JP6299669B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、画像形成装置に関するものである。
デジタル複合機等に代表される画像形成装置においては、画像読み取り部で原稿の画像を読み取った後、画像形成部に備えられる感光体に対して読み取った画像を基に光を照射し、感光体上に静電潜像を形成する。その後、形成した静電潜像の上に現像剤を供給して可視画像とした後、用紙に転写して定着させ、装置外に排出する。
用紙に画像を形成して印刷を行う場合、例えば、用いる用紙として一方側に印刷がなされた裏紙を用いる場合がある。裏紙については、用紙種や放置されていた環境の湿度等に応じて、用紙がカール、すなわち、用紙の反りが発生している場合が多い。
ここで、画像形成装置において、用紙のカールに関する技術が、特開平4−201590号公報(特許文献1)、および特開2006−199476号公報(特許文献2)に開示されている。
特開平4−201590号公報 特開2006−199476号公報
画像形成装置にカールしている用紙をそのままセットして画像を形成した場合、適切に排出トレイ上に用紙を積載して排出させることができず、排出の不良が生じるおそれがある。特に、定着によりカールした方向にさらにカールを重ねるような状況となった場合に、この傾向が顕著に表れる。このような状況は、ユーザーの利便性を低下することになり、好ましくない。特許文献1〜特許文献2に開示の技術では、このような場合に対応することが困難である。
この発明の目的は、より適切にカールした用紙を矯正して排出することができる画像形成装置を提供することである。
この発明の一の局面においては、画像形成装置は、給紙カセットと、作像ユニットと、転写部と、定着部と、カール矯正機構と、排出トレイと、用紙搬送路と、反射型センサーと、判断部と、距離調整部とを備える。給紙カセットは、画像を形成する用紙を収納する。作像ユニットは、画像データを基にトナーによる可視画像を形成する。転写部は、作像ユニットにより形成された可視画像を用紙に転写する。定着部は、転写部により転写された可視画像を用紙に定着させる。カール矯正機構は、第一のカール矯正ローラー、および第一のカール矯正ローラーと当接しており、第一のカール矯正ローラーの軸心と軸心間の距離が可変である第二のカール矯正ローラーを含む。カール矯正機構は、定着部により可視画像が定着された用紙を第一および第二のカール矯正ローラーの間に通紙して、用紙のカールを矯正する。排出トレイには、カール矯正機構によりカールが矯正された用紙が排出される。用紙搬送路は、給紙カセットから排出トレイまでの用紙が搬送される経路となる。反射型センサーは、用紙搬送路のうち、給紙カセットから転写部に至るまでの箇所に設けられる。反射型センサーは、用紙搬送路を通過する用紙に光を照射し、用紙からの反射光を受光する。判断部は、反射型センサーによって受光する反射光の状態に応じて、用紙搬送路を搬送される用紙のカールの程度を判断する。距離調整部は、判断部による判断結果に応じて、第一のカール矯正ローラーの軸心と第二のカール矯正ローラーの軸心間の距離を調整する。判断部は、反射光の反射光量が所定の光量に達するまでの時間が所定の時間より短ければ、用紙が、反射型センサーが設けられた位置側にカールしていると判断する。
このような画像形成装置によると、反射型センサーによって受光する反射光の状態に応じてカールの程度を判断し、判断結果に基づいて第一および第二のカール矯正ローラーの軸心間の距離を調整して用紙のカールを矯正している。そうすると、用紙のカールの程度に応じて、第一のカール矯正ローラーと第二のカール矯正ローラーとの間のニップ量を調整して、より適切に用紙のカールを矯正することができる。したがって、このような画像形成装置によると、より適切にカールした用紙を矯正して排出することができる。
この発明の一実施形態に係る複合機を示す図である。 図1に示す複合機の構成を示すブロック図である。 複合機に含まれる制御部の構成を示すブロック図である。 複合機に含まれる画像形成部の構成を示す図である。 第一のカール矯正ローラーの軸心と第二のカール矯正ローラーの軸心間の距離を変更した状態を示す図である。 この発明の一実施形態に係る複合機を用いてカールした用紙に画像を形成する場合の処理の流れを示すフローチャートである。 用紙が、反射型センサーが設けられた位置側にカールしていた場合の反射型センサーの近辺を示す図である。 図7に示す場合の受光素子により受光した反射光の反射光量と経過時間との関係を示すグラフである。 用紙が、反射型センサーが設けられた位置に対して逆側にカールしていた場合の反射型センサーの近辺を示す図である。 図9に示す場合の受光素子により受光した反射光の反射光量と経過時間との関係を示すグラフである。
