JP5822785B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被転写材に画像を形成する画像形成装置に関する。
プリンター、コピー機及び複合機等の画像形成装置には、感光体ドラムの表面に静電潜像を形成させた後、その静電潜像をトナーによって現像してトナー画像を形成し、トナー画像を被転写材(用紙)に転写させるものがある。そのような画像形成装置は、環境等の変化によって良好な画像を用紙に形成できない場合がある。その場合の一例がかぶりである。かぶりは、画像が用紙に形成された場合に、その用紙における画像の形成されない領域がトナーで汚れてしまう現象である。
そのかぶりの対策として、画像形成装置には、感光体ドラムの表面に残留するトナーを除電する均一化手段を備えたものがある(特許文献1参照)。その画像形成装置は、均一化手段に流れる電流の量の最大値と最小値との差が基準回数連続して閾値を上回る場合に、トナー濃度を下げる。
特開2008−145522号公報
しかしながら、特許文献1に記載された画像形成装置では、かぶりの発生を抑制するために均一化手段が必要である。このため、特許文献1に記載された画像形成装置は、部品点数が増加するため、構成が複雑になり、コストが上昇してしまう。
本発明は、簡易な構成で、かぶりが発生することを抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
像担持体の表面電位と現像部(現像ローラー)に印加される直流電圧との差が所定の範囲から外れた場合、被転写材にかぶりが発生する。しかし、像担持体の表面電位と、現像ローラーに保持されるトナーの帯電量とは、温湿度及び像担持体の表面の膜削れ等の要因によって変化する。すなわち、像担持体の表面電位と現像部に印加される直流電圧との適正値は、それらの要因によって変化する。このため、それらの要因にかかわらず、かぶり又は逆かぶりの発生を防ぐために、像担持体の表面電位と現像部に印加される直流電圧とを適正値に保つことが求められている。
そこで、本発明の画像形成装置は、トナー画像を被転写材に転写することにより、被転写材に画像を形成する画像形成装置であって、静電潜像が表面に形成される像担持体と、前記像担持体の表面に静電潜像を形成するために、前記像担持体の表面を帯電させる帯電部と、前記像担持体の表面に形成された静電潜像をトナーで現像することにより、前記像担持体の表面にトナー画像を形成する現像部と、前記帯電部にバイアスを印加するバイアス印加部と、前記バイアス印加部によって前記帯電部にバイアスが印加された場合に、前記現像部に流れる電流の電流値を測定する電流測定部と、前記帯電部に複数の所定のバイアスを印加するよう前記バイアス印加部を制御するバイアス制御部と、前記バイアス制御部の制御によって前記複数の所定のバイアスそれぞれが前記バイアス印加部から前記帯電部に印加される毎に前記電流測定部によって測定された複数の電流値に基づいて、前記バイアス印加部によって前記帯電部に印加されるバイアスを決定する決定部と、を備え、前記バイアス制御部は、被転写材に画像を形成する場合に、前記決定部によって決定されたバイアスが前記帯電部に印加されるよう前記バイアス印加部を制御することを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成で、かぶりが発生することを抑制することができる画像形成装置を提供することができる。
プリンターの各構成要素の配置を説明するための図である。 第1バイアス印加部、第2バイアス印加部、電流測定部及び制御部について説明するための図である。 かぶり評価と、現像部(現像ローラー)に流れる電流(現像電流値)と、帯電部(帯電ローラー)への印加バイアスとの関係を示す図である。 電流測定部によって測定される電流値(現像電流値)と、帯電ローラーへの印加バイアスとの関係を示す図である。 プリンターの特徴的な動作について説明するためのタイミングチャートである。 バイアスVdcの補正値の一例について説明するための図である。 本実施形態のプリンターを評価した結果を示す図である。 比較例のプリンターを評価した結果を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1により、本実施形態における画像形成装置としてのプリンター1における全体構造を説明する。図1は、プリンター1の各構成要素の配置を説明するための図である。
図1に示すように、画像形成装置としてのプリンター1は、トナー画像を被転写材に転写することにより、被転写材に画像を形成する。具体的には、プリンター1は、装置本体Mと、所定の画像情報に基づいてシート状の被転写材としての用紙Tに所定のトナー画像を形成する画像形成部GKと、用紙Tを画像形成部GKに給紙すると共にトナー画像が形成された用紙Tを排紙する給排紙部KHとを有する。
装置本体Mにおける外形は、筐体としてのケース体BDにより構成される。
