JP7255108B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1には、像保持体に保持された未定着トナー像を記録用紙に転写する転写圧接部と、記録用紙に転写された未定着トナー像を加熱する加熱ロールとを備えた画像形成装置が示されている。この画像形成装置は、加熱ロールと対向配置され、加熱ロールとの間で定着圧接部を形成する加圧ロールと、定着圧接部に記録用紙を案内する定着案内部材とを備え、記録用紙の厚さに応じ、用紙先端に凹状~凸状のたわみを適正に形成する。
特許文献2の画像形成装置は、用紙の先端が転写ニップを通過した後、用紙の搬送位置に基づいて、ニップ荷重を初期荷重よりも大きい最大荷重に制御する。初期荷重は、用紙の先端が転写ニップに進入する際に設定するニップ荷重に相当し、用紙の搬送に伴う様々な衝撃による転写性能の低下を抑制する。
特許文献3の画像形成装置は、第一のカール補正部が用紙を湾曲させて用紙に生じたアッパーカールを補正するアッパーカール補正部、用紙をアッパーカール補正部とは逆側に湾曲させて用紙に生じたダウンカールを補正するダウンカール補正部を備える。アッパーカール補正部およびダウンカール補正部は、カールの補正力を三段階で調整する。第一のカール補正部で6種類のカール補正条件を順次設定してカール補正を行って各カール補正条件のカール補正サンプルを出力し、最も良好なカール補正サンプルを作成した際のカール補正条件を第一のカール補正部におけるカール補正条件とする。
特開2008-310031号公報 特開2013-072908号公報 特開2006-290506号公報
本発明は、筋の発生原因が分からない場合と比較して、記録媒体が定着手段に挟まれる際に生じた筋であると予測することが可能となる画像形成装置の提供を目的とする。
態様1は、周回する中間転写体の周回方向へずれた複数の一次転写位置で当該中間転写体に一次転写された画像を二次転写位置で搬送される記録媒体に二次転写する転写手段と、前記二次転写位置より前記記録媒体の搬送方向へ定められた距離だけ離れた部位で前記記録媒体を挟んで前記画像を定着する定着ニップを有した定着手段と、特定の制御モードにおいて、前記記録媒体の先端から前記距離だけ離れた部位に、少なくとも二つの前記一次転写位置による画像領域が前記搬送方向と交差する交差方向にずれて配置された判断画像を形成する制御手段と、を備えた画像形成装置である。
態様2は、前記制御手段は、前記制御モードにおいて、すべての前記一次転写位置での画像領域を含む前記判断画像を形成する態様1に記載の画像形成装置である。
態様3は、前記制御手段は、前記制御モードにおいて、すべての前記一次転写位置での画像領域の前記搬送方向の位置が揃えられている前記判断画像を形成する態様2に記載の画像形成装置である。
態様4は、前記制御手段は、前記記録媒体の種類に応じて、前記制御モードを実行する態様1から態様3に記載の画像形成装置である。
態様5は、前記制御手段は、前記記録媒体が厚紙のときに前記制御モードを実行する態様4に記載の画像形成装置である。
態様6は、前記制御手段は、外部入力に応じて前記制御モードを実行する態様1から態様4に記載の画像形成装置。
態様7は、前記定着手段で定着された画像を読み取る読取手段を備え、前記制御手段は、前記読取手段が読み取った画像において前記判断画像の複数の前記画像領域に前記交差方向に延びる筋がある場合に、前記筋を解消するための対策モードを実行する態様1から態様6に記載の画像形成装置である。
態様8は、前記記録媒体では、シートであり、前記対策モードは、前記転写手段に送られるシートに対して搬送方向前側の前縁及び搬送方向後側の後縁の間を面外方向へ撓ませてカールを付与する態様7に記載の画像形成装置である。
態様9は、前記対策モードでは、前記筋がある場合に、その旨を報知する態様7又は態様8に記載の画像形成装置である。
態様10は、前記制御手段は、隣接する一次転写位置間の離間距離だけ前記搬送方向へ間隔をおいて前記判断画像を形成させる他のモードを実行する態様1から態様9のいずれかに記載の画像形成装置である。
態様1では、筋の発生原因が分からない場合と比較して、記録媒体が定着手段に挟まれる際に生じた筋であると予測することが可能となる。
態様2では、各一次転写位置で形成されるすべての画像を形成しない場合と比較して、判断画像による筋の検出が容易となる。
態様3では、各一次転写位置での画像領域が不揃いの場合と比較して、判断画像による筋の検出が容易となる。
態様4では、記録媒体の種類と無関係に制御モードを実行する場合と比較して、シートに起因した筋の発生を効率的に予測することができる。
態様5では、記録媒体の種類と無関係に制御モードを実行する場合と比較して、シートに起因した筋の発生を効率的に予測することができる。
態様6では、外部入力によって判断画像を形成させることができる。
態様7では、読取手段を備えない場合と比較して、目視による判断が不要となる。
