JP2004051238A - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの種類や、画像形成プロセスに関わらず一律にカール取りを行なうと、逆に過度のカール付けになってしまうという欠点を有していた。そこで、シートについたカールを効果的に除去するシート搬送措置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】通常のシート搬送路115dと、通常のシート搬送路115dと分岐しカール取り手段121を有するカール取り搬送路115cと、搬送されるシートの状態を検知する検知手段S1と、通常のシート搬送路115d又はカール取り搬送路115cのいずれかにシートを案内する搬送路フラッパ124と、をシート搬送装置に設ける。検知手段S1によって検知したシートの状態に応じて、通常のシート搬送路115dとカール取り搬送路115cのいずれにシートを搬送するかを選択する。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カール取り手段を有するシート搬送装置及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
シートにカールが存在すると、ローラやドラムへの巻きつきによるジャムの発生や斜行補正精度の悪化などの問題が生じる。そこで従来の複写機等の画像形成装置においては、スポンジローラタイプ或いは1本の駆動ローラに対して2本の従動ローラを当接させたカール取り手段にシートを通過させることにより、シートに付いたカールを取り除くものがあった。
【0003】
また、特開平09−188460号公報に記載されているように、第1,第2カール矯正搬送路の間に一つのカール取りローラを設け、この一つのカール取りローラを正逆回転させてカール取りを行なう機構を備えたシート搬送装置も提案されている。
【0004】
また、内部に熱源を有する定着ローラと加圧ローラを有する熱定着装置の下流側で発生するカールを取り除くものとしてファンを設けて、定着後のシートを素早く冷ますことで、シートに発生するカールを取り除くものもあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ローラを用いた矯正手段では、より効果的にカール取りを行なうためには、カール取りローラの圧を上げたり、シート搬送経路の角度などを変化させることにより行うが、ローラ圧を上げていくと駆動負荷が非常に上昇してしまったり、特に厚みの厚いシートを搬送する時などは、シートが座屈してしまうか、或いは折れてしまう場合がある。また搬送経路・角度を変化させるとシートの搬送が安定して行えなくなる場合が生じてしまう。
【0006】
更に、シートの種類や、画像形成プロセスに関わらず一律にカール取りを行なう為、シートの種類や、画像形成プロセスによってカールがわずかな場合には、逆に過度のカール付けになってしまうという欠点を有していた。
【0007】
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたもので、シート搬送路に並列にカール取り手段を備えた別の搬送路を有し、シートの状態検知に基づいてシート搬送路を選択することにより、効果的にカール取りを行なうことを可能とするシート搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達するため、本発明は、第1のシート搬送路と、シートのカールを取るためのカール取り手段を有し、前記第1のシート搬送路と分岐して設けられた第2のシート搬送路と、搬送されるシートの状態を検知する検知手段と、前記第1のシート搬送路又は前記第2のシート搬送路のいずれかにシートを案内する搬送路切替手段と、前記検知手段によって検知されたシートの状態に応じて前記搬送路切替手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
本発明は、前記検知手段は、前記搬送路切替手段のシート搬送方向の上流側に設けられた、シートのカール量を検知するカール量検知手段であり、前記制御手段は前記カール量検知手段の検知に基づいて、前記搬送路切替手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置である。
【0010】
本発明は、前記制御手段は、前記カール量検知手段により検知されたカール量が所定量より小さい場合に、前記第1のシート搬送路にシートを搬送させ、所定量よりも大きい場合に、前記第2のシート搬送路にシートを搬送させるように前記搬送路切替手段を制御することを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置である。
【0011】
本発明は、前記検知手段は、湿度を検知するための湿度検知手段であり、前記制御手段は、前記湿度検知手段の検知に基づいて、前記搬送路切替手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置である。
【0012】
本発明は、前記制御手段は、前記湿度検知手段により検知された湿度が所定量よりも小さい場合に、前記第1のシート搬送路にシートを搬送させ、所定量よりも大きい場合に、前記第2のシート搬送路にシートを搬送させるように前記搬送路切替手段を制御することを特徴とする請求項4に記載のシート搬送装置である。
【0013】
本発明は、前記検知手段はシートの種類を検知するための種類検知手段であり、前記制御手段は、前記種類検知手段の検知に基づいて、前記搬送路切替手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置である。
【0014】
本発明は、前記制御手段は、前記種類検知手段により検知されたシートの厚さが所定以上である場合に、前記第1のシート搬送路にシートを搬送させ、所定以下である場合に、前記第2のシート搬送路にシートを搬送させるように前記搬送路切替手段を制御することを特徴とする請求項6に記載のシート搬送装置である。