図1に示すように、画像形成部GKは、像担持体(感光体)としての感光体ドラム2と、帯電部10と、露光ユニットとしてのレーザースキャナーユニット4と、現像器16と、トナーカートリッジ5と、トナー供給部6と、ドラムクリーニング部11と、除電器12と、転写ローラー8と、定着部9とを備える。
図1に示すように、給排紙部KHは、給紙カセット52と、手差し給紙部64と、用紙Tの搬送路Lと、レジストローラー対80と、排紙部50とを備える。
以下、画像形成部GK及び給排紙部KHの各構成について詳細に説明する。
まず、画像形成部GKについて説明する。
画像形成部GKにおいては、感光体ドラム2の表面に沿って順に、上流側から下流側に順に、帯電部10による帯電、レーザースキャナーユニット4による露光、現像器16による現像、転写ローラー8による転写、除電器12による除電、及びドラムクリーニング部11によるクリーニングが行われる。
感光体ドラム2は、円筒形状の部材からなり、感光体又は像担持体として機能する。感光体ドラム2は、搬送路Lにおける用紙Tの搬送方向に対して直交する方向に延びる回転軸を中心に、矢印の方向に回転可能に配置される。感光体ドラム2の表面には、静電潜像が形成され得る。
帯電部10は、感光体ドラム2の表面に対向して配置される。帯電部10は、感光体ドラム2の表面に静電潜像を形成するために、感光体ドラム2の表面を一様に負(マイナス極性)又は正(プラス極性)に帯電させる。帯電部10は、感光体ドラム2の表面に接触して又は近接して配置される帯電ローラー10a(帯電部材)を備える。帯電ローラー10aは、後述する第1バイアス印加部101(図2参照)からバイアスが印加されることに基づいて、感光体ドラム2の表面を帯電させる。
レーザースキャナーユニット4は、露光ユニットとして機能するものであり、感光体ドラム2の表面から離間して配置される。レーザースキャナーユニット4は、不図示のレーザ光源、ポリゴンミラー、ポリゴンミラー駆動用モータ等を有して構成される。
レーザースキャナーユニット4は、PC(パーソナルコンピューター)等の外部機器から入力された画像情報に基づいて、感光体ドラム2の表面を走査露光する。レーザースキャナーユニット4により走査露光されることで、感光体ドラム2の表面の露光された部分の電荷が除去される。これにより、感光体ドラム2の表面に静電潜像が形成される。
現像器16(現像部)は、感光体ドラム2の表面に形成された静電潜像をトナーで現像することにより、感光体ドラム2の表面にトナー画像を形成する。具体的には、現像器16は、感光体ドラム2に対応して設けられ、感光体ドラム2の表面に対向して配置される。現像器16は、感光体ドラム2に形成された静電潜像に単色(通常はブラック)のトナーを付着させて、単色のトナー画像を感光体ドラム2の表面に形成する。現像器16は、感光体ドラム2の表面に対向配置された現像ローラー17、トナー攪拌用の攪拌ローラー18等を有して構成される。
トナーカートリッジ5は、現像器16に対応して設けられており、現像器16に対して供給されるトナーを収容する。
トナー供給部6は、トナーカートリッジ5及び現像器16に対応して設けられており、トナーカートリッジ5に収容されたトナーを現像器16に対して供給する。トナー供給部6と現像器16とは、不図示のトナー供給路により結ばれている。
転写ローラー8は、感光体ドラム2の表面に現像されたトナー画像を用紙Tに転写させる。転写ローラー8には、不図示の転写バイアス印加部により、感光体ドラム2に形成されたトナー画像を用紙Tに転写させるための転写バイアスが印加される。転写ローラー8は、感光体ドラム2に対して当接した状態で回転可能に構成される。
感光体ドラム2と転写ローラー8との間で、搬送路Lを搬送される用紙Tが挟み込まれる。挟み込まれた用紙Tは、感光体ドラム2の表面に押し当てられる。感光体ドラム2と転写ローラー8との間で、転写ニップNが形成される。転写ニップNにおいて、感光体ドラム2に現像されたトナー画像が用紙Tに転写される。
除電器12は、感光体ドラム2の表面に対向して配置される。除電器12は、感光体ドラム2の表面に光を照射することにより、転写が行われた後の感光体ドラム2の表面を除電する(電荷を除去する)。
ドラムクリーニング部11は、感光体ドラム2の表面に対向して配置される。ドラムクリーニング部11は、感光体ドラム2の表面に残存したトナーや付着物を除去すると共に、除去されたトナー等を所定の回収機構へ搬送して、回収させる。
定着部9は、用紙Tに転写されたトナー画像を構成するトナーを溶融及び加圧して、用紙Tに定着させる。定着部9は、ヒーターにより加熱される加熱回転体9aと、加熱回転体9aに圧接される加圧回転体9bと、を備える。加熱回転体9aと加圧回転体9bとは、トナー画像が転写された用紙Tを挟み込んで加圧すると共に、搬送する。加熱回転体9aと加圧回転体9bとの間に挟み込まれた状態で用紙Tが搬送されることで、用紙Tに転写されたトナーは、溶融及び加圧され、用紙Tに定着される。
次に、給排紙部KHについて説明する。
