JP4337487B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に、記録シートのスキュー補正をする画像形成装置において、複数枚の記録シートに連続して画像を形成する際における単位時間当たりの画像形成枚数の向上技術に関する。
画像形成装置において、給紙カセットからピックアップローラで繰出された記録シートは、搬送路に列設された複数の搬送ローラによって画像転写位置へと搬送される。搬送された記録シートは、当該転写位置において感光体ドラム等に形成されたトナー像が転写された後、定着器によって像定着され、排出トレイに排出される。この際、ピックアップローラで繰出すときに、記録シートが搬送方向に対して斜めになることが多いため(搬送方向に対する記録シートの斜め送りを「スキュー」と言う。)、上記転写位置手前で、スキュー補正が行われる(例えば、特許文献1を参照)。
スキュー補正は、例えば、以下のようにして実現される。すなわち、搬送ローラによって搬送される記録シートの先端を、転写位置手前に設けられ、回転停止しているレジストローラ対の対向部(ニップ部)に突き当てる。突き当て後も、所定時間、レジストローラ上流側の搬送ローラを回転させ、記録シートを給送することにより、記録シートは当該搬送ローラとレジストローラとの間で座屈し、いわゆるループが形成される。その結果、記録シートのいわゆる腰によって、記録シートの先端が前記ニップ部に沿うこととなり、スキューが補正される。
上記スキュー補正の様子を、2枚の記録シートが連続する場合を例に採り、図14を参照しながら説明する。
連続する2枚の記録シートA、Bの内、先行する記録シートAの後端がレジストローラ100のニップ部を抜けると(a)、レジストローラ100の回転を停止させる(b)。レジストローラ100は慣性その他の理由によって直ぐには停止しない。ここで、停止動作開始から完全に停止するまでの時間を「たち下げ時間」と称することとする。
完全に停止したレジストローラ100(c)のニップ部に後続の記録シートBの先端がつき合わされると、その後も所定時間、搬送ローラ102を回転させて、ループを形成する(d)(e)。
そして、所定のタイミングで、レジストローラ100と搬送ローラ102とを再駆動して、記録シートBを転写位置(不図示)へと送出する(f)。ここで、記録シート先端が前記ニップ部に当接してから、搬送ローラ102が一旦停止し、レジストローラ100と搬送ローラ102とが再駆動されるまでの時間を「ループ形成・保持時間」と称することとする。また、レジストローラ100と搬送ローラ102を再駆動させる場合も、直ぐには、所定の回転速度にはならないので、再起動時から所定の回転速度に到達するまでの時間を「立ち上げ時間」と称することとする。
なお、上記した記録シートAのレジストローラ100における後端抜け時点や、記録シートBのニップ部への当接時点は、当該レジストローラ100の前後に設けられたセンサ(不図示)による記録シートの検出結果から推測することとしている。
以上のように、レジストローラ100と搬送ローラ102の回転制御を行うことにより、スキュー補正が成された状態で、記録シート上に画像形成がされることとなる。
特開2002−244526号公報
上記した画像形成装置においては、ループ形成・保持時間分並びに立ち上げ時間と立ち下げ時間に対応する時間分に相当する間隔に、センサによる記録シートの検出位置等のばらつきを考慮した分の間隔を加えた間隔Lpが、画像形成される記録シート間にどうしても空いてしまう。そして、当該間隔Lpが、複数の記録シートに連続して画像形成する際の単位時間当たりの画像形成枚数(以下、当該単位時間当たりの画像形成枚数を「生産性」と言う。)を決定する主要因の一つとなる。
ところで、近年、オフィスにおける事務の効率化の観点から、より高い生産性を備えた画像形成装置が求められている。
生産性を高めるために、記録シートの搬送速度を上げることも考えられるが、この場合、当該搬送速度に合わせて、画像形成プロセス速度、定着プロセス速度も向上させなければならなくなる。そうすると、感光体ドラムの耐久性を向上させ、あるいは、定着器の性能を上げるなどの必要が生じ、コストアップを招来してしまう。
本発明は、上記の課題に鑑み、搬送速度を向上させなくても生産性を向上し得る画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、給紙部より給紙される記録シートを、当該記録シートに画像を形成する画像形成部へ搬送する搬送部を備えた画像形成装置であって、前記搬送部は、第1のレジストローラと、これよりも搬送方向上流位置に設けられた第2のレジストローラの少なくとも2つのレジストローラを有し、前記給紙部から複数枚の記録シートが連続して給紙されて画像形成がなされる場合に、連続して画像形成される記録シートに対し、先行する記録シートを第2のレジストローラを用いたスキュー補正をすることなく第2のレジストローラを通過させた後、先行する記録シートを第1のレジストローラを用いてスキュー補正しつつ後続の記録シートを第2のレジストローラを用いてスキュー補正し、その上で、後続の記録シートは第1のレジストローラを用いたスキュー補正をすることなく第1のレジストローラを通過させ、先行する記録シートと後続の記録シートとを、前記画像形成部に搬送することを特徴とする。
