JP6304444B2 - 車両用空調ユニット - Google Patents

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Description

関連出願への相互参照
本出願は、2015年3月3日に出願された日本特許出願番号2015−41658号に基づくものであり、ここにその記載内容が参照により組み入れられる。
本開示は、車室内へ調温された空気を吹き出す車両用空調ユニットに関するものである。
従来、冷却用熱交換器である蒸発器にて冷却された冷風と、加熱用熱交換器であるヒータコアにて加熱された温風との混合割合を調整して、車室内へ吹き出される空気の温度を調整するエアミックス方式の車両用空調装置が広く知られている。
このような車両用空調装置には、蒸発器の空気流れ下流側に車室内へ空気を吹き出す送風機が配置された、いわゆる吸込式レイアウトの車両用空調装置がある。吸込式レイアウトの車両用空調装置は、例えば、特許文献1に記載されている。この車両用空調装置は、蒸発器で発生した凝縮水を排水するドレン穴が蒸発器の空気流れ下流側の空調ケースの底部に形成されている。
特開平8−276722号公報
上記特許文献1に記載された車両用空調装置は、送風機が作動を開始すると、送風機の送風圧力によって車室外の外気がドレン穴を介して空調ケース内に吸入される。また、この車両用空調装置は、蒸発器の空気流れ下流側にドレン穴が形成されているので、車室外からドレン穴を介して空調ケース内に吸入された空気は、蒸発器と熱交換して冷却されることなく車室内へ吹き出される。
このため、例えば、外気の温度が高温の場合、蒸発器で熱交換されない空気が車室内へ吹き出され、冷房能力が低下して乗員に不快感を与えてしまうといった問題がある。
また、上記特許文献1に記載された車両用空調装置は、内気モード運転時でも、外気がドレン穴から空調ケース内に吸入され、空調ケース内に吸入された吸入空気がそのまま車室内へ吹き出される。したがって、例えば、外気に悪臭や煙等が含まれている場合など、外気の状態が悪い場合、状態の悪い空気がドレン穴から空調ケース内に吸入され、この状態の悪い空気が車室内へ吹き出されるため、乗員に不快感を与えてしまう。
本開示は上記に鑑み、乗員の快適性の向上を図ることを目的とする。
本開示の1つの観点によれば、車両用空調ユニットは、空調ケースと、空調ケース内に配置されて、空調ケース内を流れる空気を冷却する冷却器と、冷却器の空気流れ下流側に配置されて、車室内へ空気を送風する送風機と、を備え、空調ケースは、冷却器で生じた凝縮水を空調ケース外へ排出するドレン穴を形成するドレン穴形成部を有しており、ドレン穴から空調ケース内に吸入される吸入空気が冷却される冷却構造が形成されている。
このような構成によれば、ドレン穴から空調ケース内に吸入される吸入空気が冷却される構造となっているので、乗員の快適性の向上を図ることができる。
別の観点によれば、車両用空調ユニットは、空調ケースと、空調ケース内に配置されて、空調ケース内を流れる空気を冷却する冷却器と、冷却器の空気流れ下流側に配置されて、車室内へ空気を送風する送風機と、を備え、空調ケースは、冷却器で生じた凝縮水を空調ケース外へ排出するドレン穴を形成するドレン穴形成部と、該ドレン穴から空調ケース内に吸入される吸入空気の状態を変化させる状態変化部と、を備える。
このような構成によれば、ドレン穴から空調ケース内に吸入される吸入空気の状態を変化させる状態変化部(30〜37)を備えたので、乗員の快適性の向上を図ることができる。
第1実施形態に係る車両用空調ユニットの主要な構成を示す断面図である。 ドレン穴から空調ケース内に吸入された吸入空気が通る経路を示した図である。 第2実施形態に係る車両用空調ユニットの主要な構成を示す断面図である。 図3中のC部拡大図である。 第3実施形態に係る車両用空調ユニットの主要な構成を示す断面図である。 第4実施形態に係る車両用空調ユニットの主要な構成を示す断面図である。 第5実施形態に係る車両用空調ユニットの主要な構成を示す断面図である。 第6実施形態に係る車両用空調ユニットの主要な構成を示す断面図である。 第7実施形態に係る車両用空調ユニットの主要な構成を示す断面図である。 第8実施形態に係る車両用空調ユニットのC部拡大図である。 第9実施形態に係る車両用空調ユニットのC部拡大図である。 第10実施形態に係る車両用空調ユニットのC部拡大図である。 第11実施形態に係る車両用空調ユニットのC部拡大図である。 第12実施形態に係る車両用空調ユニットのC部拡大図である。
以下、本開示の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本開示の第1実施形態に係る車両用空調ユニット10について図1、図2を参照して説明する。図1は、本実施形態の車両用空調ユニット10の主要な構成を示す断面図である。図1において上下の各矢印DR1は、車両用空調ユニット10が車両に搭載された車両搭載状態での向きを示す。すなわち、図1の両端矢印DR1は車両上下を示している。
図1の車両用空調ユニット10は、車両のエンジンルームに配設されたコンプレッサおよびコンデンサ等を含む車両用空調装置の一部を構成する。車両用空調ユニット10は、車室内最前部の計器盤の内側すなわちインストルメントパネルの内側に配置されている。
図1に示すように、車両用空調ユニット10は、空調ケース12、蒸発器16、ヒータコア18、第1エアミックスドア24、第2エアミックスドア26、内外気切替ドア28、防塵フィルタ29、第1送風機21および第2送風機22等を備えている。本実施形態の車両用空調ユニット10は、第1送風機21および第2送風機22が蒸発器16に対して空気流れ下流側に配置された吸込式レイアウトで構成されている。
空調ケース12は、車両用空調ユニット10の外殻を成す樹脂製の部材であり、ほぼ直方体状の外形を成している。図1では、空調ケース12全体のうちの主要部分が図示されている。
