JP6301899B2 - モータのステータ及びそのステータを備えるインナーロータ型モータ - Google Patents

モータのステータ及びそのステータを備えるインナーロータ型モータ Download PDF

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Description

本発明はモータのステータ及びそのステータを備えるインナーロータ型モータに関する。
従来、モータの周方向に沿って環状に並べられた複数のコアピースを備えたモータのステータ構造であって、前記複数のコアピースの各々は、円弧状を有する円弧状部と、前記円弧状部から内径側へ向かって突出したティース部とを含み、前記円弧状部は、前記コアピースの周方向側の端部に設けられた接触部であって、隣接するコアピースと接触する接触部と、前記接触部の外径側に形成された切り欠き部とを含み、前記切り欠き部は前記複数のコアピースを直線状に展開した際にお互いに接触しない寸法に形成されており、前記複数のコアピースの各々における前記ティース部に巻回されたコイルと、前記複数のコアピースと前記コイルとを互いに絶縁するインシュレータとをさらに備え、前記インシュレータは、前記複数のコアピースの各々を被覆する被覆部と、前記被覆部から前記モータの回転軸に沿って延在した延在部とを含み、前記複数のコアピースのうち一のコアピースに巻回されたコイルと、他のコアピースに巻回されたコイルとを接続する渡り線は、前記一のインシュレータの前記延在部よりも外径側かつ、コアピースの前記接触部と前記切り欠き部の境界と略重なる位置を通る、モータのステータ構造が知られている(特許文献1参照)。
特開2014―075907号公報
ところで、ステータに巻回されるコイルの直径が小さい場合には、そのコイルの表面に設けられている絶縁用の皮膜も薄いため、モータの給電端子やコモン端子などの端子にコイルの端部をはんだ接続するときに、皮膜が溶融することで皮膜の除去が同時になされてコイルと端子の間が導通状態となる。
しかしながら、モータの高出力化を目的として、モータに大電流を流すために、直径が太いコイルを使用する場合には、コイルの表面に設けられている皮膜の厚さが厚くなるため、端子にはんだ接続する過程では、皮膜の除去が困難になる。
そのような皮膜の除去の問題を解決する方法として、コイルの端部を端子に挟み、圧縮しながら電流を流すことでそのときに発生する熱によりコイルの皮膜を溶かして、コイルの端部と端子との間の導通を取りつつコイルの端部を端子に密着させて接続するヒュージングかしめという方法がある。
しかし、この方法を用いるためには、コイルの端部を挟めるように端子にU字状の折り返し(フック部)を設ける必要があるが、大電流を流すことを目的とする直径の大きな太いコイルの場合、その太いコイルを挟むフック部としなければならないため、フック部自体の幅が広くなる。
また、端子自体の厚さも大電流に対応して厚いものとされることから、フック部を含めた端子の幅がなお一層広くなる。
そうすると、端子をステータに固定するときに、小型モータでは軸方向の端面上の上空にフック部を含めた端子の幅を収めるだけの十分な距離を確保することが困難となり、フック部が、ステータのコイルが巻回される部分の上方にはみ出すように位置することになり、コイルを巻回する巻回機のノズルの旋回の妨げとなってしまい、コイルの巻回を容易に行うことができないという問題が起こることになる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、フック部がコイルの巻回の妨げとなることを抑制し、小型化・高出力化が可能なモータのステータ及びそのステータを備えたインナーロータ型モータを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、以下の構成によって把握される。
(1)本発明のモータのステータは、円環状を成すコア外周部と前記コア外周部から径方向内側に突出する複数のコアティース部を含むコア部と、少なくとも前記コアティース部の外周及び前記コア外周部の軸方向の端面を覆うインシュレータと、前記インシュレータを介して前記コアティース部に巻回されるコイルと、前記インシュレータを介して前記コア外周部に取付けられ、前記コイルの端部が接続される端子と、を備え、前記端子は、前記軸方向に延出する脚部と、軸方向に開放した開放端を有し、周方向で前記コアティース部に対応する位置の前記コア外周部上に配置され、前記コイルの端部が接合されるフック部と、前記脚部から前記コア外周部に沿った周方向に延出し、前記フック部に繋がる連結部と、を備え、前記インシュレータは、周方向で前記コアティース部に対応しない位置の前記コア外周部の前記端面の位置であって、前記端子の前記脚部に対応する位置に前記脚部を取付ける端子保持部を有し、前記フック部は、径方向外側に位置する基端部と、前記基端部と並ぶように径方向内側に位置する側片部と、前記開放端側と反対側に位置する前記基端部の端部及び前記側片部の端部の間を繋ぎ、閉塞端を形成する接続部と、を備え、前記フック部が前記コアティース部よりも径方向外側に位置するように、前記端子の前記連結部が曲折している。
