JP6313484B2 - ポリアリーレンスルフィド(pas)モノマーを調製する方法 - Google Patents

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Description

[関連出願の相互参照]
本出願は、2016年1月11日に出願された米国仮特許出願第62/277,091号および2016年12月22日に出願された米国特許出願第15/388,215号の内容が参照として本出願に明示的に援用される。
本技術分野は、ポリアリーレンスルフィド(polyarylene sulfide,PAS)モノマーを調製する方法に関する。
ポリアリーレンスルフィド(PAS)、特にポリフェニレンスルフィド(PPS)は、電子および自動車産業における金属と比べて、良好な機械特性ならびに優れた耐熱性および耐薬品性を備える材料である。またPASは、フィルタ、コネクタ、コーティング材料、および電子部品における紡糸に有用である。従来、PASは、モノマーとしての硫化ナトリウムおよびp−ジクロロベンゼンを反応させることにより生成されていた。PAS樹脂中には大量のハロゲン化アルカリ金属の副産物が存在するため、PAS樹脂にはいくつかの精製工程が要される。しかし、副産物の除去による精製は、PAS樹脂の製造コストを高め、質を低下させ、かつ製造効率を低減させてしまう。
特許文献1は以下の内容を開示している。つまり、スルホニウム基を含むポリフェニレンスルフィド(PPS)のモノマーカチオン性中間体を、下記反応スキーム(1)で示されるように、酸性条件下、求電子置換のメカニズムによりチオアニソールとメチルフェニルスルホキシドとを化合させることで調製し、かつこの中間体を脱メチル化して、中性のジチオエーテル化合物を得る。次いで、下記反応スキーム(1)で示されるように、BrおよびKHCOを導入してその中性のジチオエーテル化合物を酸化させ、精製後、スルホキシド基を備えるPPSモノマーを得る。次いで、下記反応スキーム(2)で示されるように、そのPPSモノマーを酸中で反応させてポリスルホニウム中間体を得て、そのポリスルホニウム中間体を脱メチル化して中性のPAS樹脂を得る。
Figure 0006313484
Figure 0006313484
しかし、Brのようなハロゲンを酸化のために用いるのには不都合がある。具体的に言えば、ハロゲンは、PAS樹脂を精製するのに追加の工程を要するため、コストが増加することになる。加えて、ハロゲンは環境に優しくない。よって、産業界全体において、ハロゲンを使用せずにポリアリーレンスルフィドモノマーを調製する方法が求められている。
特開平7−304872号公報
産業界全体において、ハロゲンを使用せずにポリアリーレンスルフィドモノマーを調製する方法が求められている。
本開示の実施形態は、ハロゲンを使用せずにPASモノマーを調製する方法に関する。より詳細には、本開示の実施形態では、PASモノマーの調製における選択的な酸化工程が、異なる酸化状態に起因して、スルホン類およびスルホキシド類の副産物の生成を防ぐ。
第1の実施形態は、下記式(1)を有するカチオン性スルホキシド中間体を調製する方法に関する。
Figure 0006313484
(式中、ArおよびArは、同じまたは異なる置換または無置換のアリール基である。)当該方法は、カチオン性スルホキシド中間体を得るために、過酸化水素を、下記式(2)を有する化合物またはスルホン酸R’SOH(式中、R’はCH、CF、フェニル、トリルまたはOHである。)(i)および下記式(4)を有するカチオン性チオエーテル中間体(ii)と反応させる工程を含む。
Figure 0006313484
(式中、Rは置換または無置換のC−Cアルキル基である。)
Figure 0006313484
(式中、ArおよびArは上記に定義した通りであり、Yはアニオンである。)
第2の実施形態は、下記式(7)を有するポリアリーレンスルフィドモノマーを調製する方法に関する。
Figure 0006313484
(式中、ArおよびArは、同じまたは異なる置換または無置換のアリール基である。)当該方法は、上述のかつ式(1)で表されるカチオン性スルホキシド中間体を調製する方法と、式(7)のポリアリーレンスルフィドモノマーを得るために、そのカチオン性スルホキシド中間体を脱メチル化する工程と、を含む。