以下、この発明の実施の形態を説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置を複合機に適用した場合の複合機を示す図である。図2は、図1に示す複合機の構成を示すブロック図である。
図1および図2を参照して、複合機11は、制御部12と、操作部13と、画像読み取り部14と、画像形成部15と、用紙セット部19と、排出トレイ30と、格納部としてのハードディスク16と、ファクシミリ通信部17と、ネットワーク25と接続するためのネットワークインターフェース部18とを備える。
制御部12は、複合機11全体の制御を行う。操作部13は、複合機11側から発信する情報やユーザーの入力内容を表示する表示画面21を含む。操作部13は、印刷部数や階調等の画像形成の条件や電源のオンまたはオフを入力させる。画像読み取り部14は、セット位置にセットされた原稿を読み取り位置に搬送する原稿搬送装置としてのADF(Auto Document Feeder)22を含む。画像読み取り部14は、ADF22または不図示の載置台上にセットされた原稿の画像を読み取る。用紙セット部19は、手差しで用紙をセットする手差しトレイ28やサイズの異なる複数枚の用紙を収納可能な給紙カセット群29を含む。用紙セット部19には、画像形成部15に供給する用紙がセットされる。画像形成部15は、画像読み取り部14により読み取られた画像やネットワーク25を介して送信された画像データを基に、搬送されてきた用紙に画像を形成する。画像形成部15により画像を形成された用紙は、排出トレイ30に排出される。ハードディスク16は、送信された画像データや入力された画像形成条件等の格納を行う。ファクシミリ通信部17は、公衆回線24に接続されており、ファクシミリ送信やファクシミリ受信を行う。
なお、複合機11は、画像データの書き出しや読み出しを行うDRAM(Dynamic Random Access Memory)等を備えるが、これらについては、図示および説明を省略する。また、図2中の矢印は、制御信号や制御、画像に関するデータの流れを示している。なお、図1に示すように、この実施形態においては、給紙カセット群29は、3つの給紙カセット23a、23b、23cから構成されている。
複合機11は、画像読み取り部14により読み取られた原稿の画像データを用いて画像形成部15において画像を形成することにより、複写機として作動する。また、複合機11は、ネットワークインターフェース部18を通じて、ネットワーク25に接続されたコンピューター26a、26b、26cから送信された画像データを用いて、画像形成部15において画像を形成して用紙に印刷することにより、プリンターとして作動する。すなわち、画像形成部15は、要求された画像を印刷する印刷部として作動する。複合機11は、ファクシミリ通信部17を通じて、公衆回線24から送信された画像データを用いて、DRAMを介して画像形成部15において画像を形成することにより、また、画像読み取り部14により読み取られた原稿の画像データを、ファクシミリ通信部17を通じて公衆回線24に画像データを送信することにより、ファクシミリ装置として作動する。複合機11は、画像処理に関し、複写機能、プリンター機能、ファクシミリ機能等、複数の機能を有する。さらに、各機能に対しても、詳細に設定可能な機能を有する。
この発明の一実施形態に係る複合機11を含む画像形成システム27は、上記した構成の複合機11と、ネットワーク25を介して複合機11に接続される複数のコンピューター26a、26b、26cとを備える。この実施形態においては、複数のコンピューター26a〜26cについては、3台示している。各コンピューター26a〜26cはそれぞれ、複合機11に対して、ネットワーク25を介して印刷要求を行って印刷をすることができる。
次に、制御部12の構成について説明する。図3は、制御部12の構成を示すブロック図である。図3を参照して、制御部12は、判断部38と、距離調整部39とを含む。判断部38は、後述する反射型センサー54によって受光する反射光の状態に応じて、用紙搬送路37a〜37dを搬送される用紙Pのカールの程度を判断する。距離調整部39は、判断部38による判断結果に応じて、共に後述する第一のカール矯正ローラー48aの軸心と第二のカール矯正ローラー48bの軸心間の距離を調整する。これらの構成については、後述する。