空調ケース12は、車室外の空気である外気を導入するための外気導入口121と車室内の空気である内気を導入する内気導入口122を仕切る仕切壁123を有している。空調ケース12内へは、第1送風機21および第2送風機22によって、車室外の空気である外気または車室内の空気である内気が導入される。それと共に、空調ケース12内では矢印FW1に示すような第1通風路125を通過する空気流れと、FW2に示すような第2通風路126を通過する空気流れが発生させられる。
また、空調ケース12内に導入された外気または内気は防塵フィルタ29を通って蒸発器16に流入する。すなわち、空調ケース12には、外気を空調ケース12内へ導入する外気導入口121と、内気を空調ケース12内へ導入する内気導入口122とが形成されており、その外気導入口121および内気導入口122は何れも蒸発器16に対し空気流れ上流側に配置されている。
蒸発器16は、空調ケース12内を流れる空気を冷却する冷却用熱交換器すなわち冷却器である。蒸発器16は空調ケース12内に収容されており、空調ケース12内に導入された外気または内気が流入するように配置されている。蒸発器16は、不図示のコンプレッサ、コンデンサ、および膨張弁とともに、冷媒を循環させる周知の冷凍サイクル装置を構成している。蒸発器16は、蒸発器16を通過する空気を冷媒の蒸発により冷却する。
蒸発器16の構造は、車両用空調装置に一般的に用いられる周知の蒸発器と同じである。具体的には、蒸発器16は、空調ケース12内を流れる空気を熱交換して冷却するコア部161と、そのコア部161の上端に設けられた第1ヘッダタンク部162およびコア部161の下端に設けられた第2ヘッダタンク部163とから構成されている。コア部161、第1ヘッダタンク部162および第2ヘッダタンク部163は、アルミニウム等の熱伝導率の高い金属材により構成されている。蒸発器16のコア部161は、ヘッダタンク部162、163にそれぞれ連通し扁平断面形状を有する複数本の冷媒チューブと、その冷媒チューブ同士の間に設けられ波状に成形された複数のコルゲートフィンとから構成されている。そして、そのコア部161は、車両前後方向に冷媒チューブとコルゲートフィンとが交互に積層された構造になっている。
本実施形態の蒸発器16では、コア部161を通過した空気が水平方向を向くよう、コア部161から流出する空気の流出面(すなわち空気流出面161a)が、水平面に対して垂直となるように配置されている。
蒸発器16では、冷媒チューブ内を流れる低温の冷媒とコア部161を通り抜ける空気とが熱交換され、それによってその空気が冷却される。また、コア部161は冷媒チューブとコルゲートフィンとによって複数の細かな空気通路に区切られているので、コア部161では、空気は専らコア部161の厚み方向へ流れる。
また、蒸発器16は、コア部161を通過した空気が流出する空気流出面161aが、車両上下方向DR1に対して平行となるように配置されている。すなわち、蒸発器16は、コア部161を通過した空気が水平方向を向くように空調ケース12内に配置されている。
ヒータコア18は、蒸発器16から流出した空気を、温水であるエンジン冷却水により加熱する加熱用熱交換器すなわち加熱器である。ヒータコア18は、空調ケース12内の空気流れにおいて蒸発器16に対し下流側に配置されている。
ヒータコア18の構造は、車両用空調装置に一般的に用いられる周知の加熱用熱交換器と同じである。具体的には、ヒータコア18は、コア部181と、そのコア部181の両端にそれぞれ設けられた第1ヘッダタンク部182および第2ヘッダタンク部183とから構成されている。ヒータコア18のコア部181は、ヘッダタンク部182、183にそれぞれ連通し扁平断面形状を有する複数本の温水チューブと、その温水チューブ同士の間に設けられ波状に成形された複数のコルゲートフィンとから構成されている。そして、そのコア部181は、車両前後方向に温水チューブとコルゲートフィンとが交互に積層された構造になっている。
ヒータコア18では、温水チューブ内を流れる高温のエンジン冷却水とコア部181を通り抜ける空気とが熱交換され、それによってその空気が加熱される。また、コア部181は温水チューブとコルゲートフィンとによって複数の細かな空気通路に区切られているので、コア部181では、空気は専らコア部181の厚み方向へ流れる。また、ヒータコア18は第1ヘッダタンク部182が第2ヘッダタンク部183よりも上方に位置するように設置されているので、第1ヘッダタンク部182がヒータコア18の上端部となっており、第2ヘッダタンク部183がヒータコア18の下端部となっている。
また、ヒータコア18は、蒸発器16に対して間隔を空け、コア部181を通過した空気が流出する空気流出面161aが、車両上下方向DR1に対して平行となるように配置されている。すなわち、ヒータコア18は、コア部181を通過した空気が水平方向を向くように空調ケース12内に配置されている。
また、ヒータコア18と蒸発器16の間には、第1エアミックスドア24および第2エアミックスドア26が設けられている。
第1エアミックスドア24は、蒸発器16とヒータコア18の上部に位置する第1加熱部185との間に配設されている。第1エアミックスドア24はスライド式のドア機構であり、不図示の電動アクチュエータによってスライドさせられる。
そして、第1エアミックスドア24はそのスライド位置に応じて、第1加熱部185を通過する風量と、空調ケース12内においてヒータコア18の上側を迂回する第1バイパス通路125aを通過する風量との風量割合を調節する。第1バイパス通路125aは、ヒータコア18の上方に配置されている。
第1エアミックスドア24は、マックスクール位置からマックスホット位置までの間で移動させられる。第1エアミックスドア24は、マックスクール位置では、第1加熱部185への空気流れを遮断し空気の全量を第1バイパス通路125aへ流す。第1エアミックスドア24は、マックスホット位置では、第1バイパス通路125aへの空気流れを遮断し空気の全量を第1加熱部185へ流す。なお、図1では、マックスクール位置の第1エアミックスドア24が実線で図示されている一方で、マックスホット位置の第1エアミックスドア24が点線で図示されている。
