JP7070495B2 - 電子機器、停止判定方法、および停止判定プログラム - Google Patents

電子機器、停止判定方法、および停止判定プログラム Download PDF

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    • H04B1/3827Portable transceivers

Description

本発明は、電子機器、停止判定方法、および停止判定プログラムに関する。
GNSS(Global Navigation Satellite System)による位置検出(測位)は、測位衛星からの電波を受信する受信機を搭載した自動車のナビゲーションシステムや船舶の航法支援システム、測量等に利用されている。さらに、GNSSによる測位機能を有するスマートフォン等の携帯情報端末が普及し、例えば、ランニングを行うユーザ向けに、ランニングの走行記録(走行距離、走行速度、移動軌跡、運動時間等の記録)を取得するウェアラブル端末が開発されている。
自動車のナビゲーションシステム等においては、自動車、すなわち受信機を搭載した電子機器が停止しているときも、測位の誤差等により、検出された現在地がある程度移動し続けることが多く、計測上、移動速度が0km/hにならず低速で移動し続けている。そこで、0よりも大きい閾値を設定し、計測された移動速度がこの閾値以下の場合には停止しているとみなす装置が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開平11-258324号公報
特許文献1のように、停止しているとみなすための閾値として0よりも大きい値を設定する場合、ユーザの移動を確実に検出するためには大きすぎる閾値を設定することはできない。ところが、前記測位機能を有するウェアラブル端末は、渓谷や森林等で使用される場合、障壁が多く、測位衛星からの電波が反射、回折して測位誤差が大きくなる傾向がある。また、特にユーザの手首等に装着されている場合には、腕振り等によって位置の精度が低下する。そのために、ユーザが停止しているにもかかわらず、閾値を超えた移動速度が検出されてしまう場合があり、瞬間的に移動中であるとみなされる場合がある。さらに、ユーザの走行中から停止への移行や走り始めにおいては、移動速度が一様に変化するとは限らず、短期間に移動状態と停止状態との状態遷移が交互に繰り返される場合がある。その結果、ユーザの実際の行動に即して的確に移動状態と停止状態の状態遷移を判定することが困難である。
本発明の課題は、ユーザが移動中か停止中かを好適に判定することができる、電子機器、停止判定方法、および停止判定プログラムを提供することである。
本発明に係る別の電子機器は、測位衛星から信号を受信してユーザの現在地の位置情報を取得して、前記位置情報の経時変化に基づいて移動速度を算出する速度取得部と、所定時間間隔毎に前記速度取得部に前記ユーザの移動速度を取得させ、かつ、前記ユーザが移動状態か停止状態かを判定する制御部と、停止速度閾値、移動速度閾値、停止判定値、および移動判定値を記憶する記憶部と、を備え、前記移動状態において、前記制御部は、前記速度取得部が取得した移動速度を前記停止速度閾値と比較し、前記移動速度が前記停止速度閾値未満であった回数が、当該移動状態に遷移したと判定してから累計で前記停止判定値に到達したときに、当該移動状態から前記停止状態に遷移したと判定し、前記停止状態において、前記制御部は、前記速度取得部が取得した移動速度を前記移動速度閾値と比較し、前記移動速度が前記移動速度閾値以上であった回数が、当該停止状態に遷移したと判定してから累計で前記移動判定値に到達したときに、当該停止状態から前記移動状態に遷移したと判定することを特徴とする。
本発明に係る電子機器、停止判定方法、および停止判定プログラムによれば、ユーザが移動中か停止中かを好適に判定することができる。
本発明の実施形態に係る電子機器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る電子機器における停止判定を実行する、第1実施形態に係る停止判定方法の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る電子機器における移動判定を実行する、第1実施形態に係る移動判定方法の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る電子機器の速度取得部が取得したユーザの移動速度の推移を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る電子機器における停止判定を実行する、第2実施形態に係る停止判定方法の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る電子機器における移動判定を実行する、第2実施形態に係る移動判定方法の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る電子機器における停止判定を実行する、第3実施形態に係る停止判定方法の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る電子機器における移動判定を実行する、第3実施形態に係る移動判定方法の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を、各図を参照して詳細に説明する。ただし、以下に示す形態は、本実施形態の技術思想を具現化するための電子機器、停止判定方法、および停止判定プログラムを例示するものであって、本発明は以下の説明に限定されるものではない。また、以下の説明において、同一のまたは同質の部品や工程については、同一の符号を付し、説明を適宜省略する。
〔電子機器〕
本発明の実施形態に係る電子機器の構成について、図1を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係る電子機器の構成を示すブロック図である。本発明の実施形態に係る電子機器は、スマートフォン等の携帯情報端末やウェアラブル端末であり、例えば、ランニング等における走行記録機能を有するスマートウォッチである。
電子機器10は、制御部1、GNSSによる測位を行う測位部2を有する速度取得部20、記憶部4、操作部5、および表示部6を備え、操作部5の一部と表示部6とでタッチパネルを構成する。
制御部1は、CPU(Central Processing Unit)であり、記憶部4に格納されているプログラムを実行して、速度取得部20や表示部6を制御する。さらに、制御部1は、速度取得部20が算出した移動速度に基づいて、後述するように、現在、ユーザが移動している(例えば、走行している)状態(移動状態)か、停止している状態(停止状態)か、を判定する。
速度取得部20は、測位部2および移動速度算出部3を備える。測位部2は、測位衛星STから受信した信号に基づいて電子機器10の現在地を取得する。移動速度算出部3は、現在地の経時変化から電子機器10の移動速度を算出する。測位部2は、GNSS受信ユニットであり、アンテナ21、RF(Radio Frequency)部22、ベースバンド変換部23、捕捉追尾部24、制御部25、および記憶部26を備える。移動速度算出部3は、制御部25や制御部1を構成するCPUの一部として設けられていてもよい。速度取得部20は、制御部1によって、所定の単位時間t毎(所定時間間隔毎)に、測位部2が現在地の情報を取得し、移動速度算出部3が移動速度を算出する。
RF部22は、LNA(Low Noise Amplifier、低雑音増幅回路)、BPF(Band-Pass Filter)、局部発振器、およびミキサ等を含み、L1帯(GPS衛星では、1.57542GHz)の衛星電波を受信して、測位衛星STからの信号を選択的に通過、増幅させ、中間周波数信号(IF)に変換する。ベースバンド変換部23は、RF部22で得られた中間周波数信号に対して各測位衛星のC/A(Clear and Acquisition, Coarse and Access)コードを適用してベースバンド信号(航法メッセージに係る符号列)を取得する。捕捉追尾部24は、RF部22で得られた中間周波数信号に対して各測位衛星の各位相でのC/Aコードとの間で各々相関値を算出してそのピークを特定することで、受信されている測位衛星STからの信号とその位相を同定する。捕捉追尾部24は、同定された測位衛星STのC/Aコードとその位相により当該測位衛星STからの航法メッセージに係る符号列を継続的に取得するために、ベースバンド変換部23に対して位相情報のフィードバックを行う。