(2)上記(1)の構成において、前記コア部は複数のコアピース本体を有し、前記コアピース本体は、円環状を成す前記コア外周部の一部となるように円状に配置される円弧状部と、前記円弧状部の周方向のほぼ中央に位置し、前記円弧状部から径方向内側に突出する前記コアティース部と、を備え、前記インシュレータは、前記コアピース本体の前記コアティース部の外周及び前記コア外周部の前記端面を成す前記円弧状部の端面を覆うように、それぞれの前記コアピース本体に設けられ、前記端子保持部は、前記円弧状部の前記端面を覆う前記インシュレータの前記円弧状部に沿った周方向外側に位置している。
(3)上記(1)又は(2)の構成において、前記端子は、前記フック部の前記基端部から軸方向に延伸する給電部を有する給電端子であり、前記端子は、前記フック部が間に位置するように設けられる一対の前記脚部と、一対の前記脚部のそれぞれから前記フック部の前記基端部に繋がる一対の前記連結部と、を備え、一対の前記連結部は、それぞれの前記脚部から前記基端部に近づく方向に傾斜して径方向外側に伸びた後、前記基端部の手前で前記基端部とほぼ平行になることで前記フック部が前記コアティース部よりも径方向外側に位置するように曲折している。
(4)上記(1)又は(2)の構成において、前記端子は、前記フック部の前記基端部から軸方向に延伸する給電部を有する給電端子であり、前記端子は、前記フック部が間に位置するように設けられる一対の前記脚部と、一対の前記脚部のそれぞれから前記フック部の前記基端部に繋がる一対の前記連結部と、を備え、一対の前記連結部は、それぞれの前記脚部から前記基端部に向かって径方向外側に湾曲して前記フック部が前記コアティース部よりも径方向外側に位置するように曲折している。
(5)上記(1)又は(2)の構成において、前記端子は、前記フック部の前記基端部から軸方向に延伸する給電部を有する給電端子であり、前記端子は、前記フック部に対応する1つの前記脚部と、前記脚部から前記フック部の前記基端部に繋がる前記連結部と、を備え、前記連結部は、前記脚部から前記基端部に近づく方向に傾斜して径方向外側に伸びた後、前記基端部の手前で前記基端部とほぼ平行になることで前記フック部が前記コアティース部よりも径方向外側に位置するように曲折している。
(6)上記(1)又は(2)の構成において、前記端子は、モータの相数に対応する数の前記フック部を有するコモン端子であり、前記端子は、前記フック部が間に位置するように前記各フック部ごとに設けられる一対の前記脚部と、一対の前記脚部から対応する前記フック部の前記基端部に繋がる一対の前記連結部と、前記フック部間に位置する前記脚部同士を繋げる架橋部と、を備え、前記架橋部は、前記コアティース部上に位置しないように配置され、一対の前記連結部は、それぞれの前記脚部から対応する前記フック部の前記基端部に近づく方向に傾斜して径方向外側に伸びた後、対応する前記フック部の前記基端部の手前で対応する前記フック部の前記基端部とほぼ平行になることで前記フック部が前記コアティース部よりも径方向外側に位置するように曲折している。
(7)上記(6)の構成において、前記端子は、さらに、前記架橋部で繋げられている前記各脚部の隣に位置するように、前記架橋部に設けられる脚部を備えている。
(8)本発明のインナーロータ型モータは、上記(1)から(7)のいずれか1つの構成を備えるモータのステータと、前記ステータの径方向内側に回転可能に配置されるロータと、を備える。
本発明によれば、フック部がコイルの巻回の妨げとなることを抑制し、小型化・高出力化が可能なモータのステータ及びそのステータを備えたインナーロータ型モータを提供することができる。
本発明に係る実施形態のモータのステータを備えたインナーロータ型のブラシレスモータの断面図である。 本発明に係る実施形態のコアピースの斜視図である。 本発明に係る実施形態のコアピース本体の斜視図である。 本発明に係る実施形態のステータの斜視図である。 本発明に係る実施形態のステータのコア部の平面図である。 本発明に係る実施形態の給電端子を示す図であり、(a)は給電端子の斜視図であり、(b)は(a)において上側から見た平面図である。 本発明に係る実施形態の給電端子が見える側のステータの一部を拡大した拡大平面図である。 本発明に係る実施形態の給電端子と比較するための比較用の給電端子がコアピースに取付けられているところを示す平面図である。 本発明に係る実施形態の給電端子の第1変形例を示す図であり、(a)は給電端子の斜視図であり、(b)は(a)において上側から見た平面図である。 本発明に係る実施形態の給電端子の第2変形例を示す図であり、(a)は給電端子の斜視図であり、(b)は(a)において上側から見た平面図である。 本発明に係る実施形態のコモン端子を示す斜視図である。 本発明に係る実施形態のコモン端子が見える側のステータの一部を拡大した拡大平面図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