【0015】
本発明は、前記第2のシート搬送路における前記カール取り手段が、前記第1のシート搬送路の曲率半径よりも小さい曲率半径で形成されたシート搬送ガイドであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のシート搬送装置である。
【0016】
本発明は、前記第2のシート搬送路における前記カール取り手段が、近接した3本ローラであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のシート搬送装置である。
【0017】
本発明は、前記第2のシート搬送路における前記カール取り手段が、スポンジローラを備えたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のシート搬送装置である。
【0018】
本発明は、請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、前記シート搬送装置によって搬送されたシートに画像を形成する画像形成手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
【0019】
本発明は、請求項1乃至10のいずれかに記載のシート搬送装置と、シートに画像を形成する画像形成手段と、を備えた画像形成装置であって、前記シート搬送装置が前記画像形成手段により片面に画像が形成されたシートを反転させるための反転搬送路に設けられたことを特徴とする画像形成装置である。
【0020】
本発明は、請求項1乃至10のいずれかに記載のシート搬送装置と、前記シート搬送装置によって搬送されたシートに画像を形成する画像形成手段と、を備えた画像形成装置であって、前記シート搬送装置が前記画像形成手段により片面に画像が形成されたシートを再度、画像形成手段に搬送するための搬送路に設けられたことを特徴とする画像形成装置である。
【0021】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
【0022】
図1は、第1の実施の形態に係る画像形成装置の一例である複写機の全体構成図である。
【0023】
同図において、100は複写機であり、この複写機100は画像形成部105を備えたプリンタ部101と、画像読み取り部102とを有している。また、この複写機100は画像読み取り部102の上方に自動原稿給送装置103を備えており、この自動原稿給送装置103により、画像読み取り部102上のプラテンガラス102aに不図示の原稿が自動的に給送され、この原稿を画像読み取り部102により走査して、CCDカメラ102bからのデジタル情報を不図示の記憶装置に潜像データとして記憶させるようにしている。
【0024】
複写機100は、この潜像データに基づきスキャナ部104により、画像形成部105の感光ドラム106に潜像を形成した後、トナーを用いて現像することにより、感光ドラム106にトナー像を形成するようにしている。
【0025】
113A,113B,113C,113Dは、プリンタ部101内に配設され、多数枚のシートをそれぞれ収納するシート収納部である給紙カセットであり、これら各給紙カセット113A,113B,113C,113Dに収納されたシートは、それぞれ給紙部114A,114B,114C,114Dにより1枚ずつ給送された後、シート搬送路である搬送パス115aを通りレジスト導入部116に所定のタイミングで搬送されるようになっている。このレジスト導入部116手前には、搬送路切替手段としての搬送路フラッパ124が設けられている。詳細は図2を用いて後述する。
【0026】
このレジスト導入部116にはレジストローラ117が設けられており、シートは、このレジストローラ117により斜行が矯正された後、所定のタイミングで転写分離帯電器118に搬送され、この転写分離帯電器118によって感光ドラム106からトナー像が転写されるようになっている。
【0027】
また、107はトナー像が転写されたシートを定着部108に搬送する搬送部であり、搬送部107により搬送されたシートは、定着部108の定着ローラ119によってトナー像が定着される。なお、トナー像が定着された後、シートは、排出パス109に設けられた排紙フラッパ111により、排紙トレイ110または両面ユニット112に振り分けられる。
【0028】
この排紙フラッパ111は、後述する図6に示すCPU201により制御されてシートの片面のみに画像を形成する片面コピーの場合は排紙トレイ110側に切り替わり、シートの両面に画像を形成する両面コピー、或いは片面に複数回画像を形成する多重コピーを行う場合には両面ユニット112側に切り替わるようになっている。またプリンタ等では、先頭ページから処理を行い、ページ順を合わせるために排紙されるときは片面、両面に関わらず裏面排紙を行なう為、排紙フラッパ111により一旦両面ユニット側に送られた後、シート搬送路120を通って排紙トレイ110に排出される。
【0029】
両面ユニット112は、片面に画像が形成されたシートを反転して再度画像形成部105に搬送することによってシートの両面に画像を形成するためのものであり、反転機構と、搬送パス115aに合流する再搬送パス115bとを備えている。
【0030】
図2は、カール取り手段を有するシート搬送路の構成を示す図である。
【0031】
S1はカール量検知手段、115dが第1のシート搬送路としての通常のシート搬送路、115cが第2のシート搬送路としてのカール取り手段121を有するカール取り搬送路で、124がシートの搬送先を通常のシート搬送路115dとカール取り搬送路115cとのいずれかに切り替える搬送路切替手段としての搬送路フラッパであり、この搬送路フラッパは図示しない搬送路切り替えフラッパソレノイドにより駆動される。
【0032】
