JP6508411B2 - 車両用空調ユニット - Google Patents

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Description

関連出願への相互参照
本出願は、2016年2月24日に出願された日本特許出願番号2016−33498号に基づくもので、ここにその記載内容が参照により組み入れられる。
本開示は、車室内のセンターコンソールに設置される車両用空調ユニットに関するものである。
従来、車両に搭載される車両用空調ユニットとして、例えば特許文献1に記載された車両用空調装置に含まれる空調ユニットがある。この空調ユニットは、送風機を内蔵する第1ケースと、冷却器を内蔵する第2ケースと、第1ケースと第2ケースを接続するダクトを備え、ダクトが第1ケースから第2ケースに向かって徐々に下方に傾斜させるように設けている。さらに、この空調ユニットは、ダクトの底面に、第2ケース内でエバポレータから発生した凝縮水が第1ケースに逆流して送風機に流入するのを防止するための逆流防止部としてガイド壁が形成されている。
ところで、車両用空調ユニットには、車両のセンターコンソールに設置され、車両の後部座席に向けて空気を流すように構成されたものがある。このような空調ユニットは、一般的に車室内の空間を広くするために上下幅が短く空調ユニットの底面は水平となっている。このため、送風機からの送風空気を冷却する冷却器で発生した凝縮水は空調ユニットの底面に溜まりやすい。
また、車両のセンターコンソールに設置される空調ユニットは、送風機の近くに冷却器が配置される。したがって、車両が下り坂を走行している場合や急ブレーキをかけた場合、あるいは急旋回した場合のように凝縮水に車両前方への加速度が加わると、空調ユニットの底面に溜まった凝縮水が逆流して送風機内に浸入しやすいといった問題がある。
上記特許文献1に記載された空調ユニットは、ダクトの底面に形成されたガイド壁により凝縮水の逆流を防止している。
特開2002−29252号公報
しかし、発明者の検討によれば、特許文献1に記載された空調ユニットでは、ガイド壁がダクト内を通る空気の通風抵抗となり、車室内に吹き出される空気の風量が低下してしまう。
本開示は、車両のセンターコンソールに設置される空調ユニットにおいて、車室内に吹き出される空気の風量を低下させることなく、凝縮水の排水性の確保と送風機部側への凝縮水の逆流防止を両立することを目的とする。
本開示の1つの観点によれば、車室内のセンターコンソールに設置される車両用空調ユニットは、車室内に向けて空気を流す空気通路を形成する空調ケースと、空気通路へ空気を送風する送風機部と、空調ケース内に配置されて、空調ケース内を流れる空気を冷却するコア部を有する冷却器と、空調ケースの底面に形成され、冷却器で生じた凝縮水を空調ケース外へ排出する排水口と、を備え、空調ケースの底面のうち送風機部との境界部から排水口に至る凝縮水の排水経路は、排水口に近付くにつれて下方に傾斜しており、空調ケースの底面のうち空調ケース内を流れる空気の主流方向と直交する方向を空調ケースの幅方向として、空調ケースの幅方向に対して交差する方向に延びるように、空調ケースの底面に立設され、凝縮水を排水口に導くとともに、凝縮水の送風機部側への逆流を防止する逆流防止リブが形成されており、逆流防止リブは、空調ケースの底面のうち送風機部との境界部からコア部の空調ケース内を流れる空気の空気流れ上流側の面の下端を結ぶ線より下方に形成されており、前記逆流防止リブは、前記空調ケースの幅方向の中心側の部位が、前記空調ケースの幅方向の端部側の部位よりも低くなっているリブを有している。
本開示の他の観点によれば、車室内のセンターコンソールに設置される車両用空調ユニットは、車室内に向けて空気を流す空気通路を形成する空調ケースと、空気通路へ空気を送風する送風機部と、空調ケース内に配置されて、空調ケース内を流れる空気を冷却するコア部を有する冷却器と、空調ケースの底面に形成され、冷却器で生じた凝縮水を空調ケース外へ排出する排水口と、を備え、空調ケースの底面のうち送風機部との境界部から排水口に至る凝縮水の排水経路は、排水口に近付くにつれて下方に傾斜しており、空調ケースの底面のうち空調ケース内を流れる空気の主流方向と直交する方向を空調ケースの幅方向として、空調ケースの幅方向に対して交差する方向に延びるように、空調ケースの底面に立設され、凝縮水を排水口に導くとともに、凝縮水の送風機部側への逆流を防止する逆流防止リブが形成されており、逆流防止リブは、空調ケースの底面のうち送風機部との境界部からコア部の空調ケース内を流れる空気の空気流れ上流側の面の下端を結ぶ線より下方に形成されており、前記逆流防止リブは、前記排水経路において前記送風機部側に逆流する前記凝縮水を溜める複数の堰を多段に構成し、前記複数の堰の間には、該複数の堰のうち前記排水口側の堰から前記送風機部側の堰へと順次、前記送風機部側に逆流する前記凝縮水を導く隙間が形成されている。
本開示の他の観点によれば、車室内のセンターコンソールに設置される車両用空調ユニットは、車室内に向けて空気を流す空気通路を形成する空調ケースと、空気通路へ空気を送風する送風機部と、空調ケース内に配置されて、空調ケース内を流れる空気を冷却するコア部を有する冷却器と、空調ケースの底面に形成され、冷却器で生じた凝縮水を空調ケース外へ排出する排水口と、を備え、空調ケースの底面のうち送風機部との境界部から排水口に至る凝縮水の排水経路は、排水口に近付くにつれて下方に傾斜しており、空調ケースの底面のうち空調ケース内を流れる空気の主流方向と直交する方向を空調ケースの幅方向として、空調ケースの幅方向に対して交差する方向に延びるように、空調ケースの底面に立設され、凝縮水を排水口に導くとともに、凝縮水の送風機部側への逆流を防止する逆流防止リブが形成されており、逆流防止リブは、空調ケースの底面のうち送風機部との境界部からコア部の空調ケース内を流れる空気の空気流れ上流側の面の下端を結ぶ線より下方に形成されており、前記逆流防止リブの頂部は、前記空調ケース内を流れる前記空気の空気流れ上流側の角部が面取りされた形状となっている。
