JP2013155805A - ホールプラグ及びこれを備えた車体パネルのシール構造 - Google Patents

ホールプラグ及びこれを備えた車体パネルのシール構造 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、張出し部の外周部の座屈が抑制されたホールプラグ及びこれを備えた車体パネルのシール構造を得ることを目的とする。
【解決手段】ホールプラグ20は、ドアインナパネル12に形成された貫通孔14に挿入されるプラグ本体部22を備えている。また、ホールプラグ20は、プラグ本体部22の側周壁部26の上端部26Uに沿って設けられた張出し部40を備えている。張出し部40は、プラグ本体部22の側周壁部26の上端部26Uから張り出している。この張出し部40の外周部40Tは、プラグ本体部22の側周壁部26の上端部26U側の根元部40Rよりも肉厚とされている。
【選択図】図5

Description

本発明は、ホールプラグ及びこれを備えた車体パネルのシール構造に関する。
従来から、車両のドアパネルに形成された孔を塞ぐホールプラグが知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1に開示されたホールプラグは、ドアパネルの孔に挿入される挿入部と、挿入部の上端部から張り出すと共に外周部がドアパネルの表面に圧接され、挿入部と貫通孔との隙間を塞ぐ環状のつば部(鍔部)とを有している。
特開2011−064296号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、ドアパネルの孔にホールプラグの挿入部を挿入する挿入力が大きくなると、ドアパネルの表面から反力を受けてたわむつば部のたわみ量が大きくなり、当該つば部の外周部が座屈する可能性がある。このつば部の外周部が座屈すると、当該外周部とドアパネルの表面との間に隙間が生じ、つば部のシール性が低下する可能性がある。
本発明は、上記の事実を考慮し、張出し部の外周部の座屈が抑制されたホールプラグ及びこれを備えた車体パネルのシール構造を得ることを目的とする。
請求項1に記載のホールプラグは、車体パネルに形成された貫通孔に挿入可能なプラグ本体部と、前記プラグ本体部の周縁部に沿って環状に設けられ、該周縁部から張り出すと共に外周部の少なくとも一部が前記周縁部に接続される部位である根元部よりも肉厚とされ、前記プラグ本体部を前記貫通孔に挿入したときに、前記外周部が前記車体パネルの表面と接触する樹脂製の張出し部と、を備えている。
請求項1に係るホールプラグによれば、車体パネルに形成された貫通孔にプラグ本体部を挿入すると、プラグ本体部の周縁部から張り出した張出し部の外周部が車体パネルの表面に接触する。更に、プラグ本体部を貫通孔に挿入すると、張出し部の外周部が車体パネルの表面から反力を受け、当該張出し部が根元部を支点として挿入方向の手前側へたわむ(湾曲する)。このとき、貫通孔にプラグ本体部を挿入する挿入力が大きくなると、張出し部のたわみ量が大きくなり、当該張出し部の外周部が座屈する可能性がある。
これに対して本発明では、張出し部の外周部の少なくとも一部が当該張出し部の根元部よりも肉厚とされている。これにより、張出し部の外周部の座屈が抑制される。従って、ホールプラグのシール性が向上する。
また、張出し部の根元部に対して張出し部の外周部を肉厚にしたことにより、張出し部を根元部から外周部にわたって一律に肉厚にした構成と比較して、張出し部が上方へたわみ易くなる。これにより、貫通孔にプラグ本体部を挿入し易くなるため、貫通孔に対するホールプラグの取付作業の作業性が向上する。
このように本発明によれば、貫通孔に対するホールプラグの取付作業の作業性を確保しつつ、ホールプラグのシール性を向上することができる。
請求項2に記載のホールプラグは、請求項1に記載のホールプラグにおいて、前記張出し部が、前記周縁部に沿って直線状に延びる直線状部を有し、少なくとも前記直線状部において、前記外周部が前記根元部よりも肉厚とされている。
請求項2に係るホールプラグによれば、少なくとも張出し部の直線状部において、張出し部の外周部を根元部よりも肉厚としたことにより、効率的にホールプラグのシール性を向上することができる。直線状部は、例えば、湾曲した張出し部等と比較して、座屈し易いためである。
