。
【0062】ここで、ある電話から携帯電話装置10に
対して着信があったとする(ステップS202)。着信
の検出は、無線部11を介して制御部16が応答するこ
とによって行われる。
【0063】制御部16が着信を検出すると、制御部1
6がRAM部15に格納されているグループ分けテーブ
ルを参照する(ステップS203)。グループ分けテー
ブルには上述したように、登録電話番号と、その電話番
号に対する留守番電話等を起動するか否かの設定がデー
タとして記憶されている。
【0064】制御部16は、グループ分けテーブルを参
照して、発信者の電話番号が携帯電話装置10に登録さ
れた電話番号であるか否かを判定する(ステップS20
4)。具体的には、無線部11を介して受信した発信者
の電話番号のデータが、RAM部15に格納されている
登録電話番号のデータのいずれかと一致するか否かを調
べることとなる。この判定は、制御部16の指示を受け
て、ROM部14に格納されているプログラムが実行さ
れて行われることとなる。
【0065】発信者の電話番号が登録電話番号のいずれ
かと一致した場合には、制御部16は、その登録電話番
号からの着信に対して留守番電話機能の起動をするか否
かの設定を参照する(ステップS205)。図4に示す
グループ分けテーブルのうち、留守番電話設定の項目が
「1」に設定されている場合には、制御部16は留守番
電話機能を起動させることとなり、この項目が「0」に
設定されている場合には、制御部16は留守番電話機能
の起動をさせないこととなる。
【0066】留守番電話設定の項目が「1」に設定され
ている場合には、留守番電話機能の起動をしたときに発
信者の電話装置に対して応答メッセージの出力をする制
御部16は、応答メッセージの種類の検出を行う(ステ
ップS206)。応答メッセージの種類は、図4に示す
グループ分けテーブルのうち、応答メッセージ設定の項
目の部分に設定されており、この項目に設定された符号
と一致する応答メッセージを制御部16がROM部14
から読み出すこととなる。
【0067】応答メッセージの種類の検出をする処理が
終了すると、制御部16は留守番電話機能の起動を実行
する(ステップS207)。留守番電話機能の起動は、
ROM部14に格納された留守番電話機能の起動をする
ためのプログラムが、制御部16の指示を受けて実行さ
れることにより行われる。
【0068】留守番電話の起動をする処理が終了する
と、制御部16は発信者に対して応答メッセージの出力
を行う(ステップS208)。出力がなされる応答メッ
セージは、上述したように、ROM部14から読み出さ
れたものである。
【0069】応答メッセージの出力をする処理が終了す
ると、制御部16は、発信者のメッセージの記録をする
か否かの設定を確認するためにグループ分けテーブルを
参照する(ステップS209)。図4に示すグループ分
けテーブルのうち、メッセージ記録設定の項目が「1」
に設定されている場合には発信者のメッセージの記録を
行うこととなり、この項目が「0」に設定されている場
合には発信者のメッセージの記録を行わないこととな
る。
【0070】メッセージ記録設定の項目が「1」に設定
されている場合には、メッセージの記録を行う(ステッ
プS210)。記録した発信者からのメッセージのデー
タは、RAM部15に格納される。メッセージの記録設
定の項目が「0」に設定されている場合には、メッセー
ジの記録を行うステップを省略し、次の処理に移行す
る。
【0071】メッセージの記録が終了したとき、又はメ
ッセージの記録を行わない設定がなされていたときに
は、制御部16は、留守番電話機能を解除する処理を行
う(ステップS211)。留守番電話の解除を行う処理
は、ROM部14に格納されたプログラムが、制御部1
6の指示を受けて行う。これにより、携帯電話装置10
は、通常の待ち受け状態に移行する(ステップS21
2)。
【0072】上述のステップS204で、発信者の電話
番号と登録されている電話番号を比較して一致するもの
がなかったとき、及び、上述のステップS205で、留
守番電話機能を起動するように設定されていなかったと
きには、制御部16は、携帯電話装置10のユーザに対
して呼出を行う(ステップS213)。
【0073】この呼出に対してユーザが応答した場合に
は、発信者との会話が始まることとなる。ユーザと発信
者との会話が終了すると、携帯電話装置10は、通常の
待ち受け状態へと移行する(ステップS212)。
