JP6274989B2 - 吐出容器に装着される造形ヘッド - Google Patents

吐出容器に装着される造形ヘッド Download PDF

Info

Publication number
JP6274989B2
JP6274989B2 JP2014133923A JP2014133923A JP6274989B2 JP 6274989 B2 JP6274989 B2 JP 6274989B2 JP 2014133923 A JP2014133923 A JP 2014133923A JP 2014133923 A JP2014133923 A JP 2014133923A JP 6274989 B2 JP6274989 B2 JP 6274989B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
modeling
molding
discharge
hole
holes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014133923A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016010919A (ja
Inventor
舞 加瀬
舞 加瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2014133923A priority Critical patent/JP6274989B2/ja
Publication of JP2016010919A publication Critical patent/JP2016010919A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6274989B2 publication Critical patent/JP6274989B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、吐出容器に装着される造形ヘッドに関する。
従来から、例えば下記特許文献1に示すような吐出容器が知られている。この吐出容器では、例えば、吐出孔からブラシに吐出された泡状の吐出物を、ブラシを介して被塗布部に塗布する。
特開2014−9004号公報
ここで本願発明者は、吐出孔から吐出される吐出物を、例えば被塗布部など、吐出容器から離間した位置に供給する前に、吐出容器上で、所望の立体形状をなす造形物に造形することに想到した。なおこのように、吐出物を造形物に造形することで、例えば、吐出容器の付加価値の向上などが期待される。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、造形物を高精度に形成することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る造形ヘッドは、吐出容器の吐出孔に装着される装着部と、前記吐出孔から吐出された吐出物が各別に通過する複数の成形孔およびこれらの成形孔が開口する造形面を有し、前記複数の成形孔を各別に通過して成形された吐出物それぞれにより形成される複数の造形片を、前記造形面上で組み合わせて造形物を形成する造形部と、を備え、前記複数の成形孔のうち、少なくとも一部は、長穴状に形成された成形長穴とされ、前記成形長穴として、この成形長穴を画成する壁面において、この成形長穴が延びる方向に沿って延びる一対の側壁面のうち、一方の側壁面が、前記造形面に近づくに従い、他方の側壁面から離間するように傾斜する傾斜長穴が備えられていることを特徴とする。
この場合、吐出容器の吐出孔から吐出された吐出物が、複数の成形孔を各別に通過して成形されることで、複数の造形片が形成され、これらの造形片が造形面上で組み合わされることで、造形物が形成される。なお複数の造形片のうち、成形長穴によって造形された造形片は、成形長穴が延びる方向に長く成形される。
ここで傾斜長穴では、一方の側壁面が前述のように傾斜しているので、複数の造形片のうち、傾斜長穴によって造形された造形片を、造形面上で真っ直ぐに起立させるのではなく、一方の側壁面が傾斜する方向に向けて傾かせながら起立させることができる。したがって、成形長穴によって成形される造形片を、造形物の形状に応じて所望の方向に傾かせながら起立させることが可能になり、造形物を高精度に形成することができる。