第3の実施形態は、下記式(8)を有するポリアリーレンスルフィドを調製する方法に関する。
Figure 0006313484
当該方法は、上述のかつ式(7)で表されるポリアリーレンスルフィドモノマーを重合させる工程を含む。ArおよびArは、同じまたは異なっていてよい置換または無置換のアリール基であり、nは1から1000の整数である。
本開示の実施形態のさらなる適用の範囲は、以下に記載される詳細な説明により明らかとなるであろう。しかしながら、この詳細な説明から、当業者に、本開示の趣旨および範囲内における各種変更および変形が明らかとなるであろうことにより、詳細な説明および特定の実施例は、本開示の別の実施形態をも示す一方で、単に例として示されていることが理解されなければならない。
本発明によれば、ハロゲンを用いずにポリアリーレンスルフィド(PAS)モノマーを調製する方法が提供される。
本開示の実施形態は、単に例として示され、よって本開示の実施形態を限定するものではない。以下の詳細な記載および添付の図面から、本開示の実施形態はより十分に理解されるであろう。
実施例で生成されたメチルフェニル[4−(メチルチオ)フェニル]スルホニウムパークロレートの核磁気共鳴(NMR)スペクトルである。 実施例で生成されたメチル4−(フェニルチオ)フェニルスルホキシドの核磁気共鳴(NMR)スペクトルである。 実施例で生成されたメチルフェニル[4−(メチルチオ)ビフェニル]スルホニウムパークロレートの核磁気共鳴(NMR)スペクトルである。 実施例で生成されたメチルフェニル[4−(メチルチオ)ビフェニル]スルホニウムパークロレートの液体クロマトグラフィー質量分析(LC−MS)スペクトルである。 実施例で生成されたメチル4−(フェニルチオ)ビフェニルスルホキシドの核磁気共鳴(NMR)スペクトルである。 実施例で生成されたメチル4−(フェニルチオ)ビフェニルスルホキシドの液体クロマトグラフィー質量分析(LC−MS)スペクトルである。 実施例で生成されたポリフェニレンスルフィド(PPS)の示差走査熱量測定(DSC)スペクトルである。 実施例で生成されたメチル4−(フェニルチオ)フェニルスルホキシドの核磁気共鳴(NMR)スペクトルである。
以下の詳細な記載においては、説明する目的で、本開示の実施形態が十分に理解されるよう多数の特定の詳細が記載される。しかし、これらの特定の詳細がなくとも、1つまたは複数の実施形態が実施可能であることは明らかであろう。本発明の概念は、本明細書に記載された例示的な実施形態に限定されることなく、様々な態様で具体化され得る。
第1の実施形態は、下式(1)を有するカチオン性スルホキシド中間体を調製する方法に関する。
Figure 0006313484
式中、ArおよびArは同じまたは異なる置換または無置換のアリール基であって、フェニル基、ビフェニル基、ナフチル基、チエニル基、トリル基、キシリル基、インドリル基、テトラヒドロナフチル基、フェナントレニル(phenanthrenyl)基、ビフェニレニル(biphenylenyl)基、インデニル基、アントラセニル基、またはフルオレニル基であり得る。アリール基は、単環(single ring)、2つの縮合環(fused rings)、または3つの縮合環を有していてよい。一実施形態では、アリール基はフェニルまたはビフェニル基であり得る。
カチオン性スルホキシド中間体を調製する方法は、カチオン性スルホキシド中間体を得るために、過酸化水素を、下記式(2)を有する化合物またはスルホン酸R’SOH(式中、R’はCH、CF、フェニル、トリルまたはOHである。)(i)および下記式(4)を有するカチオン性チオエーテル中間体(ii)と反応させる工程を含む。
Figure 0006313484
式中、Rは置換または無置換のC−Cアルキル基である。
Figure 0006313484
式中、ArおよびArは上記に定義した通りであり、Yはアニオンである。1実施形態において、Yは例えばHSO、CHSO、PhSO、p−tolSOまたはCFSOで表される。
