JP2006292932A - 画像形成装置 - Google Patents

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厚 高橋
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Yoshifumi Sasamoto
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Yoshiteru Katayama
善輝 片山
Takashi Nara
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Abstract

【課題】 加熱ローラ方式の定着手段による転写紙のカールの発生を抑止することが可能な画像出力装置を提供すること。
【解決手段】 転写紙を加熱する加熱ローラ52と加熱ローラに対し押圧される加圧ローラ51とを含み、画像が転写された転写紙を加熱ローラと加圧ローラとで挟持しつつ搬送して、画像の定着を行う定着手段54を備える画像形成装置であって、加熱ローラ及び加圧ローラの搬送方向下流側に設けられ、転写紙のカール量を検知するカール検知手段71と、検知されたカール量に基づいて、定着手段における定着の条件を変化させる定着条件変更手段とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真方式により画像を転写紙に転写して画像形成する画像形成装置に関し、特に、転写した画像を加熱ローラ方式の定着手段を有するものに関する。
従来、複写機やプリンタなどの画像形成装置は、まず、均一に帯電された像担持体を移動させつつ表面をレーザ光で露光して静電潜像を形成し、形成した静電潜像を現像してトナー像を形成し、さらに、トナー像を転写紙に転写し、転写したトナー像を加熱ローラ方式の定着手段により定着し画像形成を行っている。
ところが、このような画像形成装置においては、装置内のローラ、搬送路の形状など、及び、加熱ローラ方式の定着により転写紙にカールが発生することがある。特に、定着手段においては、加熱ローラの熱や圧力などにより転写紙に含まれる水分が減少させられたり癖がつけられたりするのでカールが発生しやすい。カールが発生すると、扱い難いばかりでなく、例えば後処理装置で穴あけ処理やステイプル処理を行うと、穴位置やステイプル位置がずれてしまうことがある。
そこで、カール修正装置を備え、カールを修正して出力するようにしたものがあり、また、カールは、転写紙種類、転写されたトナー量、周囲の温湿度環境の違いなどの諸条件により変化する場合があるため、その諸条件に応じてカール修正装置を制御する構成をとっているものがあった。また、カール量が変化しても適切にカールが修正できるように、カール量を検知してそのカール量に応じて修正装置による修正を行う制御する構成をとっている画像形成装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−326754号公報
しかしながら、上述のカール修正装置は、大径ローラと小径ローラとからなるローラ対で構成されており、カールが大きすぎると転写紙をカール修正用のローラ対に導入されず紙詰まりを発生する可能性がある。また、カールが大きすぎるとカールを修正しきれない場合もあった。
したがって、紙詰まりを発生しないように、また、容易にカールの修正ができるように、カールの発生を抑止することが望まれていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、加熱ローラ方式の定着手段による転写紙のカールの発生を抑止することが可能な画像出力装置を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、転写紙を加熱する加熱ローラと前記加熱ローラに対し押圧される加圧ローラとを含み、画像が転写された転写紙を前記加熱ローラと加圧ローラとで挟持しつつ搬送して、前記画像の定着を行う定着手段を備える画像形成装置であって、前記加熱ローラ及び前記加圧ローラの搬送方向下流側に設けられ、前記転写紙のカール量を検知するカール検知手段と、前記検知されたカール量に基づいて、前記定着手段における定着の条件を変化させる定着条件変更手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、転写紙を加熱する加熱ローラと前記加熱ローラに対し押圧される加圧ローラとを含み、画像が転写された転写紙を前記加熱ローラと加圧ローラとで挟持しつつ搬送して、前記画像の定着を行う定着手段を備える画像形成装置であって、前記加熱ローラ及び前記加圧ローラの搬送方向下流側に設けられ、前記転写紙のカール量を検知するカール検知手段と、前記検知されたカール量に基づいて、前記定着手段における定着の条件を変化させる定着条件変更手段と、前記カール検知手段の搬送方向下流側に設けられ、カールを修正するカール修正手段と、前記検知されたカール量に基づいて、前記カール修正手段におけるカール修正の条件を変化させる修正条件変更手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、前記カール修正手段は、大径ローラと、前記大径ローラに対し押圧される小径ローラとを含むカール修正ローラ対であって、前記修正条件変更手段は、前記小径ローラの前記大径ローラに対する押圧力を変化させることを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、前記カール修正手段は、転写紙に送風し冷却する転写紙冷却手段であって、前記修正条件変更手段は、前記転写紙冷却手段の送風量を変化させることを特徴とする。
また、請求項5記載の発明は、前記定着条件変更手段は、前記加熱ローラの温度、前記加圧ローラが前記加熱ローラに対し押圧される押圧力、または、前記加熱ローラと前記加圧ローラとによる搬送速度の少なくともいずれか1つを変化させることを特徴とする。
また、請求項6記載の発明は、前記転写紙の先端を検出する先端検知手段をさらに備え、前記カール検知手段は、PSD(Position Sensitive Detector)素子を含み、前記先端検知手段による先端の検知に基づいて、PSD素子の出力値を取り込みカール量として検知することを特徴とする。