【0074】一方、呼出に対してユーザの応答が無い場
合には、制御部16は、強制的に留守番電話機能の起動
を実行する(ステップS215)。留守番電話機能の起
動を実行すると、発信者に対して、予め設定されている
通常の応答メッセージ、例えば「ただいま電話にでるこ
とができません。発信音の後に、お名前とご用件をお話
下さい」のような応答メッセージが出力される(ステッ
プS216)。発信者は、応答メッセージの指示に従っ
てメッセージを記録し(ステップS217)、メッセー
ジの記録が終了すると、留守番電話機能を解除する(ス
テップS211)。留守番電話機能を解除することによ
り、携帯電話装置10は、通常の待ち受け状態に移行す
る(ステップS212)。
【0075】なお、上記実施形態においては、登録電話
番号及びその番号に対する設定のデータであるグループ
分けテーブルを、携帯電話装置10のRAM部15に格
納することとしたが、本発明ではこれに限らず、通話に
際し、携帯電話装置10との間で電波をやりとりする、
いわゆる基地局に設けられたサーバにグループ分けテー
ブルを格納することとしてもよい。
【0076】《第二の実施形態》以下、基地局に設けら
れたサーバにグループ分けテーブルを格納する実施形態
について説明する。
【0077】[サーバの構成]図6に、基地局に設置さ
れたサーバ20の全体構成を示すブロック図を示す。
【0078】サーバ20は、無線部21と、タイマ部2
3と、ROM部24と、RAM部25及び制御部26と
で構成される。
【0079】無線部21は、携帯電話装置10のユーザ
の通話に際し、携帯電話装置10と電波の送受信を行
い、タイマ部23は、時計のカウントを行う。
【0080】ROM部24は、留守番電話機能の応答メ
ッセージを構成するメッセージデータ、着信時に発信元
の電話番号の判定を行うプログラム、留守番電話機能の
起動を行うプログラム、その他のデータ及びプログラム
を格納する。
【0081】RAM部25は、留守番電話機能における
発信者からのメッセージや、携帯電話装置10でユーザ
により予め設定され、サーバ20に対して送信されたグ
ループ分けテーブルを格納する。このグループ分けテー
ブルは、第一の実施形態において携帯電話装置10で作
成されたものと同様の構成となっている。
【0082】制御部26は、サーバ全体の制御を行うた
めのものである。留守番電話機能において基本となる処
理としては、着信時に発信されるROM部24からの着
信信号に応答して、グループ分けテーブルを参照し、留
守番電話機能の起動を行うか、又は解除して通常通話の
待ち受け状態にするかの判断を行う。
【0083】又、制御部26は、留守番電話機能の起動
を行うと判断した場合に、無線部21を介して発信者か
らの着信に応答し、予めRAM部25に格納されている
応答メッセージを読み出して出力をする。更に、発信者
からのメッセージの録音をするような設定がなされてい
る場合には、RAM部25にこのメッセージの録音を行
う。
【0084】[サーバにおける動作処理]次に、本実施
形態におけるサーバの動作処理について、簡単に説明す
る。
【0085】〈グループ分けテーブルの作成〉始めに、
留守番電話機能の実行の為に、予め設定されるべきグル
ープ分けテーブルについて説明する。
【0086】グループ分けテーブルは、携帯電話装置1
0のユーザが携帯電話装置10を用いて上述したような
手順で作成したものを、無線部11を介してサーバ20
に送信するようになっている。サーバ20では、無線部
21を介してグループ分けテーブルを受信し、そのデー
タをRAM部25に記憶しておくようにしている。
【0087】〈着信時の動作〉次に、サーバ20の着信
時における動作について説明する。
【0088】本実施形態に係るサーバの着信時における
動作は、第一の実施形態に係る携帯電話装置の着信時に
おける動作とほぼ同様の動作を行うことになるので、こ
こでは、先に示した図5を参照しながら簡単に説明す
る。
【0089】着信を受けていない状態では、サーバ20
は待ち受け状態にある(ステップS201)。ここで、
ある電話から携帯電話装置10のユーザに電話をかける
と、基地局がその電波を受信する(図示せず)。これに
より、サーバ20が着信に関する処理を開始する。な
お、着信の検出は、無線部21を介して制御部26が応
答することによって行われる。
【0090】制御部26が着信を検出すると、制御部2
