JP2013216468A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着部進入前の用紙のカールを低減する
【解決手段】用紙にトナー像を定着させる定着部と、該定着部の用紙搬送方向下流側に配置され、指示された矯正量に基づいて、搬送される用紙のカールを矯正するカール矯正部と、定着部の用紙搬送方向上流側に配置され、定着部に搬送される用紙のカールを検出するカール検出部と、定着部によって表面に画像が形成された用紙を反転させて、定着部に搬送する反転搬送部を有する。カール検出部において、定着部によって裏面に画像が形成された先行する用紙のカールを検出し、検出結果から求められるカール量に基づいて、後続する用紙の表面に対する矯正量を決定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、用紙のカールを矯正する技術に関する。
従来、定着部で形成された用紙のカールに関して、定着部の下流側にデカーラなどのカール矯正手段を設け、カール矯正手段で用紙のカールを矯正することにより定着後の用紙の搬送性や排出後の用紙のスタック性を向上させていた。ここで、矯正量については、定着後の実際のカール量を測定したり、用紙の種類、画像形成率、環境などから用紙に発生するカール量を予想し、矯正量を段階的に選択したりする技術があった。
例えば、多様なカールに対して適正なカール矯正を行うカール矯正手段を備えた画像形成装置についての発明が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−163642号公報
しかし、両面画像形成において、用紙の表面に画像が形成された後にカール矯正手段を通過した用紙であっても、用紙反転経路を通過する間にカールが発生する場合がある。そして、用紙にカールがある状態で該用紙が定着ローラに進入すると、ローラニップ圧が高いことやローラニップ幅が広いことにより、用紙に紙しわが発生しやすい傾向にある。
また、カール矯正手段で用紙のカールを矯正しても、実際に紙しわの発生しやすい定着部へ進入する直前の用紙先端部の状態は、その間の搬送経路やその間に介在するローラによっても変化してしまい、定着部進入時に最適な状態になっていないことがある。
以上の状況から、定着部進入前の用紙のカールを低減する手法が要望されていた。
本発明の一側面の画像形成装置は、用紙にトナー像を定着させる定着部と、該定着部の用紙搬送方向下流側に配置され、指示された矯正量に基づいて、搬送される用紙のカールを矯正するカール矯正部と、定着部の用紙搬送方向上流側に配置され、定着部に搬送される用紙のカールを検出するカール検出部と、定着部によって表面に画像が形成された用紙を反転させて、定着部に搬送する反転搬送部を有する。
そして、制御部により、カール検出部において、定着部によって裏面に画像が形成された先行する用紙のカールを検出し、検出結果から求められるカール量に基づいて、後続する用紙の表面に対する矯正量を決定する。
本発明の一側面によれば、定着部の用紙搬送方向上流側に配置されたカール検出部において、先行する用紙の裏面にトナー像を定着する前の当該先行する用紙のカールが検出され、検出結果から求められるカール量に基づいて、後続する用紙の表面のカールに対する矯正量が決定される。それゆえ、反転搬送経路の状態を反映した矯正量となり、後続する用紙の表面のカールが適切に矯正され、この後続する用紙の裏面が定着部に進入する前のカールが低減される。
本発明によれば、両面画像形成において後続する用紙の裏面に画像を形成する際、定着部進入前に後続する用紙に発生するカールが抑えられ、定着部進入時に発生する紙しわが低減される。それゆえ、定着後の用紙の搬送性や排出後の用紙のスタック性の向上に寄与する。
本発明の一実施形態に係る、画像形成装置の全体構成例を示すブロック図である。 画像形成装置の制御系を示すブロック図である。 画像形成装置の定着部周辺の構成を示す概略図である。 カール量についての説明図である。 カール量(H,L)と許容範囲との関係を示す説明図である。 テストモード時の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 用紙搬送方向左側と用紙搬送方向右側に設けたカール検出部を示す説明図である。 図7のカール検出部を用いた場合におけるカール矯正の説明図である。