本開示の他の観点によれば、車室内のセンターコンソールに設置される車両用空調ユニットは、車室内に向けて空気を流す空気通路を形成する空調ケースと、空気通路へ空気を送風する送風機部と、空調ケース内に配置されて、空調ケース内を流れる空気を冷却するコア部を有する冷却器と、空調ケースの底面に形成され、冷却器で生じた凝縮水を空調ケース外へ排出する排水口と、を備え、空調ケースの底面のうち送風機部との境界部から排水口に至る凝縮水の排水経路は、排水口に近付くにつれて下方に傾斜しており、空調ケースの底面のうち空調ケース内を流れる空気の主流方向と直交する方向を空調ケースの幅方向として、空調ケースの幅方向に対して交差する方向に延びるように、空調ケースの底面に立設され、凝縮水を排水口に導くとともに、凝縮水の送風機部側への逆流を防止する逆流防止リブが形成されており、逆流防止リブは、空調ケースの底面のうち送風機部との境界部からコア部の空調ケース内を流れる空気の空気流れ上流側の面の下端を結ぶ線より下方に形成されており、前記逆流防止リブは、前記空調ケースの底面のうち前記送風機部との前記境界部から前記コア部の前記空調ケース内を流れる前記空気の空気流れ上流側の面の下端を結ぶ線より下方に形成されており、前記冷却器は、前記コア部の底面部分を構成する底面部(163)を有し、前記底面部が前記コア部よりも前記空気流れ下流側に傾斜して配置され、前記コア部の前記空調ケース内を流れる前記空気の空気流れ上流側の面を上方向から下方向に向けて前記空調ケースの底面に投影した投影領域において、前記排水経路は、前記排水口に近付くにつれて下方に傾斜しており、前記逆流防止リブは、前記投影領域において前記空調ケース内を流れる前記空気の空気流れ上流側から前記空気の空気流れ下流側に向かって複数段形成されている。
これによれば、空調ケースの底面のうち送風機部との境界部から排水口に至る凝縮水の排水経路は、排水口に近付くにつれて下方に傾斜している。また、逆流防止リブが形成されている。逆流防止リブは、空調ケースの幅方向に対して交差する方向に延びるように、空調ケースの底面に立設され、凝縮水を排水口に導くとともに、凝縮水の送風機部側への逆流を防止する。ここで、空調ケースの底面のうち空調ケース内を流れる空気の主流方向と直交する方向を空調ケースの幅方向とする。したがって、凝縮水の排水性の確保と送風機部側への凝縮水の逆流防止を両立することができる。また、逆流防止リブは、空調ケースの底面のうち送風機部との境界部からコア部の空調ケース内を流れる空気の空気流れ上流側の面の下端を結ぶ線より下方に形成されているので、車室内に吹き出される空気の風量を確保することもできる。
第1実施形態の車両用空調ユニットの外観図である。 図1中のII−II線に沿った概略断面図である。 図2の矢印A方向の矢視図であって、蒸発器および膨張弁を省略して下ケースの底面を示した図である。 図3中のIV−Q−R−IV線に沿った断面図である。 図3中のV−V線に沿った断面図である。 下ケースの斜視図である。 図2の矢印A方向から下ケースの底面を見たときの凝縮水の流れを示した図である。 図3中のIV−Q−R−IV線に沿った断面図における凝縮水の流れを示した図である。 送風機部側に逆流しようとしている凝縮水が、空調ケースの底面に形成された逆流防止リブに堰き止められている状態を示した図である。 図9に示した逆流防止リブに凝縮水が溜まった様子を示した右側面図である。 図9に示した逆流防止リブに凝縮水が溜まった状態を示した下面図である。 第2実施形態に係る車両用空調ユニットの概略断面図であって、図1中のII−II線に沿った概略断面図に相当する図である。 逆流防止リブの断面形状を示した変形例を示した図である。
以下、実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る車両用空調ユニットについて、図1〜図11を用いて説明する。図1は、第1実施形態の車両用空調ユニット10の外観図である。本実施形態の車両用空調ユニット10は、車両のセンターコンソールに設置され、車両の後部座席に向けて空気を流すよう構成されている。車両用空調ユニット10は、車室内の空間を広くするために上下幅が比較的短くなっている。図2は、図1中のII−II線に沿った概略断面図である。図2において上下前後の各矢印DR1、DR2は、車両用空調ユニット10が搭載される車両の向きを示す。すなわち、図1の矢印DR1は車両上下方向DR1を示し、矢印DR2は車両前後方向DR2を示し、後述する図3の矢印DR3は車両幅方向DR3(すなわち、車両左右方向DR3)を示している。車両上下方向DR1、車両前後方向DR2、および、車両幅方向DR3は互いに直交する方向である。
図2に示すように、車両用空調ユニット10は、空調ケース12、膨張弁14、蒸発器16、ヒータコア18、吹出口ドア22および送風機部26等を備えている。
送風機部26は、空調ケース12の空気流れ上流側に接続されており、その空調ケース12内へ空気を吹き出す遠心送風機である。送風機部26は、空調ケース12に連結された送風機ケース261と、送風機ケース261内に収容され、回転することにより空気を吸い込むと共に吹き出す遠心ファン262と、その遠心ファン262を回転させるファンモータ263とを備えている。送風機部26は、遠心ファン262の回転により、矢印FLinのように、空調ケース12内に収容された蒸発器16へ向けて送風する。
空調ケース12は樹脂製の部材であり、送風機ケース261と共に、車両用空調ユニット10の外殻を構成する。空調ケース12は、左右分割ケースを互いに嵌合させて構成されている。空調ケース12は、その空調ケース12の内側に、車室内に向けて空気を流す空気通路としてのケース通路121を形成している。更に、そのケース通路121は、空調ケース12内に設けられた構造物によって細分化されている。すなわち、ケース通路121は、上流側空気通路122と、温風通路123と、冷風通路124と、エアミックス空間125とから構成されている。
上流側空気通路122は、その上流側空気通路122の空気流れ上流側で送風機部26の吹出口に接続され、上流側空気通路122の空気流れ下流側で温風通路123と冷風通路124とに接続されている。すなわち、温風通路123および冷風通路124は上流側空気通路122の空気流れ下流側に互いに並列的に接続されている。そのため、冷風通路124は、上流側空気通路122からの空気を温風通路123を迂回させて流す迂回空気通路になっている。なお、本実施形態では、冷風通路124は、温風通路123よりも上側に配置されている。
エアミックス空間125は、温風通路123の空気流れ下流側と冷風通路124の空気流れ下流側とに接続された空間である。従って、温風通路123を通った空気と冷風通路124を通った空気とがエアミックス空間125にて互いに混合する。
蒸発器16は、不図示のコンプレッサ、コンデンサ、および膨張弁14とともに、冷媒を循環させる周知の冷凍サイクル装置を構成している。蒸発器16は、膨張弁14により減圧された冷媒と送風機部26から送られる送風空気とを熱交換させ、その熱交換により冷媒を蒸発気化させると共に送風空気を冷却する。