一実施形態において、カチオン性スルホキシド中間体を調製する方法は、下記式(3A)を有する化合物を得るために、過酸化水素を、式(2)を有する化合物と反応させる工程と、式(3A)を有する化合物とカチオン性チオエーテル中間体(4)とを反応させる工程と、を含み得る。
Figure 0006313484
式中、Rは置換または無置換のC−Cアルキル基である。
一実施形態において、カチオン性スルホキシド中間体を調製する方法は、下記式(3B)を有する化合物を得るために、過酸化水素を、スルホン酸R’SOHと反応させる工程と、式(3B)を有する化合物とカチオン性チオエーテル中間体(4)とを反応させる工程と、を含み得る。
Figure 0006313484
式中、R’はCH、CF、フェニル、トリルまたはOHである。
一実施形態において、過酸化水素と式(2)を有する化合物とのモル比は2:1から4:1とすることができる。同様に、過酸化水素水とスルホン酸R’SOHとのモル比は2:1から4:1とすることができる。
一実施形態において、Rはメチル基であってよい。RはCからCの直鎖または環状アルキル基であってよい。
一実施形態において、先ず、カチオン性チオエーテル中間体(4)を、式(2)を有する化合物と混合してから、過酸化水素を加えることができる。
一実施形態において、上記反応は、約20℃から25℃で80分から90分進行させるものとすることができる。
カチオン性チオエーテル中間体は、酸条件下、下記式(5)を有する化合物と下記式(6)を有する化合物とを反応させる方法によって調製することができる。
Figure 0006313484
Figure 0006313484
式中、ArおよびArは、上記のArおよびArと同じように定義される。ArおよびArはフェニル基またはビフェニル基であってよい。よって、式(5)の化合物はチオアニソールまたはメチルビフェニルスルフィドであり得る。式(6)の化合物はメチルフェニルスルホキシドであり得る。一実施形態では、スルホン酸R’SOH(式中、R’はCH、CF、フェニル、トリルまたはOHである。)を加えることにより、酸性条件を作り出すことができる。換言すれば、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、pトルエンスルホン酸、硫酸、またはトリフルオロメタンスルホン酸を加えることにより、酸性条件を作り出すことができる。一実施形態において、同モル部のチオアニソールとメチルフェニルスルホキシドを混合し、酸性条件下、0から25℃、1atmで反応させる。一実施形態において、式(5)および式(6)の化合物を約0℃で化合させることができ、そして、酸を加えた後に温度を室温(つまり約18℃から25℃)まで上げることができる。一実施形態では、反応を約10時間から30時間(つまり約20時間)続けることができる。
第1の実施形態は、式(2)を有する化合物を用いて、下記反応スキームに表されている。
Figure 0006313484
第1の実施形態は、スルホン酸R’SOHを用いて、下記反応スキームに表されている。
Figure 0006313484
第2の実施形態は、下記式(7)を有するポリアリーレンスルフィドモノマーを調製する方法に関する。
Figure 0006313484
式中、ArおよびArは同じまたは異なっていてよいアリール基であって、フェニル基、ビフェニル基、ナフチル基、チエニル基、トリル基、キシリル基、インドリル基、テトラヒドロナフチル基、フェナントレニル基、ビフェニレニル基、インデニル基、アントラセニル基、またはフルオレニル基であり得る。アリール基は、単環、2つの縮合環、または3つの縮合環を有し得る。アリール基はフェニル基またはビフェニル基であってよい。ポリアリーレンスルフィドモノマーはメチル4−(フェニルチオ)フェニルスルホキシドであり得る。この方法はハロゲンを用いなくてよい。
ポリアリーレンスルフィドモノマーを調製する第一の工程は、上述したカチオン性スルホキシド中間体を調製する方法を含む。
次の工程では、カチオン性スルホキシド中間体を脱メチル化して、式(7)のポリアリーレンスルフィドモノマーを得る。
カチオン性チオエーテル中間体(4)の脱メチル化のための効率的な求核剤(nucleophiles)を選択する。求核剤は、置換または無置換のアミン、アミド、ピリジン、またはハライド化合物であってよく、操作範囲は約20℃から150℃、1atm下とすることができる。一実施形態において、反応を約20分から6時間進行させることができる。