図1は、本発明に係る実施形態のステータ20を備えたインナーロータ型モータ1(以下、単にモータ1と記載する場合がある)の断面図であり、以下、このモータ1の説明と併せて本発明に係る実施形態のステータ20についても説明を行う。
なお、本実施形態のモータ1は、ブラシレスモータであるが、ブラシレスモータに限定される必要はない。
図1に示すように、本実施形態のモータ1は、ロータ10と、ステータ20と、ロータ10及びステータ20を覆う筐体30と、を備えている。
(ロータ)
ロータ10は、回転軸となるシャフト11と、シャフト11に固定され、シャフト11とともに回転するロータヨーク12と、ロータヨーク12の外周面に設けられるロータマグネット13と、を備えている。
そして、ロータ10は、ステータ20に対して回転可能に、ステータ20の中央に位置するように、シャフト11の一方側が軸受33で支持されるとともに、シャフト11の他方側が軸受34で支持されている。
(ステータ)
本実施形態のステータ20は、後ほど説明するコアピース21を複数用い、その複数のコアピース21を円環状に束ねた構成を有している。
そして、各々のコアピース21は、コアピース本体22と、そのコアピース本体22の外周を覆うインシュレータ23と、を備えている。
また、ステータ20は、インシュレータ23を介して各コアピース21に巻回されるコイル24を備えており、複数のコアピース21を円環状に結束する結束部25も備えている。
そして、ステータ20は、筐体30のフレーム31内に、例えば、圧入されることで固定されている。
なお、ステータ20の固定に関しては、圧入に限られるものではなく、接着固定など適宜所望の固定方法を選択すればよい。
(筐体)
筐体30は、ステータ20及びロータ10を収容するフレーム31と、フレーム31の開口側を塞ぐように設けられる蓋部32と、を備えている。
フレーム31は、有底カップ状であり、底部31aの中央に軸受33が収容される凹部31bが形成され、その凹部31bの底部中央には、シャフト11を外部に導出する孔が設けられている。
蓋部32は、中央に軸受34を受け入れる受入部32bを有し、外周にフレーム31の開口側に設けられたフレーム31のフランジ31cにネジ固定されるフランジ32aが設けられたほぼ円盤状の部材である。
また、受入部32bの中央には、フレーム31の凹部31bと同様にシャフト11の他方側の端部が配置される孔が設けられている。
さらに、蓋部32には、後ほど説明する給電端子40を外部に取り出すための孔も設けられている。
(コアピース)
本実施形態では、複数のコアピース21を用いてステータ20が構成されており、以下では、コアピース21の説明を行うとともに併せてステータ20についてのより詳細な説明を行う。
図2はステータ20のコアピース21を示す斜視図であり、図3はコアピース本体22を示す斜視図であり、図4はステータ20の斜視図であり、図5はステータ20におけるコア部27の平面図である。
なお、図2及び図4は、後ほど説明する給電端子40やコモン端子41に関連する部分が見やすいように、図1における下側を上側に位置させるように図示している。
図4に示すように、ステータ20は、円環状に結束部25で結束された複数のコアピース21を備えている。
それぞれのコアピース21は、図2に示すように、コアピース本体22と、コアピース本体22を覆うインシュレータ23と、を備えている。
より具体的には、コアピース本体22は、図3に示すように、円弧状部22aと、円弧状部22aの周方向のほぼ中央に位置し、円弧状部22aから突出するコアティース部22bと、を有しており、さらに、コアティース部22bは、円弧状部22aと反対側にコアティース部22bの先端部22cを有している。
また、ステータ20では、上述のようなコアピース本体22が、図5に示すように、円環状に配置された状態でコア部27が構成されており、コア部27は、円弧状部22aが円状に配置されて構成された円環状を成すコア外周部27aと、コア外周部27aから径方向内側に突出する複数のコアティース部22bを含むものになっている。
つまり、コアピース本体22の円弧状部22aは円環状を成すコア外周部27aの一部となる部分になっており、コアピース本体22のコアティース部22bは、円弧状部22aのコア外周部27aに沿った周方向でのコアピース本体22それぞれのほぼ中央に位置し、円弧状部22aから径方向内側に突出するように形成されている。
但し、コア部27は、本実施形態のように、複数のコアピース本体22からなるものに限定されるものではなく、円環一体のコアからなるもの、つまり、コア部27は、一連で繋がった円環状を成すコア外周部27aと、そのコア外周部27aから径方向内側に突出する複数のコアティース部22bを含むコアからなるものであってもよい。