具体的に、蒸発器16は上流側空気通路122に配置されている。すなわち、蒸発器16は、上流側空気通路122を流れる空気を冷却する冷却器に相当する。従って、蒸発器16は、矢印FLinのように送風機部26から上流側空気通路122へ流入した空気を冷却し、その冷却した空気を温風通路123および冷風通路124の一方または両方へ流す。
蒸発器16の構造は、車両用空調装置に一般的に用いられる周知の蒸発器と同じであり、具体的に蒸発器16は、コア部161と、そのコア部161の両端にそれぞれ接続された第1ヘッダタンク部162および第2ヘッダタンク部163とから構成されている。蒸発器16は、第1ヘッダタンク部162が第2ヘッダタンク部163よりも上側に位置するように上流側空気通路122内に設けられている。すなわち、第1ヘッダタンク部162が蒸発器16の上端部となっており、第2ヘッダタンク部163が蒸発器16の下端部となっている。
本実施形態において、第2ヘッダタンク部163は、コア部161の底面部分を構成する底面部に相当する。本実施形態の蒸発器16は、底面部に相当する第2ヘッダタンク部163がコア部161よりも空気流れ下流側に傾斜して配置されている。
蒸発器16のコア部161は、ヘッダタンク部162、163にそれぞれ連通し扁平断面形状を有する複数本の冷媒チューブと、その冷媒チューブ同士の間に設けられ波状に成形された複数のコルゲートフィンとから構成されている。そして、そのコア部161は、冷媒チューブとコルゲートフィンとが交互に積層された構造になっている。
蒸発器16では、冷媒チューブ内を流れる低温の冷媒とコア部161を通り抜ける空気とが熱交換され、それによってその空気が冷却される。本実施形態では、蒸発器16の冷媒チューブは車両上下方向DR1に対し傾いて配置されている。
蒸発器16では、空気を冷却することにより凝縮水が発生する。蒸発器16で発生した凝縮水は、空調ケース12の底面120に形成されたドレンポート129から空調ケース12の外部へ排出される。ドレンポート129は、蒸発器16で生じた凝縮水を空調ケース外へ排出する排水口である。
ヒータコア18は温風通路123に配置されている。すなわち、ヒータコア18は、蒸発器16から流出し温風通路123を流れる空気を、温水であるエンジン冷却水により加熱する加熱用熱交換器、言い換えれば加熱器である。例えば、ヒータコア18は、温風通路123を流れる空気の全部がヒータコア18を通り抜けるように温風通路123に配置されている。
ヒータコア18の構造は、車両用空調装置に一般的に用いられる周知の加熱用熱交換器と同じである。具体的にヒータコア18は、コア部181と、そのコア部181の両端にそれぞれ接続された第1ヘッダタンク部182および第2ヘッダタンク部183とから構成されている。ヒータコア18は、第1ヘッダタンク部182が第2ヘッダタンク部183よりも上側に位置するように温風通路123内に設けられている。すなわち、第1ヘッダタンク部182がヒータコア18の上端部となっており、第2ヘッダタンク部183がヒータコア18の下端部となっている。
ヒータコア18のコア部181は、ヘッダタンク部182、183にそれぞれ連通し扁平断面形状を有する複数本の温水チューブと、その温水チューブ同士の間に設けられ波状に成形された複数のコルゲートフィンとから構成されている。そして、そのコア部181は、温水チューブとコルゲートフィンとが交互に積層された構造になっている。このような構造により、コア部181に流入した空気は加熱されつつコア部181を通過する。本実施形態では、ヒータコア18の温水チューブは車両上下方向DR1に対し傾いて配置されている。
温風通路123で加熱された温風と冷風通路124を通った冷風とが、空調ケース12内に形成され温風通路123と冷風通路124とが合流するエアミックス空間125にて混ざり合い、車室内へ吹き出される。
図2に示すように、空調ケース12には、温度調節された空調風を吹き出す複数の空気吹出口131、132が形成されている。その複数の空気吹出口131、132は何れもエアミックス空間125に接続されており、エアミックス空間125を経た空調風は、その複数の空気吹出口131、132の一方または両方を介して車室内へ吹き出される。
具体的に、その複数の空気吹出口131、132は、車室内の後席乗員の上半身に向けて空調風を吹き出すフェイス吹出口131、および、後席乗員の足元に向けて空調風を吹き出すフット吹出口132である。空調風は、フェイス吹出口131とフット吹出口132のうち開放された吹出口から車室内へ吹き出される。
図2に示したように、空調ケース12の下方には、開口部が形成されており、この開口部を塞ぐように下ケース120aが空調ケース12に取り付けられている。空調ケース12の底面120は、空調ケース12の一部と下ケース120aにより構成されている。図3は、図2の矢印A方向の矢視図であって、蒸発器16および膨張弁14を省略して下ケース120aの底面を示した図である。図4は、図3のIV−Q−R−IV線に沿った断面図である。図5は、図3のV−V線に沿った断面図である。図6は、下ケースの斜視図である。
空調ケース12の底面120には、ドレンポート129、接続ブロック取付穴128a、逆流防止リブ126a〜126iおよび空気流入防止リブ127が形成されている。逆流防止リブ126a〜126iは、薄板形状を成している。また、本実施形態の逆流防止リブ126a〜126iは、断面矩形形状を成している。
空調ケース12の底面120のうち送風機部26との境界部Sからドレンポート129に至る凝縮水の排水経路は、ドレンポート129に近付くにつれて下方に傾斜している。
ドレンポート129は、蒸発器16で発生した凝縮水を空調ケース12の外部に排出する排出口に相当する。空調ケース12の底面120に溜まった凝縮水は、ドレンポート129を通って車両外に排出される。
接続ブロック取付穴128aは、不図示のエアコン配管用接続ブロックを固定するための穴である。接続ブロック取付穴128aの外縁には、リング状の外縁部128が形成されている。外縁部128は、空調ケース12の底面120に立設されている。接続ブロック取付穴128aは、エアコン配管用接続ブロックが取り付けられることで閉塞する。
逆流防止リブ126a〜126iは、空調ケース12の底面120に立設され、蒸発器16で発生して空調ケース12の底面120に適下した凝縮水をドレンポート129へ導くとともに、凝縮水の送風機部26側への逆流を防止する。以下、空調ケース12の底面120のうち空調ケース12内を流れる空気の主流方向と直交する方向を空調ケース12の幅方向とする。
