JP6283455B1 - 餃子羽根形成剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】未加熱の餃子羽根形成剤を用いることにより、冷凍餃子の焼成時において良好な羽根を形成可能とする冷凍餃子及び冷凍餃子の製造方法を提供する。【解決手段】水、穀物粉、油、乳化剤を含み水の含有量が60重量%から90重量%である未加熱の餃子羽根形成剤と加熱済餃子とがあわさって凍結された冷凍餃子。餃子を成型する餃子成型ステップと、成型した餃子をトレイに充填する充填ステップと、充填した餃子をトレイごと蒸す蒸しステップと、蒸し終えたトレイ入り餃子に水、穀物粉、油、乳化剤を含み水の含有量が60重量%から90重量%である未加熱の餃子羽根形成剤を充填する餃子羽根形成剤充填ステップと、餃子羽根形成剤充填済みのトレイ入り餃子をトレイごと凍結する凍結ステップと、凍結後にトレイ入り餃子を包装する包装ステップと、からなる冷凍餃子の製造方法。【選択図】図3

Description

本発明は、餃子羽根形成剤に関し、特に冷凍餃子の加熱調理時にきれいな羽根を形成するのに好適な未加熱の餃子羽根形成剤と加熱済餃子とがあわさって凍結された冷凍餃子に関する。
従来、外食等の中華料理店やレストランで羽根付き餃子が提供され、人気がある。
また、家庭で簡単に調理できる商品としてスーパーマーケットや小売店で冷凍餃子が販売されている。冷凍餃子は、一般的に、刻んだ野菜や挽肉等を混ぜた具材(中具)を、餃子用の皮に包み、蒸すなどの加熱処理をした後、凍結処理することにより製造されている。この冷凍餃子を加熱調理し、外食等で人気のある羽根つきの餃子を一般家庭で作ることは難しい。
このような欠点を解消するために下記の技術文献にあるように、焼き餃子を工場などで調理製造する際に、酸化デンプンなどを含有する穀粉或いはデンプンからなるコーティング材を、餃子皮外部又は焼面周辺部に塗布して焼成することにより、羽根状バリを形成することができる技術が開発されている。(特許文献1)
特開2007−319160号公報
しかし、特許文献1の技術では、餃子と餃子との間には羽根ができるものの、大きくきめ細やかで食感の良い羽根を形成することができないという課題があった。
本発明の目的は、従来の課題を解決したものであり、未加熱の餃子羽根形成剤を用いることにより、冷凍餃子の焼成時において良好な羽根を形成可能とする冷凍餃子及び冷凍餃子の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明において、以下の冷凍餃子及び冷凍餃子の製造方法を提供する。すなわち、第一の発明として、水、穀物粉、油、乳化剤を含み水の含有量が60重量%から90重量%である未加熱の餃子羽根形成剤と加熱済餃子とがあわさって凍結された冷凍餃子(請求項1対応)。
前記特徴に加え、前記餃子羽根形成剤は穀物粉の含有量が2重量%から9重量%である(請求項2対応)。
前記特徴に加え、前記餃子羽根形成剤の油の含有量が4重量%から30重量%である(請求項3対応)。
前記特徴に加え、前記餃子羽根形成剤の乳化剤の含有量が0.1重量%から3重量%である(請求項4対応)。
前記特徴に加え、前記餃子羽根形成剤の水と穀物粉と油と乳化剤の配合重量比が60から90:2から9:4から30:0.1から3である(請求項5対応)。
前記特徴に加え、前記餃子は、1個あたりの重量が、13グラムから23グラムであり、餃子1個当たりの餃子羽根形成剤の重量が3グラムから10グラムである(請求項6対応)。
第二の発明として、以下の冷凍餃子の製造方法を提供する。餃子を成形する餃子成形ステップと、成形した餃子をトレイに充填する充填ステップと、充填した餃子をトレイごと蒸す蒸しステップと、蒸し終えたトレイ入り餃子に水、穀物粉、油、乳化剤を含み水の含有量が60重量%から90重量%である未加熱の餃子羽根形成剤を充填する餃子羽根形成剤充填ステップと、餃子羽根形成剤充填済みのトレイ入り餃子をトレイごと凍結する凍結ステップと、凍結後にトレイ入り餃子を包装する包装ステップと、からなる(請求項7対応)。
前記特徴に加え、前記餃子羽根形成剤は穀物粉の含有量が2重量%から9重量%である冷凍餃子の製造法(請求項8対応)。
前記特徴に加え、前記餃子羽根形成剤の油の含有量が4重量%から30重量%である冷凍餃子の製造方法(請求項9対応)。
前記特徴に加え、前記餃子羽根形成剤の乳化剤の含有量が0.1重量%から3重量%である冷凍餃子の製造方法(請求項10対応)。
前記特徴に加え、前記餃子羽根形成剤の水と穀物粉と油と乳化剤の配合重量比が60から90:2から9:4から30:0.1から3である冷凍餃子の製造方法(請求項11対応)。
前記特徴に加え、前記餃子は、1個あたりの重量が、13グラムから23グラムであり、餃子1個当たりの餃子羽根形成剤の重量が3グラムから10グラムである冷凍餃子の製造方法(請求項12対応)。
上述した構成によれば、未加熱の餃子羽根形成剤を用いることにより、冷凍餃子の焼成時において良好な羽根を形成することができる。
