JP6311128B2 - 抵抗器とその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、抵抗体として金属板(金属箔)を用いた抵抗器とその製造方法に関する。
抵抗体として金属板を用いた従来の抵抗器の製造方法について図11A、図11Bを参照しながら簡単に説明する。図11A、図11Bは従来の抵抗器の製造方法を説明するための斜視図である。まず図11Aに示すように、金属で構成されたシート状抵抗体1の上面に、一定の間隔をあけて複数の帯状絶縁膜2を形成する。その後、図11Bに示すように、複数の帯状絶縁膜2の間に露出したシート状抵抗体1にめっきをすることによって複数の電極3を帯状に形成する。その後、図11Bに示す中間体を分割して個片の抵抗器を作製する(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−63503号公報
本発明による抵抗器の第1の製造方法では、金属で形成されたシート状抵抗体の表面の間隔の空いた複数の帯状の箇所に、金属ペーストを印刷し焼成して互いの間に間隔が空いた複数の帯状電極を形成する。次に、複数の帯状電極が形成されたシート状抵抗体を、複数の帯状電極と交わる方向に切断して、複数の帯状電極の切断片が形成された第1面と、この第1面の反対側の第2面とを有する複数の短冊状抵抗体を形成する。一方、板状絶縁基板の表面の間隔の空いた複数の帯状の箇所にガラスフリットを含有する金属ペーストを印刷して互いの間に間隔がある複数の接着層を形成する。さらに複数の接着層のそれぞれに複数の短冊状抵抗体のそれぞれの第2面を貼り付けて積層体を形成した後、この積層体を焼成する。そして複数の短冊状抵抗体が貼り付けされた板状絶縁基板を個片状に分割する。
この方法で作製された抵抗器は、絶縁基板と、接着層と、抵抗体とを有する。接着層は絶縁基板上に形成され、絶縁基板と抵抗体とに融着したガラスと、このガラス内に分散した金属粒子とを含む。抵抗体は第1面とこの第1面の反対側の第2面とを有し、第1面に印刷電極が形成され、第2面で接着層を介して絶縁基板に固定されている。
本発明による抵抗器の第2の製造方法においても、第1の製造方法と同様にシート状抵抗体の表面に複数の帯状電極を形成し、このシート状抵抗体を切断して複数の短冊状抵抗体を形成する。一方、板状絶縁基板の表面の間隔の空いた複数の帯状の箇所に接着剤を印刷して互いの間に間隔がある複数の接着層を形成する。さらに、複数の接着層のそれぞれに複数の短冊状抵抗体のそれぞれの第2面を貼り付ける。そして複数の短冊状抵抗体が貼り付けされた板状絶縁基板を個片状に分割する。
この方法で作製された抵抗器は、絶縁基板と、接着層と、抵抗体とを有する。接着層は絶縁基板上に形成され、硬化した接着剤で構成されている。抵抗体は第1面とこの第1面の反対側の第2面とを有し、第1面に印刷電極が形成され、第2面で接着層を介して絶縁基板に固定されている。
本発明による抵抗器の第3の製造方法では、板状絶縁基板の表面の間隔の空いた複数の帯状の箇所にガラスフリットを含有する金属ペーストを印刷して複数の接着層を形成する。そして複数の接着層のそれぞれに、金属で形成された複数の帯状抵抗体を間隔を空けて貼り付けて積層体を形成した後、この積層体を焼成する。その後、板状絶縁基板を個片状に分割する。
この方法で作製された抵抗器は、絶縁基板と、接着層と、抵抗体とを有する。接着層は絶縁基板上に印刷形成され、ガラスと、このガラス内に分散した金属粒子とを含み、電極として機能する。抵抗体は接着層を介して絶縁基板に固定されている。
以上、いずれかの構成により、本発明の抵抗器は、抵抗体として金属板を含む抵抗器としては比較的高い抵抗値を有する。また本発明の製造方法によってこのような抵抗器を容易に製造することができる。
本発明の実施の形態1、2による抵抗器の製造方法において帯状電極を形成する工程を示す斜視図 本発明の実施の形態1、2による抵抗器の製造方法において短冊状抵抗体を形成する工程を示す斜視図 図1Bに示す工程により得られる短冊状抵抗体の斜視図 本発明の実施の形態1、2による抵抗器の製造方法において接着層を形成する工程を示す斜視図 本発明の実施の形態1、2による抵抗器の製造方法において短冊状抵抗体を板状絶縁基板に載置する工程を示す斜視図 本発明の実施の形態1、2による抵抗器の製造方法において抵抗値を修正する工程を示す斜視図 本発明の実施の形態1、2による抵抗器の製造方法において保護膜を形成する工程を示す斜視図 