JP6059532B2 - クリップ - Google Patents
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Description
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を目的とする。
特に、請求項1に記載の発明は、ピン側に設けたガイド部と、グロメットの脚片の内側に設けたリブとが協働して、ピンの直進性を改善することができるようにしたものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項2に記載の発明は、グロメットの脚片の内側に設けたリブにより、ピンの直進性の改善に加え、砂利等の異物の侵入を防止することができるようにしたものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、上記した請求項5に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
第2に、ガイド部(92)は、薄板状に形成される。
第3に、板状部材(20)に開設された取付孔(21)内を通過時には、一対の縦壁(92a)からなるガイド部(92)内を脚片(71)が放射方向の内側に弾性変形する。
第5に、ガイド部(62)を構成する一対の前記縦壁(92a)は、例えば図16に示すように、脚片(71)がはまり込む間隔を保って離れて対向する。
第6に、リブ(73)は、例えば図8及び図24に示すように、脚片(71)の幅方向に両端部から一対突出する。
第7に、ガイド部(92)を構成する一対の縦壁(92a)と、脚片(71)の一対の前記リブ(73)とが、例えば図27に示すように、一部ラップしている。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、複数の脚片(71)の隙間を、前記ガイド部(62)により一次的に覆うとともに、前記リブ(73)により二次的にも覆うようにしている。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
第1に、例えば図1及び図26に示すように、ピン(50)の軸方向にグロメット(40)の複数の脚片(71)の両端部をスライドして脚片(71)の拡開をガイドするガイド部(92)を設ける。
第3に、板状部材(20)に開設された取付孔(21)内を通過時には、一対の縦壁(92a)からなるガイド部(92)内を脚片(71)が放射方向の内側に弾性変形する。
第4に、一対の縦壁(92a)は、例えば図16に示すように、基端部側から先端部側に向かって対向間隔が徐々に狭まるように形成された(例えば同図の「a<b」参照)。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
第2に、ガイド部(162)は、例えば図39に示すように、脚片(141)の拡開状態で複数の脚片(141)の側部を跨いで設けられた。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、上記した請求項5に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
第2に、一対の縦壁(162)は、例えば図39に示すように、脚片(141)がはまり込む間隔を保って離れて対向し、基端部側から先端部側に向かって対向間隔が徐々に狭まるように形成され(図16の「a<b」参照)、脚片(141)の両側部間との隙間を覆う。
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、ピンがグロメットの脚片の間を真っ直ぐに横ズレすることなくスライドガイドされる。
の内側に設けたリブとが協働して、ピンの直進性を改善することができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2に記載の発明は、グロメットの脚片の内側に設けたリブにより、ピンの直進性の改善に加え、砂利等の異物の侵入を防止することができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
(請求項5)
請求項5に記載の発明によれば、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
(請求項6)
請求項6に記載の発明によれば、上記した請求項5に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
なお、板状部材20として、自動車のボディーを例示し、又、パーツ30,30aとしてアンダーカバーを例示したが、これらに限定されない。
また、パーツ30,30aには、クリップ10を挿入可能であり、取付孔21と整合するとともに、表裏面に貫通した方形の貫通孔31,31bを設けている。パーツ30,30aは、図25及び図26に示すように、1個ないしは1枚でも良いし、或いは2個ないしは2枚以上であっても良い。