図1に示すように、装置本体Mの下部には、用紙Tを収容する1個の給紙カセット52が配置される。給紙カセット52は、装置本体Mの右側(図1における右側)から水平方向に引き出し可能に構成される。給紙カセット52には、用紙Tが載置される載置板60が配置される。給紙カセット52には、用紙Tが載置板60の上に積層された状態で収容される。載置板60に載置された用紙Tは、給紙カセット52における用紙送り出し側の端部(図1において右側の端部)に配置されるカセット給紙部51により搬送路Lに送り出される。カセット給紙部51は、載置板60上の用紙Tを取り出すための前送りコロ61と、用紙Tを1枚ずつ搬送路Lに送り出すための給紙ローラー対63とからなる重送防止機構を備える。
装置本体Mの右側(図1において右側)には、手差し給紙部64が設けられる。手差し給紙部64は、給紙カセット52にセットされる用紙Tとは異なる大きさや種類の用紙Tを装置本体Mに供給することを主目的として設けられる。手差し給紙部64は、閉状態において装置本体Mの前面の一部を構成する手差しトレイ65と、給紙コロ66とを備える。手差しトレイ65は、その下端が給紙コロ66の近傍の装置本体Mに回動自在(開閉自在)に取り付けられる。開状態の手差しトレイ65には、用紙Tが載置される。給紙コロ66は、開状態の手差しトレイ65に載置された用紙Tを手差し搬送路Laに給紙する。
装置本体Mにおける上方側には、排紙部50が設けられる。排紙部50は、第3ローラー対53により用紙Tを装置本体Mの外部に排紙する。排紙部50の詳細については後述する。
用紙Tを搬送する搬送路Lは、カセット給紙部51から転写ニップNまでの第1搬送路L1と、転写ニップNから定着部9までの第2搬送路L2と、定着部9から排紙部50までの第3搬送路L3と、手差し給紙部64から供給される用紙を第1搬送路L1に合流させる手差し搬送路Laと、第3搬送路L3を下流側から上流側へ搬送する用紙を、表裏反転させて第1搬送路L1に戻す戻り搬送路Lbとを備える。
また、第1搬送路L1の途中には、第1合流部P1及び第2合流部P2が設けられている。第3搬送路L3の途中には、第1分岐部Q1が設けられている。
第1合流部P1は、手差し搬送路Laが第1搬送路L1に合流する合流部である。第2合流部P2は、戻り搬送路Lbが第1搬送路L1に合流する合流部である。
第1分岐部Q1は、戻り搬送路Lbが第3搬送路L3から分岐する分岐部で、第1ローラー対54a及び第2ローラー対54bを有する。第1ローラー対54aの一方のローラーと第2ローラー対54bの一方のローラーとは兼用される。
第1搬送路L1の途中(詳細には、第2合流部P2と転写ローラー8との間)には、用紙Tを検出するためのセンサーと、用紙Tのスキュー(斜め給紙)補正や画像形成部GKにおけるトナー画像の形成と用紙Tの搬送のタイミングを合わせるためのレジストローラー対80とが配置される。センサーは、用紙Tの搬送方向におけるレジストローラー対80の直前(搬送方向における上流側)に配置される。レジストローラー対80は、センサーからの検出信号情報に基づいて上述の補正やタイミング調整をして用紙Tを搬送する。
戻し搬送路Lbは、用紙Tに両面印刷を行う際に、既に印刷されている面とは反対面(未印刷面)を感光体ドラム2に対向させるために設けられる搬送路である。
戻し搬送路Lbによれば、第1分岐部Q1から第1ローラー対54aにより排紙部50側に搬送された用紙Tを表裏反転させて第2ローラー対54bにより第1搬送路L1に戻して、転写ローラー8の上流側に配置されたレジストローラー対80の上流側に搬送させることができる。戻し搬送路Lbにより表裏反転された用紙Tには、転写ニップNにおいて未印刷面に対して所定のトナー画像が転写される。
第3搬送路L3における端部には、排紙部50が形成される。排紙部50は、装置本体Mにおける上方側に配置される。排紙部50は、装置本体Mの右側(図1において右側、手差し給紙部64側)に向けて開口している。排紙部50は、第3搬送路L3を搬送される用紙Tを第3ローラー対53により装置本体Mの外部に排紙する。
排紙部50における開口側には、排紙集積部M1が形成される。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面(外面)に形成される。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面が下方に窪んで形成された部分である。排紙集積部M1の底面は、装置本体Mにおける上面の一部を構成する。排紙集積部M1には、所定のトナー画像が形成され排紙部50から排紙された用紙Tが積層して集積される。
なお、各搬送路の所定位置には用紙検出用のセンサーが配置される。
図2は、第1バイアス印加部101、第2バイアス印加部102、電流測定部103及び制御部110について説明するための図である。図2に示すように、プリンター1は、上述した構成要素に加えて、第1バイアス印加部101(本発明の「バイアス印加部」に対応する)と、第2バイアス印加部102と、電流測定部103と、制御部110と、を備える。
第1バイアス印加部101は、感光体ドラム2の表面を帯電させるために、後述するバイアス制御部111の制御に基づいて帯電部10(帯電ローラー10a)にバイアスを印加する。
