JP6206140B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関し、特に、搬送される用紙の曲がり補正を行う画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、帯電させた感光体を画像データに基づいて露光して静電潜像を形成し、この感光体にトナーを付着させることによりトナー像を形成する。そして、このトナー像を用紙に転写した後、用紙に転写されたトナー像を定着部で定着させる。
また、従来から、トナー像を用紙に転写する転写部へ用紙を搬送する際、レジスト部により、用紙の搬送するタイミングとトナー像とを合わせると共に、送り出しや搬送経路により生じた用紙の曲がりの補正を行っている。このレジスト部では、駆動が停止しているレジストローラに用紙の搬送方向の先端を突き当てることで用紙の先端を揃えた後、用紙に上下方向への屈曲(ループ)を形成することで、用紙の曲がりを補正している
また、特許文献1に開示された画像形成装置では、用紙の先端を突き当てるレジストローラと、レジストローラの上流側に配置されて用紙を搬送する一対のループローラと、を有している。また、一対のループローラは、用紙を搬送する速度をそれぞれ独立して制御することが可能となっている。そして、特許文献1に開示された画像形成装置では、一つのループローラにおける搬送速度をそれぞれ独立に制御することで、用紙の曲がりを補正している。
図8は、一対のループローラの搬送速度の速度差による用紙の曲がり補正を示す説明図である。
図8に示すように、従来の画像形成装置では、用紙S1の幅方向に所定の間隔Lを開けて一対のループローラ403,404が配置されている。そして、第1のループローラ403の搬送速度は、速度V1に設定され、第2のループローラ404の搬送速度は、速度V1よりも遅い速度V2に設定された場合、用紙S1は、回転中心Q1を中心に角度θで回転して搬送される。これにより、用紙の曲がりが補正される。
特開2007−322472号公報
しかしながら、特許文献1に記載された画像形成装置では、一対のループローラが用紙に面接触で接触しているため、一対のループローラの搬送速度に速度差を設けた場合、用紙における一対のループローラ間でねじれ方向へのストレスが生じる。そして、用紙にねじれ方向へのストレスが生じた状態で、用紙の先端がレジストローラでニップ(挟持)されるため、このストレスは、ループを形成しても解放されることがない。その結果、用紙にストレスが生じた状態で、用紙が搬送されると、用紙と一対のループローラにスリップが生じたり、用紙にシワが生じたり、するという問題を有していた。
本発明は、上述のような従来の問題点に鑑み、一対のループローラの搬送速度を制御して用紙の曲がりを補正する場合でも用紙を安定して搬送することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明は、レジストローラと、第1のループローラと、第2のループローラと、曲がり量検知センサと、制御部と、を備えている。第1のループローラは、レジストローラの用紙搬送方向の上流側で、かつ用紙の用紙搬送方向と直交する用紙幅方向の一側に配置され、レジストローラに用紙を搬送する。第2のループローラは、レジストローラの用紙搬送方向の上流側で、かつ用紙幅方向の他側に配置され、第1のループローラと共にレジストローラに用紙を搬送する。曲がり量検知センサは、レジストローラと第1のループローラ及び第2のループローラの間に配置され、用紙における用紙幅方向の曲がり量を検知する。制御部は、第1のループローラ及び第2のループローラにおける用紙の搬送を個別に制御する。さらに、制御部は、曲がり用検知センサの検知結果に基づいて、第1のループローラの搬送速度と第2のループローラの搬送速度に速度差を設けることで1回目の搬送の制御を行う。そして、第1のループローラと第2のループローラに対する1回目の搬送の制御に基づいて、第1のループローラと第2のループローラに対する2回目の搬送の制御を行う。
上記構成の画像形成装置によれば、第1のループローラと第2のループローラに対して2回の搬送の制御を行うことで、1回目の搬送の制御の際に生じた用紙のストレスを2回目の搬送の制御によって解放することができる。これにより、用紙を安定して搬送することが可能となる。
本発明の実施の形態例に係る画像形成装置を示す全体構成図である。 本発明の実施の形態例に係る画像形成装置におけるレジスト部を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態例に係る画像形成装置におけるレジスト部を示す平面図である。 本発明の実施の形態例に係る画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態例に係る画像形成装置における用紙の曲がり補正及び搬送動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態例に係る画像形成装置における用紙の曲がり補正及び搬送動作時のループローラ及びレジストローラの搬送速度を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態例に係る画像形成装置における第1のループローラ及び第2のループローラの2回目の補正の有無を決めるテーブルである。 一対のループローラの搬送速度の差による用紙に対するストレスを説明する説明図である。