本実施形態における羽根の完成度及び、冷凍餃子としての官能評価・調理適正範囲を定め、スコアリング評価基準を示す図 本実施形態における実験環境を説明するための図 実施形態1の羽根と冷凍餃子の官能評価・調理適正範囲の結果を示す図 実施形態2の羽根と冷凍餃子の官能評価・調理適正範囲の結果を示す図 実施形態3の羽根と冷凍餃子の官能評価・調理適正範囲の結果を示す図 実施形態4の羽根と冷凍餃子の官能評価・調理適正範囲の結果を示す図 実施形態6の羽根と冷凍餃子の官能評価・調理適正範囲の結果を示す図 実施形態における冷凍餃子の製造方法のフローチャート 実施形態1の製造方法における製造工程を説明するための図 実施形態1における冷凍餃子の製造ラインのシステム構成図 実施形態1における蒸し終えた加熱済餃子に餃子羽根形成剤を充填する製造ラインのシステム構成図
0801 餃子成型ステップ
0802 充填ステップ
0803 蒸しステップ
0804 餃子羽根形成剤充填ステップ
0805 凍結ステップ
0806 包装ステップ
0901 餃子
0902 トレイ
0903、0904 管
0905 餃子羽根形成剤
1001 中具供給装置
1002 皮供給装置
1003 成型装置
1004 トレイ供給装置
1005 餃子充填装置
1006 蒸し装置
1007 餃子羽根形成剤充填装置
1008 急速冷凍装置
1009 パッケージング装置
1010 梱包装置
1100 蒸し装置
1101 水供給装置
1102 穀物粉供給装置
1103 油供給装置
1104 乳化剤供給装置
1105 供給量制御装置
1106 撹拌混合装置
1107 冷却装置
1108 冷却・供給装置
以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
<実施形態1> 水 限定
<実施形態1 概要>
本実施形態1に係る冷凍餃子は、未加熱の餃子羽根形成剤の水を限定することにより、羽根のクリスピー感を維持しつつ、加熱調理時にきめ細やかな羽根を形成することができる。
<実施形態1 構成>
図1に示すように、本実施形態における羽根の完成度及び、冷凍餃子としての官能評価・調理適正範囲を定め、スコアリング評価基準を用いて官能評価等を行った。評価項目としては、羽根の大きさ、羽根の厚み(mm)、羽根のきめ細やかさ、焼き色(焦げやすさ)、羽根のくっつき、羽根のクリスピー感、皮の焼目のパリッと感、皮のもっちり感、中具のジューシー感、中具の芯温、焼き上げの時間が挙げられる。評価は5段階評価を行い、「3」、「4」、「5」は適切と判断し、評価項目が「2」、「1」の評価がある場合は不適とする判断を行った。評価結果は各要因の一の組合せ(水分割合、穀物粉割合、油割合、乳化剤割合)ごとに5回の官能評価を5段階で行い、平均値を四捨五入して各要因の一の組合せに対する評価結果とした。また図に示していない各要因の組合せについても評価を行っている。
また、本実施形態における評価項目としては、羽根の「味」の項目は設定していないが、羽根は食感が求められるが、味そのものは求められないので不要と判断した。
上述したスコアリング評価するため、以下のような実験環境で評価を行った。
図2に示すように、餃子羽根形成剤を製造するためのミキサー(撹拌装置)の電源周波数60Hz、回転数5000〜10000rpmとした。
その他の条件としては、餃子が蒸し装置から出て餃子羽根形成剤(バッター液)を滴下されるまでの時間:5分以内、餃子にバッター液が滴下され、急速冷凍装置に入るまでの時間:5分以内、バッター液が滴下される直前の餃子の表面温度30〜50℃、バッター液が滴下される直前の餃子の芯温60〜75℃、バッター液が滴下されて急速冷凍装置に入る直前の餃子の表面温度30〜50℃、バッター液が滴下される直前のバッター液の温度10〜21℃、バッター液が滴下されて急速冷凍装置に入る直前のバッター液の温度15〜30℃、トレイのポケットサイズ(タテ×ヨコ×高さ):25mm×75mm×11.5mm、1個あたり9グラムのバッター液を充填したとき、高さ何ミリまでバッター液が到達するかの高さ:H14〜14.3mmである。
以上のような実験環境を用いて評価用冷凍餃子の製造を行った。
また、試験用冷凍餃子の加熱調理は、家庭用ガスコンロ及び底面が直径26cmのフライパンを用い、1回あたり12個の試験用冷凍餃子を2列に並べて中火で行った。フライパンの表面温度を200℃に熱した状態で、水、油等一切追加しない状態で冷凍餃子を6個ずつ2列に並べ、蓋を被せて5分間蒸し焼きにした。蒸し焼き時間終了後、蓋を取って焼き面に焼き色をつけた。焼き上げ時間に差があるのは餃子のフライパン近くの皮の色(羽根の色ではない)がこんがりきつね色に色づいたところでフライパンを火から離すことを行っているからである。羽根の大きさは、焼きあがった羽根付き餃子をフライパンから取り出して皿に盛り、直径を測定した。羽根が略円形である場合には、その円の直径を、羽根が矩形に近い場合には二列の餃子にての中間線上での羽根の長さを測定した。
なお、餃子羽根形成剤を充填してから急速冷凍装置に入れるまでの時間が7分以上になると餃子羽根形成剤の乳化状態、糊化状態が徐々に悪くなるので、5分以内に冷凍開始することが好ましい。なお冷凍は急速冷凍が好ましく、冷凍庫内温度はマイナス30℃〜マイナス50℃の範囲が好ましい。
図3に示すように、本実施形態1の冷凍餃子は、水、穀物粉、油、乳化剤を含み水の含有量が60重量%から90重量%である未加熱の餃子羽根形成剤と加熱済餃子とがあわさって凍結された冷凍餃子である。