態様8では、シートにカールを付与しない場合と比較して、筋の発生を抑制することができる。
態様9では、筋が形成された旨を報知しない場合と比較して、筋の発生を抑制する為の対策を促すことができる。
態様10では、他のモードを備えない場合と比較して、転写ニップ突入時に起因する筋であることを予測することが可能となる。
第一実施形態の画像形成装置を示す模式図である。 第一実施形態の画像形成装置を示すブロック図である。 判断画像が形成された記録媒体を示す図である。 第一の他の判断画像が形成された記録媒体を示す図である。 第二の他の判断画像が形成された記録媒体を示す図である。 二次転写突入時にスミアが発生する様子を示す説明図である。 二次転写突入時スミアを説明する為に用いる簡略図である。 定着突入時にスミアが発生する様子を示す説明図である。 定着突入時スミアを説明する為に用いる簡略図である。 第一実施形態の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 第二実施形態の画像形成装置において二次転写突入時にスミアが発生する様子を示す説明図である。 第二実施形態の画像形成装置において定着突入時にスミアが発生する様子を示す説明図である。 第二実施形態の画像形成装置において判断画像が形成された記録媒体を示す図である。
≪第一実施形態≫
<概要>
第一実施形態の一例について図面に基づいて説明する。
なお、図中に矢印Yで示す方向を装置高さ方向、矢印Xで示す方向の装置幅方向とする。また、図中に矢印Zで示す方向を、装置高さ方向及び装置幅方向のそれぞれに直交した装置奥行き方向とする。
<画像形成装置の構成>
図1に示すように、画像形成装置10は、電子写真方式により記録媒体Pに画像を形成する装置であり、記録媒体Pは、一例としてシートで構成されている。
この記録媒体Pとしては、異なる種類を用いることができる。その種類としては、合成樹脂製の透明フィルムや用紙等の材質の違いや厚み寸法の違いが挙げられる。
画像形成装置10は、各記録媒体Pを収容部12にセットする際に、記録媒体Pの種類をシート情報としてセットした収容部12に関連付けて入力することができる。このシート情報は、収容部12を特定する為の収容部情報に関連付けられてRAMなどの記憶手段に記憶される。
用紙を例に挙げて厚み寸法の違いを説明すると、厚紙や普通紙や薄紙が挙げられる。本実施形態において厚紙とは、坪量が106g/m以上のものを指す。厚紙の具体例としては、坪量が157g/mで厚みが180μm又は184μmのものや、坪量が209g/mで厚みが236μm又は247μmのものが挙げられる。
画像形成装置10は、記録媒体Pに画像を形成する画像形成部14と、記録媒体Pに転写された画像の一例であるトナー像を記録媒体Pに定着する定着手段の一例である定着装置16とを備えている。また、画像形成装置10は、記録媒体Pを搬送する媒体搬送部18と、画像が形成された記録媒体Pに対する後処理等を行う後処理部20と、各部の制御を行う制御部22とを含んで構成されている。
〔画像形成部〕
画像形成部14は、トナー像を形成するトナー像形成部24と、トナー像形成部24で形成された画像を記録媒体Pに転写する転写装置26とを含んで構成されている。
〈トナー像形成部〉
トナー像形成部24は、色ごとにトナー像を形成するように複数設けられており、各トナー像形成部24は、装置幅方向Xに沿って直線状に並べて配置されている。
本実施形態では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の計4色のトナー像形成部24Y、24M、24C、24Kが設けられている。なお、符号に付したY、M、C及びKは、上記各色を示している。以下の説明において、トナー像形成部24Y、24M、24C、24K及びこれらを構成する各部材等について、トナー色毎の区別が不要な場合は添字Y、M、C、Kを省略して説明する。
トナー像形成部24は、感光体ドラム28と、帯電装置30と、露光装置32と、現像装置34とを含んで構成されている。
(感光体ドラム)
感光体ドラム28の外周面には、感光層が形成されており、帯電装置30で帯電された感光体ドラム28の外周面には、露光装置32により、静電潜像が形成される。感光体ドラム28の外周面に形成された静電潜像は、現像装置34によりトナー像が現像される。
(露光装置)
露光装置32は、制御部22から受け取った画像データに応じて、変調した露光光を感光体ドラム28の外周面に照射して静電潜像を形成する。
(現像装置)
現像装置34は、トナー及びキャリアを含む現像剤で感光体ドラム28の外周面の静電潜像を、トナー像として現像する。
〈転写装置〉
転写装置26は、無端帯状の中間転写体36を備えており、中間転写体36は、複数のロール38、38B、38Dに巻き掛けられている。ロール38Dは、モーターで回転され、中間転写体36を周回方向Aに周回移動する。