逆流防止リブ126aは、空調ケース12の幅方向の一端側から空調ケース12の幅方向の中心に向かって延びるように形成されている。逆流防止リブ126aは、空調ケース12の幅方向の一端側から空調ケース12の幅方向に対して交差する方向に延びている。より具体的には、逆流防止リブ126aは、空調ケース12の幅方向の一端側から空調ケース12の幅方向の中心に近付くにつれてドレンポート129側に近付くように形成されている。
逆流防止リブ126bは、空調ケース12の幅方向の他端側から空調ケース12の幅方向の中心に向かって延びるように形成されている。逆流防止リブ126aは、空調ケース12の幅方向の他端側から空調ケース12の幅方向に対して交差する方向に延びている。より具体的には、逆流防止リブ126aは、空調ケース12の幅方向の他端側から空調ケース12の幅方向の中心に近付くにつれてドレンポート129側に近付くように形成されている。
逆流防止リブ126cは、逆流防止リブ126aと逆流防止リブ126bの間に形成されている。逆流防止リブ126cは、空調ケース12の幅方向の中心から空調ケース12の幅方向の一端側へ延びるとともに空調ケース12の幅方向の中心から空調ケース12の幅方向の他端側へ延びるように形成されている。逆流防止リブ126cと逆流防止リブ126aとの間、および逆流防止リブ126cと逆流防止リブ126bとの間には、それぞれ数ミリメートル程度の隙間が形成されている。
逆流防止リブ126dは、逆流防止リブ126aより空調ケース12内を流れる空気流れ下流側に形成されている。逆流防止リブ126dは、空調ケース12の幅方向の一端側から空調ケース12の幅方向の中心に向かって延びるとともに、途中で分岐して外縁部128に沿って延びるように形成されている。逆流防止リブ126dと逆流防止リブ126cとの間、および逆流防止リブ126dと外縁部128との間には、それぞれ数ミリメートル程度の隙間が形成されている。
逆流防止リブ126eは、逆流防止リブ126aより空調ケース12内を流れる空気流れ下流側に形成されている。逆流防止リブ126eは、空調ケース12の幅方向の他端側から空調ケース12の幅方向の中心に向かって延びるとともに、途中で分岐して外縁部128に沿って延びるように形成されている。逆流防止リブ126eと逆流防止リブ126cとの間、および逆流防止リブ126eと外縁部128との間には、それぞれ数ミリメートル程度の隙間が形成されている。
逆流防止リブ126fは、外縁部128の逆流防止リブ126e側の外壁面から空調ケース12の幅方向の一端側へ延びるように形成されている。逆流防止リブ126fは、空調ケース12の幅方向の一端側に近付くにつれてドレンポート129側に近付くように形成されている。逆流防止リブ126fと逆流防止リブ126dとの間、および逆流防止リブ126fと逆流防止リブ126hとの間には、それぞれ数ミリメートル程度の隙間が形成されている。
逆流防止リブ126gは、外縁部128の逆流防止リブ126i側の外壁面から空調ケース12の幅方向の他端側へ延びるように形成されている。逆流防止リブ126gは、空調ケース12の幅方向の他端側に近付くにつれてドレンポート129側に近付くように形成されている。逆流防止リブ126gと逆流防止リブ126eとの間、および逆流防止リブ126gと逆流防止リブ126iとの間には、それぞれ数ミリメートル程度の隙間が形成されている。
逆流防止リブ126fおよび逆流防止リブ126gは、それぞれ後述する複数の堰D11〜D14、D21〜D24のうちドレンポート129側の堰から送風機部26側の堰へと順次送風機部26側に逆流する凝縮水を導く案内リブとして機能する。
逆流防止リブ126hは、空調ケース12の幅方向の一端側から空調ケース12の幅方向の中心に向かって延びるとともに外縁部128に沿って延びるように形成されている。逆流防止リブ126hは、空調ケース12の幅方向の一端側から空調ケース12の幅方向の中心に近付くにつれてドレンポート129側に近付くように形成されている。逆流防止リブ126hと外縁部128との間には、数ミリメートル程度の隙間が形成されている。
逆流防止リブ126iは、空調ケース12の幅方向の他端側から空調ケース12の幅方向の中心に向かって延びるとともに外縁部128に沿って延びるように形成されている。逆流防止リブ126iは、空調ケース12の幅方向の他端側から空調ケース12の幅方向の中心に近付くにつれてドレンポート129側に近付くように形成されている。逆流防止リブ126iと外縁部128との間には、数ミリメートル程度の隙間が形成されている。
逆流防止リブ126a〜126iは、それぞれ空調ケース12の底面120のうち送風機部26との境界部Sから蒸発器16のコア部161の空調ケース12内を流れる空気の空気流れ上流側の面の下端を結ぶ線より下方に形成されている。
さらに、逆流防止リブ126a〜126iは、それぞれ空調ケース12内を流れる空気の空気流れ上流側の部位が、空調ケース12内を流れる空気の空気流れ下流側の部位よりも高くなっている。
さらに、逆流防止リブ126a〜126b、126d〜126iは、それぞれ空調ケース12の幅方向の中心側の部位が、空調ケース12の幅方向の端部側の部位よりも低くなっている。なお、逆流防止リブ126は、空調ケース12の幅方向の中心側の部位が、空調ケース12の幅方向の端部側の部位よりも高くなっている。
逆流防止リブ126a〜126iは、上記排水経路において送風機部側に逆流する凝縮水を溜める複数の堰D11〜D14、D21〜D24を多段に構成している。複数の堰D11〜D14、D21〜D24の間には、複数の堰D11〜D14、D21〜D24のうちドレンポート129側の堰から送風機部26側の堰へと順次送風機部26側に逆流する凝縮水を導く隙間が形成されている。
空気流入防止リブ127は、蒸発器16のコア部161の下端に空気を流入させないようにするための空気流入防止リブ127が形成されている。空気流入防止リブ127の先端には、不図示のゴム部材が設けられる。このゴム部材および空気流入防止リブ127により蒸発器16のコア部161の下端への空気の流入が抑制される。これにより、蒸発器16のコア部161の下端に凝縮水が溜まったとしても、この凝縮水が空調ケース内の空気流れに乗って空気吹出口131、132から吹き出ないようになっている。また、空気流入防止リブ127は、空調ケース12の左右分割ケースの嵌合部の底面からケース外に凝縮水が漏れ出るのを防止する機能も果たしている。