<実施形態1 構成の説明>
<実施形態1 構成の説明 餃子羽根形成剤>
「餃子羽根形成剤」とは、水、穀物粉、油、乳化剤を含み、家庭で冷凍餃子を油や水を用いることなく、加熱調理できるように加熱済餃子に充填(滴下)して羽根付き餃子を形成するための材料をいう。未加熱の餃子羽根形成剤として未加熱のバッター液が加熱済餃子に(充填)滴下され、あわさって凍結された冷凍餃子が作られる。
<実施形態1 構成の説明 水>
水は、羽根の大きさ、羽根の厚み、羽根のクリスピー感、皮のもっちり感、中具のジューシー感に影響を与える。
まず羽根の大きさに与える水分割合の影響について説明する。羽根の大きさに影響を与える理由は、水分の多い少ないによってフライパン上での羽根の広がり具合が変化するからである。
特に、水分割合が58%の場合に顕著に現れ、羽根の大きさが小さくなり、評価「2」と判断した。すなわち、水分割合が58%以下では羽根の大きさが小さくなりすぎ、不適である。水分割合が60%以上であれば、評価「3」以上が付き、適切である。
次に羽根の厚みに与える水分割合の影響について説明する。羽根の厚みに影響を与える理由は、水の量によって加熱調理時にフライパン上で餃子羽根形成剤が流動する速度が異なるからである。
特に、水の量が58%の場合に餃子羽根形成剤の流動性が悪く、評価「1」となり、不適と判断した。水分が58%以下になると、同様に羽根の厚みが厚くなりすぎるので、不適である。また、水分が60%以上になると、餃子羽根形成剤の流動性が良好になり、評価「4」の適切と判断した。水分が90%では餃子羽根形成剤の流動性が良好で、評価「4」の適切と判断した。しかし、水分が92%になると、羽根の厚みが非常に薄くなり、評価「1」の不適と判断した。
また羽根のクリスピー感に与える水分割合の影響について説明する。羽根のクリスピー感に影響を与える理由は、水分割合によって羽根の厚みが変化し、また焼き上がりの羽根の含水量が変化するからである。
特に、水分割合が58%の場合に羽根が厚くなり、羽根の中の水分が十分蒸発しないのでねちゃつきが起こり、評価「2」の不適と判断した。水分割合が58%以下では同様に評価が不適であった。水分割合が92%の場合は餃子の羽根が薄くなりすぎるとともに油分がのこり柔らかくなり、評価「1」の不適と判断した。水分割合が60%、90%では評価「5」、「4」となり、適切と判断した。
さらに皮のもっちり感に与える水分割合の影響について説明する。皮のもっちり感に影響を与える理由は、水分割合によって蒸し焼き中のフライパン内の水蒸気の量が変化し、皮の蒸し具合が変化するからである。
特に、水分割合が58%の場合に餃子の皮のもっちり感が弱く、評価「2」の不適と判断した。水分割合が58%以下では水分が少なく羽根がパサパサになりすぎるので、不適である。水分割合が60%以上であれば、餃子の皮には十分な水蒸気があてられるのでいずれも評価「5」となり、適切である。
次に中具のジューシー感に影響について説明する。中具のジューシー感に影響を与える理由は、水分割合によって蒸し焼き中のフライパン内の水蒸気の量が変化し、具材中のジューシー感に寄与する油脂分の溶け具合が変化するからである。
特に、水分割合が58%の場合は蒸し焼中のフライパン内の水蒸気の量が少なく、蒸し加熱が不十分となり、中具の油脂分が溶けきれないためにジューシー感が弱く、評価「2」の不適と判断した。水分割合が58%以下になると、さらにジューシー感が弱くなり、評価は不適である。水分割合が60%以上であれば、いずれも評価「5」となり、適切である。
これらの結果から、未加熱餃子羽根形成剤の水の含有量が60重量%から90重量%が望ましい。上述した図では省略しているが、60重量%から90重量%の間はいずれの項目も良好であった。
<実施形態1 構成の説明 穀物粉>
「穀物粉」とは、穀物を挽いて作った粉、または穀物由来の澱粉をいう。上記検討は、穀物粉の望ましいレンジとしては、2〜9重量%で、小麦粉、米粉、トウモロコシ粉、大麦粉、大豆粉、小豆粉、前記穀物由来の澱粉などを使用して行った。穀物粉としては特に米粉が望ましいことが判明した。
<実施形態1 構成の説明 油>
「油」とは、植物や動物からとれる植物油脂や動物油脂をいう。上記検討は、油の望ましいレンジとして、4〜30重量%で、菜種油、キャノーラ油、大豆油、サラダ油、トウモロコシ油、バター、ごま油、アマニ油、オリーブ油などを使用して行った。油の種類としては、特に、菜種油、サラダ油が望ましい。
<実施形態1 構成の説明 乳化剤>
「乳化剤」とは、互いに混じり合いにくい水と油を、一方の液中に他方を分散させる乳化作用を発生させる薬剤をいう。上記検討は、乳化剤の望ましいレンジとして、0.1〜3重量%で、レシチン、酵素分解レシチン、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル等を使用して行った。乳化剤としては、特に、レシチンが好ましい。
<実施形態1 構成の説明 加熱済餃子>
「加熱済餃子」とは、餃子の中具を餃子の皮で包み、蒸し加熱した餃子をいう。餃子を成型した後、トレイに餃子を充填し、蒸し加熱される。検討はすべて同一スペックの蒸加熱餃子を冷凍して行った。
<実施形態1 構成の説明 冷凍餃子>