また、請求項7記載の発明は、転写紙を加熱する加熱ローラと前記加熱ローラに対し押圧される加圧ローラとを含み、画像が転写された転写紙を前記加熱ローラと加圧ローラとで挟持しつつ搬送して、前記画像の定着を行う定着手段を備える画像形成装置であって、前記加熱ローラ及び前記加圧ローラの搬送方向下流側に設けられ、前記転写紙の第1のカール量を検知する第1のカール検知手段と、前記第1のカール量に基づいて、前記定着手段における定着の条件を変化させる定着条件変更手段と、前記カール検知手段の搬送方向下流側に設けられ、カールを修正するカール修正手段と、前記カール修正手段の近傍に設けられ、前記転写紙の第2のカール量を検知する第2のカール検知手段と、前記第2のカール量に基づいて、前記カール修正手段におけるカール修正の条件を変化させる修正条件変更手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項8記載の発明は、前記カール修正手段は、大径ローラと、前記大径ローラに対し押圧される小径ローラとを含むカール修正ローラ対であって、前記修正条件変更手段は、前記小径ローラの前記大径ローラに対する押圧力を変化させることを特徴とする。
また、請求項9記載の発明は、前記カール修正手段は、転写紙に送風し冷却する転写紙冷却手段であって、前記修正条件変更手段は、前記転写紙冷却手段の送風量を変化させることを特徴とする。
また、請求項10記載の発明は、前記定着条件変更手段は、前記加熱ローラの温度、前記加圧ローラが前記加熱ローラに対し押圧される押圧力、または、前記加熱ローラと前記加圧ローラとによる搬送速度の少なくともいずれか1つを変化させることを特徴とする。
また、請求項11記載の発明は、前記転写紙の先端を検出する少なくとも1つの先端検知手段をさらに備え、前記第1及び第2のカール検知手段は、PSD(Position Sensitive Detector)素子を含み、いずれかの前記先端検知手段による先端の検知に基づいて、それぞれPSD素子の出力値を取り込み、それぞれ前記第1及び第2のカール量として検知することを特徴とする。
また、請求項12記載の発明は、転写紙の表面に画像を転写する転写手段と、転写紙を加熱する加熱ローラと前記加熱ローラに対し押圧される加圧ローラとを含み、前記画像が転写された転写紙を前記加熱ローラと加圧ローラとで挟持しつつ搬送して、前記画像の定着を行う定着手段を備える画像形成装置であって、前記加熱ローラ及び前記加圧ローラの搬送方向下流側に設けられ、前記転写紙のカール量を検知するカール検知手段と、前記検知されたカール量に基づいて、前記定着手段における定着の条件を変化させる定着条件変更手段と、前記カール検知手段の搬送方向下流側に設けられた前記転写紙を排紙するための第1の搬送路と、前記第1の搬送路から分岐し、前記転写紙の両面に画像形成する場合に、一方の表面に画像形成された前記転写紙を前記転写手段へ搬送するための第2の搬送路と、前記第1の搬送路を搬送される転写紙及び前記第2の搬送路を搬送される転写紙の双方に対して送風可能に配置され、前記転写紙に送風し冷却する転写紙冷却手段と、前記検知されたカール量に基づいて、前記転写紙冷却手段の送風量を変化させる冷却条件変更手段とを備え、前記転写紙の両面に画像形成する場合に、前記カール検知手段は、前記転写紙が前記第1の搬送路に送られるときの第1のカール量と前記転写紙が前記第2の搬送路に送られるときの第2のカール量とを検知し、前記冷却条件変更手段は、前記第1及び第2のカール量の中の大きい方のカール量に基づいて、前記転写紙冷却手段の送風量を変化させることを特徴とする。
また、請求項13記載の発明は、前記定着条件変更手段は、前記加熱ローラの温度、前記加圧ローラが前記加熱ローラに対し押圧される押圧力、または、前記加熱ローラと前記加圧ローラとによる搬送速度の少なくともいずれか1つを変化させることを特徴とする。
また、請求項14記載の発明は、前記転写紙の先端を検出する先端検知手段をさらに備え、前記カール検知手段は、PSD(Position Sensitive Detector)素子を含み、前記先端検知手段による先端の検知に基づいて、PSD素子の出力値を取り込み前記第1及び第2のカール量として検知することを特徴とする。
また、請求項15記載の発明は、転写紙の表面に画像を転写する転写手段と、転写紙を加熱する加熱ローラと前記加熱ローラに対し押圧される加圧ローラとを含み、前記画像が転写された転写紙を前記加熱ローラと加圧ローラとで挟持しつつ搬送して、前記画像の定着を行う定着手段を備える画像形成装置であって、前記加熱ローラ及び前記加圧ローラの搬送方向下流側に設けられ、前記転写紙の第1のカール量を検知するカール検知手段と、前記検知されたカール量に基づいて、前記定着手段における定着の条件を変化させる定着条件変更手段と、前記第1のカール検知手段の搬送方向下流側に設けられた前記転写紙を排紙するための第1の搬送路と、前記第1の搬送路から分岐し、前記転写紙の両面に画像形成する場合に、一方の表面に画像形成された前記転写紙を前記転写手段へ搬送するための第2の搬送路と、前記転写紙が前記第1の搬送路を搬送される前記転写紙の第2のカール量を検知する第2のカール検知手段と、前記転写紙が前記第2の搬送路を搬送される前記転写紙の第3のカール量を検知する第3のカール検知手段と、前記第1の搬送路及び前記第2の搬送路の双方に対して送風可能に配置され、前記転写紙に送風し冷却する転写紙冷却手段と、前記第2及び第3のカール量の中の大きい方のカール量に基づいて、前記転写紙冷却手段の送風量を変化させる冷却条件変更手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項16記載の発明は、前記定着条件変更手段は、前記加熱ローラの温度、前記加圧ローラが前記加熱ローラに対し押圧される押圧力、または、前記加熱ローラと前記加圧ローラとによる搬送速度の少なくともいずれか1つを変化させることを特徴とする。
また、請求項17記載の発明は、前記転写紙の先端を検出する少なくとも1つの先端検知手段をさらに備え、前記第1、第2及び第3のカール検知手段は、PSD(Position Sensitive Detector)素子を含み、それぞれいずれかの前記先端検知手段による先端の検知に基づいて、それぞれPSD素子の出力値を取り込み、それぞれ前記第1、第2及び第3のカール量として検知することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置によれば、加熱ローラ及び加熱ローラに押圧される加圧ローラの搬送方向下流側で、転写紙のカール量を検知して、その検知したカール量に基づいて、加熱ローラ及び加圧ローラによる定着条件を変化させてカールの発生を抑止することが可能である。
