JP6304164B2 - 加湿装置 - Google Patents

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Description

本発明は、室内に対して加湿空気を提供する加湿装置に関する。
特許文献1は、車室内の乗員に対して加湿された空気を供給する加湿装置の一形態を開示している。この加湿装置は、除湿空気を送風する場合には、一対のブロアを運転し、吸入口から車室内空気を吸入し一対の吸着材に通過させる。各吸着材を通過する空気は、吸着材によって水分を吸着されて除湿空気となる。除湿空気は、切替ダンパによって第一吹出口と第二吹出口へ案内されて、第一吹出口からフロントウィンドへ向けて吹き出されるとともに、第二吹出口から乗員に向けて吹き出される。
加湿装置は、加湿空気を送風する場合には、一方のヒータのみと一対のブロアを運転し、吸入口から車室内空気を吸入し一対の吸着材に通過させる。一方の吸着材は、ヒータにより加熱されて吸着していた水分を通過する空気に対して放出する。したがって、一方の吸着材を通過する空気は、吸着材から放出された水分を含んだ加湿空気となる。この加湿空気は、切替ダンパによって第二吹出口へ案内されて、第二吹出口から乗員に向けて吹き出される。また、他方の吸着材はヒータにより加熱されていないので、他方の吸着材を通過する空気は、吸着材によって水分を吸着されて除湿空気となる。この除湿空気は、切替ダンパによって第一吹出口へ案内されて、第一吹出口からフロントウィンドへ向けて吹き出される。
特開2008−254638号公報
例えば、加湿が必要となる冬期には、車室内が暖房されるため、車室内空気は相対湿度が低下して乾燥することになる。特許文献1の装置は、車室内空気を取り入れて空気中の水分を回収してその後の加湿空気の供給時に用いる、いわゆるデシカント方式であるため、加湿に必要な水分を回収することができず、十分な加湿能力を確保できないという問題がある。
本発明は、前述の問題点に鑑みてなされたものであり、車室内暖房による加湿能力低下の抑制を図る加湿装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲及びこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示された発明のひとつは、空気中の水分を吸着した吸着材から、脱離させた水分によって加湿した加湿空気を車室内(R)に供給する車両用の加湿装置(1,201)に係る発明であって、吸着材を有し、通過する空気に含まれる水分を吸着材に吸着したり、吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離したりする吸着材モジュール(4)と、吸着材モジュールに対して当該通過する空気を送風する送風(2)と、吸着材モジュール及び送風部を収容し、車両天板(11)と車室内の天井内装部材(12)との間に区画形成された天井内空間に設けられる装置ケース(6)と、を備え、
送風は、吸着材に空気中の水分を吸着させる吸着時には、天井内空間(13)の空気を装置ケースに設けられた吸着時吸入口部(62)から取り込み、当該空気を吸着材モジュールに対して送風して吸着材で水分を吸着させ
送風部は、吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離する脱離時には、天井内空間の空気を取り込み、当該空気を吸着材モジュールに対して送風し、
天井内装部材には、天井内空間と車室内とを連通させる連通開口部(122)が設けられ、
装置ケースには、脱離時に天井内空間の空気が装置ケースの内部に取り込まれる脱離時吸入口部(61)が設けられ、
連通開口部は、吸着時吸入口部よりも、脱離時吸入口部に近い位置に設けられることを特徴とする。
この発明によれば、吸着時に、車両天板と車室内の天井内装部材との間に区画形成された天井内空間の空気に含まれる水分を吸着材で吸着するため、暖房によって相対湿度が低くなった車室内の空気よりも暖房の影響が少ない空気から水分を回収できる。これにより、暖房された車室内の空気から水分を回収するよりも、水分回収効率を高めた吸着を実施することができ、次の脱離時に加湿能力を確保した加湿空気を提供できる。したがって、この発明によれば、車室内暖房による加湿能力低下の抑制が図れる加湿装置を提供できる。
開示された発明のひとつは、空気中の水分を吸着した吸着材から、脱離させた水分によって加湿した加湿空気を車室内(R)に供給する車両用の加湿装置(101)であって、吸着材を有し、通過する空気に含まれる水分を吸着材に吸着したり、吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離したりする吸着材モジュール(4)と、吸着材モジュールに対して通過する空気を送風する送風部(2)と、吸着時に吸着材で水分が吸着された後の空気を、車両天板(11)と車室内の天井内装部材(12)との間に区画形成された天井内空間(13)に排出する吸着時排出口部(61)と、を備え、
吸着時排出口部は、吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離する脱離時に、加湿空気が車室内に向けて吹き出される車室内吹出口部(121)とは加湿装置において反対側に設けられ、
送風部は吸着時排出口部に隣接する位置に設けられ、
送風部は、吸着時には、天井内空間(13)内の空気を取り込み、当該空気を吸着材モジュールに対して送風して吸着材で当該空気中の水分を吸着させることを特徴とする。
示された発明のひとつは、空気中の水分を吸着した吸着材から、脱離させた水分によって加湿した加湿空気を加湿対象空間(R)に供給する車両用の加湿装置(101)であって、吸着材を有し、通過する空気に含まれる水分を吸着材に吸着したり、吸着材に吸着されている水分を、通過する空気に対して脱離したりする吸着材モジュール(4)と、吸着材モジュールに対して当該通過する空気を送風する送風(2)と、吸着時に吸着材で水分が吸着された後の空気を、車両天板(11)と車室内の天井内装部材(12)との間に区画形成された天井内空間(13)に排出する吸着時排出口部(61)と、
を備え、
吸着時排出口部は、吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離する脱離時に、加湿空気が車室内に向けて吹き出される車室内吹出口部(121)とは加湿装置において反対側に設けられ、
送風部は吸着時排出口部に隣接する位置に設けられ、
送風は、吸着時には、車両外部の空気を取り込み吸着材モジュールに対して送風して吸着材で水分を吸着させることを特徴とする。
この発明によれば、吸着時に、車両外部の空気に含まれる水分を吸着材で吸着するため、暖房によって相対湿度が低くなった車室内の空気よりも暖房の影響が少ない空気から水分を回収できる。これにより、暖房された車室内の空気から水分を回収するよりも、外気からの水分回収効率を高めた吸着を実施することができ、次の脱離時に加湿能力を確保した加湿空気を提供できる。したがって、この発明によっても、車室内暖房による加湿能力低下の抑制が図れる加湿装置を提供できる。
開示された発明のひとつは、車両天板(11)と車室内(R)の天井内装部材(12)との間に区画形成された天井内空間(13)に設けられ、空気中の水分を吸着した吸着材から脱離させた水分によって加湿した加湿空気を車室内に供給する車両用の加湿装置(1,201)であって、吸着材を有し、通過する空気に含まれる水分を吸着材に吸着したり、吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離したりする吸着材モジュール(4)と、吸着材モジュールに対して空気を送風する送風部(2)と、吸着材モジュール及び送風部を収容し、天井内空間に設けられる装置ケース(6)と、を備え、
送風部は、吸着材に空気中の水分を吸着させる吸着時には、装置ケースに設けられた吸着時吸入口部(62)から天井内空間の空気を取り込み、当該空気を吸着材モジュールに対して送風して吸着材で当該空気中の水分を吸着させ、
吸着時吸入口部には、切替部材(7,107A,107B,207)が設けられており、切替部材は、吸着時には、天井内空間への空気の取り込みを可能とし、吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離する脱離時には、車室内に吸着材モジュールを通過した空気を供給することを特徴とする。
開示された発明のひとつは、車両天板(11)と車室内(R)の天井内装部材(12)との間に区画形成された天井内空間(13)に設けられ、空気中の水分を吸着した吸着材から脱離させた水分によって加湿した加湿空気を車室内に供給する車両用の加湿装置(1,201)であって、吸着材を有し、通過する空気に含まれる水分を吸着材に吸着したり、吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離したりする吸着材モジュール(4)と、吸着材モジュールに対して空気を送風する送風部(2)と、吸着材モジュール及び送風部を収容し、天井内空間に設けられる装置ケース(6)と、を備え、
