JP6332837B2 - 車両の下部車体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の下部車体構造に関し、特に支持部材の底板部に縦向きに着座されたナット部材にボルト部材を締結してサスペンションクロスメンバを固定した車両の下部車体構造に関する。
従来より、車両の前部車体に設けられた左右1対の1対のフロントサイドフレームは、ダッシュパネルの前面側に接続され、その後端部分がダッシュパネルの傾斜部に沿って後方へフロアパネルの前端付近まで延び、ダッシュパネルとフロアパネルに車室前側から接合されている。そして、前突時、乗員に対する衝突荷重を低減するため、ダッシュパネルの前方でフロントサイドフレームの途中部位を車幅方向に屈曲変形させ、衝突荷重の衝突エネルギーをフロントサイドフレームを変形させることによって吸収している。
また、パワーユニットの後方又は直下には、前輪用のサスペンションアームを支持するサスペンションクロスメンバが配設されている。
特許文献1に記載された車両の下部車体構造は、車室前部から前方に延びる左右1対のフロントサイドフレームの間に配設されたパワーユニットの後方又は直下に車幅方向に延設されたサスペンションクロスメンバを有し、このサスペンションクロスメンバの後端部がトンネルフレームの前端部に連なるサイドメンバに形成された支持部に支持され、途中部が上方に延設された中間取付部材を介してフロントサイドフレームに支持され、中間取付部材の上端側部分を構成するパイプ状取付部材の下部が側面部の車幅方向内側部、前部、及び後部よりも前後方向において低い支持剛性で支持されている。
図9に示すように、この特許文献1に記載されたサスペンションクロスメンバ54の後端側支持部は、ダッシュパネル50とサイドメンバ51が協働して形成された閉断面内に補強部材52とこの補強部材52に挿通されたウエルドナット53とを設け、サスペンションクロスメンバ54の後端部に挿通されたボルト55がウエルドナット53に締結されている。前突時、サスペンションクロスメンバ54が後退すると、ボルト55にその下端部を後側上方(反時計回り)に変位させる回転モーメントが発生する。そして、ウエルドナット53の前側下端部がサイドメンバ51の底板部51aに形成されたボルト穴の前側周辺領域に押し付けられ、局所的な応力集中によってボルト穴が変形、拡開或いは千切れることにより、ウエルドナット53がサイドメンバ51から引き抜かれてサスペンションクロスメンバ54の後端部が車体から離脱することになる。
特開2011−162159号公報
フロントサイドフレームによる衝突エネルギー吸収性能が高い場合、フロントサイドフレームによる衝突エネルギー吸収機能を阻害しないように、前突時には、サスペンションクロスメンバを車体から早期に離脱させる必要がある。
しかしながら、より安定的に衝突エネルギー吸収を図る上で更なる向上の余地がある。
本発明の目的は、衝突エネルギー吸収性能を高くすることができる車両の下部車体構造を提供することである。
請求項1の車両の下部車体構造は、車幅方向に延びるサスペンションクロスメンバと、車体下部に固定された支持部材とを備え、前記支持部材の底板部に縦向きに着座されたナット部材に前記サスペンションクロスメンバに挿通されたボルト部材を締結して前記サスペンションクロスメンバを前記支持部材に固定した車両の下部車体構造において、前記支持部材に支持された第1補強部材を設け、前記第1補強部材が、前記ナット部材の車室に対して反対側の外周部分に接合され、前記第1補強部材が、略水平状に配置された第1横 壁部と、前記第1横壁部と略平行状に配置された第2横壁部と、前記第1,第2横壁部の 車室に対して反対側端部を連結する縦壁部とを有し、前記第1横壁部の車室側端部が、前 記ナット部材の車室に対して反対側の半円周部分に係合するように切り欠かれていることを特徴としている。
