JP2005191952A - 電話機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 グループ情報テーブル610には複数の通話相手それぞれが属するグループを示すグループ情報が記憶され、応答メッセージテーブル620にはグループごとに応答メッセージが記憶されている。応答メッセージ検索部520は発信者情報処理部510から着信相手の電話番号を通知され、通知された電話番号で示される相手のグループに対応する応答メッセージを応答メッセージテーブル620から検索する。応答メッセージ選択制御部530は検索された応答メッセージを表示し、そのうち一つを選択するためのキー操作を利用者から受け付ける。応答メッセージ送信制御部は応答メッセージが選択されると回線を接続して選択された応答メッセージを相手に返答した後、回線を切断する。
【選択図】 図3
Description
利用者からこれらの機能の使用を予め指示されている場合、電話機は利用者に代わって着信に自動的に応答し、それぞれ「発信音の後にメッセージをどうぞ」「転送します」又は「只今電話に出ることができません」といった既定の音声ガイダンス、又は利用者自身が予め録音しておいた音声ガイダンスを相手に聞かせる。そして、留守番電話機能の場合には相手が話す伝言を録音し、転送機能の場合にはその着信を予め指定された他の電話へ転送する。
留守番電話機能を備える電話機が、例えば特許文献1に開示されている。
また、利用者が電話に出ない理由の中には、利用者が電話に出て会話することはできないまでも電話機に表示された発信者の確認と若干のキー操作程度ならできる状況に置かれている場合が含まれる。具体的には、会議中や映画鑑賞中といった場合である。
また、前記電話機は、さらに、複数のグループのうち前記発信者情報によって示される通話相手が属する一つを示す相手グループコードを記憶しているグループ記憶手段を備え、前記応答メッセージ記憶手段は、各応答メッセージに対応して前記複数のグループのうち一つを示すメッセージグループコードを記憶しており、前記検索手段は、対応するメッセージグループコードが前記相手グループコードと一致する応答メッセージを前記応答メッセージ記憶手段から検索してもよい。
また、前記応答メッセージ記憶手段は、さらに、各応答メッセージに対応してその応答メッセージが使用される時期を示す時期情報を記憶しており、前記電話機は、さらに、現在時刻を示す時計手段を備え、前記検索手段は、対応するメッセージグループコードが前記相手グループコードと一致し、かつ対応する時期が前記現在時刻を含んでいる応答メッセージを検索してもよい。
また、前記応答メッセージ記憶手段は、さらに、各応答メッセージに対応して前記利用者が置かれる複数の状況のうち一つを示すメッセージ状況コードを記憶しており、
前記電話機は、さらに、前記複数の状況から前記利用者が選択した一つを示す利用者状況コードを記憶する利用者状況記憶手段を備え、前記検索手段は、対応するメッセージグループコードが前記相手グループコードと一致し、かつ対応するメッセージ状況コードが前記利用者状況コードと一致する応答メッセージを検索してもよい。
また、前記電話機は、さらに、前記発信者情報によって示される通話相手と前記選択情報によって特定される応答メッセージとを示す前回返答情報を記憶する前回返答情報記憶手段を備え、前記表示手段は、前記前回返答情報によって示される通話相手から再度着信があった時、前記前回返答情報によって示される応答メッセージ以外の応答メッセージを先頭に表示してもよい。
また、前記電話機は、さらに、各応答メッセージに対応して前記利用者が置かれる複数の状況のうち一つを示すメッセージ状況コードを記憶しており、前記返答方法は、さらに、前記複数の状況から前記利用者が選択した一つを示す利用者状況コードを記憶する利用者状況記憶ステップを含み、前記検索ステップは、対応するメッセージグループコードが前記相手グループコードと一致し、かつ対応するメッセージ状況コードが前記利用者状況コードと一致する応答メッセージを検索してもよい。
本発明のプログラムは、コンピュータを備えた電話機において、予め記憶されている複数の応答メッセージの一つを返答するためのコンピュータ実行可能なプログラムであって、前述した返答方法に含まれるステップを前記コンピュータに実行させる。
第1の実施の形態における電話機は、複数の通話相手それぞれが属するグループを示すグループ情報、及び各グループに対応して一つ以上の応答メッセージを記憶しており、着信時に通話相手の電話番号が通知されると、当該電話番号から特定される通話相手のグループに対応する応答メッセージのリストを利用者に提示し、利用者がそこから一つ選択した応答メッセージを利用者に代わって返答する。
<全体構成>
図1は、第1の実施の形態における電話機1の全体構成を示す機能ブロック図である。ここでは、携帯電話機を例示する。