また、前記給紙部は、前記記録シートを複数枚収納する少なくとも一の記録シート収納部を有し、前記第1のレジストローラと前記第2のレジストローラとは、前記記録シート収納部から前記画像形成部に至る搬送路中に配されていることを特徴とする。
さらに、前記搬送部は、前記複数枚の記録シートの内、奇数枚目の記録シートを第1のレジストローラを用い、偶数枚目の記録シートを第2のレジストローラを用いてスキュー補正することを特徴とする。
また、前記給紙部は、第1の記録シート収納部と、前記第1の記録シート収納部よりも記録シートの搬送方向上流側に位置する第2の記録シート収納部とを有し、前記第1のレジストローラは、前記第1の記録シート収納部より給紙された記録シートのスキュー補正に用いられるレジストローラであり、前記第2のレジストローラは、前記第1のレジストローラよりも、記録シートの搬送方向上流側に設けられ、前記第2の記録シート収納部より給紙された記録シートのスキュー補正に用いられるレジストローラであることを特徴とする。
さらに、前記給紙部は、前記第1の記録シート収納からの給紙と前記第2の記録シート収納部からの給紙を交互に行うことを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置によれば、連続して画像形成される2枚の記録シート毎に、先行する記録シートは第1のレジストローラを用いてスキュー補正し、後続の記録シートは第2のレジストローラを用いてスキュー補正した上で画像形成部に搬送するので、両記録シートの間隔をシート搬送技術上必要最小限の距離に設定することが可能となる。すなわち、従来よりも記録シート間の間隔を詰めることが可能となり、その結果、複数枚連続して画像形成する場合の単位時間当たりの画像形成枚数を全体的に向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(基本構成)
図1は、実施の形態に係る画像形成装置2の基本構成の概略を示す図である。画像形成装置2は、一の記録シートの表裏両面に画像形成する機能を有する画像形成装置である。
図1に示すように、画像形成装置2は、給紙部4、搬送部6、および画像形成部8を有している。
給紙部4は、主キャビネット10内に、図示しないガイドレールによって図の手前方向にスライド自在に保持された、記録シート収納部である給紙カセット12,14,16,18を有している。ここで、上下複数段(本例では4段)に構成された給紙カセット12〜18を、上から順に第1給紙カセット12、第2給紙カセット14、第3給紙カセット16、第4給紙カセット18と称することとする。各給紙カセット12〜18は、複数枚の記録シートを収納する。また、各給紙カセット12〜18に対し、前記複数枚の記録シートから記録シートを1枚ずつ繰り出すピックアップローラ20,22,24,26が設けられている。ピックアップローラ20〜26も上から順に第1ピックアップローラ20、第2ピックアップローラ22、第3ピックアップローラ24、第4ピックアップローラ26と称することとする。ピックアップローラ20〜26で繰り出された記録シートは、搬送部6へ給紙される。
搬送部6では、主キャビネット10の右側壁に沿って、各給紙カセット12〜18(給紙部4)から画像形成部8を経て排紙トレイ28に至る主搬送路30が形成されている。主搬送路30の始端は、給紙カセット12〜18数だけ分岐され、各分岐路の分岐路端部には、第1〜第4給紙センサ32,34,36,38が設置されている。
主搬送路30には、第1〜第4給紙センサ32,34,36,38の検出位置から下流側に向かって所定距離の位置に第1〜第4縦搬送ローラ40,42,44,46が配設され、これにより縦搬送機構が構成されている。また、各第1〜第4縦搬送ローラ40,42,44,46の上流側直前には、第1〜第4縦搬送センサ48,50,52,54が設置されている。主搬送路30の終端部には、排出・反転ローラ56が配設されており、その上流側直前には、排出センサ58が設置されている。排出・反転ローラ56は正・逆の両方向に回転され、画像形成の終了した記録シートを正転によって排紙トレイ28へ排出すると共に、両面に画像形成する際、表面(第1面)に画像形成の終了した記録シートを逆転によってスイッチバックさせ、後述する再搬送路70へ送り込む。
画像形成部8は、第1縦搬送ローラ40と排出・反転ローラ56の間に設けられている。
画像形成部8は、電子写真プロセスユニット60と定着ローラ62とを有する。電子写真プロセスユニット60は、公知の電子写真プロセスにより、感光体ドラム64と転写ローラ66との間を通る記録シートにトナー像を形成する。定着ローラ62は、加圧と加熱によって当該トナー像を記録シートに定着させる。これによって、記録シートに画像が形成されることとなる。なお、定着ローラ62の上流側直前には、定着前センサ68が設けられている。
記録シートの片面のみに画像を形成する場合には、画像形成部8を通過した記録シートは、そのまま、排出・反転ローラ56によって排紙トレイ28へと排出される。一方、記録シートの両面に画像を形成する場合には、片面に画像形成された記録シートの後端が排出センサ58で検出されたときに、排出・反転ローラ56を逆転させて、記録シートの進行方向を変え(スイッチバックさせ)、搬送部6の再搬送路70へと送り込む。