以下、本発明を実施するための形態の例について、添付図面を参照しながら説明する。なお、各図において共通の構成要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
<1.一実施形態>
[画像形成装置の構成例]
まず、画像形成装置の一実施の形態の構成例について、図1を参照して説明する。
図1は、本例の画像形成装置を示す全体構成図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、電子写真方式により用紙に画像を形成するものであり、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色のトナーを重ね合わせるタンデム形式のカラー画像形成装置である。この画像形成装置1は、原稿搬送部10と、用紙収納部20と、画像読取部30と、画像形成部40と、中間転写ベルト50と、2次転写部70と、定着部80を有する。
原稿搬送部10は、原稿をセットする原稿給紙台11と、複数のローラ12とを有している。原稿給紙台11にセットされた原稿Gは、複数のローラ12によって、画像読取部30の読取位置に1枚ずつ搬送される。画像読取部30は、原稿搬送部10により搬送された原稿G又は原稿台13に載置された原稿の画像を読み取って、画像信号を生成する。
用紙収納部20は、装置本体の下部に配置されており、用紙Sのサイズや種類に応じて複数設けられている。この用紙Sは、給紙部21により給紙されて搬送部23に送られ、搬送部23によって転写位置である2次転写部70に搬送される。また、用紙収納部20の近傍には、手差部22が設けられている。この手差部22からは、用紙収納部20に収納されていないサイズの用紙やタグを有するタグ紙、OHPシート等の特殊紙が転写位置へ送られる。
画像読取部30と用紙収納部20との間には、画像形成部40と中間転写ベルト50が配置されている。画像形成部40は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色のトナー像を形成するために、4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kを有する。
第1の画像形成ユニット40Yは、イエローのトナー像を形成し、第2の画像形成ユニット40Mは、マゼンダのトナー像を形成する。また、第3の画像形成ユニット40Cは、シアンのトナー像を形成し、第4の画像形成ユニット40Kは、ブラックのトナー像を形成する。これら4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kは、それぞれ同一の構成を有しているため、ここでは第1の画像形成ユニット40Yについて説明する。
第1の画像形成ユニット40Yは、ドラム状の感光体41と、感光体41の周囲に配置された帯電部42と、露光部43と、現像部44と、クリーニング部45を有している。感光体41は、不図示の駆動モータによって回転する。帯電部42は、感光体41に電荷を与え感光体41の表面を一様に帯電する。露光部43は、原稿Gから読み取られた画像データ又は外部装置から送信された画像データに基づいて、感光体41の表面に対して露光操作を行い感光体41上に静電潜像を形成する。
現像部44は、感光体41に形成された静電潜像にイエローのトナーを付着させる。これにより、感光体41の表面に、イエローのトナー像が形成される。クリーニング部45は、感光体41の表面に残留しているトナーを除去する。
第2の画像形成ユニット40Mの現像部44は、感光体41にマゼンタのトナーを付着させ、第3の画像形成ユニット40Cの現像部44は、感光体41にシアンのトナーを付着させる。そして、第4の画像形成ユニット40Kの現像部44は、感光体41にブラックのトナーを付着させる。
感光体41上に付着したトナーは、中間転写体の一例である中間転写ベルト50に転写される。中間転写ベルト50は、無端状に形成されており、不図示の駆動モータで感光体41の回転方向とは逆方向に回転駆動する。中間転写ベルト50における各画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kの感光体41と対向する位置には、1次転写ローラ51が設けられている。この1次転写ローラ51は、本発明の1次転写部の一例であり、中間転写ベルト50にトナーと反対の極性のバイアス(1次転写出力)を印加することで、感光体41上に付着したトナーを中間転写ベルト50に転写する。