第2バイアス印加部102は、現像ローラー17にトナーを保持させて、その現像ローラー17によって感光体ドラム2の表面に形成された静電潜像にトナーを供給させるために、後述するバイアス制御部111の制御に基づいて現像器16(現像ローラー17)に直流及び交流のバイアスを印加する。
電流測定部103は、第1バイアス印加部101によって帯電部10にバイアスが印加された場合に、現像器16に流れる電流の電流値を測定する。すなわち、電流測定部103は、第1バイアス印加部101によって帯電部10にバイアスが印加されることに基づいて、感光体ドラム2の表面が帯電された場合に、現像ローラー17から感光体ドラム2にトナーが移動することにより現像ローラー17と感光体ドラム2との間に流れる電流を測定する。
ここで、かぶり評価と、現像器16(現像ローラー17)に流れる電流と、帯電部10(帯電ローラー10a)に印加されるバイアスとの関係について説明する。図3は、かぶり評価と、現像器16(現像ローラー17)に流れる電流(現像電流値)と、帯電部10(帯電ローラー10a)への印加バイアスとの関係を示す図である。
第2バイアス印加部102によって現像ローラー17に印加されるバイアスを一定として、第1バイアス印加部101によって帯電部10に印加されるバイアスを変化させた場合、図3に一例を示すように、2つの変曲点(約1230V及び約1310Vに対応する点)の外側では現像電流値が減少し、2つの変曲点の間(内側)では現像電流値が略一定となる。すなわち、帯電部10に印加されるバイアスが約1230V以下の場合、現像電流値は急激に減少する。同様に、帯電部10に印加されるバイアスが約1310V以上の場合、現像電流値は、減少する。これに対し、帯電部10に印加されるバイアスが約1230Vよりも大きく約1310V未満では、現像電流値は、略一定となる。
帯電部10に印加されるバイアスが約1310V以下の場合には、感光体ドラム2の表面の電位と、現像ローラー17に印加される電圧との差が大きいために、現像ローラー17によって保持できなくなったトナーが、感光体ドラム2の表面に移動する。これにより、約1310V以下の場合には、現像器16に電流が流れる。この場合のかぶり評価は高い数値となり、かぶりが生じている。ここで、かぶり評価は、画像が形成された用紙と、画像が形成されていない用紙との濃度差(数値)を求め、その濃度差(数値)が大きい場合にかぶりが多いと評価するものである。
帯電部10に印加されるバイアスが約1230V以上の場合には、感光体ドラム2の表面の電位と、現像ローラー17に印加される電圧との差が大きいために、現像ローラー17によって保持できなくなった逆帯電したトナーが、感光体ドラム2の表面に移動する。これにより、約1310V以下の場合には、現像器16に電流が流れる。この場合のかぶり評価は高い数値となり、かぶりが生じている。
一方、現像電流値が略一定となる場合には、現像ローラー17から感光体ドラム2にトナーが移動せず又は略移動しない。この場合のかぶり評価は低い数値となり、かぶりが生じていない又はかぶりが少ない。
図2に示す制御部110は、バイアス制御部111及び決定部112として機能する。
バイアス制御部111は、帯電部10に複数の所定のバイアスを印加するよう第1バイアス印加部101を制御する。具体的には、バイアス制御部111は、2つの変曲点(図3に示す一例では、1230V及び1310Vそれぞれに対応する点)のうち低い側の変曲点に対応するバイアス(一例として、1230V)よりも低いバイアスを帯電部10に複数印加するよう第1バイアス印加部101を制御する。さらに、バイアス制御部111は、2つの変曲点のうち高い側の変曲点に対応するバイアス(一例として、1310V)よりも高いバイアスを帯電部10に複数印加するよう第1バイアス印加部101を制御する。
ここで、2つの変曲点に対応するバイアスは、実験等を予め行うことにより求められる。さらに、複数の所定のバイアスは、2つの変曲点に対応するバイアスに基づいて求められる。バイアス制御部111は、帯電部10に印加されるバイアスの補正を行う場合に、予め求められた複数の所定のバイアスを帯電部10に印加するよう第1バイアス印加部101を制御する。
バイアス制御部111は、複数の所定のバイアスとして、それぞれ値の異なるバイアスを帯電部10に4回印加するよう第1バイアス印加部101を制御することが好ましい。すなわち、バイアス制御部111は、2つの変曲点のうち低い側の変曲点に対応するバイアスよりも低いバイアスを帯電部10に2回印加するよう第1バイアス印加部101を制御する。さらに、バイアス制御部111は、2つの変曲点のうち高い側の変曲点に対応するバイアスよりも高いバイアスを帯電部10に2回印加するよう第1バイアス印加部101を制御する。
バイアス制御部111は、用紙Tに画像を形成する場合に、後述する決定部112によって決定されたバイアスが帯電部10に印加されるよう第1バイアス印加部101を制御する。すなわち、帯電部10に印加されるバイアスを補正するために決定部112によってバイアスが決定された場合に、バイアス制御部111は、決定部112によって決定されたバイアスが帯電部10(帯電ローラー10a)に印加されるよう第1バイアス印加部101を制御する。