無線部20はアンテナ10に受信された受信信号を増幅し、変復調部30は増幅された受信信号を、受話音声信号及び受信データ信号に復調する。音声処理部40は、当該受話音声信号をD/A変換してレシーバ42から発音させる。制御部50は、当該受信データ信号に関して所定の処理(例えば電子メール処理)を行う。
音声及びデータの送受信そのものを実現するための構成は本発明の特徴部分ではないので、従来用いられている一般的な構成を適宜採用するものとし、説明を省略する。
表示部90は、カラー液晶パネル、DMD(デジタル・ミラー・デバイス)、有機ELパネル、又はPDP(プラズマ・ディスプレイ・パネル)などで実現され、前記応答メッセージのリストの他に、バッテリ残量、現在時刻、電波強度等の状態情報を表示する。
操作部80は、テンキー、オフフックキー、オンフックキー、カーソルキー等を含み、ダイヤル操作、通話開始操作、通話終了操作、並びに、前記応答メッセージの選択操作等に用いられる。
<外観>
図2は、電話機1の外観を示す正面図である。図2に、表示部90、並びに、操作部80におけるテンキー81、オフフックキー82、オンフックキー83、及びカーソルキー84の配置を例示する。カーソルキー84は、上下左右部分及び中央部分に行われる操作を区別して検出する。
<データ構造>
前記グループ情報、及び前記応答メッセージは、記憶部60に設けられるグループ情報テーブル、及び応答メッセージテーブルに、それぞれ次のように保持される。
ここでは一例として、仕事関係者、友達と家族、及び着信を拒否する相手がそれぞれ属するグループのグループコードを「仕事」「友達・家族」及び「拒否」と表している。
このようなグループ情報は一般に電話帳情報としてよく知られている。グループ情報の入力、更新、削除は、従来の電話機で広く行われている電話帳情報の入力、更新、削除に準じて処理できるので、ここでは詳しく説明しない。
表2は、応答メッセージテーブルのデータ構造及び内容の一例である。
このような応答メッセージテーブルには、例えば、電話機が利用者に提供される時点でいくつかの応答メッセージに関して既定の内容が保持されていて、さらに、利用者独自の応答メッセージを登録、変更、削除できるとしてもよい。
<返答処理>
図3は、利用者が選択した応答メッセージを返答するための返答処理におけるデータフロー図である。
(ステップ510)発信者情報処理部510は、着信通知信号から発信者の電話番号を抽出して応答メッセージ検索部520及び応答メッセージ選択制御部530へ通知する。番号非通知による発信等のために発信者の電話番号が得られない場合には、電話番号が不明であることを示す特定の情報を応答メッセージ選択制御部530へ通知する。
応答メッセージ選択制御部530は、カーソルキー84の上部及び下部のそれぞれが押されたことを示す情報を操作部80から受け取ると上及び下に隣接する応答メッセージへカーソルを移動する。このとき、カーソルの移動先の応答メッセージが画面外にあって表示されていなければ表示をスクロールさせて当該応答メッセージを表示し、また、リストの先頭及び末尾の応答メッセージ間では循環的にカーソルを移動させるものとする。
なお、オフフックキー82が押されたことを示す情報を受けると、本返答処理を中止して、利用者が電話に出るための一般的な着信処理を行ってもよい。
(ステップ540)応答メッセージ送信制御部540は、通知されたメッセージ番号に対応する音声データを応答メッセージテーブル620から取得し、回線を接続し、取得された音声データを送信し、そして音声データを送信し終わると回線を切断する。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態における電話機は、複数の状況から利用者が自らの状況として選択した一つを記憶し、当該記憶された状況に適した応答メッセージのみを選択肢として利用者に提示する機能が追加される点で、第1の実施の形態における電話機と異なる。
以下、図面を参照しながら、第2の実施の形態における電話機について詳しく説明する。なお、電話機の全体構成、外観、並びに、グループ情報テーブル及び応答メッセージテーブルについては、第1の実施の形態で説明した内容と同一なので説明を省略する。
<状況選択処理>
図6は、利用者から状況の選択を受け付けるための状況選択処理におけるデータフロー図である。
利用者状況選択制御部570、及び状況更新部580のそれぞれは、状況選択処理を実行するためのプログラムを構成する個々のモジュール(又は関数)によって実現されることを想定しているが、これらの各部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の専用のハードウェアによって実現することもできる。
(ステップ570)利用者状況選択制御部570は、状況の選択肢を示す状況選択画面を表示する。
図7に、状況選択画面の具体例を示す。この例には、第1の実施の形態で例示した各状況、及びそれらの何れにも該当しない「該当なし」の4つの選択肢が示され、現在「該当なし」が選択されていることが示されている。