転写装置26は、感光体ドラム28に形成されたトナー像を中間転写体36に一次転写する一次転写部40と、中間転写体36に一次転写されたトナー像を記録媒体Pに二次転写する転写手段の一例である二次転写部42とを備えている。
(一次転写部)
一次転写部40は、各色の感光体ドラム28に形成されたトナー像を、各感光体ドラム28に接する一次転写位置44において中間転写体36に重畳して一次転写する。各感光体ドラム28が保持したトナー像は、一次転写バイアス電圧が印加された一次転写ロール46と感光体ドラム28の外周面との電界によって中間転写体36に一次転写される。
各感光体ドラム28は、周回する中間転写体36の周回方向Aへ間隔をおいて配置されており、ブラック(K)の感光体ドラム28Kの一次転写位置44Kとシアン(C)の感光体ドラム28Cの一次転写位置44Cとの離間距離は、第一離間距離48とされている。
また、シアン(C)の感光体ドラム28Cの一次転写位置44Cとマゼンタ(M)の感光体ドラム28Mの一次転写位置44Mとの離間距離は第二離間距離50とされている。そして、マゼンタ(M)の感光体ドラム28Mの一次転写位置44Mとイエロー(Y)の感光体ドラム28Yの一次転写位置44Yとの離間距離は、第三離間距離52とされている。
なお、本実施形態では、隣接する一次転写位置44の離間距離48、50、52がそれぞれ異なる場合を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではない。例えば、隣接する一次転写位置44が等間隔に設定され、隣接する一次転写位置44の離間距離48、50、52がそれぞれ同じであっても良い。
(二次転写部)
二次転写部42は、各感光体ドラム28によって中間転写体36に一次転写され重畳されたトナー像を、二次転写位置54において記録媒体Pに二次転写する。二次転写部42は、中間転写体36の内周面側に配置されたロール38Bと中間転写体36の外周面側に配置された二次転写ロール56とを備え、中間転写体36と二次転写ロール56との間には、転写ニップNTが形成されている。
中間転写体36に一次転写され各色が重畳されたトナー像は、二次転写バイアス電圧が印加されたロール38Bと二次転写ロール56との電界により、転写ニップNTを通過する記録媒体Pに転写される。
〔定着装置〕
定着装置16は、一対の定着ロール16Aを備え、両定着ロール16A間に定着ニップNFが形成されている。定着装置16は、転写装置26の二次転写部42で記録媒体Pに転写したトナー像を定着ニップNFで挟み加圧しつつ加熱して記録媒体Pに定着する。
転写装置26の二次転写部42による二次転写位置54から定着装置16による定着位置58までの離間距離、言い換えると、転写装置26の転写ニップNTから定着装置16の定着ニップNFまでの直線距離は、第四離間距離60とされている。なお、記録媒体Pの搬送方向Hの長さ寸法は、第四離間距離60より長いものとする。
〔媒体搬送部〕
媒体搬送部18は、画像形成部14に記録媒体Pを供給する媒体供給部62と、画像が形成された記録媒体Pを排出する媒体排出部64とを含んで構成されている。さらに、媒体搬送部18は、記録媒体Pの両面に画像を形成させる際に用いられる媒体戻し部66と、二次転写位置54から定着装置16まで記録媒体Pを搬送する中間搬送部68とを含んで構成されている。
媒体供給部62は、画像形成部14の転写ニップNTに対し、二次転写の転写タイミングに合わせて記録媒体Pを一枚ずつ供給する。媒体排出部64は、定着装置16にてトナー像が定着されて画像が形成された記録媒体Pを装置外に排出する。媒体戻し部66は、一方の面に画像が形成された記録媒体Pの他方の面に画像を形成する際に、記録媒体Pの表裏を反転して二次転写部42に再度搬送する。
〔後処理部〕
後処理部20は、媒体冷却部70と、矯正装置72と、画像検査部の一例である読取手段74とを含んで構成されている。媒体冷却部70は、画像が形成された記録媒体Pを冷却する。
矯正装置72は、一例としてデカーラーで構成され、媒体冷却部70で冷却された記録媒体Pの湾曲を矯正する。
この矯正装置72は、記録媒体Pに対して搬送方向H前側の前縁及び搬送方向H後側の後縁の間を面外方向へ撓ませてカールを付与し、記録媒体Pをアッパーカール状態とする。
言い換えると、矯正装置72は、記録媒体Pの前縁が画像形成される表面側に反った状態(先端側上側に反った状態)を形成する。ここで、搬送方向H前側は、搬送方向H上流側と言い換えることができる。また、搬送方向H後側は、搬送方向H下流側と言い換えることができる。
読取手段74は、記録媒体Pに形成された画像を読み取って検査する装置で構成され、一例としてインラインセンサが挙げられる。
(ブロック図)
図2は、画像形成装置10を示すブロック図であり、画像形成装置10は、制御手段を構成する制御部22を中心に構成されている。制御部22には、シート情報入力部80と、一例として外部スイッチで構成された外部入力部82と、インラインセンサ部84とが接続されている。