図4は、電流測定部103によって測定される電流値(現像電流値)と、帯電ローラー10aへの印加バイアスとの関係を示す図である。図4に示すA1は、第2バイアス印加部102によって現像器16(現像ローラー17)に印加されるバイアスを一定にした場合における、第1バイアス印加部101によって帯電部10(帯電ローラー10a)に印加されるバイアスと、電流測定部103によって測定される電流値(現像電流値)との関係を示す。A2は、第2バイアス印加部102によって現像器16(現像ローラー17)に印加されるバイアスを一定にした場合における、第1バイアス印加部101によって帯電部10(帯電ローラー10a)に印加されるバイアスと、電流測定部103によって測定される電流値(現像電流値)の絶対値との関係を示す。
図2に示す決定部112は、バイアス制御部111の制御によって複数の所定のバイアスそれぞれが第1バイアス印加部101から帯電部10に印加される毎に電流測定部103によって測定された複数の電流値に基づいて、第1バイアス印加部101によって帯電部10に印加されるバイアスを決定する。バイアス制御部111は、複数の所定のバイアスが帯電部10(帯電ローラー10a)に順次印加されるよう第1バイアス印加部101を制御する。電流測定部103は、複数の所定のバイアスそれぞれが帯電部10(帯電ローラー10a)に印加される毎に、現像器16に流れる電流の電流値を測定する。すなわち、電流測定部103は、複数の所定のバイアスそれぞれに対応する電流値を測定する。決定部112は、電流測定部103によって測定された電流値に基づいて、帯電部10に印加されるバイアス(補正値)を決定する。
具体的には、決定部112は、以下の式(1)に基づいてバイアス(補正値)xを決定する。
Figure 0005822785
ここで、V1、V2,V3,V4は、複数の所定のバイアスである。I1,I2,I3,I4は、所定のバイアスV1,V2,V3,V4それぞれに対応する電流値である。
より具体的には、決定部112は、電流測定部103によって測定された複数の電流値の絶対値それぞれを複数の所定のバイアスとしての4つのバイアスに対応する電流値とする。現像器16に流れる電流の電流値は、流れる方向に応じて負の値になる可能性がある。このため、決定部112は、電流測定部103によって測定された複数の電流値それぞれの絶対値を、複数の所定のバイアス(4つのバイアスV1,V2,V3,V4)それぞれに対応する電流値I1,I2,I3,I4とする。図4では、所定のバイアスと、その所定のバイアスに対応する電流値との関係がMV1,MV2,MV3,MV4で示される。
ここで、バイアスV1,V2,V3,V4は、例えば、用紙Tに画像を形成する場合に帯電部10に印加される画像形成バイアスに対して、それぞれ−50V,−25V、+50V,+100Vとした値である。
そして、決定部112は、4つのバイアスのうち値がより低い側の2つのバイアスそれぞれに対応する2つの電流値としての第1電流値と第2電流値との第1の関係と、4つのバイアスのうち値がより高いバイアスそれぞれに対応する2つの電流値としての第3電流値と第4電流値との第2の関係と、に基づいて、第1バイアス印加部101によって帯電部10に印加されるバイアスを決定する。すなわち、決定部112は、2つの変曲点のうちバイアスが低い側の変曲点IP1よりもバイアスの低い所定のバイアスについての電流値(バイアスV1と電流値I1との関係MV1,バイアスV2と電流値I2との関係MV2)の第1の関係と、2つの変曲点のうちバイアスが高い側の変曲点IP2よりもバイアスの高い所定のバイアスについての電流値(バイアスV3と電流値I3との関係MV3、バイアスV4と電流値I4との関係MV4)の第2の関係と、に基づいて、補正値としてのバイアスを決定する。
第1の関係は、電流測定部103によって測定された電流値と、第1バイアス印加部101によって帯電部10に印加されたバイアスの値との電流バイアス関係(図4に示す現像電流値と印加バイアスとの関係)において、第1電流値(関係MV1)及び第2電流値(関係MV2)を通る第1直線SL1である。第2の関係は、電流バイアス関係(図4に示す現像電流値と印加バイアスとの関係)において、第3電流値(関係MV3)及び第4電流値(関係MV4)を通る第2直線SL2である。
そして、決定部112は、第1直線SL1及び第2直線SL2の交点INに対応するバイアスを、第1バイアス印加部101によって帯電部10に印加されるバイアス(補正値)として決定する。第1直線SL1と第2直線SL2との交点INに対応するバイアスは、変曲点IP1よりもバイアスが高く、且つ、変曲点IP2よりもバイアスが低くなる。このため、決定部112によって決定されたバイアスが帯電部10(帯電ローラー10a)に印加された場合、プリンター1は、用紙Tにかぶり又は逆かぶりが発生することを防ぐことができる。
次に、図1を参照して、プリンター1の一般的な動作について、簡単に説明する。
まず、給紙カセット52に収容された用紙Tに片面印刷を行う場合について説明する。