次に、複合機11に備えられる画像形成部15の構成について、さらに詳細に説明する。図4は、複合機11に備えられる画像形成部15を示す図である。
図1〜図4を参照して、画像形成部15は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各4色にそれぞれ対応する第一の作像ユニット41a、第二の作像ユニット41b、第三の作像ユニット41c、および第四の作像ユニット41dと、露光部としてのLSU(Laser Scanner Unit)31と、中間転写体としての転写ベルト32と、各作像ユニット41a〜41dに対応して設けられる四つの一次転写ローラー33a、33b、33c、33dを含む一次転写ユニット34と、転写部としての二次転写ローラー35と、定着部45とを含む。LSU31については、一点鎖線で概略的に示している。なお、複合機11は、いわゆる四連タンデム形式の画像形成部15を備えることとなる。
イエローの可視画像を形成する第一の作像ユニット41aは、その表面に静電潜像が形成される第一の感光体42a、第一の感光体42aにイエローの現像剤を供給する第一の現像ローラー43a、および第一の感光体42aを帯電させる第一の帯電ローラー44aを含む。シアンの可視画像を形成する第二の作像ユニット41bは、その表面に静電潜像が形成される第二の感光体42b、第二の感光体42bにシアンの現像剤を供給する第二の現像ローラー43b、および第二の感光体42bを帯電させる第二の帯電ローラー44bを含む。マゼンタの可視画像を形成する第三の作像ユニット41cは、その表面に静電潜像が形成される第三の感光体42c、第三の感光体42cにマゼンタの現像剤を供給する第三の現像ローラー43c、および第三の感光体42cを帯電させる第三の帯電ローラー44cを含む。ブラックの可視画像を形成する第四の作像ユニット41dは、その表面に静電潜像が形成される第四の感光体42d、第四の感光体42dにブラックの現像剤を供給する第四の現像ローラー43d、および第四の感光体42dを帯電させる第四の帯電ローラー44dを含む。
第一〜第四の作像ユニット41a〜41dは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの順に、図4中の矢印Dの方向で示す転写ベルト32の回転方向の上流側から配置されている。すなわち、上流側から第一の作像ユニット41a、第二の作像ユニット41b、第三の作像ユニット41c、第四の作像ユニット41dの順に配置されている。最下流側に第四の作像ユニット41dが配置される。
第一〜第四の帯電ローラー44a〜44dはそれぞれ、第一〜第四の感光体42a〜42dを所定の電位に帯電させる。LSU31は、画像読み取り部14によって読み取られた原稿の画像データを基に、第一〜第四の感光体42a〜42dをそれぞれ露光する。露光された各色の成分の光を基に、第一〜第四の感光体42a〜42d上にそれぞれ静電潜像が形成される。第一〜第四の感光体42a〜42d上に形成された静電潜像に第一〜第四の現像ローラー43a〜43dからそれぞれ各色の現像剤、具体的には、トナーが供給される。各色のトナーが第一〜第四の感光体42a〜42d上にそれぞれ供給されて、第一〜第四の感光体42a〜42d上にそれぞれ各色のトナーによる可視画像を形成される。このようにして第一〜第四の感光体42a〜42d上に形成されたトナーによる可視画像は、一次転写バイアスが印加された四つの一次転写ローラー33a〜33dによって転写ベルト32に一次転写される。この時に、各色の画像が転写ベルト32上で重ねられて、転写ベルト32上にフルカラーの画像が形成される。
転写ベルト32は、駆動ローラー36a、および従動ローラー36bによって一方向に回転する。転写ベルト32の回転方向は、図4中の矢印Dで示される。すなわち、転写ベルト32の回転方向については、第一〜第四の感光体42a〜42dが設けられている下方領域においては、左側から右側に向かう方向、その逆の上方領域においては、右側から左側に向かう方向である。
二次転写ローラー35は、転写ベルト32を介して、従動ローラー36bと対向する位置に設けられる。二次転写ローラー35は、二次転写バイアスの印加により、第一〜第四の作像ユニット41a〜41dにより形成され、転写ベルト32に一次転写されたトナーによる可視画像を用紙Pに転写する。