そして、中間転写ベルト50が回転駆動することで、中間転写ベルト50の表面には、4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kで形成されたトナー像が順次転写される。これにより、中間転写ベルト50上には、イエロー、マゼンダ、シアン及びブラックのトナー像が重なり合いカラー画像が形成される。
中間転写ベルト50の近傍で、かつ搬送部23の用紙搬送方向下流側には、2次転写部70が配置されている。2次転写部70は、中間転写ベルト50のトナー像が形成される面に圧接される2次転写ローラ71と、中間転写ベルト50を介して2次転写ローラ71に対向する2次転写対向ローラ72を備えて構成されている。これら2次転写ローラ71及び2次転写対向ローラ72は、中間転写ベルト50の回転駆動に従動して回転する。2次転写部70は、搬送部23によって送られてきた用紙S上に中間転写ベルト50に形成されたトナー像(カラー画像)を転写する。
2次転写部70における用紙Sの排出側で、かつ定着部80の直前には、用紙Sのカールの方向及びカールの程度を検出するカール検出部93が設置されている。
カール検出部93の用紙搬送方向下流側には、定着部80が設けられている。この定着部80は、用紙Sを加圧及び加熱して、転写されたトナー像を用紙Sに定着させる。
定着部80の用紙搬送方向下流側には、カール矯正部90が配置されている。カール矯正部90は、例えば硬度の異なるローラ対を使用して用紙Sのカール矯正を行う。カール矯正部90によりカールの矯正が行われた用紙Sは、切換ゲート24に排出される。
切換ゲート24は、定着部80を通過した用紙Sの搬送路を切り換える。すなわち、切換ゲート24は、片面画像形成におけるフェースアップ排紙を行う場合に、用紙Sを直進させる。これにより、用紙Sは、一対の排紙ローラ25によって排紙される。また、切換ゲート24は、片面画像形成におけるフェースダウン排紙及び両面画像形成を行う場合に、用紙Sを下方に案内する。
フェースダウン排紙を行う場合は、切換ゲート24によって用紙Sを下方に案内した後に、用紙反転搬送部26(反転搬送部の一例)によって表裏を反転して上方に搬送する。これにより、表裏が反転された用紙Sは、一対の排紙ローラ25によって排紙される。
セイムエッジ式の両面画像形成を行う場合は、切換ゲート24によって用紙Sを表裏反転部28(反転搬送部の一例)に案内した後に、表裏反転部28によって用紙Sを表裏反転し、用紙Sが再給紙路27(反転搬送部の一例)により再び転写位置へ送られる。
スイッチバック式の両面画像形成を行う場合は、切換ゲート24によって用紙Sを下方に案内した後に、用紙反転搬送部26によって表裏を反転し、用紙Sが表裏反転部28で表裏反転することなく通過し、再給紙路27により再び転写位置へ送られる。
一対の排紙ローラ25の用紙搬送方向下流側に、用紙Sを折ったり、用紙Sに対してステープル処理等を行ったりする後処理装置を配置してもよい。
[画像形成装置の各部のハードウェア構成例]
次に、本例の画像形成装置1の各部のハードウェア構成について、図2を参照して説明する。
図2は、本例の画像形成装置1の制御系を示すブロック図である。
図2に示すように、画像形成装置1は、例えばCPU(中央演算処理装置)101と、CPU101が実行するプログラムやデータ等を記憶するためのROM(Read Only Memory)102とを有する。ROM102に保存されるデータには、例えばカール矯正時に参照される規定値(閾値)や各部の動作パラメータなどがある。なお、ROM102としては、例えば、通常電気的に消去可能なプログラマブルROMが用いられる。
また、画像形成装置1は、CPU101の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)103と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)104と、操作表示部105を有する。