次に、凝縮水の排水経路について説明する。上述したように、空調ケース12の底面120のうち送風機部26との境界部Sからドレンポート129に至る凝縮水の排水経路は、ドレンポート129に近付くにつれて下方に傾斜している。このため、例えば、車両が平坦な道路を走行している状態で、空調ケース12の底面120に凝縮水が適下すると、この凝縮水は、図7、図8に示す排水経路Rw1または排水経路Rw2を通ってドレンポート129に到達する。
排水経路Rw1は、逆流防止リブ126aと逆流防止リブ126cとの隙間、逆流防止リブ126cと逆流防止リブ126dとの隙間、逆流防止リブ126dと外縁部128との隙間、逆流防止リブ126fと逆流防止リブ126hとの隙間、逆流防止リブ126hと外縁部128の隙間、空気流入防止リブ127と空調ケース12の幅方向一端側との隙間を、この順に通ってドレンポート129に到達する経路である。
排水経路Rw2は、逆流防止リブ126bと逆流防止リブ126cとの隙間、逆流防止リブ126cと逆流防止リブ126eとの隙間、逆流防止リブ126eと外縁部128との隙間、逆流防止リブ126gと逆流防止リブ126iとの隙間、逆流防止リブ126iと外縁部128、空気流入防止リブ127と空調ケース12の幅方向他端側との隙間を、この順に通ってドレンポート129に到達する経路である。
上記したように車両用空調ユニット10は、排水経路Rw1、Rw2が、ドレンポート129に近付くにつれて下方に傾斜している。したがって、例えば、車両が下り坂を走行している場合でもドレンポート129から凝縮水が排出される。また、空調ケース12内から凝縮水を速やかに排出することができるので、異臭の発生も防止される。
ところで、急ブレーキ時や急旋回時には、蒸発器16に保水されている大量の凝縮水が空調ケース12の底面120に適下し、底面120に適下した大量の凝縮水が送風機部26側へ逆流しようとする場合がある。
ここで、送風機部26側へ逆流する凝縮水の流れについて図3を用いて説明する。例えば、急ブレーキや急旋回により、例えば、蒸発器16に保水されている大量の凝縮水が空調ケース12の底面120のうちドレンポート129側の堰D11に適下して送風機部26側へ逆流しようとすると、この凝縮水は逆流防止リブ126にせき止められ堰D11に溜まる。
そして、堰D11の凝縮水が満杯になると堰D11から逆流防止リブ126fと外縁部128の隙間を通って送風機部26側の堰D12に溜まる。このとき、逆流防止リブ126fと外縁部128の隙間を通った凝縮水は、逆流防止リブ126fにより、堰D13ではなく堰D12に案内される。
そして、堰D12に溜まった凝縮水が満杯になると堰D11から逆流防止リブ126dと外縁部128の隙間を通って送風機部26側の堰D13に溜まる。そして、堰D13に溜まった凝縮水が満杯になると堰D11から逆流防止リブ126cと逆流防止リブ126dの隙間を通って送風機部26側の堰D14に溜まる。
上記したように空調ケース12の底面120には、複数の堰D11〜D14、D21〜D24のうちドレンポート129側の堰から送風機部26側の堰へと順次送風機部26側に逆流する凝縮水が溜まるよう逆流防止リブ126a〜126iが形成されている。したがって、全ての堰D11〜D14、D21〜D24が満杯となるまで凝縮水を貯水して凝縮水の逆流を防止することが可能である。
次に、逆流防止リブ126eを例にリブの高さの設定について図9〜図11を用いて説明する。図9は、送風機部26側に逆流しようとしている凝縮水が、空調ケース12の底面120に形成された逆流防止リブ126eに堰き止められている状態を示した図である。図10は、図9に示した凝縮水および逆流防止リブ126eを示した右側面図である。図11は、図9に示した凝縮水および逆流防止リブ126eを示した下面図である。
図9に示すように、逆流防止リブ126eは、空調ケース12の幅方向に対して傾斜角度θ=cで傾斜するように形成されている。このように、逆流防止リブ126eが空調ケース12の幅方向に対して傾斜角度θ=cを有することにより、急ブレーキ時における逆流防止リブ126eに堰き止められる凝縮水Wの水面は水平ではなく、図10に示すように、空調ケース12の幅方向の他端側が高く、空調ケース12の幅方向の中心側が低くなる。ここで、水平面に対する凝縮水Wの水面の傾斜角はθ=dと表すことができる。
したがって、逆流防止リブ126eの高さは、空調ケース12の幅方向の他端側の端部から空調ケース12の幅方向の中心側の端部にかけて傾斜角θ=dで低くなるように形成されている。このように、空調ケース12の幅方向の中心側の部分をより低くすることができるので、空調ケース12内を流れる空気の通風抵抗をより低減することができる。
また、図9に示したように、また、逆流防止リブ126eは、空調ケース12の幅方向に対して傾斜角度θ=cを有している。具体的には、逆流防止リブ126eは、凝縮水をドレンポート129側に導くために、空調ケース12の幅方向の端部側より空調ケース12の幅方向中央部がドレンポート129側に配置されるよう傾斜して設けられている。例えば、車両旋回後に、凝縮水は空調ケース12の幅方向に対して形成された逆流防止リブ126eに沿ってドレンポート129側に落ちていく。
また、図11に示すように、空調ケース12の底面120は、水平面に対して傾斜角θ=aを有している。また、所定の減速度で急ブレーキ操作を行った場合における逆流防止リブ126eに堰き止められる凝縮水Wの水面は、空調ケース12の底面120に対して空調ケース12内を流れる空気の空気流れ下流側の端部が空気流れ上流側の端部よりも低くなる。ここで、空調ケース12の底面120に対する凝縮水Wの水面の傾斜角はθ=bと表すことができる。
すなわち、所定の減速度で急ブレーキ操作を行った場合における逆流防止リブ126eに堰き止められる凝縮水Wの水面は、水平面に対して傾斜角θ=a+bを有する。
したがって、逆流防止リブ126eの高さは、水平面に対し、空調ケース12内を流れる空気の空気流れ上流側の端部から空気流れ下流側の端部にかけて傾斜角θ=a+bで低くなるように形成されている。これにより、所定の減速度で急ブレーキ操作を行った場合に、逆流防止リブ126eにより凝縮水Wを最大限堰き止めることができ、さらに、空調ケース12内を流れる空気の通風抵抗をより低減することもできる。