第2の実施形態は、下記反応スキームに表されている。
Figure 0006313484
第3の実施形態は、下記式(8)に基づく構造を有するポリアリーレンスルフィドを調製する方法に関する。
Figure 0006313484
式中、ArおよびArは同じまたは異なっていてよいアリール基であって、フェニル基、ビフェニル基、ナフチル基、チエニル基、トリル基、キシリル基、インドリル基、テトラヒドロナフチル基、フェナントレニル基、ビフェニレニル基、インデニル基、アントラセニル基、またはフルオレニル基であり得る。アリール基は、単環、2つの縮合環、または3つの縮合環を有し得る。1実施形態において、アリール基はフェニル基であり得る。よって、ポリアリーレンスルフィドはポリフェニレンスルフィドであり得る。
nは1から1000または2から1000までの整数である。
PASは、上述した方法により調製されたポリアリーレンスルフィドモノマーを重合させることにより調製される。
一実施形態では、同モル部のチオアニソールとメチルフェニルスルホキシドを混合し、酸性条件下、0℃から25℃、約1atmで反応させる。用いる酸は、スルホン酸R’SOH(式中、R’はCH、CF、フェニル、トリルまたはOHである。)であってよい。換言すると、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、pトルエンスルホン酸、硫酸、またはトリフルオロメタンスルホン酸であってよい。次の工程では、カチオン性スルホキシド中間体を脱メチル化して、式(7)のポリアリーレンスルフィドモノマーを得ることができる。カチオン性チオエーテル中間体(4)の脱メチル化のための効率的な求核剤を選択する。求核剤は、置換または無置換のアミン、アミド、ピリジン、またはハライド化合物であってよく、操作範囲は約20から150℃、1atm下とすることができる。一実施形態では、反応を約20分から6時間進行させる。
一実施形態において、ポリアリーレンスルフィドモノマーを酸と反応させて、下記式(9)に基づく構造を有するポリスルホニウム中間体を得る。
Figure 0006313484
式中、ArおよびArは同じまたは異なっていてよいアリール基であって、フェニル基、ビフェニル基、ナフチル基、チエニル基、トリル基、キシリル基、インドリル基、テトラヒドロナフチル基、フェナントレニル基、ビフェニレニル基、インデニル基、アントラセニル基、またはフルオレニル基であり得る。アリール基は、単環、2つの縮合環、または3つの縮合環を有し得る。一実施形態において、アリール基はフェニル基であり得る。
nは1から1000または2から1000までの整数である。
Yは、例えばHSO 、CHSO 、PhSO 、p−tolSO またはCFSO のようなアニオンで表される。
酸は、スルホン酸R’SOH(式中、R’はCH、CF、フェニル、トリルまたはOHである。)であってよい。換言すると、硫酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、pトルエンスルホン酸、またはトリフルオロメタンスルホン酸であってよい。
一実施形態において、ポリアリーレンスルフィドモノマーと酸とを約0℃で約30分から1時間反応させてから、反応温度を室温(つまり約18℃から25℃)まで上げて約10時間から30時間(つまり約20時間)反応させることができる。
次の工程において、ポリスルホニウム中間体(9)を脱メチル化して、ポリアリーレンスルフィド(8)を得る。求核剤でポリスルホニウム中間体を脱メチル化することができる。求核剤は、水性HCl、HBr、HI、アミン類、アミド類またはピリジン類であり得る。この点について、脱メチル化に用いられる酸の酸性度を、ポリスルホニウム中間体を得るために用いられる酸よりも強くすることができる。ポリスルホニウム中間体を、有機溶媒中で脱メチル化することができる。有機溶媒は、水、ケトン類、ニトリル類、スルホン類およびアミド類からなる群より選ばれる少なくとも1つであってよい。一実施形態において、有機溶媒は、水との混合溶媒であってよい。別の実施形態では、有機溶媒は、水およびアセトンの混合溶媒であってよい。ポリスルホニウム中間体の脱メチル化のための効率的な求核剤を選択する。求核剤は、置換または無置換のアミン、アミド、ピリジン、またはハライド化合物であってよく、操作範囲は約20℃から150℃、約1atm下とすることができる。一実施形態では、反応を約4時間から72時間進行させる。別の実施形態では、室温から100℃までの温度で、反応を約20時間から24時間、室温から進行させることができる。室温は約18℃から25℃と定義される。