「冷凍餃子」とは、加熱済餃子に未加熱の羽根形成剤をあわさって凍結された餃子をいう。この羽根形成剤は、前述のとおり、水、穀物粉、油、乳化剤を含み水の含有量が60重量%から90重量%である。
<実施形態1 製造方法>
図8に示すように、本実施形態1の冷凍餃子の製造方法は、餃子を成型する餃子成型ステップ(0801)と、成型した餃子をトレイに充填する充填ステップ(0802)と、充填した餃子をトレイごと蒸す蒸しステップ(0803)と、蒸し終えたトレイ入り餃子に水、穀物粉、油、乳化剤を含み水の含有量が60重量%から90重量%である未加熱の餃子羽根形成剤を充填する餃子羽根形成剤充填ステップ(0804)と、餃子羽根形成剤充填済みのトレイ入り餃子をトレイごと凍結する凍結ステップ(0805)と、凍結後にトレイ入り餃子を包装する包装ステップ(0806)と、からなる。
このように、本実施形態1の冷凍餃子の製造方法では、蒸しステップ(0803)で餃子のみを蒸し加熱し、その後に餃子に未加熱の餃子羽根形成剤(バッター液)を充填し、凍結して冷凍餃子を作るので、バッター液が未加熱の状態で凍結される。従って、冷凍餃子の加熱調理時に、未加熱のバッター液は「糊化」していない状態からフライパンで焼成するためバッター液の粘度が低く、フライパン全体にバッター液が行き渡り、結果として広い面積に羽根を形成することができるという格別な作用効果を奏する。
再度、実施形態1の冷凍餃子の製造方法について説明する。
図9(a)に示すように、前工程で成形された餃子0901が餃子の皮が閉じられる側を上側にしてトレイ0902に充填され、蒸し加熱される。
次に図9(b)に示すように、トレイに充填され所定温度以下に冷却された加熱済餃子に餃子羽根形成剤(バッター液)が管0903、0904からそれぞれ所定量充填される。
その後図9(c)に示すように、トレイ内の下部に餃子羽根形成剤(バッター液)が所定の高さ溜まった状態で凍結され、冷凍餃子が作られる。
これにより、未加熱の餃子羽根形成剤(バッター液)が糊化していない状態で加熱済餃子とあわさっており、家庭での加熱調理時にバッター液が糊化していない状態からフライパンで焼成するため、フライパン全体にバッター液が行き渡り、結果として広い面積に均一できめ細やかな羽根を展開することが可能となる。
以下では実施形態1における冷凍餃子の製造方法を適用した製造ライン(製造装置)について説明する。
図10に示すように、冷凍餃子の製造ライン(製造装置)は、餃子の中具を供給する中具供給装置1001と餃子の皮を供給する皮供給装置1002とが設置されている。餃子の皮が皮供給装置1002から供給され、その皮の上に餃子の中具が置かれ、成型装置1003で成型され、生餃子が連続して作られる。これらの生餃子が次の工程に搬送され、トレイ供給装置1004から供給されたトレイに餃子充填装置1005にて生餃子が充填される。その後、蒸し装置1006に搬送され、トレイごと生餃子が蒸し加熱される。
次に、餃子羽根形成剤充填装置1007にて本件発明の特徴である上述した未加熱の餃子羽根形成剤が充填される。蒸し装置1006から取り出された加熱済餃子は冷却レーンで冷却されるので、餃子羽根形成剤を充填しても糊化されることはない。従って、本願発明でいうところの「未加熱」とは、餃子羽根形成剤が摂氏30度ないし摂氏50度程度の熱を受ける場合も含まれる状態をいう。餃子羽根形成剤充填の詳細は図11に示す。未加熱の餃子羽根形成剤が充填されたトレイは急速冷凍装置1008へ搬送され、未加熱の餃子羽根形成剤と加熱済餃子があわさって凍結される。その後、パッケージング装置1009にて包装され、梱包装置1010にて所定単位ごとに箱詰めされる。梱包された箱は出荷されるまで冷凍庫に保管される。
図11に示すように、蒸し装置1100から蒸し加熱を終えたトレイに充填された加熱済餃子は、次の未加熱の餃子羽根形成剤充填工程に移る。水供給装置1101、穀物粉供給装置1102、油供給装置1103、乳化剤供給装置1104にてそれぞれ、水、穀物粉、油、乳化剤が供給される。これらの供給装置1101〜1104から供給された材料を供給量制御装置で制御して、撹拌混合装置1106にて撹拌されて、未加熱の餃子羽根形成剤が製造される。そのとき、撹拌混合装置1106は冷却装置1107にて一定温度に制御されている。これは、雑菌等の繁殖防止及び良好な乳化状態を保持するためである。具体的には摂氏10度から摂氏21度の範囲に餃子羽根形成剤の温度を保つように構成する。また、工場全体の室温が20度以下に温度制御されていれば、冷却装置1107を設けなくてもよい。蒸し装置から搬送されたトレイに充填された加熱済餃子は冷却レーン上を搬送され、冷却・供給装置1108にて未加熱の餃子羽根形成剤が充填される。蒸し装置から取り出された加熱済餃子は冷却レーンで冷却されるので、餃子羽根形成剤を充填しても糊化されることはない。以後の工程は、上述した図10の工程と同様であるので、説明を省略する。
このように、実施形態1によれば、未加熱の餃子羽根形成剤を用いることにより、冷凍餃子の焼成時において良好な羽根を形成することができる。
<実施形態2> 穀物粉 限定
<実施形態2 概要>
本実施形態2に係る冷凍餃子は、実施形態1を基本とし、未加熱の餃子羽根形成剤の穀物粉を限定することにより、羽根のクリスピー感を維持しつつ、加熱調理時にきめ細やかな羽根を形成することができる。