カール取り搬送路115cにおける搬送ガイドは通常のシート搬送路115cの曲率半径よりも曲率半径が小さく設定されており、カール取り搬送路115cをシートが通過することにより搬送ガイドの湾曲方向と反対方向に形成されているカール取りを行なう。
【0033】
図2において、カール量検知手段S1は搬送パス115aと再搬送パス115bとの合流部の下流側で搬送路フラッパ124の直前に配置されている。これは給紙カセット113A,113B,113C,113Dに長期放置されているために発生し、搬送パス115aにより搬送されてくるシートに生じているカールや、または元々の紙の品質不良等で画像形成前に既に発生していて、搬送パス115aにより搬送されてくるシートに生じているカールや、画像形成後の定着ローラによりカールが発生して両面ユニット112を介して再搬送されてきたシートに生じているカールなどのカール量を検知しフィードバックする為である。また、カール量検知手段S1としては、例えば特開平10−077152に記載されているセンサを用いている。つまり、図3に示すようにシートセンサである複数の光学センサ21a〜21cをシートの搬送方向と交差(本実施形態にあっては直行)する方向、即ちシートの厚さ方向に3個並列に設け、各々の光学センサ21a〜21c位置にシートが到達する時間差によって制御手段がカールの向きとカール量を検知する。カール量検知手段S1によりカール取り搬送路115cの湾曲と反対方向の所定量以上のカールが検知された場合には、カール取り搬送路151cにシートを送り込むように搬送路フラッパ124を切り替える。
【0034】
図4は制御ブロック図である。カール量検知手段S1により検知されたカール量はCPU201に送られる。201はカール量検知手段の検知に基づいてカール取りが必要か否か判断し必要であればトランジスタ202を駆動し、搬送路切り替えフラッパソレノイド203を駆動する。これにより図2における搬送路フラッパ124が、カール取り搬送路115cにシートを送り込むように切り替えられる。
【0035】
図5のフローチャートを用いて説明する。
【0036】
ステップ1001(以下はステップをSとする。)においてコピースタートが入力され、給紙が開始されるとシートがカール量検知手段S1に到達した時点でS1002においてカール量が検知される。S1003において、予め設定されたカール量よりカール取り搬送路115cの湾曲と反対方向のカール量が所定量より大きいと判断された場合にはS1004において搬送路フラッパ124をカール取り搬送路151c側にシートを送り込むように切り替える。S1005において搬送されたシートの後端が検出されれば搬送路フラッパ124を通常のシート搬送路151dにシートを送るように戻す。シートの後端はカール量検知手段S1によっても検知できるし、別にセンサを設けても良い。S1007において、ジョブが続けば再びS1002に戻るし、最終紙であればS1008に進みコピーを完了する。
【0037】
本フローにおいては1枚ごとに検知する構成になっている。これは各給紙カセット113A,113B,113C,113Dから送り出されるシートのカール量と、片面が画像形成され、裏面コピーの為に再給紙されたシートのカール量とで異なる為である。機器の構成により、例えば両面に画像形成する際にスタックトレイ(中間トレイ)を使用するものであれば、片面時と両面時の画像形成がまとめて行なわれるので、所定の動作モードで行なえば毎回検知する必要はなくなる。これにより、カール量検知手段S1の寿命を延ばすことができ、搬送路切替手段の耐久性を向上させることができる。なお、各給紙カセット113A,113B,113C,113Dからシートを連続供給する場合においても、同一のカールが形成されていると判断できるので、毎回カール量を検知せずに一定の給紙枚数ごとに検知するようにしてもよい。カール取り手段121として曲率半径の小さい搬送ガイドを備えたもののほかに、図6、7に示したような、より強制的にカール取りを行なえるようにしたカール取り手段121をカール取り搬送路115cに備えた構成であってもよい。図6はカール取り手段121が近接した3本ローラにより構成されており、図7はカール取り手段121の駆動ローラがスポンジローラより構成されている。
【0038】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態は、第1の実施の形態のカールを検知するためのカール量検知手段の代わりに湿度検知手段を用いてカールを判別するところが異なり、異なる部分を詳細に説明して、その他の構成については第1の実施の形態と同一であるため詳細な説明は省略する。
【0039】
カール取り手段121としては、第1の実施の形態と同様に、曲率半径の小さい搬送ガイド、または、より強制的にカール取りを行なえるようにした3本ローラやスポンジローラにより構成される。
【0040】
第2の実施の形態を図8〜図10により説明する。図8において、画像形成装置本体内には湿度検知手段としての湿度センサS2が配されている。この湿度センサS2は、機器が置かれている環境を検知するものであって機内の定着器などからの温度変化の影響を受けないように配置される。
【0041】
湿度センサS2により検知された湿度からCPUに予め設定されたテーブルを用いて大気中の水分量を計算し、水分量に基づいて搬送路切替手段としての搬送路フラッパ124の切り替えを行なう。
【0042】
図9は制御ブロック図である。湿度センサS2により検知された湿度はCPU201に送られる。CPU201は湿度センサS2の検知に基づいてカール取りが必要か否か判断し必要であればトランジスタ202を駆動し、搬送路切り替えフラッパソレノイド203を駆動する。これにより図8における搬送路フラッパ124が、カール取り搬送路115cにシートを送り込むように切り替えられる。一般的に、大気中の湿度が高い場合には、シートが含有する水分が多くなりカールが発生しやすくなる。さらに、湿度が高いほどカール量も大きくなる傾向がある。
【0043】
