JP2014163450A - インサートナット - Google Patents

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隆広 寺尾
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Abstract

【課題】簡易な構成で確実に回転及び抜脱を防止することができるインサートナットを提供する。
【解決手段】インサートナット1にあって、インサートナット本体1Aの外周面に一つ以上の有底凹部3が形成されている。具体的には、有底凹部3がインサートナット本体1Aの軸周りに沿って複数形成され、各有底凹部3が非連続に配置されている。そして、インサートナット本体1Aが樹脂成形品に埋設された状態で該有底凹部3には樹脂が嵌入する。該有底凹部3の面形状は、正方形であることが望ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、樹脂成形品(ワーク)に取り付けられるインサートナットに関する。
従来から、樹脂成形品に締結用のねじ孔を形成する場合、インサートナットを採用することはよく知られている。一般的に、該インサートナットが締結時に該樹脂成形品に対して緩まないように、該インサートナットの外周面にはローレット目等が形成される。
また、例えば特許文献1には、円筒形状の軸部より外周形状が大きく、非円形形状の頭部を有し、軸部外周に円周方向に長い溝を軸方向に所定間隔をあけて複数条形成したインサートナットが開示されている。
さらに、特許文献2には、インサート金具部材外周面に回り止め用の突条を突設し、下端を外に向けて拡開して抜け止め用の拡開部を形成したものが開示されている。
また、特許文献3には、筒状のナット本体の内周に雌ねじ部を設けるとともに、ナット本体の外周と内周を連通する貫通穴が形成された構成が開示されている。
特開2007−85479号公報 特開2010−601号公報 特開2005−180511号公報
しかしながら、上記従来のインサートナットにおいては、次のような問題点があった。即ち、特許文献1のインサートナットは、樹脂製のワークに形成された嵌入穴に圧入するものであり、ワークである樹脂に応力変形をもたらし、ワークの厚みが不足している場合、該ワークに亀裂が入って破損するおそれがあった。またインサートナットを加熱しておき、ワークである樹脂成形品に圧入する場合も、ワークに加熱、圧入によって応力変形がもたらされ、ワークの変形、破損を招くおそれがあった。また、特許文献2のインサートナットは、樹脂が流れ込む凹部がインサートナット全周にわたって連続しているため、回転方向にガタつきやすいという問題があった。また、特許文献3のインサートナットは、複雑形状の専用型を適用しなければならず、汎用性に劣る問題があった。加えて、成形時にネジ穴に樹脂が流れ込んでしまうため、締結の際、雄ネジの螺入に時間がかかってしまい、作業性に劣り、実用性が低いという問題があった。
そこで、本発明は、樹脂成形品において、より簡易な構成で確実に回転及び抜脱を防止することができるインサートナットを提供することを目的とする。
本発明は、樹脂成形品に埋設されるインサートナットであって、インサートナット本体の外周面に、樹脂成形品に埋設された際に樹脂が嵌入する一つ以上の有底凹部が形成されてなることを特徴とするインサートナットである。
かかる構成とすることにより、樹脂成形に際して該インサートナットの凹部に該樹脂が侵入し、該樹脂が嵌入した状態で成形品とされるため、樹脂とインサートナットとが強固に固着される。これにより、長年の使用により、該インサートナットが回転方向にガタついて緩んだり、成形品本体から抜け出たりしてしまうことを、好適に防止することができる。
また、前記有底凹部がインサートナット本体の軸周りに沿って複数形成され、各有底凹部が非連続に配置されてなる構成が望ましい。
かかる構成とすることにより、インサートナット本体に対して樹脂が嵌入する箇所が増加するため、インサートナットと樹脂部分との密着性が向上し、回転方向の緩みをより一層確実に防止することが可能となる。また、有底凹部はそれぞれ非連続であるため、該インサートナットが回転方向に緩みにくい。
また、前記有底凹部の面形状が、インサートナット本体に形成されたねじ孔の中心軸方向に沿う縦直線辺部と、該中心軸周り方向に沿う横直線辺部とを少なくとも有する二次元形状に形成されている構成が望ましい。