前記成形長穴は、前記造形面に直交する軸線の回りを周回する周方向に延びていてもよい。
この場合、成形長穴が前記周方向に延びているので、例えば、この成形長穴によって、造形面上で一片の花弁のような造形片を成形すること等ができる。
前記成形長穴は、前記周方向に間隔をあけて複数配置されていてもよい。
この場合、成形長穴が、前記周方向に間隔をあけて複数配置されているので、造形面上で花弁のような造形片を、前記周方向に複数並べて配置することができる。これにより、例えば、これらの複数の造形片全体によって、花冠を精度良く造形し易くすること等ができる。
前記成形長穴は、前記造形面に沿う径方向に間隔をあけて複数配置されていてもよい。
この場合、成形長穴が、前記径方向に間隔をあけて複数配置されているので、造形面上で花弁のような造形片を、前記径方向に多重に配置することができる。これにより、例えば薔薇のようないわゆる八重咲きの花を高精度に造形し易くすること等ができる。
前記傾斜長穴として、前記一対の側壁面のうち、前記径方向の外側に位置する側壁面が傾斜する外傾斜長穴が備えられ、複数の前記成形長穴のうち、前記径方向の最も外側に位置するものは、前記外傾斜長穴であってもよい。
この場合、複数の成形長穴のうち、前記径方向の最も外側に位置するものが、外傾斜長穴なので、造形面上において前記径方向の外側に位置する部分で成形長穴により成形される造形片を、前記径方向の外側に傾かせながら起立させることができる。これにより、例えば、八重咲きの花において外周に位置する花弁に相当する造形片を、前記径方向の外側に向かわせることが可能になり、花のような造形物を精度良く造形すること等ができる。
前記装着部と前記造形部との間には、前記吐出孔から吐出された吐出物を、前記造形面に沿う径方向に拡散して前記複数の成形孔それぞれに供給する拡散室が設けられていてもよい。
この場合、装着部と造形部との間に拡散室が設けられているので、複数の成形孔のうちの特定の一部に吐出物が集中することを抑え、各成形孔にばらつき少なく吐出物を供給することができる。これにより、吐出物が成形孔に対して過剰または過少に供給されることを抑え、各成形孔に適量の吐出物を供給することができる。したがって、各成形孔により形成される造形片を精度良く形成することが可能になり、造形物を高精度に形成することができる。
前記吐出孔は、前記吐出容器の口部に上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムの内部に設けられ、前記装着部は、前記ステムを介して前記吐出孔に装着されてもよい。
この場合、装着部が、ステムを介して吐出孔に装着されるので、装着部を下降させることで、ステムを下降させて吐出孔から吐出物を吐出させることが可能になり、吐出物を簡便に吐出することができる。
前記装着部は、前記ステムに、前記ステムの軸線回りに回転可能に装着され、前記ステムに対する回転移動に伴って下降させられてもよい。
この場合、装着部が、ステムに対する回転移動に伴って下降させられるので、装着部をステムに対して回転させることで、装着部をステムとともに下降させることができる。これにより、例えば装着部を押下して下降させる場合に比べて、装着部が下降する際の移動量や移動速度を安定させ易くすることができる。したがって、吐出孔から吐出される吐出物の吐出量や吐出速度を安定させることができる。その結果、拡散室において吐出物を効果的に拡散させることができる。
前記装着部の前記ステムに対する回転動作を前記装着部の前記口部に対する下降動作に変換する変換機構を更に備え、前記変換機構は、前記装着部が前記軸線回りの同一方向に回転するときに、前記ステムの上方付勢力に抗して前記装着部を下降させる下降状態と、前記ステムの上方付勢力により前記装着部を上昇させる上昇状態と、を交互に繰り返してもよい。
この場合、装着部が前記軸線回りの同一方向に回転するときに、変換機構が下降状態と上昇状態とを交互に繰り返すので、例えば、装着部の回転移動に伴って装着部が過剰に下降するのを抑えること等ができる。これにより、拡散室において吐出物をより効果的に拡散させることができる。
前記拡散室には、前記吐出孔に対向する規制部材が設けられていてもよい。
この場合、拡散室に規制部材が設けられているので、規制部材により、吐出孔から吐出した吐出物の直進を規制することができる。これにより、拡散室において吐出物を効果的に拡散させることができる。