[第1の実施の形態]
(装置構成)
先ず、本発明に係る一実施の形態の画像形成装置の概略構成について、図1を参照して説明する。図1は、画像形成装置の概略機械構成を示す断面図である。
図1に示すように、上部にレーザ露光ユニット10、作像部20及び定着排紙部50を配置し、下部に給紙部40を配置したものである。
レーザ露光ユニット10は、画像形成信号に基づいて作像部20の像担持体としての感光体ドラム21上にレーザ光を走査して静電潜像を形成するものである。
作像部20は、感光体ドラム21を中心として構成される。感光体ドラム21は回転体であり、図示しない駆動手段に駆動され矢印a方向に回転し、前記レーザ光はその回転方向に対し直角方向に走査される。このレーザ光の走査方向を主走査方向、感光体ドラム21の回転方向を副走査方向という。そして、感光体ドラム21の周囲にその回転方向に沿って、帯電極22、現像ユニット23、転写極26、分離極27、分離爪28、クリーナ24、及び、イレーサ25が配置されている。
帯電極22は、感光体ドラム21の表面を所定の極性・電位に一様に帯電させるスコロトロン方式の帯電手段である。
現像ユニット23は、キャリアとトナーとを含む現像剤を収容した現像器からなり、感光体ドラム21上に形成される静電潜像をトナーにより現像化しトナー像を形成するものである。
転写極26は、感光体ドラム21に形成されたトナー像を転写紙側に転写させる転写手段であり、分離極27は静電気により吸着する転写紙を感光体ドラム21から剥れるようにするためのもので、分離爪は、感光体ドラム21から転写紙を引き剥がすものある。
クリーナ24は、トナーの転写紙への転写後の感光体ドラム21表面上の残留トナーを除去するのもので、イレーサ25は、光を一様に照射して感光体ドラム21の表面の電荷を除去するものである。
つまり、作像部20では、イレーサ25で感光体ドラム21の表面を除電した後、帯電極22により所定の極性・電位に一様に帯電させて、レーザ光を走査することにより静電潜像を形成する。その後、静電潜像は、現像ユニット23によって現像が行われトナー像が形成されるのである。
一方、給紙部40は、複数の給紙トレイ41(図では、41a、及び、41bの2つ)を備え、転写紙はいずれかのトレイ41から選択的に給紙ローラ対42(図では、42a、及び、42bの2つ)により1枚ずつ給紙される。さらに、搬送ローラ対43a〜43cを備え、それらの搬送ローラ対43により搬送されて、所定のタイミングをとって作像部20へ送られる。すると、転写極26の作用によりトナー像が転写紙に転写され、搬送ベルト45により定着排紙部50へ搬送される。
定着排紙部50は、定着手段として、図示しないヒータ152等の熱源を含みその熱源により加熱される定着ローラ(加熱ローラ)52と、定着ローラ52表面の温度を検知する温度センサ55と、図示しない付勢手段としての加圧ローラ押圧手段151により定着ローラ52に対して押圧され、定着ローラ52とともに転写紙を挟持する加圧ローラ51とで構成される定着器54を備え、図示しない定着ローラ駆動手段154により駆動される定着ローラ52と加圧ローラ51とで転写紙を搬送しつつ加熱及び加圧することでトナー像を転写紙に定着する。そして、定着後に転写紙を搬送する搬送ローラ対53と搬送路A(第1の搬送路)または搬送路B(第2の搬送路)に転写紙の搬送方向を切り換える切り換えガイド58と、搬送路A及びBのそれぞれにカール修正手段として、表面が例えばゴムなどの弾性体で形成された大径ローラと図示しない小径ローラ押圧手段153(図示せず)により大径ローラに押圧される小径ローラにより構成されるカール修正ローラ対59A、59B(以下、纏めてカール修正ローラ対59と記す場合がある。)を備えている。
カール修正ローラ対59は、小径ローラが大径ローラの弾性体の表面に侵入し、その侵入部分で転写紙を挟持し、変形させつつ搬送することでカールを修正するものである。
また、図示しないがカール修正ローラ対59Aの下流側には排紙トレイ(図示せず)を備えている。
また、カール修正ローラ対59Bの下流には、両面印刷を行う場合に、片面印刷した転写紙を反転し、再び作像部20に搬送する反転部30を備えている。反転部30では、カール修正ローラ対59Bで搬送される転写紙を反転ローラ対31、搬送ローラ対32でさらに搬送し、転写紙後端が反転ローラ対31を通過した後、搬送ローラ対32で逆方向に搬送して、転写紙後端を反転ローラ対32へ送る。この転写紙後端の反転ローラ対32側へ搬送方向の切り換えは図示しないガイドにより行われる。そして、転写紙後端を前側にして、搬送ローラ対34a〜34c、及び、搬送ローラ対43aにより作像部20へ送られる。
また、定着器54の下流側に、先端検知手段としての転写紙検知センサ70とカール検知手段としてのカール検知センサ71を備えている。本発明は、後述するように、カール検知センサ71により検出された転写紙のカール量に基づいて、定着において発生する転写紙のカールを抑止するように、例えば加圧ローラ51の押圧力、定着ローラ52の温度、または、搬送速度の少なくともいずれか1つを変化させるものである。例えば、検知したカール量が大きくなるにしたがって、加圧ローラ51の押圧力を小さく、定着ローラ52の温度を低く、または、搬送速度を速くなるように変化させる。ここで、加圧ローラ押圧手段151は、例えば、バネと、加圧ローラ51とバネを介して設けられその位置が可変な係止部材と、係止部材の位置を変化させるモータ等の駆動手段で構成され、係止部材の位置をモータ等で変化させることで押圧力が変更可能になされている。
またさらに、本発明は、後述するように、カール検知センサ71により検出された転写紙のカール量に応じたカールの修正を行うように、小径ローラの大径ローラに対する侵入量を変化させるものである。例えば、検知したカール量が大きくなるにしたがって、侵入量を大きくし、転写紙を大きく変形させてカールを修正するように、小径ローラの押圧力を大きくなるように変化させる。そのために、小径ローラを大径ローラに対し押圧する小径ローラ押圧手段153(図示せず)を備え、上述の加圧ローラ押圧手段151と同様な構成により小径ローラの大径ローラに対する押圧力が変更可能になされている。