このように、逆流防止リブ126eは、空調ケース12内を流れる空気の空気流れ上流側の端部から空気流れ下流側の端部にかけて高さをより低くすることができる。したがって、上記した構成によれば、空調ケース12の底面120のうち送風機部26との境界部Sからドレンポート129に至る凝縮水の排水経路は、ドレンポート129に近付くにつれて下方に傾斜している。ここで、空調ケース12の底面120のうち空調ケース12内を流れる空気の主流方向と直交する方向を空調ケース12の幅方向とする。すると、空調ケース12の幅方向に対して交差する方向に延びるように、空調ケース12の底面120に逆流防止リブ126a〜126iが立設されている。また、逆流防止リブ126a〜126iは、凝縮水をドレンポート129に導くとともに、凝縮水の送風機部26側への逆流を防止するよう形成されている。したがって、凝縮水の排水性の確保と送風機部側への凝縮水の逆流防止を両立することができる。また、逆流防止リブは、空調ケースの底面のうち送風機部との境界部からコア部の空調ケース内を流れる空気の空気流れ上流側の面の下端を結ぶ線より下方に形成されているので、車室内に吹き出される空気の風量を確保することもできる。
また、逆流防止リブ126a〜126iは、空調ケース12内を流れる空気の空気流れ下流側の部位が、空調ケース12内を流れる空気の空気流れ上流側の部位よりも低くなっている。
これによれば、送風機部26側に逆流しようとする凝縮水の貯水量を確保しつつ、空調ケース12内を流れる空気の通風抵抗をより低減することができる。
また、逆流防止リブ126a〜126iは、空調ケースの幅方向の端部側の部位が、空調ケースの幅方向の中心側の部位よりも高くなっているリブ126a、126b、126d、126e、126h、126iを有している。
これによれば、送風機部26側に逆流しようとする凝縮水の貯水量を確保しつつ、空調ケース12内を流れる空気の通風抵抗をより低減することができる。
また、逆流防止リブ126a〜126iは、排水経路において送風機部26側に逆流する凝縮水を溜める複数の堰D11〜D14、D21〜D24を多段に構成する。複数の堰D11〜D14、D21〜D24の間には、該複数の堰D11〜D14、D21〜D24のうちドレンポート129側の堰から送風機部26側の堰へと順次送風機部26側に逆流する凝縮水を導く隙間が形成されている。
これによれば、全ての堰D11〜D14、D21〜D24に凝縮水を貯水して凝縮水の逆流を防止することが可能である。
また、逆流防止リブ126f、126gは、複数の堰D11〜D14、D21〜D24のうちドレンポート129側の堰から送風機部26側の堰へと順次送風機部26側に逆流する凝縮水を導く案内リブである。
これによれば、逆流防止リブ126f、126gにより、ドレンポート129側の堰から送風機部26側の堰へと順次送風機部26側に逆流する凝縮水を導くことができる。
また、蒸発器16は、コア部161の底面部分を構成する第2ヘッダタンク部163を有する。また、第2ヘッダタンク部163がコア部161よりも空気流れ下流側に傾斜して配置される。また、コア部161の空調ケース12内を流れる空気の空気流れ上流側の面を上方向から下方向に向けて空調ケース12の底面120に投影した投影領域において、排水経路は、ドレンポート129に近付くにつれて下方に傾斜している。また、逆流防止リブ126a〜126iは、投影領域において空調ケース12内を流れる空気の空気流れ上流側から空気の空気流れ下流側に向かって複数段形成されている。
これによれば、蒸発器16は、コア部161の底面部分を構成する第2ヘッダタンク部163を有し、第2ヘッダタンク部163がコア部161よりも空気流れ下流側に傾斜して配置される。したがって、空調ケース12の上下幅を薄くでき車室内の空間を広くすることができる。また、排水経路は、ドレンポート129に近付くにつれて下方に傾斜しており、逆流防止リブ126a〜126iは、投影領域において空調ケース12内を流れる空気の空気流れ上流側から空気の空気流れ下流側に向かって複数段形成されているので、より確実に送風機部26側への凝縮水の逆流を防止することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る車両用空調ユニット10について図12を用いて説明する。本実施形態の車両用空調ユニット10は、上記第1実施形態の車両用空調ユニット10と比較して、空調ケース12の底面120のうち複数の堰D11〜D14、D21〜D24と対応する位置に凹部12a、12bが形成されている点が異なる。
凹部12aは、逆流防止リブ126eと逆流防止リブ126iに挟まれた堰D22に対応する位置に形成されている。凹部12bは、逆流防止リブ126iと空気流入防止リブ127に挟まれた堰D22に対応する位置に形成されている。凹部12aおよび凹部12bの底面は、それぞれ車両の姿勢が傾斜していない状態ときに水平となるよう構成されている。
上記したように、空調ケース12の底面120のうち複数の堰D11〜D14、D21〜D24と対応する位置に凹部12a、12bが形成されているので、送風機部26側に逆流する凝縮水の貯水能力を向上することができる。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
さらに、空調ケース12の底面120のうち複数の堰と対応する位置には、凹部12a、12bが形成されているので、より多くの凝縮水を貯水することができ、より確実に凝縮水の逆流を防止することが可能である。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る車両用空調ユニット10について図13を用いて説明する。上記各実施形態の空調ケース12の逆流防止リブ126a〜126iは、断面矩形形状を成している。これに対し、図13に示すように、本実施形態の空調ケース12の逆流防止リブ126a〜126iは、頂部における空調ケース12内を流れる空気の空気流れ上流側の角部がR形状となっている。
上記したように、逆流防止リブ126a〜126iは、頂部における空調ケース12内を流れる空気の空気流れ上流側の角部がR形状となっているので、空調ケース12内を流れる空気の風切り音を低減することが可能である。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
また、逆流防止リブ126a〜126iの頂部は、空調ケース12内を流れる空気の空気流れ上流側の角部がR形状となっているので、空調ケース12内を流れる空気の風切り音を低減することが可能である。
(他の実施形態)
(1)上記各実施形態では、空調ケース12の底面に対して蒸発器16を傾斜させて設けたが、空調ケース12の底面に対して蒸発器16を直立させて設けるようにしてもよい。