一方、インシュレータ23は、図2に示すように、コアピース本体22の他方側の半分に対応する他方側インシュレータ23aと、一方側の半分に対応する一方側インシュレータ23bとで構成されており、コアピース本体22のコアティース部22bの外周及び円弧状部22aの軸方向の端面を覆うように装着される。
なお、インシュレータ23は、本実施形態のように、半割構造の2つのパーツからなるものに限定される必要はなく、インサート成形などによってコアピース本体22に一体成形するようにしてもよい。
そして、図5を参照して、上述したように、ステータ20では、複数のコアピース本体22が結束されてコア部27が構成され、コアピース本体22の円弧状部22aの軸方向の端面は、コア外周部27aの端面を成しており、また、コアピース本体22のコアティース部22bは、コア部27のコアティース部22bを成している。
したがって、そのコアピース本体22の円弧状部22aの軸方向の端面及びコアティース部22bの外周を覆うインシュレータ23は、コア部27のコアティース部22bの外周及びコア外周部27aの軸方向の端面を覆うものになっている。
なお、上述したように、コア部27が、一連で繋がった円環状を成すコア外周部27aと、そのコア外周部27aから径方向内側に突出する複数のコアティース部22bを含むような場合にも、インシュレータとしては、この複数のコアティース部22bの外周及びコア外周部27aの軸方向の端面を覆うものでよく、本実施形態のように、インシュレータを半割のものとして装着するようにしてもよく、インサート成形によってコア部27に一体成形するものであってもよい。
そして、図2に示すように、インシュレータ23は、コア部27(図5参照)を構成するコアピース本体22の円弧状部22a(図3参照)の軸方向の他方側の端面上の位置に形成された後ほど説明する端子の脚部(給電端子40の脚部40a、コモン端子41の脚部41a、41da)を取付ける端子保持部26を有しており、この端子保持部26が形成されている位置は、コアティース部22bと重ならないコアティース部22bに対応しない位置になっている。
より具体的には、端子保持部26は、円弧状部22aの軸方向の他方側の端面を覆うインシュレータ23の円弧状部22aに沿った周方向外側に位置するように、インシュレータ23に形成されている。
上述したとおり、円弧状部22aの軸方向の端面は、コア外周部27aの端面を構成しているので、インシュレータ23の端子保持部26が形成されている位置は、図5に示したコア部27上の位置で見たときにも、コア外周部27aの周方向でコアティース部22bと重ならないコアティース部22bに対応しない位置になっている。
また、図4に示すように、複数のコアピース21が円環状に結束されたステータ20の状態において、端子保持部26が形成されているインシュレータ23の位置は、後ほど説明する端子(給電端子40、コモン端子41(図4参照))の脚部(給電端子40の脚部40a、コモン端子41の脚部41a、41da)に対応する位置に対応したものとなっている。
したがって、複数のインシュレータ23で構成されるステータ20としてのインシュレータは、コア外周部27aの周方向でコアティース部22bに対応しない位置のコア外周部27aの端面の位置であって、端子の脚部(給電端子40の脚部40a、コモン端子41の脚部41a、41da)に対応する位置に脚部を取付ける端子保持部26を有するものになっている。
なお、コア部27が、一連で繋がった円環状を成すコア外周部27aと、そのコア外周部27aから内側に突出する複数のコアティース部22bを含むような場合も、同様に端子保持部26をインシュレータに設けるようにすればよい。
つまり、インシュレータが、コア部27のコア外周部27aに沿った周方向で見て、コアティース部22bに重ならない位置のコア部27の端面上であって、給電端子40の脚部40aやコモン端子41の脚部41aに対応する位置に脚部を取付ける端子保持部26を有するものとすればよい。
次に、上述した端子保持部26に取付けられる端子(給電端子40、コモン端子41)について説明する。
図4に示すように、本実施形態のステータ20は、12個のコアピース21を円環状に結束部25で結束した10極12スロットの3相型ブラシレスモータ用のステータである。
このため、ステータ20には、各相に対応するように3つの給電端子40が取付けられるとともに、1つのコモン端子41が取り付けられている。
但し、これは一例であって、極数、スロット数及び相数などは、求められるモータに応じて変更すればよく、給電端子40やコモン端子41の数も相数に応じて変更してよい。
(給電端子)
図6は、給電端子40を示す図であり、図6(a)は給電端子40の斜視図であり、図6(b)は図6(a)において上側から給電端子40を見た平面図である。
また、図7は、給電端子40が見える側のステータ20の一部を拡大した拡大平面図である。