送風部は、吸着材に空気中の水分を吸着させる吸着時には、天井内空間の空気を取り込み、当該空気を吸着材モジュールに対して送風して、吸着材で当該空気中の水分を吸着させた後の空気を天井内空間に排出し、吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離する脱離時には、天井内空間の空気を取り込み、当該空気を吸着材モジュールに対して送風し、装置ケースに設けられた吸着時吸入口部には、切替部材(7,107A,107B,207)が設けられており、切替部材は、吸着時には、天井内空間への空気の取り込みを可能とし、脱離時には、車室内に吸着材モジュールを通過した空気を供給することを特徴とする。
開示された発明のひとつは、車両天板(11)と車室内(R)の天井内装部材(12)との間に区画形成された天井内空間(13)に設けられ、空気中の水分を吸着した吸着材から脱離させた水分によって加湿した加湿空気を車室内に供給する車両用の加湿装置(1,201)であって、吸着材を有し、通過する空気に含まれる水分を吸着材に吸着したり、吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離したりする吸着材モジュール(4)と、吸着材モジュールに対して空気を送風する送風部(2)と、吸着材モジュール及び送風部を収容し、天井内空間に設けられる装置ケース(6)と、天井内装部材に設けられ、天井内空間と車室内とを連通させる連通開口部(122)と、装置ケースに設けられ、吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離する脱離時において、送風部による天井内空間への空気の取り込みと吸着材モジュールに対する当該空気の送風とを可能とする脱離時吸入口部(61)と、を備え、
送風部は、吸着材に空気中の水分を吸着させる吸着時には、装置ケースに設けられた吸着時吸入口部(62)から天井内空間の空気を取り込み、当該空気を吸着材モジュールに対して送風して吸着材で当該空気中の水分を吸着させ、連通開口部と脱離時吸入口部との間の距離は、連通開口部と吸着時吸入口部との間の距離よりも短くなっていることを特徴とする。
開示された発明のひとつは、車両天板(11)と車室内(R)の天井内装部材(12)との間に区画形成された天井内空間(13)に設けられ、空気中の水分を吸着した吸着材から脱離させた水分によって加湿した加湿空気を車室内に供給する車両用の加湿装置(1,201)であって、吸着材を有し、通過する空気に含まれる水分を吸着材に吸着したり、吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離したりする吸着材モジュール(4)と、吸着材に空気中の水分を吸着させる吸着時には、天井内空間の空気を取り込み、当該空気を吸着材モジュールに対して送風して、吸着材で当該空気中の水分を吸着させる送風部(2)と、を備え
着時に、吸着材で水分が吸着された後の空気を天井内空間に排出する吸着時排出口部(61)と、吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離する脱離時に、加湿空気を車室内に向けて吹き出す車室内吹出口部(121)と間に加湿装置が設けられていることを特徴とする。
開示された発明のひとつは、車両天板(11)と車室内(R)の天井内装部材(12)との間に区画形成された天井内空間(13)に設けられ、空気中の水分を吸着した吸着材から脱離させた水分によって加湿した加湿空気を加湿対象空間(R)に供給する車両用の加湿装置(101)であって、吸着材を有し、通過する空気に含まれる水分を吸着材に吸着したり、吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離したりする吸着材モジュール(4)と、吸着材に空気中の水分を吸着させる吸着時には、車両の外部の空気を取り込み、当該空気を吸着材モジュールに対して送風して、吸着材で当該空気中の水分を吸着させる送風部(2)と、を備え
着時に、吸着材で水分が吸着された後の空気を天井内空間に排出する吸着時排出口部(61)と、吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離する脱離時に、加湿空気を車室内に向けて吹き出す車室内吹出口部(121)と間に加湿装置が設けられていることを特徴とする。
開示された発明のひとつは、空気中の水分を吸着した吸着材から、脱離させた水分によって加湿した加湿空気を車室内(R)に供給する車両用の加湿装置(1,201)であって、吸着材を有し、通過する空気に含まれる水分を吸着材に吸着したり、吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離したりする吸着材モジュール(4)と、吸着材モジュールに対して通過する空気を送風する送風部(2)と、吸着材モジュール及び送風部を収容し、車両天板(11)と車室内(R)の天井内装部材(12)との間に区画形成された天井内空間に設けられる装置ケース(6)と、を備え、
送風部は、吸着材に空気中の水分を吸着させる吸着時には、天井内空間(13)内の空気を装置ケースに設けられた吸着時吸入口部(62)から取り込み、当該空気を吸着材モジュールに対して送風して、吸着材で当該空気中の水分を吸着させ、吸着時吸入口部には、切替部材(7,107A,107B,207)が設けられており、切替部材は、吸着時には、天井内空間への空気の取り込みを可能とし、吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離する脱離時には、車室内に吸着材モジュールを通過した空気を供給することを特徴とする。
開示された発明のひとつは、空気中の水分を吸着した吸着材から、脱離させた水分によって加湿した加湿空気を車室内(R)に供給する車両用の加湿装置(1,201)であって、吸着材を有し、通過する空気に含まれる水分を吸着材に吸着したり、吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離したりする吸着材モジュール(4)と、吸着材モジュールに対して通過する空気を送風する送風部(2)と、吸着材モジュール及び送風部を収容し、天井内空間に設けられる装置ケース(6)と、を備え、
送風部は、吸着材に空気中の水分を吸着させる吸着時には、車両天板(11)と車室内(R)の天井内装部材(12)との間に区画形成された天井内空間(13)内の空気を取り込み、当該空気を吸着材モジュールに対して送風して吸着材で当該空気中の水分を吸着させた後、天井内空間に排出し、吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離する脱離時には、天井内空間の空気を取り込み吸着材モジュールに対して送風し、
装置ケースに設けられた吸着時吸入口部には、切替部材(7,107A,107B,207)が設けられており、切替部材は、吸着時には、天井内空間への空気の取り込みを可能とし、脱離時には、車室内に吸着材モジュールを通過した空気を供給することを特徴とする。
開示された発明のひとつは、空気中の水分を吸着した吸着材から脱離させた水分によって加湿した加湿空気を加湿対象空間(R)に供給する車両用の加湿装置(101)であって、吸着材を有し、通過する空気に含まれる水分を吸着材に吸着したり、吸着材に吸着されている水分を、通過する空気に対して脱離したりする吸着材モジュール(4)と、吸着材モジュールに対して通過する空気を送風する送風部(2)と、吸着材モジュール及び送風部を収容し、車両天板(11)と車室内(R)の天井内装部材(12)との間に区画形成された天井内空間に設けられる装置ケース(6)と、を備え、
送風部は、吸着材に空気中の水分を吸着させる吸着時には、車両外部の空気を取り込み、当該空気を吸着材モジュールに対して送風して、吸着材で当該空気中の水分を吸着させ、
装置ケースに設けられた吸着時吸入口部には、切替部材(7,107A,107B,207)が設けられており、切替部材は、吸着時には天井内空間への空気の取り込みを可能とし、吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離する脱離時には車室内に吸着材モジュールを通過した空気を供給することを特徴とする。
