JPH06143997A - 車両用加湿装置 - Google Patents

車両用加湿装置

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JPH06143997A
JPH06143997A JP29481392A JP29481392A JPH06143997A JP H06143997 A JPH06143997 A JP H06143997A JP 29481392 A JP29481392 A JP 29481392A JP 29481392 A JP29481392 A JP 29481392A JP H06143997 A JPH06143997 A JP H06143997A
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JP
Japan
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vehicle
air
adsorbent
outlet
interior
Prior art date
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Pending
Application number
JP29481392A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshifumi Moriya
好文 守屋
Teruhiko Tomohiro
輝彦 友広
Toshiya Fujito
稔也 藤戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06143997A publication Critical patent/JPH06143997A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給水が不要でかつ車の排熱を利用した省エネ
タイプの加湿装置を提供する。 【構成】 通気路を有する吸着材1と、吸着材1には空
気を送る送風機2と、エンジンからの排熱を吸着材1に
供給する熱交換器10が設けられている。車内の湿度を
高くする際には、排熱によって高温になっている熱交換
器10内に送風機2により送られる空気を通過させ、そ
して、この高温になった空気を湿分を蓄えた吸着材1を
通過させて湿分を脱離させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吸着材を用いた車両用加
湿装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の加湿装置は、超音波あるい
は加熱方式が提案されている。いずれの方式も給水を必
要とするため、この加湿用の水を衛生的に保つことが重
要である。このため、殺菌用蛍光ランプ等を用いて水タ
ンクを殺菌するもの(例えば、特開昭63−30633
7号公報)、加湿用水を加熱して殺菌するもの(例え
ば、特開昭63−306338号公報)、加湿器が使用
されていない場合、自動的に水抜きを行うもの(例え
ば、特開平3−158634号公報)等が提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記提
案では、長期間使用されない場合は、十分に殺菌するこ
とができなく、水アカ等の発生も防止できない。また、
自動的に水抜きをする場合には、その都度給水の手間が
いるという課題を有していた。
【0004】本発明は、かかる従来の課題を解決するも
ので、給水の手間がなく、衛生的に車内を加湿すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の装置は、通気路を有する吸着材と、前記吸着
材に空気を送る送風機と、前記吸着材の上流側に設け車
内に臨ませた車外吸込口と車内に臨ませた車内吸込口と
前記車外吸込口と車内吸込口とを連通する吸込風路内に
設けた吸込風路切替え部と、前記吸着材の下流側に設け
車外に臨ませた車外吹出口と車内に臨ませた室内吹出口
と、前記車外吹出口と車内吹出口とをと連通する吹出風
路内に設けた吹出風路切替え部と、エンジンの排熱を熱
交換する熱交換器とエンジン排熱の流れを制御する切替
え弁を有する加熱源とを備えたものである。
【0006】
【作用】本発明は、上記した構成によって、下記のよう
に作用する。吸込風路切替え部と吹出風路切替え部は、
車外の空気が車外吸込口から入り、車外吹出口からでる
ように、設定されている。このとき、エンジン排熱の切
替え弁部は、閉じている。この状態で送風機の運転を開
始すると、大気は、車外から流入し、吸込風路を経て吸
着材に至る。吸着材は、空気中の湿分を吸着する。こう
して吸着材を経た空気は、乾燥空気となり、吹出風路を
通り、車外吹出口から車外に開放される。吸着材が破過
状態になると吸込風路切替え部と吹出風路切替え部は、
車内の空気が車内吸込口から入り、車内吹出口へと抜け
るように切替えられる。このとき、エンジン排熱の切替
え弁は開いている。車内空気は、車内吸込口から入り、
加熱源部からエンジン排熱の一部を受け、温風となる。
こうして生じた温風は吸着材に流入し、吸着材は、温風
により加熱され、吸着している湿分を脱離する。従っ