したがって、湿度センサS2により検知した湿度から大気中の水分量を計算し予め設定した水分量よりも実際の水分量が大きい場合に、第2のシート搬送路としてのカール取り搬送路151cにシートを搬送するように搬送路フラッパ124を切り替えることによってシートのカールを取ることができる。
【0044】
このシートのカールを取るための制御について図10のフローチャートを用いて説明する。
【0045】
S1101においてコピースタートが入力され、給紙が開始されるとS1102において、湿度センサS2により湿度が検知される。S1103において、検知された湿度からCPU内に予め設定されたテーブルを用いて大気中の水分量を計算する。S1104において予め設定した水分量Aよりも、実際の水分量nが大きいと判断された場合には、シートにカールが発生していると判断してS1105において搬送路フラッパ124を切り替え、カール取り搬送路151c側にシートを送り込む。S1106において、最終紙であればS1107に進み搬送路フラッパ124を通常の151dに送る設定に切り替え、1108にてコピーを完了する。
【0046】
また、本フローにおいては、ジョブ単位で設定する構成になっている。これは環境温湿度により制御するものであることから、リアルタイムで大きな変動はないからであり、特に限定するものではない。なお、湿度センサではなく温湿度センサを用いて検知した温湿度からCPUに予め設定されたテーブルを用いて大気中の水分量を計算してもよい。
【0047】
(第3の実施の形態)
続いて、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第3の実施の形態は、第1の実施の形態のカール量を検知するためのカール量検知手段の代わりにシートの種類を検知する種類検知手段を用いてカールを判別するところが異なり、異なる部分を詳細に説明して、その他の構成については第1の実施の形態と同一であるため詳細な説明は省略する。
【0048】
カール取り手段121としては、第1の実施の形態と同様に、曲率半径の小さい搬送ガイド、または、より強制的にカール取りを行なえるようにした3本ローラやスポンジローラにより構成される。
【0049】
第3の実施の形態を図11〜図13により説明する。
【0050】
図11においてシートの種類を検知するための種類検知手段としての種類検知センサS3が配置されている。種類検知センサS3は、厚紙や薄紙、OHPシート、コート紙等のシートの種類を検知する。検知方法は、透過光量検知や反射センサを用いたものが一般的である。
【0051】
図12は制御ブロック図である。シートの種類検知センサS3により検知されたシートの種類に係る情報はCPU201に送られる。CPU201は種類検知センサS3の検知に基づいてカール取りが必要か否か判断し必要であればトランジスタ202を駆動し、搬送路切り替えフラッパソレノイド203を駆動する。これにより図11における搬送路フラッパ124が、カール取り搬送路115cにシートを送り込むように切り替えられる。
【0052】
一般的に、シートの種類に応じてカールを取る必要があるか予め予想することができる。例えば、シートの剛性が大きいほどカールが発生しにくい傾向があり、また、OHPなどではカールが発生しにくく、そのような特殊紙も種々ある。そのため、予めシートの種類に応じて通常のシート搬送路151d又はカール取り搬送路151cのいずれに搬送するか設定しておいて、種類検知センサS3からの情報に基づいて、シートの種類によって予め設定されたシート搬送路にシートが搬送されるように制御する。本発明の第2の実施の形態の湿度センサを用いた場合と同様に、種類検知センサS3により、コピー開始直後にシートの種類/状態(厚さ、特殊紙か否か等)を検知してシート搬送路を選択する。
【0053】
本発明の第3の実施の形態の制御について図13のフローチャートを用いて説明する。
【0054】
S1201においてコピースタートが入力され、給紙が開始されるとS1202において、種類検知センサS3の検知に基づいてシートがOHPなどの特殊紙であるか否かが判断される。検知されたシートが特殊紙である場合にはカール取りを行なう必要がないので、搬送路フラッパ124を通常のシート搬送路151dに送る状態のままにしておいてOHPなどの特殊紙を通常のシート搬送路151dに送る。検知されたシートが特殊紙でない場合にはS1203において、種類検知センサS3の検知に基づいてシートの厚みが検知される。1204において、検知された厚みからCPU内に予め設定された数値と比較し、所定より薄ければS1205において搬送路フラッパ124を切り替え、カール取り搬送路151c側にシートを送り込んでシートのカールを取る。続いて、S1206において、最終紙であればS1207に進み搬送路フラッパ124を通常のシート搬送路151dに送る設定に切り替え、S1208にてコピーを完了する。
【0055】
検知されたシートの厚さが所定より厚ければカール取りを行なう必要がないので、搬送路フラッパ124を通常のシート搬送路151dに送る状態のままにしておき、シートを通常のシート搬送路151dに送る。
【0056】
本フローにおいては、ジョブ単位で設定する構成になっている。これはシートの種類により制御するものであることから、リアルタイムでの変動はないからである。但し両面スルーパスを用いた両面動作では、同じシートでも各給紙カセット113A,113B,113C,113Dから送り出されるシートのカール量と、片面が画像形成され、裏面コピーの為に再給紙されるシートのカール量とで異なる為、シートにより片面/両面時のシート搬送路を切り替える事も有効である。
【0057】
また、本実施の形態におけるシートの種類と第2の実施の形態における湿度の両方の情報に基づいてシート搬送路を選択する、即ち、シートの種類毎にシートのカールを取る必要があるかを決定する湿度を予め設定しておき、種類検知センサにより検知したシートの種類と湿度検知センサにより検知した湿度に基づいて搬送路を切り替えることも、シートのカールをとる必要があるかの予測がより確実になるために有効である。