CPU101は、制御部の一例であり、カール検出やカール矯正の制御、装置全体の制御を行う。例えば、CPU101は、カール検出部93において用紙Sの裏面(2面目)にトナー像が定着される前の当該用紙Sのカールを検出し、検出結果から求められるカール量に基づいて、先行する用紙Sに後続する用紙Sの表面(1面目)のカールに対する矯正量を決定する制御を行う。なお、後続する用紙(以下、後続用紙と称することもある)とは、対象用紙の直後の用紙を含む同ジョブ内で後続する用紙を指す。
このCPU101は、ROM102、RAM103、HDD104及び操作表示部105にそれぞれシステムバス107を介して接続されている。また、CPU101は、画像読取部30、画像処理部106、画像形成部40、給紙部21、カール矯正部90、カール検出部93にシステムバス107を介して接続されている。
HDD104は、画像読取部30で読み取って得た原稿画像の画像データを記憶したり、出力済みの画像データ等を記憶したりする大容量記憶装置である。
操作表示部105は、液晶表示装置(LCD)又は有機ELD(Electro Luminescence Display)等のディスプレイとタッチセンサからなるタッチパネルである。この操作表示部105は、ユーザに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。さらに、操作表示部105は、複数のキーを備え、ユーザのキー操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受け付けて入力信号を出力する。
画像読取部30は、原稿画像を光学的に読み取って電気信号に変換する。画像読取部30によって生成された画像データや、画像形成装置1に接続された外部装置の一例を示すPC(Personal Computer)120から送信される画像データは、画像処理部106に送られ、画像処理される。画像処理部106は、受信した画像データに対してアナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮等の処理を行う。
画像形成部40は、画像処理部106によって画像処理された画像データを受け取り、用紙上に画像を形成する。
カール矯正部90は、CPU101からの制御信号に基づいて、例えば硬度の異なるローラ対を使用してローラ対のニップ圧力を調整するなどして用紙Sのカール矯正を行う。
カール検出部93は、用紙Sのカールの方向及びカールの程度を検出する。カール検出の検出結果は、一時的にRAM103に格納される。
カール検出部93としては、例えば、用紙Sの画像を撮像する画像センサ(撮像素子)を備えるカメラを用いることができる。この場合、画像センサが出力する用紙Sの画像を、CPU101が画像処理してカール量を測定する。その他、カール検出部93から用紙Sの表面までの距離を光学的に検出する光学センサ、用紙搬送路に臨むアクチュエータを用い、該アクチュエータの作動を光学的に検出するフォトインタラプタ、超音波を用いて、該カール検出部93から用紙Sの表面までの距離を測定する超音波センサ等を用いることができる。例えばカールセンサとしてフォトインタラプタを用いる場合には、2個のフォトインタラプタ、すなわち、上向きにカールした上カールを検知するものと下向きにカールした下カールを検知するものが用いられる。
なお、本例では、外部装置としてパーソナルコンピュータを適用した例を説明したが、これに限定されるものではなく、外部装置としては、例えばファクシミリ装置等その他各種の装置を適用することができる。
[カール検出及びカール矯正の動作]
次に、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の動作について詳細に説明する。本実施形態では、両面画像形成時の用紙のカール検出及びカール矯正について説明する。本例では、
図3は、画像形成装置1の定着部80周辺の構成を示す概略図である。
定着部80は、例えば、対をなす定着上ローラ81(例えば加熱部材)及び定着下ローラ82(例えば加圧部材)を備えて構成される。定着部80の直前(用紙搬送方向上流側)には、カール検出部93が配置され、定着部80の用紙搬送方向下流側には、カール矯正部90が配置されている。一例としてカメラが適用されるカール検出部93は、図3では、搬送される用紙Sを側方から撮影できる位置に配置されている。