請求項3に記載のホールプラグは、請求項1又は請求項2に記載のホールプラグにおいて、前記張出し部の少なくとも一部が、前記根元部から前記外周部に向うに従って肉厚とされている。
請求項3に係るホールプラグによれば、張出し部の少なくも一部を根元部から外周部に向うに従って肉厚としたことにより、車体パネルの表面から張出し部の外周部が反力を受けたときに、張出し部の根元部に応力が集中し易くなるため、張出し部が根元部を支点として上方へたわみ易くなる。これにより、貫通孔にプラグ本体部を挿入し易くなるため、貫通孔に対するホールプラグの取付作業の作業性が向上する。
請求項4に記載のホールプラグは、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のホールプラグにおいて、前記プラグ本体部の外周面には、該外周面から突出し、前記張出し部の前記外周部との間で前記車体パネルを把持する突出部が設けられている。
請求項4に係るホールプラグによれば、プラグ本体部の外周面に突出部を設け、当該突出部と張出し部の外周部との間で車体パネルを把持することにより、ホールプラグのシール性が向上する。
請求項5に記載の車体パネルのシール構造は、貫通孔が形成された車体パネルと、前記貫通孔に取り付けられた請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のホールプラグと、を備えている。
請求項5に係る車体パネルのシール構造によれば、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のホールプラグを備えたことにより、貫通孔に対するホールプラグの取付作業の作業性を確保しつつ、ホールプラグのシール性を向上することができる。
以上説明したように、本発明に係るホールプラグ及びこれを備えた車体パネルのシール構造によれば、張出し部の外周部の座屈を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る車体パネルのシール構造が適用されたドアインナパネルを示す斜視図である。 図1の2−2線断面図である。 図2の一部拡大図である。 本発明の一実施形態に係るホールプラグを示す平面図である。 図4の5−5線断面図である。 (A)は比較例に係るホールプラグを示す図5に相当する断面図であり、(B)は図6(A)の6B−6B線断面図である。 本発明の一実施形態に係るホールプラグの変形例を示す図5に相当する断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係るホールプラグ及びこれを備えた車体パネルのシール構造について説明する。なお、各図において適宜示される矢印UPは車両上下方向の上側を示し、矢印INは車両幅方向の内側(車室内側)を示している。
図1には、一例として、本実施形態に係る車体パネルのシール構造10(以下、単に「シール構造10」という)が適用されたドアインナパネル12が示されている。シール構造10は、車体パネルとしてのドアインナパネル12と、ホールプラグ20とを備えている。ドアインナパネル12は、図示しないドアアウタパネルの車両幅方向の内側に配置されており、ドアアウタパネルと共に車両用サイドドアを構成している。
図2に示されるように、ドアインナパネル12には、当該ドアインナパネル12を板厚方向に貫通する貫通孔14が形成されている。貫通孔14は所定方向(本実施形態では、車両上下方向)に延びる長孔とされており、例えば、図示しないドアレギュレータを前述したドアアウタパネルに取り付けるための作業孔として用いられる。この貫通孔14に本実施形態に係るホールプラグ20が取り付けられている。
ホールプラグ20は樹脂で形成されており、ドアインナパネル12の車両幅方向の内側から貫通孔14に取り付けられている。このホールプラグ20は、貫通孔14に挿入可能なプラグ本体部22と、プラグ本体部22の周縁部から張り出した張出し部40とを備えている。なお、本実施形態では、一例として、ホールプラグ20が弾力性を有する樹脂(例えば、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)の合成樹脂等)で形成されている。また、以下では、ホールプラグ20が貫通孔14に取り付けられた状態において、貫通孔14に対するプラグ本体部22の挿入方向(矢印S方向)の手前側(矢印Sと反対方向)をホールプラグ20の上下方向の上側として説明する。