<実施形態2 構成>
図4に示すように、本実施形態2の冷凍餃子は、前記餃子羽根形成剤は穀物粉の含有量が2重量%から9重量%である。以下では、実施形態1と共通的な構成の説明は省略することとし、実施形態2の特徴的な構成について説明する。
<実施形態2 構成の説明>
<実施形態2 構成の説明 穀物粉>
穀物粉は、羽根の厚み、羽根のきめ細やかさ、焼き色(焦げやすさ)、羽根のくっつき、羽根のクリスピー感、皮の焼目のパリッと感に影響を与える。
まず羽根の厚みに与える穀物粉割合の影響について説明する。羽根の厚みに影響を与える理由は、穀物粉が羽根を形成する主成分になっているからである。
特に、穀物粉割合が1重量%の場合に羽根が薄くなり、評価「2」の不適と判断した。すなわち、穀物粉割合が1重量%以下では同様に適正な厚みにならず、評価は不適であった。穀物粉割合が10重量%の場合には羽根が適切に広がらず厚くなり、評価「2」の不適と判断した。穀物粉割合が2重量%、9重量%ではいずれも評価「4」となり、適切な厚みであった。上述した図では省略しているが、穀物粉割合が2重量%から9重量%の間も羽根の厚みは良好で、評価は適切となった。
次に羽根のきめ細やかさに与える穀物粉割合の影響について説明する。羽根のきめ細やかさに影響を与える理由は、穀物粉が羽根を形成する主成分になっているからである。
特に、穀物粉割合が1重量%の場合に穀物粉が羽根の全域に十分行き渡らなくなり穀物粉が不足する領域が生じるために羽根がやや粗くなり、評価「2」の不適と判断した。穀物粉割合が1重量%以下では同様となり、評価は不適であった。穀物粉割合が2重量%の場合はきめ細やかな羽根が良好に形成でき、評価「4」となり、適切となった。穀物粉割合が9重量%の場合もきめ細やかな羽根が良好に形成でき、評価「4」の適切となった。上述した図では省略しているが、穀物粉割合が2重量%から9重量%の間も羽根のきめ細やかさは良好で、評価は適切となった。
次に羽根の焼き色(焦げやすさ)に与える穀物粉割合の影響について説明する。羽根の焼き色(焦げやすさ)に影響を与える理由は、穀物粉割合によって相対的に含有水分が変化し、水分が少ないほど水に奪われる熱エネルギーが減少し穀物粉の加熱が強まり、水分が多いほど水に奪われる熱エネルギーが多くなり、穀物粉の加熱が弱まるからである。
特に、穀物粉割合が1重量%の場合に相対的に水分が多くなり色がつかず、評価「2」の不適と判断した。穀物粉割合が2重量%、9重量%、10重量%では、羽根の焼き色は良好で、いずれも評価が「4」となり、適切と判断した。
次に羽根のフライパンへのくっつき(剥離性)に与える穀物粉割合の影響について説明する。羽根のくっつきに影響を与える理由は、穀物粉の量によって焼成後の餃子と羽根とフライパンの接着の度合いが変化するからである。つまり、穀物粉は餃子羽根と餃子本体との接着剤の役割を果たしかつフライパンからの剥離性にも影響を及ぼす。
特に、穀物粉割合が1重量%の場合にフライパンに羽根が残ってしまい、評価「2」の不適と判断した。穀物粉割合が1重量%以下では同様に評価が不適となった。穀物粉割合が2重量%では、羽根の剥離性は良好となり、評価「4」の適切と判断した。穀物粉割合が9重量%、10重量%では、羽根の剥離性は非常に良好となり、評価「5」の適切と判断した。上述した図では省略しているが、穀物粉割合が2重量%から9重量%の間も羽根の剥離性は良好又は非常に良好となり、評価は適切となった。
次に羽根のクリスピー感に与える穀物粉割合の影響について説明する。羽根のクリスピー感に影響を与える理由は、穀物粉の量によって焼き加減が変化するからである。
特に、穀物粉割合が1重量%の場合に羽根が軽くなり、評価「2」の不適と判断した。穀物粉割合が1重量%以下では同様に羽根が軽くなりしっかりしたクリスピー感が得られず、評価が不適と判断した。穀物粉割合が2重量%では、羽根のクリスピー感は良好となり、評価「4」の適切と判断した。穀物粉割合が9重量%、10重量%では、羽根のクリスピー感は非常に良好となり、評価「5」の適切と判断した。上述した図では省略しているが、穀物粉割合が2重量%から9重量%の間も羽根のクリスピー感は良好又は非常に良好となり、評価は適切となった。
次に皮の焼目のパリッと感に与える穀物粉割合の影響について説明する。皮の焼目のパリッと感に影響を与える理由は、穀物粉が餃子のフライパン側皮表面上で羽根形成剤が皮の焼目に影響を与えるからである。つまり、餃子のフライパン側皮表面には餃子羽根形成剤がフライパンとの隙間に入り込み、餃子本体の焼目のパリッと感を演出する。
特に、穀物粉割合が10重量%の場合に餃子の下面の羽根形成剤中の穀物粉が多いために完全に焼き上がらず、評価「2」の不適と判断した。穀物粉割合が1重量%、2重量%、9重量%では、皮の焼目のパリッと感が良好、非常に良好、普通であったので、評価が「4」、「5」、「3」となり、適切と判断した。上述した図では省略しているが、穀物粉割合が2重量%から9重量%の間も皮の焼目のぱりっと感は普通、良好又は非常に良好となり、評価は適切となった。
これらの結果から、未加熱餃子羽根形成剤の穀物粉の含有量が2重量%から9重量%が望ましい。また本実施形態2の検討では、未加熱餃子羽根形成剤の「水」の含有量が60重量%から90重量%、「油」4〜30重量%で、「乳化剤」0.1〜3重量%で行った。