再搬送路70の大半は、副キャビネット72内に形成されており、当該再搬送路70に沿って、第1〜第4再搬送ローラ74,76,78,80が配設されている。また、第1再搬送ローラ74の記録シート搬送方向上流側直前には、再搬送センサ82が設けられている。
なお、上記した各種センサは、搬送路中の検出位置における記録シートの有無を検出することにより、搬送される記録シートの先端と後端とを検出するためのセンサである。すなわち、各種センサからの信号が、記録シートを検出しないオフ信号から記録シートを検出するオン信号に切り替わった時が記録シートの先端を検出した時であり、この逆に、オン信号からオフ信号に切り替わった時が記録シートの後端を検出した時である。
また、第1〜第4ピックアップローラ20,22,24,26は、各別に設けられた第1〜第4給紙モータ(図1では不図示)を駆動源とし、不図示の動力伝達機構を介して回転駆動される。なお、各ピックアップローラは、各給紙モータからの動力を伝達する駆動軸にワンウエイクラッチ(いずれも不図示)を介して取り付けられている。
第1〜第4縦搬送ローラ40,42,44,46は、各別に設けられた第1〜第4縦搬送モータ(図1では不図示)を駆動源とし、不図示の動力伝達機構を介して回転駆動される。
排出・反転ローラ56は、排出・反転モータ(図1では不図示)を駆動源とし、不図示の動力伝達機構を介して回転駆動される。
第1〜第4再搬送ローラ74,76,78,80は、各別に設けられた第1〜第4再搬送モータ(図1では不図示)を駆動源とし、不図示の動力伝達機構を介して回転駆動される。
画像形成装置2は、制御部84を有している。制御部84は、給紙部4、搬送部6および画像形成部8を統括的に制御して円滑な画像形成動作を実現する。
以下、給紙の態様や画像形成の態様別に説明することとする。
(実施の形態1)
実施の形態1では、複数枚の記録シートの片面に連続して画像形成を行う場合であって、一の給紙カセットから記録シートの給紙を行う場合について説明する。
実施の形態1では、4段の給紙カセットの内、画像形成部8(電子写真プロセスユニット60)までの搬送経路が最も長くなる最下段の給紙カセット18のみから記録シートSを給紙する。また、4個の縦搬送ローラの内、従来と同様、画像形成部8に対して上流側直前の第1縦搬送ローラ40をレジストローラに設定する。さらに、本実施の形態では、第1縦搬送ローラ40に加え、給紙カセット18に対して下流側直後の第4縦搬送ローラ46もレジストローラに設定する。なお、実施の形態1では、第1〜第4縦搬送ローラ40,42,44,46の内、レジストローラとして用いる第1縦搬送ローラ40と第4縦搬送ローラ46以外の第2,第3縦搬送ローラ42,44は、対応する縦搬送モータからの動力を伝達する駆動軸にワンウエイクラッチ(いずれも不図示)を介して取り付けられている。
先ず、上記の設定下における給紙部4と搬送部6の動作の概要について、図2を参照しながら説明する。
給紙カセット18から給紙される記録シートSの内、奇数枚目の記録シートSaのスキュー補正は第1縦搬送ローラ40を用いて行い、偶数枚目の記録シートSbのスキュー補正は第4縦搬送ローラ46を用いて行う。
もう少し詳細に説明すると、奇数枚目の記録シートSaと偶数枚目の記録シートSbを続けて給紙カセット18より第4ピックアップローラ26によって給紙する。記録シートSaの先端が回転停止している第1縦搬送ローラ40のニップ部に当接した後も、所定時間第2縦搬送ローラ42と第3縦搬送ローラ44とを駆動し、当該記録シートSaのループを形成する。一方、記録シートSbの先端が回転停止した第4縦搬送ローラ46のニップ部に当接した後も、所定時間第4ピックアップローラ26を駆動して、当該記録シートSbのループを形成する。
図2(a)に示すように、両方の記録シートSa、Sbのループ形成が終了すると(すなわち、スキュー補正がなされると)、画像形成部8を通過する際の記録シートSaの後端と記録シートSbの先端の間が所定間隔L0になるタイミングで、第1および第4縦搬送ローラ40,46を再起動し、記録シートSa,Sbの搬送を再開させる。ここで、所定間隔L0とは、搬送中に両記録シートSa、Sbが重ならないための必要最小限の間隔である。両シートの重なる要因としては、各種搬送ローラの送りむらや各種センサにおける記録シートの検出誤差などが挙げられる。すなわち、メカ的なばらつきとセンシングによるばらつき分を考慮した間隔(記録シートの搬送技術上必要最低限の間隔)が上記所定間隔L0である。
そして、記録シートSaと記録シートSbは、上記所定間隔L0を保持したまま、画像形成部8を通過し、排出トレイ28(図1)へと排出される。
上記の動作は、制御部84の制御によって実現される。図3は、上記動作に関係する構成部分だけを表したブロック図である。
図3に示すように、制御部84は、CPU86、RAM88、およびROM90から構成されており、CPU86は、ROM90に格納されたプログラムにしたがい、RAM88をワークメモリとし、各種センサの検出結果に基づき、各種モータの起動および停止、ならびに回転速度の制御を行う。
次に、図4に示すタイムチャートを参照しながら、制御部84の制御内容を説明する。
先ず、第4給紙モータを起動して(A1)、第4給紙カセット18から1枚目の記録シートS1の給紙を開始する。
第4縦搬送センサ54が記録シートS1の先端を検出すると(C1)、第4縦搬送モータを起動し(D1)、第4縦搬送ローラ46を回転駆動させて、記録シートS1の搬送に備える。