この下部車体構造においては、第1補強部材が、ナット部材の車室に対して反対側の外周部分に接合されているため、衝突時、サスペンションクロスメンバに車室側に向かう荷重が作用したとき、第1補強部材に対するナット部材の位置ずれを防止しつつボルト部材の回動を抑制する圧縮方向の反力を発生させることができ、支持部材の底板部に生じる局所的な応力集中を回避することができることから、サスペンションクロスメンバの車体からの離脱を遅くすることができ、サスペンションクロスメンバの潰れ変形を衝突エネルギー吸収性能に寄与させることができる。
また、ナット部材から第1横壁部に作用した荷重を第2横壁部を介して支持部材に分散 するため、ナット部材の着座領域に作用する局所的な応力集中を回避することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記支持部材と車体下部が協働して形成された閉断面内に第2補強部材を設け、前記第2補強部材が、前記ナット部材の外周部分であって、前記第1補強部材が接合された部分以外の外周部分に接合されたことを特徴としている。
この構成によれば、第1補強部材と第2補強部材によってボルト部材の回動を抑制することができる。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記第2補強部材が前記第1補強部材に連結され、前記第1補強部材が、前記ナット部材の車室に対して反対側の半円周部分に接合され、前記第2補強部材が、前記ナット部材の車室側の半円周部分に接合されたことを特徴としている。
この構成によれば、ボルト部材の回動を抑制する圧縮方向の反力を増加させることができる。
請求項4の発明は、車幅方向に延びるサスペンションクロスメンバと、車体下部に固定 された支持部材とを備え、前記支持部材の底板部に縦向きに着座されたナット部材に前記 サスペンションクロスメンバに挿通されたボルト部材を締結して前記サスペンションクロ スメンバを前記支持部材に固定した車両の下部車体構造において、前記支持部材に支持さ れた第1補強部材を設け、前記第1補強部材が、前記ナット部材の車室に対して反対側の 外周部分に接合され、前記支持部材と車体下部が協働して形成された閉断面内に第2補強 部材を設け、前記第2補強部材が、前記ナット部材の外周部分であって、前記第1補強部 材が接合された部分以外の外周部分に接合されたことを特徴としている。
この構成によれば、第1補強部材が、ナット部材の車室に対して反対側の外周部分に接 合されているため、衝突時、サスペンションクロスメンバに車室側に向かう荷重が作用し たとき、第1補強部材に対するナット部材の位置ずれを防止しつつボルト部材の回動を抑 制する圧縮方向の反力を発生させることができ、支持部材の底板部に生じる局所的な応力 集中を回避することができることから、サスペンションクロスメンバの車体からの離脱を 遅くすることができ、サスペンションクロスメンバの潰れ変形を衝突エネルギー吸収性能 に寄与させることができる。また、第1補強部材と第2補強部材によってボルト部材の回 動を抑制することができる。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記第2補強部材が前記第1補強部材に 連結され、前記第1補強部材が、前記ナット部材の車室に対して反対側の半円周部分に接 合され、前記第2補強部材が、前記ナット部材の車室側の半円周部分に接合されたことを 特徴としている。
この構成によれば、ボルト部材の回動を抑制する圧縮方向の反力を増加させることがで きる。
この発明によれば、サスペンションクロスメンバの離脱タイミングを遅くすることにより、車両デザインの自由度を確保しつつ衝突エネルギー吸収性能を高くすることができる。
本発明の実施例1に係る車両の下部車体の斜視図である。 底面図である。 側面図である。 左側下方から視た斜視図である。 図2のV−V線断面図である。 ナットユニットの左側上方から視た斜視図である。 左側下方から視た斜視図である。 ナットユニットの分解斜視図である。 従来技術に係るサスペンションクロスメンバの後端側支持部の縦断面図である。
以下の説明は、本発明を車両の下部車体構造に適用したものを例示したものであり、本発明、その適用物、或いは、その用途を制限するものではない。
以下、本発明の実施例について図1〜図8に基づいて説明する。