本発明の実施の形態1、2による抵抗器の製造方法において帯状絶縁基板を作製する工程を示す斜視図 図2Dに示す工程により得られる帯状絶縁基板の斜視図 本発明の実施の形態1、2による抵抗器の製造方法において端面電極を形成する工程を示す斜視図 本発明の実施の形態1、2による抵抗器の製造方法において帯状絶縁基板を個片状に分割する工程を示す斜視図 本発明の実施の形態1、2による抵抗器の製造方法においてめっき層を形成する工程を示す斜視図 本発明の実施の形態1、2による抵抗器の断面図 本発明の実施の形態1による抵抗器の拡大断面図 本発明の実施の形態1による他の抵抗器の製造方法を示す斜視図 図5に示す工程の結果得られる抵抗器の断面図 本発明の実施の形態3による抵抗器の製造方法において接着層を形成する工程を示す斜視図 本発明の実施の形態3による抵抗器の製造方法において帯状抵抗体を載置する工程を示す斜視図 本発明の実施の形態3による抵抗器の製造方法において抵抗値を修正する工程を示す斜視図 本発明の実施の形態3による抵抗器の製造方法において保護膜を形成する工程を示す斜視図 本発明の実施の形態3による抵抗器の断面図 本発明の実施の形態4による抵抗器の製造方法において金属ペースト層を形成する工程を示す斜視図 本発明の実施の形態4による抵抗器の製造方法において抵抗値修正の工程を示す斜視図 本発明の実施の形態4による抵抗器の製造方法において保護膜を形成する工程を示す斜視図 本発明の実施の形態4による抵抗器の断面図 従来の抵抗器の製造方法を示す斜視図 従来の抵抗器の製造方法を示す斜視図
本発明の実施の形態の説明に先立ち、図11A、図11Bを参照して説明した従来の抵抗器の製造方法における課題を説明する。この製造方法において、10mΩ〜20mΩ程度の比較的高い抵抗値を得るためには、シート状抵抗体1を薄くする必要がある。しかしながらシート状抵抗体1を薄くすると、剛性が小さくなるため、工程内を移動する際に取り扱いが難しくなる。このため、比較的高い抵抗値を有する抵抗器を作製することは困難である。
以下、上記の課題を解決し、比較的高い抵抗値を有する抵抗器を容易に作製することができる、本発明の実施の形態による抵抗器の製造方法について図面を参照しながら説明する。なお各実施の形態において、先行する実施の形態と同様の構成をなすものには同じ符号を付し、詳細な説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
図1A、図1Bはそれぞれ、本発明の実施の形態1による抵抗器の製造方法において帯状電極12を形成する工程を示す斜視図と、シート状抵抗体11を切断する工程を示す斜視図である。図1Cは図1Bに示す工程により作製された短冊状抵抗体13の斜視図である。図1Dは板状絶縁基板14の上に接着層15Aを形成する工程を示す斜視図である。
最初に、図1Aに示すシート状抵抗体11を用意する。シート状抵抗体11は、CuNi、NiCr、CuMn、CuMnNi等の金属を板状または箔状にすることで構成されている。後述するように、シート状抵抗体11は、個片に切断されることで、完成品である複数の抵抗器の抵抗体となる。
そしてシート状抵抗体11の表面に一定間隔で帯状にガラスフリットを含有しないCuまたはAgを主成分とした金属ペーストを印刷する。次にこの金属ペーストを窒素雰囲気中で焼成して複数の帯状電極12を形成する。すなわち、金属で形成されたシート状抵抗体11の表面の間隔の空いた複数の帯状の箇所に、金属ペーストを印刷し焼成して、互いの間に間隔が空いた複数の帯状電極12を形成する。
帯状電極12はシート状抵抗体11を構成する材料の少なくとも一部を含むのが好ましい。例えば、シート状抵抗体11がCuNiまたはCuMnのようなCuを含む合金で形成されている場合、帯状電極12はガラスを含有せず、Cuを主成分として含むことが好ましい。帯状電極12がシート状抵抗体11の材料の少なくとも一部を含むと、金属ペースト中のCuと、シート状抵抗体11を構成する合金中のCuが溶融する。その結果、両者が接している部分でCu同士が接合し、帯状電極12とシート状抵抗体11が強固に接合する。
シート状抵抗体11がCuを主成分とする合金で構成されている場合、Agペーストを焼成して帯状電極12を形成してもよい。CuとAgとは合金を形成するので、この場合もシート状抵抗体11と帯状電極12は良好に接合する。このように、シート状抵抗体11を構成する材料と帯状電極12を構成する材料とが合金を形成するように両者の材料を選択してもよい。なお、帯状電極12を形成する金属ペーストがガラスフリットを含まないので、帯状電極12の比抵抗は低い。なお、シート状抵抗体11は、それ自体では自立できない金属箔で構成されていてもよい。なお、シート状抵抗体11をCuMnNi合金で形成する場合、Cu、Mn、Niの質量比を84:12:4程度にすればよい。
