JP2005315327A - ホールプラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】パネルに装着されているホールプラグを繰り返し使用出来るようにする。
【解決手段】パネル8の開口孔9に挿通可能な外形を有する環状突部5と、環状突部5の上部から外方へ延出して開口孔9を覆うフランジ部11とを有する外筒部2と、外筒部2と薄膜筒状部4を介して一体に形成された内筒部3とを備え、内筒部3は、内筒部3の外周に環状突部5よりも小径の円筒部13を有し、円筒部13の頂面に押圧部12を形成すると共に円筒部13の下部に棒状凸部14を複数形成する。環状突部5を開口孔9に装着した後、内筒部3の押圧部12を環状突部5内へ押し込むと、薄膜筒状部4が反転し、棒状凸部14が外周方向へ回動して環状突部5の内周を押圧し固定する。内筒部3を更に押し込むと、内筒部3が反転し、その内部に窪み部16が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車パネル等に穿設されている開口孔を閉塞するホールプラグに関する。
一般に、この種のホールプラグは合成ゴム製、或いは合成樹脂製などからなる一体成形品が多い。例えば特開平8−268451号公報に開示されているホールプラグは、円キャップ状の本体部の外周に、断面V字状の環状脚部が一体形成されており、この環状脚部の外周を、自動車パネル等に穿設されている開口孔に装着すると、環状脚部が撓んで開口孔を通過し、環状脚部の外周に形成されている環状凹部が開口孔の周縁に嵌合すると、環状脚部が拡開してホールプラグを環状孔部に掛止すると共に、環状脚部の上端外縁に一体に形成されているフランジ部が、パネルの表面に密着して開口孔を閉塞する。
また、実開平6−56566号公報に開示されているホールプラグは、パネルに穿設されている開口孔に装着する外側のパネル係合用プラグと、このパネル係合用プラグの内周に装着して、このパネル係合用プラグを拡開すると共にパネル係合用プラグの中空部を閉塞する内側の補助用プラグとが薄肉部を介して一体化されている。装着に際しては、先ず、外側のパネル係合用プラグを開口孔に装着し、次いで、パネル係合用プラグの中空部に対して内側の補助用プラグを押し込む。すると、両プラグを連設する薄肉部が寸断され、補助用プラグが中空部内に入り込み、パネル係合用プラグを外周方向へ押圧して、その外周を開口孔に係合させ、更に、この補助用プラグの上縁に形成されているフランジ部で、パネル係合用プラグの上縁を上から押圧して中空部を閉塞すると共に、パネル係合用プラグの上縁に形成されているフランジ部をパネルに密着させる。
特開平8−268451号公報 実開平6−56566号公報
ところで、ホールプラグにより閉塞されている開口孔を水抜き用として使用している場合、或いは調整時の工具装着用として使用している場合、それらの作業を行うに際しては、先ず、シールプラグを取り外し、次いで、所定の作業を行い。この作業が終了した後、再び、開口孔をホールプラグにより閉塞する。
しかし、特許文献1、及び特許文献2に記載されているホールプラグは、その何れも上面が平坦であるため、取外し難く、作業性が悪い。
従って、特許文献1に記載されているホールプラグを開口孔から取外すに際しては、環状脚部の上縁に形成されているフランジ部の周縁とパネル表面との間に専用工具を差し込み、このフランジ部とパネルとの間に隙間を形成し、この隙間を利用してフランジ部を摘み上げて取外す必要がある。その結果、摘み上げられたフランジ部が破損し易く、繰り返して使用することが困難となる場合がある。
同様に、特許文献2に記載されているホールプラグも開口孔から取外すに際しては、補助用プラグのフランジ部とパネル係合用プラグの上面との間に専用工具を差し込み、補助用プラグ側のフランジ部とパネル係合用プラグの上面との間に隙間を形成し、この隙間を利用してフランジ部を摘み上げて取外す必要がある。その結果、この場合も、摘み上げられたフランジ部が破損し易く、繰り返して使用することが困難となる場合がある。更に、このホールプラグは、最初の装着時にパネル係合用プラグと補助用プラグとの間を連設する薄肉部を寸断させているため、再装着時には、パネル係合用プラグと補助用プラグとが分離された状態にあり、紛失し易く取扱性に問題がある。