両面画像形成が開始されると、2次転写部70によって表面(1面目)にトナー像が転写された1枚目の用紙Sが、定着部進入ガイド23Aに案内され、定着部80へ進入する。
定着部80において、1枚目の用紙Sは、定着上ローラ81と定着下ローラ82によりニップされながら加熱加圧され、1枚目の用紙Sの表面にトナー像が定着されてカール矯正部90へ排出される。
そして、カール矯正部90により、1枚目の用紙Sの表面の先端部のカールが矯正される。その後、1枚目の用紙Sはセイムエッジ式又はスイッチバック式により表裏が反転された状態で転写位置に搬送され、1枚目の用紙Sの裏面(2面目)に対するトナー像の転写、定着が行われる。
表面の場合と同様に、2次転写部70によって1枚目の裏面にトナー像が転写される。そして、トナー像が転写された1枚目の用紙Sが、定着部進入ガイド23Aに案内され、定着部80へ進入する。カール検出部93は、1枚目の用紙Sが定着部80へ進入する直前に、1枚目の用紙Sの裏面の先端部を撮影してその画像をRAM103に送る(カール検出処理)。
そして、定着部80において、1枚目の用紙Sは、定着上ローラ81と定着下ローラ82によりニップされながら加熱加圧され、1枚目の用紙Sの裏面にトナー像が定着されてカール矯正部90へ排出される。
ここで、CPU101は、RAM103から1枚目の用紙Sの裏面の画像を読み出し、画像処理によって1枚目の用紙Sの裏面の先端部のカール量を算出する。
用紙Sのカール量(カールの向きや程度)は、例えば図4に示すように、用紙Sに発生したカールの水平方向の長さLと、同垂直方向の高さHとの関係で定められる。
例えば、図5に示すように、用紙Sのカールの水平方向の長さLが短いときは、垂直方向の高さHが低くても、許容範囲内(例えば品質に問題のないとされる範囲)となる。一方、用紙Sのカールの水平方向の長さLがある程度長いときは、垂直方向の高さHが一定の値以下のときは許容範囲内であることが多い。ただし、この場合は、垂直方向の高さHが一定の値を超えるときは許容範囲外となる。あるいは、カールの曲率がある一定の値を超えていれば許容範囲内とし、カールの曲率がある一定の値以下であれば許容範囲外とするというように分けてもよい。
図3の説明に戻る。CPU101は、カール量を算出した後、算出したカール量に基づいて、1枚目の用紙Sに後続する用紙S(2枚目の用紙S)の表面(1面目)における転写及び定着後のカールに対する矯正量を決定する。
そして、CPU101は、決定した矯正量の情報及びカール矯正の実行を指示する制御信号を、カール矯正部90に送る。カール矯正部90は、CPU101から送られた制御信号(矯正量)に基づいて、定着部80から搬送された2枚目の用紙Sの表面の先端部又は後端部のカール矯正を行う。
例えば、セイムエッジ式の両面画像形成の場合、カール矯正部90は、指示された矯正量に基づいて、2枚目の用紙Sの表面の先端部におけるカールを矯正する。
また、スイッチバック式の両面画像形成の場合、カール矯正部90は、指示された矯正量に基づいて、2枚目の用紙Sの表面の後端部におけるカールを矯正する。すなわち、用紙Sの前端部及び後端部のうち、先に定着部に進入する端部のカールを矯正する。
表面の先端部又は後端部のカール矯正が行われた2枚目の用紙Sは、続いて裏面に対するトナー像の転写が行われ、定着部80へ搬送される。ここで、2枚目の用紙Sが定着部80へ進入する前に、カール検出部93により、2枚目の用紙Sの裏面の先端部のカール検出が行われる。そして、CPU101は、その検出結果に基づいて、3枚目の用紙Sの表面のカールに対する矯正量を決定する。
3枚目以降は、2枚目の用紙に対する処理と同様の処理を繰り返す。
上述した本実施形態によれば、先行する用紙の裏面(2面目)のカール量を定着部進入直前で測定し、測定結果に基づいて矯正量を算出し、該矯正量に基づいて後続する用紙の表面(1面目)の定着後のカールを矯正する。すなわち、先行する用紙の裏面のカール量を測定し、測定結果を後続する用紙の表面(1面目)のカール矯正にフィードバックする。