制御部22は、CPU、ROM、RAMを内蔵したマイコンを中心に構成され、マイコンのCPUがROMに記憶されたプログラムに従って動作することで、各部を制御する。
シート情報入力部80は、例えば、記録媒体P供給用に選択された収容部12を特定し、特定された収容部情報を制御部22へ出力する。制御部22は、入力した収容部情報に関連付けられたシート情報を、ROM等の記憶手段に記憶された記憶データから抽出して、記録媒体Pの種類を特定する。記録媒体Pの種類としては、一例として厚みが挙げられる。
インラインセンサ部84は、読取手段74を含んで構成され、読取手段74で読み取った読取データを制御部22へ出力する。
また、制御部22には、印刷部86と、一例として表示パネルで構成された表示部88と、ニップ圧調整部90とが接続されている。
印刷部86は、画像形成を司る各部を含んで構成され、外部入力された印刷データやROMに記憶された記憶データに基づいて、記録媒体Pに画像を形成する。
ニップ圧調整部90は、二次転写ロール56を含んで構成されている。ニップ圧調整部90は、二次転写ロール56を、当該二次転写ロール56に対向して配置されたロール38Bに対して近接する方向又は離れる方向へ駆動して、両ロール56、38B間の転写ニップNTで挟まれる記録媒体Pの圧力を調整する。
(判断画像)
図3は、この画像形成装置10で画像が形成された記録媒体Pを示す図であり、一頁(枚)目の記録媒体Pと二頁(枚)目の記録媒体Pとには、ROMに記憶された画像データに基づいて判断画像100が形成されている。
判断画像100は、一頁(枚)目及び二頁(枚)目の記録媒体Pの図中交差方向KHの左側から右側へ順に設けられた第一画像領域102と、第二画像領域104と、第三画像領域106と、第四画像領域108とを含んで構成されている。
第一画像領域102は、ブラック(K)の感光体ドラム28Kのトナー画像で形成された画像であり、第二画像領域104は、シアン(C)の感光体ドラム28Cのトナー画像で形成された画像である。第三画像領域106は、マゼンタ(M)の感光体ドラム28Mのトナー画像で形成された画像であり、第四画像領域108は、イエロー(Y)の感光体ドラム28Yのトナー画像で形成された画像である。
各画像領域102~108は、後述する筋を容易に認識できるようにハーフトーン画像で構成される。
各画像領域102~108は、搬送方向Hに沿って延びる帯状に形成されており、隣接する画像領域102~108は、互いに離間して配置されている。なお、隣接する画像領域102~108同士を接触させてもよい。
各画像領域102~108は、略同じ幅寸法及び長さ寸法に設定されており、記録媒体Pには、搬送方向H前側の前縁PF部分及び搬送方向H後側の後縁PR部分を除く長さ方向全域に渡って各画像領域102~108が形成されている。
これにより、記録媒体Pには、先端である前縁PFから第四離間距離60だけ離れた第一部位110に、少なくとも二つの一次転写位置44で形成された画像領域102~108が搬送方向Hと交差する交差方向KHにずれて配置されている。本実施形態では、記録媒体Pには、すべての一次転写位置44で形成された画像領域102~108を含む判断画像100が形成されている。
また、本実施形態では、すべての一次転写位置44で形成された画像領域102~108の搬送方向Hの位置が揃えられている。
なお、本実施形態では、各画像領域102~108が記録媒体Pにおいて、前縁PF部分及び後縁PR部分を除く長さ方向全域に形成された場合を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではない。
例えば、図4に示すように、記録媒体Pの前縁PFから第四離間距離60だけ離れた部位を含んだ任意の長さの各画像領域102~108を、搬送方向Hにずらして形成してもよい。各画像領域102~108の搬送方向HKの長さは、図に示すように短くてもよい。この場合、各画像領域102~108を、図に示すように、搬送方向HKにずらして配置してもよい。さらに、各画像領域102~108を異なる長さであっても、同じ長さであってもよい。
ここで、中間転写体36の周回方向Aにおいて、図1に示したように、ブラック(K)の感光体ドラム28Kによる一次転写位置44Kから二次転写位置54までの周回方向Aの経路(軌道)に沿った離間距離を第五離間距離112とする。すると、図に示したように、判断画像100の第一画像領域102は、記録媒体Pの前縁PFから第五離間距離112離れた第二部位114を範囲に含む。
また、一頁(枚)目の記録媒体Pに続けて二頁(枚)目の記録媒体Pに、画像が形成される。一頁(枚)目の記録媒体Pと二頁(枚)目の記録媒体Pとをインターイメージ分の距離をおいて並べた状態で、第二部位114から第一離間距離48だけ搬送方向Hへ離れた二頁(枚)目の記録媒体Pの第三部位116に第二画像領域104が形成されている。