第3の実施形態は、下記の反応スキームに表される。
Figure 0006313484
本開示の実施形態の反応スキームの一例が以下に示されている。スルホニウム基を有するカチオン性中間体を、酸性条件下でチオアニソールおよびメチルフェニルスルホキシドと反応させることにより得る。次いで、スキーム(3)に示されるように、スルホニウム基よりむしろ、チオエーテル基を酸化させるために、中程度の酸化剤を選んで用いる。次いで、脱メチル化後にPPSモノマーを得る。次いで、スキーム(4)に示されるように、PPSモノマーの重合が起こる。
Figure 0006313484
本開示の実施形態の酸化工程の一例が以下に示されている。カチオン性チオエーテル中間体をアセチックパーオキサイド(acetic peroxide)で酸化させて、カチオン性スルホキシド中間体を得る。アセチックパーオキサイドは、過酸化水素と酢酸とを混合することによって得ることができる。
Figure 0006313484
アセチックパーオキサイドは、過酸化水素と酢酸とを混合することによって調製することができる。次いで、アセチックパーオキサイドを用い、カチオン性チオエーテル中間体を酸化させる。メチル基およびスルホン酸基上の正荷電が、チオエーテル基への選択的な酸化に対し、立体および電気的障害(hindrance)をもたらす。換言すると、スルホニウム基は、1つまたは複数の酸化剤が存在するときに、スルホニウム基が酸化されないようにする正荷電および立体的ブロック基(steric blocked group)(つまりアルキル基)を有する。中程度の酸化剤を選んで用いれば、スルホニウム基を酸化させることなく、チオエーテル基を酸化させて、PASモノマーの中間体を得ることができる。次いで、スルホニウム基を脱メチル化した後に、PASモノマーが調製され得る。
これに対し、従来の方法では、異なる酸化剤、具体的にはハロゲンを使用するため選択的な酸化は用いていない。しかし、このタイプの酸化は、スルホニウム基を酸化させ得る。従来の方法のこれらの問題を回避するため、本開示の実施形態ではハロゲンを使用しない。
さらに、従来の方法とは異なり、本開示の実施形態は、脱メチル化工程の前に酸化工程を行うことができる。これに対し、従来の方法は、脱メチル化工程に続いて、酸化工程を実行する。
以下、例示的実施形態に関して本開示の実施形態が記述される。これら実施形態は、単に例示であり、かつ本出願の範囲を限定することを意図しないと解されるように記載されている。
メチルフェニル[4−(メチルチオ)フェニル]スルホニウムパークロレート(methylpheny[4−(methylthio)phenyl]sulfonium perchlorate)の調製
Figure 0006313484
チオアニソール2.9mlおよびメチルフェニルスルホキシド3.5gを撹拌機付き二口丸底フラスコ中で混合し、0℃に冷却した。続いて、メタンスルホン酸50mlを滴下導入してから、温度を室温まで上げ、反応を20時間続けた。その粗生成物を70%HClO100ml中に注ぎ、さらに1時間撹拌した。水およびジクロロメタンで抽出を行い、生成物、つまりチオエーテルスルホニウム中間体を得た(収率90%)。図1のNMRスペクトルは以下の値を示した。H NMR(400MHz,ppm,CDCl):2.5(−CH,s)、3.7(S−CH,s)、7.4(phenyl,2H,d)、7.6(phenyl,3H,t)、7.7−7.8(phenyl,4H,m)。
メチルフェニル[4−(メチルチオ)フェニル]スルホニウムパークロレートを含有するPPSモノマーの調製
Figure 0006313484