制御部25はCPUであり、制御部1(ホストCPU)から入力された制御信号や設定データに応じてRF部22やベースバンド変換部23を制御する。記憶部26は、制御部25に作業用のメモリ領域を提供し、また、測位に係る各種設定データや測位の履歴を記憶する。詳しくは、記憶部26は、各測位衛星の軌道情報(エフェメリス)、予測軌道情報(アルマナック)、測位を行うためのプログラム、ならびに前回の測位日時および位置等を記憶している。
記憶部4は、フラッシュメモリやRAMであり、電子機器10が電子時計としての機能やランニングの走行記録機能を実現するためのプログラム、測位部2および移動速度算出部3を制御するプログラム、これらのプログラム実行に必要なデータ等を記憶する。記憶部4はさらに、ユーザが移動状態か停止状態かを制御部1が判定するプログラム、およびこのプログラム実行に必要なデータ等を記憶する。
操作部5は、ユーザが手で操作するために設けられ、電子機器10の本体(装着用のバンドを除く部分)の外周等に設けられた1ないし複数の竜頭(つまみ)や押しボタン、表示部6と一体化したタッチパネルである(図示省略)。
表示部6は、腕時計における文字盤部分に設けられた液晶ディスプレイや有機ELディスプレイであり、文字や画像による情報を表示する。表示部6は、モノクロ画像を表示する機能を有するモノクロ表示器61、およびカラー画像を表示する機能を有するカラー表示器62を備え、例えば、表側にモノクロ表示器61を、内側にカラー表示器62を配置した二層構造である。表示内容、およびモノクロ画像とカラー画像とは、操作部5の操作によって切り替えて表示することができる。また、省電力化のために、表示部6は、一定時間、操作部5の操作がないと、モノクロ画像のみによる現在時刻等の表示に、または非表示に切り替わるように構成されている。また、電子機器10は、スピーカ等の音声による通知手段や、アクチュエータによるバイブレータ等の通知手段を備えてもよい。
表示部6が表示する情報は、特に限定されないが、例えば、現在時刻、衛星電波の受信状況、移動時間、移動距離、ユーザの速度、ランニングタイム、移動距離、消費カロリー、地図および移動軌跡等であり、さらに移動状態であるか停止状態であるかを表示することもできる。電子機器10は、これらの情報を、リアルタイムで表示部6に表示または音声や振動で通知してもよいし、操作部5の操作によって表示部6に表示するように構成されていてもよい。
以降の実施形態においては、ランニングを行うユーザ向けの電子機器として、別途記載のない限り移動状態が走行状態であると例示して説明する。したがって、例えば、ユーザが移動速度4~5km/h程度で歩行しているときは、原則として停止状態と判定する。なお、本明細書において、走行状態および停止状態とは、それぞれ本発明の実施形態に係る電子機器の判定による結果を指し、ユーザの実際の行動とはかならずしも一致しない。
〔第1実施形態〕
電子機器10の、当該電子機器10を装着したユーザの状態を判定する、第1実施形態に係る方法について説明する。表1に、状態遷移の判定に使用する値を例示する。これらの値は予め設定されたものであり、記憶部4に記憶される。
Figure 0007070495000001
ユーザが走行状態であるときには、停止速度閾値Vp、停止判定値Tp、移動リセット値Rr、および停止判定待機値WRを使用する。なお、tは、ユーザの移動速度の値Vを取得する単位時間である。停止速度閾値Vpは、ユーザが走行状態から停止状態に遷移したか否かを制御部1が判定する際に、ユーザの移動速度Vを比較する対象とする値である。また、停止判定値Tpは、停止状態へと状態遷移したと制御部1が判定するために必要な判定の回数である。例えば、ユーザの移動速度Vが停止速度閾値Vpよりも低いと判定された回数が、停止判定値Tpに到達したときに、停止状態へと状態遷移したと判定される。また、停止判定値Tpは、単位時間tの値に応じて設定される。ユーザの移動速度Vが停止速度閾値Vpよりも低いと判定された回数は、記憶部4に記憶されているカウンタ値である判定カウンタjを、制御部1がインクリメントすることによってカウントすることができる。一方、移動リセット値Rrは、判定カウンタjを0にする、すなわち初期化するために設定された値である。ユーザの移動速度Vが停止速度閾値Vp以上であると連続して判定された回数が移動リセット値Rrに到達した場合、制御部1は判定カウンタjを0にする。ユーザの移動速度Vが停止速度閾値Vp以上であると判定された回数は、記憶部4に記憶されているカウンタ値である判定リセットカウンタkを制御部1がインクリメントすることによってカウントすることができる。また、停止判定待機値WRは、状態遷移の判定を行わずにユーザの移動速度Vを取得する回数を示す。ユーザの移動速度Vを取得した回数は、記憶部4に記憶されているカウンタ値である状態カウンタiを制御部1がインクリメントすることによってカウントすることができる。
ユーザが停止状態であるときには、移動速度閾値Vr、移動判定値Tr、停止リセット値Rp、および移動判定待機値WPを使用する。移動速度閾値Vrは、ユーザが停止状態から走行状態に遷移したか否かを制御部1が判定する際に、ユーザの移動速度の値Vを比較する対象とする値である。また、移動判定値Trは、走行状態へと状態遷移したと制御部1が判定するために必要な判定の回数である。例えば、ユーザの移動速度Vが移動速度閾値Vr以上であると判定された回数が、移動判定値Trに到達したときに、走行状態へと状態遷移したと判定される。また、移動判定値Trは、単位時間tの値に応じて設定される。ユーザの移動速度Vが移動速度閾値Vr以上であると判定された回数は、記憶部4に記憶されているカウンタ値である判定カウンタjを、制御部1がインクリメントすることによってカウントすることができる。一方、停止リセット値Rpは、判定カウンタjを0にする、すなわち初期化するために設定された値である。ユーザの移動速度Vが移動速度閾値Vrよりも低いと連続して判定された回数が停止リセット値Rpに到達した場合、制御部1は判定カウンタjを0にする。ユーザの移動速度Vが移動速度閾値Vrよりも低いと判定された回数は、記憶部4に記憶されているカウンタ値である判定リセットカウンタkを制御部1がインクリメントすることによってカウントすることができる。また、移動判定待機値WPは、状態遷移の判定を行わずにユーザの移動速度Vを取得する回数を示す。ユーザの移動速度Vを取得した回数は、記憶部4に記憶されているカウンタ値である状態カウンタiを制御部1がインクリメントすることによってカウントすることができる。
(走行状態における停止判定方法)
電子機器10による、走行状態から停止状態への遷移の判定の手順、すなわち、制御部1が、ユーザの状態が走行状態であると判定した後において停止判定を実行する方法を、図2を参照して説明する。図2は、本発明の実施形態に係る電子機器における停止判定を実行する、第1実施形態に係る停止判定方法の手順を示すフローチャートである。
走行状態が開始(RUN START)、すなわち、制御部1は、ユーザの状態が停止状態から走行状態に遷移したと判定した時、まず、状態カウンタiを0に初期化して記憶4に書き込み(S11)、また、判定カウンタjを0に初期化して記憶4に書き込む(S12)。そして、速度取得部20が位置情報を取得し(S13)、この位置情報と1回前に取得した位置情報との差分に基づいて移動速度Vを算出する(S14)。次に、制御部1が、移動速度Vをユーザの走行速度として、位置情報および取得時刻に紐付けて記憶部4に書き込む(S15)。次に、制御部1が、状態カウンタiを停止判定待機値WRと比較し(S16)、i<WRであれば(S16:NO)、状態カウンタiをインクリメントして記憶4に上書きし(S19)、ステップS13に戻る。記憶4に記憶されている状態カウンタiが停止判定待機値WRに到達する(S16:YES)まで、制御部1は、このようなステップS13~S16,S19の一連の処理を単位時間t毎に繰り返し実行する。
制御部1は、状態カウンタiが停止判定待機値WRに到達したら(S16:YES)、ステップS22へ移行して、直前のステップS14で算出した移動速度Vを停止速度閾値Vpと比較する。言い換えると、現在の走行状態に遷移してから(WR+1)回目以降に算出された移動速度Vについて、停止速度閾値Vp未満であるか否かを判定する。移動速度Vが停止速度閾値Vp以上であった場合には(S22:NO)、制御部1は、記憶4に記憶されている判定カウンタjを0と比較し(S23)、j=0であるとき(S23:NO)、ステップS13に戻る。なお、現在の走行状態において、正確にはステップS12の実行以降、これまでのすべてのステップS22で移動速度Vが停止速度閾値Vp以上であった場合、j=0である。したがって、制御部1は、停止速度閾値Vp未満の移動速度Vが計測される(S22:YES)まで、ステップS13~S16,S22,S23の一連の処理を繰り返し実行する。