本発明によれば、造形物を高精度に形成することができる。
本発明の第1実施形態に係る造形ヘッドの縦断面図である。 図1に示す造形ヘッドの要部の拡大縦断面図である。 図1に示す造形ヘッドを構成する装着部の下面図である。 図1に示す造形ヘッドを構成するラチェット部の縦断面図である。 図1に示す造形ヘッドを構成するラチェット部の下面図である。 図1に示す造形ヘッドを構成する変換機構の展開図である。 図1に示す造形ヘッドを構成する造形部の平面図である。 図1に示す造形ヘッドを構成する造形部の縦断面図である。 図1に示す造形ヘッドにより造形された造形物の写真である。 本発明の第2実施形態に係る造形ヘッドの縦断面図である。
(第1実施形態)
以下、図面を参照し、本発明の第1実施形態に係る造形ヘッドを説明する。
図1から図9に示すように、造形ヘッド20は、吐出容器10に取り付けられる。吐出容器10は、吐出孔11から、例えば泡体や高粘性材料など、吐出後に少なくとも一定期間、自立可能な吐出物Mを吐出する。本実施形態では、吐出容器10は、有底筒状をなし、この吐出容器10の口部12が頂壁13で覆われることで密閉容器状とされている。図示の例では、吐出容器10として、内部に液状の内容物が収容されたエアゾール缶を採用している。
吐出容器10の口部12、胴部14および図示しない底部の各中心軸は、いずれも共通の容器軸O1上に配置されている。頂壁13には、容器軸O1(ヘッド軸O2)回りを周回する方向に延びる環状凹部15が設けられている。環状凹部15は、下側に向けて窪んでいる。
吐出容器10の口部12には、ステム16が立設されている。ステム16は、口部12に、上方付勢状態で下方移動可能に立設されている。ステム16は、容器軸O1と同軸に配置され、前記環状凹部15よりも小径に形成されている。ステム16は、前記頂壁13を貫通している。ステム16において吐出容器10外に位置する上端部内には、前記吐出孔11が設けられ、吐出容器10内に位置する部分には、図示しない吐出弁が設けられている。
吐出容器10に対してステム16が押し下げられると、前記吐出弁が開き、吐出容器10内の内容物がステム16内を通って吐出孔11から吐出される。吐出孔11からは、泡状となった吐出容器10内の内容物が吐出物Mとして吐出される。ステム16の押し下げを解除すると、ステム16に作用する上方付勢力によりステム16が上昇するとともに前記吐出弁が閉じられて、吐出物Mの吐出が停止される。
造形ヘッド20は、吐出容器10の吐出孔11から吐出された吐出物Mを、単に吐出孔11から吐出された場合とは異形状に成形し、立体形状をなす造形物Aを造形する。本実施形態では、造形ヘッド20は、図9に示すように、造形物Aとして、八重咲きの花、具体的には薔薇を造形する。図1および図2に示すように、造形ヘッド20は、装着部21と、補助部22と、造形部23と、を備えている。
装着部21は有底筒状に形成され、造形部23は有頂筒状に形成されている。これらの装着部21および造形部23の各中心軸は、いずれも共通軸上に位置している。以下、この共通軸をヘッド軸O2という。ヘッド軸O2は、容器軸O1上に位置している。ヘッド軸O2方向に沿う吐出容器側を下側といい、反吐出容器側を上側という。造形ヘッド20をヘッド軸O2方向から見た平面視において、ヘッド軸O2に直交する方向(造形面に沿う方向)を径方向といい、ヘッド軸O2回りに周回する方向を周方向という。
装着部21は、吐出容器10の吐出孔11に装着される。装着部21は、ステム16を介して吐出孔11に装着される。装着部21は、ステム16に、ヘッド軸O2回りに回転可能に装着され、ステム16に対する回転移動に伴って下降させられる。
装着部21には、下方に向けて延びる嵌合筒24が設けられている。嵌合筒24は、装着部21の底壁部に開口している。嵌合筒24は、ヘッド軸O2と同軸に配置され、ステム16に回転可能に嵌合されている。嵌合筒24は、ステム16に、径方向の外側から嵌合している。嵌合筒24には、径方向の内側に向けて突出する突出部25が設けられている。突出部25は、ヘッド軸O2と同軸の環状に配置され、ステム16に上側から当接している。突出部25内は、吐出孔11内に連通する連通孔26とされている。