第三部位116から第二離間距離50だけ搬送方向Hへ離れた第四部位118には、第三画像領域106が形成されており、第四部位118から第三離間距離52だけ搬送方向Hへ離れた第五部位120には、第四画像領域108が形成されている。
これにより、記録媒体Pには、隣接する一次転写位置44間の離間距離だけ搬送方向Hへ間隔をおいて判断画像100が形成されている。
なお、本実施形態では、判断画像100を構成する各画像領域102~108が記録媒体Pの長さ方向の略全域に形成された場合を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではない。
例えば、図5に示すように、各画像領域102~108で構成された複数の判断画像100を、隣接する一次転写位置44間の離間距離112、48、50、52だけ搬送方向Hへ間隔をおいて分離して形成してもよい。
(二次転写突入時スミア)
図6は、二次転写突入時にスミアが発生する様子を示す説明図である。
厚肉の厚紙を記録媒体Pとして使用した場合、記録媒体Pの前縁PFが中間転写体36と二次転写ロール56との間の転写ニップNTに突入する際に中間転写体36に速度変動が生じ得る。このとき、各一次転写位置44においても中間転写体36に速度変化が生じ、中間転写体36に一次転写される各色のトナー画像に影響が生ずる(色ずれ)。
すると、図7に例示するように、記録媒体突入時に影響を受けたトナー画像が記録媒体Pに二次転写され定着される際に、記録媒体Pに形成された画像には、搬送方向Hと交差する交差方向KHに延びた筋130~136からなるスミアが形成される。
なお、この図には、記録媒体Pに説明文S及び詳細説明を表示する為のコードCが記載された例が示されている。
(定着突入時スミア)
図8は、定着突入時にスミアが発生する様子を示す説明図である。
弾力や粘り等のコシが強いシート等(例えば厚紙)を記録媒体Pとして使用した場合、記録媒体Pの前縁PFが定着装置16の定着ロール16A間の定着ニップNFに挟まれる際に、下流へ向けて搬送される記録媒体Pには、搬送方向Hへの移動が妨げられ速度変化が生じ得る。このとき、二次転写位置54において中間転写体36から記録媒体Pに二次転写される各色のトナー画像に影響が生ずる(色ずれ)。
すると、図9に例示するように、二次転写時に影響を受けた各色のトナー画像が記録媒体Pに定着される。このため、記録媒体Pに形成された画像には、各色の感光体ドラム28から一次転写された全色のトナー画像において、搬送方向Hと交差する交差方向KHに延びる筋138~144からなるスミアが形成される。
なお、この図には、記録媒体Pに説明文S及び詳細説明を表示する為のコードCが記載された例が示されている。
(フローチャート)
図10は、検出処理の動作を示すフローチャートであり、フローチャートに従って画像形成装置10の動作を説明する。
すなわち、制御部22を構成するマイコンのCPUがROMに記憶されたプログラムに従って動作を開始しメインルーチンから検出処理が呼び出されると、検出処理が実行される。
検出処理では、シート情報入力部80からの収容部情報に基づいてシート情報を取得し、前回検出処理を行った際のシート情報と比較して、シート情報が変更されたか否かを判断する(S1)。このステップS1において、シート情報に変更がなく、記録媒体Pの種類に変更がないと判断した際には、何も行わずメインルーチンへ戻る。
一方、シート情報が変更され記録媒体Pの種類が変更された、例えば記録媒体Pが普通紙から厚紙へ変更された際には(S1)、特定の制御モードである判断画像印刷処理を行って、図3に示したように、記録媒体Pに判断画像100を形成する(S2)。
ここで、本実施形態では、シート情報に基づいて判断画像印刷処理を行う場合について説明するが、これに限定されるものではない。例えば、ユーザーが印刷画像にスミアを発見し外部入力部82が構成する外部スイッチを操作した際に、判断画像印刷処理を行ってもよい。
このように、外部入力に応じて制御モードの一例である判断画像印刷処理を実行するように構成すれば、外部入力によって任意のタイミングで判断画像100を形成させることができる。
また、規定の時間が経過する度に、あるいは規定枚数印刷する毎に、強制的に判断画像印刷処理を行ってもよい。
そして、記録媒体Pに形成された判断画像100をインラインセンサ部84の読取手段74で読み取り、記録媒体Pの前縁PFから第四離間距離60だけ離れた第一部位110において、少なくとも二つの画像領域102~108に交差方向KHへ延びる筋が存在するか否かから定着突入時スミアの発生の有無を判断する(S3)。
ここで、定着突入時スミアが発生していた場合、図8を用いて説明したように、記録媒体Pの前縁PFが定着装置16の定着ロール16A間の定着ニップNFに挟まれる際に記録媒体Pの移動速度に変化が生ずる。
