JP6284873B2 - 留め具 - Google Patents

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この発明は、水密性を必要とするパネル等の締結に使用する留め具に関し、特に点検口のように何度も着脱が予想される部位の止水効果(シール性)を保持できる留め具に関するものである。
例えば、水密性を有する留め具は、特許文献1に示すように貫通孔を有する頭部と頭部から延設され前記貫通孔の周囲に拡縮可能に設けられた複数の脚片部とを有するグロメット部材と、頭部と前記貫通孔に押し込まれた際に前記脚片部を径方向外方に押し開く軸状部とを有するピン部材とを備え、前記軸状部の周囲に弾性シール部材により、水密性を保持するように構成されている。
このように構成された留め具は、仮組されたグロメット部材とピン部材を取付部材と被取付部材に形成された取付孔に挿入した後、ピン部材を押し込むことにより脚片部が径方向外側に拡開されて固定できる。
特開2003−83313号公報
しかし、引用文献1に示すような従来の留め具は、取り外す場合にマイナスドライバー等の工具を使用する場合が多く、工具の先端で弾性シール部材を破損させて、水密性を要求される部位では再使用できない虞が存在した。
この発明は、上記したような不都合を解消するためになされたもので、グロメット部材とピン部材とから成り、前記グロメット部材或いはピン部材の頭部にピン部材解除用の切欠き部を設けた留め具であって、前記ピン部材の軸状部が前記グロメット部材の貫通孔に完全に押し込まれた完全係合状態において、前記グロメット部材或いはピン部材頭部の切欠き部からピン部材とグロメット部材と間に配設された弾性シール部材を直接臨めないよう構成したので、解除の際にシール部材を工具等で破損することなく、シール性を保持したまま何度でも再使用できる留め具を提供するものである。
この発明は、以下のような内容である。
(1)本発明の留め具は、グロメット部材とピン部材とを備え、前記グロメット部材が、貫通孔を有する頭部と、該頭部に接続すると共に前記貫通孔の延長線上周囲に、径方向に拡縮可能に設けられた複数の脚片部とを有し、前記ピン部材が頭部と、該頭部から延設され前記貫通孔に対して押し込まれたとき前記複数の脚片部を径方向外方に押し開く軸状部とを有しており、前記グロメット部材と前記ピン部材の頭部の少なくともいずれか一方には前記ピン部材の軸状部が前記貫通孔に完全に押し込まれた完全係合状態において、前記頭部外周側から前記軸状部に向かってピン部材解除用の切欠き部を設けた留め具であって、前記ピン部材の軸状部とグロメット部材と間に弾性シール部材が配設されており、前記完全係合状態において、前記切欠き部から前記弾性シール部材を直接臨めないよう構成したことを特徴とする。
(2)本発明の留め具は、グロメット部材とピン部材とを備え、前記グロメット部材が、貫通孔を有する頭部と、該頭部に接続すると共に前記ピン部材の軸状部が貫通孔を通過する際に一旦拡径し、通過後に再度縮径して軸状部の一部と係合可能に設けられた複数の弾性爪部を内周に設けた脚片部を有し、前記ピン部材が、頭部と該頭部から延設され前記貫通孔に対して奥まで押し込まれたとき前記脚片部の縮径を規制する軸状部とを有しており、前記グロメット部材と前記ピン部材の頭部の少なくともいずれか一方には前記ピン部材の軸状部が前記貫通孔に完全に押し込まれた完全係合状態において、前記頭部外周側から前記軸状部に向かって前記ピン部材解除用の切欠き部を設けた留め具であって、前記ピン部材の軸状部上部外周に弾性シール部材が巻回されており、前記完全係合状態において、前記グロメット部材の切欠き部から前記弾性シール部材を直接臨めないよう構成したことを特徴とする。
(3)(1)または(2)に記載の留め具において、前記グロメット部材頭部には、前記ピン部材との完全係合状態において、前記弾性シール部材が圧接する壁部が設けられており、前記弾性シール部材は前記壁部により隠蔽され、前記切欠き部側に露出しないことを特徴とする。