なお、次の(1)及び(2)については、後述する。
(1)グロメット40
(2)ピン50
なお、クリップ10のパーツは、上記した(1)及び(2)に限定されない。
(グロメット40)
グロメット40は、図1〜9に示すように、ピン50の後述する軸部90が挿入可能な挿入孔61を有するものである。
具体的には、グロメット40は、図1〜9に示すように、大別すると、次の各部を備える。
(1)フランジ部60
(2)脚部70
なお、グロメット40の各部は、上記した(1)及び(2)に限定されない。
(ピン50)
ピン50は、図1及び図10〜19に示すように、グロメット40の後述する挿入孔61に挿入可能なものである。
具体的には、ピン50は、図1〜10に示すように、大別すると、次の各部を備える。
なお、次の(1)及び(2)については、後述する。
(2)軸部90
なお、ピン50の各部は、上記した(1)及び(2)に限定されない。
(フランジ部60)
フランジ部60は、図1〜7に示すように、その中央にピン50の軸部90を挿入可能な挿入孔61が形成され、外径を板状部材20の取付孔21の内径より大きく設定している。
具体的には、フランジ部60には、図1〜9に示すように、次の各部を備える。
なお、次の(1)〜(3)については、後述する。
(1)挿入孔61
(2)突起62
(3)差込溝63
なお、フランジ部60の各部は、上記した(1)〜(3)に限定されない。
(挿入孔61)
挿入孔61は、図2、図4〜6、図20〜22、図25及び図26に示すように、フランジ部60の中央に位置し、フランジ部60を上下に貫通し、ピン50の後述する軸部90を挿入可能なものである。
なお、挿入孔61を、略長方形に形成したが、これに限定されない。
(突起62)
突起62は、図6に示すように、挿入孔61内に突出し、当該挿入孔61に挿入されたピン50の後述する軸部90を仮止めするためのものである。
突起62は、ピン50の後述する仮止溝94にはまり込み、図20〜22に示すように、軸本体91を挿入孔61に浅く挿入した状態に仮止めする(以下、「仮止め位置」という。)。
(差込溝63)
差込溝63は、図23及び図26に示すように、フランジ部60の上面であって、その挿入孔61の周囲に凹状に形成された窪み内に、ピン50の後述する頭部80が略面一にはまり込んだ状態において、図示しないが、ドライバー等を差し込み、ピン50の頭部80を窪みの底から浮上させるものである。
(脚部70)
脚部70は、図1〜5、図25及び図26に示すように、フランジ部60の下面から垂下し、板状部材20の取付孔21及びパーツ30,30aの貫通孔31,31bに挿入可能なものである。
なお、次の(1)〜(4)については、後述する。
(1)脚片71
(2)膨出部72
(3)リブ73
(4)ロック爪74
なお、脚部70の各部は、次の(1)〜(4)に限定されない。
(脚片71)
脚片71は、図1〜5に示すように、下端部からフランジ部60の下面に向かってスリットにより縦割りに2分割され、離れて対向する。
(膨出部72)
膨出部72は、図2〜4に示すように、脚片71の先端部に位置し、脚片71の対向間隔内に突出するように、脚片71の肉厚を先端部に向かって徐々に増加させている。
(リブ73)
リブ73は、図8に示すように、脚片71の内側に設けられ、脚片71の対向間隔内に突出し、ピン50の後述するガイド部92と協働し、ピン50のスライドガイドとして機能する。
その結果、リブ73により、ピンの直進性の改善に加え、砂利等の異物の侵入を防止することができる。
具体的には、図8及び図24に示すように、リブ73は、脚片71の幅方向に両端部から一対突出し、ピン50の後述するスライド溝95にはまり合うようにして相対的にスライドする。
(ロック爪74)
ロック爪74は、図4、図5及び図26に示すように、脚片71の下端部の内側面から相対向して爪状に突出し、ピン50の後述するロック溝96にはまり込むことで、ピン50をグロメット40に深く挿入したロック位置にロックするためのものである。
(頭部80)
頭部80は、図10〜14及び図17に示すように、後述する軸部90の上端部から張り出し、その外径を後述するグロメット40の挿入孔61の内径より大きく設定している。
なお、頭部80を、平面が長円形或いは小判形に形成したが、これに限定されない。
(軸部90)
軸部90は、図10〜19に示すように、後述するグロメット40の挿入孔61に挿入可能なものである。
なお、次の(1)〜(6)については、後述する。
(1)軸本体91
(2)ガイド部92
(3)凸部93
(4)仮止溝94
(5)スライド溝95
(6)ロック溝96
なお、軸部90の各部は、上記した(1)〜(6)に限定されない。
(軸本体91)
軸本体91は、図20〜22、図25及び図26に示すように、グロメット40の挿入孔61を通して、2本の脚片90の間隔内に挿入され、当該脚片90を拡開させるためのものである。
(ガイド部92)