ヒータコア18の空気流れ下流側では、ヒータコア18の第1加熱部185を通った暖風と第1バイパス通路125aを通った冷風とが混合され、主として矢印FW1のように車室内へ導入される。従って、ヒータコア18の空気流れ下流側を流れる空気は第1エアミックスドア24のスライド位置に応じて調温されて車室内へ吹き出される。
第2エアミックスドア26は、蒸発器16とヒータコア18の下部に位置する第2加熱部186との間に配設されている。第2エアミックスドア26は第1エアミックスドア24と同様のスライド式のドア機構であり、不図示の電動アクチュエータによってスライドさせられる。
そして、第2エアミックスドア26はそのスライド位置に応じて、第2加熱部186を通過する風量と、空調ケース12内においてヒータコア18の下側を迂回する第2バイパス通路126aを通過する風量との風量割合を調節する。第2バイパス通路126aは、ヒータコア18の下方に配置されている。
第2エアミックスドア26は、マックスクール位置からマックスホット位置までの間で移動させられる。第2エアミックスドア26は、マックスクール位置では、第2加熱部186への空気流れを遮断し空気の全量を第2バイパス通路126aへ流す。第2エアミックスドア26は、マックスホット位置では、第2バイパス通路126aへの空気流れを遮断し空気の全量を第2加熱部186へ流す。なお、図1では、マックスクール位置の第2エアミックスドア26が実線で図示されている一方で、マックスホット位置の第2エアミックスドア26が点線で図示されている。
ヒータコア18の空気流れ下流側では、ヒータコア18の第2加熱部186を通った暖風と第2バイパス通路126aを通った冷風とが混合され、主として矢印FW2のように車室内へ導入される。従って、第2通風路126を流れる空気は第2エアミックスドア26のスライド位置に応じて調温されて車室内へ吹き出される。
空調ケース12には、第1エアミックスドア24および第2エアミックスドア26のスライド位置に応じて調温された空調風を吹き出す不図示の空気吹出口が複数設けられている。複数の空気吹出口は、例えば、車室内の乗員の上半身に向けて空調空気を吹き出すフェイス吹出口、乗員の足元に向けて空調空気を吹き出すフット吹出口、および、車両前面窓ガラスの内側面に向けて空調空気を吹き出すデフロスタ吹出口などである。
調温された空調風はそれぞれ、複数の空気吹出口の何れかを介して車室内へ吹き出される。
空調ケース12には、第1送風機21および第2送風機22が配設されている。第1送風機21および第2送風機22は、内気導入口122または外気導入口121に導入された空気を送風する遠心送風機である。第1送風機21は、フェイス吹出口およびフット吹出口に連通する位置に配設されている。第1送風機21は、フェイス吹出口およびフット吹出口から車室内に空気を送風する。第2送風機22は、フット吹出口に連通する位置に配設されている。第2送風機22は、フット吹出口から車室内に空気を送風する。
空調ケース12の底面127には、蒸発器16により発生した凝縮水Wcdを車室外へ排出するドレン穴127a、および、当該ドレン穴を形成するドレン穴形成部が設けられている。本実施形態におけるドレン穴127aは、蒸発器16の空気流れ上流側の空調ケース12の底面127に設けられている。
また、空調ケース12は、蒸発器16の空気流れ下流側の空間と蒸発器16の空気流れ上流側の空間を連通する連通路128と、蒸発器16の底面部分を構成する底面部163aを支持する支持部129と、を有している。なお、蒸発器16の底面部163aは、蒸発器16の第2ヘッダタンク部163の底面である。すなわち、蒸発器16の空気流れ下流側の空間と蒸発器16の空気流れ上流側の空間を連通する連通路128が空調ケース12の底面127と蒸発器16の底面部163aとの間の隙間に形成されている。
上記した構成において、第1送風機21および第2送風機22が作動を開始すると、第1送風機21および第2送風機22の送風圧力により、外気導入口121または内気導入口122を介して空調ケース12内に空気が導入される。そして、空調ケース12内に導入された空気は、防塵フィルタ29および蒸発器16を通過し、蒸発器16と熱交換して冷却される。
ここで、蒸発器16により発生した凝縮水Wcdは、主に蒸発器16の空気流れ下流側で空調ケース12の底面127に適下した後、連通路128を通ってドレン穴127aに到達する。なお、蒸発器16により発生した凝縮水Wcdの一部は、蒸発器16の空気流れ上流側で空調ケース12の底面127に適下した後、ドレン穴127aに到達する。そして、このドレン穴127aに到達した凝縮水Wcdは、このドレン穴127aから車室外へ排出される。
また、第1送風機21および第2送風機22が作動を開始すると、第1送風機21および第2送風機22の送風圧力により、車室外の外気がドレン穴127aを介して空調ケース12内に吸入される。
この空調ケース12内に吸入された吸入空気の大半は、図2中の矢印Aに示すように、蒸発器16のコア部161の下側を通過して、蒸発器16の空気流れ下流側に到達し、空調ケース12内に吸入された残りの吸入空気は、図2中の矢印Bに示すように、連通路128を通過して、蒸発器16の空気流れ下流側に到達する。これらの吸入空気は、主にフット吹出口を介して車室内へ導入される。
ここで、蒸発器16のコア部161を通過した吸入空気は、コア部161と熱交換して冷却され、更に、連通路128を通過した吸入空気は、連通路128を通過する比較的温度の低い凝縮水Wcdと熱交換して冷却される。
また、蒸発器16は、コア部161を通過する空気に含まれる悪臭や煙等を低減する作用を有している。すなわち、コア部161を通過する空気に含まれる悪臭や煙等は、凝縮水Wcdによって吸収され、コア部161から流出する空気は、悪臭や煙等が凝縮水Wcdによって吸収されたものとなる。また、連通路128を通過する吸入空気も凝縮水Wcdによって悪臭や煙等が吸収されたものとなる。