なお、複数の帯状電極12を形成する前に、シート状抵抗体11の裏面の所定箇所にガラスフリットを含有するCuを主成分とした金属ペーストを印刷、焼成し、裏面電極(図示せず)を形成しておいてもよい。
次に、図1Bに示すように帯状電極12が形成されたシート状抵抗体11を、複数の帯状電極12と直交する方向のA線でダイシングやレーザによって切断する。この工程により図1Cに示す複数の短冊状抵抗体13を形成する。短冊状抵抗体13の上面(第1面)には、帯状電極12が分割されて形成された電極12Aが一定間隔で形成されている。すなわち、複数の帯状電極12が形成されたシート状抵抗体11を、複数の帯状電極12と交わる方向に切断する。そして、複数の帯状電極12の切断片である電極12Aが形成された第1面と、第1面の反対側の第2面とを有する複数の短冊状抵抗体13を形成する。
次に、図1Dに示すように、アルミナ等で構成された板状絶縁基板14のフラットな表面に、一定間隔でガラスフリットを含有するCuペーストを帯状に印刷する。すなわち、板状絶縁基板14の表面の間隔の空いた複数の帯状の箇所に、ガラスフリットを含有する金属ペーストを印刷して互いの間に間隔がある複数の接着層15Aを形成する。
図2Aは本実施の形態による抵抗器の製造方法において短冊状抵抗体13を板状絶縁基板14に載置する工程を示す斜視図である。図2Bは抵抗値を修正する工程を示す斜視図である。図2Cは保護膜17を形成する工程を示す斜視図である。図2Dは板状絶縁基板14を切断する工程を示す斜視図である。図3Aは図2Dに示す工程により作製された帯状絶縁基板14Aの斜視図である。
続いて図2Aに示すように、短冊状抵抗体13を、板状絶縁基板14の表面に形成された接着層15Aの上に、電極12Aが上になるように載置する。その後、板状絶縁基板14を窒素雰囲気中で焼成して、短冊状抵抗体13を接着層15Aを介して板状絶縁基板14に接着させる。すなわち、複数の接着層15Aのそれぞれに複数の短冊状抵抗体13のそれぞれの第2面を貼り付けて積層体101を形成した後、積層体101を焼成する。
板状絶縁基板14はアルミナで構成されていることが好ましい。接着層15Aはガラスフリットを含有しているので、焼成することによって、接着層15Aと板状絶縁基板14は良好に密着する。そのため、短冊状抵抗体13は容易に板状絶縁基板14に接着する。なお、焼成時の窒素雰囲気の酸素濃度は、12ppm以下としている。
次に、図2Bに示すように、それぞれの短冊状抵抗体13における隣り合う電極12A間にある各部分の抵抗値を測定しながら、所定の抵抗値になるようにトリミング溝16を形成する。これらの部分は完成品である抵抗器の抵抗体21となる。このようにして抵抗値を修正する。このように、焼成後に、所定の抵抗値になるようにトリミング溝16を形成することで、精度よく抵抗値を修正することができる。
次に、図2Cに示すように、電極12Aの一部および電極12A間の各部分を覆うように、エポキシ樹脂を塗布、硬化して複数の帯状の保護膜17を形成する。保護膜17はそれぞれ、複数の短冊状抵抗体13に跨るように形成される。
次に、図2Dに示すように、板状絶縁基板14を短冊状抵抗体13と直交する方向のB線で保護膜17から露出した電極12Aの中央部をダイシングやレーザによって切断する。この工程により図3Aに示すような帯状絶縁基板14Aを複数個作製する。帯状絶縁基板14Aは後述するようにさらに切断される。この結果、完成品の抵抗器はそれぞれ、1つの抵抗体21とその両端部に形成された電極12Aとを有する。
なお、図2Aにおいて、板状絶縁基板14における、隣接する短冊状抵抗体13の間に、予め分割用のスリットを形成しておくことが好ましい。図2Dに示すように個片状に分割する際、ダイシングやレーザを用いることなく、スリットで割ることにより、容易に板状絶縁基板14を分割できる。
図3Bは、本実施の形態における抵抗器の製造方法において帯状絶縁基板14Aに端面電極18を形成する工程を示す斜視図である。図3Cは帯状絶縁基板14Aを個片状に分割する工程を示す斜視図である。図3Dはめっき層19を形成する工程を示す斜視図である。