油の重量%は、30重量%を超えても全体に良好であった。
<実施形態2 製造方法>
実施形態2の製造方法は、実施形態1の図8の製造方法と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態3> 油 限定
<実施形態3 概要>
本実施形態3に係る冷凍餃子は、実施形態1又は2を基本としつつ、未加熱の餃子羽根形成剤の油を限定することにより、羽根のクリスピー感を維持しつつ、加熱調理時にきめ細やかな羽根を形成することができる。
<実施形態3 構成>
図5に示すように、本実施形態3の冷凍餃子は、前記餃子羽根形成剤の油の含有量が4重量%から30重量%である。以下では、実施形態1又は2と共通的な構成の説明は省略することとし、実施形態3の特徴的な構成について説明する。
<実施形態3 構成の説明>
<実施形態3 構成の説明 油>
油は、羽根のクリスピー感、皮の焼目のパリッと感に影響を与える。
まず羽根のクリスピー感に与える油分割合の影響について説明する。羽根のクリスピー感に影響を与える理由は、油の量によって焼き加減が変化するからである。
特に、油分割合が2重量%の場合に羽根が軽くなり、評価「2」の不適と判断した。油分割合が4重量%、30重量%、32重量%の場合に、羽根のクリスピー感が良好、または非常に良好となり、評価「4」または「5」の適切と判断した。上述した図では省略しているが、油分割合が4重量%から30重量%の間も羽根のクリスピー感は良好又は非常に良好となり、評価は適切となった。
次に皮の焼目のパリッと感に与える油分割合の影響について説明する。皮の焼目のパリッと感に影響を与える理由は、油が焼目をつけるのに重要な成分になっているからである。
特に、油分割合が2重量%の場合に相対的に水分が多くなり餃子をからっと焼けず柔らかくなり、評価「1」の不適と判断した。油分割合が4重量%の場合に皮の焼目のパリッと感が普通となり、評価「3」の適切と判断した。油分割合が30重量%、32重量%の場合に皮の焼目のパリッと感が非常に良好となり、評価「5」の適切と判断した。上述した図では省略しているが、油分割合が4重量%から30重量%の間も皮の焼目のパリッと感は良好又は非常に良好となり、評価は適切となった。
これらの結果から、未加熱餃子羽根形成剤の油の含有量が4重量%から30重量%が望ましい。また本実施形態3の検討では、未加熱餃子羽根形成剤の「水」の含有量が60重量%から90重量%、「穀物粉」2〜9重量%で、「乳化剤」0.1〜3重量%で行った。
<実施形態3 製造方法>
実施形態3の製造方法は、実施形態1の図8の製造方法と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態4> 乳化剤 限定
<実施形態4 概要>
本実施形態4に係る冷凍餃子は、実施形態1から3のいずれか一を基本としつつ、未加熱の餃子羽根形成剤の乳化剤配合率を限定することにより、羽根のクリスピー感を維持しつつ、加熱調理時にきめ細やかな羽根を形成することができる。
<実施形態4 構成>
図6に示すように、本実施形態4の冷凍餃子は、前記餃子羽根形成剤の乳化剤の含有量が0.1重量%から3重量%である。以下では、実施形態1から3と共通的な構成の説明は省略することとし、実施形態4の特徴的な構成について説明する。
<実施形態4 構成の説明>
<実施形態4 構成の説明 乳化剤>
乳化剤は、羽根の厚み、羽根のきめ細やかさ、焼き色(焦げやすさ)、羽根のクリスピー感に影響を与える。
まず羽根の厚みに与える乳化剤割合の影響について説明する。羽根の厚みに影響を与える理由は、乳化剤が水と油の乳化を促進するからである。つまり、穀物粉が十分に水と油に浸潤している状態を作り出すことができるためである。穀物粉は油に溶けにくく、水と油が分離した状態では、水側に穀物粉が集中し、餃子羽根形成剤中での穀物粉の分布が偏るので、均一かつ上質な羽根を形成することができなくなる。
特に、乳化剤割合が4重量%の場合には餃子羽根形成剤の流動性が高くなり、薄く広がるので羽根の厚みが薄くなり、評価「2」の不適と判断した。乳化剤割合が0.05重量%、0.1重量%、3重量%の場合では、羽根の厚みが所定範囲内になり、評価「3」、「5」の適切となった。上述した図では省略しているが、乳化剤割合が0.1重量%から3重量%の間も羽根の厚みが所定範囲内となり、評価は適切となった。乳化剤割合が1重量%、2重量%の場合でも、評価は適切となった。
次に羽根のきめ細やかさに与える乳化剤割合の影響について説明する。羽根のきめ細やかさに影響を与える理由は、乳化剤の量によって乳化作用のレベルが変わるからである。
特に、乳化剤割合が0.05重量%の場合に羽根がやや粗くなり、評価「2」の不適と判断した。その他の乳化剤割合は、いずれも評価は適切となった。
次に羽根の焼き色(焦げやすさ)に与える影響について説明する。羽根の焼き色(焦げやすさ)に影響を与える理由は、乳化剤の量によって焼き色(焦げやすさ)具合が変わるからである。
特に、乳化割合剤が4重量%の場合には餃子羽根形成剤が薄く広がるので単位面積当たりにフライパンからの熱量を吸収する体積が小さくなり焦げやすい傾向が強く、評価「1」の不適と判断した。その他の乳化剤割合は、いずれも評価は適切となった。
次に羽根のクリスピー感に与える乳化剤割合の影響について説明する。羽根のクリスピー感に影響を与える理由は、乳化剤の量によって乳化作用が変化するからである。
特に、乳化剤割合が4重量%の場合には餃子羽根形成剤の流動がよく羽根が薄くなりすぎるために羽根の食感が非常に軽くなり、評価「2」の不適と判断した。その他の乳化剤割合は、いずれも評価は適切となった。
これらの結果から、未加熱餃子羽根形成剤の乳化剤の含有量が0.1重量%から3重量%が望ましい。また本実施形態4の検討では、未加熱餃子羽根形成剤の「水」の含有量が60重量%から90重量%、「穀物粉」2〜9重量%で、「油」4〜30重量%で、行った。
<実施形態4 製造方法>
実施形態4の製造方法は、実施形態1の図8の製造方法と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態5> 水:穀物粉:油:乳化剤 の比率限定
<実施形態5 概要>
本実施形態5に係る冷凍餃子は、実施形態1から4のいずれか一を基本としつつ、未加熱の餃子羽根形成剤の水:穀物粉:油:乳化剤 の比率を限定することにより、羽根のクリスピー感を維持しつつ、加熱調理時にきめ細やかな羽根を形成することができる。
<実施形態5 構成>
図3〜図6に示すように、本実施形態5の冷凍餃子は、前記餃子羽根形成剤の水と穀物粉と油と乳化剤の配合重量比が60から90:2から9:4から30:0.1から3である。以下では、実施形態1から4と共通的な構成の説明は省略することとし、実施形態5の特徴的な構成について説明する。
<実施形態5 構成の説明>
<実施形態5 構成の説明 配合重量比>
「配合重量比」とは、餃子羽根形成剤の水と穀物粉と油と乳化剤の配合割合の重量比をいう。上述した結果から、餃子羽根形成剤の水と穀物粉と油と乳化剤の配合重量比が60から90:2から9:4から30:0.1から3であることが望ましい。
<実施形態5 製造方法>
実施形態5の製造方法は、実施形態1の図8の製造方法と同様であるので、説明を省略する。
<実施形態6> 餃子:羽根形成剤の重さ限定
<実施形態6 概要>
本実施形態6に係る冷凍餃子は、実施形態1から5のいずれか一を基本としつつ、未加熱の餃子羽根形成剤の重さを限定することにより、羽根のクリスピー感を維持しつつ、加熱調理時にきめ細やかな羽根を形成することができる。
<実施形態6 構成>
図7に示すように、本実施形態6の冷凍餃子は、1個あたりの重量が、13グラムから23グラムであり、餃子1個当たりの餃子羽根形成剤の重量が3グラムから10グラムである。以下では、実施形態1から5と共通的な構成の説明は省略することとし、実施形態6の特徴的な構成について説明する。
<実施形態6 構成の説明>
<実施形態6 構成の説明 餃子>
餃子は加熱済餃子であり、1個あたりの重量が13グラムから23グラムである。餃子1個あたりの重量が増加すると、その値に比例して餃子羽根形成剤の重量も増加することになる。
<実施形態6 構成の説明 餃子羽根形成剤>
餃子羽根形成剤の重量は、餃子1個あたり2グラム、3グラム、10グラム、12グラムについて実験した。
餃子羽根形成剤の重量は、羽根の大きさ、焼き上げの時間に影響を与える。
まず羽根の大きさに与える餃子羽根形成剤の重量割合の影響について説明する。羽根の大きさに影響を与える理由は、餃子羽根形成剤の充填量によって羽根の広がり具合が変化するからである。
特に、餃子羽根形成剤の重量が2グラムの場合に羽根の大きさが小さくなる。重量が3グラム以上であると問題はなかった。従って、2グラム以下になると所望の羽根を形成することができないので、使用できない。
次に焼き上げの時間に影響を与える餃子羽根形成剤の重量割合の影響について説明する。
焼き上げの時間に影響を与える理由は、餃子羽根形成剤の充填量によって水分や油分が蒸発する時間が変化するからである。
特に、餃子羽根形成剤の重量が12グラムになると、焼き上げ時間が6分〜8分もかかるので、家庭で加熱調理して食べる冷凍餃子としてはダメ(NG)である。3グラムと10グラムについてはいずれの項目も官能評価の結果はよく、調理適正範囲に収まっていた。3グラムから10グラムの間の値もいずれも良好であった。
従って、餃子1個当たりの餃子羽根形成剤の重量が3グラムから10グラムが望ましい。
<実施形態6 製造方法>
実施形態6の製造方法は、実施形態1の図8の製造方法と同様であるので、説明を省略する。
以下では、実施形態にて説明した焼きあがった良好な餃子の各パラメータの範囲内での実施例について説明する。
<水80重量%>
餃子は豚肉30g、野菜40g(キャベツ・にんにく・生姜)、ごま油1g、調味料あわせて6gを配合した中具を使用した。市販されている餃子の皮6gで包み、1個あたりの重量が約17gの生餃子を作成した。
バッター液は水80重量%、穀物粉8.35重量%、植物油脂11.3重量%、乳化剤0.25重量%、増粘剤0.1重量%、ミキサーの電源周波数が60Hz、回転数5000〜10000rpmで撹拌し作成した。
前述の餃子を80℃以上で蒸し加熱し、5分以内に未加熱バッター液を餃子1個あたり9g滴下後、5分以内に急速凍結させて冷凍餃子とした。
バッター液を充填した餃子の凍結にはプラスチック製のトレイを使用し、餃子1個あたり寸法25mm×75mm×11.5mmのトレイポケットに餃子を置き、高さ14.0〜14.3mmを目安にバッター液を充填した。
試験用冷凍餃子の加熱調理は、家庭用ガスコンロ及び底面が直径26cmのフライパンを用い、1回あたり12個の試験用冷凍餃子を6個ずつ2列に並べて中火で行った。
フライパンの表面温度を200℃に熱した状態で冷凍餃子を2列に並べ、蓋を被せて5分間蒸し焼きにした。
蒸し焼き時間終了後、蓋を取って焼き面に焼き色をつけた。
これらの実験結果、いずれの評価項目についても、評価は適切な範囲に含まれていた。
<穀物粉5重量%>
実施例1と同じ手順で冷凍餃子を作成した。
バッター液は穀物粉5.0重量%、水83.28重量%、植物油脂11.5重量%、乳化剤0.2重量%、増粘剤0.1重量%を上述したミキサーで高速撹拌し作成した。
前述の餃子を80℃以上で蒸し加熱し、粗熱を取った後未加熱バッター液を餃子1個あたり9g滴下し、急速凍結させて冷凍餃子とした。
調理は実施例1と同様の手順で行った。
これらの実験結果、いずれの評価項目についても、評価は適切な範囲に含まれていた。
<油10重量%>
実施例1と同じ手順で冷凍餃子を作成した。
バッター液は植物油脂10重量%、水81.5重量%、穀物粉8.2重量%、乳化剤0.2重量%、増粘剤0.1重量%を上述したミキサーで高速撹拌し作成した。
前述の餃子を80℃以上で蒸し加熱し、粗熱を取った後未加熱バッター液を餃子1個あたり9g滴下し、急速凍結させて冷凍餃子とした。
調理は実施例1と同様の手順で行った。
これらの実験結果、いずれの評価項目についても、評価は適切な範囲に含まれていた。
<乳化剤0.5重量%>
実施例1と同じ手順で冷凍餃子を作成した。
バッター液は乳化剤0.5重量%、水80.7重量%、植物油脂10.9重量%、穀物粉7.8重量%、増粘剤0.1重量%を上述したミキサーで高速撹拌し作成した。
前述の餃子を80℃以上で蒸し加熱し、粗熱を取った後未加熱バッター液を餃子1個あたり9g滴下し、急速凍結させて冷凍餃子とした。
調理は実施例1と同様の手順で行った。
これらの実験結果、いずれの評価項目についても、評価は適切な範囲に含まれていた。
<充填量9g>
実施例1と同じ手順で冷凍餃子を作成した。
バッター液は水80.7重量%、穀物粉8.0重量%、植物油脂11.0重量%、乳化剤0.2重量%、増粘剤0.1重量%を上述したミキサーで高速撹拌し作成した。
前述の餃子を80℃以上で蒸し加熱し、粗熱を取った後未加熱バッター液を餃子1個あたり9g滴下し、急速凍結させて冷凍餃子とした。
調理は実施例1と同様の手順で行った。
これらの実験結果、いずれの評価項目についても、評価は適切な範囲に含まれていた。

Claims (12)

  1. 水、穀物粉、油、乳化剤を含み水の含有量が60重量%から90重量%である未加熱の餃子羽根形成剤と加熱済餃子とがあわさって凍結された冷凍餃子。
  2. 前記餃子羽根形成剤は穀物粉の含有量が2重量%から9重量%である請求項1に記載の冷凍餃子。
  3. 前記餃子羽根形成剤の油の含有量が4重量%から30重量%である請求項1又は請求項2に記載の冷凍餃子。
  4. 前記餃子羽根形成剤の乳化剤の含有量が0.1重量%から3重量%である請求項1から請求項3のいずれか一に記載の冷凍餃子。
  5. 前記餃子羽根形成剤の水と穀物粉と油と乳化剤の配合重量比が60から90:2から9:4から30:0.1から3である請求項1から請求項4のいずれか一に記載の冷凍餃子。
  6. 前記餃子は、1個あたりの重量が、13グラムから23グラムであり、餃子1個当たりの餃子羽根形成剤の重量が3グラムから10グラムである請求項1から請求項5のいずれか一に記載の冷凍餃子。
  7. 餃子を成形する餃子成形ステップと、
    成形した餃子をトレイに充填する充填ステップと、
    充填した餃子をトレイごと蒸す蒸しステップと、
    蒸し終えたトレイ入り餃子に水、穀物粉、油、乳化剤を含み水の含有量が60重量%から90重量%である未加熱の餃子羽根形成剤を充填する餃子羽根形成剤充填ステップと、 餃子羽根形成剤充填済みのトレイ入り餃子をトレイごと凍結する凍結ステップと、
    凍結後にトレイ入り餃子を包装する包装ステップと、
    からなる冷凍餃子の製造方法。
  8. 前記餃子羽根形成剤は穀物粉の含有量が2重量%から9重量%である請求項7に記載の冷凍餃子の製造方法。
  9. 前記餃子羽根形成剤の油の含有量が4重量%から30重量%である請求項7又は請求項8に記載の冷凍餃子の製造方法。
  10. 前記餃子羽根形成剤の乳化剤の含有量が0.1重量%から3重量%である請求項7から請求項9のいずれか一に記載の冷凍餃子の製造方法。
  11. 前記餃子羽根形成剤の水と穀物粉と油と乳化剤の配合重量比が60から90:2から9:4から30:0.1から3である請求項7から請求項10のいずれか一に記載の冷凍餃子の製造方法。
  12. 前記餃子は、1個あたりの重量が、13グラムから23グラムであり、餃子1個当たりの餃子羽根形成剤の重量が3グラムから10グラムである請求項7から請求項11のいずれか一に記載の冷凍餃子の製造方法。
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