一方、移動速度Vが停止速度閾値Vp未満であった(移動速度Vが停止速度閾値Vpをクリアした)場合(S22:YES)、制御部1は、判定リセットカウンタkを0に初期化して記憶4に書き込む(S27)。また、制御部1は、判定カウンタjをインクリメントして記憶4に上書きして(S28)から、停止判定値Tpと比較する(S29)。j<Tpであるとき(S29:NO)、制御部1は、ステップS13に戻る。したがって、記憶4に記憶されている判定カウンタjが停止判定値Tp以上に到達する(S29:YES)まで、制御部1は、ステップS13~S16,S22、およびステップS27~S29またはステップS23の処理を繰り返し実行する。一方、判定カウンタjが停止判定値Tp以上(S29:YES)、すなわち停止速度閾値Vp未満の移動速度VがTp回計測された時に、制御部1は、ユーザの状態が走行状態から停止状態に遷移したと判定する。すなわち、走行状態が終了し(RUN END)、停止状態が開始する(PAUSE START)。
なお、停止速度閾値Vp未満の移動速度Vが1回以上計測された後においては、記憶4に記憶されている判定カウンタjは1以上となる。したがって、停止速度閾値Vp未満の移動速度Vが累計Tp回計測される前に、停止速度閾値Vp以上の移動速度Vが計測された時(S22:NO)、制御部1は、ステップS23において判定カウンタjが0よりも大きいと判定して(S23:YES)、ステップS24に移行する。制御部1は、判定リセットカウンタkをインクリメントして記憶4に上書きして(S24)から、移動リセット値Rrと比較する(S25)。k<Rrであるとき(S25:NO)、制御部1は、ステップS13に戻ってステップS13~S16,S22等の一連の処理を実行する。一方、記憶4に記憶されている判定リセットカウンタkが移動リセット値Rr以上の場合には(S25:YES)、制御部1は、判定カウンタjを0に初期化してから(S12)、ステップS13~S16,S22,S23の一連の工程を、判定カウンタjが停止判定値Tpに到達するまで繰り返し実行する。また、判定リセットカウンタkが1以上Rr未満のときに、次に計測された移動速度Vが停止速度閾値Vp未満であれば(S22:YES)、制御部1は、判定リセットカウンタkを0に初期化して記憶4に書き込む(S27)。すなわち、停止速度閾値Vp以上の移動速度Vが連続してRr回計測される前に、停止速度閾値Vp未満の移動速度VがTp回計測されると、制御部1は、走行状態から停止状態に遷移したと判定する。
(停止状態における移動判定(停止解除)方法)
電子機器10による、停止状態から走行状態への遷移の判定の手順、すなわち、制御部1が、ユーザの状態が停止状態であると判定した後において移動判定を実行する方法を、図3を参照して説明する。図3は、本発明の実施形態に係る電子機器における移動判定を実行する、第1実施形態に係る移動判定方法の手順を示すフローチャートである。
図3に示すように、停止状態においては、判定に使用する値を表1に示すように置き換えて、図2に示す走行状態と同様の手順で、当該停止状態から走行状態への遷移の判定が実行される。具体的には、制御部1は、移動速度Vについて、移動速度閾値Vr以上である(移動速度Vが移動速度閾値Vrをクリアする)か否かを判定する(S32)。また、状態カウンタi、判定カウンタj、および判定リセットカウンタkについて、各閾値が異なる(S18,S39,S35)。さらに、停止状態では、制御部1は、ステップS14で算出した移動速度Vを記録せずに、0km/hをユーザの走行速度として記録する(S17)。また、ステップS13で取得した位置情報を記録(更新)せず、停止状態への遷移前の走行状態における最後に取得した位置情報、または当該停止状態における1回目に取得した位置情報を記録する。したがって、停止状態においては、走行速度0km/hが継続され、また移動軌跡が固定されている。なお、ステップS17の走行速度等の記録のタイミングは、例えば位置情報を取得する(S13)前でもよい。あるいは、位置情報については、ステップS13で取得した情報をその都度記録してもよい。
電子機器10は、起動時(例えば、ユーザによる走行記録開始操作)においては、停止状態であると設定され、移動速度Vを移動速度閾値Vrと比較して(S32)、結果に応じて走行状態に遷移する。このとき、移動判定待機値WPを設けずに、移動速度Vを1回目から判定するように構成されていてもよい。
図2および図3に示した手順を電子機器10が実行することにより、図4に示す移動速度の推移においては、次のようにユーザの状態が制御部1によって判定される。図4は、本発明の実施形態に係る電子機器の速度取得部が取得したユーザの移動速度の推移を示すグラフである。図4の横軸のポイント(pt.)は、速度取得部が単位時間t毎に取得した移動速度のうちの何回目に取得した移動速度の値であるかを示す。なお、図4では、1秒毎に移動速度を取得している。すなわち、単位時間t=1秒である。また、図4において1ポイント目は走行状態とし、遷移後20ポイント以上経過しているものとする。また、判定に使用する値は、表1に示す通りである。
図4に示すように、速度取得部20が測位部2によって計測した現在地から算出した移動速度は、ばらつきを含んで推移する。図4において、移動速度は、比較的高速であるときにおいては8~11km/h近傍であり、70ポイント目近傍で約2km/hに、150ポイント目近傍で約5km/hに、それぞれ低下して再び高速に戻っている。
図4の1ポイント目から、移動速度Vは取得される度に、制御部1によって停止速度閾値Vpである5.0km/hと比較される。そして、移動速度が5.0km/hを下回ったa点で、ユーザの移動速度Vが停止速度閾値Vpよりも低いと判定され、制御部1によって判定カウンタjがインクリメントされる。すなわち、制御部1は、判定カウンタjをインクリメントすることで、ユーザの移動速度Vが停止速度閾値Vpよりも低いと判定された回数をカウントする。a点からb点までの間において取得された移動速度Vのうち、5.0km/h以上であると判定されたのは1回のみであることから、判定リセットカウンタkは移動リセット値Rrに到達せず、ユーザの移動速度Vが停止速度閾値Vpよりも低いと判定された回数のカウントは継続される。そして、b点でj=10、すなわち、判定カウンタjが停止判定値Tpである10となって、制御部1によって停止状態に遷移したと判定される。
停止状態に遷移してから1回目から、移動判定待機値WPである5回目までに取得された移動速度Vについて状態遷移の判定は実行されず、c点から取得した移動速度Vについて、状態遷移の判定が実行される。すなわち、c点以降に取得した移動速度Vが、制御部1によって移動速度閾値Vrである7.0km/hと比較される。そして、移動速度が7.0km/h以上となったd点で、ユーザの移動速度Vが移動速度閾値Vr以上であると判定され、制御部1によって判定カウンタjがインクリメントされる。すなわち、制御部1は判定カウンタjをインクリメントすることで、ユーザの移動速度Vが移動速度閾値Vr以上であると判定された回数をカウントする。しかし、移動速度Vが連続して2回7.0km/h未満であると判定されたe点で、判定リセットカウンタkが停止リセット値Rpに到達したので、判定カウンタjは初期化される。すなわち、e点において、判定カウンタj=0となる。さらにその後再び移動速度が7.0km/h以上となったf点で、あらためて判定カウンタjのカウントが開始される。そして、g点でj=5、すなわち、判定カウンタjが移動判定値Trとなって、制御部1によって走行状態に遷移したと判定される。
走行状態に遷移してから1回目から、停止判定待機値WRである20回目までに取得された移動速度Vについて状態遷移の判定は実行されず、h点から取得した移動速度Vについて、状態遷移の判定が実行される。すなわち、h点以降に取得した移動速度Vが、前記と同様に、制御部1によって停止速度閾値Vpである5.0km/hと比較される。また、l点で移動速度Vが5.0km/hを下回ったことにより、制御部1によって判定カウンタjのカウントが開始されるが、l点以降において、5.0km/h未満の移動速度が累計3回であるので、判定カウンタjは停止判定値Tpである10に到達しない。その後は移動速度が5.0km/h以上を維持したことにより、m点でk=3、すなわち、判定リセットカウンタkが移動リセット値Rrである3となって、判定カウンタjが初期化され、停止状態へ遷移せず走行状態が継続される。したがって、図4においては、b-g間が停止状態(PAUSE)で、それ以外は走行状態であると制御部1によって判定される。