補助部22は、装着部21とは独立して設けられて吐出容器10の口部12に固定される。補助部22は、装着部21の下降を補助する。補助部22は、ベース部27と、ラチェット部28と、を備えている。
ベース部27は、ヘッド軸O2と同軸の多重筒状に形成されている。ベース部27は、吐出容器10の口部12に、ヘッド軸O2回りに回転不能に、かつ上昇不能に固定されている。ベース部27は、外筒部29と、中筒部30と、内筒部31と、を備えている。
外筒部29は、二重筒状に形成され、吐出容器10の口部12に径方向の外側から嵌合されている。図示の例では、外筒部29が、口部12に径方向の外側から加締められることで、ベース部27のヘッド軸O2回りの回転移動、およびベース部27の上昇移動が規制されている。
中筒部30および内筒部31は、前記環状凹部15内に嵌合されている。中筒部30は、環状凹部15において、径方向の内側を向く外周面に、径方向の内側から嵌合されている。中筒部30の上端部は、外筒部29の上端部に、吐出容器10の口部12の上側を通して連結されている。内筒部31は、環状凹部15において、径方向の外側を向く内周面に、径方向の外側から嵌合されている。内筒部31の下端部は、中筒部30の下端部に、環状凹部15の底面の上側を通して連結されている。
ラチェット部28は、ヘッド軸O2と同軸の筒状に形成され、ベース部27の中筒部30に、径方向の内側から嵌合されている。ラチェット部28の内周面と前記内筒部31の外周面との間には、隙間が設けられている。この隙間には、前記装着部21から下側に向けて延びる垂下筒32が挿入されている。垂下筒32は、ヘッド軸O2と同軸に配置されている。
ラチェット部28の上端部には、径方向の外側に向けて突出するフランジ部33が設けられている。フランジ部33は、ベース部27に上側から当接している。フランジ部33と装着部21の底壁部との間には、ヘッド軸O2方向の隙間が設けられている。この隙間は、装着部21の下降を許容する許容隙間Sである。
ラチェット部28は、ベース部27に、ヘッド軸O2回りに回転不能に固定されている。ラチェット部28とベース部27との間には、第1規制機構34が設けられている。第1規制機構34は、ラチェット部28およびベース部27に各別に設けられた一対の第1突起部を備えている。これらの第1突起部は、互いに係止し合うことで、ラチェット部28とベース部27との相対的な回転移動を規制する。
図1から図6に示すように、装着部21と吐出容器10の口部12との間には、変換機構35が設けられている。変換機構35は、装着部21のステム16に対する回転動作を装着部21の口部12に対する下降動作に変換する。本実施形態では、変換機構35は、装着部21と吐出容器10の口部12との間に、補助部22を介して設けられている。
変換機構35は、装着部21に設けられた第1変換部36と、補助部22に設けられた第2変換部37と、を備えている。第1変換部36は、径方向に突出する突起状に形成され、第2変換部37は、径方向に開口する孔状に形成され、第2変換部37内に第1変換部36が配置されている。
第1変換部36は、垂下筒32の外周面から径方向の外側に向けて突出している。第1変換部36は、周方向に間隔をあけて複数配置されている。図示の例では、第1変換部36は、周方向に同等の間隔をあけて3つ設けられている。
第2変換部37は、ラチェット部28の内周面に設けられている。第2変換部37は、径方向の内側に向けて開口しつつ径方向の外側には非開口の窪み状に形成されている。第2変換部37は、周方向の全周にわたって連続して延びている。第2変換部37は、下側に向けて開口している。第2変換部37は、周方向の全長にわたって延び下側を向く周壁面38により、上側から閉塞されている。
図6に示すように、周壁面38は、周方向に複数の分割壁39に分割されている。各分割壁39は、上側に向けて窪んでいる。各分割壁39は、互いに同等の形状でかつ同等の大きさに形成されている。分割壁39は、周方向に複数、図示の例では第1変換部36と同数の3つ連設されている。分割壁39は、ベース壁部40と、規制壁部41と、案内壁部42と、を備えている。
ベース壁部40は、周方向に真直に延び、下側を向いている。