ガイド部92は、図10〜16、図18及び図27に示すように、ピン50の軸方向に設けられ、グロメット40の2本の脚片71の両端部をスライドして脚片71の拡開をガイドするものである。
各ガイド部92は、薄板状に形成され、一対の縦壁92aからなる。
ガイド部92は、図27に示すように、脚片71の内側に設けたリブ73と協働し、ピン50のスライドガイドとして機能する。
その結果、ガイド部92により、ピンの直進性の改善に加え、「防止部」として機能することにより、砂利等の異物の侵入を防止することができる。
縦壁92aは、図18に示すように、基端部側から先端部側に向かって肉厚を徐々に減少させている(同図の「c>d」参照)。
(凸部93)
凸部93は、図10、図11、図13〜16、図18及び図27に示すように、軸本体91をフランジ部60の挿入孔61に挿入した状態において、2個の脚片71の対向間隔に割り込んで、当該対向間隔内を通して外側に向かって凸状に突出するものである。
(仮止溝94)
仮止溝94は、図10、図13及び図15に示すように、凸部93の下端部側に位置し、グロメット40の突起62がはまり込むものである。
(スライド溝95)
スライド溝95は、図24に示すように、各脚片71の一対のリブ73にそれぞれはまり合うものである。スライド溝95は、脚片71と対向する側面に、断面凹状に形成され、軸本体91の長手方向に延びている。
スライド溝95は、図15に示すように、リブ73を誘い込み易いように、軸本体91の先端部に位置し、リブ73がはまり込む溝幅eを有し、又、所定の長さfに形成され、グロメット40に対するピン50の挿入性を改善している。
(ロック溝96)
ロック溝96は、図26に示すように、ピン50をグロメット40を深く挿入したロック位置において、各脚片71のロック爪74にはまり合うものである。ロック溝96は、脚片71と対向する側面の下端部に凹状に形成されている。
(クリップ10の装着方法)
つぎに、上記した構成を備えたクリップ10の装着方法について説明する。
このとき、挿入孔61から突出する突起62が、ピン50の仮止溝94にはまり込むことで、ピン50が浅く挿入された仮止め位置に係止される。
つぎに、仮止め状態としたクリップ10を使用して、図25及び図26に示すように、板状部材20に対してパーツ30,30aを取り付ける。
その後、仮止め状態としたグロメット40の脚部70を、パーツ30,30aの貫通孔31,31b側から板状部材20の取付孔21に向かって挿入する。
なお、パーツ30,30aの貫通孔31,31bに、仮止め状態としたグロメット40の脚部70を予め挿入し、その後、パーツ30,30aは、板状部材20に重ね合わせる際に、貫通孔31,31bから突出するグロメット40の脚部70を、板状部材20の取付孔21に挿入するようにしても良い。
このとき、グロメット40の脚片71のロック爪74が、ピン50のロック溝96にはまり込むことで、ピン50をグロメット40に深く挿入したロック位置にロックされる。
また、グロメット40の2個の脚片71が板状部材20の裏側で拡開することで、フランジ部60の下面との間で板状部材20及びパーツ30,30aを重合状態に挟み持ち、パーツ30,30aはクリップ10を介して板状部材20に固定される。
また、クリップ10のロック状態においては、グロメット40の一対の脚片71の対向間隔内の隙間がガイド部92を構成する一対の縦壁92aにより塞がれることから、砂利等の異物の侵入を防止することができる。一対の縦壁92aと、脚片71の一対のリブ73とが一部ラップしていることで、ガイド部92とリブ73との協働による作用・効果を期待できる。
すなわち、ピン50とグロメット40との間に、砂利等の異物が侵入すると、両者の間の摩擦抵抗が増加したり、或いは砂利等の異物が一種の”くさび”として作用して、ピンを抜くことができなくなるおそれがあったが、ピン50のガイド部92により、砂利等の異物の侵入を防止できることから、これらの不具合を解消できる。
また、図27でいうガイド部92の縦壁92aと脚片71のリブ73の間隔が製造誤差等により隙間が生じ、この隙間から砂利等の異物が侵入しても、クリップ10が取り付られる部位が自動車のボディの下面のアンダーカバーの取付に使用される場合が多く、砂利等は脚片71と軸本体91間の空間を軸方向下方に抜け、フランジ60の差し込み溝63とピン50の頭部80の間の隙間からクリップ10の外へ排出されるようになっている。すなわち、取付部位においては、図26にあって上下方向が逆向き、具体的には、グロメット40のフランジ部60が下側に位置し、下方からピン50の挿入し、その頭部80が下側に位置する、位置関係で取り付けられる。このため、前記隙間から侵入した砂利等の異物は、その自重により、クリップ10の内部を通って落下し、クリップ10の外に排出される。
(ガイド部92とリブ73による作用)
ガイド部92とリブ73による作用について、補足的に説明する。