プラグ本体部22は、底部24と、底部24の外周部から立ち上げられた環状の側周壁部26とを有している。底部24の中央部には、上方へ隆起し側周壁部26の内側へ配置される隆起部24Aが形成されている。隆起部24Aと側周壁部26との間には、環状に延びる溝部28が形成されている。この溝部28によって、底部24の外周部を支点として側周壁部26が隆起部24A側へ倒れ易くなっている。
側周壁部26は、挿入方向の手前側から見て、貫通孔14の形状に応じて略楕円形(図4参照)の環状に形成されている。図3に示されるように、側周壁部26の外周面26Aは、貫通孔14の内周面に接触又は対向される。この側周壁部26の外周面26Aには、貫通孔14の縁部14Aに係止される突出部30が形成されている。突出部30は、側周壁部26の外周面26Aから突出すると共に、当該側周壁部26の周方向に沿って環状に延びている。この突出部30は、貫通孔14を通してドアインナパネル12の裏面(外面)12B側へ配置され、貫通孔14の縁部14Aに係止される。
側周壁部26の上端部26Uはプラグ本体部22の周縁部を構成している。この上端部26Uには、当該上端部26Uから貫通孔14の外側(隆起部24Aと反対側)へつば状に張り出す張出し部40が一体に設けられている。
図4に示されるように、張出し部40は、側周壁部26の上端部26Uに沿って延びており、挿入方向の手前側から見て略楕円形の環状に形成されている。具体的には、張出し部40は、プラグ本体部22の長手方向の両側に配置され、側周壁部26の上端部26Uに沿って円弧状に湾曲された一対の湾曲部40Aと、プラグ本体部22の短手方向の両側に配置され、側周壁部26の上端部26Uに沿って直線状に延びる一対の直線状部40Bとを有している。
また、前述した溝部28には、側周壁部26と隆起部24Aとを連結する複数(本実施形態では、6つ)の連結部としてのリブ32が設けられている。複数のリブ32は、溝部28の周方向に間隔を空けて配置されており、これらのリブ32によって側周壁部26が適宜補強されている。
ここで、図5には、ホールプラグ20を貫通孔14に取り付ける前の状態が示されている。この図5に示されるように、張出し部40は上面40U、下面40L、及び側面40Sを有し、側周壁部26の上端部26Uに接続される部位である根元部40Rから外周部40Tへ向うに従って肉厚とされている。具体的には、張出し部40の上面40Uは、側周壁部26の上端部26Uから外側へ延出されている。一方、張出し部40の下面40Lは、上面40Uに対して張出し部40の外周部40Tへ向かって下方へ傾斜されている。これにより、上面40Uと下面40Lとの間隔が外周部40Tへ向うに従って広がっており、張出し部40の外周部40Tの厚さDが根元部40Rの厚さDよりも厚くなっている。
なお、ここでいう張出し部40の外周部40Tの厚さDとは、ホールプラグ20を貫通孔14に取り付ける前の状態において、張出し部40の外周部40Tを外側(矢印G方向、張出し部40の張り出し方向の先端側)から見たときの外周部40Tの上下方向の長さを意味する。
この張出し部40の外周部40Tにおける下縁部40T1は、図3に示されるように、前述した突出部30がドアインナパネル12の貫通孔14の縁部14Aに係止された状態で、ドアインナパネル12の表面(内面)12Aに圧接される(押し付けられる)。これにより、突出部30と張出し部40の外周部40Tとの間でドアインナパネル12が把持され、ドアインナパネル12にホールプラグ20が固定される。また、突出部30が貫通孔14の縁部14Aに密着し、突出部30と貫通孔14の縁部14Aとの隙間が塞がれる。更に、張出し部40の外周部40Tにおける下縁部40T1がドアインナパネル12の表面12Aに密着し、当該下縁部40T1とドアインナパネル12の表面12Aとの隙間が塞がれる。
次に、ホールプラグ20の取付方法について説明する。
先ず、図5に示されるように、ドアインナパネル12の表面12A側から貫通孔14にホールプラグ20のプラグ本体部22を挿入する。このとき、プラグ本体部22の側周壁部26の外周面26Aから突出する突出部30が、貫通孔14の縁部14Aに引っ掛かる。この状態で、プラグ本体部22を貫通孔14へ更に押し込むと、プラグ本体部22の側周壁部26が内側(隆起部24A側)へ倒れ、突出部30が貫通孔14を通過する。突出部30が貫通孔14を通過すると、図3に示されるように、側周壁部26がその弾性力によって復元し、突出部30がドアインナパネル12の裏面12B側から貫通孔14の縁部14Aに係止される。