開示された発明のひとつは、車両天板(11)と車室内(R)の天井内装部材(12)との間に区画形成された天井内空間(13)に設けられ、空気中の水分を吸着した吸着材から脱離させた水分によって加湿した加湿空気を加湿対象空間(R)に供給する車両用の加湿装置(101)であって、吸着材を有し、通過する空気に含まれる水分を吸着材に吸着したり、吸着材に吸着されている水分を、通過する空気に対して脱離したりする吸着材モジュール(4)と、吸着材モジュールに対して空気を送風する送風部(2)と、吸着材モジュール及び送風部を収容し、天井内空間に設けられる装置ケース(6)と、を備え、
送風部は、吸着材に空気中の水分を吸着させる吸着時には、車両の外部の空気を取り込み、当該空気を吸着材モジュールに対して送風して、吸着材で当該空気中の水分を吸着させ、
装置ケースに設けられた吸着時吸入口部には、切替部材(7,107A,107B,207)が設けられており、切替部材は、吸着時には天井内空間への空気の取り込みを可能とし、吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離する脱離時には車室内に吸着材モジュールを通過した空気を供給することを特徴とする。
第1実施形態に係る加湿装置が車両に搭載される位置を示す概要図である。 第1実施形態の加湿装置の概要構成と脱離時の空気の流れとを示す断面図である。 第1実施形態の加湿装置の概要構成と吸着時の空気の流れとを示す断面図である。 第1実施形態の加湿装置の他の形態として、脱離時に車室内の空気を取り入れる加湿装置を示す部分断面図である。 第1実施形態の加湿装置の他の形態として、逆止弁を備える加湿装置を示す部分断面図である。 第2実施形態の加湿装置の概要構成と吸着時の空気の流れとを示す断面図である。 第3実施形態の加湿装置の概要構成と脱離時の空気の流れとを示す断面図である。 第3実施形態の加湿装置の概要構成と吸着時の空気の流れとを示す断面図である。 風向案内部材を備える第4実施形態の加湿装置を示す部分断面図である。 第5実施形態の加湿装置の概要構成と吸着時の空気の流れとを示す断面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合わせることも可能である。
(第1実施形態)
開示される加湿装置は、車室内Rの天井内装部材12の裏側に装着される装置であり、車室内Rを加湿対象空間とする装置である。以下の各実施形態では、加湿装置の一例として、図1に図示するように車両に適用した場合を説明する。したがって、各実施形態に開示する加湿装置は、車室内Rを加湿対象空間とする。さらに、加湿装置1が搭載される車両は、車室内Rの温度調整を行う車両用空調装置を備えるものでもある。
図1〜図3に示すように、加湿装置1は、車両天板11と天井内装部材12との間に区画形成された天井内空間13に設置される。天井内空間13は、天井内装部材12によって車室内Rと仕切られている。天井内空間13は、車両天板11と天井内装部材12との間に区画形成された所定の空間であるから、車室内Rに対して完全に遮断されている空間ではない。天井内空間13には、天井内空間13と車室内Rとの圧力差に応じて、部材間の隙間等を通じた多少の空気が出入りすることがある。
また、各図に記載した上下前後の各矢印は、加湿装置1を車両に搭載した状態における各方向を示している。したがって、上側、下側、前側、後側は、それぞれ、車両上方、車両下方、車両前方、車両後方である。加湿装置1は、その外殻を形成するケーシング6の内部に、送風機2、加熱装置3、吸着材モジュール4、冷却装置5等を収容して構成される。
図2に示すように、加湿装置1においては、吸着素子から水分が脱離する脱離時に空気が流れる方向A2に、送風機2、加熱装置3、吸着材モジュール4、冷却装置5の順に並ぶように設置されている。したがって、脱離時に、第1開口部61から導入された天井内空間13の空気は、加熱装置3で加熱されてから、吸着材モジュール4を通過して水分が加えられ、さらに冷却装置5で冷却された後、車室内吹出口部121から車室内Rへ吹き出される。この脱離時の空気の流れは、図2において実線の矢印で示されている。
図3に示すように、加湿装置1には、吸着素子に水分が吸着される吸着時に空気が流れる方向A1に、冷却装置5、吸着材モジュール4、加熱装置3、送風機2の順に並ぶように設置されている。したがって、吸着時に、第2開口部62から導入された天井内空間13の空気は、冷却装置5で冷却されてから、吸着材モジュール4を通過して水分を吸着材に放出し、さらに加熱装置3で加熱された後、第1開口部61から天井内空間13へ吹き出される。この吸着時の空気の流れは、図3において破線の矢印で示されている。
第1開口部61は、装置ケースであるケーシング6に形成され、脱離時に天井内空間13の空気をケーシング6内に吸入する脱離時吸入口部であり、吸着時に水分回収後の空気を天井内空間13へ排出する吸着時排出口部でもある。第2開口部62は、ケーシング6に形成され、吸着時に天井内空間13の空気をケーシング6内に吸入する吸着時吸入口部である。第1開口部61は、ケーシング6において、第2開口部62とは反対側に設けられる。例えば、第1開口部61はケーシング6において車両後方側の端部に設けられ、第2開口部62は、ケーシング6において車両前方側の端部に設けられる。この場合、送風機2は、吸着時排出口部である第1開口部61に隣接する近傍位置に設けられる。
車室内吹出口部121は、下方の車室内Rに向けて開口し、ケーシング6と天井内装部材12とを貫通する通路を構成する。車室内吹出口部121は、例えば、車室内Rの前席に着座する乗員の上方において開口するように設けられている。また、天井内装部材12において車室内吹出口部121よりも車両前方に位置する場所には、サンバイザが設けられている。車室内吹出口部121には、空気とともに運ばれる塵、埃等を捕集するフィルタが設置されることが好ましい。
第2開口部62は車室内吹出口部121に対して隣接する場所に設けられ、第2開口部62と車室内吹出口部121とは、切換用ドア7によって開放状態と閉鎖状態とに切り換えられる。切換用ドア7は、脱離時に第2開口部62を閉じるとともに車室内吹出口部121を開き、吸着時に車室内吹出口部121を閉じるとともに第2開口部62を開くように制御装置によって制御される。したがって、切換用ドア7は、ケーシング6内において冷却装置5よりも車両前方に位置してケーシング6における車両前方側の端部に設けられる。
送風機2は、他の装置よりも第1開口部61に近い位置に設置されているが、送風機2の設置位置は、この位置に限定されない。したがって、送風機2は、第1開口部61と第2開口部62との間に形成される空気通路において、任意の位置に設置することができる。
送風機2は、例えば、軸流式のファンを電動モータにて回転駆動する電動送風機であり、吸着材モジュール4に対して通過する空気を送風する送風手段を構成する。この場合、送風機2は、制御装置によって電動モータの回転方向が切り替えられることで送風空気の流れ方向を相反する向きに切り替えることができるように構成されている。また、送風機2は、制御装置から出力される制御電圧によって稼働率、すなわち回転数や送風空気量が制御される送風手段である。
例えば、制御装置が電動モータを正転させると、送風空気は、図2の実線矢印に示す方向A2のように流れる。天井内空間13の空気は、第1開口部61からケーシング6内の空気通路へ吸い込まれ、加熱装置3、吸着材モジュール4、冷却装置5の順に流れ、加湿空気となって車室内吹出口部121から車室内Rへ吹き出される。加湿空気を車室内Rに供給する加湿時は、天井内空間13の空気をケーシング6内に吸い込んで、車室内Rに吹き出すため、天井内空間13が車室内Rに対して若干負圧になる。これにより、車室内Rの空気は、車両天板11と天井内装部材12との隙間から天井内空間13に多少引き込まれることになる。
また、加湿時1回分の車室内Rへの吹出し風量が占める体積は、天井内空間13の容積よりも小さくなるように設定される。例えば、加湿時における単位時間あたりの風量が10m/時で1回の加湿が1分行われる場合、加湿時1回分の吹出し風量が占める体積は、約0.167mとなる。天井内空間13は約0.167mよりも大きな容積となるように設定される。天井内空間13の容積をこのような大きさに設定することで、1回の加湿運転において天井内空間13に引き込まれる車室内Rの空気量が天井内空間13の空気に対して小さいので、車室内Rの乾燥した空気が加湿装置に多く取り込まれてしまうことを回避できる。したがって、所望の相対湿度を有する加湿空気を車室内Rへ提供することができる。
また、吸着時吸入口部である第2開口部62は、車両天板11と天井内装部材12とが接触し得る天井内装部材12の周縁部に対して離れていることが好ましい。例えば、図2に図示するように、第2開口部62は、天井内装部材12の周縁部に対して、第2開口部62と第1開口部61との距離よりも大きな距離で離間していることが好ましい。