【0058】
(第4の実施の形態)
図14は、第4の実施の形態に係る画像形成装置の一例である複写機の全体構成図である。図1とほぼ同様であり、相違点としては定着部108の下流側にカール量検知手段S1と、第1のシート搬送路としの通常のシート搬送路127、及び通常のシート搬送路127と分岐するカール取り手段125を備えた第2のシート搬送路としてのカール取り搬送路122とを有し、通常のシート搬送路127とカール取り搬送路122の分岐点にはいずれかのシート搬送路にシートを案内する搬送路切替手段としての第2排紙フラッパ111bが、通常のシート搬送路127における排紙部110に搬送するための排出パス109との分岐点には第1排紙フラッパ111aとが夫々配置されている。
【0059】
カール量検知手段としては第1の実施の形態と同様のセンサを用いている。
【0060】
またカール取り手段125は、第1の実施の形態と同様に、曲率半径の小さい搬送ガイド、または、より強制的にカール取りを行なえるようにした3本ローラやスポンジローラにより構成される。
【0061】
次に、このように構成された複写機100において、片面原稿10枚を5枚のシートの両面にコピーする場合について図15を用いて説明する。
【0062】
まず、片面原稿10枚の画像データを、既に記述したように自動原稿給送装置103、画像読み取り部102により潜像データとして記憶装置に記憶させる。次に、この記憶装置に記憶された1、3、5枚目の原稿内容に対応する潜像データを画像形成部105において現像すると共に、給紙部114A、114B、114C、114Dから送り出された1〜3枚目のシートに順次転写した後、定着部108において定着させる。以下、給紙部から送り出されたn枚目のシートをPnと表記する。
【0063】
次に、片面(表面)に1、3、5枚目の原稿の画像が形成されたシートP1〜P3は所定のシート間隔を設けながら搬送され、カール量検知手段S1を通過する。この時カール量検知手段S1によって検知されたカールの方向がカール取り手段125のカール取り方向と反対であり、カール量が所定の量より多ければ、第2排紙フラッパ111bをシートがカール取り搬送路122に搬送されるように切り替え、カール取り搬送路122を通過させて、シートを両面ユニット112に搬送する。
【0064】
所定の量以下であれば、第2排紙フラッパ111bをシートが通常のシート搬送路127に搬送される状態のままにして、下流にある第1排紙フラッパ111aを通常のシート搬送路127に搬送するように切り替えて、シート搬送路127を通って両面ユニット112にシートを搬送する。
【0065】
定着部108を通過した後にシートのカールがカール取り手段125のカール取り方向と反対方向に所定量以上大きいと検知された場合、シートはカール取り搬送路122に搬送され、カール取り手段125により矯正されてシート搬送路10に送り込まれる。図15(A)は1枚目のシートP1がシート搬送路10に送り込まれる状態を示している。
【0066】
ここで、このように3枚のシートが連続してシート搬送路122に搬送された際、両面ユニット112に到達したシートP1の先端を第1センサ72が検出すると、CPU201は、まずローラ対2〜4を正転方向に駆動させ、シートP1がスイッチバックパス10に搬送される。
【0067】
次に、このようにスイッチバックパス10に搬送されたシートP1の後端がセンサ72を通過し、これをセンサ72が検出すると、ローラ対3,4を所定時間後一旦停止させた後、反転フラッパ60をシート搬送路30側へ切り替えて、一旦停止させたローラ対3,4を逆転方向に駆動させる。
【0068】
これにより、シートP1が再給紙され、シートP1の裏面には2枚目の原稿の画像が形成される。シート毎にカール量が異なる場合にはカール量検知の結果毎にシート搬送路10に送り込むためのシート搬送路として、カール取り手段125のカール取り方向と反対方向のカールが所定量より大きければカール取り搬送路122、小さければ通常のシート搬送路127が選択される。
【0069】
シートP1が再給紙された後、シートP4が給紙されシートP4には片面(表面)に7枚目の原稿の画像が形成される。その後はシートP2が再給紙され、シートP2の裏面には4枚目の原稿の画像が形成される。この様に、以後は片面(表面原稿画像形成)、両面(裏面原稿画像形成)が交互に繰り返される。
【0070】
両面に画像形成されたシートP1は定着部108を通過すると、表面排紙の場合にはシート搬送路109を通過して排出部110に排出される。
【0071】
シートP1の裏面排紙の場合には、カール量検知手段S1を通過した際に、カール量検知手段S1が検知したカールの方向がカール取り手段125のカール取り方向と反対でありカール量が所定の量より大きければ、第2排紙フラッパ111bをシートがカール取り搬送路122に搬送されるように切り替え、カール取り搬送路122を通過させてシートをシート搬送路10に搬送する。そして、排紙搬送路120を通って排出部110に排出される。
【0072】
所定の量以下であれば、第2排紙フラッパ111bをシートが通常のシート搬送路127に搬送される状態にしてその下流にある第1排紙フラッパ111aを切り替え、通常のシート搬送路127を通過させてシート搬送路10にシートを搬送する。そして、排紙搬送路120を通って排出部110に排出される。
【0073】
図15(B)はこの時の状態を示したもので、シートP1のカール量が所定以下と判断されたものである。
【0074】