図1〜図4に示すように、車両Vには、車室SとエンジンルームEとを前後に仕切るダッシュパネル1と、このダッシュパネル1から前方に延設される左右1対のフロントサイドフレーム2と、これら1対のフロントサイドフレーム2の車幅方向外側上方に配設された1対のエプロンレインフォースメント3と、フロントサイドフレーム2とエプロンレインフォースメント3との間でダッシュパネル1に近接配置される1対の筒状のサスタワー4等が設けられている。
尚、以下、矢印F方向を前方、矢印L方向を左方、矢印U方向を上方として説明する。
更に、この車両Vには、エンジンルームEの下方に配設された左右に延びるサスペンションクロスメンバ(以下、サスクロスメンバと略す)5と、サスペンションクロスメンバ5の左右両側に配置された左右1対のサスペンションアーム6と、前後に延びる左右1対のエンジンサポートメンバ7と、これら1対のエンジンサポートメンバ7の前端部に架着されたフロントクロスメンバ8等が設けられている。
エンジンサポートメンバ7の前端部は、ラバーマウント15を介してフロントサイドフレーム2の前端に連結される。フロントクロスメンバ8の左右両端部は、エンジンサポートメンバ7を挟んでラバーマウント15に夫々固定されている。
図2,図4に示すように、左右1対のサイドメンバ10(支持部材)は、車両Vの中央部に形成されたトンネル部11の車幅方向外側部分に配設された前後に延びる左右1対のトンネルフレーム12の前端部とこれら1対のトンネルフレーム12の車幅方向外側に配設された前後に延びる左右1対のフロアフレーム13の前端部とを夫々連結するように略L字状に構成されている。
これら1対のサイドメンバ10は、後述する取付面部5aの上面と面接触可能な略水平状の底板部10aと、底板部10aを上下に貫通したボルト穴とを夫々有している。
図5に示すように、1対のサイドメンバ10の左右に延びる前端側部分は、傾斜部1bの下面に溶接によって夫々接合され、傾斜部1bと協働して閉断面Cを夫々形成している。
ダッシュパネル1は、フロントサイドフレーム2等に比べて板厚が薄く比較的剛性の低い鋼板からなる。図1,図3〜図5に示すように、ダッシュパネル1は、車室Sの前端部において上下に延びる縦壁部1aと、縦壁部1aの下端縁から後方に向かって後方下がり傾斜状に延びる傾斜部1bとを備えている。縦壁部1aの下端部と傾斜部1bの上端部はスポット溶接により接合されている。傾斜部1bの後端部分は、フロアパネル(図示略)の前端部分に接合されている。縦壁部1aの上端部は、左右に延びるカウル部(図示略)に接合され、ダッシュパネル1の左右両端部はフロントヒンジピラー(図示略)に接合されている。
ダッシュパネル1の縦壁部1aと傾斜部1bの接合部分において、エンジンルームE側の前面には、左右に延びる断面ハット状のダッシュクロスメンバ9が設けられている。
ダッシュクロスメンバ9は、ダッシュパネル1と協働して左右に延びる閉断面を形成してダッシュパネル1の剛性を高めている。ダッシュクロスメンバ9の左右両側端部は、後述するフロントサイドフレーム2とダッシュパネル1の結合部Lに接合され、フロントサイドフレーム2の支持剛性を高めている。
次に、左右1対のフロントサイドフレーム2について説明する。
図1に示すように、左右1対のフロントサイドフレーム2は、車室Sの前端を仕切るダッシュパネル1の前側においてパワーユニット(図示略)を挟んでエンジンルームEの左部と右部に前後に延びるように配設されている。これら1対のフロントサイドフレーム2は、車両Vの前端側位置から後方へ向かって略水平状に延び且つ後端側途中部がダッシュパネル1の縦壁部1aに接合され、後端側部分が傾斜部1bとフロアパネルの下面に沿って後方下がり傾斜状に延びて接合されている。フロントサイドフレーム2の後端側部分はダッシュパネル1と結合部Lにより接合されている。
1対のフロントサイドフレーム2は、左側フロントサイドフレーム2と右側フロントサイドフレーム2が略左右対称に構成されている。
フロントサイドフレーム2は、車幅方向外側半部を形成する断面ハット状のアウタパネルと、車幅方向内側半部を形成する断面ハット状のインナパネルとを備え、前後に延びる断面略矩形状の閉断面を構成している。