表1に示すように、停止速度閾値Vpは0km/hよりも大きな値に設定する。また、移動速度閾値Vrは、停止速度閾値Vp以上に設定することが好ましく、停止速度閾値Vpよりも大きいことがさらに好ましい。Vp<Vrとすることで、ユーザが停止しているときに、測位部2の測定誤差によってある程度大きな移動速度Vが取得されてしまっても、走行状態に遷移したと判定され難くなる。そして、ユーザの走行ペースが低下した場合において、ユーザが停止せずに移動し続けているにもかかわらず停止状態に遷移したと判定されてしまうことが生じ難くなる。ただし、停止速度閾値Vpが過小、また、移動速度閾値Vrが過大であると、状態遷移の判定の感度が低下して、状態遷移の判定が遅れ、さらには状態が遷移しない場合がある。また、停止速度閾値Vpと移動速度閾値Vrとの差(Vr-Vp)が過大であると、ユーザの走行または歩行速度によっては、Vp≦V<Vrの範囲の移動速度Vが継続的に取得されることがある。このとき、走行状態、停止状態のいずれにおいても、制御部1は状態遷移の判定をしないので、同じ移動速度Vでも、走行状態において減速してきた場合には走行速度として記録されるが、停止状態において加速してきた場合には記録されないことになる。したがって、ユーザの移動速度について状態を一義的に判定するためには、停止速度閾値Vpと移動速度閾値Vrとの差を小さく、具体的には、ユーザの走行時の移動速度の変動幅に対して小さく設定することが好ましい。
あるいは、停止速度閾値Vpと移動速度閾値Vrとの差を、ユーザの走行時の移動速度の変動幅以上に設定することもできる。このような設定により、走行状態においては、移動速度Vが減少して、移動速度閾値Vrよりは小さいが停止速度閾値Vp以上であれば(Vp≦V<Vr)、ユーザがペースダウンしていてもランニングを継続している可能性があると推測して、移動速度Vを走行速度として記録を継続する。これに対して、停止状態に遷移した後においては、ユーザが低速な走行または歩行を開始して移動速度Vが停止速度閾値Vp以上となっても、移動速度閾値Vr未満であれば(Vp≦V<Vr)、ユーザがランニングを終了して単なる歩行による移動と推測し、走行状態に遷移しない。さらに、移動判定値Trを小さく設定することにより、ユーザが加速して移動速度Vが移動速度閾値Vr以上になれば、短期間で走行状態に遷移するので、走行状態への遷移がそれほど遅れない。
速度閾値Vp,Vrは、ユーザの走行時の移動速度に基づいて設定されることが好ましい。すなわち、移動速度閾値Vrは、ユーザの走行時の安定した(長時間継続した)速度範囲の下限近傍に設定することが好ましく、例えば、前記速度範囲の下限よりも1km/h小さく設定する。そして、停止速度閾値Vpは、設定した移動速度閾値Vr以下の値に設定する。測位部2の測定誤差の影響を受け易いほど、停止速度閾値Vpを大きく設定することが好ましい。例えば、図2においては、ユーザの走行時において移動速度が一部を除いて約8km/h以上9.5~10km/h以下の範囲で推移していることから、下限の8km/hよりも1km/h小さい7.0km/hに移動速度閾値Vrを設定する。また、本実施形態では、前記したように、停止速度閾値Vpを、移動速度閾値Vrとの差が、ユーザの走行時の移動速度の変動幅(約8km/h以上9.5~10km/hの範囲の幅)に対して大きくなるように設定する。ここでは、移動速度閾値Vrに対して2.0km/h小さい、5.0km/hに停止速度閾値Vpを設定する。このような設定により、前記したように、ユーザがペースダウンして、Vp≦V<Vrの範囲の移動速度Vが継続的に取得されるようになったとしても、停止状態であると判定され難くなり、移動速度Vを走行速度として記録を継続することができる。
速度閾値Vp,Vrは、例えば、初心者向けのランニング(ジョギング)、アスリート向けのランニング、トレイルランニング等のランニングの仕様に応じた数段階のモードが記憶部4に記憶され、操作部5からのユーザの操作によってモードを切り替えることにより設定される。また、本実施形態において、移動状態が走行状態であると例示して説明したが、これに限定されない。例えば、歩行状態や自転車での走行状態等を移動状態に含むようにしてもよい。その場合、速度閾値Vp,Vrはさらに、ウォーキングやサイクリング等における移動速度に応じたモードが設定されていてもよい。また、速度閾値Vp,Vrは、電子機器10のユーザの前回使用時までの実績に基づいて、起動時等に設定されてもよい。
移動判定値Trは停止判定値Tpよりも小さく設定することが好ましい。停止判定値Tpが大きいほど、走行状態において、ユーザの走行ペースの低下等によって移動速度Vが停止速度閾値Vp未満になっても、停止状態に遷移したと判定され難くなる。また、移動判定値Trが大きいほど、停止状態において、測定誤差によって移動速度Vが移動速度閾値Vr以上になっても、走行状態に遷移したと判定され難くなる。したがって、判定値Tp,Trが小さいと、測定誤差による影響等が大きく、誤って状態遷移したと判定され易い。一方で、判定値Tp,Trが大きいほど、状態遷移の判定の感度が低下する。そこで、Tp>Trとすることで、走行状態から停止状態への遷移の方が、停止状態から走行状態への遷移よりも判定し難くなる。その結果、ユーザが実際には走行しているにもかかわらず、電子機器10が、停止状態であると判定して移動速度Vや移動軌跡等を記録しない状況となることを防止することができる。また、単位時間tが長いほど判定値Tp,Trを小さく設定することが好ましい。単位時間tが長く、かつ判定値Tp,Trが過大であると、状態遷移を判定するまでに時間がかかり、状態遷移の判定が遅れ、さらには状態が遷移しない場合がある。また、現在、走行状態であるか停止状態であるかをユーザにリアルタイムで通知し難くなる。一方、単位時間tが短く、かつ判定値Tp,Trが小さいと、短期間に取得した移動速度Vによって制御部1が状態遷移を判定するので、誤って状態遷移することになり易い。判定値Tp,Trを小さく設定する場合、測定誤差による影響が大きくなり易いので、測定誤差の対策度合いとユーザへの情報の通達に要する時間とでバランスをとって調整されることが好ましい。判定値Tp,Trについても、速度閾値Vp,Vrと同様に、ユーザによって数段階に設定可能としてもよい。
なお、単位時間tは、特に規定されないが、1秒間以上5秒間以下の範囲が好ましい。単位時間tが短いほど、状態遷移の判定のための移動速度Vの取得(S14)の時間あたりの回数(ポイント数)が多くなるので、測位部2の測定誤差の影響が低減されて判定の精度が高くなるが、電子機器10の消費電力が増大する。単位時間tについても、数段階のモードに設定されて、ユーザによって切り替えるように構成されていてもよい。
停止判定待機値WRは、走行状態に遷移した直後において取得される移動速度Vが安定しない場合があることから、誤って停止状態に遷移させないように移動速度Vの比較(S22)を実行しないために設定される。同様に、移動判定待機値WPは、停止状態に遷移した直後に取得した移動速度Vの比較(S32)を実行しないために設定される。すなわち、判定待機値WR,WPは、むやみに状態遷移を繰り返さないために設定される。移動判定待機値WPは、停止判定待機値WRほど大きく設定しないことが好ましい。これは、停止状態において、ユーザが実際には走行を再開しているにもかかわらず、走行状態に遷移せず、計測した移動速度V等を記録しない状況となることを防止するためである。また、判定待機値WR,WPは、判定値Tp,Trと同様、単位時間tに応じて設定してもよい。あるいは、判定待機値WR,WPを設定せず、移動速度Vを1回目から判定してもよく、または停止判定待機値WRのみを設定してもよい。この場合、状態カウンタiに関する処理(S11,S16,S18,S19)は不要である。
移動リセット値Rrは停止判定値Tpよりも小さく、停止リセット値Rpは移動判定値Trよりも小さく、かつそれぞれ2以上に設定することが好ましい。これにより、測定誤差の影響を小さくすることができる。なお、リセット値Rr,Rpが1の場合には、移動速度Vが連続して速度閾値Vp,Vrをクリア(S22,YES,S32,YES)したときにのみ、状態遷移したと制御部1が判定する。したがって、移動速度Vが速度閾値Vp,Vrをクリアせず、かつ判定カウンタjが0ではなかった場合(S23:YES/S33:YES)、制御部1がその時点で判定カウンタjを初期化する(S12)ように構成することができ、判定リセットカウンタkに関する処理(S24,S25,S27/S34,S35,S37)が不要である。Rr=1、Rp=1とする設定は、状態遷移の判定が遅れ難いように、判定値Tp,Trの小さい場合が好ましい。