図3Aに示す帯状絶縁基板14Aには、図3Bに示すように、電極12Aが形成された両端部に端面電極18が形成される。端面電極18は、Agペーストを印刷硬化したり、またはNiCrやCrまたはNiをスパッタしたりすることによって形成される。
次いで、図3Cに示すように、隣り合う2つの電極12Aの間で、保護膜17と直交するC線において、ダイシングやレーザによって帯状絶縁基板14Aを切断し、図3Dに示す個片状に分割する。すなわち、図2Dに示す工程と図3Cに示す工程とにより、複数の短冊状抵抗体13が貼り付けされた板状絶縁基板14は個片状に分割される。なお、帯状絶縁基板14Aを個片状に分割した後には、端面電極18の表面に、銅、ニッケル、すずの順にめっきし、めっき層19を形成する。
図4Aは本実施の形態による抵抗器の断面図であり、図3Dにおける4A−4A線での断面を示している。図4Bは本実施の形態による抵抗器の拡大断面図である。この抵抗器は、絶縁基板20と、接着層23Aと、抵抗体21と、印刷電極12Aとを有する。接着層23Aは絶縁基板20の上に形成されている。接着層23Aは絶縁基板20と抵抗体21とに融着したガラス123と、ガラス123内に分散した金属粒子223とを含む。抵抗体21は第1面とこの第1面の反対側の第2面とを有し、第2面で接着層を介して絶縁基板に固定されている。印刷電極12Aは抵抗体21の第1面に形成されている。すなわち、絶縁基板20は接着層15Aを介して各個片に1つ設けられる抵抗体21を載置している。電極12Aは抵抗体21の上面の両端部に形成されている。
上述の工程により、板状絶縁基板14および帯状絶縁基板14Aは個片状に分割されることによって、絶縁基板20になっている。接着層15Aは個片状に分割されることによって、接着層23Aになっている。シート状抵抗体11は個片状に分割されることによって、抵抗体21になっている。抵抗体21には切り欠きであるトリミング溝16が設けられている。
この抵抗器はさらに保護膜17と端面電極18とめっき層19とを有する。保護膜17は電極12Aの一部と抵抗体21を覆うように形成されている。端面電極18は、絶縁基板20の両端部に位置している。さらに、端面電極18は、電極12Aおよび抵抗体21と接続されている。めっき層19は端面電極18の表面に設けられている。
本実施の形態における抵抗器の製造方法においては、シート状抵抗体11を切断して形成された短冊状抵抗体13が、接着層15Aによって板状絶縁基板14に貼り付けられる。そのため、比較的高い抵抗値を有する抵抗器を作製するためにシート状抵抗体11を薄くしても、短冊状抵抗体13を板状絶縁基板14で支持できる。板状絶縁基板14で支持された短冊状抵抗体13は、板状絶縁基板14で支持されない場合よりも剛性が高いので、工程内を移動する際の取り扱いが容易となる。この結果、抵抗体21を金属板で形成しても、10mΩ〜20mΩ程度の比較的高い抵抗値の抵抗器を容易に作製することができる。
また、一般のチップ抵抗器に使用されている印刷工法で電極12Aを形成し、かつ、板状絶縁基板14に固定された状態で電極12Aをトリミングができるため、工数が向上しコストを低減できる。
さらに、板状絶縁基板14を用いることで、横縦の寸法が0.6mm×0.3mmの小型の抵抗器を容易に製造できる。
そして、接着層23Aが金属を含んでいるので、抵抗体21で発生する熱を絶縁基板20へ効率的に放熱することができる。そのため、抵抗器を高電力で使用することができる。絶縁基板20がアルミナで構成されている場合には、さらに放熱性が向上する。
すなわち、比較的高い抵抗値を得る場合に、工程内を移動する際にシート状抵抗体11の取り扱いが容易になるようにするだけでなく、抵抗器の小型化、高電力化が低コストで実現できる。また、一般のチップ抵抗器と同様に実装することができる。なお、低い抵抗値が必要な場合は、シート状抵抗体11を厚くするか、電極12A間の距離を短くすればよい。
図5は本実施の形態における他の抵抗器の製造方法を示す斜視図である。図1Aから図3Dに示す抵抗器の製造方法では、短冊状抵抗体13を表面がフラットな板状絶縁基板14上に接着している。これに対し、図5に示す抵抗器の製造方法では、板状絶縁基板14の表面に帯状の複数の凹部22が間隔をあけて設けられている。そして、複数の凹部22の内部のそれぞれに複数の接着層15Aの1つが形成される。複数の凹部22の間隔は例えば一定である。