(4)(3)に記載の留め具において、前記壁部は前記グロメット部材頭部の貫通孔の延長線に沿って立設され、前記ピン部材とグロメット部材の完全係合状態において、前記ピン部材頭部下面と当接して、前記ピン部材の下降を規制することを特徴とする。
(5)(3)または(4)に記載の留め具において、前記壁部は、グロメット部材頭部であって、前記貫通孔の想像外周線から径方向及び脚部立設方向に凹設され、前記グロメット部材頭部に形成された切欠き部の水平位置より脚片部方向下位置に設けられた凹部周面であることを特徴とする。
この発明によれば、グロメット部材とピン部材とを備え、前記グロメット部材が、貫通孔を有する頭部と、該頭部に接続すると共に前記貫通孔の延長線上周囲に、径方向に拡縮可能に設けられた複数の脚片部とを有し、前記ピン部材が頭部と、該頭部から延設され前記貫通孔に対して押し込まれたとき前記複数の脚片部を径方向外方に押し開く軸状部とを有しており、前記グロメット部材と前記ピン部材の頭部の少なくともいずれか一方には前記ピン部材の軸状部が前記貫通孔に完全に押し込まれた完全係合状態において、前記頭部外周側から前記軸状部に向かってピン部材解除用の切欠き部を設けた留め具であって、前記ピン部材の軸状部とグロメット部材と間に弾性シール部材が配設されており、前記完全係合状態において、前記切欠き部から前記弾性シール部材を直接臨めないよう構成したので、工具を使用して解除する場合に工具が弾性シール部材に直接接触することがなく、弾性シール部材を破損することがない。したがって、シール性を損なうことなく、留め具を再度使用することができる。
また、この発明によれば、グロメット部材とピン部材とを備え、前記グロメット部材が、貫通孔を有する頭部と、該頭部に接続すると共に前記ピン部材の軸状部が貫通孔を通過する際に一旦拡径し、通過後に再度縮径して軸状部の一部と係合可能に設けられた複数の弾性爪部を内周に設けた脚片部を有し、前記ピン部材が、頭部と該頭部から延設され前記貫通孔に対して奥まで押し込まれたとき前記脚片部の縮径を規制する軸状部とを有しており、前記グロメット部材と前記ピン部材の頭部の少なくともいずれか一方には前記ピン部材の軸状部が前記貫通孔に完全に押し込まれた完全係合状態において、前記頭部外周側から前記軸状部に向かって前記ピン部材解除用の切欠き部を設けた留め具であって、前記ピン部材の軸状部上部外周に弾性シール部材が巻回されており、前記完全係合状態において、前記グロメット部材の切欠き部から前記弾性シール部材を直接臨めないよう構成したので、工具を使用して解除する際に工具が弾性シール部材に直接接触することがなく、弾性シール部材を破損する虞がない。したがって、留め具のシール性を損なうことなく、再使用が可能である。
また、前記グロメット部材頭部には、前記ピン部材との完全係合状態において、前記弾性シール部材が圧接する壁部が設けられており、前記弾性シール部材は前記壁部により隠蔽され、前記切欠き部側に露出しないので、工具によって弾性シール部材を破損する虞がない。
また、前記壁部は前記グロメット部材頭部の貫通孔の延長線に沿って立設され、前記ピン部材とグロメット部材の完全係合状態において、前記ピン部材頭部下面と当接して、前記ピン部材の下降を規制するので、脚片部の拡開状態が保持され取付部材を水密状態で取付けることができる。
また、前記壁部は、グロメット部材頭部であって、前記貫通孔の想像外周線から径方向及び脚部立設方向に凹設され、前記グロメット部材頭部に形成された切欠き部の水平位置より脚片部方向下位置に設けられた凹部周面であるので、弾性シール部材の周囲が蔽されて工具によって弾性シール部材を破損する虞がない。