なお、コア部161から流出した空気および連通路128を通過した空気は、第1エアミックスドア24および第2エアミックスドア26のスライド位置に応じて調温され、調温された空気がフェイス吹出口、デフロスタ吹出口およびフット吹出口を通って車室内に導入される。
上記した構成によれば、空調ケース12は、蒸発器16で生じた凝縮水Wcdを空調ケース12外へ排出するドレン穴127aを有している。このドレン穴127aから空調ケース12内に吸入される吸入空気が、車室内に送風される前に冷却される冷却構造が車両用空調ユニットに形成されているので、乗員の快適性の向上を図ることができる。
具体的には、ドレン穴127aが、蒸発器16より空気流れ上流側に配置されている。そして、ドレン穴127aから空調ケース12内に吸入される吸入空気の少なくとも一部が、蒸発器16のコア部161を通過し、該コア部161と熱交換して冷却されるよう、ドレン穴127aおよび蒸発器16が構成されている。したがって、例えば、特許文献1に記載された装置のように、吸入空気が蒸発器16と熱交換することなく車室内に導入される場合と比較して、冷却能力を向上することができ、乗員の快適性の向上を図ることができる。
また、空調ケース12は、蒸発器16の空気流れ下流側の空間と蒸発器16の空気流れ上流側の空間を連通する連通路128と、蒸発器16の底面部を支持する支持部129と、を有している。そして、蒸発器16の空気流れ下流側の凝縮水Wcdは、連通路128を通過してドレン穴へ到達し、吸入空気の少なくとも一部が、連通路128を通過して蒸発器16の空気流れ下流側へ到達する際に凝縮水Wcdと熱交換して冷却される。したがって、更に、冷却能力を向上することができる。
なお、本車両用空調ユニット10は、空調ケース12内に吸入された吸入空気の大半が、蒸発器16のコア部161を通過するようになっている。また、蒸発器16は、コア部161を通過する空気に含まれる悪臭や煙等を低減する作用を有している。このため、例えば、ドレン穴127aから悪臭や煙等を含む外気が吸入空気として空調ケース12内に吸入されたとしても、蒸発器16により悪臭や煙等が吸収され、車室内に導入される悪臭や煙等を低減するといった効果も得られる。
空調ケース12内に吸入された吸入空気の大半は、図2の矢印Aに示したように、蒸発器16のコア部161の下側を通過してフット吹出口を介して車室内へ導入される。そして、空調ケース12内に吸入された残りの吸入空気は、図2中の矢印Bに示すように、連通路128を通過して、蒸発器16の空気流れ下流側に到達する。また、連通路128を通過して、蒸発器16の空気流れ下流側に到達した吸入空気は、空調ケース12の下側の第2通風路126およびフット吹出口を通って車室内に導入される。したがって、車室内に導入される空気に悪臭や煙等が残存していても、吸入空気のほとんどは乗員の足下に到達する。したがって、悪臭や煙等を含む空気が乗員の顔の近くへ到達することはほとんどなく、悪臭や煙等による乗員の不快感を低減することができる。
(第2実施形態)
本開示の第2実施形態に係る車両用空調ユニット10について図3〜図4を参照して説明する。図3は、本実施形態の車両用空調ユニット10の主要な構成を示す断面図である。
上記第1実施形態の車両用空調ユニット10は、蒸発器16の空気流れ上流側の空調ケース12の底面127にドレン穴127aが形成されている。それに対し、本実施形態の車両用空調ユニット10は、蒸発器16の空気流れ下流側の空調ケース12の底面127にドレン穴127aが形成されている。
また、上記第1実施形態の車両用空調ユニット10は、蒸発器16の空気流れ下流側の空間と蒸発器16の空気流れ上流側の空間を連通する連通路128が空調ケース12に形成されている。それに対し、本実施形態の車両用空調ユニット10は、連通路128に対応するものが空調ケース12に形成されていない。
また、本実施形態の車両用空調ユニット10は、図4に示すように、ドレン穴127aから空調ケース12内に吸入される吸入空気と凝縮水Wcdの熱交換を促進する放熱部材としての金属フィン30がドレン穴127aの内部に設けられている。なお、金属フィン30は、ドレン穴127aから空調ケース12内に吸入される吸入空気の状態を変化させる状態変化部に相当する。
金属フィン30は、例えば、アルミニウム等の熱伝導率の高い金属材により構成されている。また、金属フィン30は、表面積が広くなるよう凹凸が設けられた形状をなしている。
蒸発器16により発生した凝縮水Wcdは、主に蒸発器16の空気流れ下流側で空調ケース12の底面127に適下した後、ドレン穴127aに到達し、このドレン穴127aの内部に設けられた金属フィン30に付着する。ここで、金属フィン30により、ドレン穴127aから空調ケース12内に吸入される吸入空気と凝縮水Wcdの熱交換が促進され、吸入空気は効率的に冷却されて空調ケース12内に吸入される。
このように、金属フィン30により、ドレン穴127aから空調ケース12内に吸入される吸入空気と凝縮水Wcdの熱交換が促進され、ドレン穴127aから空調ケース12内に吸入される吸入空気の状態が変化する。具体的には、ドレン穴127aから空調ケース12内に吸入される吸入空気が冷却される。
上記した構成によれば、本車両用空調ユニット10は、空調ケース12に、ドレン穴127aから空調ケース12内に吸入される吸入空気の状態を変化させる状態変化部を備えたので、乗員の快適性の向上を図ることができる。
具体的には、空調ケース12は、状態変化部としてドレン穴127aから空調ケース12内に吸入される吸入空気と凝縮水Wcdの熱交換を促進する金属フィン30を備えたので、この金属フィン30により吸入空気と凝縮水Wcdの熱交換が促進される。そして、この金属フィン30により、より低温に冷却された吸入空気が車室内に導入されるので、乗員の快適性の向上を図ることができる。
また、金属フィン30により、ドレン穴127aから空調ケース12内に吸入される吸入空気が冷却される構造となっている。なお、本実施形態の他の構成は、第1実施形態と同じである。
(第3実施形態)
本開示の第3実施形態に係る車両用空調ユニット10について図5を参照して説明する。図5は、本実施形態の車両用空調ユニット10の主要な構成を示す断面図である。