以降、第3縦搬送センサ52が記録シートS1の先端を検出すると(E1)、第3縦搬送モータを起動し(F1)、第2縦搬送センサ50が記録シートS1の先端を検出すると(G1)、第2縦搬送モータを起動する(H1)。これにより、記録シートS1の先端が回転停止している第1縦搬送ローラ40まで到達する。
第1縦搬送センサ48が記録シートS1の先端を検出した(J1)後、所定時間経過するまで、第3縦搬送モータと第2縦搬送モータの運転を継続する(F2、H2)。これにより、記録シートS1の先端が第1縦搬送ローラ(レジストローラ)40のニップ部に当接した後も第3、第2縦搬送ローラ44,42によって当該記録シートS1が所定距離送られることとなって、記録シートS1にループが形成されることとなる。なお、第4縦搬送モータは、第4縦搬送センサ54が記録シートS1の後端を検出すると(C2)、停止制御がなされる(D2)。また、第4給紙モータは、所定時間運転の後、停止される(A2)。
第4給紙モータ停止後も、縦搬送ローラの搬送力によって搬送され続ける記録シートS1は、第4ピックアップローラ26と接触しているが、この場合、第4ピックアップローラ26は空転することとなるので、記録シートの搬送に悪影響は及ぼさない。
第2縦搬送センサ50が記録シートS1の先端を検出すると(G1)、2枚目の記録シートS2の給紙を開始すべく、第4給紙モータを起動する(A3)。なお、第2縦搬送センサ50が記録シートの先端を検出した時、当該記録シートの後端が、第4給紙カセット18の出口と第4給紙センサ38の検出位置との間に位置するような関係になるように、各部の設定がなされている。また、記録シートの先端が第1縦搬送ローラ40のニップ部に当接してループ形成が終了した状態で、当該記録シートの後端が第4縦搬送ローラ46と第3縦搬送センサ52との間に位置するような関係になるように、各部の設定がなされている。
給紙された記録シートS2の先端は、第4給紙センサ38をオンし(B1)、続いて、第4縦搬送センサ54をオンする(C3)。そして、記録シートS2の先端は、回転停止している第4縦搬送ローラ(レジストローラ)46のニップ部に当接する。当接後、第4給紙モータを所定時間運転して停止させる(A4)ことで、記録シートS2に必要なループが形成される。
両記録シートS1、S2のループ形成が終了すると(スキュー補正がなされると)、第1縦搬送ローラ40、第4縦搬送ローラ46などを再駆動して、両記録シートS1、S2の搬送を再開し、その後は、搬送を中断させることなく一気に、電子写真プロセス速度で、画像形成部8、そして排紙トレイ28へと搬送する。ここで、第1縦搬送ローラ(レジストローラ)40、第4縦搬送ローラ(レジストローラ)46の再駆動、すなわち、第1縦搬送モータと第4縦搬送モータの再起動は、所定のタイミングでなされる。当該所定のタイミングとは、記録シートS1の後端と記録シートS2の先端の間隔が、前記所定間隔L0となるようなタイミングである。
本例では、第1縦搬送モータと第2縦搬送モータとを同時に(再)起動している(K1,D3)。第1縦搬送モータを起動しても、第1縦搬送ローラ40から記録シートS1の先端が送り出され、当該記録シートS1のループが解消するまでは、記録シートS1の後端は移動しない。この間に、第4縦搬送ローラ46から送り出される記録シートS2の先端と記録シートS1の後端との距離が縮まって所定間隔L0になるのである。なお、第1搬送モータと第4搬送モータの起動のタイミングは、本例のように同時には限らない。当該タイミングは、第1縦搬送ローラ40と第4縦搬送ローラ46間の距離や、搬送対象となる記録シートの搬送方向における長さなど種々の設定、要は、両記録シートのループ形成終了時における先行記録シートの後端と後続記録シートの先端との距離等に左右されるものである。したがって、第1縦搬送モータの起動を先にし、所定時間遅らせて第4縦搬送モータを起動する場合や、この逆の順に起動する場合もあり得る。
搬送再開後の両記録シートS1,S2は、搬送ローラの回転むら等がないとした場合には、所定間隔L0を保持したまま、画像形成部8で画像形成がなされ、排紙トレイ28へと排出される。なお、感光体ドラム64への静電潜像の書き込みタイミングは、記録シートS1については、第1縦搬送ローラ40からの送出開始時を、記録シートS2については、第4縦搬送ローラ46からの送出開始時を基準に決定される。
そして、第2縦搬送センサ50が記録シートS2の先端を検出すると(G2)、3枚目の記録シートS3の給紙を開始すべく、第4給紙モータを起動する(A5)。記録シートS3は、その先端が第1縦搬送ローラ(レジストローラ)40に当接するまでは、記録シートS2と一定の間隔を保持したまま搬送される。
以降、奇数枚目の記録シートS3,S5,…には、記録シートS1に対するのと同じ処理をし、偶数枚目の記録シートS4,S6,…には、記録シートS2に対するのと同じ処理をして、搬送を継続する。
上記の搬送制御によって、第1縦搬送ローラ(レジストローラ)40から排出・反転ローラ56に至る搬送路上において、偶数枚目の記録シートの後端と奇数枚目の記録シートの先端との間隔は従来と変わらないものの、奇数枚目の記録シートの後端と偶数枚目の記録シートの先端との間隔は従来よりも短くなる。この様子を図5に示す。