画像形成部15は、二次転写ローラー35により転写された可視画像を用紙Pに定着させる定着部45を備える。定着部45は、第一の定着ローラー46aと、第二の定着ローラー46bとを含む。第一の定着ローラー46aと第二の定着ローラー46bとは、互いに当接して設けられている。第一および第二の定着ローラー46a、46bは共に、所定の定着温度まで加熱されている。第一および第二の定着ローラー46a、46bは、それぞれ相反する方向に回転し、その間に用紙Pを通紙させることにより、用紙Pに転写された可視画像を用紙Pに定着させることができる。
複合機11は、用紙Pのカールを矯正するカール矯正機構47を備える。カール矯正機構47は、第一のカール矯正ローラー48a、および第一のカール矯正ローラー48aと当接して設けられる第二のカール矯正ローラー48bを含む。第一のカール矯正ローラー48aは、硬い材質で構成されており、第二のカール矯正ローラー48bは、第一のカール矯正ローラー48aに対して柔らかい材質で構成されている。すなわち、第一のカール矯正ローラー48aは、第二のカール矯正ローラー48bに食い込むようにして配置されている。図4に示す場合、第二のカール矯正ローラー48bは、用紙Pの搬送方向において、接触領域49a分だけニップするようにして、第一のカール矯正ローラー48aと当接して設けられている。なお、第二のカール矯正ローラー48bの径の方が、第一のカール矯正ローラー48aの径よりも大きく構成されている。カール矯正機構47は、定着部45により可視画像が定着された用紙Pを第一および第二のカール矯正ローラー48a、48bの間に通紙して、用紙Pのカールを矯正する。
第二のカール矯正ローラー48bは、第一のカール矯正ローラー48aとのそれぞれの軸心間の距離が可変となるよう構成されている。この場合、第一のカール矯正ローラー48aは、所定の箇所に固定されており、第二のカール矯正ローラー48bは、図4中の矢印Dで示す方向またはその逆の方向に移動可能に構成されている。その位置が固定されている第一のカール矯正ローラー48aに対して、第二のカール矯正ローラー48bの位置を移動させることにより、第一のカール矯正ローラー48aの軸心50aと第二のカール矯正ローラー48bの軸心50bとの間の距離を可変としている。第二のカール矯正ローラー48bは、不図示のソレノイドによって、二段階に移動するよう構成されている。
図5は、第一のカール矯正ローラー48aの軸心50aと第二のカール矯正48bの軸心50b間の距離を変更した状態を示す図である。図5において、上側の図が、第一のカール矯正ローラー48aの軸心50aの位置と第二のカール矯正ローラー48bの軸心50bの位置が相対的に近い第一の位置とした場合であり、下側の図が、第一のカール矯正ローラー48aの軸心50aの位置と第二のカール矯正ローラー48bの軸心50bの位置が相対的に遠い第二の位置とした場合である。
図5を参照して、第二のカール矯正ローラー48bの軸心50bを第一のカール矯正ローラー48aの軸心50a側に近づけるよう移動させて第一の位置とした場合、第一のカール矯正ローラー48aと第二のカール矯正ローラー48bとのニップ量は、比較的広い接触領域49aで示される。この場合、比較的広い接触領域49aであり、接触領域49aの円弧を構成する曲率も大きいため、用紙Pのカール量が大きい場合に、適切に用紙Pのカールを矯正することができる。
また、第二のカール矯正ローラー48bの軸心50bを第一のカール矯正ローラー48aの軸心50a側から遠ざけるよう移動させて第二の位置とした場合、第一のカール矯正ローラー48aと第二のカール矯正ローラー48bとのニップ量は、比較的狭い接触領域49bで示される。この場合、比較的狭い接触領域49bであり、接触領域49bの円弧を構成する曲率も小さいため、用紙Pのカール量が小さい場合に、適切に用紙Pのカールを矯正することができる。
また、複合機11は、給紙カセット23a〜23cから排出トレイ30に至るまでに用紙Pを搬送するための用紙搬送路37a、37b、37c、37dを備える。複合機11は、具体的には、給紙カセット23aに設けられる載置板51から一対のレジストローラー52a、52bに至る用紙搬送路37aと、一対のレジストローラー52a、52bから二次転写ローラー35に至る用紙搬送路37bと、二次転写ローラー35から定着部45に至る用紙搬送路37cと、定着部45からカール矯正機構47に至る用紙搬送路37dとを備える。載置板51の上方側には、用紙Pをピックアップするピックアップローラー53が設けられている。給紙カセット23a〜23c内に収容された用紙Pは、用紙搬送路37a、37b、37c、37dを経由して、排出トレイ30に排出される。