天井内装部材12の周縁部と車両天板11とは、天井内空間13を区画形成する物と物との継ぎ目でもある。第1開口部61が天井内装部材12の周縁部の近傍でなく離れた位置にあることにより、加湿時に天井内空間13に引き込まれた車室内Rの空気が車両天板11に接触させることができる。冬期には、例えば、外気温度が0℃、天井内空間13の空気が温度18℃、相対湿度30%であり、車室内Rの空気が温度25℃、相対湿度15%である。図2に図示するように加湿時には、天井内空間13に引き込まれた車室内Rの空気は車両天板11に接触することで冷却されるので、吸着材モジュール4に到達する前の空気の相対湿度を上げることができ、さらに加湿空気の相対湿度を高めることに貢献できる。この効果は特に外気温度が低い冬期では顕著である。
一方、制御装置が電動モータを反転させると、送風空気は、図3の破線矢印に示すように流れる。天井内空間13の空気は、第2開口部62からケーシング6内の空気通路へ吸い込まれ、冷却装置5、吸着材モジュール4、加熱装置3の順に流れ、除湿空気となって第1開口部61から天井内空間13に吹き出される。この吸着時には、天井内空間13の空気をケーシング6内に吸い込んで、水分回収後、天井内空間13に吹き出すため、天井内空間13が車室内Rに対して負圧にならない。これにより、車室内Rの空気が車両天板11と天井内装部材12との隙間から天井内空間13に引き込まれることはない。
ケーシング6は、樹脂または金属によって箱状に形成され、内部に送風機2から送風された送風空気を流通させる空気通路を形成している。ケーシング6は、車両天板11や天井内装部材12に沿って広がる薄形の直方体状に形成されている。
吸着材モジュール4は、吸着材を担持させた複数の金属製の板状部材を間隔をあけて積層配置し、板状部材の間に送風空気を通過させる通路を備えている。この実施形態の吸着材モジュール4では、このように吸着材を担持させた複数の板状部材を積層配置することで、送風空気と吸着材との接触面積を増加させることができる。吸着材モジュール4では、吸着材として、シリカゲル等の高分子吸着材、ゼラチン質の軟泥が乾燥して多面体を作ったものであるゼロライト等の吸湿材料を採用している。
加熱装置3は、ケーシング6内の空気通路を流通する空気を加熱可能な加熱手段である。加熱装置3は、空気を加熱可能な構成であれば、その加熱方法として各種の方法を採用できる。加熱装置3には、通電によって発熱する発熱体を有する装置、室内の空気よりも高温の媒体と空気とを熱交換することによって室内空気を加熱する装置を用いることができる。加熱装置3は、例えば、ニクロム線ヒータ、PTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータを有する装置、熱交換器等である。熱交換器に用いる空気よりも高温の媒体には、温水、冷媒、エンジン冷却水、車両において発熱する電子部品等の発熱体を採用することができる。
冷却装置5は、ケーシング6内の空気通路を流通する空気を冷却可能な冷却手段である。冷却装置5は、空気を冷却可能な構成であれば、その冷却方法として各種の方法を採用できる。冷却装置5には、車両天板11と熱伝導可能なヒートシンクを用いることができる。また、冷却装置5には、通電によって吸熱するペルチェ素子を有する装置、室内の空気よりも低温の媒体と空気とを熱交換することによって室内空気を冷却する装置を用いることができる。また、冷却装置5には、低温の媒体が流通する熱交換器を用いることができる。熱交換器に用いる空気よりも低温の媒体には、外気、空調空気、空調装置に用いられる冷凍サイクルを流れる冷媒等を採用することができる。
低温の媒体として外気を用いる熱交換器には、ヒートシンクがある。ヒートシンクは、伝熱性に優れる金属、例えば、アルミニウム、銅で形成された複数のフィンを有する伝熱部材である。ヒートシンクは、例えば、車両天板11に取り付けられる。ヒートシンクは、車両外部の外気の熱をケーシング6内の空気通路に伝熱する機能を果たす。ヒートシンクは、車両外部の外気とケーシング6内の空気通路を流通する送風空気とを熱交換させることができる。このヒートシンクは、外気の有する冷熱を車室内の送風空気に放冷することによって送風空気を冷却する冷却手段、または、送風空気の有する熱を外気に放熱させることによって送風空気を冷却する冷却手段を構成する。
制御装置は、CPU、ROM及びRAM等を含むマイクロコンピュータとその周辺回路から構成されており、その出力側に接続された送風機2及び切換用ドア7の作動を制御する。また、制御装置は、加熱装置3や冷却装置5による加熱作用や冷却作用を制御するものであってもよい。
制御装置の入力側には、車室内Rの空気温度を検出する内気温検出手段としての内気センサ、外気温度を検出する外気温検出手段としての外気センサ等が接続されており、これらのセンサの検出信号が入力される。さらに、制御装置の入力側には、加湿装置1を作動させる作動スイッチ等が接続されており、これらのスイッチの操作信号が入力される。
また、この制御装置は、例えば、車両用空調装置の各構成機器の作動を制御する空調用制御装置等と一体的に構成されるものでもよい。また、この制御装置は、空調用制御装置と別体で、制御対象とする装置の制御状態に関する情報を互いに通信するものであってもよい。
次に、加湿装置1の作動について説明する。加湿装置1は、例えば、車室内Rが車両用空調装置によって温度調整された状態で、乗員の操作によって作動スイッチがONされると作動する。
例えば、加湿装置1は、冬季のように比較的外気温が低く、車室内Rが乾燥しやすいときに作動させる。加湿装置1では、作動スイッチが投入されると、制御装置が送風機2の電動モータを正転させる状態及び切換用ドア7が車室内吹出口部121を開く状態と、反転させる状態及び第2開口部62を開く状態とを、例えば所定時間毎に交互に切り替える。これにより、送風空気が図2の実線矢印に示すように流れる脱離時の通風経路と、図3の破線矢印に示すように流れる吸着時の通風経路とが所定時間毎に切り替えられることになる。
脱離時には、制御装置が送風機2の電動モータを正転させ、車室内吹出口部121を開くように切換用ドア7を制御すると、天井内空間13の18℃、相対湿度30%の空気が第1開口部61を介して、ケーシング6内へ吸い込まれる。ケーシング6内の空気通路に吸い込まれた空気は、まず加熱装置3を通過するときに加熱される。この際、加熱装置3を通過後の送風空気の温度が天井内空間13の空気温度よりも所定温度、例えば、5℃程度高くなるように、制御装置が加熱装置3を一定出力で作動させる、もしくは空気の温度変化に応じて加熱装置3の出力を制御する。したがって、加熱装置3を通過後の送風空気の温度が23℃程度に上昇する。
加熱装置3を通過後の空気は、吸着材モジュール4に流入する。この際、加熱装置3を通過後の温度上昇した空気の相対湿度は、天井内空間13の空気の相対湿度よりも低下している。したがって、加熱装置3を通過後の、相対湿度が下がった送風空気を吸着材モジュール4の吸着材に接触させることで、吸着材に吸着している水分が空気に脱離しやすい状況となる。つまり、加熱装置3によって相対湿度が下げられた空気は、吸着材が保持している水分を含みやすく、吸着材モジュール4を流出後の空気は、十分に加湿された加湿空気となる。
この加湿空気は、さらに冷却装置5によって冷却されるため、加熱装置3によって温度上昇された加湿空気の温度が低下することになる。これにより、加湿空気を涼風にした状態で、車室内吹出口部121から乗員に向けて提供できる。したがって、加湿装置1によれば、脱離時に、加熱装置3による加熱によって十分に加湿された空気を、冷却装置5によって涼風にすることで、乗員の快適性を向上する加湿風を提供できる。
この脱離時には、吸着材モジュール4に供給する前の空気を加熱装置3で加熱するため、当該空気を迅速に温度上昇させることができる。さらに、空気温度が迅速に上昇したことにより、空気の相対湿度を迅速に下げることができるため、吸着材モジュール4での水分脱離が活発に行われ、吸着材モジュール4を流出後の空気の相対湿度を迅速に高めることができる。
次に吸着時には、制御装置が送風機2の電動モータを反転させ、第2開口部62を開くように切換用ドア7を制御すると、天井内空間13の18℃、相対湿度30%の空気が第2開口部62を介して、ケーシング6内へ吸い込まれる。ケーシング6内の空気通路に吸い込まれた空気は、まず冷却装置5を通過するときに冷却される。
冷却装置5を通過後の送風空気は、吸着材モジュール4に流入する。この際、冷却装置5を通過後の温度低下した空気の相対湿度は、天井内空間13の空気の相対湿度よりも上昇している。これにより、天井内空間13の空気に対して相対湿度が高まった空気を吸着材に接触させることができるので、空気の水分が吸着材に吸着しやすい状況となる。つまり、冷却装置5によって相対湿度が上げられた空気は、吸着材に水分を吸着させやすく、吸着材モジュール4を流出後の空気は、十分に除湿された除湿空気となる。さらに、吸着材モジュール4を流出した空気は、加熱装置3を通過する際に加熱され、第1開口部61から、天井内空間13に吹き出される。