(制御構成)
次に、この発明の制御構成について説明する。図2は、本発明の画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。
操作部80は、例えば操作の受付けを行うタッチパネルとパターンや文字の表示を行うLCDからなる表示器とが重ねて配置されてなり、LCDに表示されている位置でタッチパネルを押して各種入力ができるように構成されたもので、印刷ジョブデータに係る設定データや印刷ジョブの開始の指示等の各種入力を行うための入力手段としての機能を有する。
ここで、印刷ジョブデータとは、画像データと、該画像デ−タに関する画像形成を実行する上で、複写機1を駆動するために必要となる動作環境条件である設定デ−タとにより構成された「1単位」の画像情報として定義される。また、印刷ジョブの開始とは、その印刷ジョブデータに基づいて行う画像形成を開始することをという。また、画像デ−タとは、原稿Sの原稿面に記載されているような文字、絵柄等の画像をデジタルデータ化したものある。また、設定デ−タとは、換言すれば、上記画像デ−タを出力する際の画像形成装置に関する制御条件のことである。具体的には、原稿S又は転写紙Pのサイズ、種別、画像を転写紙P上に形成する際の当該画像の倍率又は画像濃度などの情報等が含まれる。
転写紙検知センサ70は、フォトセンサ等で構成され、転写紙の有無を検出し、例えば転写紙の先端の通過による転写紙の無い状態から有る状態への変化により転写紙の先端を検知する。
カール検知センサ71は、例えば、PSD(Position Sensitive Detector)素子を用いて構成される。ここで、PSD素子を用いたカール検知センサ71の一例について図3及び図4を用いて説明する。図3は、カール検知センサ71を説明するための説明図で構成及び検知の様子を示し、図4は、横軸をカール量、縦軸を出力値とし、カール量と出力値の関係の一例を示したものである。図3に示すように、カール検知センサ71はLED(Light−emitting diode)、投光レンズ、受光レンズ及びPSD素子を含み、LEDの発光は投光レンズを介して転写紙に照射され、その反射光を受光レンズを介してPSD素子で受光するように構成される。図に示すように、転写紙にカールがない場合には位置Aで反射し位置A´に結像し、転写紙にカールがある場合には例えば位置Bで反射し位置A´とは異なる位置B´に結像する。PSD素子は、スポット光(本例では反射光)のPSD素子上の位置により出力値が変化するので、位置Aで反射した場合と位置Bで反射した場合、すなわちカールの有無で出力値が変化し、さらにカールに応じて反射位置は変化するから、カールに応じて出力値が変化することになる。したがって、出力値に対してカール量が一義的に定まり、カール量と出力値は、例えば、図4に示すように表すことができる。このようにPSD素子を用いることにより、正確にカール量を検知することができる。
制御部100は、画像形成装置の各部を、例えば、印刷ジョブデータに基づいて画像を形成するように制御する制御手段である。また、カール検知センサ71により検知された転写紙のカール量を示す出力値に基づいて、定着条件を変化させる定着条件変更手段としての機能と、さらに、カール検知センサ71の出力値に基づいて修正条件を変化させる修正条件変更手段としての機能を有する。定着条件とは、加圧ローラ51の押圧力、定着ローラ52の温度、または、定着ローラ52による搬送速度のいずれか1つまたは組み合わせである。上述の各部の制御や定着条件及び修正条件の変更を行うために、制御部100は、CPU(図示せず)と、各種のプログラム、及び、そのプログラムを実行するときに必要な各種データ、カール量を示すカール検知センサ71の出力値に対応する定着条件及び修正条件についての各種パラメータ値を記憶すると共に、各種のプログラムを実行するときのワークエリアを構成するシステムメモリ(図示せず)と、を含んで構成される。
例えば、制御部100は、加圧ローラ51の押圧力、定着ローラ52の温度及び搬送速度は、それぞれ所定の条件になるように制御する。そして、カール検知センサ71の出力値に応じて、制御部100は、加圧ローラ押圧手段151の駆動手段を制御して加圧ローラ51の押圧力を所定の押圧力から変化させる。また、制御部100は、温度センサ55の検知する温度に基づいて、定着ローラ52の温度を予め設定された所定の温度となるようにヒータ152をON−OFF制御(温度センサ55の検知温度が、所定の温度を超えたらOFFし、所定の温度より低くなったらONする制御)しているが、制御部100は、カール検知センサ71の出力値に応じて、定着ローラ52の温度を所定の温度から変化させる。ただし、所定の温度から低く変化させる場合に定着ローラ52を冷却するための冷却手段例えば冷却ファン(図示せず)を備え、その冷却ファンにより定着ローラ52の温度を下げるように制御し、その後ヒータ52をON−OFF制御するようにしてもよい。また、制御部100は、カール検知センサ71の出力値に応じて、定着ローラ52による搬送速度を定着ローラ駆動手段154を制御して所定の搬送速度から変化させる。このとき、他の各ローラや感光体ドラム21の駆動手段も合わせて制御し、同じ搬送速度となるようにする。また、制御部100は、カール検知センサ71の出力値に応じて、侵入量を変化させるために小径ローラ押圧手段153を構成する駆動手段を制御して押圧力を変更し所定の侵入量から変化させる。
上述の定着条件及び修正条件を変化させるために、予め記憶されているパラメータ値を参照して行うが、パラメータ値は、例えば、定着条件について、加圧ローラ押圧手段151の駆動手段の動作時間、定着ローラ52の設定温度、または、定着ローラ駆動手段154の動作速度、修正条件について、小径ローラ押圧手段153の駆動手段の動作時間である。
タイマー75は、例えば制御部100が後述の計時した時間に基づき制御を行う場合に参照される。
上述のような構成によれば、カール量に基づいて定着条件を変化させて、カールの発生を抑止することができ、さらにカール量に基づいて修正条件を変化させて、適切にカールの修正を行うことができる。
(カールの発生の抑止に係るフィードバック制御)