上記第1実施形態の車両用空調ユニット10は、空調ケース12に支持部129が形成されている。そして、連通路128を通過する吸入空気が蒸発器16の底面部163aと直接接することを、この支持部129が妨げている。これにより、第1実施形態では、連通路128を通過する吸入空気が蒸発器16の底面部163aと直接接するようになっていない。これに対し、本実施形態の空調ケース12は、蒸発器16の底面部分を構成する底面部163aを支持する支持部129に、開口部129aが形成されている。そして、本実施形態の空調ケース12は、この開口部129aを介して連通路128を通過する吸入空気が蒸発器16の底面部163aと直接接するよう構成されている。
このように、ドレン穴127aを介して空調ケース12内に吸入された吸入空気が蒸発器16の底面部163aと直接接するよう構成されているので、連通路128を通過する吸入空気が蒸発器16の底面部163aとの熱交換により冷却される。更に、連通路128を通過する吸入空気は、連通路128を通過する凝縮水Wcdとの熱交換によっても冷却される。
本実施形態の他の構成は、第1実施形態と同じである。本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される効果を第1実施形態と同様に得ることができる。
また、連通路128を通過する吸入空気は、蒸発器16の底面部163aと熱交換して冷却されるよう構成されているので、第1実施形態の車両用空調ユニット10と比較して、更に、冷却能力を向上することが可能である。
(第4実施形態)
本開示の第4実施形態に係る車両用空調ユニット10について図6を参照して説明する。図6は、本実施形態の車両用空調ユニット10の主要な構成を示す断面図である。
上記第1実施形態の空調ケース12は、蒸発器16の空気流れ下流側の空間と蒸発器16の空気流れ上流側の空間を連通する連通路128を有している。本実施形態の車両用空調ユニット10は、更に、連通路128に吸水性に優れた吸水スポンジ40を備えた点で、第1実施形態と異なる。
蒸発器16により発生した凝縮水Wcdは、主に蒸発器16の空気流れ下流側で空調ケース12の底面127に適下した後、連通路128に配設された吸水スポンジ40に吸水される。そして、吸水スポンジ40に吸水されきれなくなった凝縮水Wcdは、ドレン穴127aから車室外へ排出される。
また、ドレン穴127aから空調ケース12内に吸入される吸入空気は、吸水スポンジ40が配設された連通路128側をほとんど通らず、吸入空気のほぼ全てが蒸発器16のコア部161を通過するので、連通路128に吸水スポンジ40が配設されていない場合と比較して、吸入空気の冷却能力を向上することが可能である。
本実施形態の他の構成は、第1実施形態と同じである。本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される効果を第1実施形態と同様に得ることができる。
なお、本実施形態では、連通路128に吸水性に優れた吸水スポンジ40を備えたが、連通路128に吸水性に優れた吸水パッキンを備えるようにしてもよい。
(第5実施形態)
本開示の第5実施形態に係る車両用空調ユニット10について図7を参照して説明する。図7は、本実施形態の車両用空調ユニット10の主要な構成を示す断面図である。
上記第1実施形態の車両用空調ユニット10は、蒸発器16の空気流れ上流側の空調ケース12の底面127にドレン穴127aが形成されている。これに対し、本実施形態の車両用空調ユニット10は、蒸発器16の下方向の空調ケース12の底面127にドレン穴127aが形成されている。ドレン穴127aの位置は、より具体的には、蒸発器16の直下である。
また、上記第1実施形態の車両用空調ユニット10の空調ケース12には、蒸発器16の空気流れ下流側の空間と蒸発器16の空気流れ上流側の空間を連通する連通路128が形成されているが、本実施形態の車両用空調ユニット10の空調ケース12には、空調ケース12の底面127と蒸発器16の底面部163aとの間の隙間に、蒸発器16の空気流れ下流側の空間とドレン穴127aが形成された空間を連結する連通路128が形成されている。
また、本実施形態の車両用空調ユニット10は、空調ケース12の底面127と蒸発器16の空気流れ上流側の底面部163aとが当接しており、蒸発器16の空気流れ上流側の空間とドレン穴127aが形成された空間の間は封止されている。空調ケース12の底面127のうち蒸発器16の空気流れ上流側の底面部163aと当接する部分が、支持部に対応する。
上記した構成において、空調ケース12の底面127と蒸発器16の底面部163aとの間(隙間)に、蒸発器16の空気流れ下流側の空間とドレン穴127aが形成された空間を連結する連通路128が形成されているので、ドレン穴127aを通って空調ケース12内に吸入された吸入空気は、連通路128を通る凝縮水だけでなく、蒸発器16の底面部163aとの熱交換により冷却される。
また、本実施形態の車両用空調ユニット10は、蒸発器16の空気流れ上流側の空間とドレン穴127aが形成された空間の間は封止されているので、内気導入口122または外気導入口121から空調ケース12内に導入された空気の全てが蒸発器16のコア部161を通過する。このため、蒸発器16の空気流れ上流側の空間とドレン穴127aが形成された空間の間が封止されていない場合と比較して、更に、冷却能力を向上することが可能である。
本実施形態の他の構成は、第1実施形態と同じである。本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される効果を第1実施形態と同様に得ることができる。
また、上記したように、ドレン穴127aは、蒸発器16の下方向の空調ケース12の底面127に設けられている。そして、空調ケース12には、空調ケース12の底面127と蒸発器16の底面部163aとの間に蒸発器16の空気流れ下流側の空間とドレン穴127aが形成された空間を連通する連通路128が形成されている。そして、蒸発器16の空気流れ下流側の凝縮水は、連通路128を通過してドレン穴127aへ到達する。吸入空気の少なくとも一部は、連通路128を通過して蒸発器16の空気流れ下流側へ到達する際に凝縮水および蒸発器16の底面部163aと熱交換して冷却される。