給紙カセット52に収容された用紙Tは、前送りコロ61及び給紙ローラー対63によって第1搬送路L1に送り出され、その後、第1合流部P1及び第1搬送路L1を介してレジストローラー対80に搬送される。
レジストローラー対80においては、用紙Tのスキュー補正や、トナー画像とのタイミング調整が行われる。
レジストローラー対80から排出された用紙Tは、第1搬送路L1を介して感光体ドラム2と転写ローラー8との間(転写ニップN)に導入される。そして、用紙Tには、感光体ドラム2と転写ローラー8との間において、トナー画像が転写される。
その後、用紙Tは、感光体ドラム2と転写ローラー8との間から排出され、第2搬送路L2を介して、定着部9における加熱回転体9aと加圧回転体9bとの間の定着ニップに導入される。そして、定着ニップにおいてトナーTNが溶融し、トナーTNが用紙Tに定着される。
次いで、用紙Tは、第1ローラー対54aにより第3搬送路L3を通して排紙部50に搬送され、第3ローラー対53により排紙部50から排紙集積部M1に排出される。
このようにして、給紙カセット52に収容された用紙Tの片面印刷が完了する。
手差しトレイ65に載置された用紙Tに片面印刷を行う場合には、手差しトレイ65に載置された用紙Tは、給紙コロ66によって手差し搬送路Laに送り出され、その後、第1合流部P1及び第1搬送路L1を介して、レジストローラー対80に搬送される。それ以降の動作は、前述した、給紙カセット52に収容された用紙Tの片面印刷の動作と同様であり、説明を省略する。
次に、両面印刷を行う場合のプリンター1の動作について説明する。
片面印刷の場合には、前述した通り、片面印刷がされた用紙Tが、排紙部50から排紙集積部M1に排出されて印刷動作が完了する。
これに対し、両面印刷を行う場合には、片面印刷がされた用紙Tが、戻し搬送路Lbを介して、片面印刷時とは表裏反転して、レジストローラー対80に再度搬送されることにより、用紙Tに両面印刷が施される。
詳述すると、片面印刷がされた用紙Tが第3ローラー対53により排紙部50から排出されるまでは、前述した片面印刷の動作と同様である。而して、両面印刷の場合には、片面印刷がされた用紙Tが第3ローラー対53により保持されている状態において、第3ローラー対53の回転を停止させ、逆方向に回転させる。このように第3ローラー対53を逆方向に回転させると、第3ローラー対53に保持されている用紙Tは、第3搬送路L3を逆方向(排紙部50から第1分岐部Q1に向かう方向)に搬送される。
前述したように、用紙Tが、第3搬送路L3を逆方向に搬送されると、(第1ローラー対54aではなく、)第2ローラー対54bに導入される。そして、用紙Tは、戻し搬送路Lb及び第2合流部P2を介して、第1搬送路L1に合流する。ここで、用紙Tは、片面印刷時とは表裏反転している。
さらに、用紙Tは、レジストローラー対80により前記補正又は前記調整が行われ、第1搬送路L1を介して、感光体ドラム2と転写ローラー8との間に導入される。用紙Tは、戻し搬送路Lbを経由することにより、未印刷面が感光体ドラム2に対向するので、未印刷面にトナー画像が転写され、その結果、両面印刷が施される。
次に、図5を参照して、プリンター1の特徴的な動作について説明する。図5は、プリンター1の特徴的な動作について説明するためのタイミングチャートである。
まず、プリンター1は、規定枚数の画像の形成が終了した後、又は画像を形成するためのジョブを開始するときに、帯電部10(帯電ローラー10a)に印加されるバイアスを補正する。
図5に示す時刻t1において、制御部110(バイアス制御部111)は、感光体ドラム2の表面を予備帯電させるために、帯電部10(帯電ローラー10a)にバイアスを印加するよう第1バイアス印加部101を制御する。予備帯電を行うことで、感光体ドラム2の表面電位が安定する。また、制御部110は、感光体ドラム2の帯電に影響するため、用紙Tにトナー画像を転写させるときに転写ローラー8に印加される転写バイアスと同じ値のバイアスを転写ローラー8に印加させる。時刻t1では、感光体ドラム2を回転させるメインモーターがオンにされている。時刻t1では、感光体ドラム2を除電する除電器がオンにされている。
時刻t2は、時刻t1のときから感光体ドラム2が1周以上回転する時間である。時刻t2において、制御部110(バイアス制御部111)は、現像時に現像器16(現像ローラー17)に印加されるバイアス(直流及び交流)と同じ値のバイアスを現像器16(現像ローラー17)に印加するよう第2バイアス印加部102を制御する。ここで、感光体ドラム2が線速110m/sで回転する場合、現像器16(現像ローラー17)に印加されるバイアスの条件の一例は、Vpp1.5kV、周波数3.1kHz、Vdc200Vである。また、制御部110(バイアス制御部111)は、複数の所定のバイアスの1つとしてバイアスV1を帯電部10(帯電ローラー10a)に印加するよう第1バイアス印加部101を制御する。時刻t2以降で時刻t3までの間において、電流測定部103は、現像器16に流れる電流の電流値I1を測定する。