さらに、複数の凹部22の底面に短冊状抵抗体13の帯状電極12が設けられていない第2面が貼り付けられ、複数の凹部22内に短冊状抵抗体13の少なくとも一部が埋め込まれる。板状絶縁基板14を個片状に分割する際は、複数の凹部22のうち、隣り合う2つの凹部22の間の突出している部分22Aで切断する。例えば、部分22Aの中央部(D線)で板状絶縁基板14を切断する。
図6は上述のようにして作製された抵抗器の側面方向から見た断面図である。なお、この抵抗器を図5の正面方向から見ると図4Aと同様である。
図6に示す抵抗器では、抵抗体21がセラミックで構成された絶縁基板20の凹部の内壁に囲まれるので、放熱性が高い。そのため、抵抗体21の温度は低くなるので、電極12Aの温度上昇を抑制することができる。この結果、この抵抗器を実装基板に実装する際に、電極12Aと実装基板とを接続するはんだが劣化するのが抑えられ、抵抗器と実装基板との接続安定性が向上する。
さらに、図5に示す部分22Aが切断されて形成された部分24の上面と保護膜17の上面とでほぼ同一面を構成することができる。そのため、この抵抗器は実装時に吸着ノズル(図示せず)で吸着され易くなり、抵抗器の実装作業性が高まる。保護膜17の端部に部分24が存在するので、保護膜17の表面を平坦にし易く、この点からも実装性が高まる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2における抵抗器の製造方法について説明する。本実施の形態における抵抗器の製造方法は、実施の形態1における抵抗器の製造方法とは、接着層の材質が異なっている点で相違する。それ以外は基本的に実施の形態1と同様である。したがって、図1A、図1B、図1C、図1D、図2A、図2B、図2C、図2D、図3A、図3B、図3Cおよび図3Dは実施の形態2における抵抗器の製造方法にも準用できる。本実施の形態における抵抗器の製造方法は、接着層を形成する工程の前までは実施の形態1における抵抗器の製造方法と同じである。
すなわち、金属で形成されたシート状抵抗体1の表面の間隔の空いた複数の帯状の箇所に、金属ペーストを印刷し焼成して互いの間に間隔が空いた複数の帯状電極12を形成する。そして、複数の帯状電極12が形成されたシート状抵抗体11を、複数の帯状電極12と交わる方向に切断する。このようにして、複数の帯状電極12の切断片である電極12Aが形成された第1面と、第1面の反対側の第2面とを有する複数の短冊状抵抗体13を形成する。
本実施の形態では、図1Dに示す工程において、接着層15Aに代えて、板状絶縁基板14のフラットな表面に複数の接着層15Bを形成する。すなわち、板状絶縁基板14の表面の間隔の空いた複数の帯状の箇所に接着剤を印刷して互いの間に間隔がある複数の接着層15Bを形成する。
次に、図2Aに示すように、図1Cで得られた短冊状抵抗体13を、板状絶縁基板14の表面に形成された接着層15B上に電極12Aが上面になるように載置する。そして、接着層15Bを硬化して短冊状抵抗体13を接着層15Bを介して板状絶縁基板14に接着させる。すなわち、複数の接着層15Bのそれぞれに複数の短冊状抵抗体13のそれぞれの第2面を貼り付ける。
本実施の形態における抵抗器の製造方法のこの後の工程は、実施の形態1と同じである。なお、実施の形態1では焼成することにより接着層15Aで短冊状抵抗体13と板状絶縁基板14とを固定している。このように積層体101を焼成すると抵抗値が変動する場合がある。一方、本実施の形態では、短冊状抵抗体13の状態のとき以降に焼成は実施されない。そのため、トリミングは板状絶縁基板14に貼り付ける前の短冊状抵抗体13の状態のときに行ってもよい。
以上の工程により作製された抵抗器の断面図は図4Aと同様である。本実施の形態における抵抗器は、接着層23Aに代えて硬化した接着剤で構成された接着層23Bを有する点が実施の形態1と異なる。
なお、板状絶縁基板14をガラスエポキシで構成すれば、帯状絶縁基板14Aへの分割、個片状の絶縁基板20へ分割する際、ダイシングやレーザを用いることなく、カッター刃等により板状絶縁基板14を容易に切断し分割できる。さらに、板状絶縁基板14(絶縁基板20)はガラスエポキシで構成され、接着層15Bおよび接着層23Bを形成するための接着剤はエポキシ樹脂を含むことが好ましい。板状絶縁基板14と接着層15Bとが同様の樹脂成分を含むことによって、接着層15Bと板状絶縁基板14は良好に密着する。そのため、短冊状抵抗体13は容易に板状絶縁基板14に接着する。