すると、この速度変化によって記録媒体Pに二次転写される各色のトナー画像に影響が生じ、各画像領域102~108の第一部位110に第一筋130から第四筋136が形成される。このため、第一部位110での第一筋130から第四筋136の有無から定着突入時スミアの発生の有無を判断することができる。
このとき、図6を用いて説明したように、厚紙等の記録媒体Pの前縁PFが中間転写体36と二次転写ロール56との間の転写ニップNTに突入すると、中間転写体36に速度変動が生じ、この速度変化によっても各色のトナー画像に影響が生ずる。
しかし、各色のトナー画像を形成する感光体ドラム28は、周回する中間転写体36の周回方向Aへ間隔をおいて配置されている。このため、画像領域102~108に形成される第五筋138から第八筋144は、記録媒体Pの搬送方向Hにおいてそれぞれ異なる部位に形成される。
このため、第一部位110において、少なくとも二つの画像領域102~108に交差方向KHへ延びる第一筋130から第四筋136が存在するか否かから、判断画像100に形成された筋が定着突入時スミアであるか否かを判別することができる。
なお、本実施形態では、記録媒体Pに形成された判断画像100を読取手段74で読み取って定着突入時スミアの発生の有無を判断したが、これに限定されるものではない。例えば判断画像100が形成された記録媒体Pをユーザやサービスマンが目視することによって、定着突入時スミアの発生の有無を判断してもよい。
ステップS3において、定着突入時スミアが発生したと判断した際には、次ステップへ移行して、筋の発生を解消するための対策モードを実行する。
筋の発生を解消するための第一の対策モードとしては、定着突入時スミアが発生した旨を表示部88に表示して定着突入時スミアの発生を報知する(S4)。このとき、「収容部の記録媒体を裏返してセットして下さい」又は「収容部にセットされた記録媒体を手で丸めてカール付けして下さい」と表示部88に表示するものとする。
次に、筋の発生を解消するための第二の対策モードとして、予めRAMに設定されたカール付与フラグを「1」にセットして、メインルーチンへ戻る(S5)。
このカール付与フラグは、二次転写部42に供給される記録媒体Pにカール付けを行うか否かを判断する為のフラグである。このカール付与フラグが「0」にクリアされている場合には、メインルーチンから呼び出される印刷処理において、収容部12の記録媒体Pを直接二次転写部42へ供給する。
一方、カール付与フラグが「1」にセットされている場合、印刷処理において、転写装置26に送られる記録媒体Pに対して搬送方向H前側の前縁PF及び搬送方向H後側の後縁PRの間を面外方向へ撓ませてカールを付与する。
具体的に説明すると、収容部12からの記録媒体Pを一度矯正装置72を通してアッパーカール状態にした後、二次転写位置54に供給する。これにより、コシが強い記録媒体Pを用いる場合であっても、その先端が定着装置16の定着ロール16A間に挟まれる際に当該記録媒体Pを下方へ撓ませることができる。これにより、定着装置16突入時に生じ得る記録媒体Pの移動速度の変化を抑制し、速度変化に起因した定着突入スミアの発生を抑止する。
ステップS3において、定着突入時スミアは発生していないと判断した際には、二次転写突入時にスミアが発生しているか否かを判断する(S6)。
具体的に説明すると、記録媒体Pに形成された判断画像100をインラインセンサ部84の読取手段74で読み取る。そして、この読取データから判断画像100の各画像領域102~108の規定の箇所に第五筋138から第八筋144が存在するか否から二次転写突入時スミアの発生の有無を判断する。
すなわち、図6を用いて説明したように、厚肉の記録媒体Pが中間転写体36と二次転写ロール56間の転写ニップNTに突入し中間転写体36に速度変動が生じると、中間転写体36に一次転写される各色のトナー画像に影響が生ずる。
すると、判断画像100の第一画像領域102では、一頁(枚)目の記録媒体Pの前縁PFから第五離間距離112だけ離れた第二部位114に交差方向KHへ延びる第五筋138が形成される。また、第二画像領域104では、一頁(枚)目に続く二頁(枚)目の記録媒体Pにおいて、第二部位114から第一離間距離48だけ離れた第三部位116に第六筋140が形成される。
また、第三画像領域106では、二頁(枚)目の記録媒体Pにおいて、第三部位116から第二離間距離50だけ離れた第四部位118に第七筋142が形成される。また、第四画像領域108では、二頁(枚)目の記録媒体Pにおいて、第四部位118から第三離間距離52だけ離れた第五部位120に第八筋144が形成される。
このため、読取データにおいて、少なくとも第五筋138から第八筋144のいずれかが検出されるか否か、より正確には、第五筋138から第八筋144の総てが検出されるか否かによって二次転写突入時スミアの発生の有無を判断することができる。