また、移動リセット値Rrおよび停止リセット値Rpの一方または両方を設定せず、移動速度Vが、状態開始からの累計で判定値Tp,Trの回数、速度閾値Vp,Vrをクリアしたら状態遷移したと制御部1が判定するように構成されていてもよい。すなわち、走行状態(図2)においては、移動速度Vが停止速度閾値Vp以上のときは(S22:NO)、そのままステップS13に戻り、ステップS23~S25,S27は実行しない。停止状態(図3)においては、移動速度Vが移動速度閾値Vr未満のときは(S32:NO)、そのままステップS13に戻り、ステップS33~S35,S37は実行しない。
停止判定値Tpおよび移動判定値Trの一方または両方を1に設定して、移動速度Vが速度閾値Vp,Vrを1回クリアしたら状態遷移してもよい。すなわち、判定値Tp,Trを設定せず、移動速度Vが速度閾値Vp,Vrをクリアしたら(S22:YES/S32:YES)その時点で状態遷移したと制御部1が判定するように構成してもよく、判定カウンタjに関する処理(S12,S28,S29/S38,S39)を不要にすることができる。この場合には、リセット値Rr,Rpの設定および判定リセットカウンタkに関する処理も不要である。このように設定することで、簡易な手順で、かつ早期に状態遷移を判定することができる。ユーザの移動速度に応じてより短い時間で状態遷移したと制御部1が判定できるように、特に停止状態から走行状態への遷移は、このような手順で判定してもよい。
第1実施形態によれば、走行状態から停止状態への遷移を判定するための停止速度閾値と、停止状態から走行状態への遷移を判定するための移動速度閾値とを個別に設定することにより、誤判定し難くなる。さらに、走行状態、停止状態でそれぞれ固有の回数、移動速度が速度閾値をクリアした時に状態遷移すると判定することにより、誤判定や判定漏れをいっそう抑制することができる。そして、走行状態のみにおける移動速度を走行速度として記録することで、ユーザが実際に走行しているときの移動速度を知ることができる。
〔第2実施形態〕
移動速度は位置情報の誤差が大きいほど大きく算出され易く、特に走行状態から停止状態への遷移の判定においては、測定誤差によって取得される移動速度が大きくなって停止速度閾値未満にならず、状態遷移が判定され難い。測位衛星からの信号によって取得される位置情報の誤差は、主に信号品質が低いことによるものである。そこで、状態遷移の判定のための閾値を信号品質に基づいて更新することによって、判定の精度をいっそう向上させることができる。以下、本発明の第2実施形態に係る判定方法について、図1、図5および図6を参照して説明する。図5は、本発明の実施形態に係る電子機器における停止判定を実行する、第2実施形態に係る停止判定方法の手順を示すフローチャートである。図6は、本発明の実施形態に係る電子機器における移動判定を実行する、第2実施形態に係る移動判定方法の手順を示すフローチャートである。
本実施形態に係る停止判定方法は、第1実施形態と同様に、図1に示す電子機器10で実行することができる。ただし、本実施形態においては、測位部2が測位衛星STから信号品質も取得する。信号品質とは、CNR(C/N、搬送波対雑音比)やSNR(S/N、信号対雑音比)であり、設計にもよるが、捕捉追尾部24、制御部25、および制御部1で得られる指標の一部または全部に基づいて求められる。ここではCNRを利用する。
さらに、制御部1が、走行状態においては停止速度閾値Vpを、停止状態においては移動速度閾値Vrを、それぞれCNRに基づいて算出する。また、記憶部4はそのためのプログラムを記憶する。例えば、CNR≧45dBを最良として、Vp=1.0km/h、Vr=6.5km/hに設定し、CNRが45dBから1dB低下毎に、停止速度閾値Vpは0.16km/h、移動速度閾値Vrは0.02km/h増加する。表2に、CNR別の、停止速度閾値Vpと移動速度閾値Vrとの一部を示す。あるいは、表2に示すようなテーブルを記憶部4が記憶し、制御部1がCNRに基づいて停止速度閾値Vpおよび移動速度閾値Vrを取得してもよい。前述したように、停止状態への遷移を判定する際において信号品質による位置情報の誤差が大きく影響するため、移動速度閾値Vrよりも停止速度閾値Vpの方がCNRによる変化量を大きく設定することが好ましい。ただし、停止速度閾値Vpが移動速度閾値Vrを超えることのないように設定する。
Figure 0007070495000002
本実施形態では、走行状態においては、図5に示すように、測位部2が位置情報と共に信号品質(CNR)を取得し(S13A)、制御部1が信号品質に基づいて停止速度閾値Vpを更新した(S21)後に、移動速度Vを、更新した停止速度閾値Vpと比較する(S22)。なお、図5においては、制御部1は(WR+1)回目以降に停止速度閾値Vpを更新するが、1回目から更新してもよい。また、(WR+1)回目以降に測位部2が信号品質を位置情報と共に取得してもよい。ユーザの状態が停止状態であるときにおいても、図6に示すように、測位部2が位置情報と共に信号品質(CNR)を取得し(S13A)、制御部1が移動速度閾値Vrを更新する(S31)。
(変形例1)
測位衛星STからの信号は、表示部6によっても影響され、特にカラー液晶ディスプレイやカラー有機ELディスプレイの駆動時にノイズが生じる。そこで、表示部6がカラー画像を表示しているか表示していない(モノクロ画像を表示している)かに基づいて、速度閾値Vp,Vrを更新することもできる。具体的には、表3に例示するようなテーブルを記憶部4が予め記憶する。本変形例においては、位置情報取得(S13A)時に、信号品質の取得に代えて、カラー表示器62が表示中か否かを制御部1が検出する。そして、検出結果に基づいて、速度閾値Vp,Vrを更新する(S21,S31)。なお、表3に示すように、表示画像が切り替わった際に、Vp>Vrとならないように設定することが好ましい。
Figure 0007070495000003
(変形例2)
第1実施形態ならびに第2実施形態およびその変形例においては、第1実施形態で説明したように、停止速度閾値Vpと移動速度閾値Vrとの差が、ユーザの走行時の長時間継続した移動速度の変動幅に対して大きくなるように設定して、走行状態における減速と停止状態における加速とで判定される状態が異なるVp≦V<Vrの範囲の移動速度Vが継続的に取得され易くなるように構成している。しかし、測位部2の測定誤差の影響を受け難い範囲で差を小さく設定して、Vp≦V<Vrの範囲の移動速度Vが継続的に取得され難い構成とすることもできる。このような設定によれば、取得した移動速度Vについて、制御部1が状態を一義的に判定し易い。また、ウォーキングのように、ユーザが実際に停止しているときのみを停止状態と判定することができる。
一例として、表4にランニングモードとして示すように、CNR≧45dBにおいて、Vp=4.0km/h、Vr=5.0km/hに設定し、CNRが45dBから1dB低下毎に、停止速度閾値Vpは0.06km/h、移動速度閾値Vrは0.08km/h増加するように設定する。表4は、表2と比べて、CNR=20dBにおいては、停止速度閾値Vpが5.0km/hから5.5km/hに引き上げられ、停止速度閾値Vpと移動速度閾値Vrとの差が1.5km/hに縮小されている。本変形例においては、停止速度閾値Vpと移動速度閾値Vrとの差を、信号品質が良好なときには小さくし、CNRが低下するにしたがい大きくなるように設定して、測位部2の測定誤差によって制御部1が誤って状態遷移を判定することを抑制する。また、測位部2の測定誤差の影響を受け易い、ユーザが実際に停止している状態のみを停止状態として判定しようとするウォーキングモードにおいては、ランニングモードよりも停止速度閾値Vpと移動速度閾値Vrとの差を大きく設定することが好ましい。なお、同じ信号品質においては停止速度閾値Vpが移動速度閾値Vrを超えないように設定し、さらに、信号品質にかかわらず停止速度閾値Vpが移動速度閾値Vrを超えないことが理想的である。
Figure 0007070495000004
本変形例においては、信号品質が良好なときほど停止速度閾値Vpと移動速度閾値Vrとの差を小さく設定している。これにより、信号品質が低いときには、測定誤差の増大による、状態遷移の誤判定がされ難くなる。停止速度閾値Vpと移動速度閾値Vrとの差を小さく設定されたときには状態遷移の誤判定がされ易くなる虞があるが、例えば判定値Tp,Trを適切に設定することにより、制御部1が誤って状態遷移の判定を実行することを抑制することができる。なお、表示部6のカラー画像の表示の有無による停止速度閾値Vpと移動速度閾値Vrとの更新についても、同様に設定することができる。すなわち、カラー画像が表示されているときに、停止速度閾値Vpと移動速度閾値Vrとの差を大きく設定するようにすればよい。また、速度閾値Vp,Vrを固定した第1実施形態についても、同様に停止速度閾値Vpと移動速度閾値Vrとの差を小さく設定することができる。