この吸着時には、吸着材モジュール4に供給する前の空気を冷却装置5で冷却するため、当該空気を迅速に温度低下させることができる。さらに、空気温度が迅速に低下したことにより、空気の相対湿度を迅速に高めることができるため、吸着材モジュール4での水分吸着が活発に行われ、吸着材モジュール4を流出後の空気の相対湿度を迅速に低下させることができる。
また、加湿装置1の他の形態として、脱離時にケーシング6内に空気を取り入れるときに、車室内Rの空気を取り入れるように構成してもよい。この場合、図4に図示するように、ケーシング6において送風機2の近傍に設けられた第1開口部161は、車室内Rに向けて開口して、ケーシング6内と車室内Rとを連通させる通路を構成する。
また、加湿装置1の他の形態として、吸着時に水分回収後の空気を車室内Rに排出するように構成してもよい。
また、加湿装置1の他の形態として、切換用ドア7の代わりに、二つの逆止弁107A、逆止弁107Bを備える構成としてもよい。この場合、図5に図示するように、逆止弁107Aは、第2開口部62において、天井内空間13からケーシング6内に流入する空気の流れを許容し、ケーシング6内から天井内空間13へ流出する空気の流れを阻止する弁機能を有する。したがって、逆止弁107Aは、図5に破線で図示する形状に弾性変形して吸着時の方向A1の空気流れを許容し、図5に実線で図示する形状となることで第2開口部62を塞いで脱離時のケーシング6内から天井内空間13への空気漏れを禁止する。
さらに図5に図示するように、逆止弁107Bは、車室内吹出口部121において、ケーシング6内から車室内Rへ流出する空気の流れを許容し、車室内Rからケーシング6内に流入する空気の流れを阻止する弁機能を有する。したがって、逆止弁107Bは、図5に実線で図示する形状に弾性変形して脱離時の方向A2の空気流れを許容し、図5に破線で図示する形状となることで車室内吹出口部121を塞いで吸着時のケーシング6内から車室内Rへの空気漏れを禁止する。
次に、第1実施形態の加湿装置1がもたらす作用効果について説明する。加湿装置1は、空気中の水分を吸着した吸着材から、脱離させた水分によって加湿した加湿空気を車室内Rに供給する車両用の加湿装置である。加湿装置1は、吸着材を有し、通過する空気に含まれる水分を吸着材に吸着したり、吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離したりする吸着材モジュール4と、吸着材モジュール4に対して空気を送風する送風機2と、を備える。送風機2は、吸着時には、車両天板11と天井内装部材12との間に区画形成された天井内空間13の空気を取り込み吸着材モジュール4に対して送風して吸着材で水分を吸着させる。
この構成によれば、吸着時に、車両天板11と天井内装部材12との間に区画形成された天井内空間13の空気に含まれる水分を吸着材で吸着するため、暖房によって相対湿度が低くなった車室内Rの空気よりも暖房の影響が少ない空気から水分を回収できる。これにより、暖房された車室内Rの空気から水分を回収するよりも、水分回収効率を高めた吸着を実施することができ、次の脱離時に加湿能力を確保した加湿空気を提供できる。したがって、加湿装置1によれば、車室内暖房による加湿能力低下の抑制が図れる装置を提供できる。
また、加湿装置1のケーシング6は天井内空間13に設置される。送風機2は、吸着時には、ケーシング6に設けられた吸着時吸入口部から天井内空間13の空気を取り込み吸着材モジュール4に対して送風する。この構成によれば、加湿装置1の機能部品を収容するケーシング6が天井内空間13に収容され、ケーシング6に吸着時吸入口部が設けられるため、車室内Rへの装置の飛び出しがなく、搭載上コンパクトな加湿装置を提供できる。
また、送風機2は、吸着時には、天井内空間13の空気を吸入して吸着材で水分を吸着した後、天井内空間13に排出し、脱離時には天井内空間13の空気を取り込み吸着材モジュール4に対して送風する。
この構成によれば、吸着時に天井内空間13の空気を吸い込み水分を回収してから天井内空間13に排出するため、天井内空間13が負圧にならない。したがって、車室内Rの空気が天井内空間13に進入することを抑制でき、乾燥した車室内Rの空気が取り込まれることによって天井内空間13の空気の相対湿度が低下することを防止できる。また、脱離時に天井内空間13の空気を取り込むことにより、乾燥した車室内Rの空気が取り込まれることにより、加湿空気の相対湿度を向上させることができる。
第1開口部61は、吸着時に吸着材で水分が吸着された後の空気を天井内空間13に排出する吸着時排出口部である。吸着時排出口部は、脱離時に加湿空気が車室内Rに向けて吹き出される車室内吹出口部121とは加湿装置1において反対側に設けられる。送風機2は吸着時排出口部に隣接する位置に設けられる。この構成によれば、送風機2に隣接する吸着時排出口部は車室内吹出口部121とは離れた位置にあるため、送風機2の運転による騒音が車室内Rに漏れることを抑制できる。したがって、騒音の抑制が図れる加湿装置1を提供できる。
冷却装置5は、ケーシング6内を流通する空気と外気とを熱交換することにより、当該空気を冷却する熱交換器である。これによれば、冬季の低温である外気を冷却用の媒体として利用できるため、冷却のための動力が不要であり、省エネルギで低コストの冷却装置を構成できる。
(第2実施形態)
第2実施形態について図6を参照して説明する。第2実施形態において、第1実施形態に係る図面と同一符号を付した構成部品及び説明しない構成は、第1実施形態と同様であり、同様の作用効果を奏するものである。第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみ説明する。
第2実施形態の加湿装置101は、吸着時に天井内空間13の空気ではなく車両外部の空気をケーシング6内に取り込む点が第1実施形態と相違する。図6に示すように、加湿装置101は、車両外部に通じる第2開口部111を備える。第2開口部111は、ケーシング6と車両天板11とを貫通する通路を構成し、吸着時に車両外部の空気をケーシング6内に吸入する吸着時吸入口部である。第2開口部111は、空気とともに運ばれる塵、埃等を捕集するフィルタが設置されることが好ましい。吸着時に、第2開口部111から導入された車両外部の空気は、冷却装置5で冷却されてから、吸着材モジュール4を通過して水分を吸着材に放出し、さらに加熱装置3で加熱された後、第1開口部61から天井内空間13へ吹き出される。この吸着時の空気の流れは、図6において破線の矢印で示されている。
第2開口部111は車室内吹出口部121に対して上下方向に対向する場所に設けられ、第2開口部111と車室内吹出口部121とは、切換用ドア207によって開放状態と閉鎖状態とに切り換えられる。切換用ドア207は、脱離時に第2開口部111を閉じるとともに車室内吹出口部121を開き、吸着時に車室内吹出口部121を閉じるとともに第2開口部111を開くように制御装置によって制御される。したがって、切換用ドア207は、ケーシング6内において冷却装置5よりも車両前方に位置してケーシング6における車両前方側の端部に設けられる。
第2実施形態の加湿装置101によれば、送風機2は、吸着時には、車両外部の空気を取り込み吸着材モジュール4に対して送風して吸着材で水分を吸着させる。この構成によれば、吸着時に、車両外部の空気に含まれる水分を吸着材で吸着するため、暖房によって相対湿度が低くなった車室内Rの空気よりも暖房の影響が少ない空気から水分を回収できる。これにより、暖房された車室内Rの空気から水分を回収するよりも、外気からの水分回収効率を高めた吸着を実施することができ、次の脱離時に加湿能力を確保した加湿空気を提供できる。したがって、第2実施形態によれば、車室内暖房による加湿能力低下の抑制が図れる加湿装置101を提供できる。
(第3実施形態)
第3実施形態について図7及び図8を参照して説明する。第3実施形態において、第1実施形態に係る図面と同一符号を付した構成部品及び説明しない構成は、第1実施形態と同様であり、同様の作用効果を奏するものである。第3実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみ説明する。
第3実施形態は、天井内装部材12に、天井内空間13と車室内Rとを連通させる連通開口部122を備える点が第1実施形態と相違する。連通開口部122は、天井内装部材12を貫通するように下方の車室内Rに向けて開口し、天井内空間13と車室内Rとを連通する通路を構成する。連通開口部122は、例えば、車室内Rの後席に着座する乗員の上方において開口するように設けられている。連通開口部122には、空気とともに運ばれる塵、埃等を捕集するフィルタが設置されることが好ましい。