なお、本実施形態では、記録媒体Pに形成された判断画像100を読取手段74で読み取って二次転写突入時スミアの発生の有無を判断したが、これに限定されるものではない。例えば判断画像100が形成された記録媒体Pを目視することによって、二次転写突入時スミアの発生の有無を判断してもよい。
ステップS6において、判断画像100に筋は発生しているが、二次転写突入時スミアでないと判断した際には、何らかの機械的な故障が考えられるため、表示部88に故障を示す旨と共に「修理依頼してください」と表示して(S7)、メインルーチンへ戻る。
また、ステップS6において、二次転写突入時スミアが発生していると判断した際には、減圧信号をニップ圧調整部90に出力して(S8)、メインルーチンへ戻る。
減圧信号を受けたニップ圧調整部90は、二次転写部42の二次転写ロール56を、対向して配置されたロール38Bから離れる方向へ駆動して、転写ニップNTで挟まれる記録媒体Pの圧力を低減する。
すると、厚肉の記録媒体Pを用いる場合であっても、記録媒体Pが中間転写体36と二次転写ロール56間の転写ニップNTに突入する際に生じ得る中間転写体36の速度変動を抑制できる。これにより、中間転写体36に一次転写される各色のトナー画像への影響を抑制することができる。
(作用・効果)
以上の構成に係る本実施形態の作用について説明する。
本実施形態では、判断画像100の第一部位110において、少なくとも二つの画像領域102~108に交差方向KHへ延びる各筋130~136が存在するか否かから定着突入時スミアの発生の有無を判断することができる。
このため、筋の発生原因が分からない場合と比較して、記録媒体Pが定着手段の一例である定着装置16に挟まれる際に生じた筋であると予測することが可能となる。
また、制御部22は、すべての一次転写位置44で形成された画像領域102~108を含む判断画像100を形成する。
このため、各一次転写位置44で形成されるすべての画像を形成しない場合と比較して、各一次転写位置44での状態を判断することができる。
さらに、制御部22は、すべての一次転写位置44での画像領域102~108の搬送方向Hの位置が揃えられている判断画像100を形成する。
このため、各一次転写位置44での画像領域102~108が不揃いの場合と比較して、判断画像100による筋の検出が容易となる。
また、制御部22は、記録媒体Pの種類に応じて、判断画像100を形成する制御モードを実行する。
このため、記録媒体Pの種類と無関係に制御モードを実行する場合と比較して、記録媒体Pの一例であるシートに起因した筋の発生を効率的に予測することができる。
さらに、制御部22は、記録媒体Pが厚紙のときに制御モードを実行する。
このため、記録媒体Pの種類と無関係に制御モードを実行する場合と比較して、シートに起因した筋の発生を効率的に予測することができる。
また、定着手段の一例である定着装置16で定着された画像を読み取る読取手段74を備えている。制御部22は、読取手段74が読み取った画像において判断画像100の複数の画像領域に102~108交差方向KHに延びる筋がある場合に、筋を解消するための対策モードを実行する。
このため、読取手段74を備えない場合と比較して、目視による判断が不要となる。
さらに、記録媒体Pは、シートであり、対策モードは、転写装置26に送られるシートに対して搬送方向H前側の前縁PF及び搬送方向H後側の後縁PRの間を面外方向へ撓ませてカールを付与する。
このため、記録媒体Pの一例であるシートにカールを付与しない場合と比較して、筋の発生を抑制することができる。
また、対策モードは、筋がある場合に、その旨を報知する。
これにより、筋が形成された旨を報知しない場合と比較して、筋の発生を抑制する為の対策を促すことができる。
さらに、制御部22は、隣接する一次転写位置44間の離間距離だけ搬送方向Hへ間隔をおいて判断画像100を形成させる他のモードを実行する。
これにより、他のモードを備えない場合と比較して、記録媒体Pが定着手段に挟まれる際に生じた筋以外の筋であることを予測することが可能となる。
≪第二実施形態≫
図11から図13は、第二実施形態を示す図であり、第一実施形態と同一又は同等部分については、同符号を付して説明を割愛するとともに、異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態に係る画像形成装置10は、第一実施形態と比較して、中間転写体36の周回方向Aにおいて、ブラック(K)の感光体ドラム28Kによる一次転写位置44Kから二次転写位置54までの周回方向Aに沿った第五離間距離112が短い。
本実施形態において、図11に示すように、厚肉の記録媒体Pが中間転写体36と二次転写ロール56との間の転写ニップNTに突入する際に中間転写体36に速度変動が生ずると、判断画像100に二次転写突入時スミアが形成される。