したがって、先行する用紙が定着部に進入する前に該先行する用紙の裏面に発生しているカールのカール量が、後続する用紙の表面のカール矯正時に反映される。すなわち、反転搬送経路を通過することにより、後続する用紙の裏面に発生するであろうカールを予測して、後続する用紙に予め修正を加える。これにより、後続する用紙の裏面に画像を形成する際、定着ローラに進入する前に後続する用紙に発生するカールを抑え、定着ローラ進入時に発生する紙しわを低減することができる。その結果、定着後の用紙の搬送性や排出後の用紙のスタック性も向上する。
[テストモード時の動作]
次に、上述の画像形成装置1に、カール矯正部90の矯正量を調整するテストモードを適用した例を説明する。
図6は、テストモード時の画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。
まず、例えばユーザが操作表示部105を操作してテストモードを選択した時などに、画像形成装置1のCPU101は、テストモードを実行する(ステップS1)。その他にも、例えば画像形成装置1の電源投入時にテストモードを実行するようにしてもよい。
次に、給紙部21により1枚目の用紙Sを給紙して転写位置まで搬送し、1枚目の用紙Sの表面(1面目)に対して、2次転写部70によるトナー像の2次転写、定着部80による定着を行い、カール矯正部90により通常のカール矯正を行う。なお、テストモードの2次転写では、実際にトナー像を用紙Sに転写するかどうかを適宜選択できるようにしてもよい。
次に、選択された画像形成の方式(セイムエッジ又はスイッチバック)に応じて、1枚目の用紙反転搬送部26又は表裏反転部28により、1枚目の用紙Sの表裏及び前後を適宜反転し、1枚目の用紙Sの裏面(2面目)を転写位置に搬送する。
次に、1枚目の用紙Sの裏面に対して、2次転写部70によるトナー像の2次転写を行う。
そして、2次転写後、1枚目の用紙Sが定着部80へ進入する前に、カール検出部93が、1枚目の用紙Sの裏面の先端部を撮影してその画像をRAM103に送り、カール量の測定を行う(ステップS2)。
CPU101は、RAM103に格納された画像からカール量を算出し、算出したカール量が規定値以下であるか否かを判定する(ステップS3)。測定したカール量が規定値以下である場合、CPU101は、ユーザ等に指定された画像形成処理(ジョブ)を開始する。
なお、用紙Sの環境差(湿度、温度など)及び用紙ごとのロット差(紙質、紙厚など)等を考慮して、テストモードの結果は、指定された画像形成処理(ジョブ)にのみ適用することが望ましい。
一方、ステップS3の判定処理において、測定したカール量が規定値を超える場合、CPU101は、カール矯正部90での矯正量を調整する(ステップS4)。
そして、CPU101は、2枚目の用紙Sに対する処理へ移行し(ステップS5)、再度ステップS2以降の処理を行う。
すなわち、2枚目の用紙Sを給紙し、2枚目の用紙Sの表面(1面目)にトナー像を転写、定着した後、カールを矯正する。続いて、2枚目の用紙Sを表裏及び前後を適宜反転し、転写位置まで搬送する。そして、2枚目の用紙Sの裏面(2面目)にトナー像を2次転写する。その後、2枚目の用紙Sが定着部80へ進入する前に、カール検出部93を用いて、2枚目の用紙Sの裏面の先端部のカール量を測定する。そして、カール量が規定値以下であるか否かを判定し、その結果に応じてステップS6又はステップS4へ移行する。
このように、テストモードを実行し、カール量が規定値以下になるまでカール矯正部90の矯正量の調整を繰り返し行うことにより、その後の画像形成処理(ジョブ)において用紙のカール量を規定値以下とすることができる。それにより、両面画像形成時に定着部へ搬送される用紙のカールが抑えられ、定着後の用紙の紙しわが低減される。したがって、定着後の用紙の搬送性や排出後の用紙のスタック性が向上する。
[用紙搬送方向左側と用紙搬送方向右側にカール検出部を設けた例]
図7は、用紙搬送方向左側と用紙搬送方向右側に設けたカール検出部を示す説明図である。また図8は、図7のカール検出部を用いた場合におけるカール矯正の説明図である。
カール検出部として、定着部80の直前に、例えば搬送されている用紙Sの先端部の用紙搬送方向左側(画像形成装置手前側)に対応する位置に、カール検出部93−1を、用紙搬送方向右側(画像形成装置奥側)にカール検出部93−2を配置する。