図7に示すように、給電端子40はコイル24の端部24aが接続される端子であり、図6(a)及び(b)に示すように、給電端子40は、コイル24の端部24aが接合されるフック部40bと、フック部40bが間に位置するように設けられる一対の脚部40aと、一対の脚部40aのそれぞれからコア外周部27a(図5参照)に沿った周方向に延出し、フック部40bに繋がる一対の連結部40cと、を備えている。
そして、図6(a)及び図7を見るとわかるように、フック部40bは、径方向外側に位置する基端部40baと、基端部40baと並ぶように径方向内側に位置する側片部40bbと、軸方向(図1のシャフト11の軸方向)の他方側に開放した開放端側と反対側に位置する基端部40baの端部及び側片部40bbの端部の間を繋ぎ、閉塞端を形成する接続部40bcと、を備えており、連結部40cは、一対の脚部40aからフック部40bの基端部40baに繋がっている。
なお、脚部40aは、給電端子40をステータ20に取付けるときに端子保持部26に挿入される部分であり、そのため脚部40aは、フック部40bよりも軸方向(図1のシャフト11の軸方向)の一方側に延出するように給電端子40に設けられている。
図7に示すように、フック部40bは、周方向に見て、コイル24と重なる位置で、コイル24よりも径方向外側に位置しており、このコイル24は、インシュレータ23を介してコアティース部22b上に巻回されている。
そして、コアティース部22bの径方向外側は、円弧状部22aで構成されるコア部27の円環状を成すコア外周部27aであるので、フック部40bは、コア外周部27aに沿った周方向でコアティース部22bに重なるコアティース部22bに対応する位置のコア外周部27a上に配置されている。
また、図6(a)に示すように、フック部40bは、コイル24の端部24a(図7参照)が挟まれるようにU字状になっているが、U字状に限定される必要はない。
例えば、フック部40bの基端部40ba及び側片部40bbが、軸方向(図1のシャフト11の軸方向)の他方側に開放した開放端側から開放端の反対側の閉塞端に向かって、基端部40baと側片部40bbの間の離間距離が短くなるように傾斜させたほぼV字状であって、基端部40baの閉塞端側及び側片部40bbの閉塞端側を直接接続したような接続部40bcで構成されるようなフック部40bであってもよい。
さらに、給電端子40は、フック部40bの基端部40baの開放端から軸方向(図1のシャフト11の軸方向)に延伸する給電部40d(図6(a)参照)を有している。
ここで、本実施形態の給電端子40と比較するための比較用の給電端子50がコアピース21に取り付けられているところを図8に示す。
比較用の給電端子50も基本的な構成要素は、本実施形態の給電端子40と同様であるので付与する番号を50に変更して同様の構成部分について番号50に続くアルファベットを給電端子40に合わせるようにしている。
図8に示すように、本実施形態の給電端子40と異なる点は、一対の脚部50aを直線で繋ぐように、脚部50aから連結部50cを延在させて、直線状の連結部50cで脚部50aとフック部50bの基端部50baを繋げている点であり、このような直線状の連結部50cにすると、フック部50bがコイル24の上側に迫り出すように位置することとなる。
そうすると、コイル24を巻回するときに、フック部50bが邪魔になり、フック部50bがコイル24の巻回の妨げとなる。
これを回避するためにフック部50bを巻線ノズルの軌道から外れる位置まで軸方向の上空に移動させるとモータサイズの肥大化につながってしまう。
しかしながら、図7を見るとわかるように、本実施形態の給電端子40では、径方向の位置で見て、フック部40bがコイル24の巻回される部分(図3のコアピース本体22のコアティース部22bの部分)よりも径方向外側に位置するように、給電端子40の連結部40cが曲折している。
より具体的には、図6(b)に示すように、一対の連結部40cが、それぞれの脚部40aからフック部40bの基端部40baに近づく方向に傾斜して径方向外側に伸びた後、基端部40baの手前で基端部40baとほぼ平行になることでフック部40bがコアティース部22b(図示せず)よりも径方向外側に位置するように曲折している。
この結果、図7に示すように、フック部40bは、コイル24が位置する部分よりも径方向外側にオフセットして設けられることになるため、フック部40bがコイル24の巻回の妨げになることがない。
また、上述のように連結部40cが基端部40baの手前で基端部40baとほぼ平行になることでフック部40bの横側にスペースを確保することができるのでコイル24の端部24aをフック部40bに引っ掛ける作業を行い易くすることができる。
さらに、このような曲折する構造の場合、脚部40aを曲げ応力に対して強くすることができるため、フック部40bにコイル24の端部24aを固定するときに、給電端子40が傾くことを抑制できる。
より具体的に説明すると、コイル24の巻回が終わると、フック部40bにコイル線の終端を引っ掛ける作業が必要であるが、高出力化を目的としてコイル24に径が太いものを使用する場合には、巻線テンションもコイル径に応じて大きくなり、強い張力で引っ張られているコイル線がフック部40bに引っ掛けられることになる。