図5は、横軸に時間を、縦軸に搬送経路(距離)をとり、時間の経過に伴う搬送路上における記録シートS1〜S4の位置の変化を表したグラフである。図5において、各記録シートS1〜S4の先端位置を示す線図を添え字「f」を付した符号で指し示し、後端位置を示す線図を添え字「r」を付した符号で指し示すこととする。
図5から分かるように、第1縦搬送ローラ(レジストローラ)40より下流側においては、記録シートS2と記録シートS3の間隔は、従来と変わらないL1となっているものの、S1とS2、S3とS4の間隔は従来よりも短いL0となっている。すなわち、従来は、間隔L1が連続していたのが、本実施の形態では、間隔L1とこれよりも短い間隔L0が交互に現れるようになる。その結果、従来よりも本実施の形態の方が、全体的に単位時間当たりの画像形成枚数が増加することとなる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、一の給紙カセットから給紙することとしたが、実施の形態2では、給紙カセットを二つ用いることとしている。
実施の形態2では、第1給紙カセット12と第2給紙カセット14を用いる。また、第1縦搬送ローラ40を、第1給紙カセット12から給紙される記録シートのスキュー補正に用いるレジストローラに設定し、第2縦搬送ローラ42を、第2給紙カセット14から給紙される記録シートのスキュー補正に用いるレジストローラに設定する。
先ず、上記の設定下における給紙部4と搬送部6の動作の概要について、図6を参照しながら説明する。
画像形成に供される記録シートSの内、奇数枚目の記録シートSaは第1給紙カセット12から給紙し、偶数枚目の記録シートSbは第2給紙カセット14から給紙する。
両給紙カセット12,14から、それぞれ、記録シートSa,Sbを繰り出し、回転停止している第1縦搬送ローラ40、第2縦搬送ローラ42にその先端を当接させてループを形成し、スキュー補正を行う。
図6に示すように、両方の記録シートSa、Sbのループ形成が終了すると(スキュー補正がなされると)、先ず、第1縦搬送ローラ40の駆動を開始し、記録シートSaを画像形成部8へ送出する。第1縦搬送ローラ40の駆動開始に所定時間遅らせて、第2縦搬送ローラの駆動を開始し、記録シートSbも画像形成部8へと送出する。ここで、所定時間とは、画像形成部8を通過する際の記録シートSaの後端と記録シートSbの先端の間が上記所定間隔L0となるような時間である。
そして、記録シートSaと記録シートSbは、上記所定間隔L0を保持したまま、画像形成部8を通過し、排出トレイ28(図1)へと排出される。
上記の動作は、制御部84の制御によって実現される。図7は、上記動作に関係する構成部分だけを表したブロック図である。CPU86の制御対象とROM90から選択するプログラムが異なる他は、実施の形態1の場合と同様である。
次に、図8に示すタイムチャートを参照しながら、制御部84の制御内容を説明する。
先ず、第1給紙モータを起動して(E10)、第1給紙カセット12から1枚目の記録シートS1を繰り出す。第1縦搬送センサ48が記録シートS1の先端を検出した(G10)後も、第1給紙モータを所定時間運転させて(E20)、回転停止している第1縦搬送ローラ40に記録シートS1の先端を当接させ、ループを形成する(スキュー補正する)。
一方、第1給紙モータの起動(E10)に少し遅らせて、第2給紙モータを起動して(A10)、第2給紙カセット14から2枚目の記録シートS2を繰り出す。第2縦搬送センサ50が記録シートS2の先端を検出した(C10)後も、第2給紙モータを所定時間運転させて(A20)、回転停止している第2縦搬送ローラ42に記録シートS2の先端を当接させ、ループを形成する(スキュー補正する)。
ここまでの処理によって、記録シートS1と記録シートS2のスキュー補正が完了する。
次に、第1縦搬送モータを起動して(H10)、第1縦搬送ローラ40による記録シートS1の搬送を開始する。そして、第1縦搬送モータの起動(H10)に所定時間遅らせて、第2縦搬送モータを起動し(D10)、記録シートS2の第2縦搬送ローラ42による記録シートS2の搬送を開始する。前記所定時間とは、記録シートS1の後端と記録シートS2の先端の間隔が、前記所定間隔L0となるような時間である。
なお、第1縦搬送モータと第2縦搬送モータの起動のタイミングは、本例のように、第1縦搬送モータの起動に第2縦搬送モータの起動を遅らせるといったタイミングには限らない。当該タイミングは、第1縦搬送ローラ40と第2縦搬送ローラ46間の距離や、搬送対象となる記録シートの搬送方向の長さなど、種々の設定に左右されるものである。したがって、第2縦搬送モータの起動を先にし、所定時間遅らせて第1縦搬送モータを起動する場合や、第1縦搬送モータと第2縦搬送モータを同時に起動する場合もあり得る。
第1縦搬送ローラ40と第2縦搬送ローラ42によって搬送開始された両記録シートS1,S2は、搬送ローラの回転むら等がないとした場合には、所定間隔L0を保持したまま、画像形成部8で画像形成がなされ、排紙トレイ28へと排出される。なお、感光体ドラム64への静電潜像の書き込みタイミングは、記録シートS1については、第1縦搬送ローラ40からの送出開始時を、記録シートS2については、第2縦搬送ローラ42からの送出開始時を基準に決定される。