一方、突出部30の貫通孔14の通過に伴って、張出し部40の外周部40Tにおける下縁部40T1がドアインナパネル12の表面12Aに圧接され、当該ドアインナパネル12から反力Qを受ける。この反力Qによって、図3に実施線で示されるように、張出し部40がその根元部40Rを支点として上方へたわむ(湾曲する)。
この状態で、前述した突出部30が貫通孔14の縁部14Aに係止されると、張出し部40の復元力によって当該張出し部40の外周部40Tと突出部30との間でドアインナパネル12が把持される。これにより、ホールプラグ20がドアインナパネル12に固定される。また、突出部30が貫通孔14の縁部14Aに密着し、突出部30と貫通孔14の縁部14Aとの隙間が塞がれる。これにより、突出部30と貫通孔14の縁部14Aとの隙間から雨水等の流出入が抑制される。更に、張出し部40の外周部40Tにおける下縁部40T1がドアインナパネル12の表面12Aに密着し、当該下縁部40T1とドアインナパネル12の表面12Aとの隙間が塞がれる。これにより、張出し部40の外周部40Tとドアインナパネル12の表面12Aとの隙間から雨水等の流出入が抑制される。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態に係るホールプラグ20によれば、プラグ本体部22の側周壁部26の上端部26Uに張出し部40が設けられている。張出し部40は、プラグ本体部22の側周壁部26の上端部26Uに沿って環状に延びると共に、当該上端部26Uから張り出している。この張出し部40は、円弧状に湾曲する一対の湾曲部40Aと、直線状に延びる一対の直線状部40Bとを有している。また、張出し部40は、上方へたわむ前の状態において、根元部40Rから外周部40Tに向うに従って肉厚になっている。
ここで、前述したように、ドアインナパネル12の貫通孔14にホールプラグ20を取り付けるときに、張出し部40が根元部40Rを支点として上方へたわむと、図4に示されるように、張出し部40の外周部40Tに周方向の圧縮力Pが作用する。張出し部40が根元部40Rを支点として上方へたわむと、張出し部40の外周部40Tの周長が短くなるためである。
この場合、例えば、図6(A)に示される比較例のように、張出し部100の厚さがその根元部100Rから外周部100Tに向うに従って薄くなっていると、図6(B)に示されるように、圧縮力Pによって張出し部100の外周部100Tが座屈し、当該外周部100Tがしわ状に波打つ可能性がある。このように張出し部100の外周部100Tが座屈すると、当該外周部100Tとドアインナパネル12の表面12Aとの間に隙間が生じ、ホールプラグ20のシール性が低下してしまう。特に、図2に示されるように、貫通孔14にプラグ本体部22を挿入する挿入力Fが大きくなると、二点鎖線で示されるように、プラグ本体部22が下方へ湾曲し、張出し部40が貫通孔14内へ引き込まれる。これにより、張出し部40のたわみ量が大きくなるため、当該張出し部40の外周部100Tが座屈し易くなる。
これに対して本実施形態では、前述したように張出し部40が根元部40Rから外周部40Tに向うに従って肉厚になっている。これにより、曲げに対する張出し部40の外周部40Tの断面二次モーメントが増加するため、前述した圧縮力Pに対する張出し部40の外周部40Tの座屈が抑制される。従って、ホールプラグ20のシール性が向上する。
特に、本実施形態は、張出し部40の直線状部40Bにおける外周部40Tの座屈対策に有効である。直線状に延びる直線状部40Bは、湾曲する湾曲部40Aと比較して座屈し易いためである。また、本実施形態では、張出し部40が環状になっている。これにより、張出し部40が上方へたわんだときに、湾曲部40Aから直線状部40Bへ圧縮力Pが伝達されるため、直線状部40Bに圧縮力Pが集中し易いためである。
更に、張出し部40の根元部40Rに対して張出し部40の外周部40Tを肉厚にしたことにより、張出し部40を根元部40Rから外周部40Tにわたって一律に肉厚にした構成と比較して、張出し部40が上方へたわみ易くなる。これにより、貫通孔14にプラグ本体部22を挿入し易くなるため、貫通孔14に対するホールプラグ20の取付作業の作業性が向上する。即ち、本実施形態は、貫通孔14に対するホールプラグ20の取付作業の作業性を確保しつつ、ホールプラグ20のシール性を向上することができる。