次に、所定以下と判断されたシートP1の後端がセンサ72を通過し、これをセンサ72が検出すると、ローラ対3,4を所定時間後に一旦停止させた後、第2フラッパ60を排紙搬送路120側へ切り替えて、一旦停止させたローラ対3,4を逆転方向に駆動させる。これによりシート搬送路120を通過して排出部110に排紙される。所定以上と判断された場合にはカール取り搬送路122に送り込まれ、シートP1の後端がセンサ72を通過し、これをセンサ72が検出すると、所定時間後ローラ対3,4を一旦停止させた後、第2フラッパ60を排紙搬送路120側へ切り替えて、一旦停止させたローラ対3,4を逆転方向に駆動させる。これによりシート搬送路120を通過して排出部110に排紙される。以後は片面(表面原稿画像形成)、両面(裏面原稿画像形成)が交互に繰り返されるので反転フラッパ60は搬送路の切り替えを交互に繰り返し、片面のみしか画像形成の終わっていないシートP4,5はシート搬送路30側へ、両面画像の形成が完了したシートP2,3は排紙搬送路120側へ送り込まれる。
【0075】
また、片面(表面原稿画像形成)、両面(裏面原稿画像形成)でカール取り搬送路122と通常のシート搬送路127とを、選択することも有効である。
【0076】
以下に、その際の詳細を説明する。
【0077】
片面原稿10枚を5枚のシートの両面にコピーする場合について図15を用いて説明する。片面(表面)に1、3、5枚目の原稿の画像が形成されたシートP1〜P3シートを所定のシート間隔を設けながら、排出パス109に設けられた排紙フラッパ111bにより、シート搬送路122を通って、両面ユニット112に搬送する。
【0078】
定着部108を通過することでカールが発生するが、カール取り手段125により矯正されシート搬送路10に送り込まれる。図15(A)は1枚目のシートP1がシート搬送路10に送り込まれる状態を示している。
【0079】
ここで、このように3枚のシートがシート搬送路122を通って、連続して搬送された際、両面ユニット112に到達したシートP1の先端を第1センサ72が検出すると、CPU201は、まずローラ対2〜4を正転方向に駆動させ、シートP1がスイッチバックパス10に搬送される。
【0080】
次に、このようにスイッチバックパス10に搬送されたシートP1の後端がセンサ72を通過し、これをセンサ72が検出すると、ローラ対3,4を一旦停止させた後、反転フラッパ60をシート搬送路30側へ切り替えて、一旦停止させたローラ対3,4を逆転方向に駆動させる。
【0081】
これにより、シートP1が再給紙され、シートP1の裏面には2枚目の原稿の画像が形成される。
【0082】
シートP1が再給紙された後、シートP4が給紙されシートP4には片面(表面)に7枚目の原稿の画像が形成される。その後はシートP2が再給紙され、シートP2裏には4枚目の原稿の画像が形成される。この様に、以後は片面(表面原稿画像形成)、両面(裏面原稿画像形成)が交互に繰り返される。
【0083】
両面に画像形成されたシートP1は定着部108を通過すると、表面排紙の場合にはシート搬送路109を通過して排出部110に排紙される。
【0084】
裏面排紙の場合には第1排紙フラッパ111aにより、シート搬送路127を通って、スイッチバックパス10に送り込まれる。図15(B)はこの時の状態を示したものである。
【0085】
次に、このようにスイッチバックパス10に搬送されたシートP1の後端がセンサ72を通過し、これをセンサ72が検出すると、ローラ対3,4を所定時間後に一旦停止させた後、反転フラッパ60を排紙搬送路120側へ切り替えて、一旦停止させたローラ対3,4を逆転方向に駆動させる。これによりシート搬送路120を通過して排出部110に排紙される。以後は片面(表面原稿画像形成)、両面(裏面原稿画像形成)が交互に繰り返されるので第2排紙フラッパ111bは搬送路の切り替えを交互に繰り返し、片面のみしか画像形成の終わっていないシートP4,P5はカール取り搬送路122側へ、両面画像の形成が完了したシートP2,P3は通常のシート搬送路127へ送り込まれる。
【0086】
また、第2の実施の形態と同様に、湿度センサS2或いは温湿度センサを用いて水分量を検知し、カール取り搬送路122と通常のシート搬送路127を、水分量により選択することも有効である。
【0087】
また、第2の実施の形態と同様に、シートの種類を検知する種類検知センサS3を用いてシートの種類を検知し、カール取り搬送路122と通常のシート搬送路127を、シートの種類により選択することも有効である。
【0088】
また、カール量により、選択的な分岐するシート搬送路を設けたが、万一、片側のシート搬送路に不具合が生じた場合、カール量に関わらず不具合の生じていない側のシート搬送路のみに搬送することも可能であり、この場合1つのジョブの間で装置を止める必要がないのでダウンタイムを削減できる。
【0089】
シートは熱定着装置を通過することによってカール量が増大する場合があり両面搬送する場合にジャムを起こしやすい。従来は熱定着装置を通過した後にファンを設け定着後のシートを素早く冷ますことでシートに発生するカールを矯正しているものがあったが、画像形成スピードをアップすることで風速もアップしなくてはならず、騒音の増大につながっていた。しかしながら、本構成ではファンを用いる必要がないので騒音の心配はない。
【0090】
(第5の実施の形態)
図16は、第5の実施の形態に係る画像形成装置の一例である複写機の全体構成図である。図1とほぼ同様であり、相違点としては両面ユニット112にカール取り手段126を含む第2のシート搬送路としてのカール取り搬送路123を有し、その分岐点には、搬送路切替手段としての第2反転フラッパ65を設け、カール量検知手段S1は両面ユニット112に配置されている。排紙搬送路120と通常の搬送路30の切り替えフラッパを第1反転フラッパ60とし、カール取り搬送路123と第1のシート搬送路としての通常の搬送路30とを切り替えるフラッパを第2反転フラッパ65とする。
【0091】
カール取り手段126としては第1の実施の形態と同様のセンサを用いている。
【0092】
また、カール取り手段126は、第1の実施の形態と同様に、曲率半径の小さい搬送ガイド、または、より強制的にカール取りを行なえるようにした3本ローラやスポンジローラにより構成される。
【0093】
次に、このように構成された複写機100において、片面原稿6枚を3枚のシートの両面にコピーする場合について図17を用いて説明する。
【0094】