従って、本発明の目的は、パネルに密着されるフランジ部を破損することなく、しかも専用工具を用いずに簡単に取り外すことが可能で作業性が良く、更にフランジ部が破損しないため、繰り返し使用することができて経済的なホールプラグを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明による第1のホールプラグは、パネルに穿設されている開口孔を閉塞するプラグであって、上記開口孔に挿通可能な外形を有する環状部と上記環状部の上部から外方へ延出して上記開口孔を覆うフランジ部とを有する外筒部と、上記外筒部と薄膜状部を介して一体に形成された内筒部とを備え、上記内筒部は、該内筒部の外周に上記環状部よりも小径の筒部を有し、該筒部の頂面が閉塞されていると共に上記筒部の下部に下方へ延出する凸部が形成されており、上記内筒部が上記環状部の内周側に押し込まれた状態では、上記薄膜状部が反転すると共に、上記凸部が外周方向へ回動して上記開口孔の下方に露呈する上記環状部の内周を外方へ押圧することを特徴とする。
このような構成では、ホールプラグに設けられている環状部をパネルに穿設されている開口孔に挿通して仮止めした後、内筒部を環状部の内周側へ押圧すると、内筒部に連設されている薄膜状部が反転し、内筒部から下方へ延出する凸部が外周方向へ回動し、環状部の内周を外方へ押圧し、ホールプラグを開口孔に本止めする。
第2のホールプラグは、第1のホールプラグにおいて、初期状態の上記内筒部は上記外筒部の上方に上記薄膜状部を介して突出されており、上記内筒部が上記環状部の内周側に押し込まれた状態では、上記薄膜状部が反転して該内筒部と該薄膜状部との接合部が、上記外筒部と該薄膜状部との接合部よりも低位置に至ることを特徴とする。
このような構成では、初期状態の内筒部が外筒部の上方に上記薄膜状部を介して突出されているので、この内筒部を環状部の内周側に押し込む際のストロークを充分確保することができる。
第3のホールプラグは、第1又は第2のホールプラグにおいて、上記凸部は上記薄膜状部上に互いに独立して複数設けられていることを特徴とする。
このような構成では、凸部を独立にしたので、個々の凸部の間隔が伸縮可能となり、その分、内筒部を環状部の内周側に押し込む際の押圧力を小さくすることができる。
第4のホールプラグは、第1〜第3のホールプラグにおいて、上記凸部を設けた上記薄膜状部と上記内筒部との接合部に薄肉部を設けたことを特徴とする。
このような構成では、薄膜状部と内筒部との接合部に薄肉部を設けたので、内筒部の押込み連動して凸部を外方へ容易に回動させることができる。
第5のホールプラグは、第1〜第4のホールプラグにおいて、上記薄膜状部は上記外筒部と上記内筒部との間に、反転可能な薄膜筒部が形成されていることを特徴とする。
このような構成では、筒部を環状部の内周方向へ押し込むと、薄膜状部に形成されている薄膜筒部が反転し、内筒部が環状部の内周に保持される。
第6のホールプラグは、第1〜第5のホールプラグにおいて、上記内筒部は、該内筒部が上記環状部の内周側に押し込まれた状態から更に押し込むことが可能であり、上記内筒部が更に押し込まれた状態では、該内筒部が反転して内部に窪み部が形成されることを特徴とする。
このような構成では、内筒部が環状部の内周側に押し込まれている状態から更に押し込むと、内筒部が反転して内部に窪み部が形成され、この窪み部に指をかけることで、ホールプラグを開口孔から取外すことができる。取外し方法としては、例えば、窪み部に指を入れて内筒部の裏側に押し込んで引き掛け、そのまま引き上げる方法や、窪み部に入れた人差し指とフランジ部に充てがった親指とで、ホールプラグの一端を摘み上げて取外す方法が採用される。
第7のホールプラグは、第1〜第6のホールプラグにおいて、上記内筒部が上記環状部の内周側に押し込まれた状態では、上記凸部がパネル面に対して略水平状態となることを特徴とする。
このような構成では、内筒部を環状部の内周側に押し込むと、凸部がパネル面に対して略水平状態となり、凸部の最大長にて環状部を外方へ押圧する。
本発明によれば、パネルに密着されるフランジ部を破損することなく、しかも専用工具を用いずに簡単に取り外すことが可能で作業性が良く、更にフランジ部が破損しないため、繰り返し使用することができて経済的である。
以下、図面に基づいて本発明の一形態を説明する。図1にホールプラグの縦断面側面図、図2にホールプラグの部分拡大図を示す。