そうすると、給電端子40には、図6(b)の矢印Aで示す方向に傾けようとする力(曲げ応力)がかかることになる。
ここで、脚部40aが最も傾きやすくなるのは、傾けようとする力の方向(矢印A参照)と脚部40aの厚み方向とが一致するときであるが、本実施形態のように、曲折する構造とすると、脚部40aがフック部40bに向かって斜めに位置することになるため、脚部40aの厚み方向と、傾けようとする力(矢印A参照)の方向とが一致しない。
したがって、本実施形態の脚部40aは、フック部40bに平行になるように脚部40aが設けられている場合よりも、格段に脚部40aが傾き難くなっている。
以上、図6及び図7を参照しながら、具体的な給電端子40の構造の説明を行ってきたが、給電端子40は、このような構造に限定されるものではなく、例えば、図9に示すような第1変形例や図10に示すような第2変形例のような給電端子40であってもよい。
図9に示す給電端子40の第1変形例も、一対の脚部40a、U字状のフック部40b、一対の脚部40aのそれぞれからフック部40bに繋がるように設けられる一対の連結部40c、及び、フック部40bの基端部40baの開放端から軸方向(図1のシャフト11の軸方向)に延伸する給電部40dを備えている点については、同じである。
一方、一対の連結部40cが、それぞれの脚部40aからフック部40bの基端部40baに向かって径方向外側に湾曲してフック部40bがコアティース部22b(図示せず)よりも径方向外側に位置するように曲折させた点が異なっている。
このように、連結部40cの部分を湾曲するようにしても、フック部40bがコイル24の巻回時に邪魔にならない位置に位置するようにすることが可能であるとともに、脚部40aを傾き難くすることが可能である。
また、フック部40bの横側にスペースを確保することができるのでコイル24の端部24aをフック部40bに引っ掛ける作業を行い易くすることができる。
一方、図10に示す第2変形例は、上述した実施形態の給電端子40から1つの脚部40aと連結部40cをなくした構造になっている。
つまり、フック部40b、脚部40a及び連結部40cの部分が、1つのフック部40bと、フック部40bに対応する1つの脚部40aと、脚部40aからフック部40bの基端部baに繋がる1つの連結部40cと、からなる。
そして、連結部40cが、脚部40aからフック部40bの基端部40baに近づく方向に傾斜して径方向外側に伸びた後、基端部40baの手前で基端部40baとほぼ平行になることでフック部40bがコアティース部22b(図示せず)よりも径方向外側に位置するように曲折させられている。
この第2変形例の給電端子40は、上記実施形態及び第1変形例の給電端子40に比べれば、脚部40aが1つ省略されているため、傾きに対する耐性の面では弱くなるものの、フック部40bに対して1つの脚部40aが平行になるように配置されているものと比較すれば、格段に傾き難くなっており、また、フック部40bがコイル24の巻回の邪魔になることなども回避できる。
そして、脚部40aと連結部40cが1つ分減るため、材料費を抑制することができる。
(コモン端子)
次に、コモン端子41を示す斜視図である図11を参照しながら、コモン端子41について説明する。
コモン端子41は、モータ1の相数に対応する数のフック部41bを有しており、上述した給電端子40に接合されるのとは反対側になるコイル24の端部が、このフック部41bに接合される。
本実施形態では、上述したように、相数が3つであるため、図11に示すコモン端子41には、3つのフック部41bが設けられているが、フック部41bの数は、相数に合わせて適宜変更されてよい。
そして、コモン端子41は、フック部41bが間に位置するように各フック部41bごとに設けられる一対の脚部41aと、一対の脚部41aから対応するフック部41bの基端部41baに繋がる一対の連結部41cと、フック部41b間に位置する脚部41a同士を繋げる架橋部41dと、を備えている。
なお、コモン端子41においても、フック部41bの構成は、給電端子40の構成と同様であり、フック部41bは、径方向外側に位置する基端部41baと、基端部41baと並ぶように径方向内側に位置する側片部41bbと、軸方向(図1のシャフト11の軸方向)の他方側に開放した開放端側と反対側に位置する基端部41baの端部及び側片部41bbの端部の間を繋ぎ、閉塞端を形成する接続部41bcと、を備えており、連結部41cが、一対の脚部41aから対応するフック部41bの基端部41baに繋がるようになっている。
また、本実施形態のコモン端子41には、架橋部41dで繋げられている各脚部41aの隣に位置するように、架橋部41dに設けられる脚部41daを備えている。
図12は、コモン端子41が見える側のステータ20の一部を拡大した拡大平面図である。