なお、短冊状抵抗体13の第2面を予めサンドブラスト等の方法で粗面化しておくことが好ましい。これにより、接着剤と短冊状抵抗体13との接着面積が広くなるため、完成品の抵抗器において抵抗体21と絶縁基板20との密着力が増す。また、これにより、抵抗器は熱膨張に対しても強くなる。なお、予めシート状抵抗体11を粗面化しておくことが効率的であり好ましい。
本実施の形態における抵抗器の製造方法も、実施の形態1における抵抗器の製造方法と同様に、工程内を移動する際に取り扱いが容易となる。そのため、実施の形態1と同様の効果を奏する。
(実施の形態3)
図7Aは本発明の実施の形態3における抵抗器の製造方法において板状絶縁基板14の表面に接着層15Cを形成する工程を示す斜視図である。図7Bは接着層15Cに帯状抵抗体(以下、抵抗体)21Aを載置する工程を示す斜視図である。図7Cは抵抗体21Aの抵抗値を修正する工程を示す斜視図である。図7Dは保護膜17を形成する工程を示す斜視図である。
まず、図7Aに示すように板状絶縁基板14を用意する。板状絶縁基板14には、後工程で分割しやすいように、予め、スリット14B、14Cが設けられていることが好ましい。このような板状絶縁基板14の表面に、一定間隔でガラスフリットを含有するCuペーストを帯状に印刷して複数の接着層15Cを形成する。すなわち、板状絶縁基板14の表面の間隔の空いた複数の帯状の箇所にガラスフリットを含有する金属ペーストを印刷して複数の接着層15Cを形成する。
接着層15Cがガラスフリットを含有しているので、板状絶縁基板14をアルミナで形成すれば、接着層15Cと板状絶縁基板14との密着性は良好になる。このように本実施の形態において接着層15Cを形成する工程は実施の形態1における接着層15Aを形成する工程と同様である。但し、接着層15Cは電極として機能するので、実施の形態1における接着層15Aよりも金属粒子の含有量が多いことが好ましい。
次に、図7Bに示すように板状絶縁基板14に形成された接着層15Cに抵抗体21Aを載置する。抵抗体21AはCuNi、NiCr、CuMn、CuMnNi等の金属を板状または箔状にすることで構成されている。すなわち、抵抗体21Aは、実施の形態1のシート状抵抗体11と同様の材質で形成することができる。また、抵抗体21Aは、それ自体では自立できない金属箔で構成されていてもよい。
実施の形態1におけるシート状抵抗体11や短冊状抵抗体13は、完成品の1個の抵抗器に分割する際に切断される。これに対し、抵抗体21Aは、完成品の1個の抵抗器にそのまま含まれる。そのため、抵抗体21Aは最初から個片状の形状を有する。
抵抗体21Aを接着層15Cに載置した後、板状絶縁基板14を窒素雰囲気中で焼成して、抵抗体21Aを接着層15Cを介して板状絶縁基板14に接着させる。すなわち、複数の接着層15Cのそれぞれに、金属で形成された複数の抵抗体21Aを間隔を空けて貼り付けて積層体102を形成した後、積層体102を焼成する。上述のように、接着層15Cはガラスフリットを含有するCuペーストで構成されている。そのため、焼成することによって、抵抗体21Aは容易に板状絶縁基板14に接着する。なお、焼成時の窒素雰囲気の酸素濃度は、12ppm以下としている。
次に、図7Cに示すように、抵抗体21Aの抵抗値を修正する。その際、抵抗体21Aの抵抗値を測定しながら、所定の抵抗値になるようにトリミング溝16を形成する。このように、積層体102を焼成した後に、所定の抵抗値になるようにトリミングすることで、精度よく抵抗値を修正することができる。抵抗値は、測定用プローブ(図示せず)を抵抗体21Aの両端に位置する接着層15Cに接触させて測定することができる。接着層15Cにおいて後の工程で形成する保護膜17に覆われない部分で、保護膜17に近い2箇所にプローブを接触させるのが好ましい。なぜなら、その部分は後述するめっき層19と直接接触する部分であり、その2箇所の間の部分が実質的に抵抗として機能するからである。
次に、図7Dに示すように、抵抗体21Aの全面および接着層15Cの一部を覆うように、例えばエポキシ樹脂を用いて帯状の保護膜17を形成する。
保護膜17を形成した後、実施の形態1における図2D、図3B、図3C、図3Dに示す各工程を行なう。すなわち、積層体102を焼成した後に、板状絶縁基板14を個片状に分割する。但し、板状絶縁基板14にはスリット14Cが設けられているので、帯状絶縁基板14Aを作製する工程では、ダイシング工法を適用するのではなく、板状絶縁基板14に曲げ応力を加えることでスリット14Cで板状絶縁基板14を分割してもよい。また板状絶縁基板14にはスリット14Bが設けられているので、帯状絶縁基板14Aを個片状に分割する工程では、帯状絶縁基板14Aに曲げ応力を加えスリット14Bで帯状絶縁基板14Aを分割してもよい。これらの方法は、ダイシング工法に比べて、短時間に、かつ簡単に行なうことができる。