図5、図6を用いて本画像形成装置で行うフィードバック制御の手順を説明する。図5は本発明に係るフィードバック制御の手順を示すフローチャートで、図6は、カール量検知を示すタイミングチャートである。また、図5、図6には、片面印刷の場合の手順を示した。
まず、制御部100は、操作部80からの印刷ジョブの開始の指示を受けて、印刷ジョブを開始する(ステップS101。以下、ステップS101をS101と省略して記載する。また、他のステップも同様に省略して記載する。)。1ページ目の画像形成、定着などを開始するが、このとき定着条件及び修正条件は所定の条件になっているものとする。
そして、1枚目の転写紙の先端が転写紙検知センサ70を通過し転写紙検知センサ70がONすると(S102)、制御部100は、タイマー75を参照して計時を開始し(S103)、先端が転写紙検知センサ70を通過後、所定時間Tw、詳細にはカール検知センサ71に達するのに要する時間が経過したら(S104、Y)、そのときのカール検知センサ71の出力値を取り込む(S105)。上述したようにこの出力値はカール量を示すが、例えば、図4に示したカール量と出力値との関係から、図6に示すように出力値をカール量に換算することもできる。
また、先端が転写紙検知センサ70を通過後の所定時間Tw経過時の出力値を取り込むことにより、転写紙の先端部のカール量を正確に取り込むことができる。また、例えば転写紙検知センサ70のように先端を検知可能なセンサをカール検知センサ71と搬送方向に対し略直角方向に並べて配置し、そのセンサが先端を検知したときの出力値を取り込んでもよい。
次に、制御部100は、カール検知センサ71の出力値に基づいて、定着条件を変化させる(S106)。定着条件として、加圧ローラ51の押圧力、定着ローラ52の温度、または、定着ローラ52による搬送速度のいずれか1つを、または、それらを組み合わせて変更するが、上述したようにカール検知センサ71の出力値に対応する予め記憶されているパラメータ値を用いて変更を行う。また、この変更は、次ページ以降にフィードバックするように行うものであるから。例えば、1ページ目の転写紙後端が定着ローラ51を通過し、2ページ目の転写紙先端が定着ローラ51に達するまでの間に行う。また、そのタイミングは、例えば転写紙検知センサ70による1ページ目の転写紙後端の検知をトリガにし計時することによる所定のタイミングで行うことができる。
さらに、制御部100は、カール検知センサ71の出力値に基づいて、修正条件を変化させる(S107)。修正条件として、小径ローラの大径ローラに対する侵入量を変更するが、上述したようにカール検知センサ71の出力値に対応する予め記憶されているパラメータ値を用いてカール修正ローラ対59Aについて変更を行う。また、この変更は、次ページ以降にフィードバックするように行うものであるから。例えば、1ページ目の転写紙後端がカール修正ローラ対59Aを通過し、2ページ目の転写紙先端がカール修正ローラ対59Aに達するまでの間に行う。また、そのタイミングは、定着条件の場合と同様に、例えば転写紙検知センサ70による1ページ目の転写紙後端の検知をトリガにし計時することによる所定のタイミングで行うことができる。
そして、印刷ジョブが終了すると(S108、Y)、制御部100は、定着条件及び修正条件を所定の条件に戻すように制御する(S109)。
これにより、例えば図6に示すように、2ページ目以降の転写紙のカール量を1ページ目に比べ減少させることができる。このように、定着条件及び修正条件を変化させることにより当該印刷ジョブの2ページ以降では、定着によるカールを抑止することができ、さらに、カール量に応じた修正を行うことができる。また、カールを抑止することができるので装置内での紙詰まりの発生を抑止することができる。また、上述のように印刷ジョブごとに行うことにより、例えば、転写紙のサイズ、種類、画像の濃度などがことなる印刷ジョブで発生するカールがそれぞれ異なる場合でも、それぞれに発生するカール量に応じてカールの抑止を行うことができ、さらに修正することができる。また、印刷ジョブごとに行うことにより、温度湿度などの環境がそれぞれの印刷ジョブ実行時に異なっても、それぞれに発生するカール量に応じてカールの抑止を行うことができ、さらに修正することができる。
また、上記の説明は、片面印刷の場合であるが、両面印刷の場合には、カール修正ローラ対59A及びカール修正ローラ対59Bのそれぞれについて小径ローラの大径ローラに対する侵入量を変更することになる。例えば、制御部100は、初めの片面に画像形成及び定着を行ったときのカール検知センサ71の出力値に基づいて、カール修正ローラ対59Bの侵入量を変更し、次のもう一方の片面に画像形成及び定着を行ったときのカール検知センサ71の出力値に基づいて、カール修正ローラ対59Aの侵入量を変更するように制御すればよい。
また、上記説明では修正条件についても、1ページ目のカール検知センサ71の出力値に基づいて、修正条件を2ページ以降にフィードバックするように変更するようにしたが、カール検知センサ71の出力値に基づいてそのページのカールを修正するように修正条件を変更するように、すなわち、カール検知センサ71で上述したようにカールを示す出力値を検知したら、その出力値に基づいて、そのページの先端がカール修正ローラ対59に到達する前に侵入量を変更するように制御し、それぞれのページのカール量に対応するようにカール修正を行ってもよい。
[第2の実施の形態]
次に、本発明に係る第2の実施の形態について説明する。なお、以下には第1の実施の形態と実質的に同様の構成については、詳細な説明を省略し、主に異なる点について述べる。
本実施の形態の画像形成装置は、カール修正手段としてカール修正ローラ対59に代えて冷却手段を備えたものである。
先ず、第2の実施の形態の一実施の形態の画像形成装置の概略構成について、図7を参照して説明する。図7は、第2の実施の形態の画像形成装置の概略機械構成を示す断面図である。
図7に示すように、定着排紙部50には、冷却手段として冷却ファン76が、搬送路Aと搬送路Bを搬送される転写紙の双方に送風されるように、搬送路の側面側に搬送路A及びBに跨り、その風向(図示せず)を搬送路に向けて配置されている。このような冷却ファン1つの構成によればコストダウンが可能である。
次に、第2の実施の形態の制御構成について説明する。図8は、本発明の画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。