(ステップ580)通知された状況コードで利用者状況レジスタ630を更新する。
<返答処理>
図8は、第2の実施の形態における返答処理を表すデータフロー図である。第1の実施の形態における返答処理(図3参照)と比べて応答メッセージ検索部520が応答メッセージ検索部525に変更され、ステップ520に代えて以下に説明するステップ525が実行される。
そして、ステップ520で述べた検索条件を満たし、なおかつ取得された状況コードか又は「一般」の何れかの状況コードを状況欄に有する行を応答メッセージテーブル620から検索し、検索された行に保持されているメッセージ番号を取得して応答メッセージ選択制御部530へ通知する。
図9に、応答メッセージ選択画面の具体例を示す。この例は、利用者が状況として「移動」を選択していて、かつ日曜日の午後4時に友達・家族グループに属する通話相手からの着信中に表示される応答メッセージ選択画面を示している。図に示したように、移動状況に適した応答メッセージとして「移動」及び「一般」の応答メッセージのリストが表示される。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態における電話機は、一度応答メッセージを返答した通話相手から再度の着信中に前回返答した応答メッセージ以外の応答メッセージを最初の選択肢として利用者に提示する機能が追加される点で、第2の実施の形態における電話機と異なる。
以下、図面を参照しながら、第3の実施の形態における電話機について詳しく説明する。
<データ構造>
表3は、前回返答情報テーブルのデータ構造及び内容の一例である。
この例は、09033333333から前回あった着信にメッセージ番号205の応答メッセージを返答したことを示しており、具体的に図9に示した応答メッセージ選択画面から「今電車の中!」という応答メッセージを選択して返答した場合に記憶される。
<返答処理>
図10は、第3の実施の形態における返答処理を表すデータフロー図である。第2の実施の形態における返答処理(図8参照)と比べて応答メッセージ選択制御部530が応答メッセージ選択制御部535に変更され、ステップ530に代えて以下に説明するステップ535が実行される。また、前述した前回返答情報テーブル640が記憶部60に追加される。
そして、取得された表示用テキストのうち、最初の表示用テキストから前回返答情報テーブル640から取得されたメッセージ番号に対応する表示用テキストまでを読み飛ばし、残った表示用テキストを先に表示して、その後で読み飛ばした表示用テキストを表示する。
そして応答メッセージ選択制御部530と同様、カーソルキーの操作に従って選択を受け付け、選択された応答メッセージのメッセージ番号を応答メッセージ送信制御部540へ通知する。
応答メッセージ選択制御部535は、通信相手の電話番号に対応して前回返答情報テーブル640に記憶されているメッセージ番号を、選択された応答メッセージのメッセージ番号で更新する。前回返答情報テーブル640に当該電話番号が記憶されていない場合には、当該電話番号と選択された応答メッセージのメッセージ番号とを対応付けて新たに記憶させる。
<その他の変形例>
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
また、本発明は、前記プログラム又は前記デジタル信号を記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD、MO、DVD、BD、半導体メモリ等であるとしてもよい。
また、前記プログラム又は前記デジタル信号は、前記記録媒体に記録されて移送され、若しくは、前記ネットワーク等を経由して移送され、独立した他のコンピュータシステムにおいて実施されるとしてもよい。
10 アンテナ
20 無線部
30 変復調部
40 音声処理部
41 マイク
42 レシーバ
50 制御部
51 CPU
52 ROM
53 RAM
60 記憶部
70 時計部
80 操作部
81 テンキー
82 オフフックキー
83 オンフックキー
84 カーソルキー
90 表示部
510 発信者情報処理部
520、525 応答メッセージ検索部
530、535 応答メッセージ選択制御部
540 応答メッセージ送信制御部
570 利用者状況選択制御部
580 状況更新部
610 グループ情報テーブル
620 応答メッセージテーブル
630 利用者状況レジスタ
640 前回返答情報テーブル
Claims (11)
- 予め記憶されている応答メッセージを返答する電話機であって、
複数の応答メッセージを記憶している応答メッセージ記憶手段と、
着信時に検出した通話相手を示す発信者情報に基づき1つ以上の応答メッセージを前記応答メッセージ記憶手段から検索する検索手段と、
検索された応答メッセージを表示する表示手段と、
表示された応答メッセージの一つを特定する選択情報を利用者から取得する取得手段と、
取得された選択情報によって特定される応答メッセージを返答する返答手段と
を備えることを特徴とする電話機。 - 前記電話機は、さらに、