6がRAM部25に格納されているグループ分けテーブ
ルを参照する(ステップS203)。制御部26は、グ
ループ分けテーブルを参照して、発信者の電話番号が携
帯電話装置10に登録された電話番号であるか否かの判
定を行う(ステップS204)。この判定は、制御部2
6の指示を受けて、ROM部24に格納されているプロ
グラムが行う。
【0091】発信者の電話番号が登録電話番号のいずれ
かと一致した場合には、制御部26は、その着信に対し
て留守番電話機能を起動するか否かの設定を参照する
(ステップS205)。図4のグループ分けテーブルの
うち、留守番電話設定の項目が「1」の場合には留守番
電話機能の起動を行い、この項目が「0」の場合には留
守番電話機能の起動を行わないようにする。
【0092】留守番電話設定の項目が「1」の場合に
は、留守番電話機能の起動をしたときに発信者の電話装
置に対して応答メッセージの出力をする制御部26は、
応答メッセージの種類の検出をする(ステップS20
6)。応答メッセージの種類は、図4のグループ分けテ
ーブルのうち、応答メッセージ設定の項目の部分に設定
されており、この項目に設定された符号と一致する応答
メッセージをROM部24から読み出すこととなる。こ
のような構成とすることにより、発信者に対する応答メ
ッセージを自動的に選択する選択手段を有することとな
る。
【0093】応答メッセージの種類の検出をする処理が
終了すると、留守番電話機能の起動を実行する(ステッ
プS207)。留守番電話機能の起動は、ROM部24
に格納された留守番電話機能の起動をするためのプログ
ラムが実行されることにより行われる。
【0094】留守番電話の起動をする処理が終了する
と、発信者に対して応答メッセージの出力をする(ステ
ップS208)。
【0095】応答メッセージの出力をする処理が終了す
ると、制御部26は、発信者のメッセージの記録を行う
か否かの設定を確認するためにグループ分けテーブルを
参照する(ステップS209)。なお、記録された応答
メッセージは、上述のようにサーバ20のRAM部25
に格納してもよいし、サーバに接続された端末装置のR
AM部に格納させるようにしてもよい。以下では、前者
の場合について説明するが、後者の場合でも同様の処理
ができるものとする。
【0096】図4のグループ分けテーブルのうち、メッ
セージ記録設定の項目が「1」の場合には発信者のメッ
セージの記録を行うこととなり、この項目が「0」の場
合には発信者のメッセージの記録を行わないこととな
る。
【0097】メッセージ記録設定の項目が「1」の場合
には、メッセージの記録を行う(ステップS210)。
発信者が記録したのメッセージの内容は、RAM部25
に格納されることとなる。メッセージの記録設定の項目
が「0」の場合には、メッセージの記録を行うステップ
を省略し、次の処理に移行する。なお、記録されたメッ
セージは、ユーザからの要求を受けて、無線部21から
ユーザの携帯電話装置10に送信されるようになってい
る。
【0098】メッセージの記録が終了したとき、又はメ
ッセージの記録を行わない設定がなされていたときに
は、制御部26は、留守番電話機能を解除する処理を行
う(ステップS211)。この処理は、ROM部24に
格納されたプログラムを実行することにより行われる。
これにより、サーバ20は、通常の待ち受け状態に移行
する(ステップS212)。
【0099】上述のステップS204で、発信者の電話
番号と登録されている電話番号を比較して一致するもの
がなかったとき、及び、上述のステップS205で、留
守番電話機能を起動するように設定されていなかったと
きには、制御部26は、携帯電話装置10のユーザに対
して無線部21を介して呼出を行う(ステップS21
3)。
【0100】この呼出にユーザが応答した場合には、発
信者との会話が始まることとなる。会話が終了すると、
サーバ20は、通常の待ち受け状態へと移行する(ステ
ップS212)。
【0101】一方、呼出に対してユーザの応答が無い場
合には、制御部26は、強制的に留守番電話機能の起動
を実行する(ステップS215)。留守番電話機能の起
動は、予め設定された呼出時間を超えたときに発信され
るタイマ部23からの計時信号を、制御部26が受ける
ことにより実行される。
【0102】留守番電話機能の起動を実行すると、発信
者に対して、予め設定されている通常の応答メッセー
ジ、例えば「ただいま電話にでることができません。発