以下、本発明の実施の形態例について、図1〜図7を参照して説明する。なお、各図において共通する部材には、同一の符号を付している。
1.画像形成装置の構成例
まず、画像形成装置の構成例について図1を参照して説明する。
図1は、画像形成装置の全体構成を示す概略構成図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、電子写真方式により用紙に画像を形成するものであり、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色のトナーを重ね合わせるタンデム形式のカラー画像形成装置である。画像形成装置1は、原稿搬送部10と、用紙収納部20と、画像読取部30と、画像形成部40と、中間転写ベルト50と、2次転写部70と、定着部80を有する。
原稿搬送部10は、原稿をセットする原稿給紙台11と、複数のローラ12とを有している。原稿搬送部10の原稿給紙台11にセットされた原稿Gは、複数のローラ12によって、画像読取部30の読取位置に1枚ずつ搬送される。画像読取部30は、原稿搬送部10により搬送された原稿G又は原稿台13に載置された原稿の画像を読み取って、画像信号を生成する。
用紙収納部20は、装置本体の下部に配置されており、用紙Sのサイズに応じて複数設けられている。この用紙Sは、給紙部21により給紙されて搬送部23に送られ、搬送部23によって転写位置である2次転写部70に搬送される。つまり、搬送部23は、給紙部21から給紙された用紙Sを2次転写部70へ搬送する機能を果たし、用紙Sを搬送する搬送経路を形成している。また、用紙収納部20の近傍には、手差部22が設けられている。この手差部22からは、用紙収納部20に収納されていないサイズの用紙やタグを有するタグ紙、OHPシート等の特殊紙が転写位置へ送られる。
画像読取部30と用紙収納部20の間には、画像形成部40と中間転写ベルト50が配置されている。画像形成部40は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色のトナー像を形成するために、4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kを有する。
第1の画像形成ユニット40Yは、イエローのトナー像を形成し、第2の画像形成ユニット40Mは、マゼンダのトナー像を形成する。また、第3の画像形成ユニット40Cは、シアンのトナー像を形成し、第4の画像形成ユニット40Kは、ブラックのトナー像を形成する。これら4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kは、それぞれ同一の構成を有しているため、ここでは第1の画像形成ユニット40Yについて説明する。
第1の画像形成ユニット40Yは、像担持体としてのドラム状の感光体41と、感光体41の周囲に配置された帯電部42と、露光部43と、現像部44と、クリーニング部45を有している。感光体41は、不図示の駆動モータによって反時計回りに回転する。帯電部42は、感光体41に電荷を与え感光体41の表面を一様に帯電する。露光部43は、原稿Gから読み取られた画像データに基づいて、感光体41の表面に対して露光走査を行い感光体41上に静電潜像を形成する。
現像部44は、像担持体である感光体41に形成された静電潜像にイエローのトナーを付着させる。これにより、感光体41の表面は、イエローのトナー像が形成される。なお、第2の画像形成ユニット40Mの現像部44は、感光体41にマゼンタのトナーを付着させ、第3の画像形成ユニット40Cの現像部44は、感光体41にシアンのトナーを付着させる。そして、第4の画像形成ユニット40Kの現像部44は、感光体41にブラックのトナーを付着させる。
感光体41上に付着したトナーは、像担持体の一例を示す中間転写ベルト50に転写される。クリーニング部45は、中間転写ベルト50に転写された後の感光体41の表面に残留しているトナーを除去する。
中間転写ベルト50は、無端状に形成されており、不図示の駆動モータで感光体41の回転方向とは逆方向の時計回りに回転する。中間転写ベルト50における各画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kの感光体41と対向する位置には、1次転写部51が設けられている。この1次転写部51は、中間転写ベルト50にトナーと反対の極性を印加することで、感光体41上に形成されたトナー像を中間転写ベルト50に転写させる。
そして、中間転写ベルト50が回転することで、中間転写ベルト50の表面には、4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kで形成されたトナー像が順次転写される。これにより、中間転写ベルト50上には、イエロー、マゼンダ、シアン及びブラックのトナー像が重なり合いカラー画像が形成される。
中間転写ベルト50の近傍で、かつ搬送部23の下流には、2次転写ローラで構成された2次転写部70が配置されている。搬送部23は、後述するように、用紙搬送方向に沿って、2次転写部70の上流側に、レジスト部230を備えている。なお、レジスト部230の詳細な構成は、後述する。