本発明の一実施の形態である留め具の全体構成を示す正面図である。 同留め具を示す右側面図である。 同留め具を構成するグロメット部材を示す左側面図である。 同留め具を構成するグロメット部材を示す正面図である。 同留め具を構成するグロメット部材を示す右側面図である。 同留め具を構成するグロメット部材を示す縦断面図である。 同留め具を構成するピン部材を示す正面図である。 同留め具を構成するピン部材を示す右側面図である。 図7のA部を示す拡大図である。 同留め具を構成する弾性シール部材の正面図である。 図10のB−B線断面図である。 同留め具に使用されるパッキンの正面図である。 同留め具に使用されるパッキンの側面図である。 同留め具の上板(取付部材)へ仮止め状態を示す説明図である。 同留め具の上板(取付部材)と下板(被取付部材)への仮止め状態を示す説明図である。 同留め具の本止め状態を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態を示す要部断面図である。 本発明の第3の実施の形態を示す要部断面図である。
本発明は、グロメット部材とピン部材とから成り、前記グロメット部材或いはピン部材の頭部にピン部材解除用の切欠き部を設けた留め具であって、前記ピン部材の軸状部が前記グロメット部材の貫通孔に完全に押し込まれた完全係合状態において、前記グロメット部材或いはピン部材頭部の切欠き部からピン部材とグロメット部材と間に配設された弾性シール部材を直接臨めないよう構成したので、解除の際にシール部材を工具等で破損することなく、シール性を保持したまま再使用できる。
以下、一実施の形態を示す図面に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態である留め具の全体構成を示す正面図、図2は本発明の留め具を示す右側面図である。ここで、本発明の留め具10は、グロメット部材11とピン部材12とを備え、前記グロメット部材11が、貫通孔13を有する頭部14と、該頭部14に接続すると共に前記貫通孔13の周囲に、拡縮可能に設けられる複数の脚片部15とを有し、前記ピン部材12が頭部16と、該頭部16から延設され前記貫通孔13に対して押し込まれたとき前記複数の脚片部15を径方向外方に押し開く軸状部17とを有しており、前記グロメット部材11と前記ピン部材12の頭部14、16の少なくともいずれか一方には前記ピン部材12の軸状部17が前記貫通孔13に完全に押し込まれた完全係合状態において、前記頭部外周側から前記軸状部17に向かってピン部材解除用の切欠き部18を設けた留め具であって、前記ピン部材12の軸状部上部外周に弾性シール部材19が巻回されており、前記完全係合状態において、前記グロメット部材11の切欠き部18から前記弾性シール部材19を直接臨めないよう構成されている。また、グロメット部材11の頭部14の直下には、環状シール部材20が配設されており、取付部材とグロメット部材11との水密性を保持している。
図3〜図6に示すようにグロメット部材11は、合成樹脂等からなり、頭部14及び脚片部15を有している。頭部14は、脚片部15の上端に一体形成されており、略円盤状をしている。頭部14の中央には円形の貫通孔13が穿設されており、貫通孔13の外周延長線に沿って環状の壁部35が立設されている。したがって、壁部35は、円盤状の頭部から所定の高さに、貫通孔13の周囲を覆うように形成されている。また、頭部14の外周に沿ってフランジ21が立設されている。フランジ21の高さは、壁部35の高さより高く形成されている。また、フランジ21の内側には、段部21aが形成されている。更に、フランジ21は、適宜箇所で盤面の高さに切欠かれて、外周側から前記軸状部に向かってピン部材解除用の切欠き部18が形成されている。また、フランジ21の内周には、ピン部材12の頭部16が収納可能である。尚、壁部35は、ピン部材解除用の切欠き部18に対向する部位にのみ形成してもよい。
脚片部15は、貫通孔13と連通した空洞を有した概略筒形をしており、頭部14と一体形成されている。また、脚片部15は、等間でそれぞれ軸線方向へ延びている4本のスリット22により4つの脚片23に分割されている。脚片部15は、外周に取付部材等と係合可能な第1段部24を有すると共に拡開状態で被取付部材と係合する第2段部25を有している。また、先端には、先細りのテーパー部が形成されている。各脚片23は、内周に略中央に下向き(図中右向き)のテーパを有した弾性爪部26と弾性爪部26と所定の間隔を有して下向き(図中右向き)のテーパー部27を有しており、それぞれのテーパー部27は細径の空洞28に連通している。また、細径の空洞28部では、脚片23同士の間が最小隙間となっている。