複合機11は、給紙カセット23a〜23cからレジストローラー52a、52bに至る用紙搬送路37aの所定の箇所に設けられる反射型センサー54を備える。反射型センサー54は、いずれも不図示の発光素子および受光素子を含む。反射型センサー54の発光素子は、用紙搬送路37a側に向かって発光する。そして、反射型センサー54の受光素子は、用紙搬送路37a側からの反射光を受光する。反射型センサー54は、受光素子によって受光される反射光の反射光量を経過時間と共に検知する。なお、反射型センサー54が設けられている領域に対応する用紙搬送路37aの幅は、他の領域の用紙搬送路37b、37c、37dの幅よりも広く構成されている。
次に、この複合機11を用いてカールした用紙Pに画像を形成する場合について説明する。図6は、この発明の一実施形態に係る複合機11を用いてカールした用紙Pに画像を形成する場合の処理の流れを示すフローチャートである。
図1〜図6を参照して、給紙カセット23aには、ある程度カールした用紙Pが収納されている。ユーザーは、給紙カセット23a内の用紙Pを画像形成に使用する用紙として指定し、画像形成を要求する。そうすると、複合機11は、画像形成の要求を受け付ける(図6において、ステップS11、以下、「ステップ」を省略する)。
画像形成の要求を受け付ければ、制御部12は、画像読み取り部14による原稿の画像データの読み取りを開始すると共に、用紙Pの搬送を開始する(S12)。この場合、まず、ピックアップローラー53により載置板51から用紙Pをピックアップして、用紙搬送路37a側に搬送する。
次に、用紙Pが用紙搬送路37aを通過する際に、反射型センサー54により、用紙Pのカールの程度を検知する(S13)。図7は、この場合の反射型センサー54の近辺を示す図である。図7に示すように、反射型センサー54が設けられた位置側に用紙Pがカールしていた場合、用紙Pが用紙搬送路37aに搬送されると、用紙Pの搬送方向の先端から後端に至るまで反射型センサー54に比較的近い位置を通過することとなる。そうすると、発光素子により発光された光Eは、比較的短い時間で用紙Pに当たって反射し、受光素子によって受光される。この場合、比較的短い経過時間で、所定の反射光量以上の反射光量を受光することになる。なお、用紙Pが、このタイミングで用紙搬送路37aの所定の箇所を通過しているということも検知することができる。
図8は、図7に示す場合の反射型センサー54の受光素子により受光した反射光の反射光量と経過時間との関係を示すグラフである。図8において、縦軸は、反射光量を示し、横軸は、経過時間を示す。また、線56aにおいて、検知した反射光量を示す。
図8を参照して、反射型センサー54側に用紙Pがカールしていた場合、時間Tから検知を開始し、閾値として設定された時間Txに達する前の比較的早い経過時間Tで、所定の反射光量Vに達する。判断部38は、時間Txに至るまでに所定の反射光量Vに達するか否かで、用紙Pのカールの程度を判断する(S14)。
その後、用紙Pは、用紙搬送路37bに搬送され、作像ユニット41a〜41dで形成されたトナーによる可視画像が、二次転写ローラー35によって転写される。その後、用紙Pは、用紙搬送路37cに搬送される。そして、用紙Pに転写されたトナーによる可視画像が定着部45によって用紙Pに定着される。
ここで、図8に示すように、時間Txに至るまでの時間Tにおいて、所定の反射光量Vに達している(S14において、YES)。ここで、判断部38は、反射光の反射光量が所定の光量に達するまでの時間が所定の時間より短ければ、用紙Pが、反射型センサー54が設けられた位置側にカールしていると判断する。距離調整部39は、判断部38による判断結果に応じて、第一のカール矯正ローラー48aの軸心50aと第二のカール矯正ローラー48bの軸心50bとの間の距離を調整する。具体的には、図5中の上側の図に示すように、第二のカール矯正ローラー48bの軸心50bを第一の位置に移動させる(S15)。なお、第二のカール矯正ローラー48bの軸心50bがすでに第一の位置に位置している場合は、第二のカール矯正ローラー48bの軸心50bを移動させない。また、定着後の用紙Pは、図7に示す方向にカールする傾向があり、図7のようにカールした用紙Pのカール度合いが定着部45を用紙Pが通過しトナーが用紙に定着されることによって、用紙Pのカール度合いがひどくなりがちなので、用紙Pに対するカール矯正を強くすることが望ましいので、第二のカール矯正ローラー48bの軸心50bを第一の位置に配置する。