時刻t3において、制御部110(バイアス制御部111)は、複数の所定のバイアスの1つとしてバイアスV2を帯電部10(帯電ローラー10a)に印加するよう第1バイアス印加部101を制御する。時刻t3以降で時刻t4までの間において、電流測定部103は、現像器16に流れる電流の電流値I2を測定する。
時刻t4において、制御部110(バイアス制御部111)は、複数の所定のバイアスの1つとしてバイアスV3を帯電部10(帯電ローラー10a)に印加するよう第1バイアス印加部101を制御する。時刻t4以降で時刻t5までの間において、電流測定部103は、現像器16に流れる電流の電流値I3を測定する。
時刻t5において、制御部110(バイアス制御部111)は、複数の所定のバイアスの1つとしてバイアスV4を帯電部10(帯電ローラー10a)に印加するよう第1バイアス印加部101を制御する。時刻t5以降で時刻t6までの間において、電流測定部103は、現像器16に流れる電流の電流値I4を測定する。
時刻t6以降において、制御部110(決定部112)は、電流測定部103によって測定された電流値I1〜I4に基づいて、バイアス(補正値)V5を決定する。さらに、制御部110(バイアス制御部111)は、決定されたバイアス(補正値)V5を帯電部10(帯電ローラー10a)に印加するよう第1バイアス印加部101を制御する。
時刻t7において、制御部110(バイアス制御部111)は、帯電部10(帯電ローラー10a)へのバイアスの印加を停止するよう第1バイアス印加部101を制御する。制御部110(バイアス制御部111)は、現像器16(現像ローラー17)へのバイアスの印加を停止するよう第2バイアス印加部102を制御する。制御部110は、転写ローラー8を清掃するために、転写ローラー8に逆バイアス及び正バイアスを順次印加させる。転写ローラー8に印加される逆バイアスは、+15μAである。転写ローラー8に印加される正バイアスは、−15μAである。
時刻t8において、制御部110は、帯電部10(帯電ローラー10a)に印加されるバイアスの調整を終了する。
次に、プリンター1のかぶり評価について説明する。
比較例のプリンターは、帯電部(帯電ローラー)に印加されるバイアスVdcを以下のように補正する。図6は、バイアスVdcの補正値の一例について説明するための図である。すなわち、制御部は、感光体ドラムの駆動時間が長くなるのに応じて、帯電部(帯電ローラー)に印加されるバイアスを図6(A)に一例を示す補正値で補正する。具体的には、制御部は、感光体ドラムの駆動時間が長くなるのに応じて、帯電部に印加されるバイアスを小さくする。また、制御部は、プリンターの機外の温度及び湿度に応じて、帯電部(帯電ローラー)に印加されるバイアスを図6(B)に一例を示す補正値で補正する。具体的には、制御部は、機外の温湿度が低くなるのに応じて帯電部に印加されるバイアスを大きくし、機外の温湿度が高くなるのに応じて帯電部に印加されるバイアスを小さくする。
かぶり評価を行うために、まず、プリンターによって印字率5%で10万枚の画像が用紙Tに形成された。その後、10万枚の画像の形成を行ったプリンターを用いて、所定の環境下で白色画像を出力させた。かぶり評価は、その白色画像が形成された用紙について、かぶりを測定したものである。ここで、白色画像が形成された用紙と、画像が形成されていない用紙との濃度差が0.008以下を○、濃度差が0.008〜0.01を△、濃度差が0.01よりも大きいと×とした。
図7は、本実施形態のプリンター1を評価した結果を示す図である。図8は、比較例のプリンターを評価した結果を示す図である。図7に示すように、本実施形態のプリンター1は、22℃/24%(温度/湿度)、8℃/10%、32℃/80%のいずれの場合でも、1枚印刷(単発)、5枚間欠、連続印字の全てで評価が○になった。図8に示すように、比較例のプリンターは、単発及び連続印字において評価が△又は×になり、5枚間欠で評価が○になった。したがって、本実施形態のプリンター1は、かぶり又は逆かぶりが発生することが抑えられ、比較例のプリンターよりも優れていることがわかる。
本実施形態によれば、例えば、次の効果が奏される。
プリンター1は、帯電部10に複数の所定のバイアスを印加するよう第1バイアス印加部101を制御するバイアス制御部111(制御部110)と、バイアス制御部111の制御によって複数の所定のバイアスそれぞれが第1バイアス印加部101から帯電部10に印加される毎に電流測定部103によって測定された複数の電流値に基づいて、第1バイアス印加部101によって帯電部10に印加されるバイアスを決定する決定部112(制御部110)と、を備える。これにより、プリンター1は、簡易な構成で、かぶりの発生を抑制することができる。
プリンター1は、複数の所定のバイアスとして、それぞれ値の異なるバイアスを帯電部10に4回印加させる。これにより、プリンター1は、バイアスを4回印加することで、帯電部10に印加されるバイアス(補正値)を決定することができる。