連通開口部122は、吸着時吸入口部である第2開口部62よりも、吸着時排出口部である第1開口部61に近い位置に設けられる。連通開口部122は、前席よりも後席寄りの位置で天井内空間13と車室内Rとを連通させている。したがって、連通開口部122は、天井内空間13においてケーシング6が設置されている側とは反対側に位置している。
図7に示すように、加湿装置1では、脱離時に、第1開口部61から導入された天井内空間13の空気は加熱装置3で加熱されてから吸着材モジュール4で水分が加えられ、さらに冷却装置5で冷却された後、車室内吹出口部121から車室内Rへ吹き出される。このとき天井内空間13の空気は、図7の実線矢印に示す方向A2のように流れるため、天井内空間13が車室内Rに対して若干負圧になる。これにより、車室内Rの空気は、連通開口部122を通じて天井内空間13に引き込まれることになる。つまり、加湿時に車室内吹出口部121を通じて車室内Rに供給された加湿空気と同じ量の車室内Rの空気が、連通開口部122を通じて天井内空間13に吸い込まれる。
図8に図示する吸着時には、天井内空間13の空気をケーシング6内に吸い込んで、水分回収後、天井内空間13に吹き出すため、天井内空間13が車室内Rに対して負圧にならない。これにより、車室内Rの空気が連通開口部122を通じて天井内空間13に引き込まれることはない。
第3実施形態によれば、天井内空間13と車室内Rとを連通させる連通開口部122を、吸着時吸入口部よりも脱離時吸入口部に近い位置に備えるため、車室内Rの空気を連通開口部122から積極的に天井内空間13に取り込むことができる。これによれば、車室内Rから天井内空間13への空気進入経路を限定することができ、加湿装置1の周囲における天井内空間13の温度及び湿度を安定した状態にすることに寄与する。
さらに連通開口部122は、天井内空間13においてケーシング6が設置されている側とは反対側に位置するため、車室内Rから天井内空間13への空気進入経路を加湿装置1から離れた場所に設定することができる。これによれば、加湿装置1の周囲における天井内空間13の温度及び湿度の状態をさらに安定させることができる。
(第4実施形態)
第4実施形態について図9を参照して説明する。第3実施形態において、第3実施形態に係る図面と同一符号を付した構成部品及び説明しない構成は、第3実施形態と同様であり、同様の作用効果を奏するものである。第4実施形態では、第3実施形態と異なる部分のみ説明する。
第4実施形態の加湿装置は、図9に示すように、連通開口部122よりも下流側に位置する天井内空間13において風向案内部材123を備える。風向案内部材123は、脱離時に連通開口部122を介して天井内空間13に取り込まれる車室内Rの空気を車両天板11に沿うように案内する機能を有する。
風向案内部材123は、車両天板11の内表面に沿うように延びる板状部材である。風向案内部材123は、図9に実線矢印で示すように、連通開口部122から流入し天井内空間13を上昇した空気を第1開口部61へ向かう方向に車両天板11に沿って流すように案内する。
第4実施形態の加湿装置によれば、前述する風向案内部材123を備えるため、車室内Rの空気を車両天板11に沿わせるように第1開口部61へ向けて流下させることができる。車両天板11は、暖房空調された車室内Rよりも低温であるので、車室内Rの空気を効率的に冷やすことができ、加湿装置の水分回収効率をさらに向上させることができる。
(第5実施形態)
第5実施形態について図10を参照して説明する。第5実施形態において、第1実施形態及び第2実施形態に係る図面と同一符号を付した構成部品及び説明しない構成は、これらの実施形態と同様であり、同様の作用効果を奏するものである。第5実施形態では、前出の第1実施形態と異なる部分のみ説明する。
第5実施形態の加湿装置201は、天井内空間13に設置されるのではなく、乗員の上方において天井内空間13を形成する天井内装部材12の下面に設置される点が第1実施形態と相違する。
図10に示すように、加湿装置201は、天井内空間13に通じる第2開口部111を備える。第2開口部111は、ケーシング106と天井内装部材12とを貫通する通路を構成し、吸着時に天井内空間13の空気をケーシング6内に吸入する吸着時吸入口部である。第2開口部111は、塵、埃等を捕集するフィルタが設置されることが好ましい。ケーシング106において送風機2の近傍に設けられた第1開口部161は、ケーシング106と天井内装部材12とを貫通する通路を構成し、水分回収後の空気を天井内空間13へ排出する吸着時排出口部である。
吸着時に、第2開口部111から導入された天井内空間13の空気は、冷却装置5で冷却されてから、吸着材モジュール4を通過して水分を吸着材に放出し、さらに加熱装置3で加熱された後、第1開口部161から天井内空間13へ吹き出される。この吸着時の空気の流れは、図10において破線の矢印で示されている。
(他の実施形態)
以上、開示された発明の好ましい実施形態について説明したが、開示された発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、種々変形して実施することが可能である。上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、開示された発明の技術的範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。開示された発明の技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
前述の実施形態では、送風機2、加熱装置3、吸着材モジュール4、冷却装置5等は、間隔をあけて配置されている。しかしながら、加湿装置1は、送風機2、加熱装置3、吸着材モジュール4、冷却装置5のうち少なくとも2つの装置を一体にした複数機能を有する装置を備える構成でもよい。
加湿装置1の内部における加熱装置3、吸着材モジュール4、冷却装置5に係る配列は、前述の実施形態で説明した形態に限定されるものではない。上下に二段並ぶ空気通路にこれらの機器が別れて配列される形態でもよい。また、加湿装置1の内部に、吸着時の空気通路と脱離時の空気通路とが上下に二段並ぶように設けられ、各通路の所定の位置に各機器が設置される形態でもよい。
前述の実施形態では、吸着材モジュール4として、吸着材を担持させた複数の金属製の板状部材を間隔を開けて積層配置することによって構成されたものを採用した例を説明したが、吸着材モジュール4は、これに限定されない。例えば、波状に折り曲げられたコルゲート板に吸着材を担持させて、このコルゲート板を間隔を開けて積層配置して構成したものを採用してもよいし、断面六角形に形成された通路を有するハニカム部材に吸着材を担持させたものを採用してもよい。
前述の第1実施形態では、制御装置が送風機2の電動モータを正転あるいは逆転させることによって、通風の向きを切り換える構成について説明したが、通風経路の切り替えはこれに限定されない。
前述の実施形態では、ファンの回転方向を反転させることで送風方向を逆向きにする送風機2を説明したが、送風方向を逆向きにする手段はこれに限定されない。例えば、送風機は、回転位置が変化するガイド部材によって、このガイド部材に案内される風向を方向A1と方向A2との相反する向きに変更可能な風向変更機能を有するように構成してもよい。
また、前述の実施形態では、加湿空気が車両の前席側に供給されるように車室内吹出口部121が前席側に位置し、連通開口部122が後席側に位置しているが、この位置関係に限定するものではない。
また、前述の実施形態では、車室内吹出口部121を車両前席に着座している乗員の上半身側に向かって開口させるように配置しているが、吹出口部の位置はこれに限定さない。
第3実施形態の連通開口部122は、第2実施形態の加湿装置101にも適用することができる。また、第3実施形態の連通開口部122は、第5実施形態の加湿装置201にも適用することができる。
1…加湿装置
2…送風機(送風手段)
4…吸着材モジュール
11…車両天板
12…天井内装部材
13…天井内空間

Claims (21)

  1. 空気中の水分を吸着した吸着材から、脱離させた水分によって加湿した加湿空気を車室内(R)に供給する車両用の加湿装置(1,201)であって、
    前記吸着材を有し、通過する空気に含まれる水分を前記吸着材に吸着したり、前記吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離したりする吸着材モジュール(4)と、
    前記吸着材モジュールに対して前記通過する空気を送風する送風部(2)と、
    前記吸着材モジュール及び前記送風部を収容し、車両天板(11)と車室内の天井内装部材(12)との間に区画形成された天井内空間に設けられる装置ケース(6)と、
    を備え、
    前記送風は、前記吸着材に空気中の水分を吸着させる吸着時には、前記天井内空間(13)の空気を前記装置ケースに設けられた吸着時吸入口部(62)から取り込み、当該空気を前記吸着材モジュールに対して送風して前記吸着材で当該空気中の水分を吸着させ
