JP6305361B2 - 植付アーム - Google Patents
植付アーム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6305361B2 JP6305361B2 JP2015042571A JP2015042571A JP6305361B2 JP 6305361 B2 JP6305361 B2 JP 6305361B2 JP 2015042571 A JP2015042571 A JP 2015042571A JP 2015042571 A JP2015042571 A JP 2015042571A JP 6305361 B2 JP6305361 B2 JP 6305361B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seedling
- planting
- nut
- lid portion
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
特許文献1では、苗押し出し具を支持ケースから突出する側に付勢するバネ(特許文献1の図3の57)と、バネに抗して押し出し具を支持ケースに引き込む移動操作部材(特許文献1の図3の56)とを備えており、バネ及び移動操作部材を支持ケースの内部に備えている。
本発明は、以上のような植付アームにおいて、植付アームの軽量化及び低コスト化を図ることを目的としている。
(構成)
本発明の第1特徴は、植付アームにおいて次のように構成することにある。
支持ケースに植付爪を連結し、前記植付爪に沿って往復動自在に苗押し出し具を前記支持ケースに支持させて、
前記苗押し出し具を前記支持ケースから突出する側に付勢するバネと、前記バネに抗して前記押し出し具を前記支持ケースに引き込む駆動機構とを、前記支持ケースの内部に備え、
前記支持ケースにおける前記植付爪とは反対側の部分に、前記バネの端部を支持するもので、前記支持ケースに連結される蓋部を備えて、
前記蓋部にグリスニップル取付用のナットをインサートした状態で、前記蓋部を合成樹脂により成形している。
本発明の第1特徴によると、植付アームの支持ケース及び蓋部において、バネの端部を支持するという比較的大きな蓋部を合成樹脂により構成することによって、植付アームの軽量化を図ることができる。
これにより、蓋部の成形後において、グルスニップル取付用のネジ孔加工(雌ネジ加工)を蓋部に施す必要がなく、植付アームの低コスト化を図ることができる。
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の植付アームにおいて次のように構成することにある。
前記ナットが、前記ナットの本体よりも大径のフランジ部を備えたフランジナットであり、
前記本体の雌ネジ部が前記蓋部から露出し、前記フランジ部が前記蓋部に埋め込まれた状態で、前記ナットが前記蓋部にインサートされている。
蓋部の成形後において、蓋部のナットにグリスニップルを取り付ける際や、蓋部のナットのグリスニップルにグリスガン(グリス注入器)を接続してグリスを注入する際等に、蓋部のナットに押し引き方向の負荷が掛かることが予想される。
本発明の第2特徴によると、ナットのフランジ部が蓋部に埋め込まれた状態で、ナットが蓋部にインサートされているので、押し引き方向の負荷がナットに掛かっても、押し引き方向の負荷がナットのフランジ部により蓋部に受け止められるので、押し引き方向の負荷によりナットが蓋部から外れるようなことがない。
図1に示すように、前輪1及び後輪2で支持された機体の後部に、リンク機構3が昇降自在に支持され、リンク機構3を昇降駆動する油圧シリンダ4が備えられており、リンク機構3の後部に苗植付装置5及び薬剤散布装置41が支持されて、乗用型田植機が構成されている。
苗植付装置1の全体の構成について説明する。
図2及び図3に示すように、左右方向に配置された支持フレーム6に、1個のフィードケース7が連結され、3個の植付ケース8が後向きに連結されている。植付ケース8の後部の右及び左部に回転ケース9が回転自在に支持され、回転ケース9の両端部に一対の植付アーム10が回転自在に支持されている。フロート11、左右に往復横送り駆動される苗のせ台12、苗のせ台12の苗のせ面の各々に備えられた縦送り機構13等を備えて、6条植型式の苗植付装置5が構成されている。
次に、回転ケース9の回転に基づいて植付アーム10の姿勢を決めるギヤ機構について説明する。
図4に示すように、駆動軸14の先端部において回転ケース9が、ピン15により駆動軸14に一体回転自在に連結されている。植付ケース8にボルト16により固定された円筒部材17が、駆動軸14に外嵌されて回転ケース9の内部に挿入されており、回転ケース9の内部において、駆動軸14に外嵌された中央ギヤ18が円筒部材17の爪部17aに咬合している。
これにより、中央ギヤ18が、回転ケース9の内部の横軸芯P1の位置において植付ケース8に対して固定された状態となり、円筒部材17及び中央ギヤ18の内部で駆動軸14が回転駆動される状態となる。