複数のグループのうち前記発信者情報によって示される通話相手が属する一つを示す相手グループコードを記憶しているグループ記憶手段を備え、
前記応答メッセージ記憶手段は、各応答メッセージに対応して前記複数のグループのうち一つを示すメッセージグループコードを記憶しており、
前記検索手段は、対応するメッセージグループコードが前記相手グループコードと一致する応答メッセージを前記応答メッセージ記憶手段から検索する
ことを特徴とする請求項1に記載の電話機。 - 前記応答メッセージ記憶手段は、さらに、各応答メッセージに対応してその応答メッセージが使用される時期を示す時期情報を記憶しており、
前記電話機は、さらに、現在時刻を示す時計手段を備え、
前記検索手段は、対応するメッセージグループコードが前記相手グループコードと一致し、かつ対応する時期が前記現在時刻を含んでいる応答メッセージを検索する
ことを特徴とする請求項2に記載の電話機。 - 前記応答メッセージ記憶手段は、さらに、各応答メッセージに対応して前記利用者が置かれる複数の状況のうち一つを示すメッセージ状況コードを記憶しており、
前記電話機は、さらに、前記複数の状況から前記利用者が選択した一つを示す利用者状況コードを記憶する利用者状況記憶手段を備え、
前記検索手段は、対応するメッセージグループコードが前記相手グループコードと一致し、かつ対応するメッセージ状況コードが前記利用者状況コードと一致する応答メッセージを検索する
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の電話機。 - 前記電話機は、さらに、
前記発信者情報によって示される通話相手と前記選択情報によって特定される応答メッセージとを示す前回返答情報を記憶する前回返答情報記憶手段を備え、
前記表示手段は、前記前回返答情報によって示される通話相手から再度着信があった時、前記前回返答情報によって示される応答メッセージ以外の応答メッセージを先頭に表示する
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の電話機。 - 予め複数の応答メッセージを記憶している電話機において、前記複数の応答メッセージの一つを返答する返答方法であって、
着信時に検出した通話相手を示す発信者情報に基づき1つ以上の応答メッセージを前記複数の応答メッセージのなかから検索する検索ステップと、
検索された応答メッセージを表示する表示ステップと、
表示された応答メッセージの一つを特定する選択情報を利用者から取得する選択情報取得ステップと、
取得された選択情報によって特定される応答メッセージを返答する返答ステップと
を含むことを特徴とする返答方法。 - 前記電話機は、さらに、複数のグループのうち前記発信者情報によって示される通話相手が属する一つを示す相手グループコード、及び各応答メッセージに対応して前記複数のグループのうち一つを示すメッセージグループコードを記憶しており、
前記検索ステップは、対応するメッセージグループコードが前記相手グループコードと一致する応答メッセージを検索する
ことを特徴とする請求項6に記載の返答方法。 - 前記電話機は、さらに、各応答メッセージに対応してその応答メッセージが使用される時期を示す時期情報を記憶しており、
前記検索ステップは、対応するメッセージグループコードが前記相手グループコードと一致し、かつ対応する時期が現在時刻を含んでいる応答メッセージを検索する
ことを特徴とする請求項7に記載の返答方法。 - 前記電話機は、さらに、各応答メッセージに対応して前記利用者が置かれる複数の状況のうち一つを示すメッセージ状況コードを記憶しており、
前記返答方法は、さらに、前記複数の状況から前記利用者が選択した一つを示す利用者状況コードを記憶する利用者状況記憶ステップを含み、
前記検索ステップは、対応するメッセージグループコードが前記相手グループコードと一致し、かつ対応するメッセージ状況コードが前記利用者状況コードと一致する応答メッセージを検索する
ことを特徴とする請求項7又は8に記載の返答方法。 - 前記返答方法は、さらに、
前記発信者情報によって示される通話相手と前記選択情報によって特定される応答メッセージとを示す前回返答情報を記憶する返答情報記憶ステップを含み、
前記表示ステップは、前記前回返答情報によって示される通話相手から再度着信があった時、前記前回返答情報によって示される応答メッセージ以外の応答メッセージを先頭に表示する
ことを特徴とする請求項6乃至9の何れかに記載の返答方法。 - コンピュータを備えた電話機において、予め記憶されている複数の応答メッセージの一つを返答するためのコンピュータ実行可能なプログラムであって、
請求項6乃至10の少なくとも一つに記載したステップを前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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