冷却ファン76は、動作モードとして、「Hi」、「Hi」より風量の小さい「Low」の2つの動作モードを有している。そして、例えば、検知したカール量が所定のカール量より大きい場合には「Hi」、検知したカール量が所定のカール量以下の場合には「Low」となるように、後述の制御部100により制御される。
制御部100は、第1の実施の形態と同様にカール検知センサ71の出力値に基づいてカールの修正条件である冷却条件として冷却ファン76の風量を変化させる冷却条件変更手段としての機能を有し、制御部100は、「Hi」「Low」の動作モードによりその風量を変化させる。
また、図示しないシステムメモリには、カール量を示すカール検知センサ71の出力値に対応し、カール量が所定のカール量より大きい場合に「Hi」、所定のカール量以下の場合に「Low」の動作モードとなるようにパラメータ値が記憶され、制御部100は、第1の実施の形態と同様に、カール検知センサ71の出力値に基づいて、その出力値に対応するパラメータ値「Hi」または「Low」の動作モードで動作するように制御を行う。
また、両面印刷の場合に、転写紙が搬送路Aを搬送されるときと、搬送路Bを搬送されるときとで、それぞれの場合のカール量に応じて動作モードを変えることも可能であるが、転写紙の搬送速度が速い場合などには、搬送路A及び搬送路Bに転写紙が同時に存在することがあるので、初めの片面に画像形成及び定着を行ったときのカール検知センサ71の出力値(第2のカール量)ともう一方の片面に画像形成及び定着を行ったときのカール検知センサ71の出力値(第1のカール量)とに基づいて、「Hi」または「Low」の動作モードで動作するように制御を行ってもよい。例えば、それぞれの出力値が示すカール量の大きい方の出力値に対応するパラメータ値「Hi」または「Low」の動作モードで動作するように制御を行う。例えば、図9にそれぞれの出力値が示すカール量に対応するパラメータ値「Hi」または「Low」の動作モードの組み合わせと、その組み合わせに対応する動作モードとを示す。このようにすれば、少なくともいずれかのカール量が所定のカール量より大きい場合に「Hi」、それ以外すなわちいずれもが所定のカール量以下の場合に「Low」の動作モードで動作するように制御されることになる。このような制御により、冷却ファン1つというコストダウンを行いつつ、騒音、省エネを考慮したカール修正が可能となる。
[第3の実施の形態]
本実施の形態の画像形成装置は、カール修正手段の近傍にカール検知センサを更に備えた点にある。
図10は、第3の実施の形態の一実施の形態の画像形成装置の概略構成を示し、図11は、その制御構成を示す。
図10に示すようにカール修正手段としてのカール修正ローラ対59A、59Bのそれぞれの近傍に第2のカール検知手段としてのカール検知センサ72A、72Bを備えた。また、カール修正手段は、第2の実施の形態で説明した冷却ファンであってもよい。
また、図11に示す制御部100は、カール検知センサ72Aにより検出された転写紙のカール量(第2のカール量)に応じたカールの修正をカール修正ローラ対59Aで行うように、カール修正ローラ対59Aの小径ローラの大径ローラに対する侵入量を変化させ、カール検知センサ72Bにより検出された転写紙のカール量(第2のカール量)に応じたカールの修正をカール修正ローラ対59Bで行うように、カール修正ローラ対59Aの小径ローラの大径ローラに対する侵入量を変化させる修正条件変更手段としての機能を有する。この場合、カール検知センサ71は本発明の第1のカール検知手段で、カール検知センサ71で検知するカール量は第1のカール量である。
また、図示しないシステムメモリは、カール量を示すカール検知センサ72の出力値に対応する修正条件についての各種パラメータ値を記憶し、制御部100は、予め記憶されているパラメータ値を参照し、カール検知センサ72の出力値に基づいて、その出力値に対応するパラメータ値により修正条件を変更する。
図12を用いて第3の実施の形態のフィードバック制御の手順を説明する。図12は本発明に係るフィードバック制御の手順を示すフローチャートである。
まず、制御部100は、操作部80からの印刷ジョブの開始の指示を受けて、印刷ジョブを開始し(S201)、そして、1枚目の転写紙の先端が転写紙検知センサ70を通過し転写紙検知センサ70がONすると(S202)、制御部100は、タイマー75を参照して計時を開始し(S203)、先端が転写紙検知センサ70を通過後カール検知センサ71に達するのに要する時間Twが経過したら(S204、Y)、そのときのカール検知センサ71の出力値を取り込み(S205)、さらに、先端が転写紙検知センサ70を通過後カール検知センサ72Aに達するために要する時間Txが経過したら(S206、Y)、そのときのカール検知センサ72Aの出力値を取り込む(S207)。本例では、転写紙検知センサ70の先端検知に基づいて、カール検知センサ71及び72Aの出力値を取り込むようにしたが、カール検知センサ72A用の先端検知手段を別に設けてもよい。また、カール検知センサ72Bについても同様である。
次に、制御部100は、第1の実施の形態と同様に、カール検知センサ71の出力値に基づいて、定着条件を変化させ(S208)、さらに、制御部100は、カール検知センサ72Aの出力値に基づいて、カール修正ローラ対59Aについて修正条件を変化させる(S209)。
そして、印刷ジョブが終了すると(S210、Y)、制御部100は、定着条件及び修正条件を所定の条件に戻すように制御する(S211)。
また、両面印刷の場合には、カール検知センサ72Bの出力値に基づいて、カール修正ローラ対59Bについて修正条件を変化させる。また、図10では、カール検知センサ72A、72Bをそれぞれカール修正ローラ対59A、59Bの下流側に配置したが、カール修正ローラ対59A、59Bの上流側に配置してもよい。また、上流側に配置した場合には、第1の実施の形態における説明と同様にして、カール検知センサ72の出力値に基づいてそのページのカールを修正するように修正条件を変更してもよい。
このように、カール修正手段の近傍にカール検知センサを備えてそのセンサによるカールの検出結果に基づいて修正条件を変更するので、より精度よくカールの修正を行うことが可能となる。