図7〜図9に示すようにピン部材12は、頭部16と軸状部17とが一体的に構成され、頭部16は略円盤状をしている。また、頭部16の頂部は、凹溝状に形成されて指等で押圧し易い形状となっている。軸状部17の上端で頭部16の近傍には、弾性シール部材19をセットする環状の凹溝29が形成されている。また、軸状部17には、中央から先端に向かって細径部30aとこれに続く先端には、太径部30bが形成されている。また、図7、9に示すように太径部30bには、環状の溝部36が形成されている。
図10〜図11に示すように弾性シール部材19は、Oリング等の合成ゴムや軟質樹脂材から構成され、略ドーナツ状をした断面が略円形に形成されている。
図12、図13に示すように環状シール部材20は、発泡ポリスチレン等の発泡体であり、グロメット部材11の頭部14の直下外周に保持される形状となっている。材質は、発泡体以外にゴムや軟質樹脂材であってもよい。形状的には、中央に孔20aを有した略ドーナツ状をした平面円盤状に形成されている。
次に、以上のように構成された留め具10の使用状態を図14〜図16に従って説明する。図14において、仮止め状態の留め具10を上板(取付部材)31の取付孔32に差し込む。この時、脚片部15の弾性爪部26は、軸状部17の細径部30aの先端に係合しており、脚片部15が最小外径を保っている。図15において、下板(被取付部材)33の取付孔34にも挿入する。図16に示す本止め状態では、ピン部材12が挿入されて、ピン部材12の軸状部17が貫通孔13に完全に押し込まれた完全係合状態であり、軸状部17の太径部30bがテーパー部27に乗り上げて脚片23を拡開する。脚片23外周の第2段部25は、下板33の端部と係合して上板31、下板33同士を固定締結することができる。
また、本構造では、本止め状態において、弾性シール部材19が頭部16(凹溝29)の外周と環状の壁部35の間で強く押圧され、押し潰される。つまり、弾性シール部材19は、図16に示すごとくピン部材12の凹溝29の外周で押し潰されて環状の壁部35に圧接されるため、ピン部材12とグロメット部材11との間の水密性が確実に維持される。また、環状シール部材20も上板31と頭部14の間で押し潰され、上板31とグロメット部材11との間の水密性も維持される。
次に、本止め状態を解除する場合は、工具を使用して切欠き部18からピン部材12の頭部16を押し上げる。この際、グロメット部材11とピン部材12との完全係合状態において、弾性シール部材19が圧接する壁部35が設けられており、弾性シール部材19は壁部35により隠蔽され、切欠き部18側に露出せず、工具が直接接触することがない。したがって、弾性シール部材19を破損することがない。このため、留め具10のシール性を損なうことなく、留め具を再度使用することができる。
図17は、本発明の第2の実施の形態を示す要部断面図である。本実施の形態において、壁部37は、グロメット部材11の頭部14であって、貫通孔13の想像外周線Kから径方向及び脚部立設方向に凹設され、グロメット部材11の頭部14に形成された切欠き部18の水平位置Hより脚片部方向下位置に設けられた凹部周面として形成されている。このように構成した場合であっても、切欠き部18から工具を差し込んでも壁部37に収納された弾性シール部材19に触れる虞がないので、弾性シール部材19を破損することがない。また、壁部37の上端部に突起(アンダーカット)を設け、弾性シール部材19の抜け止めとしてもよい。