ホールプラグ1はエラストマや合成ゴム、合成樹脂等の弾性材を用いた一体成型品であり、外周側に形成された外筒部2と中心側に形成された内筒部3とを備え、両筒部2,3が薄膜状部としての薄膜筒状部4を介して互いに連設されている。
外筒部2は下方へ突出する環状部としての環状突部5を有しておりこの環状突部5の外周には下端から上方へ拡開するテーパ状のガイド部6が形成されている。図7に示すように、このガイド部6は、環状突部5の外周に対して複数箇所(本形態では8箇所)等間隔に形成されている。
また、図1、及び図2に示すように、ガイド部6の上端に段部7が形成されている。この段部7は、環状突部5を自動車等に設けられている非装着部材の一例であるパネル8に穿設された開口孔9に装着したとき、パネル8の裏面に掛止される。従って、環状突部5の上部側外径は開口孔9の内形よりもやや小さく形成されており、一方、段部7の外径は開口孔9よりも大きく形成されている。また、環状突部5の内周の、段部7よりもやや低い位置に内周側段部10が全周に亘って形成されている。
更に、環状突部5の上端から外周方向へスカート状に湾曲されたフランジ部11が形成されている。このフランジ部11は下方へ次第に拡開されて延出されており、その下端は、少なくとも段部7よりも下方へオーバハングされている。また、環状突部5の外周のフランジ部11の上部内面である環状突部5の上部と段部7との間が、パネル8の板厚よりもやや広く形成されている。
一方、内筒部3の頂面は押圧部12にて閉塞されている。図1、図2に示すように、押圧部12は中心方向へ湾曲されており、この押圧部12に、親指或いは人差し指等の指の腹部が押し付けられる。また、内筒部3の外周の円筒部13が、環状突部5の上面側内周よりも小径に形成されており、この円筒部13の下端と環状突部5の上面とが薄膜筒状部4を介して連設されている。薄膜筒状部4は途中に反転可能な薄膜筒部4aを有している。この内筒部3を環状突部5内に、図1の上方から押し込むと、図6に示すように、薄膜筒状部4が内筒部3の下端に押圧されて下方へ引き込まれて、薄膜筒部4aが反転する。
また、内筒部3の下端から下方へ棒状凸部14が突設されている。図7に示すように、この棒状凸部14は、環状突部5の外周に形成したガイド部6に対応した位置(本形態では、8箇所)に独立して形成されている。図6に示すように、各棒状凸部14は、内筒部3を押圧して薄膜筒状部4の薄膜筒部4aを反転させると、そのときの反転動作に引き込まれて、各棒状凸部14の下端が外方へパネル面に対して略水平位置まで回動する。この状態のとき各棒状凸部14は環状突部5の内周に形成されている内周側段部10よりもやや下方に臨まされるように設定されており、また、その長さLは、その下端が環状突部5の内周よりもやや外方へ突出するような寸法に設定されている。
更に、内筒部3と薄膜筒状部4との接合部外周には、薄膜筒状部4の薄膜筒部4aが反転したときに、各棒状凸部14が、この薄膜筒部4aの反転に引き込まれて容易に回動するようにするための薄肉部を確保するために溝部15が形成されている。
また、内筒部3は、図6の状態から更に矢印方向へ押圧すると、図9に示すように、内筒部3の下端部を中心として反転し、内部に大きな窪み部16が形成される。
次に、このような構成による本形態の作用について説明する。図1、図3に示すように、組付け前の初期状態のホールプラグ1は、外筒部2の上方に内筒部3が薄膜筒状部4を介して突出されている。
ホールプラグ1を、パネル8に穿設されている開口孔9に装着するに際し、先ず、図4に示すように、作業者は内筒部3の円筒部13を指でつまみ、外筒部2から下方へ突出している環状突部5を開口孔9に臨ませ、環状突部5の外周に形成されているガイド部6をガイドに環状突部5を開口孔9に装着しする。
すると、ガイド部6は上方へ拡開されているため、ガイド部6を開口孔9に押し込むに従い環状突部5は内方へ弾性変形する。そして、ガイド部6の上端に形成されている段部7が、パネル8の裏側に露呈されると、環状突部5は自己の弾性力で復帰し、段部7がパネル8の裏面に掛止される。一方、パネル8の表面には、環状突部5の上端から外周方向へ拡開するフランジ部11が弾性変形して当接し、このフランジ部11の周縁がパネル8の表面に密着されて仮止めされる(図5の状態)。
次いで、内筒部3の頂面に形成されている押圧部12を指等で押圧して、この内筒部3を外筒部2の内周方向へ押し込み、ホールプラグ1を開口孔9に固定して装着を完了する。初期状態の内筒部3が外筒部2の上方にあるため、押込み時のストロークを充分確保することができる。