そして、3枚目の記録シートS3を繰り出すべく、第1縦搬送センサ48が記録シートS2の先端を検出して(G20)から所定時間経過後に第1給紙モータを起動する(E30)。また、記録シートS3の先端が第1縦搬送ローラ40に到達するまでに当該第1縦搬送ローラ40の回転を停止させるべく、記録シートS2の後端を第1縦搬センサ48が検出すると(G30)、第1縦搬送モータを停止させる(H20)。一方で、4枚目の記録シートS4のスキュー補正に備えるべく、第2縦搬送センサ50が記録シートS2の後端を検出すると(C20)、第2縦搬送モータを停止させて(D20)、第2縦搬送ローラ42を回転停止させる。
以降、奇数枚目の記録シートS3,S5,…には、記録シートS1に対するのと同じ処理をし、偶数枚目の記録シートS4,S6,…には、記録シートS2に対するのと同じ処理をして、搬送を継続する。
上記の搬送制御によって、第1縦搬送ローラ(レジストローラ)40から排出・反転ローラ56に至る搬送路上において、偶数枚目の記録シートの後端と奇数枚目の記録シートの先端との間隔は従来と変わらないものの、奇数枚目の記録シートの後端と偶数枚目の記録シートの先端との間隔は従来よりも短くなる。この様子を図9に示す。
図9は、横軸に時間を、縦軸に搬送経路(距離)をとり、時間の経過に伴う搬送路上における記録シートS1〜S4の位置の変化を表したグラフであり、図5と同様のものである。なお、図9中の符号も図5の符号と同じ意味で用いている。
図9から分かるように、実施の形態1の場合と同様、第1縦搬送ローラ(レジストローラ)40より下流側においては、記録シートS2と記録シートS3の間隔は、従来と変わらないL2となっているものの、S1とS2、S3とS4の間隔は従来よりも短いL0となっている。すなわち、従来は、間隔L2が連続していたのが、本実施の形態では、間隔L2とこれよりも短い間隔L0が交互に現れるようになる。その結果、従来よりも本実施の形態の方が、単位時間当たりの画像形成枚数が増加することとなる。
なお、上述した例では、連続して片面に画像形成する際の記録シートの給紙用カセットとして、第1給紙カセット12と第2給紙カセット14とを選択したが、選択する給紙カセットの組合せはこれに限るものではなく任意である。また、選択した給紙カセットに対応して設定されるレジストローラも、当該給紙カセット下流側直後の縦搬送ローラに限らない。例えば、第2給紙カセット14と第4給紙カセット18を選択した場合には、第2給紙カセット14に対しては第1縦搬送ローラ40を、第4給紙カセット18に対しては第3縦搬送ローラ44をそれぞれレジストローラに設定することが考えられる。
また、同時に使用する給紙カセットの個数も2個に限らない、本例でいえば、3個用いてもよいし、全部(4個)用いても構わない。
図10に4個用いた変形例を示す。
図10に示す構成において、上記した基本構成と異なるのは、給紙カセット12〜18毎に専用のレジストローラ92〜98(以下、第1〜第4レジストローラ92〜98とする。)を設けた点にある。
図10に示すように、各レジストローラ92〜98は、対応する給紙カセット12〜18のピックアップローラ20〜26と下流側直後の縦搬送ローラ40〜46の間に配されている。なお、給紙カセット12〜18には、同じサイズの記録シートが同じ向きに収納されている。
上記の構成において、複数枚の記録シートに連続して画像形成する場合には、ほぼ同時に、第1〜第4給紙カセット12〜18から、各々のピックアップローラ20〜26で記録シートを繰り出し、対応するレジストローラ92〜98のニップ部にその先端を当接させてループを形成し、スキュー補正を行う。
スキュー補正が完了すると、第1レジストローラ92の駆動を開始して、画像形成の1枚目となる記録シートS1の搬送を開始する。次に、2枚目の記録シートとなる記録シートS2の搬送を開始すべく、第2レジストローラ94の駆動を所定のタイミングで開始する。所定のタイミングとは、記録シートS2の先端と記録シートS1の後端の間隔が上記所定間隔L0となるようなタイミングである。同様に、連続する記録シート間の間隔が所定間隔L0となるようなタイミングで、第3レジストローラ96、第4レジストローラ98の駆動を開始して、3枚目の記録シートS3、4枚目の記録シートS4の搬送を開始する。
また、給紙カセットから給紙された記録シートの後端が対応するレジストローラを通過すると、当該レジストローラの回転を停止し、直ちに、次の記録シートを給紙カセットから繰り出してスキュー補正し、待機させる。
そして、最下段の第4給紙カセット18から給紙される記録シートの後端との間隔が上記所定間隔L0となるようなタイミングで第1レジストローラ92の駆動し、第1給紙カセット12から給紙された記録シートを搬送する。以降、同様にして、第2〜第4給紙カセット14〜18から記録シートの給紙を行う。
以上の説明から明らかなように、本変形例によれば、連続する2枚の記録シートの間隔を全て上記所定間隔L0とすることが可能となる。
(実施の形態3)
実施の形態1,2は、記録シートの片面に連続して画像形成する場合であったが、実施の形態3では、複数枚の記録シートの両面に連続して画像形成する場合について説明する。
実施の形態3では、給紙カセットから給紙され、第1面、第2面のいずれにも未だ画像形成されていない記録シートを画像形成部8へ送出するためのレジストローラとして第1縦搬送ローラ40を用いる。また、第1面に画像形成が終了し、再搬送路70を搬送されてきた記録シートを画像形成部8へ送出するためのレジストローラとして第1再搬送ローラ74を用いる。給紙カセットは、いずれを用いても構わないのであるが、ここでは、第1給紙カセット12を選択することとする。