この場合、カール矯正部90は、カール検出部93−1,93−2の検出結果に基づいて、用紙の先端部の用紙搬送方向左側のカールと、用紙搬送方向右側のカールに対する矯正量を調整する。そして、矯正対象用紙の先端部の用紙搬送方向左側と用紙搬送方向右側のカール量の差が規定値以下になるようにする。
図8は、カール矯正部90の要部の一例を示している。用紙の先端部の用紙搬送方向左側(手前側)のカールと、用紙搬送方向右側(奥側)のカールのそれぞれに合わせて矯正量を調整する方法として、例えば、カール矯正部90の搬送ローラ91,92のニップ圧力を、搬送ローラ91の手前側端部91Aと搬送ローラ92の手前側端部92A、また搬送ローラ91の奧側端部91Bと搬送ローラ92の奥側端部92Bで異なる圧力とする方法がある。
あるいは、偏心カムを用いて搬送ローラ91と搬送ローラ92の回転中心をずらすことによって、用紙Sの先端部の用紙搬送方向左側(手前側)のカールと、用紙搬送方向右側(奥側)のカールのそれぞれの矯正量を調整することもできる。以上、2つの矯正方法を説明したが、矯正量の調整方法は、これらの例には限られない。
なお、本明細書において、時系列的な処理を記述する処理ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)をも含むものである。
以上、本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の変形例、応用例を取り得ることは勿論である。
23A…搬送ガイド、 26…用紙反転搬送部、 27…再給紙路、 28…表裏反転部、 80…定着部、 90…カール矯正部、 93…カール検出部、 101…CPU、 S…用紙

Claims (6)

  1. 用紙にトナー像を定着させる定着部と、
    前記定着部の用紙搬送方向下流側に配置され、指示された矯正量に基づいて、搬送される用紙のカールを矯正するカール矯正部と、
    前記定着部の用紙搬送方向上流側に配置され、前記定着部に搬送される用紙のカールを検出するカール検出部と、
    前記定着部によって表面に画像が形成された用紙を反転させて、前記定着部に搬送する反転搬送部と、
    前記カール検出部において、前記定着部によって裏面に画像が形成された先行する用紙のカールを検出し、検出結果から求められるカール量に基づいて、後続する用紙の表面に対する矯正量を決定する制御部と、を有する
    画像形成装置。
  2. 前記カール矯正部は、前記制御部から指示された前記矯正量に基づいて、前記後続する用紙の表面の先端部又は後端部のカールの矯正を行う
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記カール矯正部は、
    セイムエッジ式の両面画像形成の場合は、前記矯正量に基づいて、前記後続する用紙の表面の先端部におけるカールを矯正し、
    スイッチバック式の両面画像形成の場合は、前記矯正量に基づいて、前記後続する用紙の表面の後端部におけるカールを矯正する
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記カール矯正部の矯正量を調整するためのテストモードを実行した場合、調整した矯正量を前記テストモード後に実行される指定された画像形成処理に反映させる
    請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記テストモードを実行した場合、前記後続する用紙の裏面にトナー像を定着する前の当該後続する用紙のカール量が規定値以下になるまで、前記カール矯正部の矯正量の調整を繰り返す
    請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記カール検出部が、搬送されている用紙の先端部の用紙搬送方向左側と用紙搬送方向右側のそれぞれについてカールを検出する場合、
    前記カール矯正部は、前記後続する用紙の先端部の用紙搬送方向左側と用紙搬送方向右側のカール量の差が規定値以下になるよう、前記カール矯正部の矯正量を、前記後続する用紙の先端部の用紙搬送方向左側及び用紙搬送方向右側のカールに対して調整する
    請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
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