制御部1は、停止速度閾値Vpおよび移動速度閾値Vrについて、一方のみ、特に走行状態における停止速度閾値Vpの更新のみを実行してもよい。また、制御部1は、速度閾値Vp,Vrについて信号品質に基づく更新と表示画像に基づく更新とを組み合わせて実行してもよい。
第2実施形態およびその変形例によれば、移動速度Vを算出するための位置情報を取得する際の信号品質を同時に取得し、この信号品質に応じて速度閾値Vp,Vrをその都度更新することにより、信号品質の良好な環境では、感度の高い状態遷移の判定がなされる。反対に信号品質がよくない環境では、制御部は取得した信号品質に応じてその都度速度閾値を更新することにより、誤って状態遷移を判定することを抑制する。
〔第3実施形態〕
位置情報の精度はマルチパス環境であると低下する。そこで、マルチパス環境であるか否か、さらにその程度を算出し、これに応じて状態遷移の判定のための閾値を更新することによって、判定の精度をいっそう向上させることができる。以下、本発明の第3実施形態に係る判定方法について、図1、図7および図8を参照して説明する。図7および図8は本発明の第3実施形態に係る制御方法の手順を説明するフローチャートであり、図7は移動状態における制御方法、図8は停止状態における制御方法である。
本実施形態に係る停止判定方法は、第1、第2実施形態と同様に、図1に示す電子機器10で実行することができる。本実施形態においては、捕捉追尾部24が相関の数を基に、マルチパス環境であるか否か、さらにマルチパスの状況を判断することができる。すなわち、捕捉追尾部24が算出した相関の数を基に、制御部25がマルチパスの数であるマルチパスインディケータ(MI)を求める。制御部1は、走行状態においては停止判定値Tpを、停止状態においては移動判定値Trを、それぞれMIに基づいて算出する。また、記憶部4はそのためのプログラムを記憶する。例えば、表5に示すように、最も良好な非マルチパス環境をMI=0として、第1実施形態における表1のTp=10、Tr=5を基準とし、MIが1増大する毎に、停止判定値Tpを3増大させ、移動判定値Trを1増大させる。このように、同じマルチパス環境においては停止判定値Tpが移動判定値Trよりも大きくなるように設定し、さらに、走行状態から停止状態への遷移の判定に使用する停止判定値Tpの方を、移動判定値Trよりも依存性を大きく設定することが好ましい。
Figure 0007070495000005
本実施形態では、図7および図8に示すように、測位部2が位置情報を取得すると共にMIを算出する(S13B)。走行状態においては、移動速度Vが停止速度閾値Vp未満であった(S22:YES)場合に、直前に算出したMIに応じて制御部1が停止判定値Tpを更新し(S26)、その後に、判定カウンタjを、更新した停止判定値Tpと比較する(S29)。停止状態においても、図8に示すように、制御部1が移動判定値Trを更新する(S36)。なお、図7および図8においては、測位部2が1回目の位置情報取得からMIを算出しているが、(WR+1)回目以降(停止状態では(WP+1)回目以降)に算出してもよい。また、移動速度Vの比較結果(S22,S32)にかかわらず、判定値Tp,Trを更新(S26,S36)してもよく、例えば、制御部1が、移動速度Vを書き込む(S15)時に停止判定値Tpを更新することができる。
制御部1は、停止判定値Tpおよび移動判定値Trについて、一方のみ、特に走行状態における停止判定値Tpの更新のみを実行してもよい。また、制御部1は、第2実施形態やその変形例を組み合わせて、速度閾値Vp,Vrと判定値Tp,Trの両方を更新してもよい。また、継続的に信号品質が良好である等、制御部1は、更新した速度閾値Vp,Vrが所定回数連続して小さい値であった場合には、判定値Tp,Trを減数するように構成されてもよい。
第3実施形態によれば、測位部が位置情報を取得する際にマルチパスの状況を取得して、マルチパス環境に応じて制御部が判定値Tp,Trを更新することにより、非マルチパス環境では、感度の高い状態遷移の判定がなされる。反対にマルチパス環境では、判定値Tp,Trが大きな値に更新されることにより、誤って状態遷移を判定することを抑制する。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能である。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
《請求項1》
速度取得部と、
所定時間間隔毎に前記速度取得部にユーザの移動速度を取得させ、かつ、前記ユーザが移動状態か停止状態かを判定する制御部と、
停止速度閾値および前記停止速度閾値と異なる値の移動速度閾値を記憶する記憶部と、を備え、
前記移動状態において、前記制御部は、前記速度取得部が取得した移動速度を前記停止速度閾値と比較し、前記移動速度が前記停止速度閾値未満の場合に、当該移動状態から前記停止状態に遷移したと判定し、
前記停止状態において、前記制御部は、前記速度取得部が取得した移動速度を前記移動速度閾値と比較し、前記移動速度が前記移動速度閾値以上の場合に、当該停止状態から前記移動状態に遷移したと判定する
ことを特徴とする電子機器。
《請求項2》
速度取得部と、
所定時間間隔毎に前記速度取得部にユーザの移動速度を取得させ、かつ、前記ユーザが移動状態か停止状態かを判定する制御部と、
停止速度閾値、移動速度閾値、停止判定値、および移動判定値を記憶する記憶部と、を備え、
前記移動状態において、前記制御部は、前記速度取得部が取得した移動速度を前記停止速度閾値と比較し、前記移動速度が前記停止速度閾値未満であった回数が、当該移動状態に遷移したと判定してから累計で前記停止判定値に到達したときに、当該移動状態から前記停止状態に遷移したと判定し、
前記停止状態において、前記制御部は、前記速度取得部が取得した移動速度を前記移動速度閾値と比較し、前記移動速度が前記移動速度閾値以上であった回数が、当該停止状態に遷移したと判定してから累計で前記移動判定値に到達したときに、当該停止状態から前記移動状態に遷移したと判定する
ことを特徴とする電子機器。
《請求項3》
前記記憶部は、停止リセット値を記憶し、
前記移動状態において、前記制御部は、前記移動速度が連続して前記停止速度閾値以上であった回数が前記停止リセット値に到達したときには、その後から前記速度取得部が取得した移動速度が前記停止速度閾値未満であった回数が、累計で前記停止判定値に到達したときに、当該移動状態から前記停止状態に遷移したと判定する
ことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
《請求項4》
前記記憶部は、移動リセット値を記憶し、
前記停止状態において、前記制御部は、前記移動速度が連続して前記移動速度閾値未満であった回数が前記移動リセット値に到達したときには、その後から前記速度取得部が取得した移動速度が前記移動速度閾値以上であった回数が、累計で前記移動判定値に到達したときに、当該停止状態から前記移動状態に遷移したと判定する
ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の電子機器。
《請求項5》
前記速度取得部は、測位衛星から信号を受信して前記ユーザの現在地の位置情報を取得して、前記位置情報の経時変化に基づいて移動速度を算出し、
前記制御部は、前記所定時間間隔毎に前記速度取得部に位置情報を取得させることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載の電子機器。
《請求項6》
前記速度取得部は、信号品質を取得し、
前記制御部は、前記移動状態において、前記速度取得部が移動速度を取得する度に、前記信号品質に基づいて前記停止速度閾値を更新することを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
《請求項7》
前記速度取得部は、信号品質を取得し、
前記制御部は、前記停止状態において、前記速度取得部が移動速度を取得する度に、前記信号品質に基づいて前記移動速度閾値を更新することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の電子機器。
《請求項8》
前記速度取得部は、マルチパス環境指標値を算出し、
前記制御部は、前記移動状態において、前記制御部が移動速度を比較して前記停止速度閾値未満であった度に、前記マルチパス環境指標値に基づいて前記停止判定値を更新することを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれか一項に記載の電子機器。
《請求項9》