2次転写部70は、ローラ状に形成されており、搬送部23によって送られてきた用紙Sを中間転写ベルト50側に押圧する。そして、2次転写部70は、搬送部23によって送られてきた用紙S上に中間転写ベルト50に形成されたカラー画像を転写する。クリーニング部52は、用紙Sに転写した後中間転写ベルト50の表面に残留しているトナーを除去する。また、2次転写部70における用紙Sの排出側には、定着部80が設けられている。定着部80は、用紙Sに転写されたトナー像を加圧加熱定着させる。
定着部80の下流には、切換ゲート24が配置されている。切換ゲート24は、定着部80を通過した用紙Sの搬送経路を切り替える。すなわち、切換ゲート24は、片面画像形成におけるフェースアップ排紙を行う場合に、用紙Sを直進させる。これにより、用紙Sは、一対の排紙ローラ25によって排紙される。また、切換ゲート24は、片面画像形成におけるフェースダウン排紙及び両面画像形成を行う場合に、用紙Sを下方に案内する。
フェースダウン排紙を行う場合は、切換ゲート24によって用紙Sを下方に案内した後に、用紙反転搬送部26によって表裏を反転して上方に搬送する。これにより、用紙Sは、一対の排紙ローラ25によって排紙される。両面画像形成を行う場合は、切換ゲート24によって用紙Sを下方に案内した後に、用紙反転搬送部26によって表裏を反転し、再給紙路27により再び転写位置へ送られる。
また、一対の排紙ローラ25の下流側に、用紙Sを折ったり、用紙Sに対してステープル処理等を行ったりする後処理装置を配置してもよい。
[レジスト部]
次に、レジスト部230の構成を図2及び図3を参照して説明する。
図2は、レジスト部230を示す側面図、図3は、レジスト部230を示す平面図である。
レジスト部230は、搬送された用紙の曲がりを補正するとともに、用紙と中間転写ベルト50上に形成されたトナー像とが合わされるように2次転写部70へ用紙を搬送するタイミングを制御している。
図2及び図3に示すように、レジスト部230は、レジストローラ231と、ガイド対232と、第1のループローラ233と、第2のループローラ234と、先端検知センサ235を有している。さらに、レジスト部230は、第1の曲がり量検知センサ236と、第2の曲がり量検知センサ237と、ループ量起点センサ238と、2つのループローラ駆動部239A,239Bを有している。
レジストローラ231は、用紙搬送方向上で、2次転写部70の2次転写ローラ71の上流側に配置される。レジストローラ231には、搬送された用紙の先端が突き当たる。そして、レジストローラ231は、所定の時間、用紙の先端をニップ(挟持)する。
ガイド対232は、上下方向に対向する上ガイド部材241と下ガイド部材242とを有している。上ガイド部材241と下ガイド部材242は、上下方向に沿って所定の間隔を開けて配置されている。そして、用紙は、上ガイド部材241と下ガイド部材242の間を通過する。
また、先端検知センサ235は、用紙搬送方向に沿って、レジストローラ231と2次転写ローラ71との間に配置される。先端検知センサ235は、レジストローラ231を通過した用紙における用紙搬送方向の先端を検知する。
レジストローラ231における用紙搬送方向の上流側には、第1のループローラ233と、第2のループローラ234が配置されている。図3に示すように、第1のループローラ233は、用紙搬送方向及び搬送部23を通過する用紙の一面と平行をなし、かつ用紙搬送方向と直交する用紙の幅方向の一側に配置され、第2のループローラ234は、用紙の幅方向の他側に配置されている。以下、用紙の幅方向を単に用紙幅方向と称す。なお、レジストローラ231、第1のループローラ233及び第2のループローラ234は、それぞれ2つのローラ対により構成されるが、以下の説明においては、それぞれローラ対のことを単にレジストローラ231、第1のループローラ233及び第2のループローラ234と示す。
図2に示すように、第1のループローラ233には、駆動ベルト245を介して第1のループローラ駆動部239Aが接続されており、第2のループローラ234には、駆動ベルト245を介して第2のループローラ駆動部239Bが接続されている。そして、第1のループローラ駆動部239A及び第2のループローラ駆動部239Bは、後述するCPU101に接続され、それぞれ個別に制御される。そのため、第1のループローラ233と第2のループローラ234の回転速度、いわゆる用紙の搬送速度は、それぞれ個別に制御可能に構成されている。そして、CPU101は、第1のループローラ233と第2のループローラ234の搬送速度を制御することで、レジスト部230に搬送された用紙の曲がりを補正する。
用紙搬送方向上において第1のループローラ233及び第2のループローラ234と、レジストローラ231の間には、第1の曲がり量検知センサ236と、第2の曲がり量検知センサ237と、ループ量起点センサ238が配置されている。第1の曲がり量検知センサ236は、第1のループローラ233及び第2のループローラ234の近傍で、かつ第1のループローラ233及び第2のループローラ234の用紙搬送方向の下流側に配置されている。