    前記送風部は、前記吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離する脱離時には、前記天井内空間の空気を取り込み、当該空気を前記吸着材モジュールに対して送風し、
    前記天井内装部材には、前記天井内空間と前記車室内とを連通させる連通開口部(122)が設けられ、
    前記装置ケースには、前記脱離時に前記天井内空間の空気が前記装置ケースの内部に取り込まれる脱離時吸入口部(61)が設けられ、
    前記連通開口部は、前記吸着時吸入口部よりも、前記脱離時吸入口部に近い位置に設けられる加湿装置。
  2. 前記連通開口部は、前記天井内空間において前記装置ケースが設置されている側とは反対側に位置する請求項1に記載の加湿装置。
  3. 前記脱離時に前記連通開口部を介して前記天井内空間に取り込まれる前記車室内の空気を前記車両天板に沿うように案内する風向案内部材(123)を備える請求項1または請求項2に記載の加湿装置。
  4. 空気中の水分を吸着した吸着材から、脱離させた水分によって加湿した加湿空気を車室内(R)に供給する車両用の加湿装置(101)であって、
    前記吸着材を有し、通過する空気に含まれる水分を前記吸着材に吸着したり、前記吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離したりする吸着材モジュール(4)と、
    前記吸着材モジュールに対して前記通過する空気を送風する送風部(2)と、
    前記吸着材に空気中の水分を吸着させる吸着時に前記吸着材で水分が吸着された後の空気を、車両天板(11)と車室内の天井内装部材(12)との間に区画形成された天井内空間(13)に排出する吸着時排出口部(61)と、
    を備え、
    前記吸着時排出口部は、前記吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離する脱離時に、前記加湿空気が前記車室内に向けて吹き出される車室内吹出口部(121)とは前記加湿装置において反対側に設けられ、
    前記送風部は前記吸着時排出口部に隣接する位置に設けられ、
    前記送風部は、前記吸着材に空気中の水分を吸着させる吸着時には、前記天井内空間(13)内の空気を取り込み、当該空気を前記吸着材モジュールに対して送風して、前記吸着材で当該空気中の水分を吸着させる加湿装置。
  5. 空気中の水分を吸着した吸着材から脱離させた水分によって加湿した加湿空気を加湿対象空間(R)に供給する車両用の加湿装置(101)であって、
    前記吸着材を有し、通過する空気に含まれる水分を前記吸着材に吸着したり、前記吸着材に吸着されている水分を、通過する空気に対して脱離したりする吸着材モジュール(4)と、
    前記吸着材モジュールに対して前記通過する空気を送風する送風部(2)と、
    前記吸着材に空気中の水分を吸着させる吸着時に前記吸着材で水分が吸着された後の空気を、車両天板(11)と車室内の天井内装部材(12)との間に区画形成された天井内空間(13)に排出する吸着時排出口部(61)と、
    を備え、
    前記吸着時排出口部は、前記吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離する脱離時に、前記加湿空気が前記車室内に向けて吹き出される車室内吹出口部(121)とは前記加湿装置において反対側に設けられ
    前記送風部は前記吸着時排出口部に隣接する位置に設けられ、
    前記送風部は、前記吸着時には、車両外部の空気を取り込み、当該空気を前記吸着材モジュールに対して送風して、前記吸着材で当該空気中の水分を吸着させる加湿装置。
  6. 車両天板(11)と車室内(R)の天井内装部材(12)との間に区画形成された天井内空間(13)に設けられ、空気中の水分を吸着した吸着材から脱離させた水分によって加湿した加湿空気を前記車室内に供給する車両用の加湿装置(1,201)であって、
    前記吸着材を有し、通過する空気に含まれる水分を前記吸着材に吸着したり、前記吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離したりする吸着材モジュール(4)と、
    前記吸着材モジュールに対して空気を送風する送風部(2)と、
    前記吸着材モジュール及び前記送風部を収容し、前記天井内空間に設けられる装置ケース(6)と、
    を備え、
    前記送風部は、前記吸着材に空気中の水分を吸着させる吸着時には、前記装置ケースに設けられた吸着時吸入口部(62)から前記天井内空間の空気を取り込み、当該空気を前記吸着材モジュールに対して送風して前記吸着材で当該空気中の水分を吸着させ、
    前記吸着時吸入口部には、切替部材(7,107A,107B,207)が設けられており、
    前記切替部材は、前記吸着時には、前記天井内空間への空気の取り込みを可能とし、前記吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離する脱離時には、前記車室内に前記吸着材モジュールを通過した空気を供給する加湿装置。
  7. 車両天板(11)と車室内(R)の天井内装部材(12)との間に区画形成された天井内空間(13)に設けられ、空気中の水分を吸着した吸着材から脱離させた水分によって加湿した加湿空気を前記車室内に供給する車両用の加湿装置(1,201)であって、
    前記吸着材を有し、通過する空気に含まれる水分を前記吸着材に吸着したり、前記吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離したりする吸着材モジュール(4)と、
    前記吸着材モジュールに対して空気を送風する送風部(2)と、
    前記吸着材モジュール及び前記送風部を収容し、前記天井内空間に設けられる装置ケース(6)と、
    を備え、
    前記送風部は、前記吸着材に空気中の水分を吸着させる吸着時には、前記天井内空間の空気を取り込み、当該空気を前記吸着材モジュールに対して送風して、前記吸着材で当該空気中の水分を吸着させた後の空気を前記天井内空間に排出し、前記吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離する脱離時には、前記天井内空間の空気を取り込み、当該空気を前記吸着材モジュールに対して送風し、
    前記装置ケースに設けられた吸着時吸入口部には、切替部材(7,107A,107B,207)が設けられており、
    前記切替部材は、前記吸着時には、前記天井内空間への空気の取り込みを可能とし、前記脱離時には、前記車室内に前記吸着材モジュールを通過した空気を供給する加湿装置。
  8. 前記切替部材は、切換用ドア(7,207)もしくは逆止弁(107A,107B)である請求項6または請求項7に記載の加湿装置。
  9. 車両天板(11)と車室内(R)の天井内装部材(12)との間に区画形成された天井内空間(13)に設けられ、空気中の水分を吸着した吸着材から脱離させた水分によって加湿した加湿空気を前記車室内に供給する車両用の加湿装置(1,201)であって、
    前記吸着材を有し、通過する空気に含まれる水分を前記吸着材に吸着したり、前記吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離したりする吸着材モジュール(4)と、
    前記吸着材モジュールに対して空気を送風する送風部(2)と、
    前記吸着材モジュール及び前記送風部を収容し、前記天井内空間に設けられる装置ケース(6)と、
    前記天井内装部材に設けられ、前記天井内空間と前記車室内とを連通させる連通開口部(122)と、
    前記装置ケースに設けられ、前記吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離する脱離時において、前記送風部による前記天井内空間への空気の取り込みと前記吸着材モジュールに対する当該空気の送風とを可能とする脱離時吸入口部(61)と、
    を備え、
    前記送風部は、前記吸着材に空気中の水分を吸着させる吸着時には、前記装置ケースに設けられた吸着時吸入口部(62)から前記天井内空間の空気を取り込み、当該空気を前記吸着材モジュールに対して送風して前記吸着材で当該空気中の水分を吸着させ、
    前記連通開口部と前記脱離時吸入口部との間の距離は、前記連通開口部と前記吸着時吸入口部との間の距離よりも短くなっている加湿装置。
  10. 前記脱離時吸入口部は、前記吸着時吸入口部と前記連通開口部との間に位置している請求項9に記載の加湿装置。