まず、片面原稿6枚の画像データを、既に記述したように自動原稿給送装置103、画像読み取り部102により潜像データとして記憶装置に記憶させる。次に、この記憶装置に記憶された1、3、5枚目の原稿内容に対応する潜像データを画像形成部105において現像すると共に、給紙部114A、114B、114C、114Dから送り出された1枚目〜3枚目のシートに順次転写した後、定着部108において定着させる。以下、給紙装置から送り出されたn枚目のシートをPnと表記する。
【0095】
次に、片面(表面)に1、3、5枚目の原稿の画像が形成されたシートP1〜P3は所定のシート間隔を設けながら、両面ユニット112に搬送する。図17(A)はシートP1がシート搬送路127に送り込まれる状態を示している。
【0096】
ここで、このように3枚のシートが連続してシート搬送路127に搬送された際、両面ユニット112に到達したシートP1の先端を第1センサ72が検出すると、CPU201は、まず2〜4ローラ対を正転方向に駆動させ、シートP1がスイッチバックパス10に搬送される。この際にシートはカール量検知手段S1を通過し、シートのカール方向がカール取り手段126のカール取り方向と反対でカール量が所定の量より大きいか否かを判断する。
【0097】
次に、このようにスイッチバックパス10に搬送されたシートP1の後端がセンサ72を通過し、これをセンサ72が検出すると、ローラ対3,4を所定時間後に一旦停止させた後、第2反転フラッパ65を通常のシート搬送路30側へ切り替えて、一旦停止させたローラ対3,4を逆転方向に駆動させる。
【0098】
この時、シートのカールが、カール取り手段126のカール取り方向と反対方向でカール量が所定量より大きいと検知された場合、第2反転フラッパ65をシートがカール取り搬送路123に搬送されるように切り替えて、シートをカール取り搬送路123に搬送し、カール取り手段126により矯正してシート搬送路20に送り込む。
【0099】
一方カール量が所定の量以下であれば、第2反転フラッパ65をシートが通常のシート搬送路30に搬送される状態にしてシート搬送路30に搬送する。図17(B)は1枚目のシートP1がシート搬送路30に送り込まれる状態を示している。
【0100】
これにより、シートP1が再給紙され、シートP1の裏面には2枚目の原稿の画像が形成される。シート毎にカール量が異なる場合にはカール量検知の結果毎に、カールが大きければシート搬送路123、小さければ30が選択される。
【0101】
シートP1が再給紙された後、シートP4が給紙されシートP4には片面(表面)に7枚目の原稿の画像が形成される。その後はシートP2が再給紙され、シートP2裏には4枚目の原稿の画像が形成される。この様に、以後は片面(表面原稿画像形成)、両面(裏面原稿画像形成)が交互に繰り返される。
【0102】
両面に画像形成されたシートP1は定着部108を通過すると、表面排紙の場合にはシート搬送路109を通過して排出部110に排紙される。
【0103】
裏面排紙の場合には、排紙フラッパ111をシート搬送路127にシートが搬送されるように切り替えて、シート搬送路127を通ってシートがシート搬送路10に搬送される。
【0104】
シートP1の後端がセンサ72を通過し、これをセンサ72が検出すると、ローラ対3,4を所定時間後に一旦停止させた後、第1反転フラッパ60を排紙搬送路120側へ切り替えて、一旦停止させたローラ対3,4を逆転方向に駆動させる。これによりシート搬送路120を通過して排出部110に排紙される。
【0105】
また、第2の実施の形態と同様に、湿度センサS2或いは温湿度センサを用いて水分量を検知し、カール取り搬送路123と通常のシート搬送路30を、水分量により選択することも有効である。
【0106】
また、第2の実施の形態と同様に、シートの種類を検知する種類検知センサS3を用いてシートの種類を検知し、カール取り搬送路123と通常のシート搬送路30を、シートの種類により選択することも有効である。
【0107】
また、カール量により、選択的な分岐するシート搬送路を設けたが、万一、片側のシート搬送路に不具合が生じた場合、カール量に関わらず不具合の生じていない側のシート搬送路のみに搬送することも可能であり、この場合1つのジョブの間で装置を止める必要がないのでダウンタイムを削減できる。
【0108】
なお、いずれの実施の形態においてもカール取り手段のカール取り方向が一方向であるので、カール取り搬送路を通過した後のシートにカールが残存していたとしても、残存しているカールの方向は同一となる。シートに生じるカールを同一方向とすることによりシートを搬送する際のドラムやローラへの巻きつきといったシートのカールによって引き起こされるジャムの発生を防ぐことが容易となる。
【0109】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、カール取り手段を有するシート搬送路を分岐させることで、各検知手段の検知に基づいて必要に応じてカール取りを行なう事により、適切なカール取りが行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の構成を示す拡大図。
【図3】本発明のカール量検知手段の構成を示す説明図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置のブロック図。
【図5】本発明の第1の実施の形態のフローチャート。
【図6】本発明の第1の実施の形態の構成を示す拡大図。
【図7】本発明の第1の実施の形態の構成を示す拡大図。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成図。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置のブロック図。