また、カール修正手段として冷却ファン76を用い、第2の実施の形態で示した初めの片面に画像形成及び定着を行ったときのカール量ともう一方の片面に画像形成及び定着を行ったときのカール量とに基づいて、「Hi」または「Low」の動作モードで動作するように制御することも可能である。ただし、この場合、カール検知センサ71は本発明の第1のカール検知手段で、その検知するカール量は第1のカール量で、カール検知センサ72A及び72Bはそれぞれ本発明の第2のカール検知手段及び第3のカール検知手段であり、その検知するカール量はそれぞれ第2のカール量及び第3のカール量である。
第1の実施の形態における画像形成装置の概略機械構成を示す断面図である。 第1の実施の形態の画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 カール検知センサを説明するための図である。 カール量とカール検知センサの出力値との関係の一例を示した図である。 本発明に係るフィードバック制御の手順を示すフローチャートである。 カール量検知を示すタイミングチャートである。 第2の実施の形態における画像形成装置の概略機械構成を示す断面図である。 第2の実施の形態の画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 出力値が示すカール量に対応する動作モードの組み合わせと、その組み合わせに対応する動作モードとを示す図である。 第3の実施の形態における画像形成装置の概略機械構成を示す断面図である。 第3の実施の形態の画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態のフィードバック制御の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 レーザ露光ユニット
20 作像部
30 反転部
40 給紙部
50 定着排紙部
51 加圧ローラ
52 定着ローラ
53 搬送ローラ対
54 定着器
55 温度センサ
58 切り換えガイド
59A、B カール修正ローラ対
70 転写紙検知センサ
71、72A、B カール検知センサ
75 タイマー
76 冷却ファン
80 操作部
100 制御部
151 加圧ローラ押圧手段
152 ヒータ
153 小径ローラ押圧手段
154 定着ローラ駆動手段

Claims (17)

  1. 転写紙を加熱する加熱ローラと前記加熱ローラに対し押圧される加圧ローラとを含み、画像が転写された転写紙を前記加熱ローラと加圧ローラとで挟持しつつ搬送して、前記画像の定着を行う定着手段を備える画像形成装置であって、
    前記加熱ローラ及び前記加圧ローラの搬送方向下流側に設けられ、前記転写紙のカール量を検知するカール検知手段と、
    前記検知されたカール量に基づいて、前記定着手段における定着の条件を変化させる定着条件変更手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 転写紙を加熱する加熱ローラと前記加熱ローラに対し押圧される加圧ローラとを含み、画像が転写された転写紙を前記加熱ローラと加圧ローラとで挟持しつつ搬送して、前記画像の定着を行う定着手段を備える画像形成装置であって、
    前記加熱ローラ及び前記加圧ローラの搬送方向下流側に設けられ、前記転写紙のカール量を検知するカール検知手段と、
    前記検知されたカール量に基づいて、前記定着手段における定着の条件を変化させる定着条件変更手段と、
    前記カール検知手段の搬送方向下流側に設けられ、カールを修正するカール修正手段と、
    前記検知されたカール量に基づいて、前記カール修正手段におけるカール修正の条件を変化させる修正条件変更手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記カール修正手段は、大径ローラと、前記大径ローラに対し押圧される小径ローラとを含むカール修正ローラ対であって、
    前記修正条件変更手段は、前記小径ローラの前記大径ローラに対する押圧力を変化させる請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記カール修正手段は、転写紙に送風し冷却する転写紙冷却手段であって、
    前記修正条件変更手段は、前記転写紙冷却手段の送風量を変化させる請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記定着条件変更手段は、前記加熱ローラの温度、前記加圧ローラが前記加熱ローラに対し押圧される押圧力、または、前記加熱ローラと前記加圧ローラとによる搬送速度の少なくともいずれか1つを変化させる請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記転写紙の先端を検出する先端検知手段をさらに備え、
    前記カール検知手段は、PSD(Position Sensitive Detector)素子を含み、前記先端検知手段による先端の検知に基づいて、PSD素子の出力値を取り込みカール量として検知する請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 転写紙を加熱する加熱ローラと前記加熱ローラに対し押圧される加圧ローラとを含み、画像が転写された転写紙を前記加熱ローラと加圧ローラとで挟持しつつ搬送して、前記画像の定着を行う定着手段を備える画像形成装置であって、
    前記加熱ローラ及び前記加圧ローラの搬送方向下流側に設けられ、前記転写紙の第1のカール量を検知する第1のカール検知手段と、
    前記第1のカール量に基づいて、前記定着手段における定着の条件を変化させる定着条件変更手段と、
    前記カール検知手段の搬送方向下流側に設けられ、カールを修正するカール修正手段と、
    前記カール修正手段の近傍に設けられ、前記転写紙の第2のカール量を検知する第2のカール検知手段と、
    前記第2のカール量に基づいて、前記カール修正手段におけるカール修正の条件を変化させる修正条件変更手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記カール修正手段は、大径ローラと、前記大径ローラに対し押圧される小径ローラとを含むカール修正ローラ対であって、
    前記修正条件変更手段は、前記小径ローラの前記大径ローラに対する押圧力を変化させる請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記カール修正手段は、転写紙に送風し冷却する転写紙冷却手段であって、