その後、カール矯正機構47まで用紙Pを搬送して用紙Pのカールを矯正する(S16)。すなわち、第二のカール矯正ローラー48bを移動させて第一の位置とし、第一および第二のカール矯正ローラー48a、48bの間に用紙Pを通紙して、カールを矯正する。その後、排出トレイ30に用紙Pを排出する(S17)。
次に、S14において、時間Txに至るまでに所定の反射光量Vに達していなかった場合について説明する。図9は、この場合の反射型センサー54の近辺を示す図である。図9は、図7に相当する。図9を参照して、反射型センサー54が設けられた位置に対して逆側に用紙Pがカールしていた場合、用紙Pが用紙搬送路37aに搬送されると、用紙Pの搬送方向の先端側は反射型センサー54から遠い位置となる。そうすると、発光素子により発光された光Eは、比較的長い時間で用紙Pに当たって反射し、受光素子によって受光される。そして、用紙Pの搬送に伴い、用紙Pの後端に向かって徐々に反射型センサー54側に近い位置となる。この場合、比較的長い経過時間で、所定の反射光量以上の反射光量を受光することになる。
図10は、図9に示す場合の反射型センサー54の受光素子により受光された反射光の反射光量と経過時間との関係を示すグラフである。図10において、縦軸は、反射光量を示し、横軸は、経過時間を示す。また、線56bにおいて、検知した反射光量を示す。
図10を参照して、反射型センサー54が設けられた位置に対して逆側に用紙Pがカールしていた場合、時間Tから検知を開始し、時間Txに至った後に達する比較的長い経過時間Tで、所定の反射光量Vに達する。ここで、判断部38は、反射光の光量が所定の量に達するまでの時間が所定の時間より長ければ、用紙Pが、反射型センサー54が設けられた位置に対して逆側にカールしていると判断する(S14において、NO)。距離調整部39は、判断部38による判断結果に応じて、第一のカール矯正ローラー48aの軸心50aと第二のカール矯正ローラー48bの軸心50bとの間の距離を調整する。具体的には、図5中の下側の図に示すように、第二のカール矯正ローラー48bの軸心50bを第二の位置に移動させる(S18)。なお、第二のカール矯正ローラー48bの軸心50bがすでに第二の位置に位置している場合は、第二のカール矯正ローラー48bの軸心50bを移動させない。また、定着後の用紙Pは図7に示す方向にカールする傾向があり、図9のようにカールした用紙Pのカール度合いが定着部45を用紙Pが通過しトナーが用紙に定着されることによって、用紙Pのカール度合いが緩和されがちなので、用紙のPに対するカール矯正を弱くすることが望ましいので、第二のカール矯正ローラー48bの軸心50bを第二の位置に配置する。
その後、上記の場合と同様に、カール矯正機構47まで用紙Pを搬送して用紙Pのカールを矯正する(S16)。その後、上記と同様に、排出トレイ30に用紙Pを排出する(S17)。
このような構成の複合機11によれば、反射型センサー54によって受光する反射光の状態に応じて用紙Pのカールの程度を判断し、判断結果に基づいて第一および第二のカール矯正ローラー48a、48bの軸心50a、50bの間の距離を調整してカールを矯正している。そうすると、用紙Pのカールの程度に応じて、第一のカール矯正ローラー48aと第二のカール矯正ローラー48bとの間のニップ量を調整して、より適切に用紙Pのカールを矯正することができる。したがって、このような複合機11によると、より適切にカールした用紙Pを矯正して排出することができる。
この場合、反射型センサー54は、用紙搬送路37aの所定の箇所の用紙の通過を検知するレジストセンサーも兼用することになるため、装置構成の簡略化を図ることができる。
また、この場合、反射型センサー54が設けられている領域に対応する用紙搬送路37aの幅は、他の領域の用紙搬送路37b〜37dの幅よりも広く構成されているため、用紙Pのカールの程度に応じた反射光量の受光の時間の差をより広く設けることができる。
なお、上記の実施の形態においては、ソレノイドを用いて、第一および第二のカール矯正ローラー48a、48bの軸心50a、50b間の距離を二段階に変更するよう調整することとしたが、これに限らず、例えば、ステップモーターとカムとを備える構成とし、第一および第二のカール矯正ローラー48a、48bの軸心50a、50b間の距離を無段階に変更するよう調整が可能な構成としてもよい。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって規定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明に係る画像形成装置は、より適切なカールした用紙の矯正が要求される場合に、特に有効に利用される。