信音の後に、お名前とご用件をお話下さい」のような応
答メッセージを出力する(ステップS216)。発信者
は、応答メッセージの指示に従ってメッセージの記録を
行い(ステップS217)、メッセージの記録が終了す
ると、留守番電話機能を解除する(ステップS21
1)。留守番電話機能を解除することにより、サーバ2
0は、通常の待ち受け状態に移行する(ステップS21
2)。
【0103】なお、上記2つの実施形態は、本発明を携
帯電話装置において実施したものであるが、本発明では
これに限らず、携帯が不可能な留守番電話装置で実施す
ることとしてもよい。ただし、本実施形態で用いる留守
番電話装置は、いわゆる発信番号通知に対応できるよう
に構成されているものとする。
【0104】《第三の実施形態》以下、家庭用の留守番
電話装置を用いた本発明の実施形態について説明する。
【0105】[留守番電話装置と他の電話装置との関
係]図7は本実施形態に係る留守番電話装置30と他の
電話装置との関係を表すブロック図である。
【0106】この図7に示すブロック図において、留守
番電話装置30は、交換機41及び交換機42を通じて
他の留守番電話装置40と通話することができるように
なっている。携帯電話装置43と通話するときには、基
地局1及び携帯電話回線網44を介して交換機41及び
交換機42と接続することにより、留守番電話装置30
との通話が可能となっている。
【0107】なお、交換機41、42は、発信者の電話
番号を判定し、留守番電話装置30にその電話番号のデ
ータを送信する機能を有しているものである。
【0108】[留守番電話装置の構成]図8に、留守番
電話装置30の全体構成を示すブロック図を示す。
【0109】留守番電話装置30は、操作部32と、タ
イマ部33と、ROM部34と、RAM部35と、制御
部36及び表示部37で構成される。
【0110】操作部32は、通常の通話におけるダイヤ
ルの入力操作、友人や知り合い等の電話番号を登録する
ため入力操作、登録した電話番号のグループ分けを行う
ための操作等を行うものである。
【0111】タイマ部33は、時計のカウントを行うも
のである。
【0112】ROM部34は、留守番電話機能の応答メ
ッセージを構成するメッセージデータ、着信時に発信元
の電話番号の判定をするプログラム、後述する表示部3
7に留守番電話装置30のユーザの操作状態等を表示す
るプログラム、留守番電話機能の起動を行うプログラ
ム、その他のデータ及び留守番電話装置の各種の機能を
実行する為のプログラムを格納する。
【0113】RAM部35は、発信者からのメッセージ
や、操作部32から予め設定されたグループ分けテーブ
ルを格納する。このグループ分けテーブルは、上述した
実施形態で説明したものと同様の構成となっている。
【0114】制御部36は、留守番電話装置30の全体
の制御を行うためのものである。制御部36は、留守番
電話機能を起動すると判断した場合に、発信者からの着
信に応答し、グループ分けテーブルに登録されているデ
ータに対応する応答メッセージを、RAM部35から読
み出して出力するものである。また、RAM部35は、
発信者からのメッセージの録音を行うものである。
【0115】表示部37は、留守番電話装置30のユー
ザの操作状態等を表示するためのものである。ユーザが
留守番電話装置30を操作していないときには、表示部
37には、待ち受け画面や現在時刻などが表示されてい
る。
【0116】[留守番電話装置における動作処理]次
に、本実施形態における留守番電話装置における動作処
理について、説明する。
【0117】〈グループ分けテーブルの作成〉留守番電
話装置30におけるグループ分けテーブルの作成手順
は、第一の実施形態で説明した携帯電話装置10におけ
るグループ分けテーブルの作成の手順等同様であり、ユ
ーザ自身が各登録電話番号に対して各種の設定を行い、
グループ分けテーブルを作成していくこととなる。
【0118】〈着信時の動作〉留守番電話装置30の着
信時における動作も、第一の実施形態で説明した携帯電
話装置10の着信時における動作と同様であり、ユーザ
が予め設定したグループ分けテーブルの内容に基づい
て、留守番電話機能の起動や応答メッセージの選択等を
行うこととなる。
【0119】
【発明の効果】本発明によれば、予めかかってくると予
想される相手の電話番号を登録し、その電話番号からの
発信に対して、電話を受けるか、それとも留守番電話機