(第6実施形態)
本開示の第6実施形態に係る車両用空調ユニット10について図8を参照して説明する。図8は、本実施形態の車両用空調ユニット10の主要な構成を示す断面図である。
上記第1実施形態では、コア部161を通過した空気が水平方向を向くように、すなわち、空気流出面161aが水平面に対して垂直となるように、蒸発器16が空調ケース12内に配置されている。これに対し、本実施形態の蒸発器16は、コア部161を通過した空気が斜め下方向を向くよう傾斜して空調ケース12内に配置されている。
本実施形態の他の構成は、第1実施形態と同じである。本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される効果を第1実施形態と同様に得ることができる。
また、上記した構成によれば、コア部161を通過した空気が斜め下方向を向くよう蒸発器16が傾斜して配置されている。したがって、上記第1実施形態のように、コア部161を通過した空気が水平方向を向くように蒸発器16を配置した場合と比較して、より多くの凝縮水Wcdを蒸発器16の空気流れ下流側で空調ケース12の底面127に適下させることができる。そして、多くの凝縮水Wcdが連通路128を通過するので、連通路128を通過する吸入空気をより効果的に冷却することが可能である。
(第7実施形態)
本開示の第7実施形態に係る車両用空調ユニット10について図9を参照して説明する。図9は、本実施形態の車両用空調ユニット10の主要な構成を示す断面図である。
上記第1実施形態では、コア部161を通過した空気が水平方向を向くように、すなわち、空気流出面161aが水平面に対して垂直となるように、蒸発器16が空調ケース12内に配置されている。これに対し、本実施形態の蒸発器16は、コア部161を通過した空気が斜め上方向を向くよう空調ケース12内に傾斜して配置されている。
本実施形態の他の構成は、第1実施形態と同じである。本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される効果を第1実施形態と同様に得ることができる。
また、上記した構成によれば、コア部161を通過した空気が斜め上方向を向くよう蒸発器16が傾斜して配置されている。したがって、上記第1実施形態のように、コア部161を通過した空気が水平方向を向くように蒸発器16を配置した場合と比較して、より多くの凝縮水Wcdが蒸発器16の空気流れ上流側で空調ケース12の底面127に適下させるようにすることができる。そして、蒸発器16の空気流れ上流側で空調ケース12の底面127に適下した凝縮水Wcdは、蒸発器16の空気流れ上流側に形成されたドレン穴127aに到達する。したがって、連通路128の通路面積を小さくしたり、あるいは、連通路128を不要とすることが可能である。
なお、本実施形態のような蒸発器16の傾斜は、第1実施形態のみならず、第2〜第6実施形態、および、第9〜第11実施形態にも適用可能である。
(第8実施形態)
本開示の第8実施形態に係る車両用空調ユニット10について図10を参照して説明する。図10は、本実施形態に係る車両用空調ユニット10における図3のC部拡大図である。上記第2実施形態に係る車両用空調ユニット10は、吸入空気の状態を変化させる状態変化部として、ドレン穴127aの内部に金属フィン30を備えている。これに対し、本実施形態に係る車両用空調ユニット10は、吸入空気の状態を変化させる状態変化部として、ドレン穴127aの内部に蓄冷材31が収納されている。
なお、ドレン穴127aの内部に蓄冷材31が収納された状態でも、ドレン穴127aの隙間から車室外へ凝縮水Wcdが排出可能となっている。
本実施形態の他の構成は、第2実施形態と同じである。本実施形態では、上記第2実施形態と共通の構成から奏される効果を第2実施形態と同様に得ることができる。
また上記した構成によれば、凝縮水Wcdの冷気を蓄冷材31が吸収するようになっているので、例えば、車室外の外気の温度が高い場合でも、ドレン穴127aから空調ケース12内に吸入された吸入空気と蓄冷材31との熱交換により吸入空気が冷却され、冷却能力の低下を防止することが可能である。
なお、本実施形態のような蒸発器16の傾斜は、第1実施形態のみならず、第2〜第6実施形態、および、第9〜第11実施形態にも適用可能である。
(第9実施形態)
本開示の第9実施形態に係る車両用空調ユニット10について図11を参照して説明する。図11は、本実施形態に係る車両用空調ユニット10における図3のC部拡大図である。上記第2実施形態に係る車両用空調ユニット10は、吸入空気の状態を変化させる状態変化部として、ドレン穴127aの内部に金属フィン30を備えている。これに対し、本実施形態に係る車両用空調ユニット10は、吸入空気の状態を変化させる状態変化部として、ドレン穴127aの内部に芳香剤32、除菌剤33および脱臭剤34が収納されている。
なお、ドレン穴127aの内部に芳香剤32、除菌剤33および脱臭剤34が収納された状態でも、ドレン穴127aの隙間から車室外へ凝縮水Wcdが排出可能となっている。
芳香剤32は、吸入空気に香り成分を包含させる香り発生部である。除菌剤33は、吸入空気に含まれる菌やウィルスを除菌(例えば、殺菌、消毒)する除菌部である。脱臭剤34は、吸入空気に含まれる臭いを脱臭する脱臭部である。芳香剤32、除菌剤33および脱臭剤34は、それぞれ図示しない容器に収納されている。
本実施形態の他の構成は、第2実施形態と同じである。本実施形態では、上記第2実施形態と共通の構成から奏される効果を第2実施形態と同様に得ることができる。
上記したように、ドレン穴127aの内部に収納された芳香剤32により吸入空気の状態が変化する。すなわち、芳香剤32によりドレン穴127aから空調ケース12内に吸入された吸入空気に香り成分が包含されるので、乗員の快適性の向上を図ることができる。