11 複合機、12 制御部、13 操作部、14 画像読み取り部、15 画像形成部、16 ハードディスク、17 ファクシミリ通信部、18 ネットワークインターフェース部、19 用紙セット部、21 表示画面、22 ADF、23a,23b,23c 給紙カセット、24 公衆回線、25 ネットワーク、26a,26b,26c コンピューター、27 画像形成システム、28 手差しトレイ、29 給紙カセット群、30 排出トレイ、31 LSU、32 転写ベルト、33a,33b,33c,33d 一次転写ローラー、34 一次転写ユニット、35 二次転写ローラー、36a 駆動ローラー、36b 従動ローラー、37a,37b,37c,37d 用紙搬送路、38 判断部、39 距離調整部、41a,41b,41c,41d 作像ユニット、42a,42b,42c,42d 感光体、43a,43b,43c,43d 現像ローラー、44a,44b,44c,44d 帯電ローラー、45 定着部、46a,46b 定着ローラー、47 カール矯正機構、48a,48b カール矯正ローラー、49a,49b 領域、50a,50b 軸心、51 載置板、52a,52b レジストローラー、53 ピックアップローラー、54 反射型センサー、56a,56b 線。

Claims (5)

  1. 画像を形成する用紙を収納する給紙カセットと、
    画像データを基にトナーによる可視画像を形成する作像ユニットと、
    前記作像ユニットにより形成された前記可視画像を前記用紙に転写する転写部と、
    前記転写部により転写された前記可視画像を前記用紙に定着させる定着部と、
    第一のカール矯正ローラー、および前記第一のカール矯正ローラーと当接しており、前記第一のカール矯正ローラーの軸心と軸心間の距離が可変である第二のカール矯正ローラーを含み、前記定着部により前記可視画像が定着された前記用紙を前記第一および前記第二のカール矯正ローラーの間に通紙して、前記用紙のカールを矯正するカール矯正機構と、
    前記カール矯正機構によりカール矯正が行われた前記用紙が排出される排出トレイと、
    前記給紙カセットから前記排出トレイまでの前記用紙を搬送する経路となる用紙搬送路と、
    前記用紙搬送路のうち、前記給紙カセットから前記転写部に至るまでの箇所に設けられ、前記用紙搬送路を通過する前記用紙に光を照射し、前記用紙からの反射光を受光する反射型センサーと、
    前記反射型センサーによって受光する前記反射光の状態に応じて、前記用紙搬送路を搬送される前記用紙のカールの程度を判断する判断部と、
    前記判断部による判断結果に応じて、前記第一のカール矯正ローラーの軸心と前記第二のカール矯正ローラーの軸心間の距離を調整する距離調整部とを備え
    前記判断部は、前記反射光の反射光量が所定の光量に達するまでの時間が所定の時間より短ければ、前記用紙が、前記反射型センサーが設けられた位置側にカールしていると判断する、画像形成装置。
  2. 前記判断部は、前記反射光の光量が所定の量に達するまでの時間が所定の時間より遅ければ、前記用紙が、前記反射型センサーが設けられた位置に対して逆側にカールしていると判断する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 主走査方向から見た場合において、前記反射型センサーが設けられている領域に対応する前記用紙搬送路の幅は、他の領域の前記用紙搬送路の幅よりも広い、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記反射型センサーは、前記用紙搬送路の所定の箇所の前記用紙の通過を検知するレジストセンサーも兼用する、請求項1〜のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記距離調整部は、二段階で前記第一および前記第二のカール矯正ローラーの軸心間の距離を調整する、請求項1〜のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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