図18は、本発明の第3の実施の形態を示す要部断面図である。本実施の形態においては、グロメット部材11に形成した壁部35の内周に沿って環状の凹部38を設け、この凹部38内に弾性シール部材19を収納してもよい。このように構成した場合であっても、切欠き部18から工具を差し込んでも壁部35内に収納された弾性シール部材19に触れる虞がないので、弾性シール部材19を破損することがない。
本発明は上述の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲の記載に基づいて種々の設計変更が可能である。
10 留め具
11 グロメット部材
12 ピン部材
13 貫通孔
14 頭部
15 脚片部
16 頭部
17 軸状部
18 切欠き部
19 弾性シール部材
19a、b 突出部
20 環状シール部材
21 フランジ
22 スリット
23 脚片
24 第1段部
25 第2段部
26 弾性爪部
27 テーパー部
28 細径の空洞
29 凹溝
30a 細径部
30b 太径部
31 上板(取付部材)
32 取付孔
33 下板(被取付部材)
34 取付孔
35 壁部
36 溝部
37 壁部
38 凹部

Claims (3)

  1. グロメット部材とピン部材とを備え、
    前記グロメット部材が、貫通孔を有する頭部と、該頭部に接続すると共に前記貫通孔の延長線上周囲に、径方向に拡縮可能に設けられた複数の脚片部とを有し、
    前記ピン部材が頭部と、該頭部から延設され前記貫通孔に対して押し込まれたとき前記複数の脚片部を径方向外方に押し開く軸状部とを有しており、
    前記グロメット部材と前記ピン部材の頭部の少なくともいずれか一方には前記ピン部材の軸状部が前記貫通孔に完全に押し込まれた完全係合状態において、前記頭部外周側から前記軸状部に向かってピン部材解除用の切欠き部を設けた留め具であって、
    前記ピン部材の軸状部とグロメット部材と間に弾性シール部材が配設されており、前記グロメット部材頭部には、前記ピン部材との完全係合状態において、前記弾性シール部材が圧接する壁部が設けられており、前記弾性シール部材は前記壁部により隠蔽され、前記切欠き部側に露出せず、前記完全係合状態において、前記切欠き部から前記弾性シール部材を直接臨めないよう構成し
    前記壁部の外周と隙間を空けて対面したフランジが形成され、前記隙間と前記切欠き部とが連接されたことを特徴とする留め具。
  2. グロメット部材とピン部材とを備え、
    前記グロメット部材が、貫通孔を有する頭部と、該頭部に接続すると共に前記ピン部材の軸状部が貫通孔を通過する際に一旦拡径し、通過後に再度縮径して軸状部の一部と係合可能に設けられた複数の弾性爪部を内周に設けた脚片部を有し、
    前記ピン部材が、頭部と該頭部から延設され前記貫通孔に対して奥まで押し込まれたとき前記脚片部の縮径を規制する軸状部とを有しており、
    前記グロメット部材と前記ピン部材の頭部の少なくともいずれか一方には前記ピン部材の軸状部が前記貫通孔に完全に押し込まれた完全係合状態において、前記頭部外周側から前記軸状部に向かってピン部材解除用の切欠き部を設けた留め具であって、
    前記ピン部材の軸状部上部外周に弾性シール部材が巻回されており、前記グロメット部材頭部には、前記ピン部材との完全係合状態において、前記弾性シール部材が圧接する壁部が設けられており、前記弾性シール部材は前記壁部により隠蔽され、前記切欠き部側に露出せず、前記完全係合状態において、前記切欠き部から前記弾性シール部材を直接臨めないよう構成し
    前記壁部の外周と隙間を空けて対面したフランジが形成され、前記隙間と前記切欠き部とが連接されたことを特徴とする留め具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の留め具において、
    前記壁部は前記グロメット部材頭部の貫通孔の延長線に沿って立設され、前記ピン部材とグロメット部材の完全係合状態において、前記ピン部材頭部下面と当接して、前記ピン部材の下降を規制することを特徴とする留め具。
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