前記速度取得部は、マルチパス環境指標値を算出し、
前記制御部は、前記停止状態において、前記制御部が移動速度を比較して前記移動速度閾値以上であった度に、前記マルチパス環境指標値に基づいて前記移動判定値を更新することを特徴とする請求項5ないし請求項8のいずれか一項に記載の電子機器。
《請求項10》
前記停止速度閾値と前記移動速度閾値が同じ値であり、前記停止判定値と前記移動判定値が異なる値であることを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれか一項に記載の電子機器。
《請求項11》
前記停止判定値が前記移動判定値よりも大きいことを特徴とする請求項2ないし請求項10のいずれか一項に記載の電子機器。
《請求項12》
前記停止速度閾値が前記移動速度閾値よりも小さいことを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか一項に記載の電子機器。
《請求項13》
前記記憶部は、停止判定待機値を記憶し、
前記制御部は、前記移動状態に遷移したと判定してから前記速度取得部が前記停止判定待機値の回数だけ移動速度を取得した後に取得した移動速度を前記停止速度閾値と比較することを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれか一項に記載の電子機器。
《請求項14》
前記記憶部は、移動判定待機値を記憶し、
前記制御部は、前記停止状態に遷移したと判定してから前記速度取得部が前記移動判定待機値の回数だけ移動速度を取得した後に取得した移動速度を前記移動速度閾値と比較することを特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれか一項に記載の電子機器。
《請求項15》
前記制御部は、前記移動状態において、前記速度取得部が取得した移動速度を前記記憶部に書き込み、前記停止状態において、前記記憶部に移動速度を0と書き込むことを特徴とする請求項1ないし請求項14のいずれか一項に記載の電子機器。
《請求項16》
モノクロ画像を表示するモノクロ表示器とカラー画像を表示するカラー表示器とを備える表示部を備え、
前記制御部は、前記移動状態において、前記速度取得部が移動速度を取得する度に、前記表示部に表示されている画像に基づいて前記停止速度閾値を更新することを特徴とする請求項1ないし請求項15のいずれか一項に記載の電子機器。
《請求項17》
モノクロ画像を表示するモノクロ表示器とカラー画像を表示するカラー表示器とを備える表示部を備え、
前記制御部は、前記停止状態において、前記速度取得部が移動速度を取得する度に、前記表示部に表示されている画像に基づいて前記移動速度閾値を更新することを特徴とする請求項1ないし請求項16のいずれか一項に記載の電子機器。
《請求項18》
前記ユーザの腕に装着されることを特徴とする請求項1ないし請求項17のいずれか一項に記載の電子機器。
《請求項19》
速度取得部と、前記速度取得部にユーザの移動速度を取得させ、かつ、前記ユーザが移動状態か停止状態かを判定する制御部と、停止速度閾値および前記停止速度閾値と異なる値の移動速度閾値を記憶する記憶部と、を備える電子機器の停止判定方法であって、
前記移動状態において、前記制御部は、所定時間間隔毎に、移動速度を取得する速度取得ステップと、
前記移動速度を前記停止速度閾値と比較する移動速度比較ステップと、を行い、
前記移動速度比較ステップで前記移動速度が前記停止速度閾値未満のときに、当該移動状態から前記停止状態に遷移したと判定する停止判定ステップを実行し、
前記停止状態において、前記制御部は、所定時間間隔毎に、移動速度を取得する速度取得ステップと、
前記移動速度を前記移動速度閾値と比較する停止速度比較ステップと、を行い、
前記停止速度比較ステップで前記移動速度が前記移動速度閾値以上のときに、当該停止状態から前記移動状態に遷移したと判定する移動判定ステップを実行する
ことを特徴とする停止判定方法。
《請求項20》
速度取得部と、前記速度取得部にユーザの移動速度を取得させ、かつ、前記ユーザが移動状態か停止状態かを判定する制御部と、停止速度閾値、移動速度閾値、停止判定値、および前記停止判定値と異なる値の移動判定値を記憶する記憶部と、を備える電子機器の停止判定方法であって、
前記移動状態において、前記制御部は、所定時間間隔毎に、移動速度を取得する速度取得ステップと、
前記移動速度を前記停止速度閾値と比較する移動速度比較ステップと、
前記移動速度が前記停止速度閾値未満であった回数を、当該移動状態に遷移したと判定してからの累計で数える移動カウントステップと、を実行し、
前記移動カウントステップで前記回数が前記停止判定値に到達したときに、前記停止状態に遷移したと判定する停止判定ステップを実行し、
前記停止状態において、前記制御部は、所定時間間隔毎に、移動速度を取得する速度取得ステップと、
前記移動速度を前記移動速度閾値と比較する停止速度比較ステップと、
前記移動速度が前記移動速度閾値以上であった回数を、当該停止状態に遷移したと判定してからの累計で数える停止カウントステップと、を実行し、
前記停止カウントステップで前記回数が前記移動判定値に到達したときに、前記移動状態に遷移したと判定する移動判定ステップを実行する
ことを特徴とする停止判定方法。
《請求項21》
前記電子機器は、前記記憶部が停止リセット値を記憶し、
前記移動カウントステップは、前記移動速度が前記停止速度閾値未満であった回数を、当該移動状態に遷移したと判定してからの累計で数え、前記停止速度閾値以上の移動速度が連続して前記停止リセット値の回数取得されたときにはその後の累計で数える
ことを特徴とする請求項20に記載の停止判定方法。
《請求項22》
前記電子機器は、前記記憶部が移動リセット値を記憶し、
前記停止カウントステップは、前記移動速度が前記移動速度閾値以上であった回数を、当該停止状態に遷移したと判定してからの累計で数え、前記移動速度閾値未満の移動速度が連続して前記移動リセット値の回数取得されたときにはその後の累計で数える
ことを特徴とする請求項20または請求項21に記載の停止判定方法。
《請求項23》
前記停止速度閾値と前記移動速度閾値が同じ値であり、前記停止判定値と前記移動判定値が異なる値であることを特徴とする請求項20ないし請求項22のいずれか一項に記載の停止判定方法。
《請求項24》
前記停止速度閾値が前記移動速度閾値よりも小さいことを特徴とする請求項19ないし請求項22のいずれか一項に記載の停止判定方法。
《請求項25》
前記制御部が、前記移動状態において、前記所定時間間隔毎に、前記速度取得ステップで取得した前記移動速度を前記記憶部に書き込む記録ステップを実行することを特徴とする請求項19ないし請求項24のいずれか一項に記載の停止判定方法。
《請求項26》
コンピュータに、請求項19ないし請求項25のいずれか一項に記載の停止判定方法を実行する制御部として機能させることを特徴とする制御プログラム。
10 電子機器
1 制御部
20 速度取得部
2 測位部
3 移動速度算出部
4 記憶部
5 操作部
6 表示部
61 モノクロ表示器
62 カラー表示器
ST 測位衛星
S14 速度取得ステップ
S15 記録ステップ
S22 移動速度比較ステップ
S28 移動カウントステップ
S29 停止判定ステップ
S32 停止速度比較ステップ
S38 停止カウントステップ
S39 移動判定ステップ
r 移動リセット値
p 停止リセット値
p 停止判定値
r 移動判定値
R 停止判定待機値
P 移動判定待機値
p 停止速度閾値
r 移動速度閾値

Claims (24)

  1. 測位衛星から信号を受信してユーザの現在地の位置情報を取得して、前記位置情報の経時変化に基づいて移動速度を算出する速度取得部と、
    所定時間間隔毎に前記速度取得部に前記ユーザの移動速度を取得させ、かつ、前記ユーザが移動状態か停止状態かを判定する制御部と、
    停止速度閾値、移動速度閾値、停止判定値、および移動判定値を記憶する記憶部と、を備え、
    前記移動状態において、前記制御部は、前記速度取得部が取得した移動速度を前記停止速度閾値と比較し、前記移動速度が前記停止速度閾値未満であった回数が、当該移動状態に遷移したと判定してから累計で前記停止判定値に到達したときに、当該移動状態から前記停止状態に遷移したと判定し、
    前記停止状態において、前記制御部は、前記速度取得部が取得した移動速度を前記移動速度閾値と比較し、前記移動速度が前記移動速度閾値以上であった回数が、当該停止状態に遷移したと判定してから累計で前記移動判定値に到達したときに、当該停止状態から前記移動状態に遷移したと判定する