メチルフェニル[4−(メチルチオ)フェニル]スルホニウムパークロレート1gおよび氷酢酸3mlを撹拌機付き二口丸底フラスコ中で混合した。その混合物を20℃で水槽内にて撹拌し、30%過酸化水素0.9mlを滴下導入した。その後、80分間途切れることなく反応を進行させた。反応が完了したら、有機溶媒を用い、水でカチオン性スルホキシド中間体を抽出し、0.97gの中間体を得た。カチオン性スルホキシド中間体をアセトニトリル10ml中に溶解し、10%KCl30mlを滴下導入した。その混合物を6時間還流させ、水とジクロロメタンで3回抽出を行い、PPSモノマー0.63gを得た(収率:88%)。図2のNMRスペクトルは以下の値を示した。H NMR(400MHz,ppm,CDCl):2.73(−CH,s)、7.35−7.56(phenyl,9H,m)。
メチルフェニル[4−(メチルチオ)ビフェニル]スルホニウムパークロレートの調製
Figure 0006313484
メチルビフェニルスルフィド1gおよびメチルフェニルスルホキシド0.7gを撹拌機付き二口丸底フラスコ中で混合し、0℃に冷却した。次いで、メタンスルホン酸10mlを滴下導入してから、温度を室温まで上げた。反応を20時間続け、褐色の粗生成物を70%HClO40ml中に注ぎ入れ、さらに1時間撹拌した。水とジクロロメタンで抽出操作を行い、生成物、つまりチオエーテルスルホニウム中間体を調製した(収率:92%)。そのスキームは上に示すとおりである。図3は化合物のNMRスペクトルを示しており、図4に示されるように、LC−MSスペクトル中のメチルフェニル[4−(メチルチオ)ビフェニル]スルホニウムのm/zは323であった。H NMR(400MHz,ppm,CDCl):2.48(−CH,s)、3.67(sulfonium−CH,s)、7.40−7.94(aromaticH,13H,m)。
メチルフェニル[4−(メチルチオ)ビフェニル]スルホニウムパークロレートを有するPASモノマーの調製
Figure 0006313484
メチルフェニル[4−(メチルチオ)ビフェニル]スルホニウムパークロレート1.9gおよび氷酢酸30mlを撹拌機付き二口丸底フラスコ中で混合した。その混合物を20℃で水槽内にて撹拌し、30%過酸化水素2.02mlを滴下導入した。その後、反応を90分間途切れることなく進行させた。反応が完了したら、有機溶媒を用い、水でカチオン性スルホキシド中間体を抽出し、オレンジ色の中間体を得た。そのカチオン性スルホキシド中間体を4−ピコリン10ml中に溶解した。反応を30分進行させ、さらに続けて20分還流させた。次いで、水およびジクロロメタンで3回抽出を行い、PPSモノマー1g(収率:69%)を得た。図5は、化合物のNMRスペクトルを示している。H NMR(400MHz,ppm,CDCl):2.72(−CH,s)、7.38−7.63(aromatic H,13H,m)。図6に示されるように、メチル4−(フェニルチオ)ビフェニルスルホキシドのm/zシグナルは325(M+H)、347(M+Na)および671(2M+Na)であった。
PPSの調製
Figure 0006313484
メチル−4−(フェニルチオ)フェニルスルホキシド1gを撹拌機付き二口丸底フラスコ中に加え、0℃に冷却した。次いで、トリフルオロメタンスルホン酸5mlを0℃で滴下導入してから、0.5〜1時間かけて温度をゆっくり室温まで上げた。反応を20分続け、その粗生成物を氷水100mlで数回洗浄し、真空乾燥した。ポリカチオン性中間体の白色の沈殿物を得た(1.4g、収率:95%)。
ポリカチオン性中間体0.95gを撹拌機付き2口丸底フラスコ中に加えた。4−ピコリン10mlを滴下導入し、反応を1時間続けた。温度を100℃まで上げ、反応を約20時間進行させて、PPSの白色粉末を得た(0.37g、70%)と共に、10%メタノール溶液200mlで余剰の4−ピコリン溶液を急冷した。図7のDSCスペクトルによれば、PPSの融点は280℃であった。
PPSモノマー、メチル4−(フェニルチオ)フェニルスルホキシド(methyl 4−(phenylthio)phenyl sulfoxide)の調製
Figure 0006313484