図3に示すように、第1の曲がり量検知センサ236は、第1センサ部236aと、第2センサ部236bとを有している。第1センサ部236aと第2センサ部236bは、用紙幅方向に所定の間隔を開けて配置されている。第1の曲がり量検知センサ236は、後述するCPU101に接続されている。CPU101は、第1センサ部236aと第2センサ部236bが用紙の先端を検知する時間差により、レジスト部230に搬送された用紙の用紙搬送方向と直交する用紙幅方向の曲がり量を検知する。
第2の曲がり量検知センサ237とループ量起点センサ238は、レジストローラ231の近傍で、かつレジストローラ231の用紙搬送方向の上流側に配置されている。ループ量起点センサ238は、レジスト部230に搬送された用紙の先端を検知する。なお、後述するCPU101には、予めループ量起点センサ238からレジストローラ231までの搬送距離K1が設定されている。そして、レジスト部230は、ループ量起点センサ238を起点にして、用紙に所定のループ量からなるループを形成する。
補正後曲がり量検知センサの一例を示す第2の曲がり量検知センサ237は、第1の曲がり量検知センサ236と同様に、第1センサ部237aと、第2センサ部237bとを有している。第1センサ部237aと第2センサ部237bは、用紙幅方向に所定の間隔を開けて配置されている。第2の曲がり量検知センサ237は、後述するCPU101に接続されている。CPU101は、第1センサ部237aと第2センサ部237bが用紙の先端を検知する時間差により、第1のループローラ233と第2のループローラ234によって曲がりが補正された補正後の用紙の曲がり量を検知する。
なお、本発明は、第2の曲がり量検知センサ237を設けなくても、その目的は達成できるものである。また、ループ量起点センサ238によって、曲がり補正された補正後の用紙の曲がり量を検知するようにしてもよく、あるいは、第2の曲がり量検知センサ237をループ量起点センサ238として使用してもよい。
[画像形成装置の各部のハードウェア構成]
次に、画像形成装置1の各部のハードウェア構成について図3を参照して説明する。
図3は、画像形成装置1の制御系を示すブロック図である。
図3に示すように、画像形成装置1は、例えば画像形成装置1は、例えばCPU(Central Processing Unit)101と、CPU101が実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)102と、CPU101の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)103と、を有する。さらに、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)104と、操作表示部105を有する。なお、ROM102としては、通常電気的に消去可能なプログラマブルROMが用いられる。
CPU101は、制御部及び判断部の一例であり、ROM102、RAM103、HDD104及び操作表示部105にそれぞれシステムバス107を介して接続され、装置全体を制御する。また、CPU101は、画像読取部30、画像処理部110、画像形成部40、給紙部21、搬送部23、2次転写部70、定着部80にシステムバス107を介して接続されている。
HDD104は、画像読取部30で読み取って得た原稿画像の画像データを記憶したり、出力済みの画像データ等を記憶したりする。操作表示部105は、液晶表示装置(LCD)又は有機ELD(Electro Luminescence Display)等のディスプレイからなるタッチパネルである。この操作表示部105は、ユーザに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。さらに、操作表示部105は、複数のキーを備え、ユーザのキー操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受け付ける入力部としての役割を持つ。この操作表示部105で入力できるデータには、給紙部21により給紙されて搬送部23で搬送される用紙の種別がある。用紙の種別とは、例えば、用紙の特性を特定するための情報であって、用紙の材質や坪量や紙剛度(用紙に曲げの力を与えたときの抵抗性)の他に、それらの情報を一意に特定する用紙の型番等の少なくとも一つを含む。紙剛度が大きな用紙はコシがある用紙であるとも言える。
画像読取部30は、原稿画像を光学的に読み取って電気信号に変換する。例えば、カラー原稿を読み取る場合は、一画素当たりRGB各10ビットの輝度情報をもつ画像データを生成する。画像読取部30によって生成された画像データや、画像形成装置1に接続された外部装置の一例を示すPC(パーソナルコンピュータ)120から送信される画像データは、画像処理部110に送られ、画像処理される。画像処理部110は、受信した画像データに対し、必要に応じて、シェーディング補正、画像濃度調整、画像圧縮等の画像処理を行う。
なお、本例では、外部装置としてパーソナルコンピュータを用いた例を説明したが、これに限定されるものではなく、外部装置は、例えばファクシミリ装置等その他各種の装置を用いることができる。
例えば、画像形成装置1でカラー印刷を実行する場合、画像読取部30等によって生成されたR・G・Bの画像データを画像処理部110における色変換LUT(look up table)に入力する。そして、画像処理部110は、R・G・BデータをY・M・C・Bkの画像データに色変換する。そして、色変換した画像データに対して、階調再現特性の補正、濃度補正LUTを参照した網点などのスクリーン処理、あるいは細線を強調するためのエッジ処理などを行う。