以上の構成により、図2及び図3に示すように、植付アーム10が回転軌跡Fを描きながら回転駆動されて、ガイドレールの24の苗取出口24aを通過しながら苗を取り出すのであり、植付アーム10が田面Gに突入して苗を田面Gに植え付ける。
次に、植付アーム10について説明する。
図4及び図5に示すように、植付アーム10は支持ケース36及び蓋部37を備えており、支持ケース36に蓋部37がボルト38により連結されている。支持ケース36における蓋部37とは反対側の部分に植付爪25が連結されている(支持ケースにおける植付爪とは反対側の部分に蓋部が連結された状態に相当)。
一対のカム軸33の端部に亘って、連係部材35が連結されている。この場合、カム軸33は支持ケース36に対して相対回転自在であるが、連係部材35に対してカム軸33は回転不能であるので、カム軸33のカム部33aは、回転ケース9に対して図4に示す姿勢で固定された状態となり、回転ケース9に対して図4に示す姿勢を維持しながら回転ケース9と一体で回転する状態となる。
次に、植付アーム10において蓋部37について説明する。
図5及び図6に示すように、蓋部37は合成樹脂により一体的に成形されており、グリスニップル49の取付用のナット50が蓋部37にインサートされた状態で、合成樹脂により一体的に成形されている。
これにより、蓋部37のバネ受け部37aにナット50がインサートされており、ナット50のフランジ部50aの全周が、蓋部37のバネ受け部37aに埋め込まれた状態となって、ナット50のフランジ部50aの全周が、蓋部37のバネ受け部37aにより図 5及び図6の紙面右側及び左側の両側から挟み込まれた状態となっている。
蓋部37のバネ受け部37aの内部に開口部37bが形成されており、蓋部37の開口部37bを介して、ナット50の本体が蓋部37の内部(図5及び図6の紙面左側)に露出する状態(ナットの本体の雌ネジ部が蓋部から露出する状態に相当)となっている。
次に、薬剤散布装置41について説明する。
図1に示すように、右及び左の植付ケース8に亘って支持フレーム51が連結されて、薬剤散布装置41が苗植付装置5の左右中央に位置するように支持フレーム51に連結されている。薬剤散布装置41は、粉粒状の薬剤(除草剤等)を貯留するホッパー52、ホッパー52から薬剤を所定量ずつ繰り出す繰り出し部53、繰り出し部53からの薬剤を田面Gに向けて跳ね飛ばして散布する回転体54を備えて構成されている。
これにより、機体を停止させた状態で、昇降レバー45を操作して苗植付装置5及び薬剤散布装置41を大きく上昇させることにより、運転座席61の運転者が立ちあがり、後に向いて、ホッパー52の蓋部52aを開けて、ホッパー52に薬剤を補給することができる。
次に苗のせ台12について説明する。
図2及び図7に示すように、苗のせ台12において、苗のせ面の間に位置する仕切り部の下部に、板状の支持板55が連結されている。支持板55に亘って横向きの支持ロッド56が取り付けられ、苗のせ台12の苗のせ面に沿って支持ロッド56から上方に苗ステー57が延出されており、苗のせ台12に載置された苗の浮き上がりが苗ステー57によって抑えられる。
図7及び図8に示すように、支持板55に複数個の取付孔55aが開口されており、取付孔55aに亘って幅狭の長孔55bが接続されている。苗受けロッド58は丸棒で構成されており、支持板55の取付孔55aに挿入されることによって、支持板55に苗受けロッド58が支持される。
支持板55に苗受けロッド58が支持された状態において、苗受けロッド58の幅狭部55aを支持板55の取付孔55aから右側又は左側に離れた位置に位置させておく。
これにより、運転座席61の運転者が操縦パネル60のモニターを目視することによって、苗のせ台12に載置された苗の状態を確認することができる。
前述の[発明を実施するための形態]において、グリスニップル49の取付用のナット50として、フランジ部50aを備えないナットを使用してもよい。
蓋部37にナット50をインサートする位置として、蓋部37のバネ受け部37とは別の位置を設定してもよい。例えば、図5において、ピン30の紙面右隣の蓋部37の部分にナット50をインサートするように構成してもよい。
26 苗押し出し具
29 バネ
31 操作機構
36 支持ケース
37 蓋部
50 ナット
50a ナットのフランジ部
Claims (2)
- 支持ケースに植付爪を連結し、前記植付爪に沿って往復動自在に苗押し出し具を前記支持ケースに支持させて、
前記苗押し出し具を前記支持ケースから突出する側に付勢するバネと、前記バネに抗して前記押し出し具を前記支持ケースに引き込む駆動機構とを、前記支持ケースの内部に備え、
前記支持ケースにおける前記植付爪とは反対側の部分に、前記バネの端部を支持するもので、前記支持ケースに連結される蓋部を備えて、
前記蓋部にグリスニップル取付用のナットをインサートした状態で、前記蓋部を合成樹脂により成形している植付アーム。 - 前記ナットが、前記ナットの本体よりも大径のフランジ部を備えたフランジナットであり、