先ず、上記の設定下における給紙部4と搬送部6の動作の概要について、図11を参照しながら説明する。
図11は、複数枚の記録シートの両面に連続して画像形成している途中の状態を示す図である。すなわち、第1面に画像形成の終了したn枚目の記録シートSnは、再搬送路70において、第1再搬送ローラ(レジストローラ)74にその先端を当接してスキュー補正がなされている。また、第1面に画像形成の終了した(n+1)枚目の記録シートSn+1は、スイッチバックによって再搬送路70へ送り込まれるところである。さらに、第1面、第2面のいずれにも未だ画像形成のなされていない(n+2)枚目の記録シートSn+2は、搬送路30において、第1縦搬送ローラ(レジストローラ)40にその先端を当接してスキュー補正がなされている。
上記の状態において、先ず、記録シートSnの第2面に画像形成すべく、第1再搬送ローラ74を駆動して、当該記録シートSnを画像形成部8へ送出する。続いて、記録シートSn+2の第1面に画像形成すべく、第1縦搬送ローラ40の駆動を所定のタイミングで開始して、当該記録シートSn+2を画像形成部8へ送出する。ここで、所定のタイミングとは、画像形成部8における、記録シートSn+2の先端と先行する記録シートSnの後端の間隔が上記所定間隔L0となるようなタイミングである。なお、記録シートSnの先端が主搬送路30と再搬送路70の分岐点に到達する前に、記録シートSn+1は完全に再搬送路70中に入ってしまっているため、両者が干渉することはない。
上記の動作は、制御部84の制御によって実現される。図12は、上記動作に関係する構成部分だけを表したブロック図である。CPU86の制御対象とROM90から選択するプログラムが異なる他は、実施の形態1、2の場合と同様である。
次に、図13に示すタイムチャートを参照しながら、制御部84の制御内容を説明する。
先ず、第1給紙モータを起動して(Q1)、第1給紙カセット12から1枚目の記録シートS1を繰り出す。第1縦搬送センサ48が記録シートS1の先端を検出した(T1)後も、第1給紙モータを所定時間運転させて(Q2)、回転停止している第1縦搬送ローラ40に記録シートS1の先端を当接させ、ループを形成する(スキュー補正する)。
スキュー補正が完了すると、記録シートS1の第1面に画像を形成すべく、第1縦搬送モータを起動し(U1)、第1縦搬送ローラ(レジストローラ)40によって、当該記録シートS1を画像形成部8へと送り出す。
第1面への画像形成が終了した記録シートS1の先端が排出センサ58によって検出されると(V1)、排出・反転モータを正転で起動し(W1)、記録シートS1を排出・反転ローラ56によって排紙トレイ28方向へと搬送する。搬送される記録シートS1の後端が排出センサ58によって検出されると(V2)、排出・反転モータを逆転させて(W2)、記録シートS1を再搬送路70へと送り込む。
以降、第4再搬送モータ、第3再搬送モータ、第2再搬送モータを順次起動して(Y1,M1,N1)、再搬送路70中、記録シートS1を進ませる。再搬送センサ82が記録シートS1の先端を検出した(O1)後も、第2再搬送モータを所定時間運転させて(N2)、回転停止している第1再搬送ローラ74に記録シートS1の先端を当接させ、ループを形成する(スキュー補正する)。
一方、記録シートS1の第2面に画像を形成するためになされる上記再搬送処理とほぼ平行して、2枚目の記録シートS2の給紙・搬送処理がなされる。すなわち、スイッチ・バックして再搬送路70へと搬送される記録シートS1の後端が排出センサ58によって検出されると(V3)、記録シートS2を第1給紙カセット12から繰り出すべく、第1給紙モータを起動する(Q3)。以降、記録シートS2は、記録シートS1の場合と同様にして、第1面に画像形成の後、再搬送路70へと搬送し、第1再搬送ローラ74に当接させて、スキュー補正する。
記録シートS1は、記録シートS2が追いつく前に、再搬送路70から、画像形成部8へと送出させる。具体的には、第1面にトナー画像の形成された記録シートS2の後端が定着前センサ68で検出されて(X1)から所定時間経過後に第1再搬送ローラ(レジストローラ)74を起動して(P1)、画像形成部8へと送り出す。送り出された記録シートS1は、第1面の場合と同様にして第2面に画像が形成され、今度は、スイッチ・バックさせることなく(再搬送路70へ導くことなく)、そのまま、排紙トレイ28へ排出される。
記録シートS1の第2面への画像形成処理中に、3枚目の記録シートS3を第1給紙カセット12から繰り出して、スキュー補正を完了させておく。具体的には、記録シートS1の先端を定着前センサ68が検出すると(X2)、第1給紙モータを起動して(Q4)、第1給紙カセット12から記録シートS3を繰り出す。第1縦搬送センサ48が記録シートS3の先端を検出した(T3)後も、第1給紙モータを所定時間運転させて(Q5)、回転停止している第1縦搬送ローラ40に記録シートS3の先端を当接させ、ループを形成する(スキュー補正する)。
そして、記録シートS3を所定のタイミングで、画像形成部8へと送出する。所定のタイミングとは、先行する記録シートS1の後端と当該記録シートS3の先端の間隔が前記所定間隔L0となるようなタイミングである。具体的に、本例では、記録シートS1の後端を定着前センサ68が検出したときに(X3)、第1縦搬送モータを起動して(V2)、第1縦搬送ローラ(レジストローラ)40による搬送を開始させることによって、上記所定間隔L0が実現できるようになっている。