(2)上記第3実施形態の逆流防止リブ126a〜126iの頂部は、空調ケース12内を流れる空気の空気流れ上流側の角部をR形状としたが、直線状に面取りされた形状等、面取りされた形状としてもよい。さらに、逆流防止リブ126a〜126iの頂部における空調ケース12内を流れる空気の空気流れ下流側の角部を面取りされた形状としてもよい。
(3)上記各実施形態では、逆流防止リブ126a〜126iにおける、空調ケース内を流れる空気の空気流れ下流側の部位が、空調ケース内を流れる空気の空気流れ上流側の部位よりも低くなるようにした。ただし、逆流防止リブ126a〜126iにおける、空調ケース内を流れる空気の空気流れ下流側の部位が、空調ケース内を流れる空気の空気流れ上流側の部位よりも高くなるようにしてもよい。
なお、本開示は上記した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、車室内のセンターコンソールに設置される車両用空調ユニットであって、車室内に向けて空気を流す空気通路を形成する空調ケースを備える。さらに、空気通路へ空気を送風する送風機部と、空調ケース内に配置されて、空調ケース内を流れる空気を冷却するコア部を有する冷却器と、空調ケースの底面に形成され、冷却器で生じた凝縮水を空調ケース外へ排出する排水口と、を備える。空調ケースの底面のうち送風機部との境界部から排水口に至る凝縮水の排水経路は、排水口に近付くにつれて下方に傾斜している。さらに、空調ケースの幅方向に対して交差する方向に延びるように、空調ケースの底面に立設され、凝縮水を排水口に導くとともに、凝縮水の送風機部側への逆流を防止する逆流防止リブが形成されている。そして、逆流防止リブは、空調ケースの底面のうち送風機部との境界部からコア部の空調ケース内を流れる空気の空気流れ上流側の面の下端を結ぶ線より下方に形成されている。
第2の観点によれば、逆流防止リブは、空調ケースの幅方向の中心側の部位が、空調ケースの幅方向の端部側の部位よりも低くなっているリブを有している。これによれば、送風機部側に逆流しようとする凝縮水の貯水量を確保しつつ、空調ケース内を流れる空気の通風抵抗をより低減することができる。
第3の観点によれば、逆流防止リブは、空調ケースの幅方向の中心側の部位が、空調ケースの幅方向の端部側の部位よりも低くなっているリブを有している。これによれば、送風機部側に逆流しようとする凝縮水の貯水量を確保しつつ、空調ケース内を流れる空気の通風抵抗をより低減することができる。
第4の観点によれば、逆流防止リブは、排水経路において送風機部側に逆流する凝縮水を溜める複数の堰を多段に構成している。また、複数の堰の間には、該複数の堰のうち排水口側の堰から送風機部側の堰へと順次、送風機部側に逆流する凝縮水を導く隙間が形成されている。これによれば、全ての堰に凝縮水を貯水して凝縮水の逆流を防止することが可能である。
第5の観点によれば、逆流防止リブは、複数の堰のうち排水口側の堰から送風機部側の堰へと順次、送風機部側に逆流する凝縮水を導く案内リブを有している。これによれば、案内リブにより、排水口側の堰から送風機部側の堰へと順次、送風機部側に逆流する凝縮水を導くことができる。
第6の観点によれば、空調ケースの底面のうち複数の堰と対応する位置には、凹部が形成されている、これによれば、より多くの凝縮水を凹部に溜めることができ、送風機部側に逆流する凝縮水の貯水能力を向上することができる。
第7の観点によれば、逆流防止リブの頂部は、空調ケース内を流れる空気の空気流れ上流側の角部が面取りされた形状となっている。これによれば、空調ケース12内を流れる空気が逆流防止リブに当たったときの風切り音を低減することが可能である。
第8の観点によれば、冷却器は、コア部の底面部分を構成する底面部を有し、底面部がコア部よりも空気流れ下流側に傾斜して配置されている。そして、コア部の空調ケース内を流れる空気の空気流れ上流側の面を上方向から下方向に向けて空調ケースの底面に投影した投影領域において、排水経路は、排水口に近付くにつれて下方に傾斜している。さらに、逆流防止リブは、投影領域において空調ケース内を流れる空気の空気流れ上流側から空気の空気流れ下流側に向かって複数段形成されている。
これによれば、冷却器は、底面部がコア部よりも空気流れ下流側に傾斜して配置されているので、空調ケースの上下幅を薄くでき車室内の空間を広くすることができる。また、排水経路は、排水口に近付くにつれて下方に傾斜している。また、逆流防止リブは、投影領域において空調ケース内を流れる空気の空気流れ上流側から空気の空気流れ下流側に向かって複数段形成されている。したがって、凝縮水の排水性を確保するとともに、より確実に送風機部側への凝縮水の逆流を防止することができる。

Claims (9)

  1. 車室内のセンターコンソールに設置される車両用空調ユニットであって、
    前記車室内に向けて空気を流す空気通路を形成する空調ケース(12)と、
    前記空気通路へ前記空気を送風する送風機部(26)と、
    前記空調ケース内に配置されて、前記空調ケース内を流れる前記空気を冷却するコア部(161)を有する冷却器(16)と、
    前記空調ケースの底面(120)に形成され、前記冷却器で生じた凝縮水を前記空調ケース外へ排出する排水口(129)と、を備え、
    前記空調ケースの底面のうち前記送風機部との境界部(S)から前記排水口に至る前記凝縮水の排水経路は、前記排水口に近付くにつれて下方に傾斜しており、
    前記空調ケースの底面のうち前記空調ケース内を流れる前記空気の主流方向と直交する方向を前記空調ケースの幅方向として、前記空調ケースの幅方向に対して交差する方向に延びるように、前記空調ケースの底面に立設され、前記凝縮水を前記排水口に導くとともに、前記凝縮水の前記送風機部側への逆流を防止する逆流防止リブ(126a〜126i)が形成されており、
    前記逆流防止リブは、前記空調ケースの底面のうち前記送風機部との前記境界部から前記コア部の前記空調ケース内を流れる前記空気の空気流れ上流側の面の下端を結ぶ線より下方に形成されており、
    前記逆流防止リブは、前記空調ケースの幅方向の中心側の部位が、前記空調ケースの幅方向の端部側の部位よりも低くなっているリブ(126a、126b、126d、126e、126h、126i)を有している、車両用空調ユニット。
  2. 前記逆流防止リブは、前記空調ケース内を流れる前記空気の空気流れ下流側の部位が、前記空調ケース内を流れる前記空気の空気流れ上流側の部位よりも低くなっている請求項1に記載の車両用空調ユニット。