実施の形態1では、帯状電極12が帯状絶縁基板14Aを個片状に分割する際の分割場所をまたいでいる。これに対し、本実施の形態では最初から個片状の抵抗体21Aを用いている。そのため、曲げ応力を加えて帯状絶縁基板14Aを割る工法を適用できる。
図8は本実施の形態における抵抗器の断面図である。この抵抗器は以上の工程によって作製される。個片状の絶縁基板20は板状絶縁基板14を分割して作製された帯状絶縁基板14Aをさらに分割することによって得られる。接着層23Cは接着層15Cを分割することで、絶縁基板20上に印刷形成されている。絶縁基板20は接着層23Cを介して各個片に1つ設けられた抵抗体21Aを載置している。保護膜17は接着層23Cの一部と抵抗体21Aを覆うように形成されている。接着層23Cはガラスと、このガラス内に分散した金属粒子とを含み、電極として機能する。端面電極18は、絶縁基板20の両端部に位置している。さらに、端面電極18は、接着層23Cと接続されている。めっき層19は端面電極18の表面に設けられている。
本実施の形態による抵抗器の製造方法においては、抵抗体21Aが接着層15Cによって板状絶縁基板14に貼り付けられる。そのため、比較的高い抵抗値を有する抵抗器を作製するために抵抗体21Aを薄くしても、抵抗体21Aを板状絶縁基板14で支持できる。そのため、実施の形態1と同様の効果を奏する。
また、接着層23Cが金属を含んでいるので、抵抗体21Aで発生する熱を絶縁基板20へ効率的に放熱することができる。この効果も実施の形態1と同様である。
(実施の形態4)
図9Aは本発明の実施の形態4による抵抗器の製造方法において金属ペースト層31を形成する工程を示す斜視図である。図9Bは帯状抵抗体(以下、抵抗体)21Aの抵抗値を修正する工程を示す斜視図である。図9Cは保護膜17を形成する工程を示す斜視図である。
本実施の形態における抵抗器の製造方法は、実施の形態3における抵抗器の製造方法と途中まで同じである。具体的には、本実施の形態における抵抗器の製造方法は、図7Aに示す接着層15Cを形成する工程、図7Bに示す抵抗体21Aを載置する工程までは実施の形態3と同じである。
すなわち、図7Bに示すように接着層15Cに抵抗体21Aを載置して積層体102を作製した後、図9Aに示すように、積層体102を焼成する前に、複数の接着層15Cが複数の抵抗体21Aから露出した面に金属ペーストを印刷して金属ペースト層31を形成する。
金属ペースト層31は、ガラスフリット入りCuペーストで調製されている。金属ペースト層31は、ガラスフリットを3重量%程度含有していることが好ましい。金属ペースト層31を形成した後、板状絶縁基板14を窒素雰囲気中で焼成する。接着層15Cはガラスフリットを含有するCuペーストで構成されているので、焼成によって、抵抗体21Aは容易に板状絶縁基板14に接着する。焼成時の窒素雰囲気の酸素濃度は、12ppm以下としている。そして、金属ペースト層31は焼成により固まり、図9Bに示す上面電極32になる。なお、接着層15C上に抵抗体21Aを載置した後に積層体102を焼成し、その後に金属ペースト層31を形成することもできる。しかし、この場合、金属ペースト層31を焼成するために、再び焼成工程を行なう必要がある。
次に、図9Bに示すように、抵抗体21Aの両側に位置する上面電極32に抵抗値測定のプローブを接触させながら所定の抵抗値になるようにトリミング溝16を形成する。このように、焼成後に、所定の抵抗値になるようにトリミングすることで、抵抗体21Aの抵抗値を精度よく修正することができる。
次に、図9Cに示すように、抵抗体21Aの全ておよび上面電極32の一部を覆うように、例えばエポキシ樹脂を用いて、保護膜17を帯状に形成する。
保護膜17を形成した後は、実施の形態3と同様に、実施の形態1で説明した図2D、図3A、図3B、図3Cおよび図3Dに示した各工程を適用する。
図10は、本実施の形態における抵抗器の断面図である。図10に示す抵抗器は、上述の工程により作製される。この抵抗器は、図8に示す抵抗器に加え、上面電極32を有する。すなわち、接着層23C上には抵抗体21Aに覆われ抵抗体21Aと接合した部分と、抵抗体21Aから露出した部分とが存在する。そして、一対の上面電極32は、接着層23Cの、抵抗体21Aから露出した部分に印刷形成されるとともに、抵抗体21Aの側面と直接に接している。なお、上面電極32は抵抗体21A上に重畳させてもよい。保護膜17は抵抗体21Aおよび上面電極32の一部を覆っている。