    前記修正条件変更手段は、前記転写紙冷却手段の送風量を変化させる請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 前記定着条件変更手段は、前記加熱ローラの温度、前記加圧ローラが前記加熱ローラに対し押圧される押圧力、または、前記加熱ローラと前記加圧ローラとによる搬送速度の少なくともいずれか1つを変化させる請求項7乃至請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記転写紙の先端を検出する少なくとも1つの先端検知手段をさらに備え、
    前記第1及び第2のカール検知手段は、PSD(Position Sensitive Detector)素子を含み、いずれかの前記先端検知手段による先端の検知に基づいて、それぞれPSD素子の出力値を取り込み、それぞれ前記第1及び第2のカール量として検知する請求項7乃至請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 転写紙の表面に画像を転写する転写手段と、転写紙を加熱する加熱ローラと前記加熱ローラに対し押圧される加圧ローラとを含み、前記画像が転写された転写紙を前記加熱ローラと加圧ローラとで挟持しつつ搬送して、前記画像の定着を行う定着手段を備える画像形成装置であって、
    前記加熱ローラ及び前記加圧ローラの搬送方向下流側に設けられ、前記転写紙のカール量を検知するカール検知手段と、
    前記検知されたカール量に基づいて、前記定着手段における定着の条件を変化させる定着条件変更手段と、
    前記カール検知手段の搬送方向下流側に設けられた前記転写紙を排紙するための第1の搬送路と、
    前記第1の搬送路から分岐し、前記転写紙の両面に画像形成する場合に、一方の表面に画像形成された前記転写紙を前記転写手段へ搬送するための第2の搬送路と、
    前記第1の搬送路を搬送される転写紙及び前記第2の搬送路を搬送される転写紙の双方に対して送風可能に配置され、前記転写紙に送風し冷却する転写紙冷却手段と、
    前記検知されたカール量に基づいて、前記転写紙冷却手段の送風量を変化させる冷却条件変更手段とを備え、
    前記転写紙の両面に画像形成する場合に、
    前記カール検知手段は、前記転写紙が前記第1の搬送路に送られるときの第1のカール量と前記転写紙が前記第2の搬送路に送られるときの第2のカール量とを検知し、
    前記冷却条件変更手段は、前記第1及び第2のカール量の中の大きい方のカール量に基づいて、前記転写紙冷却手段の送風量を変化させることを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記定着条件変更手段は、前記加熱ローラの温度、前記加圧ローラが前記加熱ローラに対し押圧される押圧力、または、前記加熱ローラと前記加圧ローラとによる搬送速度の少なくともいずれか1つを変化させる請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記転写紙の先端を検出する先端検知手段をさらに備え、
    前記カール検知手段は、PSD(Position Sensitive Detector)素子を含み、前記先端検知手段による先端の検知に基づいて、PSD素子の出力値を取り込み前記第1及び第2のカール量として検知する請求項12または請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 転写紙の表面に画像を転写する転写手段と、転写紙を加熱する加熱ローラと前記加熱ローラに対し押圧される加圧ローラとを含み、前記画像が転写された転写紙を前記加熱ローラと加圧ローラとで挟持しつつ搬送して、前記画像の定着を行う定着手段を備える画像形成装置であって、
    前記加熱ローラ及び前記加圧ローラの搬送方向下流側に設けられ、前記転写紙の第1のカール量を検知するカール検知手段と、
    前記検知されたカール量に基づいて、前記定着手段における定着の条件を変化させる定着条件変更手段と、
    前記第1のカール検知手段の搬送方向下流側に設けられた前記転写紙を排紙するための第1の搬送路と、
    前記第1の搬送路から分岐し、前記転写紙の両面に画像形成する場合に、一方の表面に画像形成された前記転写紙を前記転写手段へ搬送するための第2の搬送路と、
    前記転写紙が前記第1の搬送路を搬送される前記転写紙の第2のカール量を検知する第2のカール検知手段と、
    前記転写紙が前記第2の搬送路を搬送される前記転写紙の第3のカール量を検知する第3のカール検知手段と、
    前記第1の搬送路及び前記第2の搬送路の双方に対して送風可能に配置され、前記転写紙に送風し冷却する転写紙冷却手段と、
    前記第2及び第3のカール量の中の大きい方のカール量に基づいて、前記転写紙冷却手段の送風量を変化させる冷却条件変更手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  16. 前記定着条件変更手段は、前記加熱ローラの温度、前記加圧ローラが前記加熱ローラに対し押圧される押圧力、または、前記加熱ローラと前記加圧ローラとによる搬送速度の少なくともいずれか1つを変化させる請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 前記転写紙の先端を検出する少なくとも1つの先端検知手段をさらに備え、
    前記第1、第2及び第3のカール検知手段は、PSD(Position Sensitive Detector)素子を含み、それぞれいずれかの前記先端検知手段による先端の検知に基づいて、それぞれPSD素子の出力値を取り込み、それぞれ前記第1、第2及び第3のカール量として検知する請求項15または請求項16のいずれかに記載の画像形成装置。


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JP2016218310A (ja) * 2015-05-22 2016-12-22 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
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