図1,図3,図4に示すように、アウタパネルの側壁部には、アウタ凸部2aと、上下に延びる第1アウタビード部2bと、この第1アウタビード部2bよりも後側に配設された上下に延びる第2アウタビード部2c等が形成され、インナパネルの側壁部には、インナ凸部2dと、前後に延びるインナ凹部2eと、第1アウタビード部2bと第2アウタビード部2cとの間に対応するように配設された上下に延びるインナビード部2f等が形成されている。これにより、前突時、フロントサイドフレーム2の前端部に設けられたクラッシュ缶(図示略)の潰れ変形によって吸収されない衝突荷重は、第1アウタビード部2と第2アウタビード部2cを谷折れ変形させ、インナビード部2fを山折れ変形させるジグザク状の変形により吸収されている。
次に、サスクロスメンバ5について説明する。
図1〜図5に示すように、サスクロスメンバ5は、パワーユニットの下方に位置するように配設され、断面略コ字状のアッパパネルと断面略コ字状のロアパネルとにより平面視にて略H字状閉断面構造体に構成されている。このサスクロスメンバ5は、エンジンサポートメンバ7及びフロントクロスメンバ8と協働してペリメータフレームを形成している。
サスクロスメンバ5は、左右1対の取付面部5aと、左右1対のエンジンサポート取付部5bと、左右1対の中間取付部材5c等を備えている。
1対のエンジンサポート取付部5bは、サスクロスメンバ5の左右両端部分から夫々前方に延びるように夫々形成されている。これら1対のエンジンサポート取付部5bの前端部には、エンジンサポートメンバ7の後端部が夫々連結されている。
1対の中間取付部材5cは、上下に延びる縦メンバ状に夫々構成されている。これら中間取付部材5cは、下端部がサスクロスメンバ5の左右両端部の前後途中部に夫々接合され、上端部がラバーブッシュ17を介してフロントサイドフレーム2に夫々連結されている。1対のサスペンションアーム6の後端部は支持ブラケット16を介してサスクロスメンバ5の後端側部分に連結され、前端部はサスクロスメンバ6の前端側部分にラバーマウント(図示略)を介して連結されている。
図5に示すように、1対の取付面部5aのアッパパネルには、左右に延びる凹入ビード部5dが夫々形成されている。これにより、前突時、サスクロスメンバ5は、ビード部5dを起点として下方に折れ曲がる折れ変形を行うように構成されている。
また、1対の取付面部5aには、ボルト18(ボルト部材)を上下に挿通可能なボルト穴が夫々形成され、これらボルト穴に対応した位置においてサスクロスメンバ5の閉断面内にはボルト18を所定間隔離隔した状態で上下に挿通可能な上下に延びるカラー部材14が配設されている。
1対の取付面部5aは、サスクロスメンバ5の左右両端部分から夫々後方に張り出すように夫々形成されている。これら1対の取付面部5aは、1対のサイドメンバ10にボルト18によって夫々締結固定されている。
サイドメンバ10の閉断面C内には、サイドメンバ10に支持されると共にボルト18と連結されるナットユニット20が配設されている。
図5〜図8に示すように、ナットユニット20は、第1補強部材21と、この第1補強部材21の上側に配置される第2補強部材22と、第1,第2補強部材21,22に夫々連結され且つボルト18と螺合可能なウエルドナット23(ナット部材)によって構成されている。
第1補強部材21は、縦断面略コ字状に形成され、略水平状に配置された第1横板部21aと、この第1横板部21aの下方において第1横板部21aに平行状に配置され且つ第1横板部21aよりも前後長が長い第2横板部21bと、これら第1,第2横板部21a,21bの前端部を連結する略鉛直状の縦板部21cを備えている。
第1横板部21aの後端部分は、ウエルドナット23の前側半円周部分に係合するように略半円状に切り欠かれ、この半円部分21dがウエルドナット23の前側半円周部分に溶接にて接合されている。
第2横板部21bは、平面視にて略T字状に形成され、中央領域に形成され且つボルト18を挿通可能な円状の開口部21eと、後端側部分から車幅方向外側に夫々張り出した左右1対の張出部21fとを備えている。この第2横板部21bは、サイドメンバ10の底板部10aに面接触するように配置されている。