チオアニソール2.66gおよびメチルフェニルスルホキシド3gを撹拌機付き二口丸底フラスコ中で混合し、0℃に冷却した。続いて、97%硫酸3mlを滴下導入してから、温度を室温まで上げた。反応を20時間続けてから、水30mlと30%過酸化水素2.44gをさらに4時間室温で誘導した。続いて、30%アンモニア45mlを4時間室温で誘導した。水および酢酸エチルで抽出を行い、メチル4−(フェニルチオ)フェニルスルホキシド(収率:90.6%)を得た。図8のNMRスペクトルは、以下の値を示した。H NMR(400MHz,ppm,CDCl):2.72(−CH,s)、7.34−7.55(phenyl,9H,m)。
本開示の実施形態に各種変形および変化を加え得るということは、当業者には明らかであろう。明細書および実施例は単に例示として見なされるように意図されており、本発明の真の範囲は、以下の特許請求の範囲およびそれらの均等物によって示される。

Claims (12)

  1. 下記式(1)を有するカチオン性スルホキシド中間体を調製する方法であって、
    前記カチオン性スルホキシド中間体を得るために、過酸化水素を、下記式(2)を有する化合物またはスルホン酸R’SOH(式中、R’はCH、CF、フェニル、トリルまたはOHである。)(i)および下記式(4)を有するカチオン性チオエーテル中間体(ii)と反応させる工程を含む方法。
    Figure 0006313484

    (式中、ArおよびArは同じまたは異なる置換または無置換のアリール基である。)
    Figure 0006313484

    (式中、Rは置換または無置換のC−Cアルキル基である。)
    Figure 0006313484

    (式中、ArおよびArは上に定義された通りであり、Yはアニオンである。)
  2. 前記カチオン性チオエーテル中間体が、下記式(5)を有する化合物と、下記式(6)を有する化合物とを酸性条件下で反応させる工程を含む方法により調製される、請求項1に記載の方法。
    Figure 0006313484

    Figure 0006313484

    (式中、ArおよびArは同じまたは異なる置換または無置換のアリール基である。)
  3. 下記式(7)を有するポリアリーレンスルフィドモノマーを調製する方法であって、
    請求項1に記載されたカチオン性スルホキシド中間体を調製する方法と、
    前記ポリアリーレンスルフィドモノマーを得るために、前記カチオン性スルホキシド中間体を脱メチル化する工程と、
    を含む方法。
    Figure 0006313484

    (式中、ArおよびArは同じまたは異なる置換または無置換のアリール基である。)
  4. 下記式(8)を有するポリアリーレンスルフィドを調製する方法であって、
    請求項3に記載の方法により調製されたポリアリーレンスルフィドモノマーを重合させる工程を含む方法。
    Figure 0006313484

    (式中、ArおよびArは同じまたは異なる置換または無置換のアリール基であり、nは1から1000の整数である。)
  5. ArおよびArがフェニル基である、請求項1に記載の方法。
  6. Rがメチル基である、請求項1に記載の方法。
  7. 前記方法がハロゲンを用いない、請求項3に記載の方法。
  8. 前記式(5)を有する前記化合物がチオアニソールまたはメチルビフェニルスルフィドである、請求項2に記載の方法。
  9. 前記式(6)を有する前記化合物がメチルフェニルスルホキシドである、請求項2に記載の方法。
  10. 過酸化水素と前記式(2)を有する前記化合物とのモル比が2:1から4:1である、請求項1に記載の方法。
  11. 前記酸性条件が、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、pトルエンスルホン酸、硫酸、またはトリフルオロメタンスルホン酸を加えることにより作り出される、請求項2に記載の方法。
  12. 過酸化水素と前記スルホン酸R’SO とのモル比が2:1から4:1である、請求項1に記載の方法。
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