図13は、判断画像100が形成された記録媒体Pを示す図である。本実施形態では、第一実施形態と比較して第五離間距離112が短い。このため、第一画像領域102の第五筋138、第二画像領域104の第六筋140、第三画像領域106の第七筋142、及び第四画像領域108の第八筋144が一頁(枚)目及び二頁(枚)目の記録媒体Pにそれぞれ形成される。
また、図12に示すように、コシが強い記録媒体Pの先端が定着装置16の定着ロール16A間の定着ニップNFに挟まれる際に記録媒体Pの移動速度が変化すると、判断画像100に定着突入時スミアが形成される。
すると、図13に示したように、判断画像100において各画像領域102~108の第一部位110には、交差方向KHへ延びる第一筋130から第四筋136が形成される。
本実施形態であっても、第一実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
そして、本実施形態においては、図13に示したように、定着突入時スミア及び二次転写突入時スミアで生ずるすべての筋を一頁(枚)目の記録媒体Pに形成することができる。このため、二頁(枚)目の記録媒体Pへの画像形成が不要となる。
10 画像形成装置
14 画像形成部
16 定着装置
18 媒体搬送部
20 後処理部
22 制御部
24 トナー像形成部
26 転写装置
28 感光体ドラム
40 一次転写部
42 二次転写部
44 一次転写位置
48 第一離間距離
50 第二離間距離
52 第三離間距離
54 二次転写位置
56 二次転写ロール
58 定着位置
60 第四離間距離
72 矯正装置
74 読取手段
80 シート情報入力部
82 外部入力部
84 インラインセンサ部
86 印刷部
88 表示部
90 ニップ圧調整部
100 判断画像
102 第一画像領域
104 第二画像領域
106 第三画像領域
108 第四画像領域
110 第一部位
112 第五離間距離
114 第二部位
116 第三部位
118 第四部位
120 第五部位
130 第一筋
136 第四筋
138 第五筋
140 第六筋
142 第七筋
144 第八筋
A 周回方向
H 搬送方向
KH 交差方向
NF 定着ニップ
NT 転写ニップ
P 記録媒体
PF 前縁
PR 後縁

Claims (7)

  1. 周回する中間転写体の周回方向へずれた複数の一次転写位置で当該中間転写体に一次転写された画像を二次転写位置で搬送される記録媒体に二次転写する転写手段と、
    前記二次転写位置より前記記録媒体の搬送方向へ定められた距離だけ離れた部位で前記記録媒体を挟んで前記画像を定着する定着ニップを有した定着手段と、
    特定の制御モードにおいて、前記記録媒体の先端から前記距離だけ離れた部位に、少なくとも二つの前記一次転写位置による画像領域が前記搬送方向と交差する交差方向にずれて配置された判断画像を形成する制御手段と、
    前記定着手段で定着された画像を読み取る読取手段と、
    を備え、
    前記記録媒体は、シートであり、
    前記制御手段は、前記制御モードにおいて、前記読取手段が読み取った前記判断画像から定着突入時スミアが発生したと判断した場合に、前記定着突入時スミアを解消するための対策モードを実行し、前記読取手段が読み取った前記判断画像から前記定着突入時スミアが発生したと判断されない場合には、該読取手段が読み取った前記判断画像から二次転写突入時スミアの発生の有無を判断し、
    前記対策モードでは、前記転写手段に送られるシートに対して搬送方向前側の前縁及び搬送方向後側の後縁の間を面外方向へ撓ませてカールを付与する画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記制御モードにおいて、すべての前記一次転写位置での画像領域を含む前記判断画像を形成する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記制御モードにおいて、すべての前記一次転写位置での画像領域の前記搬送方向の位置が揃えられている前記判断画像を形成する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記記録媒体の種類に応じて、前記制御モードを実行する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記記録媒体が厚紙のときに前記制御モードを実行する請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、外部入力に応じて前記制御モードを実行する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記対策モードでは、前記定着突入時スミアが発生したと判断した場合に、その旨を報知する請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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