開口部21eの外周縁部分には、ウエルドナット23が鉛直縦向きに配設されている。1対の張出部21fは、第2補強部材22の底面に溶接にて夫々接合されている。
図5〜図8に示すように、第2補強部材22は、側面視にて略L字状に形成され、後方下がり傾斜状の前壁部22aと、第1補強部材21の上方位置に配置された本体部22bと、後方下がり傾斜状の後壁部22cとを備えている。この第2補強部材22は、車幅方向中間部分に、上方に突出して前壁部22aの後端側部分から後壁部22cの前端側部分に亙って前後に延びる凸部22dが形成されている。
前壁部22aは、前端側部分がサイドメンバ10の前端部と傾斜部1bとに溶接にて挟着されている。後壁部22cは、後端側部分が閉断面Cの後部を構成するサイドメンバ10部分に接合されている。
本体部22bは、略水平状に形成され、ウエルドナット23を挿通可能な円状の開口部22eと、この開口部22eの左側に形成された肉抜き穴22fとを備えている。
開口部22eの後側半円部分22gがウエルドナット23の後側半円周部分に溶接にて接合されている。半円部分21dと半円部分22gは、平面視にてウエルドナット23の略全周領域に相当している。
ウエルドナット23は、開口部21eの外周縁部分に載置され且つ第1横板部21aと第2横板部21bの間に部分的に配設されるボス部23aと、このボス部23aよりも小径筒状に形成された本体部23bとを備えている。
これにより、前突初期、サスクロスメンバ5は、ボルト18がカラー部材14に接触するまで後退する。次に、ビード部5dが起点となり、サスクロスメンバ5が、折れ変形を行う。
更に、衝突荷重が作用した場合、取付面部5aと底板部10aとの接触部分を支点として、ボルト18を介してウエルドナット23を反時計回りに回動させようとする荷重が発生する。このとき、本体部23bの中段部は、第1横板部21aによって前方から支持されているため、半円部分21dに作用する圧縮荷重は、縦板部21cを介して第2横板部21bに支持されている。また、本体部23bの中段部よりも上側部分は、本体部22bによって支持されているため、半円部分22gに作用する引張荷重は、後壁部22cに支持されている。これにより、ウエルドナット23がサイドメンバ10から引き抜かれてサスクロスメンバ5が車体から離脱される離脱タイミングを遅くしている。
次に、前記下部車体構造の作用、効果について説明する。
この下部車体構造によれば、第1補強部材21が、ウエルドナット23の前側外周部分に接合されているため、衝突時、サスクロスメンバ5に後側に向かう荷重が作用したとき、第1補強部材21に対するウエルドナット23の位置ずれを防止しつつボルト18の回動を抑制する圧縮方向の反力を発生させることができ、サイドメンバ10の底板部10aに生じる局所的な応力集中を回避することができることから、サスクロスメンバ5の車体からの離脱を遅くすることができ、サスロスメンバ5の潰れ変形を衝突エネルギー吸収性能に寄与させることができる。
サイドメンバ10と傾斜部1bが協働して形成された閉断面C内に第2補強部材22を設け、第2補強部材22が、ウエルドナット23の外周部分であって、第1補強部材21が接合された部分以外の外周部分に接合されたため、第1補強部材21と第2補強部材22によってボルト18の回動を抑制することができる。
第2補強部材22が第1補強部材21に連結され、第1補強部材21が、ウエルドナット23の前側半円周部分に接合され、第2補強部材22が、ウエルドナット23の後側半円部分に接合されたため、ボルト18の回動を抑制する圧縮方向の反力を増加させることができる。
第1補強部材21が、略水平状に配置された第1横壁部21aと、第1横壁部21aと略平行状に配置された第2横壁部21bと、第1,第2横壁部21a,21bの前側端部を連結する縦壁部21cとを有し、第1横壁部21aの後側端部が、ウエルドナット23の前側半円周部分に係合するように切り欠かれている。これにより、ウエルドナット23から第1横壁部21aに作用した荷重を第2横壁部21bを介してサイドメンバ10に分散するため、ウエルドナット23の着座領域に作用する局所的な応力集中を回避することができる。
次に、前記実施形態を部分的に変更した変形例について説明する。