以降、同様に給紙・搬送制御を行うことにより、Z枚(Zは、3以上の整数)の記録シートが連続する場合には、S1第1面→S2第1面→S1第2面→S3第1面→S2第2面→S4第1面→S3第2面→S5第1面→…→Sz第1面→Sz-1第2面→Sz第2面の順に画像形成がなされることとなる。この際、第2面に画像形成されるn枚目の記録シートSnの後端とこれに後続する第1面に画像形成される(n+2)枚目の記録シートSn+2の先端との、画像形成部8における間隔を上記所定間隔L0とすることが可能となる。これにより、第1面に画像形成されるn枚目の記録シートSnの後端と、これに後続する第2面に画像形成される(n−1)枚目の記録シートSn-1の先端との、画像形成部8における間隔は従来と変わらないものの、Z枚全体としては、単位時間当たりの画像形成枚数を増加させることが可能となる。
簡易な構成で単位時間当たりの画像形成枚数の向上を必要とする、プリンタ、複写機、若しくはファクシミリ、又はこれらの機能を兼ね備えた複合機等に好適に利用可能である。
実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 実施の形態1に係る画像形成装置の動作を説明するための図である。 実施の形態1に係る画像形成装置のブロック図である。 実施の形態1に係る画像形成装置の制御部におけるタイムチャートである。 実施の形態1において、搬送される記録シートの搬送経路上における位置の変化を表したグラフである。 実施の形態2に係る画像形成装置の動作を説明するための図である。 実施の形態2に係る画像形成装置のブロック図である。 実施の形態2に係る画像形成装置の制御部におけるタイムチャートである。 実施の形態2において、搬送される記録シートの搬送経路上における位置の変化を表したグラフである。 実施の形態2の変形例を説明するための図である。 実施の形態3に係る画像形成装置の動作を説明するための図である。 実施の形態3に係る画像形成装置のブロック図である。 実施の形態3に係る画像形成装置の制御部におけるタイムチャートである。 従来技術を説明するための図である。
符号の説明
2 画像形成装置
4 給紙部
6 搬送部
12 第1給紙カセット
14 第2給紙カセット
18 第4給紙カセット
40 第1縦搬送ローラ
42 第2縦搬送ローラ
46 第4縦搬送ローラ
70 再搬送路
74 第1再搬送ローラ

Claims (5)

  1. 給紙部より給紙される記録シートを、当該記録シートに画像を形成する画像形成部へ搬送する搬送部を備えた画像形成装置であって、
    前記搬送部は、
    第1のレジストローラと、これよりも搬送方向上流位置に設けられた第2のレジストローラの少なくとも2つのレジストローラを有し、
    前記給紙部から複数枚の記録シートが連続して給紙されて画像形成がなされる場合に、
    連続して画像形成される記録シートに対し、先行する記録シートを第2のレジストローラを用いたスキュー補正をすることなく第2のレジストローラを通過させた後、先行する記録シートを第1のレジストローラを用いてスキュー補正しつつ後続の記録シートを第2のレジストローラを用いてスキュー補正し、その上で、後続の記録シートは第1のレジストローラを用いたスキュー補正をすることなく第1のレジストローラを通過させ、先行する記録シートと後続の記録シートとを、前記画像形成部に搬送することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記給紙部は、前記記録シートを複数枚収納する少なくとも一の記録シート収納部を有し、
    前記第1のレジストローラと前記第2のレジストローラとは、前記記録シート収納部から前記画像形成部に至る搬送路中に配されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記搬送部は、
    前記複数枚の記録シートの内、奇数枚目の記録シートを第1のレジストローラを用い、偶数枚目の記録シートを第2のレジストローラを用いてスキュー補正することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記給紙部は、
    第1の記録シート収納部と、
    前記第1の記録シート収納部よりも記録シートの搬送方向上流側に位置する第2の記録シート収納部とを有し、
    前記第1のレジストローラは、前記第1の記録シート収納部より給紙された記録シートのスキュー補正に用いられるレジストローラであり、
    前記第2のレジストローラは、前記第1のレジストローラよりも、記録シートの搬送方向上流側に設けられ、前記第2の記録シート収納部より給紙された記録シートのスキュー補正に用いられるレジストローラであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記給紙部は、
    前記第1の記録シート収納からの給紙と前記第2の記録シート収納部からの給紙を交互に行うことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
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