かかる構成のように前記有底凹部の外縁に前記縦直線辺部を設けることにより、該縦直線辺部に直交する回転方向に対して緩みが好適に防止される。さらに、該有底凹部の外縁に前記横直線辺部を設けることにより、該横直線辺部に直交する軸方向に対して抜脱が好適に防止される。なお、前記二次元形状は、これらの直線辺部が含まれていれば、多角形状であってもよいし、角部がR形状となった非円形状であってもよい。
本発明のインサートナットは、簡易な構成で確実に樹脂成形品に固着でき、長年の使用によっても回転方向及び抜脱方向への緩みを確実に防止できる効果がある。
(a)は円筒状金属製母材の側面図、(b)はインサートナットの側面図、(c)はインサートナットの縦断面図、(d)は(b)のA−A線断面図である。 インサートナットが埋設された樹脂成形品の部分縦断面図である。
以下、本発明のインサートナットを具体化した実施例を詳細に説明する。なお、本発明は、下記に示す実施例に限定されることはなく、適宜設計変更が可能である。
図1に本実施例のインサートナット1を示す。
インサートナット1のインサートナット本体1Aは、図1(a)に示すような円筒状金属製母材10にタップ加工を施し、その軸線方向に沿ってねじ孔2を形成することで作製することができる。
さらに、本実施例にあっては、前記インサートナット本体1Aの外周面に、正面視正方形の面形状をなす有底凹部3が設けられている。さらに詳述すると、該有底凹部3の面形状は、インサートナット本体1Aに形成されたねじ孔2の中心軸方向に沿う縦直線辺部31と、該ねじ孔2の中心軸周りに沿う横直線辺部32とを有する外縁によって構成された二次元形状に形成されている。
ここで、前記有底凹部3は、ねじ孔2に向かう方向を深さ方向とし、ねじ孔2に対向する部位を底部としている。要は、該有底凹部3は該インサートナット本体1Aの外周面と内周面とを連通する貫通孔形状ではないことを意味する。なお、本実施例においては、該有底凹部3を、該インサートナット本体1Aの中心軸周りに沿って6ヶ所配置しており、各有底凹部3は互いに独立して非連続状に配置されている。ただし、インサートナット1における各部の寸法形状は、使用環境や使用条件に合わせて任意に決定されうる。
上記のように製造されたインサートナット1は、樹脂成形品5のインサート成形時にあらかじめ金型に取り付けられ、樹脂が充填される際に、図2に示すように該インサートナット1の有底凹部3内に樹脂4が侵入し、該樹脂4が成形されて樹脂成形品5となった状態では、樹脂4が該有底凹部3内に嵌入した状態となる。したがって、長年の使用によっても、該インサートナット1は該樹脂成形品5に対して回転方向に緩みが生じることがなく、また軸方向に沿って該インサートナット1が樹脂成形品5から抜脱してしまうこともない。
特に、前記有底凹部3の面形状を正方形とし、かつ縦直線辺部31と横直線辺部32とを少なくとも備える構成としたため、より一層該インサートナット1を樹脂成形品5に対して強固に固着させることが可能となっている。
なお、本発明は、上記した実施例に限定されることはない。例えば、樹脂成形品5にインサートナット1を埋設する構成は、他の周知の手法が採用されてもよい。また、有底凹部3の面形状は、正方形に限らず、多角形状、円形状、楕円形状等であってもよい。また有底凹部3の深さは、樹脂4が嵌入することで回転及び抜脱方向に対して十分に抵抗力が発揮される範囲で適宜設定可能である。また、該有底凹部3は、種々の公知の加工方法で形成することができる。
さらに前記有底凹部3の数も一つ以上であればよく、インサートナット本体1Aの外周面における配置も使用環境や使用条件に応じて適宜位置変更することができる。
1 インサートナット
1A インサートナット本体
2 ねじ孔
3 有底凹部
4 樹脂
5 樹脂成形品
31 縦直線辺部
32 横直線辺部

Claims (3)

  1. 樹脂成形品に埋設されるインサートナットであって、
    インサートナット本体の外周面に、樹脂成形品に埋設された際に樹脂が嵌入する一つ以上の有底凹部が形成されてなる
    ことを特徴とするインサートナット。
  2. 前記有底凹部がインサートナット本体の軸周りに沿って複数形成され、各有底凹部が非連続に配置されてなる
    請求項1に記載のインサートナット。
  3. 前記有底凹部の面形状が、インサートナット本体に形成されたねじ孔の中心軸方向に沿う縦直線辺部と、該中心軸周り方向に沿う横直線辺部とを少なくとも有する二次元形状に形成されている
    請求項2に記載のインサートナット。
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