図12に示すように、コモン端子41においてもフック部41bが設けられる部分については、給電端子40と同様の構造をしている。
つまり、一対の連結部41cは、それぞれの脚部41aから対応するフック部41bの基端部41baに近づく方向に傾斜して径方向外側に伸びた後、対応するフック部41bの基端部41baの手前で対応するフック部41bの基端部41baとほぼ平行になることでフック部41bがコアティース部22b(図示せず)よりも径方向外側に位置するように曲折している。
この結果、コモン端子41に設けられているフック部41bも、コイル24の巻回の妨げにならないように径方向外側に位置するようになっている。
また、架橋部41dも、コイル24上(つまり、コアピース本体22のコアティース部22b上)に位置しないように配置されており、より具体的には、架橋部41dは、図5に示す円環状に配置された円弧状部22aで構成される円環状を成すコア部27のコア外周部27a上に沿って設けられるようになっているので、架橋部41dがコイル24の巻回の妨げになることもない。
なお、本実施形態では、架橋部41dの脚部41da間の部分も、フック部41bがないだけでフック部41bがある部分と同じ曲折構造にしているが、このようにする必要はなく、コア外周部27aよりも径方向内側に架橋部41dが入り込まないようにコア外周部27aに沿った形状になっていればよい。
ところで、給電端子40のフック部40bも、コモン端子41のフック部41bも、基端部(40ba、41ba)及び側片部(40bb、41bb)が、径方向に並ぶようになっている(図4参照)。
このため、ステータ20の中央側とステータ20の外側とからヒュージングカシメを行うための電極をアクセスさせ、適切に給電端子40のフック部40bやコモン端子41のフック部41bに挟まれているコイル24の端部を圧縮するようにしながら電流を流し、ヒュージングカシメを行うことができる。
以上、本発明を実施形態に基づき説明したが、本発明は実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更を行ったものも本発明の技術的範囲に含まれるものである。
例えば、コモン端子41の架橋部41dに設けられている脚部41daを省略するようにしてもよい。
また、本実施形態では、インシュレータ23として図2に示したものと同じものが、全てのコアピース21に用いられており、図4を見るとわかるように、本来、給電端子40の脚部40aやコモン端子41の脚部41a及び脚部41daを取付ける必要のないところにも、端子保持部26が設けられたものになっているが、このような端子保持部26は不要であることから、省略してもよい。
但し、本実施形態のように、インシュレータ23の形状を共通化したほうが、生産性が向上してコスト低減が行い易く、インシュレータ23をコアピース本体22に装着する作業もインシュレータ23を区別しながら行う必要がなくなるため、作業性を向上させることが可能であるため、全てのコアピース21で同じ設計のインシュレータ23を用いるようにしたほうが好ましい。
さらに、本発明に係るステータ20は、ブラシレスモータに限らず、インナーロータ型モータに好適に用いることができるのでブラシレスモータに限定される必要はない。
つまり、本発明に係るモータ1は、本発明に係るステータ20の内側に回転可能に配置するロータを備えさせたインナーロータ型モータである。
このように、本発明は、上記具体的な実施形態に限定されるものではなく、そのことは、当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
1…モータ、10…ロータ、11…シャフト、12…ロータヨーク、13…ロータマグネット、20…ステータ、21…コアピース、22…コアピース本体、22a…円弧状部、22b…コアティース部、22c…先端部、23…インシュレータ、23a…他方側インシュレータ、23b…一方側インシュレータ、24…コイル、24a…端部、25…結束部、26…端子保持部、27…コア部、27a…コア外周部、30…筐体、31…フレーム、31a…底部、31b…凹部、31c…フランジ、32…蓋部、32a…フランジ、32b…受入部、33,34…軸受、40…給電端子、40a…脚部、40b…フック部、40ba…基端部、40bb…側片部、40bc…接続部、40c…連結部、40d…給電部、41…コモン端子、41a…脚部、41b…フック部、41ba…基端部、41bb…側片部、41bc…接続部、41c…連結部、41d…架橋部、41da…脚部

Claims (8)

  1. 円環状を成すコア外周部と前記コア外周部から径方向内側に突出する複数のコアティース部を含むコア部と、
    少なくとも前記コアティース部の外周及び前記コア外周部の軸方向の端面を覆うインシュレータと、
    前記インシュレータを介して前記コアティース部に巻回されるコイルと、
    前記インシュレータを介して前記コア外周部に取付けられ、前記コイルの端部が接続される端子と、を備え、