【図10】本発明の第2の実施の形態のフローチャート。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成図。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置のブロック図。
【図13】本発明の第3の実施のフローチャート。
【図14】本発明の第4の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成図。
【図15】本発明の第4の実施の形態に係る画像形成装置において、片面原稿10枚を5枚のシートの両面にコピーする場合にシートの流れを説明する図。
【図16】本発明の第5の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成図。
【図17】本発明の第5の実施の形態に係る画像形成装置において、片面原稿6枚を3枚のシートの両面にコピーする場合にのシートの流れを説明する図。
【符号の説明】
S1 カール量検知手段
S2 湿度検知センサ(湿度検知手段)
S3 種類検知センサ(種類検知手段)
2〜4 反転用ローラ対
10 スイッチバックパス
30 スイッチバック搬送路
65 第2反転フラッパ(搬送路切替手段)
100 複写機
105 画像形成部
101 プリンタ部
111b 第2排紙フラッパ(搬送路切替手段)
112 両面ユニット
113A,113B,113C,113D 給紙カセット
116 レジスト導入部
121、125、126 カール取り手段
124 搬送路フラッパ(搬送路切替手段)
115c、122,123 カール取り搬送路(第2のシート搬送路)

Claims (13)

  1. 第1のシート搬送路と、
    シートのカールを取るためのカール取り手段を有し、前記第1のシート搬送路と分岐して設けられた第2のシート搬送路と、
    搬送されるシートの状態を検知する検知手段と、
    前記第1のシート搬送路又は前記第2のシート搬送路のいずれかにシートを案内する搬送路切替手段と、
    前記検知手段によって検知されたシートの状態に応じて前記搬送路切替手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記検知手段は、前記搬送路切替手段のシート搬送方向の上流側に設けられた、シートのカール量を検知するためのカール量検知手段であり、前記制御手段は前記カール量検知手段の検知に基づいて前記搬送路切替手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記制御手段は、前記カール量検知手段により検知されたカール量が所定量よりも小さい場合に、前記第1のシート搬送路にシートを搬送させ、所定量よりも大きい場合に、前記第2のシート搬送路にシートを搬送させるように前記搬送路切替手段を制御することを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記検知手段は、湿度を検知するための湿度検知手段であり、前記制御手段は前記湿度検知手段の検知に基づいて前記搬送路切替手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  5. 前記制御手段は、前記湿度検知手段により検知された湿度が所定量よりも小さい場合に、前記第1のシート搬送路にシートを搬送させ、所定量よりも大きい場合に、前記第2のシート搬送路にシートを搬送させるように前記搬送路切替手段を制御することを特徴とする請求項4に記載のシート搬送装置。
  6. 前記検知手段はシートの種類を検知するための種類検知手段であり、前記制御手段は前記種類検知手段の検知に基づいて前記搬送路切替手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  7. 前記制御手段は、前記種類検知手段により検知されたシートの厚さが所定以上である場合に、前記第1のシート搬送路にシートを搬送させ、所定以下である場合に、前記第2のシート搬送路にシートを搬送させるように前記搬送路切替手段を制御することを特徴とする請求項6に記載のシート搬送装置。
  8. 前記第2のシート搬送路に設けた前記カール取り手段が、前記第1のシート搬送路の曲率半径よりも小さい曲率半径で形成されたシート搬送ガイドであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のシート搬送装置。
  9. 前記第2のシート搬送路に設けた前記カール取り手段が、近接した3本ローラであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のシート搬送装置。
  10. 前記第2のシート搬送路に設けた前記カール取り手段が、スポンジローラを備えたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のシート搬送装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、前記シート搬送装置によって搬送されたシートに画像を形成する画像形成手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1乃至10のいずれかに記載のシート搬送装置と、シートに画像を形成する画像形成手段と、を備えた画像形成装置であって、前記シート搬送装置が前記画像形成手段により画像が形成されたシートを反転させるための反転搬送路に設けられたことを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項1乃至10のいずれかに記載のシート搬送装置と、前記シート搬送装置によって搬送されたシートに画像を形成する画像形成手段と、を備えた画像形成装置であって、前記シート搬送装置が、前記画像形成手段により片面に画像が形成されたシートを再度、画像形成手段に搬送するための搬送路に設けられたことを特徴とする画像形成装置。
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