能で対応するかという設定を行うことができるため、取
りたくない相手の電話を取らずにすむようになるばかり
でなく、最優先して受けたい電話だけを受信することも
できるようになる。
【0120】また、登録した電話番号をいくつかのグル
ープに分け、そのグループごとに上記の設定を管理する
ことができるため、手軽に設定を変更することが可能と
なる。これにより、電話装置のユーザは、自分の事情に
合わせた細かい設定を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施携帯に係る携帯電話装置
と基地局等の関係を示す説明図である。
【図2】 本発明の第一の実施形態に係る携帯電話装置
の全体構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の第一の実施形態に係る携帯電話装置
のグループ分けテーブルを作成する流れを説明するため
のフローチャートである。
【図4】 本発明で用いられるグループ分けテーブルの
一例を示す説明図である。
【図5】 本発明の第一の実施形態に係る携帯電話装置
の、着信時における動作を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の第二の実施形態に係るサーバの全体
構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明の第三の実施形態に係る留守番電話装
置と通信回線網等の関係を示す説明図である。
【図8】 本発明の第三の実施形態に係る留守番電話装
置の全体構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 基地局 4 通信回線網 5 携帯電話回線網 10 携帯電話装置 11、21 無線部 12、32 操作部 13、23、33 タイマ部 14、24、34 ROM部 15、25、35 RAM部 16、26、36 制御部 17、37 表示部 20 サーバ 30 留守番電話装置 41、42 交換機 44 携帯電話回線網
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 3/42 H04M 3/42 T 5K067 3/53 3/53 5K101 11/10 11/10 H04Q 7/38 H04B 7/26 109L Fターム(参考) 5K015 AA06 GA02 GA05 5K024 AA73 DD01 DD02 GG01 GG05 5K027 BB01 HH14 HH23 5K036 DD33 DD48 EE01 JJ05 5K039 CC03 EE01 HH17 5K067 AA34 BB04 FF07 FF31 FF40 GG11 GG12 HH22 HH23 5K101 KK06 LL01 LL12 MM07 PP03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信元の電話番号を判定する判定手段を
    備える電話装置において、 電話装置が着信をしたことをユーザに知らせるか否かを
    決定する着信通知決定手段を備えると共に、前記着信通
    知決定手段がある発信者からの着信を知らせないことを
    決定した場合に当該ある発信者に対して応答メッセージ
    を出力するか否かを決定する出力決定手段を備え、 前記出力決定手段が前記発信者に対して応答メッセージ
    を出力することを決定した場合に、自動的に応答メッセ
    ージを選択する選択手段を有し、 前記着信通知決定手段による決定と前記選択手段による
    選択の両方が前記判定手段による判定結果及び予め前記
    電話装置のユーザにより設定された設定データに基づい
    て行われることを特徴とする電話装置。
  2. 【請求項2】 前記電話装置は、前記発信者のメッセー
    ジを録音する録音機能を起動するか否かを決定する起動
    決定手段を有し、 前記起動決定手段による決定が前記判定手段による判定
    結果及び予め前記電話装置のユーザにより設定された設
    定データに基づいて行われることを特徴とする請求項1
    に記載の電話装置。
  3. 【請求項3】 通信回線を介して電話装置と接続された
    状態で当該電話装置とデータを送受信し得る機能と、前
    記電話装置に対する発信元の電話番号を判定する判定機