    前記端子は、
    前記軸方向に延出する脚部と、
    軸方向に開放した開放端を有し、周方向で前記コアティース部に対応する位置の前記コア外周部上に配置され、前記コイルの端部が接合されるフック部と、
    前記脚部から前記コア外周部に沿った周方向に延出し、前記フック部に繋がる連結部と、を備え、
    前記インシュレータは、周方向で前記コアティース部に対応しない位置の前記コア外周部の前記端面の位置であって、前記端子の前記脚部に対応する位置に前記脚部を取付ける端子保持部を有し、
    前記フック部は、
    径方向外側に位置する基端部と、
    前記基端部と並ぶように径方向内側に位置する側片部と、
    前記開放端側と反対側に位置する前記基端部の端部及び前記側片部の端部の間を繋ぎ、閉塞端を形成する接続部と、を備え、
    前記フック部が前記コアティース部よりも径方向外側に位置するように、前記端子の前記連結部が曲折しているモータのステータ。
  2. 前記コア部は複数のコアピース本体を有し、
    前記コアピース本体は、
    円環状を成す前記コア外周部の一部となるように円状に配置される円弧状部と、
    前記円弧状部の周方向のほぼ中央に位置し、前記円弧状部から径方向内側に突出する前記コアティース部と、を備え、
    前記インシュレータは、前記コアピース本体の前記コアティース部の外周及び前記コア外周部の前記端面を成す前記円弧状部の端面を覆うように、それぞれの前記コアピース本体に設けられ、
    前記端子保持部は、前記円弧状部の前記端面を覆う前記インシュレータの前記円弧状部に沿った周方向外側に位置している請求項1に記載のモータのステータ。
  3. 前記端子は、前記フック部の前記基端部から軸方向に延伸する給電部を有する給電端子であり、
    前記端子は、
    前記フック部が間に位置するように設けられる一対の前記脚部と、
    一対の前記脚部のそれぞれから前記フック部の前記基端部に繋がる一対の前記連結部と、を備え、
    一対の前記連結部は、それぞれの前記脚部から前記基端部に近づく方向に傾斜して径方向外側に伸びた後、前記基端部の手前で前記基端部とほぼ平行になることで前記フック部が前記コアティース部よりも径方向外側に位置するように曲折している請求項1又は請求項2に記載のモータのステータ。
  4. 前記端子は、前記フック部の前記基端部から軸方向に延伸する給電部を有する給電端子であり、
    前記端子は、
    前記フック部が間に位置するように設けられる一対の前記脚部と、
    一対の前記脚部のそれぞれから前記フック部の前記基端部に繋がる一対の前記連結部と、を備え、
    一対の前記連結部は、それぞれの前記脚部から前記基端部に向かって径方向外側に湾曲して前記フック部が前記コアティース部よりも径方向外側に位置するように曲折している請求項1又は請求項2に記載のモータのステータ。
  5. 前記端子は、前記フック部の前記基端部から軸方向に延伸する給電部を有する給電端子であり、
    前記端子は、
    前記フック部に対応する1つの前記脚部と、
    前記脚部から前記フック部の前記基端部に繋がる前記連結部と、を備え、
    前記連結部は、前記脚部から前記基端部に近づく方向に傾斜して径方向外側に伸びた後、前記基端部の手前で前記基端部とほぼ平行になることで前記フック部が前記コアティース部よりも径方向外側に位置するように曲折している請求項1又は請求項2に記載のモータのステータ。
  6. 前記端子は、モータの相数に対応する数の前記フック部を有するコモン端子であり、
    前記端子は、
    前記フック部が間に位置するように前記各フック部ごとに設けられる一対の前記脚部と、
    一対の前記脚部から対応する前記フック部の前記基端部に繋がる一対の前記連結部と、
    前記フック部間に位置する前記脚部同士を繋げる架橋部と、を備え、
    前記架橋部は、前記コアティース部上に位置しないように配置され、
    一対の前記連結部は、それぞれの前記脚部から対応する前記フック部の前記基端部に近づく方向に傾斜して径方向外側に伸びた後、対応する前記フック部の前記基端部の手前で対応する前記フック部の前記基端部とほぼ平行になることで前記フック部が前記コアティース部よりも径方向外側に位置するように曲折している請求項1又は請求項2に記載のモータのステータ。
  7. 前記端子は、さらに、前記架橋部で繋げられている前記各脚部の隣に位置するように、前記架橋部に設けられる脚部を備えている請求項6に記載のモータのステータ。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のモータのステータと、
    前記ステータの径方向内側に回転可能に配置されるロータと、を備えるインナーロータ型モータ。
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