すなわち、2本の脚片71の隙間を、「防止部」としても機能するガイド部92により一次的に覆っている。また、2本の脚片71の隙間は、リブ73により二次的にも覆われているので、砂利等の異物が侵入するのを二重に防止できるとともに、ピン50の挿入性や直進性を改善することができる利点がある。
第2に、ピン50を挿入して仮止め状態とするときに、図24に示すように、ピン50側のスライド溝95にリブ73がはまり合うようにして案内されることで、ピン50の挿入性や直進性を改善することができる利点がある。
(第2の実施の形態)
つぎに、図28〜39を用いて、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第2に、4本の脚片141の両側に、図39に示すように、それぞれガイド部162、計4個設けた点である。
第3に、各ガイド部162は、先に図1〜27を用いた説明した第1の実施の形態のガイド部92と同様の構造を有し、図39に示すように、ピン120に設けられ、一対の縦壁162aから構成されている。縦壁162aは、隣接するガイド部92の縦壁162aと断面がアングル状ないしは英大文字の「L」字形に連接する。
なお、本実施の形態の説明においては、先に図1〜27を用いた説明した第1の実施の形態の共通した構成部分については、共通した名称を付して説明を省略する。
(第3の実施の形態)
つぎに、図40を用いて、本発明の第3の実施の形態について説明する。
第2に、先に説明した第2の実施の形態のものと同様に、4本の脚片211の両側に、図40に示すように、それぞれガイド部222、計4個設けた点である。
第4に、縦壁222aの先端部には、図40に示すように、英大文字の「T」字形に連接する交差壁222bを設けた点である。縦壁222aは、隣接する脚片211の間の隙間内に割り込み、又、交差壁222bは、前記隙間の開放周面を塞ぐように位置する。
なお、本実施の形態の説明においては、先に説明した第1、第2の実施の形態の共通した構成部分については、共通した名称を付して説明を省略する。
10 クリップ
20 板状部材 21 取付孔
30,30a パーツ 31,31a 貫通孔
40 グロメット 50 ピン
60 フランジ部 61 挿入孔
62 突起 63 差込溝
70 脚部
71 脚片 72 膨出部
73 リブ 74 ロック爪
80 頭部
90 軸部 91 軸本体
92 ガイド部(防止部) 92a 縦壁
93 凸部 94 仮止溝
95 スライド溝 96 ロック溝
(第2の実施の形態)
100 クリップ
110 グロメット 120 ピン
130 フランジ部 131 挿入孔
140 脚部 141 脚片
142 膨出部 143 ロック爪
150 頭部
160 軸部 161 軸本体
162 ガイド部(防止部) 162a 縦壁
163 ロック溝
(第3の実施の形態)
200 クリップ
210 グロメット 211 挿入孔
220 ピン
221 軸本体 222 ガイド部
222a 縦壁 222b 交差壁
Claims (6)
- ピンの軸方向にグロメットの複数の脚片の両端部をスライドして脚片の拡開をガイドするガイド部を設け、
前記ガイド部は、
薄板状に形成され、
板状部材に開設された取付孔内を通過時には、
一対の縦壁からなるガイド部内を前記脚片が放射方向の内側に弾性変形し、
前記ガイド部と前記脚片の内側に設けたリブと協働による前記ピンのスライドガイドをし、
前記ガイド部を構成する一対の前記縦壁は、
前記脚片がはまり込む間隔を保って離れて対向し、
前記リブは、
前記脚片の幅方向に両端部から一対突出し、
前記ガイド部を構成する一対の前記縦壁と、前記脚片の一対の前記リブとが一部ラップしていることを特徴とするクリップ。 - 前記複数の脚片の隙間を、前記ガイド部により一次的に覆うとともに、前記リブにより二次的にも覆うようにしていることを特徴とする請求項1に記載のクリップ。
- 前記一対の縦壁は、
基端部側から先端部側に向かって対向間隔が徐々に狭まるように形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のクリップ。 - 前記ピンの軸方向に前記グロメットの4本の前記脚片を側部をスライドして前記脚片の拡開をガイドする前記ガイド部を設け、
前記ガイド部は、
前記脚片の拡開状態で複数の前記脚片の側部を跨いで設けられた請求項1〜3のいずれか1項に記載のクリップ。 - 前記ピンの軸方向に前記グロメットの4本の前記脚片の各側部をスライドして前記脚片との間に、
砂等の異物の侵入を許す隙間のないよう防止部を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のクリップ。 - 前記防止部は、
一対の縦壁からなり、
前記一対の縦壁は、
前記脚片がはまり込む間隔を保って離れて対向し、基端部側から先端部側に向かって対向間隔が徐々に狭まるように形成され、前記脚片の両側部間との隙間を覆うことを特徴とする請求項5に記載のクリップ。
Priority Applications (3)
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