  3. 車室内のセンターコンソールに設置される車両用空調ユニットであって、
    前記車室内に向けて空気を流す空気通路を形成する空調ケース(12)と、
    前記空気通路へ前記空気を送風する送風機部(26)と、
    前記空調ケース内に配置されて、前記空調ケース内を流れる前記空気を冷却するコア部(161)を有する冷却器(16)と、
    前記空調ケースの底面(120)に形成され、前記冷却器で生じた凝縮水を前記空調ケース外へ排出する排水口(129)と、を備え、
    前記空調ケースの底面のうち前記送風機部との境界部(S)から前記排水口に至る前記凝縮水の排水経路は、前記排水口に近付くにつれて下方に傾斜しており、
    前記空調ケースの底面のうち前記空調ケース内を流れる前記空気の主流方向と直交する方向を前記空調ケースの幅方向として、前記空調ケースの幅方向に対して交差する方向に延びるように、前記空調ケースの底面に立設され、前記凝縮水を前記排水口に導くとともに、前記凝縮水の前記送風機部側への逆流を防止する逆流防止リブ(126a〜126i)が形成されており、
    前記逆流防止リブは、前記空調ケースの底面のうち前記送風機部との前記境界部から前記コア部の前記空調ケース内を流れる前記空気の空気流れ上流側の面の下端を結ぶ線より下方に形成されており、
    前記逆流防止リブは、前記排水経路において前記送風機部側に逆流する前記凝縮水を溜める複数の堰(D11〜D14、D21〜D24)を多段に構成し、
    前記複数の堰の間には、該複数の堰のうち前記排水口側の堰から前記送風機部側の堰へと順次、前記送風機部側に逆流する前記凝縮水を導く隙間が形成されている、車両用空調ユニット。
  4. 前記逆流防止リブは、前記複数の堰のうち前記排水口側の堰から前記送風機部側の堰へと順次、前記送風機部側に逆流する前記凝縮水を導く案内リブ(126f、126g)を有している請求項に記載の車両用空調ユニット。
  5. 前記空調ケースの底面のうち前記複数の堰と対応する位置には、凹部が形成されている請求項3または4に記載の車両用空調ユニット。
  6. 前記逆流防止リブの頂部は、前記空調ケース内を流れる前記空気の空気流れ上流側の角部が面取りされた形状となっている請求項1ないしのいずれか1つに記載の車両用空調ユニット。
  7. 車室内のセンターコンソールに設置される車両用空調ユニットであって、
    前記車室内に向けて空気を流す空気通路を形成する空調ケース(12)と、
    前記空気通路へ前記空気を送風する送風機部(26)と、
    前記空調ケース内に配置されて、前記空調ケース内を流れる前記空気を冷却するコア部(161)を有する冷却器(16)と、
    前記空調ケースの底面(120)に形成され、前記冷却器で生じた凝縮水を前記空調ケース外へ排出する排水口(129)と、を備え、
    前記空調ケースの底面のうち前記送風機部との境界部(S)から前記排水口に至る前記凝縮水の排水経路は、前記排水口に近付くにつれて下方に傾斜しており、
    前記空調ケースの底面のうち前記空調ケース内を流れる前記空気の主流方向と直交する方向を前記空調ケースの幅方向として、前記空調ケースの幅方向に対して交差する方向に延びるように、前記空調ケースの底面に立設され、前記凝縮水を前記排水口に導くとともに、前記凝縮水の前記送風機部側への逆流を防止する逆流防止リブ(126a〜126i)が形成されており、
    前記逆流防止リブは、前記空調ケースの底面のうち前記送風機部との前記境界部から前記コア部の前記空調ケース内を流れる前記空気の空気流れ上流側の面の下端を結ぶ線より下方に形成されており、
    前記逆流防止リブの頂部は、前記空調ケース内を流れる前記空気の空気流れ上流側の角部が面取りされた形状となっている、車両用空調ユニット。
  8. 前記冷却器は、前記コア部の底面部分を構成する底面部(163)を有し、前記底面部が前記コア部よりも前記空気流れ下流側に傾斜して配置され、
    前記コア部の前記空調ケース内を流れる前記空気の空気流れ上流側の面を上方向から下方向に向けて前記空調ケースの底面に投影した投影領域において、前記排水経路は、前記排水口に近付くにつれて下方に傾斜しており、
    前記逆流防止リブは、前記投影領域において前記空調ケース内を流れる前記空気の空気流れ上流側から前記空気の空気流れ下流側に向かって複数段形成されている請求項1ないし7のいずれか1つに記載の車両用空調ユニット。
  9. 車室内のセンターコンソールに設置される車両用空調ユニットであって、
    前記車室内に向けて空気を流す空気通路を形成する空調ケース(12)と、
    前記空気通路へ前記空気を送風する送風機部(26)と、
    前記空調ケース内に配置されて、前記空調ケース内を流れる前記空気を冷却するコア部(161)を有する冷却器(16)と、
    前記空調ケースの底面(120)に形成され、前記冷却器で生じた凝縮水を前記空調ケース外へ排出する排水口(129)と、を備え、
    前記空調ケースの底面のうち前記送風機部との境界部(S)から前記排水口に至る前記凝縮水の排水経路は、前記排水口に近付くにつれて下方に傾斜しており、
    前記空調ケースの底面のうち前記空調ケース内を流れる前記空気の主流方向と直交する方向を前記空調ケースの幅方向として、前記空調ケースの幅方向に対して交差する方向に延びるように、前記空調ケースの底面に立設され、前記凝縮水を前記排水口に導くとともに、前記凝縮水の前記送風機部側への逆流を防止する逆流防止リブ(126a〜126i)が形成されており、
    前記逆流防止リブは、前記空調ケースの底面のうち前記送風機部との前記境界部から前記コア部の前記空調ケース内を流れる前記空気の空気流れ上流側の面の下端を結ぶ線より下方に形成されており、
    前記冷却器は、前記コア部の底面部分を構成する底面部(163)を有し、前記底面部が前記コア部よりも前記空気流れ下流側に傾斜して配置され、
    前記コア部の前記空調ケース内を流れる前記空気の空気流れ上流側の面を上方向から下方向に向けて前記空調ケースの底面に投影した投影領域において、前記排水経路は、前記排水口に近付くにつれて下方に傾斜しており、
    前記逆流防止リブは、前記投影領域において前記空調ケース内を流れる前記空気の空気流れ上流側から前記空気の空気流れ下流側に向かって複数段形成されている、車両用空調ユニット。
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