  11. 前記連通開口部の前記天井内空間側に設けられて、前記車両天板との間に隙間を有する筒状部材を備える請求項9または請求項10に記載の加湿装置。
  12. 前記筒状部材の前記車両天板側には、前記車両天板と対向するとともに、前記装置ケース側に延出する風向案内部材(123)が設けられている請求項11に記載の加湿装置。
  13. 車両天板(11)と車室内(R)の天井内装部材(12)との間に区画形成された天井内空間(13)に設けられ、空気中の水分を吸着した吸着材から脱離させた水分によって加湿した加湿空気を前記車室内に供給する車両用の加湿装置(1,201)であって、
    前記吸着材を有し、通過する空気に含まれる水分を前記吸着材に吸着したり、前記吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離したりする吸着材モジュール(4)と、
    前記吸着材に空気中の水分を吸着させる吸着時には、前記天井内空間の空気を取り込み、当該空気を前記吸着材モジュールに対して送風して、前記吸着材で当該空気中の水分を吸着させる送風部(2)と、を備え
    記吸着時に、前記吸着材で水分が吸着された後の空気を前記天井内空間に排出する吸着時排出口部(61)と、前記吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離する脱離時に、前記加湿空気を前記車室内に向けて吹き出す車室内吹出口部(121)と間に設けられている加湿装置。
  14. 車両天板(11)と車室内(R)の天井内装部材(12)との間に区画形成された天井内空間(13)に設けられ、空気中の水分を吸着した吸着材から脱離させた水分によって加湿した加湿空気を加湿対象空間(R)に供給する車両用の加湿装置(101)であって、
    前記吸着材を有し、通過する空気に含まれる水分を前記吸着材に吸着したり、前記吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離したりする吸着材モジュール(4)と、
    前記吸着材に空気中の水分を吸着させる吸着時には、車両の外部の空気を取り込み、当該空気を前記吸着材モジュールに対して送風して、前記吸着材で当該空気中の水分を吸着させる送風部(2)と、を備え
    記吸着時に、前記吸着材で水分が吸着された後の空気を前記天井内空間に排出する吸着時排出口部(61)と、前記吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離する脱離時に、前記加湿空気を前記車室内に向けて吹き出す車室内吹出口部(121)と間に設けられている加湿装置。
  15. 前記送風部と前記吸着時排出口部との間の距離が、前記送風部と前記車室内吹出口部との間の距離よりも短くなっている請求項14に記載の加湿装置。
  16. 空気中の水分を吸着した吸着材から、脱離させた水分によって加湿した加湿空気を車室内(R)に供給する車両用の加湿装置(1,201)であって、
    前記吸着材を有し、通過する空気に含まれる水分を前記吸着材に吸着したり、前記吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離したりする吸着材モジュール(4)と、
    前記吸着材モジュールに対して前記通過する空気を送風する送風部(2)と、
    前記吸着材モジュール及び前記送風部を収容し、車両天板(11)と前記車室内(R)の天井内装部材(12)との間に区画形成された天井内空間に設けられる装置ケース(6)と、
    を備え、
    前記送風部は、前記吸着材に空気中の水分を吸着させる吸着時には、前記天井内空間(13)内の空気を前記装置ケースに設けられた吸着時吸入口部(62)から取り込み、当該空気を前記吸着材モジュールに対して送風して、前記吸着材で当該空気中の水分を吸着させ、
    前記吸着時吸入口部には、切替部材(7,107A,107B,207)が設けられており、
    前記切替部材は、前記吸着時には、前記天井内空間への空気の取り込みを可能とし、前記吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離する脱離時には、前記車室内に前記吸着材モジュールを通過した空気を供給する加湿装置。
  17. 空気中の水分を吸着した吸着材から、脱離させた水分によって加湿した加湿空気を車室内(R)に供給する車両用の加湿装置(1,201)であって、
    前記吸着材を有し、通過する空気に含まれる水分を前記吸着材に吸着したり、前記吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離したりする吸着材モジュール(4)と、
    前記吸着材モジュールに対して前記通過する空気を送風する送風部(2)と、
    前記吸着材モジュール及び前記送風部を収容し、車両天板(11)と前記車室内(R)の天井内装部材(12)との間に区画形成された天井内空間に設けられる装置ケース(6)と、
    を備え、
    前記送風部は、前記吸着材に空気中の水分を吸着させる吸着時には、前記天井内空間内の空気を取り込み、当該空気を前記吸着材モジュールに対して送風して前記吸着材で当該空気中の水分を吸着させた後、前記天井内空間に排出し、前記吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離する脱離時には、前記天井内空間の空気を取り込み前記吸着材モジュールに対して送風し、
    前記装置ケースに設けられた吸着時吸入口部には、切替部材(7,107A,107B,207)が設けられており、
    前記切替部材は、前記吸着時には、前記天井内空間への空気の取り込みを可能とし、前記脱離時には、前記車室内に前記吸着材モジュールを通過した空気を供給する加湿装置。
  18. 前記切替部材は、切換用ドア(7,207)もしくは逆止弁(107A,107B)である請求項16または請求項17に記載の加湿装置。
  19. 空気中の水分を吸着した吸着材から脱離させた水分によって加湿した加湿空気を加湿対象空間(R)に供給する車両用の加湿装置(101)であって、
    前記吸着材を有し、通過する空気に含まれる水分を前記吸着材に吸着したり、前記吸着材に吸着されている水分を、通過する空気に対して脱離したりする吸着材モジュール(4)と、
    前記吸着材モジュールに対して前記通過する空気を送風する送風部(2)と、
    前記吸着材モジュール及び前記送風部を収容し、車両天板(11)と車室内(R)の天井内装部材(12)との間に区画形成された天井内空間に設けられる装置ケース(6)と、
    を備え、
    前記送風部は、前記吸着材に空気中の水分を吸着させる吸着時には、車両外部の空気を取り込み、当該空気を前記吸着材モジュールに対して送風して、前記吸着材で当該空気中の水分を吸着させ、
    前記装置ケースに設けられた吸着時吸入口部には、切替部材(7,107A,107B,207)が設けられており、
    前記切替部材は、前記吸着時には、前記天井内空間への空気の取り込みを可能とし、前記吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離する脱離時には前記車室内に前記吸着材モジュールを通過した空気を供給する加湿装置。
  20. 車両天板(11)と車室内(R)の天井内装部材(12)との間に区画形成された天井内空間(13)に設けられ、空気中の水分を吸着した吸着材から脱離させた水分によって加湿した加湿空気を加湿対象空間(R)に供給する車両用の加湿装置(101)であって、
    前記吸着材を有し、通過する空気に含まれる水分を前記吸着材に吸着したり、前記吸着材に吸着されている水分を、通過する空気に対して脱離したりする吸着材モジュール(4)と、
    前記吸着材モジュールに対して空気を送風する送風部(2)と、
    前記吸着材モジュール及び前記送風部を収容し、前記天井内空間に設けられる装置ケース(6)と、
    を備え、
    前記送風部は、前記吸着材に空気中の水分を吸着させる吸着時には、車両の外部の空気を取り込み、当該空気を前記吸着材モジュールに対して送風して、前記吸着材で当該空気中の水分を吸着させ、
    前記装置ケースに設けられた吸着時吸入口部には、切替部材(7,107A,107B,207)が設けられており、
    前記切替部材は、前記吸着時には前記天井内空間への空気の取り込みを可能とし、前記吸着材に吸着されている水分を通過する空気に対して脱離する脱離時には前記車室内に前記吸着材モジュールを通過した空気を供給する加湿装置。
  21. 前記切替部材は、切換用ドア(7,207)もしくは逆止弁(107A,107B)である請求項19または請求項20に記載の加湿装置。
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