1〕前記実施形態においては、フロント側サスクロスメンバに適用した例を説明したが、サスペンションの仕様によっては、リヤ側サスクロスメンバに適用しても良い。
2〕前記実施形態においては、第1補強部材を略コ字状に構成し、ウエルドナットを第1補強部材を介してサイドメンバの底板部に縦向きに着座させた例を説明したが、少なくともボルトの回動を抑制する圧縮方向の反力を発生できれば良く、ウエルドナットをサイドメンバの底板部に直接着座させても良い。
この場合、第1補強部材の前端部分をサイドメンバの前側縦壁部に接合し、後端部分をウエルドナットの前側半円周部分に接合する。
または、第1補強部材を略コ字状に構成し、下側第1横壁部の後端部をウエルドナットの前側半円周部分に接合し、上側第2横壁部を第2補強部材の底部に接合する。
3〕前記実施形態においては、その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施形態に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
V 車両
S 車室
1b 傾斜部
5 サスクロスメンバ
10 サイドメンバ(支持部材)
18 ボルト
21 第1補強部材
21a 第1横壁部
21b 第2横壁部
21c 縦壁部
21d 半円部分
22 第2補強部材
22g 半円部分
23 ウエルドナット
23b 本体部

Claims (5)

  1. 車幅方向に延びるサスペンションクロスメンバと、車体下部に固定された支持部材とを備え、前記支持部材の底板部に縦向きに着座されたナット部材に前記サスペンションクロスメンバに挿通されたボルト部材を締結して前記サスペンションクロスメンバを前記支持部材に固定した車両の下部車体構造において、
    前記支持部材に支持された第1補強部材を設け、
    前記第1補強部材が、前記ナット部材の車室に対して反対側の外周部分に接合され
    前記第1補強部材が、略水平状に配置された第1横壁部と、前記第1横壁部と略平行状 に配置された第2横壁部と、前記第1,第2横壁部の車室に対して反対側端部を連結する 縦壁部とを有し、
    前記第1横壁部の車室側端部が、前記ナット部材の車室に対して反対側の半円周部分に 係合するように切り欠かれていることを特徴とする車両の下部車体構造。
  2. 前記支持部材と車体下部が協働して形成された閉断面内に第2補強部材を設け、
    前記第2補強部材が、前記ナット部材の外周部分であって、前記第1補強部材が接合された部分以外の外周部分に接合されたことを特徴とする請求項1に記載の車両の下部車体構造。
  3. 前記第2補強部材が前記第1補強部材に連結され、
    前記第1補強部材が、前記ナット部材の車室に対して反対側の半円周部分に接合され、
    前記第2補強部材が、前記ナット部材の車室側の半円周部分に接合されたことを特徴とする請求項2に記載の車両の下部車体構造。
  4. 車幅方向に延びるサスペンションクロスメンバと、車体下部に固定された支持部材とを 備え、前記支持部材の底板部に縦向きに着座されたナット部材に前記サスペンションクロ スメンバに挿通されたボルト部材を締結して前記サスペンションクロスメンバを前記支持 部材に固定した車両の下部車体構造において、
    前記支持部材に支持された第1補強部材を設け、
    前記第1補強部材が、前記ナット部材の車室に対して反対側の外周部分に接合され、
    前記支持部材と車体下部が協働して形成された閉断面内に第2補強部材を設け、
    前記第2補強部材が、前記ナット部材の外周部分であって、前記第1補強部材が接合さ れた部分以外の外周部分に接合されたことを特徴とする車両の下部車体構造。
  5. 前記第2補強部材が前記第1補強部材に連結され、
    前記第1補強部材が、前記ナット部材の車室に対して反対側の半円周部分に接合され、
    前記第2補強部材が、前記ナット部材の車室側の半円周部分に接合されたことを特徴と する請求項4に記載の車両の下部車体構造。
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