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記記憶部は、停止リセット値を記憶し、
    前記移動状態において、前記制御部は、前記移動速度が連続して前記停止速度閾値以上であった回数が前記停止リセット値に到達したときには、その後から前記速度取得部が取得した移動速度が前記停止速度閾値未満であった回数が、累計で前記停止判定値に到達したときに、当該移動状態から前記停止状態に遷移したと判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記記憶部は、移動リセット値を記憶し、
    前記停止状態において、前記制御部は、前記移動速度が連続して前記移動速度閾値未満であった回数が前記移動リセット値に到達したときには、その後から前記速度取得部が取得した移動速度が前記移動速度閾値以上であった回数が、累計で前記移動判定値に到達したときに、当該停止状態から前記移動状態に遷移したと判定する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子機器。
  4. 記制御部は、前記所定時間間隔毎に前記速度取得部に位置情報を取得させることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記速度取得部は、信号品質を取得し、
    前記制御部は、前記移動状態において、前記速度取得部が移動速度を取得する度に、前記信号品質に基づいて前記停止速度閾値を更新することを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記速度取得部は、信号品質を取得し、
    前記制御部は、前記停止状態において、前記速度取得部が移動速度を取得する度に、前記信号品質に基づいて前記移動速度閾値を更新することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記速度取得部は、マルチパス環境指標値を算出し、
    前記制御部は、前記移動状態において、前記制御部が移動速度を比較して前記停止速度閾値未満であった度に、前記マルチパス環境指標値に基づいて前記停止判定値を更新することを特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれか一項に記載の電子機器。
  8. 前記速度取得部は、マルチパス環境指標値を算出し、
    前記制御部は、前記停止状態において、前記制御部が移動速度を比較して前記移動速度閾値以上であった度に、前記マルチパス環境指標値に基づいて前記移動判定値を更新することを特徴とする請求項4ないし請求項7のいずれか一項に記載の電子機器。
  9. 前記停止速度閾値と前記移動速度閾値が同じ値であり、前記停止判定値と前記移動判定値が異なる値であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の電子機器。
  10. 前記停止判定値が前記移動判定値よりも大きいことを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の電子機器。
  11. 前記停止速度閾値が前記移動速度閾値よりも小さいことを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の電子機器。
  12. 前記記憶部は、停止判定待機値を記憶し、
    前記制御部は、前記移動状態に遷移したと判定してから前記速度取得部が前記停止判定待機値の回数だけ移動速度を取得した後に取得した移動速度を前記停止速度閾値と比較することを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか一項に記載の電子機器。
  13. 前記記憶部は、移動判定待機値を記憶し、
    前記制御部は、前記停止状態に遷移したと判定してから前記速度取得部が前記移動判定待機値の回数だけ移動速度を取得した後に取得した移動速度を前記移動速度閾値と比較することを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれか一項に記載の電子機器。
  14. 前記制御部は、前記移動状態において、前記速度取得部が取得した移動速度を前記記憶部に書き込み、前記停止状態において、前記記憶部に移動速度を0と書き込むことを特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれか一項に記載の電子機器。
  15. モノクロ画像を表示するモノクロ表示器とカラー画像を表示するカラー表示器とを備える表示部を備え、
    前記制御部は、前記移動状態において、前記速度取得部が移動速度を取得する度に、前記表示部に表示されている画像に基づいて前記停止速度閾値を更新することを特徴とする請求項1ないし請求項14のいずれか一項に記載の電子機器。
  16. モノクロ画像を表示するモノクロ表示器とカラー画像を表示するカラー表示器とを備える表示部を備え、
    前記制御部は、前記停止状態において、前記速度取得部が移動速度を取得する度に、前記表示部に表示されている画像に基づいて前記移動速度閾値を更新することを特徴とする請求項1ないし請求項15のいずれか一項に記載の電子機器。
  17. 前記ユーザの腕に装着されることを特徴とする請求項1ないし請求項16のいずれか一項に記載の電子機器。
  18. 測位衛星から信号を受信してユーザの現在地の位置情報を取得して、前記位置情報の経時変化に基づいて移動速度を算出する速度取得部と、所定時間間隔毎に前記速度取得部に前記ユーザの移動速度を取得させ、かつ、前記ユーザが移動状態か停止状態かを判定する制御部と、停止速度閾値、移動速度閾値、停止判定値、および前記停止判定値と異なる値の移動判定値を記憶する記憶部と、を備える電子機器の停止判定方法であって、
    前記移動状態において、前記制御部は、所定時間間隔毎に、移動速度を取得する速度取得ステップと、
    前記移動速度を前記停止速度閾値と比較する移動速度比較ステップと、
    前記移動速度が前記停止速度閾値未満であった回数を、当該移動状態に遷移したと判定してからの累計で数える移動カウントステップと、を実行し、
    前記移動カウントステップで前記回数が前記停止判定値に到達したときに、前記停止状態に遷移したと判定する停止判定ステップを実行し、
    前記停止状態において、前記制御部は、所定時間間隔毎に、移動速度を取得する速度取得ステップと、
    前記移動速度を前記移動速度閾値と比較する停止速度比較ステップと、
    前記移動速度が前記移動速度閾値以上であった回数を、当該停止状態に遷移したと判定してからの累計で数える停止カウントステップと、を実行し、
    前記停止カウントステップで前記回数が前記移動判定値に到達したときに、前記移動状態に遷移したと判定する移動判定ステップを実行する
    ことを特徴とする停止判定方法。
  19. 前記電子機器は、前記記憶部が停止リセット値を記憶し、
    前記移動カウントステップは、前記移動速度が前記停止速度閾値未満であった回数を、当該移動状態に遷移したと判定してからの累計で数え、前記停止速度閾値以上の移動速度が連続して前記停止リセット値の回数取得されたときにはその後の累計で数える
    ことを特徴とする請求項18に記載の停止判定方法。
  20. 前記電子機器は、前記記憶部が移動リセット値を記憶し、
    前記停止カウントステップは、前記移動速度が前記移動速度閾値以上であった回数を、当該停止状態に遷移したと判定してからの累計で数え、前記移動速度閾値未満の移動速度が連続して前記移動リセット値の回数取得されたときにはその後の累計で数える
    ことを特徴とする請求項18または請求項19に記載の停止判定方法。
  21. 前記停止速度閾値と前記移動速度閾値が同じ値であり、前記停止判定値と前記移動判定値が異なる値であることを特徴とする請求項18ないし請求項20のいずれか一項に記載の停止判定方法。
  22. 前記停止速度閾値が前記移動速度閾値よりも小さいことを特徴とする請求項18ないし請求項20のいずれか一項に記載の停止判定方法。
  23. 前記制御部が、前記移動状態において、前記所定時間間隔毎に、前記速度取得ステップで取得した前記移動速度を前記記憶部に書き込む記録ステップを実行することを特徴とする請求項18ないし請求項22のいずれか一項に記載の停止判定方法。
  24. コンピュータに、請求項18ないし請求項23のいずれか一項に記載の停止判定方法を実行する制御部として機能させることを特徴とする停止判定プログラム。
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