前記本体の雌ネジ部が前記蓋部から露出し、前記フランジ部が前記蓋部に埋め込まれた状態で、前記ナットが前記蓋部にインサートされている請求項1に記載の植付アーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015042571A JP6305361B2 (ja) | 2015-03-04 | 2015-03-04 | 植付アーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015042571A JP6305361B2 (ja) | 2015-03-04 | 2015-03-04 | 植付アーム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016158597A JP2016158597A (ja) | 2016-09-05 |
JP6305361B2 true JP6305361B2 (ja) | 2018-04-04 |
Family
ID=56843418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015042571A Active JP6305361B2 (ja) | 2015-03-04 | 2015-03-04 | 植付アーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6305361B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62120026U (ja) * | 1986-01-22 | 1987-07-30 | ||
JPH0477720U (ja) * | 1990-11-16 | 1992-07-07 | ||
JP2004089065A (ja) * | 2002-08-30 | 2004-03-25 | Iseki & Co Ltd | 苗植付具 |
CN102342205B (zh) * | 2011-05-06 | 2013-04-17 | 莱恩农业装备有限公司 | 一种插秧机的插植机构 |
JP5722819B2 (ja) * | 2012-03-26 | 2015-05-27 | 株式会社クボタ | 田植機の苗植付機構 |
JP2014163450A (ja) * | 2013-02-25 | 2014-09-08 | Terao Kikai Kk | インサートナット |
-
2015
- 2015-03-04 JP JP2015042571A patent/JP6305361B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016158597A (ja) | 2016-09-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6305361B2 (ja) | 植付アーム | |
JP4933874B2 (ja) | 苗植付装置の施肥装置支持構造 | |
JP2006304647A (ja) | 田植機 | |
KR20090043642A (ko) | 다목적 관리기 및 이에 사용되는 다목적 트레일러 | |
JP2013021943A (ja) | 湛水直播機 | |
JP2014018094A (ja) | 苗移植機 | |
JP2009142176A (ja) | 歩行型田植機の伝動構造 | |
JP4089365B2 (ja) | 粉粒体吐出機 | |
JP5975959B2 (ja) | 水田作業車 | |
JP2017175971A (ja) | 粒状物繰出装置及びその装置を載設した農作業機 | |
JP5706245B2 (ja) | 田植機 | |
JP2007312674A (ja) | 苗植機 | |
JP6246059B2 (ja) | 繰出装置ユニット | |
JP4484755B2 (ja) | 田植機の代掻き用回転体 | |
JP2019176745A (ja) | 水田作業機 | |
JP6532365B2 (ja) | 水田作業機 | |
JP4089364B2 (ja) | 粉粒体吐出機 | |
JP2021176270A (ja) | 苗植付装置 | |
JP6827351B2 (ja) | 田植機 | |
JP2004248622A (ja) | 苗移植機 | |
JP2009023388A (ja) | 乗用型作業機 | |
JP2006129838A (ja) | 粉粒体繰出装置 | |
JP6632480B2 (ja) | 乗用型直播機 | |
JP4423213B2 (ja) | 苗植付装置 | |
JP5090988B2 (ja) | 移植機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170626 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180123 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180306 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6305361 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |