JP4520920B2 - クリップ - Google Patents

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Description

本発明は、車両のエンジンカバー或いはラジエータカバーをボディパネルに締結する際に用いられるクリップに関する。
例えば、車両のエンジンカバー或いはラジエータカバーをボディパネルに締結する際、ピンとグロメットで構成されたクリップが用いられる。例えば、特許文献1では、クリップが、パネルの取付孔の周縁部に係止され拡径可能な複数の脚片を有するグロメットと、該グロメットの内部に押し込まれてグロメットの各脚片を拡径させる大径部と各脚片の拡径状態を解除する小径部を有するピンと、グロメットの各脚片がピンの小径部に係合した時にピンの先端部が当接し、ピンに抜け方向への反力を与えるシールキャップと、で構成され、グロメットの脚片がピンの大径部に係止された状態で、クリップを介して取付部材がパネルに取付けられる。
そして、この状態からピンを押込み、グロメットの脚片がピンの小径部と係合した状態で、シールキャップによって、ピンに抜け方向への反力が付与され、ピンがグロメットと共に浮き上がり、グロメットに設けられたフランジを摘んで引き抜くことで、取付部材をパネルから容易に取り外すことが可能となる。
しかしながら、このような構成では、部品点数が多くなり、高コストとなってしまう。
特開2001−221214号公報
本発明は上記事実を考慮して、取付部材を被取付部材に取付け、また、取付部材を被取付部材から取り外しできるクリップを安価で提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、クリップにおいて、取付部材に形成された第1取付孔の周辺に当接する張出部と、前記張出部の根元から垂下し前記第1取付孔及び前記取付部材が取付けられる被取付部材に形成された第2取付孔へ挿入される複数の脚部と、前記張出部の中央に形成された貫通孔から前記脚部の内側へ挿入され、前記脚部を押し広げて前記第2取付孔の孔壁に押し付ける軸体と、を備え、前記軸体の一端側に設けられ、前記脚部の内側に形成された突部と係合し、脚部を押し広げる大径部と、前記軸体の他端に設けられ、前記貫通孔の孔径よりも大径のフランジと、前記軸体の前記大径部と前記フランジの間に設けられ、前記突部と係合し、前記脚部を元の状態に戻す小径部と、前記貫通孔の周辺部に凹設され、前記脚部に前記大径部が係合した状態で前記フランジとの間に隙間を設け、前記脚部に前記小径部が係合した状態で前記フランジが当接するザグリ部と、前記軸体の前記小径部と前記フランジの間に設けられ、前記脚部に前記大径部が係合した状態で前記貫通孔の周縁部に当接し、前記脚部に前記小径部が係合するとき、前記貫通孔の周縁部と前記脚部の間に設けられた隙間との間に形成された壁を越えて、前記隙間内へ移動する三角リブと、を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、取付部材に形成された第1取付孔の周辺に当接する張出部の根元からは拡径可能な複数の脚部が垂下し、第1取付孔及び取付部材が取付けられる被取付部材に形成された第2取付孔へ挿入される。また、張出部の中央には貫通孔が形成されており、該貫通孔から脚部の内側へ軸体が挿入される。この軸体によって、脚部が押し広げられ脚部を第2取付孔の孔壁に押し付ける。
これにより、張出部と脚部との間で、取付部材及び被取付部材を確実に挟持することができ、取付部材を被取付部材に取付けることができる。
ここで、軸体の一端側に大径部を設け、脚部の内側に形成された突部とこの大径部を係合させることによって、脚部が押し広げられた状態を維持することができる。また、軸体の他端に、貫通孔の孔径よりも大径のフランジを設け、軸体のフランジと大径部の間には小径部を設けている。
そして、脚部の突部と大径部が係合した状態で軸体を押込み、脚部の突部と小径部を係合させることで、脚部は元の状態に戻ることとなり、脚部が第1取付孔及び第2取付孔を挿通可能となる。つまり、取付部材及び被取付部材からクリップを取外すことができ、取付部材を被取付部材から取り外すことができる。
一方、貫通孔の周辺部にザグリ部を凹設し、脚部に大径部が係合した状態でフランジとの間に隙間を設け、脚部に小径部が係合した状態でフランジが当接し、軸体の軸方向への移動が規制される。脚部と大径部が係合した状態で軸体を押込むとき、軸体のフランジがザグリ部に当接した状態で軸体は移動規制されるため、軸体を押込み過ぎて軸体が脚部を通過して落ち込んでしまうという恐れはない。
また、軸体の小径部とフランジの間に三角リブが設けられている。この三角リブは、脚部に大径部が係合した状態で貫通孔の周縁部に当接し、脚部に小径部が係合するとき、貫通孔の周縁部と脚部の間に設けられた隙間との間に形成された壁を越えて、該隙間内へ移動する。クリップの解除力は、三角リブの突出量によって調整され、三角リブの突出量に比例して、クリップの解除力は大きくなる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のクリップにおいて、前記脚部の突部に前記大径部が係合した状態で、前記フランジが前記張出部の表面から突出しないことを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、大径部が脚部の突部に係合した状態で、フランジが張出部の表面から突出することはないので、取付部材が被取付部材に取付けられた状態で、フランジに物が引っ掛かったりすることはない。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のクリップにおいて、前記フランジの上面と前記張出部の表面とが面一となることを特徴とする。
軸体を押込むとき、例えば、指をフランジに当接させた状態で軸体を押圧した場合、指の腹が張出部の表面に当接すると、この指は移動が規制されることとなる。請求項3に記載の発明では、脚部の突部に大径部が係合した状態で、フランジの上面と張出部の表面とが略面一となるようにすることで、指の腹が張出部の表面に当接して軸体が移動規制されると、脚部の突部に大径部が係合したということである。つまり、脚部の突部に大径部が係合したという状態が客観的に分かるため、未装着の恐れはない。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載のクリップにおいて、複数の前記脚部の間に、前記貫通孔の孔軸方向に沿って隙間が設けられ、前記隙間内に入り込む突起が前記軸体に設けられたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、脚部と脚部の間に隙間を設け、軸体には該隙間内に入り込む突起を設けることで、軸体を回転させないようにしている。
本発明は、上記構成としたので、請求項1に記載の発明では、軸体の一端側に大径部を設け、脚部と大径部が係合することによって、脚部が押し広げられた状態が維持され、張出部と脚部との間で取付部材及び被取付部材を確実に挟持することができる。また、軸体に小径部を設け、脚部と小径部が係合することによって、脚部が復元することとなり、取付部材及び被取付部材からクリップを取外すことができる。
一方、貫通孔の周辺部にザグリ部を凹設し、脚部と小径部が係合した状態でフランジが当接することで、軸体の軸方向への移動が規制される。このように、脚部と大径部が係合した状態で軸体を押込むとき、軸体のフランジがザグリ部に当接した状態で軸体は移動規制されるため、軸体を押込み過ぎて軸体が脚部を通過して落ち込んでしまうという恐れはない。また、軸体の小径部とフランジの間に三角リブが設けられている。この三角リブは、脚部に大径部が係合した状態で貫通孔の周縁部に当接し、脚部に小径部が係合するとき、貫通孔の周縁部と脚部の間に設けられた隙間との間に形成された壁を越えて、該隙間内へ移動する。クリップの解除力は、三角リブの突出量によって調整され、三角リブの突出量に比例して、クリップの解除力は大きくなる。
請求項2に記載の発明では、脚部の突部に大径部が係合した状態で、フランジが張出部の表面から突出することはないので、取付部材が被取付部材に取付けられた状態で、フランジに物が引っ掛かったりすることはない。
請求項3に記載の発明では、脚部の突部に大径部が係合したということが客観的に分かるため、未装着の恐れはない。
請求項4に記載の発明では、脚部と脚部の間に隙間を設け、軸体には該隙間内に入り込む突起を設けることで、軸体を回転させないようにしている。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係るクリップについて説明する。
図5に示すように、ボディパネル10(被取付部材)にはクリップ12を介してエンジンカバー14(取付部材)が取付けられる。クリップ12は、ボディパネル10及びエンジンカバー14にそれぞれ形成された取付孔10A(第2取付孔)、14A(第1取付孔)に挿通可能な略円筒状のグロメット16と、グロメット16内に挿入可能な略円柱状のピン18と、で構成されている。
図1及び図2に示すように(なお、図2〜図6は図1のA−A断面における断面図を示している)、グロメット16は、張出部20と脚片22とで構成されている。張出部20は略円錐台状を成しており、張出部20の裏面側には、肉盗み24が設けられており、張出部20の表面がひけないようにしている。また、肉盗み24部分には、90°間隔で放射線状に延びるリブ26が架け渡されており、張出部20を補強している。
張出部20の中央には、ピン18が挿入可能な貫通孔28が形成されており、貫通孔28の周縁部には、ザグリ部30が凹設されている。貫通孔28はピン18の外径寸法よりも僅かに大きくなっており、貫通孔28内をピン18が挿通可能となる。
この貫通孔28の内縁部から、4本の脚片22が略90°間隔で垂下しており、取付孔10A、14A内を挿通可能な大きさとしている。隣り合う脚片22と脚片22の間には、貫通孔28の孔軸方向に沿ってスリット(隙間)34を設けており、脚片22は弾性変形可能となっている。また、脚片22の内面側には、突部32が突出しており、ピン18に係合可能としている。
一方、貫通孔28の内縁部には、隣り合う脚片22と脚片22の間に設けられたスリット(隙間)34を投影させて一致する位置に、グロメット16に対してピン18を位置決めするための位置決め部36が形成されている。そして、図3に示すように、位置決め部36及びスリット34を、後述するピン18の突起38が通過可能となっている。
ここで、ピン18の一端部には、円板状のフランジ40が設けられており、グロメット16の張出部20に設けられたザグリ部30内に収容可能な大きさとされている。また、フランジ40の中央部からは、軸部42が垂下しており、軸部42の基部側には、フランジ40との間に隙間を空けて、板状の円板部44が設けられている。
また、軸部42の略中央部には、円錐状を成す円錐部46が、その頂部を軸部42の先端側へ向けて、円板部44との間に隙間を空けて設けられている。そして、軸部42の先端側には、略円柱状の挿入部48が設けられ、先端が先細となっている。
これらの円板部44、円錐部46及び挿入部48の最大径は略同一となっており、外形を十字状のリブ50によって架け渡され、互いを補強し、軸部42の強度を向上させている。
また、挿入部48の軸方向中央の外周面からは、180°間隔で突起38が突出している。この突起38の円錐部46側には、挿入部48の外周面に180°間隔で約90°に渡って大径部52が凹設しており、脚片22の突部32が係合可能となっている。
この大径部52の外径寸法は、グロメット16の対面する脚片22の突部32間の距離よりも大きくなっており、図5に示すように、脚片22の突部32が大径部52と係合した状態で、脚片22は外側へ向かって押し広げられた状態となる。このとき、フランジ40の上面が、張出部20の表面と略面一となるようにする。
また、挿入部48の円錐部46側の端面は、円錐部46へ行くにしたがって徐々に外径寸法が小さくなり、挿入部48と円錐部46の間でくびれ状の小径部54が形成され、脚片22の突部32が係合可能となっている。この小径部54の外径寸法は、対面する脚片22の突部32間の距離以下となっており、図6に示すように、脚片22の突部32が小径部54と係合した状態で、脚片22は元の状態に戻り、自由状態となる。このとき、フランジ40の下面が、ザグリ部30の底面に面接触する。
一方、円板部44の外周面からは、90°間隔で三角リブ56が突出しており、三角リブ56の離間距離はグロメット16の貫通孔28の内径寸法よりも長くなっており、図5に示すように、貫通孔28の縁部に形成されたテーパ部58に当接可能となっている。
次に、本発明の実施の形態に係るクリップの作用について説明する。
まず、図2示すように、グロメット16の貫通孔28内にピン18を挿入する。そして、挿入部48の突起38をグロメット16の張出部20に形成された位置決め部36に位置合わせして、ピン18をグロメット16の奥方へ押し込むと、図3に示すように、突起38が貫通孔28のテーパ部58を通過し、貫通孔28の内壁を乗り越え、脚片22間のスリット34内に到達する。これにより、ピン18が抜け止め(いわゆる仮止め)されると共に、グロメット16に対してピン18が回り止めされる。
次に、図4に示すように、ボディパネル10の取付孔10Aとエンジンカバー14の取付孔14Aの位置を合わせた状態で、ピン18が仮止めされた状態のグロメット16を挿入する。この状態から、ピン18をグロメット16の奥方へさらに押込むと、挿入部48が脚片22の突部32に当接し、脚片22が押し広げられる。
そして、挿入部48の大径部52が突部32に到達すると、該突部32が大径部52と係合し、ピン18の軸方向への移動が規制される。この状態で、脚片22はボディパネル10の取付孔10Aの内縁部に押し付けられる。これにより、張出部20と脚片22との間でエンジンカバー14及びボディパネル10が確実に挟持され、エンジンカバー14がボディパネル10に取付けられることとなる(クリップ12のロック状態)。
次に、クリップ12のロック状態から、ピン18をさらにグロメット16の奥方へ押込むと、図6に示すように、円板部44の外周面から突出した三角リブ56が貫通孔28のテーパ部58を通過し、貫通孔28の内壁を乗り越え、スリット34内へ移動する。そして、フランジ40がザグリ部30の底面に面接触すると共に、脚片22の突部32が軸部42の小径部54と係合し、脚片22が復元する(クリップ12のロック解除状態)。
この状態で、脚片22は取付孔10A、14A内を挿通可能となる。そして、エンジンカバー14及びボディパネル10からクリップ12を取外すことができ、エンジンカバー14をボディパネル10から取り外すことができる。
ここで、このクリップ12のロック解除力は、円板部44の三角リブ56の突出量によって調整され、三角リブ56の突出量に比例して、クリップ12の解除力は大きくなる。
ところで、本形態では、グロメット16の張出部20にザグリ部30を凹設し、ピン18にはザグリ部30に収容可能なフランジ40を形成している。このフランジ40は、クリップ12のロック状態から、ピン18をグロメット16の奥方へ押込むとザグリ部30に当接する。これにより、ピン18は移動規制される。このため、ピン18を押込み過ぎて、ピン18が脚片22を通過して落ち込んでしまうという恐れはない。
また、クリップ12のロック状態において、フランジ40が張出部20の表面から突出しないように、ザグリ部30の深さを設定することで、エンジンカバー14がボディパネル10に取付けられた状態で、フランジ40が邪魔になることはなく、フランジ40に物が引っ掛かったりすることがないようにしている。
さらに、本形態では、脚片22の突部32に大径部52が係合した状態で、図5に示すように、フランジ40の上面と張出部20の表面とが略面一となるようにしている。図4の状態からピン18を押込むとき、例えば、指の腹など、フランジ40の外形寸法よりも大きいものでピン18を押込むが、脚片22の突部32に大径部52が係合すると、指の腹が張出部20の表面に当接することとなり、ピン18は移動規制される。つまり、脚片22の突部32に大径部52が係合したということが客観的に分かるため、未装着の恐れはない。なお、クリップ12のロック状態から、ピン18をさらにグロメット16の奥方へ押込む場合は、フランジ40よりも若干外形寸法の小さい治具(図示省略)などを用いてピン18を押圧する。
また、一般的に、ピン18を引き抜く動作とピン18を押し込む動作とを比較した場合、ピン18を押し込む動作の方が作業者にとっては楽な場合が多い。このため、ピン18を押し込む動作によって、エンジンカバー14及びボディパネル10からクリップ12を取外すようにすることで、作業者の負担を軽減することができる。
なお、本形態はあくまでも一実施例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。例えば、本形態では、4本の脚片22を用いたが、クリップ12がガタ付くことなく、エンジンカバー14をボディパネル10に取付けることができればよいため、これに限るものではない。例えば、脚片22を3本用いても良いし、2本用いても良い。
本発明の実施の形態に係るクリップの分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係るクリップを構成するピン及びグロメットの断面図である。 本発明の実施の形態に係るクリップを構成するピン及びグロメットの断面図であり、グロメットにピンを仮止めした状態を示している。 本発明の実施の形態に係るクリップを構成するピン及びグロメットの断面図であり、クリップをエンジンカバー及びボディパネルの取付孔に挿通させた状態を示している。 本発明の実施の形態に係るクリップを構成するピン及びグロメットの断面図であり、クリップのロック状態を示している。 本発明の実施の形態に係るクリップを構成するピン及びグロメットの断面図であり、クリップのロック解除状態を示している。
符号の説明
10 ボディパネル(被取付部材)
10A 取付孔(第2取付孔)
12 クリップ
14 エンジンカバー(取付部材)
14A 取付孔(第1取付孔)
16 グロメット(張出部、脚部)
18 ピン(軸体)
20 張出部
22 脚片(脚部)
28 貫通孔
30 ザグリ部
32 突部
34 スリット(隙間)
38 突起
40 フランジ
42 軸部
52 大径部
54 小径部

Claims (4)

  1. 取付部材に形成された第1取付孔の周辺に当接する張出部と、前記張出部の根元から拡径可能に垂下し前記第1取付孔及び前記取付部材が取付けられる被取付部材に形成された第2取付孔へ挿入される複数の脚部と、前記張出部の中央に形成された貫通孔から前記脚部の内側へ挿入され、前記脚部を押し広げて前記第2取付孔の孔壁に押し付ける軸体と、を備え、
    前記軸体の一端側に設けられ、前記脚部の内側に形成された突部と係合し、脚部を押し広げる大径部と、
    前記軸体の他端に設けられ、前記貫通孔の孔径よりも大径のフランジと、
    前記軸体の前記大径部と前記フランジの間に設けられ、前記突部と係合し、前記脚部を元の状態に戻す小径部と、
    前記貫通孔の周辺部に凹設され、前記脚部に前記大径部が係合した状態で前記フランジとの間に隙間を設け、前記脚部に前記小径部が係合した状態で前記フランジが当接するザグリ部と、
    前記軸体の前記小径部と前記フランジの間に設けられ、前記脚部に前記大径部が係合した状態で前記貫通孔の周縁部に当接し、前記脚部に前記小径部が係合するとき、前記貫通孔の周縁部と前記脚部の間に設けられた隙間との間に形成された壁を越えて、前記隙間内へ移動する三角リブと、
    を有することを特徴とするクリップ。
  2. 前記脚部の突部に前記大径部が係合した状態で、前記フランジが前記張出部の表面から突出しないことを特徴とする請求項1に記載のクリップ。
  3. 前記フランジの上面と前記張出部の表面とが略面一となることを特徴とする請求項2に記載のクリップ。
  4. 記隙間内に入り込む突起が前記軸体に設けられたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のクリップ。
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