更にまた、張出し部40は、根元部40Rから外周部40Tに向うに従って肉厚とされている。これにより、張出し部40がドアインナパネル12から反力Qを受けたときに、当該張出し部40の根元部40Rに応力が集中し易くなるため、張出し部40が根元部40Rを支点として上方へたわみ易くなる。従って、貫通孔14に対するホールプラグ20の取付作業の作業性が更に向上する。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、張出し部40を根元部40Rから外周部40Tに向うに従って肉厚としたが、これに限らない。張出し部40は、ホールプラグ20を貫通孔14に取り付ける前の状態において、即ち、張出し部40が根元部40Rを支点としてたわむ前の状態において、その外周部40Tの厚さDが根元部40Rの厚さDよりも厚くなっていれば良い。例えば、図7に示されるように、張出し部40の外周部40T側の厚さDのみを厚くしても良い。また、張出し部40の全周にわたって外周部40Tを根元部40Rよりも肉厚にしても良いし、張出し部40の周方向の一部において、外周部40Tを根元部40Rよりも肉厚にしても良い。即ち、張出し部40の外周部40Tの少なくとも一部が、根元部40Rよりも肉厚になっていれば良い。
また、上記実施形態では、挿入方向の手前側から見て張出し部40を略楕円形に形成したが、これに限らない。張出し部40は、ドアインナパネル12に形成された貫通孔14を囲むように環状に形成されていれば良く、例えば、挿入方向の手前側から見て円形や矩形の環状に形成しても良い。
更に、上記実施形態では、プラグ本体部22の溝部28にリブ32を設けたが、リブ32は適宜省略可能である。また、上記実施形態では、プラグ本体部22の側周壁部26の外周面26Aに沿って突出部30を環状に設けたが、例えば、複数の突出部を側周壁部26の周方向に間隔を空けて形成しても良い。
また、プラグ本体部22の底部24の中央部に設けた隆起部24Aは、適宜省略可能である。また、隆起部24Aに替えて、底部24の中央部に挿入方向の手前側へ凹む凹部を形成しても良い。
更にまた、上記実施形態では、車体パネルとしてドアインナパネル12を例に説明したが、フロアパネル等の他の車体パネルにも適用可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものではなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 車体パネルのシール構造
12 ドアインナパネル(車体パネル)
12A 表面
14 貫通孔
20 ホールプラグ
22 プラグ本体部
26U 上端部(プラグ本体部の周縁部)
30 突出部
40 張出し部
40B 直線状部
40T 外周部
40R 根元部

Claims (5)

  1. 車体パネルに形成された貫通孔に挿入可能なプラグ本体部と、
    前記プラグ本体部の周縁部に沿って環状に設けられ、該周縁部から張り出すと共に外周部の少なくとも一部が前記周縁部に接続される部位である根元部よりも肉厚とされ、前記プラグ本体部を前記貫通孔に挿入したときに、前記外周部が前記車体パネルの表面と接触する樹脂製の張出し部と、
    を備えたホールプラグ。
  2. 前記張出し部が、前記周縁部に沿って直線状に延びる直線状部を有し、
    少なくとも前記直線状部において、前記外周部が前記根元部よりも肉厚とされている、
    請求項1に記載のホールプラグ。
  3. 前記張出し部の少なくとも一部が、前記根元部から前記外周部に向うに従って肉厚とされている、
    請求項1又は請求項2に記載のホールプラグ。
  4. 前記プラグ本体部の外周面には、該外周面から突出し、前記張出し部の前記外周部との間で前記車体パネルを把持する突出部が設けられている、
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のホールプラグ。
  5. 貫通孔が形成された車体パネルと、
    前記貫通孔に取り付けられた請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のホールプラグと、
    を備えた車体パネルのシール構造。
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