また、ドレン穴127aの内部に収納された除菌剤33により吸入空気の状態が変化する。すなわち、除菌剤33により吸入空気に含まれる菌やウィルスが除菌され、乗員の快適性の向上を図ることができる。
また、ドレン穴127aの内部に収納された脱臭剤34により吸入空気の状態が変化する。すなわち、脱臭剤34によりドレン穴127aから空調ケース12内に吸入された吸入空気に含まれる臭いが脱臭されるので、乗員の快適性の向上を図ることができる。
なお、本実施形態では、ドレン穴127aの内部に芳香剤32、除菌剤33および脱臭剤34を収納するようにしたが、芳香剤32、除菌剤33および脱臭剤34の少なくとも1つを収納するようにしてもよい。
(第10実施形態)
本開示の第10実施形態に係る車両用空調ユニット10について図12を参照して説明する。図12は、本実施形態に係る車両用空調ユニット10における図3のC部拡大図である。上記第2実施形態に係る車両用空調ユニット10は、吸入空気の状態を変化させる状態変化部として、ドレン穴127aの内部に金属フィン30を備えている。これに対し、本実施形態に係る車両用空調ユニット10は、吸入空気の状態を変化させる状態変化部として、ドレン穴127aの内部に電気ヒータ35が収納されている。なお、ドレン穴127aの内部に電気ヒータ35が収納された状態でも、ドレン穴127aの隙間から車室外へ凝縮水Wcdが排出可能となっている。
電気ヒータ35は、通電されることにより発熱する図示しない発熱部を有している。電気ヒータ35は、吸入空気を加熱する加熱部である。電気ヒータ35は、例えば、外気温が低い場合に、ドレン穴127aから空調ケース12内に吸入される吸入空気を加熱する補助ヒータとして作用する。
本実施形態の他の構成は、第2実施形態と同じである。本実施形態では、上記第2実施形態と共通の構成から奏される効果を第2実施形態と同様に得ることができる。
上記したように、ドレン穴127aの内部に収納された電気ヒータ35により吸入空気の状態が変化する。すなわち、電気ヒータ35によりドレン穴127aから空調ケース12内に吸入された吸入空気が加熱されるので、暖房能力を向上することができる。また、外気温が低い場合に、ドレン穴127aに付着した凝縮水Wcdが凍結して、ドレン穴127aを塞いでしまうといったことを防止することができる。
(第11実施形態)
本開示の第11実施形態に係る車両用空調ユニット10について図13を参照して説明する。図13は、本実施形態に係る車両用空調ユニット10における図3のC部拡大図である。上記第2実施形態に係る車両用空調ユニット10は、吸入空気の状態を変化させる状態変化部として、ドレン穴127aの内部に金属フィン30を備えている。これに対し、本実施形態に係る車両用空調ユニット10は、吸入空気の状態を変化させる状態変化部として、ドレン穴127aの内部にペルチェ素子の吸熱部を有する回路基板36が収納されている。ペルチェ素子の吸熱部を有する回路基板36は、吸入空気を冷却する冷却部である。なお、ドレン穴127aの内部に電気ヒータ35が収納された状態でも、ドレン穴127aの隙間から車室外へ凝縮水Wcdが排出可能となっている。
本実施形態の他の構成は、第2実施形態と同じである。本実施形態では、上記第2実施形態と共通の構成から奏される効果を第2実施形態と同様に得ることができる。
上記したように、ドレン穴127aの内部に収納されたペルチェ素子の吸熱部を有する回路基板36により吸入空気の状態が変化する。すなわち、回路基板36に搭載されたペルチェ素子の吸熱部によりドレン穴127aから空調ケース12内に吸入された吸入空気が冷却されるので、冷房能力を向上することができる。
(第12実施形態)
本開示の第12実施形態に係る車両用空調ユニット10について図14を参照して説明する。図14は、本実施形態に係る車両用空調ユニット10における図3のC部拡大図である。上記第2実施形態に係る車両用空調ユニット10は、吸入空気の状態を変化させる状態変化部として、ドレン穴127aの内部に金属フィン30を備えている。これに対し、本実施形態に係る車両用空調ユニット10は、吸入空気の状態を変化させる状態変化部として、ドレン穴127aの内部に防塵フィルタ37が収納されている。防塵フィルタ37は、吸入空気から異物を除去する異物除去部である。なお、ドレン穴127aの内部に防塵フィルタ37が収納された状態でも、ドレン穴127aの隙間から車室外へ凝縮水Wcdが排出可能となっている。
本実施形態の他の構成は、第2実施形態と同じである。本実施形態では、上記第2実施形態と共通の構成から奏される効果を第2実施形態と同様に得ることができる。
上記したように、ドレン穴127aの内部に収納された防塵フィルタ37により吸入空気の状態が変化する。すなわち、防塵フィルタ37によりドレン穴127aから空調ケース12内に吸入された吸入空気に含まれる砂埃等の異物が除去されるので、乗員の快適性を向上することができる。
(他の実施形態)
上記第2、第8〜第12実施形態では、ドレン穴127aの内部に金属フィン30、蓄冷材31、芳香剤32、除菌剤33および脱臭剤34、電気ヒータ35、ペルチェ素子を有する回路基板36、防塵フィルタ37が備えられる。しかし、例えば、上記第1〜第12実施形態の各々に示した車両用空調ユニット10の空調ケース12に形成された連通路128、ドレン穴127aおよびドレン穴127aの近傍の少なくとも1つに、金属フィン30、蓄冷材31、芳香剤32、除菌剤33および脱臭剤34、電気ヒータ35、ペルチェ素子を有する回路基板36、防塵フィルタ37を備えるようにしてもよい。
また、上記第1、第3、第4、第6、第7実施形態では、防塵フィルタ29より空気流れ下流側にドレン穴127aを設けたが、防塵フィルタ29より空気流れ上流側にドレン穴127aを設けるように、上記第1、第3、第4、第6、第7実施形態を変形してもよい。この場合、連通路128を、蒸発器16の空気流れ下流側から防塵フィルタ29より空気流れ上流側に位置するドレン穴127aまで延設すればよい。