内筒部3を外筒部2の内周に押し込むと、内筒部3の下端が薄膜筒状部4を外筒部2の内周方向へ引き込み、この薄膜筒状部4の薄膜筒部4aを反転させる。すると、内筒部3は薄膜筒部4aの反転により、外筒部2内に保持される。
また、このとき、内筒部3の下部から下方へ延出されている各棒状凸部14は、薄膜筒部4aの反転動作に引き込まれて、その下端が外周方向へパネル面に対して略水平位置まで回動し、環状突部5の内周に形成されている内周側段部10よりもやや下方に対設される。
また、この状態での各棒状凸部14の長さLは、各棒状凸部14の下端が環状突部5の内周よりもやや外方へ突出するような寸法に設定されているので、この各棒状凸部14の下端で、環状突部5の内周が外方へ押圧される。この場合、棒状凸部14の回動をパネル面に対して略水平位置とすることで、棒状凸部14の最大長Lで環状突部5の内周を押圧することになり、最大の押圧力を発揮させることができる。なお、このとき内筒部3と薄膜筒状部4との接合部外周に溝部15により薄肉部が形成されているため、各棒状凸部14はスムーズに回動される。
図8に示すように、各棒状凸部14はガイド部6に対応した位置に形成されているため、各棒状凸部14の下端にて、ガイド部6の上部が外周方向へ押し広げられて、段部7がパネル8に穿設されている開口孔9の縁部に掛止され、ホールプラグ1が開口孔9に保持される。
このように、本形態では、ホールプラグ1をパネル8の開口孔9に対して仮止めし、次いで、内筒部3の頂面に形成されている押圧部12を押圧することで本止めしているので、仮止めの際には、小さい装着力でホールプラグ1をパネル8の開口孔9に装着することができ、作業性がよい。
また、本止めにおいては、各棒状凸部14を薄膜筒部4aの反転力を利用して回動させ、この各棒状凸部14の先端でガイド部6を外周方向へ押し広げ、しかも、各棒状凸部14が独立しているため、個々に伸縮が可能となり、その結果、内筒部3に対して小さい押圧力を印加するだけで、ホールプラグ1を開口孔9に確実に固定させることができる。なお、本止めされている状態の各棒状凸部14は、本形態ではパネル面に対して略水平位置にあるが、必ずしも水平位置である必要はなく、水平状態を90°とした場合、70°、或いは110°等、ある程度の傾斜角を有してガイド部6を押し広げるようにしても良い。
一方、パネル8の開口孔9に装着されているホールプラグ1を取外すときは、先ず、内筒部3の頂面に形成されている押圧部12を、図6の矢印で示す方向へ指で押圧し、内筒部3を、図の下方へ更に押し込む。
すると、図9に示すように、内筒部3が下端部を中心に反転し、内部に大きな窪み部16が形成される。作業者は、この窪み部16に人差し指を挿入し、反転している内筒部3を指で径方向へ押圧すると、棒状凸部14が指による押圧力で斜めになり、その長さLが短くなり、棒状凸部14による外周方向への押圧力が減少される。同時に、人差し指の押圧方向と反対側の棒状凸部14は、人差し指の押圧力により軸中心方向へ移動されるため、外形方向への押圧力が減少される。その結果、各棒状凸部14の押し付け力が弱くなる。
次いで、図10、図11に示すように、窪み部16に引っかけた人差し指とフランジ部11に充てがった親指とで、ホールプラグ1の一端を摘み上げて取外す。この取外し方法によれば、ホールプラグ1を迅速かつ確実に取外すことができる。
また、窪み部16に指を入れて内筒部3の裏側に押し込んで引き掛け、そのまま引き上げて取外すこともできる。この取外し方法を用いれば、図10、図11に示すようにフランジ部11を摘んで折り畳ませる必要がないので、フランジ部が塑性変形して弾性によるシール性を損なって再利用できなくなる虞れがない。なお、ホールプラグ1が新品の場合は、上記塑性変形は起こりにくいが、経年劣化により弾性特性が低下している場合には上記の懸念がある。
本実施例では、上記のように、指で摘んで取外すこともでき、指で引き掛けるだけで取外すこともできるように構成されている。