プリンター1は、電流測定部103によって測定された複数の電流値の絶対値それぞれを複数の所定のバイアスとしての4つのバイアスに対応する電流値とし、4つのバイアスのうち値がより低い側の2つのバイアスそれぞれに対応する2つの電流値としての第1電流値と第2電流値との第1の関係と、4つのバイアスのうち値がより高いバイアスそれぞれに対応する2つの電流値としての第3電流値と第4電流値との第2の関係と、に基づいて、第1バイアス印加部101によって帯電部10に印加されるバイアスを決定する。これにより、プリンター1は、バイアスを4回印加した場合に、変曲点よりも値の低い2つのバイアスに基づいて第1の関係を得ることができ、変曲点よりも値の高い2つのバイアスに基づいて第2の関係を得ることができる。そして、プリンター1は、第1の関係及び第2の関係に基づいて、バイアス(補正値)を決定することができる。
上記の第1の関係は、電流測定部103によって測定された電流値と、第1バイアス印加部101によって帯電部10に印加されたバイアスの値との電流バイアス関係において、第1電流値及び第2電流値を通る第1直線である。上記の第2の関係は、電流バイアス関係において、第3電流値及び第4電流値を通る第2直線である。プリンター1は、第1直線及び第2直線の交点に対応するバイアスの値を、第1バイアス印加部101によって帯電部10に印加されるバイアスとして決定する。これにより、プリンター1は、第1直線及び第2直線に基づいて、バイアス(補正値)を決定することができる。
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。
例えば、本実施形態において、画像形成装置としてモノクロのプリンター1について説明しているが、これに限定されず、画像形成装置は、カラープリンター、コピー機、ファクシミリ又はこれらの複合機等であってもよい。
1…プリンター(画像形成装置)、2…感光体ドラム(像担持体)、10…帯電部、16…現像器(現像部)、101…第1バイアス印加部(バイアス印加部)、103…電流測定部、111…バイアス制御部、112…決定部

Claims (2)

  1. トナー画像を被転写材に転写することにより、被転写材に画像を形成する画像形成装置であって、
    静電潜像が表面に形成される像担持体と、
    前記像担持体の表面に静電潜像を形成するために、前記像担持体の表面を帯電させる帯電部と、
    前記像担持体の表面に形成された静電潜像をトナーで現像することにより、前記像担持体の表面にトナー画像を形成する現像部と、
    前記帯電部にバイアスを印加するバイアス印加部と、
    前記バイアス印加部によって前記帯電部にバイアスが印加された場合に、前記現像部に流れる電流の電流値を測定する電流測定部と、
    前記帯電部に複数の所定のバイアスを印加するよう前記バイアス印加部を制御するものであって、前記現像部に印加されるバイアスを一定として、前記帯電部に印加されるバイアスを変化せることにより得られる2つの変曲点を求め、前記2つの変曲点のうち値の小さい変曲点に対応するバイアスよりも小さい2種類のバイアスと、前記2つの変曲点のうち値の大きい変曲点に対応するバイアスよりも大きい2種類のバイアスとを印加するよう前記バイアス印加部を制御するバイアス制御部と、
    前記バイアス制御部の制御によって前記複数の所定のバイアスそれぞれが前記バイアス印加部から前記帯電部に印加される毎に前記電流測定部によって測定された複数の電流値に基づいて、前記バイアス印加部によって前記帯電部に印加されるバイアスを決定する決定部と、を備え、
    前記バイアス制御部は、被転写材に画像を形成する場合に、前記決定部によって決定されたバイアスが前記帯電部に印加されるよう前記バイアス印加部を制御するものであって、前記複数の所定のバイアスとして、それぞれ値の異なるバイアスを前記帯電部に4回印加するよう前記バイアス印加部を制御し、
    前記決定部は、
    前記電流測定部によって測定された前記複数の電流値の絶対値それぞれを前記複数の所定のバイアスとしての4つのバイアスに対応する電流値とし、
    前記4つのバイアスのうち値がより低い側の2つのバイアスそれぞれに対応する2つの電流値としての第1電流値と第2電流値との第1の関係と、前記4つのバイアスのうち値がより高いバイアスそれぞれに対応する2つの電流値としての第3電流値と第4電流値との第2の関係と、に基づいて、前記バイアス印加部によって前記帯電部に印加されるバイアスを決定する
    画像形成装置。
  2. 前記第1の関係は、前記電流測定部によって測定された電流値と、前記バイアス印加部によって前記帯電部に印加されたバイアスの値との電流バイアス関係において、前記第1電流値及び前記第2電流値を通る第1直線であり、
    前記第2の関係は、前記電流バイアス関係において、前記第3電流値及び前記第4電流値を通る第2直線であり、
    前記決定部は、前記第1直線及び前記第2直線の交点に対応するバイアスの値を、前記バイアス印加部によって前記帯電部に印加されるバイアスとして決定する
    請求項に記載の画像形成装置。
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