また、空調ケース12内を上下二つの空間に分けて、上部空間を流れる外気はフェイス吹出口およびデフロスタ吹出口を通って車室内に導入され、下部空間を流れる内気は、フット吹出口を通って車室内へ導入されるよう構成された二層流モードが設定可能な車両用空調ユニット10に、本開示を適用することもできる。この場合、ドレン穴127aは内気層側(下部空間側)に形成することができる。このような構成では、バイレベルモード、フットモード、フッドデフモードのいずれのモードでも、ドレン穴127aから空調ケース12内に吸入された空入空気はフット吹出口を通って車室内へ導入されるので、外気に含まれる悪臭や煙等による乗員の不快感を低減することができる。
また、上記第11実施形態では、ペルチェ素子の吸熱部と発熱部のうち吸熱部のみがドレン穴127aの内部に配置されている。しかし、ペルチェ素子の吸熱部と発熱部のうち発熱部のみがドレン穴127aの内部に配置されていてもよい。この場合、ペルチェ素子の発熱部により吸入空気の状態が変化する。すなわち、ペルチェ素子の発熱部によりドレン穴127aから空調ケース12内に吸入された吸入空気が加熱されるので、暖房能力を向上することができる。
なお、本開示は上記した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。

Claims (14)

  1. 車両用空調ユニットであって、
    空調ケース(12)と、
    前記空調ケース内に配置されて、前記空調ケース内を流れる空気を冷却する冷却器(16)と、
    前記冷却器の空気流れ下流側に配置されて、車室内へ前記空気を送風する送風機(21、22)と、を備え、
    前記空調ケースは、前記冷却器で生じた凝縮水を前記空調ケース外へ排出するドレン穴(127a)を形成するドレン穴形成部を有しており、
    前記ドレン穴から前記空調ケース内に吸入される吸入空気が冷却される冷却構造が形成されている車両用空調ユニット。
  2. 前記冷却器は、前記空調ケース内を流れる空気を熱交換して冷却するコア部(161)と、前記冷却器の底面部分を構成する底面部(163a)とを有し、
    前記冷却構造は、前記吸入空気が前記コア部、前記底面部および前記凝縮水の少なくとも1つと熱交換して冷却される構造を含む請求項1に記載の車両用空調ユニット。
  3. 前記ドレン穴は、前記冷却器より前記空気流れ上流側に配置され、
    前記冷却構造は、前記吸入空気の少なくとも一部が、前記冷却器の前記コア部を通過し、該コア部と熱交換して冷却される構造を含む請求項2に記載の車両用空調ユニット。
  4. 前記空調ケースは、前記冷却器の空気流れ下流側の空間と前記冷却器の空気流れ上流側の空間を連通する連通路(128)を有し、
    前記冷却器の空気流れ下流側の凝縮水は、前記連通路を通過して前記ドレン穴へ到達し、
    前記冷却構造は、前記吸入空気の少なくとも一部が前記連通路を通過して前記冷却器の空気流れ下流側へ到達する際に前記凝縮水と熱交換して冷却される構造を含む請求項3に記載の車両用空調ユニット。
  5. 前記ドレン穴は、前記冷却器の下方向の前記空調ケースの底面(127)に設けられており、
    前記空調ケースの底面と前記冷却器の底面部(163a)との間に前記冷却器の空気流れ下流側の空間と前記ドレン穴が形成された空間を連通する連通路(128)が形成されており、
    前記冷却器の空気流れ下流側の凝縮水は、前記連通路を通過して前記ドレン穴へ到達し、
    前記冷却構造は、前記吸入空気の少なくとも一部が、前記連通路を通過して前記冷却器の空気流れ下流側へ到達する際に前記凝縮水と熱交換して冷却される構造を含む請求項2に記載の車両用空調ユニット。
  6. 前記空調ケースは、前記冷却器の底面部(163a)を支持する支持部(129)を有し、
    前記冷却構造は、前記連通路を通過する前記吸入空気が、前記冷却器の底面部と熱交換して冷却される構造を含む請求項4または5に記載の車両用空調ユニット。
  7. 前記連通路および前記ドレン穴の少なくとも一方に、前記吸入空気と前記凝縮水の熱交換を促進する放熱部材(30)を備えた請求項4ないし6のいずれか1つに記載の車両用空調ユニット。
  8. 前記ドレン穴は、前記冷却器の直下に設けられている請求項5に記載の車両用空調ユニット。
  9. 前記冷却構造は、前記吸入空気が前記車室内へ送風される前に冷却される構造を含む請求項1ないし8のいずれか1つに記載の車両用空調ユニット。
  10. 前記ドレン穴に、前記吸入空気と前記凝縮水の熱交換を促進する放熱部材(30)を備えた請求項2または3に記載の車両用空調ユニット。
  11. 前記ドレン穴は、前記冷却器より前記空気流れ下流側に配置される請求項10に記載の車両用空調ユニット。
  12. 車両用空調ユニットであって、
    空調ケース(12)と、
    前記空調ケース内に配置されて、前記空調ケース内を流れる空気を冷却する冷却器(16)と、
    前記冷却器の空気流れ下流側に配置されて、車室内へ前記空気を送風する送風機(21、22)と、を備え、
    前記空調ケースは、前記冷却器で生じた凝縮水を前記空調ケース外へ排出するドレン穴(127a)を形成するドレン穴形成部と、該ドレン穴から前記空調ケース内に吸入される前記吸入空気の状態を変化させる状態変化部(30〜37)と、を備えた車両用空調ユニット。
  13. 前記状態変化部は、前記吸入空気と前記凝縮水の熱交換を促進する放熱部材(30)、前記吸入空気を冷却する冷却部(31、36)、前記吸入空気を加熱する加熱部(35)、前記吸入空気に含まれる臭いを脱臭する脱臭部(34)、前記吸入空気から異物を除去する異物除去部(37)、前記吸入空気に香り成分を包含させる香り発生部(32)および前記吸入空気を除菌する除菌部(33)の少なくとも1つを備えた請求項11に記載の車両用空調ユニット。
  14. 前記状態変化部は、前記ドレン穴に設けられている請求項11または12に記載の車両用空調ユニット。
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