このように、本形態では、ホールプラグ1をパネル8の開口孔9から取外すとき、一々専用の工具を用いることなく、指で内筒部3の押圧部12を押圧して窪み部16を形成し、この窪み部16に挿入した人差し指とフランジ部6に充てがった親指とで、ホールプラグ1の一端を摘み上げることで、取外すようにしたので、専用の工具を用いることなく、簡単に取外すことができ、作業性が良い。また、ホールプラグ1の一端を摘み上げるスペースを確保するようにしたので、フランジ部6が無理な力で引っ張り上げられることがなく、損傷を未然に防止することができる。従って、当該ホールプラグ1は繰り返し使用が可能となり、経済的である。
なお、開口孔9から取外したホールプラグ1は、反転されている内筒部3を反対方向へ押し込むことで、図1に示す初期状態に簡単に戻すことができる。また、本形態では、内筒部3と薄膜筒状部4との間に溝部15により薄肉部を形成して、各棒状凸部14の回動を確保するようにしているが、薄肉部を形成しなくても各棒状凸部14を回動させることが可能であれば、溝部15を省略することができる。また、凸部は棒状凸部14である必要はなく、環状に形成した突部を、所定間隔毎にスリットを形成して複数に独立させるようにしても良い。
本発明によるホールプラグは、組立、配線等を行う際に使用したあらゆる開口孔を閉塞する場合に適用でき、その大きさも種々のサイズに対応可能である。
ホールプラグの縦断面側面図 ホールプラグの部分拡大図 ホールプラグとこれを装着するパネルの斜視図 ホールプラグをパネルの開口孔の装着する状態の断面図 ホールプラグをパネルの開口孔に仮止めした状態の断面図 ホールプラグをパネルの開口孔に本止めした状態の断面図 図1の底面図 図6の底面図 パネルの開口孔に装着されているホールプラグに窪み部を形成させた状態の断面図 パネルの開口孔に装着されているホールプラグを取り外す状態の断面図 図10の底面斜視図
符号の説明
1 ホールプラグ
2 外筒部
3 内筒部
4 薄膜筒状部
5 環状突部
6 ガイド部
7 段部
8 パネル
9 開口孔
10 内周側段部
11 フランジ部
12 押圧部
13 円筒部
14 棒状凸部
15 溝部
16 窪み部
L 長さ

Claims (7)

  1. パネルに穿設されている開口孔を閉塞するプラグであって、
    上記開口孔に挿通可能な外形を有する環状部と上記環状部の上部から外方延出して上記開口孔を覆うフランジ部とを有する外筒部と、上記外筒部と薄膜状部を介して一体に形成された内筒部とを備え、上記内筒部は、該内筒部の外周に上記環状部よりも小径の筒部を有し、該筒部の頂面が閉塞されていると共に上記筒部の下部に下方へ延出する凸部が形成されており、上記内筒部が上記環状部の内周側に押し込まれた状態では、上記薄膜状部が反転すると共に、上記凸部が外周方向へ回動して上記開口孔の下方に露呈する上記環状部の内周を外方へ押圧することを特徴とするホールプラグ。
  2. 初期状態の上記内筒部は上記外筒部の上方に上記薄膜状部を介して突出されており、上記内筒部が上記環状部の内周側に押し込まれた状態では、上記薄膜状部が反転して該内筒部と該薄膜状部との接合部が、上記外筒部と該薄膜状部との接合部よりも低位置に至ることを特徴とする請求項1記載のホールプラグ。
  3. 上記凸部は上記薄膜状部上に互いに独立して複数設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のホールプラグ。
  4. 上記凸部を設けた上記薄膜状部と上記内筒部との接合部に薄肉部を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のホールプラグ。
  5. 上記薄膜状部は上記外筒部と上記内筒部との間に、反転可能な薄膜筒部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のホールプラグ。
  6. 上記内筒部は、該内筒部が上記環状部の内周側に押し込まれた状態から更に押し込むことが可能であり、
    上記内筒部が更に押し込まれた状態では、該内筒部が反転して内部に窪み部が形成されることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のホールプラグ。
  7. 上記内筒部が上記環状部の内周側に押し込まれた状態では、上記凸部がパネル面に対して略水平状態となることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のホールプラグ。
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