画像形成部40は、画像処理部110によって画像処理された画像データを受け取り、画像データに基づいて用紙S上に画像を形成する。
画像形成を行なうとき、搬送部23のレジスト部230は、CPU101に制御されて、搬送された用紙の曲がりを補正するとともに、2次転写部70へ用紙を搬送するタイミングを調整する。
2.用紙の曲がり補正及び搬送動作
次に、上述した構成を有する画像形成装置1における用紙の曲がり補正及び搬送動作の一例について図5及び図6を参照して説明する。
図5は、画像形成装置1に係る用紙の曲がり補正及び搬送動作の一例を示すフローチャートである。図6は、用紙の曲がり補正及び搬送動作次のループローラ233,234及びレジストローラ231の搬送速度を示すタイミングチャートである。図6において点線は、第1のループローラ233の搬送速度を示し、実線は、第2のループローラ234の搬送速度を示し、一点鎖線は、レジストローラ231の搬送速度を示している。
まず、図5に示すように、CPU101は、ジョブがスタートし、2次転写部70へ用紙を搬送する準備状態のとき、第1のループローラ233と第2のループローラ234を駆動させる(ステップS1)。このときの、第1のループローラ233と第2のループローラ234における搬送速度は、それぞれ速度vに設定される。これにより、用紙がレジスト部230におけるガイド対232の間を通って、搬送される。ステップS1では、CPU101は、レジストローラ231の駆動を停止する。
次に、CPU101は、第1の曲がり量検知センサ236によって用紙の先端を検知する(ステップS2)。すなわち、第1の曲がり量検知センサ236の第1センサ部236aと第2センサ部236bによって用紙の先端を検知する。
次に、CPU101は、第1の曲がり量検知センサ236における第1センサ部236aと第2センサ部236bが用紙の先端を検知する時間差に基づいて用紙の曲がり量を計算する(ステップS3)。
ステップS3において、第1センサ部236aと第2センサ部236bが用紙の先端を検知する時間差が無かった場合、CPU101は、用紙には用紙搬送方向に対して曲がりが生じていないものと判別する。そして、CPU101は、所定時間後に第1のループローラ233と第2のループローラ234の搬送速度を速度vから速度vへ減速させる(ステップS4)。
また、ステップS3において、第2センサ部236bよりも第1センサ部236aのほうが早く用紙の先端を検知した場合、CPU101は、用紙の幅方向の一側が他側よりも早く搬送される向きに用紙が曲がっているものと判別する。そして、CPU101は、第1のループローラ233の搬送速度を速度vから速度vへ減速させる(ステップS5)。これにより、用紙の幅方向の他側が一側よりも早く搬送されるため、用紙の用紙搬送方向に対する曲がりが補正される。次に、CPU101は、第1のループローラ233を減速させた所定時間後に第2のループローラ234の搬送速度を速度vから速度vへ減速させる(ステップS6)。
また、第1のループローラ233と第2のループローラ234の搬送速度に速度差が生じることで、用紙には、ねじれ方向へのストレスが加わっている。
ここで、図6に示すように、第1センサ部236aが時間P1で用紙の先端を検知し、その時間Δt後の時間P2で第2センサ部236bが用紙の先端を検知した場合、第2のループローラ234は、第1のループローラ233が減速してから時間T後に、減速する。この時間Tは、下記式1から算出できる。
[式1]
T=v/(v−v)×Δt
なお、ステップS5からステップS6の処理間の時間における第1のループローラ233と第2のループローラ234の搬送速度の速度差の積分値を第1の積分値J1とする。この第1の積分値J1は、用紙の曲がりを補正する補正量となる。
また、ステップS3において、第1センサ部236aよりも第2センサ部236bのほうが早く用紙の先端を検知した場合、CPU101は、用紙の幅方向の他側が一側よりも早く搬送される向きに用紙が曲がっているものと判別する。そして、CPU101は、第2のループローラ234の搬送速度を速度vから速度vへ減速させる(ステップS7)。これにより、用紙の一側が他側よりも早く搬送されるため、用紙の用紙搬送方向に対する曲がりが補正される。次に、CPU101は、第2のループローラ234を減速させた所定時間後に第1のループローラ233の搬送速度を速度vから速度vへ減速させる(ステップS8)。
ステップS4、ステップS6又はステップS8の処理後、CPU101は、ループ量起点センサ238で用紙の先端を検知する(ステップS9)。なお、図6に示すタイミングチャートでは、時間P3に相当する。ステップS9において、ループ量起点センサ238で用紙の先端を検知した後、CPU101は、設定されたループ量に応じた時間が経過後に、第1のループローラ233と第2のループローラ234を減速させ、停止させる(ステップS10)。これにより、用紙の先端がレジストローラ231に突き当たり、レジストローラ231にニップ(挟持)される。