て、吸着材から流出し車内吹出口から車内に流入する空
気は、湿分を大量に含んだ加湿可能な空気となる。以上
のようにして、大気中の湿分を吸着材により汲み上げ、
運転中の車のエンジン排熱を吸着材の再生に使って湿分
を脱離し、車内空気に供給することにより、車内の加湿
が新たな熱エネルギーを必要としないで実現される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0008】図1において、1はハニカム状にあるいは
コルゲート状に成型された吸着材である。2は、吸着材
1の上流に設けた送風機である。3は、車外吸込口であ
り、4は、車内吸込口である。5は車外に臨ませた車外
吹出口であり、6は車内吹出口である。7は、車外吸込
口3と車内吸込口4を連通する吸込風路内に設けた吸込
風路切替え部である。8は、車外吹出口5と車内吹出口
6を連通する吹出風路切替え部である。9は、帯電フィ
ルターである。
【0009】10は温水−空気用熱交換器であり、11
はエンジンの排熱から生じた温水を制御する切替え弁で
ある。加熱源部は熱交換器10と切替え弁11とからな
る。12は帯電フィルター9の下流に置かれた湿度セン
サーであり、13は、湿度センサーの近傍に置かれたサ
ーミスタである。14は湿度センサー12、サーミスタ
13からの情報に基づき送風機2、切替え部7、8、加
熱源部を制御する制御回路である。
【0010】上記構成に基づいて、加湿機能を説明す
る。吸込風路切替え部7と吹出風路切替え部8は、車外
の空気が車外吸込口3から入り、車外吹出口5へと抜け
るように、切替えられている。このとき、エンジンの排
熱から生じた温水を制御する切替え弁11は、閉じてい
る。この状態で、送風機2が運転を開始すると、空気
は、車外から流入し、吸込風路を経て吸着材1に至る。
吸着材1は、空気中の湿分を吸着する。こうして吸着材
1を経た空気は、乾燥空気となり、吹出風路を通り、車
外吹出口5から車外に開放される。吸着材1が、破過状
態になると吸込風路切替え部7と吹出風路切替え部8
は、車内の空気が車内吸込口4から入り車内吹出口6へ
と抜けるように切替えられる。なお、破過状態は送風機
2の運転から一定時間をもって代表するか、車外の空気
温度と湿度から決めた送風機2の運転時間をもって代表
してもよい。このとき、切替え弁11は開いている。車
内空気は、車内吸込口4から入り、熱交換器10に流入
してきた温水から熱を受け温風となる。車内空気は、切
替え弁11が開いている間、熱交換器10を通り、温風
となり、吸着材1に供給される。この温風は、吸着材1
に流入する。吸着材1は温風により加熱され、吸着して
いる湿分を脱離する。従って、吸着材1から流出し、車
内に開放される空気は、湿分を大量に含んだ加湿可能な
空気となる。以上のようにして、運転中の車からの排熱
を使い、車外空気中の湿分を蓄えた吸着材から、この湿
分を脱離し、車内に送風することにより、車内の加湿が
実現される。ここでは、加熱源部にラジエターからの温
水を流したが、排気ガスを熱交換器10に流し、さらに
再生温度の高い吸着材1を使用してもよい。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明の加湿装置によれ
ば、次の効果が得られる。
【0012】(1)吸着材の吸放湿現象を利用して、車
外の空気中の湿分を車内に汲み上げることにより、給水
の要らない加湿ができる。従って水を蓄える必要がない
ため、殺菌抗菌対策が不要となり、衛生的であり、経済
的でもある。
【0013】(2)運転中の車の排熱を利用して、吸着
材の再生を行うために、ランニングコストがほとんどか
からない。
【0014】(3)加湿の逆運転を行うことにより、除
湿運転が簡単に実現できる。さらに換気等の運転も風路
切替え組合せにより可能なため、車内の空気質環境を常
に良好に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における加湿装置の断面図
【符号の説明】
1 吸着材 2 送風機 3 車外吸込口 4 車内吸込口 5 車外吹出口 6 車内吹出口 7 吸込風路切替え部 8 吹出風路切替え部 10 熱交換器 11 切替え弁 14 制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通気路を有する吸着材と、前記吸着材に空
    気を送る送風機と、前記吸着材の上流側に設け車外に臨
    ませた車外吸込口と車内に臨ませた車内吸込口と、前記
    車外吸込口と車内吸込口とを連通する吸込風路内に設け
    た吸込風路切替え部と、前記吸着材の下流側に設け車外
    に臨ませた車外吹出口と車内に臨ませた室内吹出口と、
    前記車外吹出口と車内吹出口とを連通する吹出風路内に
    設けた吹出風路切替え部と、エンジン排熱を熱交換する
    熱交換器及びエンジン排熱の流れを制御する切替え弁を
    有する加熱源部とからなる車両用加湿装置。
JP29481392A 1992-11-04 1992-11-04 車両用加湿装置 Pending JPH06143997A (ja)

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