本実施の形態における抵抗器の製造方法も実施の形態3と同様の作用効果を有する。
本発明に係る抵抗器の製造方法によれば、抵抗体が金属である抵抗器の中では比較的高い抵抗値を容易に得ることができる。この抵抗器は特に各種電子機器の電流値検出等に適用することができる。
11 シート状抵抗体
12 帯状電極
12A 電極(印刷電極)
13 短冊状抵抗体
14 板状絶縁基板
14A 帯状絶縁基板
14B,14C スリット
15A,15B,15C,23A,23B,23C 接着層
16 トリミング溝
17 保護膜
18 端面電極
19 めっき層
20 絶縁基板
21 抵抗体
21A 帯状抵抗体(抵抗体)
22 凹部
22A,24 部分
31 金属ペースト層
32 上面電極
101,102 積層体
123 ガラス
223 金属粒子

Claims (8)

  1. 金属で形成されたシート状抵抗体の表面の間隔の空いた複数の帯状の箇所に、金属ペーストを印刷し焼成して互いの間に間隔が空いた複数の帯状電極を形成するステップと、
    前記複数の帯状電極が形成された前記シート状抵抗体を、前記複数の帯状電極と交わる方向に切断して、前記複数の帯状電極の切断片が形成された第1面と、前記第1面の反対側の第2面とを有する複数の短冊状抵抗体を形成するステップと、
    板状絶縁基板の表面の間隔の空いた複数の帯状の箇所にガラスフリットを含有する金属ペーストを印刷して互いの間に間隔がある複数の接着層を形成するステップと、
    前記複数の接着層のそれぞれに前記複数の短冊状抵抗体のそれぞれの前記第2面を貼り付けて積層体を形成した後、前記積層体を焼成するステップと、
    前記複数の短冊状抵抗体が貼り付けされた前記板状絶縁基板を個片状に分割するステップと、を備えた、
    抵抗器の製造方法。
  2. 前記板状絶縁基板はアルミナで構成された、
    請求項1記載の抵抗器の製造方法。
  3. 前記板状絶縁基板の表面には、複数の帯状の凹部が間隔をあけて設けられ、
    前記複数の接着層を形成する際に、前記複数の凹部の内部のぞれぞれに前記複数の接着層の1つを形成し、
    前記複数の接着層に前記複数の短冊状抵抗体のそれぞれを貼り付ける際に、前記複数の凹部の底面に前記複数の短冊状抵抗体のそれぞれの前記第2面を貼り付けて前記複数の凹部内に前記複数の短冊状抵抗体の少なくとも一部をそれぞれ埋め込み、
    前記板状絶縁基板を個片状に分割する際に、前記複数の凹部のうちの隣り合う2つの間の突出している部分で切断する、
    請求項1記載の抵抗器の製造方法。
  4. 前記複数の接着層に前記複数の短冊状抵抗体をそれぞれ貼り付けた後、前記板状絶縁基板を分割する前に、
    前記複数の短冊状抵抗体のそれぞれの隣り合う前記複数の帯状電極の前記切断片の間の抵抗値を測定しながら、所定の抵抗値になるように前記複数の短冊状抵抗体をそれぞれトリミングする、
    請求項1記載の抵抗器の製造方法。
  5. 金属で形成されたシート状抵抗体の表面の間隔の空いた複数の帯状の箇所に、金属ペーストを印刷し焼成して互いの間に間隔が空いた複数の帯状電極を形成するステップと、
    前記複数の帯状電極が形成された前記シート状抵抗体を、前記複数の帯状電極と交わる方向に切断して、前記複数の帯状電極の切断片が形成された第1面と、前記第1面の反対側の第2面とを有する複数の短冊状抵抗体を形成するステップと、
    板状絶縁基板の表面の間隔の空いた複数の帯状の箇所に接着剤を印刷して互いの間に間隔がある複数の接着層を形成するステップと、
    前記複数の接着層のそれぞれに前記複数の短冊状抵抗体のそれぞれの前記第2面を貼り付けるステップと、
    前記複数の短冊状抵抗体が貼り付けされた前記板状絶縁基板を個片状に分割するステップと、を備えた、
    抵抗器の製造方法。
  6. 前記板状絶縁基板はガラスエポキシで構成されている、
    請求項5記載の抵抗器の製造方法。
  7. 前記接着剤はエポキシ樹脂を含む、
    請求項6記載の抵抗器の製造方法。
  8. 前記複数の短冊状抵抗体のそれぞれの前記第2面は粗面化されている、
    請求項5記載の抵抗器の製造方法。
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