ここでループ量は、ループ量起点センサ238からレジストローラ231までの搬送距離K1に加えて余分に用紙を送り出す量である。これにより、用紙の先端がレジストローラ231に突き当たるとともに、さらに用紙が送り出されることで、用紙が撓みループが形成される。このループ量は、用紙の紙質や用紙の曲がり量に応じて適宜設定されるものである。
次に、CPU101は、再び用紙を搬送する際に、レジストローラ231、第1のループローラ233及び第2のループローラ234の搬送速度を判断する(ステップS11)。すなわち、CPU101は、第1のループローラ233と第2のループローラ234の2回目の搬送の制御を行う。
ステップS3において用紙に曲がりが生じていないものと判断された場合、CPU101は、レジストローラ231、第1のループローラ233及び第2のループローラ234の搬送速度を全て同じ搬送速度の速度vで駆動し、用紙を搬送する(ステップS12)。
また、ステップS3において幅方向の一側が早かった場合、CPU101は、レジストローラ231と第1のループローラ233の搬送速度が速度vとなるように駆動し、第2のループローラ234の搬送速度が速度vよりも遅い速度vとなるように駆動する(ステップS13)。これにより、用紙に加わったねじれ方向のストレスが解放される。また、用紙の先端は、レジストローラ231によってニップされているため、レジストローラ231に突き当たる前とは逆方向へ用紙が曲がることがない。そして、所定時間後に、CPU101は、第2のループローラ234の搬送速度を速度vから速度vへ増速させる(ステップS14)。
また、図6に示すように、ステップS13からステップS14までの処理間の時間における第1のループローラ233と第2のループローラ234の搬送速度の速度差の積分値を第2の積分値J2とする。この第2の積分値J2は、2回目の第1のループローラ233と第2のループローラ234を制御する際に生じる用紙の曲がりに対する補正量となる。そして、第1の積分値J1と第2の積分値J2は、下記式2の関係に設定されている。
[式2]
J1≧J2
すなわち、CPU101は、第2のループローラ234の搬送速度が、第2の積分値J2が第1の積分値J1と等しくなるか、あるいは第1の積分値J1よりも小さくなるように設定する。これにより、用紙がレジストローラ231に突き当たる前とは逆方向へ曲がり、再びねじれることを防ぐことができる。
一方、ステップS3において幅方向の他側が早かった場合、CPU101は、レジストローラ231と第2のループローラ234の搬送速度を速度v3となるように駆動し、第1のループローラ233の搬送速度が速度vよりも遅い速度vとないように駆動する(ステップS15)。これにより、用紙に加わったねじれ方向のストレスが解放される。そして、所定時間後に、CPU101は、第1のループローラ233の搬送速度を速度Vから速度Vへ増速させる(ステップS16)。
ここで、先端検知センサ235は、レジストローラ231を通過した用紙の先端を検知している。そして、CPU101は、この先端検知センサ235で検知した用紙の先端情報に基づいて、用紙の位置と中間転写ベルト50上に形成されたトナー像の位置が一致するように用紙の搬送タイミングを制御している。そのため、ステップS14及びステップS16の処理は、用紙の先端が図2に示す先端検知センサ235を通過する前に終了することが好ましい。これにより、2回目の第1のループローラ233と第2のループローラ234の搬送の制御が、2次転写部70による転写に影響を与えることを防ぐことができ、安定した転写を行うことができる。
ステップS12、ステップS14又はステップS16の処理後、CPU101は、レジストローラ231、第1のループローラ233及び第2のループローラ234の搬送速度を速度vで駆動し、用紙を2次転写部70へ送り出す(ステップS17)。
次に、CPU101は、次に2次転写部70へ搬送する用紙があるがどうかを判断する(ステップS18)。ステップS18において、次に2次転写部70へ搬送する用紙がある場合、CPU101は、ステップS1に戻り上述した処理を繰り返す。
一方、ステップS18において、次に2次転写部70へ搬送する用紙がない場合、CPU101は、レジストローラ231を停止させるとともに、第1のループローラ233及び第2のループローラ234を停止させる(ステップS19)、処理を終了する。
なお、図5に示すフローチャートでは、2回目の第1のループローラ233と第2のループローラ234の搬送の制御は、第1のループローラ233及び第2のループローラ234の搬送速度に速度差を設ける制御であるが、これに限定されるものではない。
例えば、図6の二点鎖線と点線で示すように、第1のループローラ233と第2のループローラ234の搬送速度を同じ速度vに設定し、第1のループローラ233又は第2のループローラ234を駆動させるタイミングを遅らせてもよい。すなわち、第1のループローラ233の搬送タイミングと、第2のループローラ234の搬送タイミングに差を設けてもよい。このとき、駆動させるタイミングを遅らせるループローラは、ステップS5又はステップS7において減速しなかったループローラに設定される。なお、図6では、第2のループローラ234を駆動させるタイミングを遅らせている。