    能と、を備えるサーバにおいて、 電話装置が着信をしたことをユーザに知らせるか否かを
    決定する着信通知決定機能を備えると共に、前記着信通
    知決定機能がある発信者からの着信を知らせないことを
    決定した場合に当該ある発信者に対して応答メッセージ
    を出力するか否かを決定する出力決定機能を備え、 前記出力決定機能が前記発信者に対して応答メッセージ
    を出力することを決定した場合に、自動的に応答メッセ
    ージを選択する選択機能を有し、 前記着信通知決定機能による決定と、前記選択機能によ
    る選択と、の両方が前記判定機能による判定結果及び予
    め前記電話装置のユーザにより設定された設定データに
    基づいて行われることを特徴とするサーバ。
  4. 【請求項4】 前記サーバは、前記発信者のメッセージ
    を録音する録音機能を起動するか否かを決定する起動決
    定機能を有し、 前記起動決定機能による決定が前記判定手段による判定
    結果及び予め前記電話装置のユーザにより設定された設
    定データに基づいて行われることを特徴とする請求項3
    に記載のサーバ。
  5. 【請求項5】 前記サーバは、前記発信者のメッセージ
    を録音する録音機能を起動させるか否かを決定する起動
    決定機能を有し、 前記起動決定機能による決定が前記判定手段による判定
    結果及び予め前記電話装置のユーザにより設定された設
    定データに基づいて行われることを特徴とする請求項3
    又は請求項4に記載のサーバ。
  6. 【請求項6】 発信元の電話番号を判定する判定手段を
    備える電話装置の応答制御方法において、 電話装置が着信をしたことをユーザに知らせるか否かを
    決定するステップを備えると共に、ある発信者からの着
    信を知らせないことを決定した場合に当該ある発信者に
    対して応答メッセージを出力するか否かを決定するステ
    ップを備え、 前記発信者に対して応答メッセージを出力することを決
    定した場合に、自動的に応答メッセージを選択するステ
    ップを有し、 前記着信を知らせるか否かを決定するステップにおける
    決定と、前記応答メッセージを選択するステップにおけ
    る選択と、の両方が前記判定手段による判定結果及び予
    め前記電話装置のユーザにより設定された設定データに
    基づいて行われることを特徴とする電話装置の応答制御
    方法。
  7. 【請求項7】 前記電話装置の応答制御方法は、前記発
    信者のメッセージを録音する録音機能を起動させるか否
    かを決定するステップを有し、 前記録音機能を起動させるか否かを決定するステップに
    おける決定が前記判定手段による判定結果及び予め前記
    電話装置のユーザにより設定された設定データに基づい
    て行われることを特徴とする請求項6に記載の電話装置
    の応答制御方法。
  8. 【請求項8】 発信元の電話番号の判定を行わしめる制
    御プログラムを格納しているコンピュータ読み取り可能
    な記憶媒体において、 前記記憶媒体には、前記制御プログラムによる判定結果
    及び予め当該電話装置のユーザにより設定された設定デ
    ータに基づいて、電話装置が着信をしたことをユーザに
    知らせるか否かを決定せしめるステップを備えると共
    に、ある発信者からの着信を知らせないことを決定した
    場合に当該ある発信者に対して応答メッセージを出力す
    るか否かを決定せしめるステップを備え、 前記発信者に対して応答メッセージを出力することを決
    定した場合に、自動的に応答メッセージを選択せしめる
    ステップを含む電話装置の応答制御方法を実現可能なプ
    ログラムが記憶されたことを特徴とする記憶媒体。
  9. 【請求項9】 前記記憶媒体には、前記制御プログラム
    による判定結果及び予め当該電話装置のユーザにより設
    定された設定データに基づいて、前記発信者のメッセー
    ジを録音する録音機能を起動させるか否かを決定せしめ
    るステップを含む電話装置の応答制御方法を実現可能な
    プログラムが記憶されたことを特徴とする請求項8に記
    載の記憶媒体。
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