そして、点線で示す第1のループローラ233の搬送速度と、二点鎖線で示す第2のループローラ234の搬送速度で囲まれる領域、すなわち第1のループローラ233と第2のループローラ234の搬送速度の速度差の積分値を第3の積分値J3とする。そして、この第3の積分値J3は、第2の積分値J2と同じ値になる(J2=J3)。そのため、第3の積分値J3は、第1の積分値J1と等しくなるか、あるいは第1の積分値J1よりも小さくなる(J1≧J3)。
さらに、第1のループローラ233と第2のループローラ234に対する2回目の搬送の制御は、搬送速度の速度差を設ける制御と、搬送するタイミングに差を設ける制御と、を組み合わせて行ってもよい。
また、レジストローラ231の搬送方向の上流側で、かつ直前に配置された第2の曲がり量検知センサ237を用いて補正後の用紙の曲がり量を検知してもよい。これにより、補正後の用紙の曲がり量の実測値を計測することができる。そして、この実測値と、1回目の搬送の制御の補正量である第1の積分値J1に基づいて、2回目の第1のループローラ233又は第2のループローラ234における搬送の制御を行ってもよい。これにより、用紙の材質、坪量、剛度(用紙に曲げの力を与えたときの抵抗性)や、第1のループローラ233及び第2のループローラ234の摩耗や、湿度によって生じる再搬送前の用紙の曲がり補正量の誤差を解消することができる。
さらに、上述した実施の形態例では、第1のループローラ233及び第2のループローラ234の1回目の制御において、用紙の曲がりを補正した場合、常に2回目の搬送の制御で、2回目の補正を行う例を説明したが、これに限定されるものではない。2回目の搬送の制御における補正の有無は、レジストローラ231でニップする前の1回目の補正量に応じて設定してもよい。
図7は、2回目の補正の有無を決めるテーブルである。
図7において、最小値Aは、例えば、サイズがA3の用紙においてその長手方向の曲がり量が、2mmの場合を示す。最大値Bは、例えば、サイズがA4の用紙においてその長手方向の曲がり量が、10mmの場合を示す。また、薄紙又は普通紙は、その厚さが例えば、0.2mm以下の用紙を示す。そして、厚紙は、その厚さが例えば、0.2mm以上の用紙を示す。
図7に示すように、用紙が薄紙又は普通紙の場合、1回目の曲がり補正時の補正量Xが、最小値A未満(X<A)では、2回目の補正は行わない。そして、用紙が薄紙又は普通紙の場合において、最小値A以上(A<X)では、2回目の補正を行う。
また、用紙が厚紙の場合、薄紙や普通紙よりも、剛度が高く、レジストローラ231に突き当てる前の1回目の曲がり量の補正量が大きくても紙にシワが発生しにくい。そのため、厚紙の場合では、他の紙よりも2回目の補正が不要となる範囲が広くなる。したがって、図7に示すように、用紙の厚紙の場合では、1回目の曲がり補正時の補正量Xが、最大値B未満(X<B)では、2回目の補正は行わない。そして、用紙が厚紙の場合で、1回目の曲がり補正時の補正量Xが、最大値B以上(B<X)では、2回目の補正を行うようにしてもよい。
また、上述した実施の形態例では、用紙の先端がレジストローラ231に突き当たり、レジストローラ231にニップされてから、CPU101は、第1のループローラ233及び第2のループローラ234の2回目の搬送の制御を行ったが、これに限定されるものではない。用紙の先端がレジストローラ231に突き当たる前に、CPU101は、第1のループローラ233及び第2のループローラ234に対する2回目の搬送の制御を行ってもよい。すなわち、CPU101は、第1のループローラ233及び第2のループローラ234が用紙を搬送する間に、第1のループローラ233及び第2のループローラ234に対して2回の搬送の制御を行えばよい。
以上、画像形成装置の実施の形態例について、その作用効果も含めて説明した。しかしながら、本発明の画像形成装置は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
上述した実施の形態例では、4組の画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kを用いてカラー画像を形成する構成としたが、本発明に係る画像形成装置としては、1つの画像形成部を用いて単色画像を形成する構成としてもよい。
また、上述した画像形成装置1は、感光体に形成されたトナー像を転写させる転写材として中間転写ベルトを有し、中間転写ベルトから用紙に画像を2次転写させる構成とした。しかし、本発明に係る画像形成装置としては、感光体からベルト部材によって搬送された用紙に直接トナー像を転写させる構成であってもよい。さらに、像担持体が中間転写ベルトである場合について示したが、像担持体として感光体を用いてもよい。
1…画像形成装置、 10…原稿搬送部、 20…用紙収納部、 21…給紙部、 23…搬送部、 30…画像読取部、 40…画像形成部、 40Y,40M,40C,40K…画像形成ユニット、 41…感光体、 50…中間転写ベルト、 70…2次転写部、 80…定着部、 101…CPU(制御部)、 105…操作表示部、 230…レジスト部、 231…レジストローラ、 232…ガイド対 233…第1のループローラ、 234…第2のループローラ、 235…先端検知センサ、 236…第1の曲がり量検知センサ、 236a…第1センサ部、 236b…第2センサ部、237…第2の曲がり量検知センサ(補正後曲がり量検知センサ)、 237a…第1センサ部、 237b…第2センサ部、 238…ループ量起点センサ、 239A…第1のループローラ駆動部、 239B…第2のループローラ駆動部、 J1…第1の積分値(補正量)、 J2…第2の積分値(補正量)、 J3…第3の積分値(補正量)

Claims (5)

  1. レジストローラと、
    前記レジストローラの用紙搬送方向の上流側で、かつ前記用紙搬送方向と直交する用紙幅方向の一側に配置され、前記レジストローラに前記用紙を搬送する第1のループローラと、
    前記レジストローラの用紙搬送方向の上流側で、かつ前記用紙幅方向の他側に配置され、前記第1のループローラと共に前記レジストローラに前記用紙を搬送する第2のループローラと、
    前記レジストローラと前記第1のループローラ及び前記第2のループローラの間に配置され、前記用紙における前記用紙幅方向の曲がり量を検知する曲がり量検知センサと、
    前記第1のループローラ及び前記第2のループローラにおける前記用紙の搬送を個別に制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記曲がり量検知センサの検知結果に基づいて、前記第1のループローラの搬送速度と第2のループローラの搬送速度に速度差を設けることで1回目の搬送の制御を行い、
    前記用紙の前記用紙搬送方向の先端が前記レジストローラに突き当たる、あるいは前記レジストローラにニップされてから、前記第1のループローラと前記第2のループローラに対する1回目の搬送の制御に基づいて、前記第1のループローラと第2のループローラに対する2回目の搬送の制御を行い、
    前記制御部における前記第1のループローラと前記第2のループローラに対する2回目の搬送の制御は、
    前記第1のループローラと前記第2のループローラのうち1回目の搬送の制御において搬送速度が速い方のループローラが他方のループローラよりも搬送速度が遅くなるように前記第1のループローラの搬送速度と前記第2のループローラの搬送速度に速度差を設けることで、行われる
    画像形成装置。
  2. レジストローラと、
    前記レジストローラの用紙搬送方向の上流側で、かつ前記用紙搬送方向と直交する用紙幅方向の一側に配置され、前記レジストローラに前記用紙を搬送する第1のループローラと、
    前記レジストローラの用紙搬送方向の上流側で、かつ前記用紙幅方向の他側に配置され、前記第1のループローラと共に前記レジストローラに前記用紙を搬送する第2のループローラと、
    前記レジストローラと前記第1のループローラ及び前記第2のループローラの間に配置され、前記用紙における前記用紙幅方向の曲がり量を検知する曲がり量検知センサと、
    前記第1のループローラ及び前記第2のループローラにおける前記用紙の搬送を個別に制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記曲がり量検知センサの検知結果に基づいて、前記第1のループローラの搬送速度と第2のループローラの搬送速度に速度差を設けることで1回目の搬送の制御を行い、
    前記用紙の前記用紙搬送方向の先端が前記レジストローラに突き当たる、あるいは前記レジストローラにニップされてから、前記第1のループローラと前記第2のループローラに対する1回目の搬送の制御に基づいて、前記第1のループローラと第2のループローラに対する2回目の搬送の制御を行い、
    前記制御部における前記第1のループローラと前記第2のループローラに対する2回目の搬送の制御は、
    前記第1のループローラと前記第2のループローラのうち1回目の搬送の制御において搬送速度が速い方のループローラが他方のループローラよりも駆動するタイミングが遅れるように前記第1のループローラの搬送タイミングと前記第2のループローラの搬送タイミングに差を設けることで、行われる
    画像形成装置。
  3. 前記第1のループローラと前記第2のループローラにおける2回目の搬送の制御を行う際に生じる前記用紙の曲がりに対する補正量は、1回目の搬送の制御の際に生じる前記用紙の曲がりに対する補正量よりも小さく設定される
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記レジストローラの用紙搬送方向の上流側で、かつ前記曲がり量検知センサの用紙搬送方向の下流側に配置され、1回目の搬送の制御で補正された前記用紙における前記用紙幅方向の曲がり量を検知する補正後曲がり量検知センサをさらに備え、
    前記制御部は、前記第1のループローラと前記第2のループローラに対する1回目の搬送の制御と、前記補正後曲がり量検知センサの検知結果に基づいて前記第1のループローラと第2のループローラに対する2回目の搬送の制御を行う
    請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記レジストローラの用紙搬送方向の下流側に配置され、前記用紙の先端を検知する先端検知センサをさらに備え、
    前記制御部は、前記先端検知センサが前記用紙の先端を検知するまでに、前記第1のループローラと前記第2のループローラに対する2回目の搬送の制御を終了させる
    請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
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