規制壁部41および案内壁部42は、ベース壁部40の周方向の両端部から下側に向けて各別に延びている。規制壁部41は、ベース壁部40における周方向の一方側の端部から下側に向けて延び、周方向の他方側を向いている。規制壁部41は、ヘッド軸O2方向に真直に延びている。案内壁部42は、ベース壁部40における周方向の他方側の端部から下側に向けて延び、周方向の一方側を向いている。案内壁部42は、上側から下側に向かうに従い漸次、周方向の他方側に向けて延びている。
規制壁部41と案内壁部42とは、ヘッド軸O2方向に同等の大きさに形成され、図示の例では、第1変換部36とヘッド軸O2方向に同等の大きさに形成されている。規制壁部41の下端部と案内壁部42の下端部とは、ヘッド軸O2方向に同等の位置に配置されている。一の分割壁39における規制壁部41の下端部は、この一の分割壁39に周方向の一方側から隣り合う分割壁39の案内壁部42の下端部に直結されている。一の分割壁39における案内壁部42の下端部は、この一の分割壁39に周方向の他方側から隣り合う分割壁39の規制壁部41の下端部に直結されている。
前記変換機構35は、装着部21のステム16に対する周方向の一方側に向けた回転動作を規制しつつ、装着部21のステム16に対する周方向の他方側に向けた回転動作を許容する。変換機構35は、装着部21のステム16に対する周方向の他方側に向けた回転動作を、装着部21の前記口部12に対する下降動作に変換する。
変換機構35では、操作前の初期状態において、第1変換部36が、分割壁39のベース壁部40に下側から近接または当接している。
初期状態から装着部21が周方向の一方側に向けて回転すると、第1変換部36が規制壁部41に突き当たることで、装着部21の更なる回転移動が規制される。
一方、初期状態から装着部21が周方向の他方側に向けて回転すると、第1変換部36が案内壁部42上を周方向に摺動する。このとき、第1変換部36が案内壁部42により下側に向けて案内されることで、装着部21が、ステム16の上方付勢力に抗して漸次下方に向けて移動する。第1変換部36が案内壁部42の下端部に到達すると、第1変換部36が案内壁部42を周方向の他方側に乗り越える。すると、ステム16の上方付勢力により装着部21が規制壁部41に沿って上昇させられて、第1変換部36は再び、分割壁39のベース壁部40に下側から近接または当接する。
以上のように、装着部21が周方向の他方側(ステムの軸線回りの同一方向)に向けて回転するときに、変換機構35は、ステム16の上方付勢力に抗して装着部21を下降させる下降状態と、ステム16の上方付勢力により装着部21を上昇させる上昇状態と、を交互に繰り返す。
図1および図2に示すように、造形部23は、ヘッド軸O2に直交する板状に形成された本体部43と、本体部43の外周縁から下方に向けて延びる操作筒部44と、を備えている。造形部23は、本体部43および操作筒部44によって全体として有頂筒状に形成されている。
本体部43には、装着部21内に嵌合するシール筒部45が設けられている。シール筒部45は、ヘッド軸O2と同軸に配置され、本体部43から下方に向けて延びている。
操作筒部44は、装着部21に径方向の外側から嵌合されていて、補助部22を径方向の外側から囲繞している。
造形部23は、装着部21に、ヘッド軸O2回りに相対的に回転不能に固定されている。造形部23と装着部21との間には、第2規制機構46が設けられている。第2規制機構46は、造形部23および装着部21に各別に設けられた一対の第2突起部を備えている。これらの第2突起部は、互いに係止し合うことで、造形部23と装着部21との相対的な回転移動を規制する。
造形部23には、複数の成形孔47が形成されている。複数の成形孔47は、本体部43をヘッド軸O2方向に貫通している。複数の成形孔47は、本体部43において上側を向く造形面48、および本体部43において下側を向く供給面49に各別に開口している。なお造形面48および供給面49は、ヘッド軸O2に直交する方向に延びている。
装着部21と造形部23との間には、拡散室50が設けられている。拡散室50は、吐出孔11から吐出された吐出物Mを径方向に拡散して複数の成形孔47それぞれに供給する。拡散室50は、ヘッド軸O2と同軸に配置され、前記連通孔26を通して吐出孔11に連通している。拡散室50の壁面の一部は、前記供給面49により形成されている。拡散室50のヘッド軸O2方向の大きさは、例えば1.0mm以上であり、図示の例では1.5mm以上となっている。
拡散室50には、吐出孔11に対向する規制部材51が設けられている。規制部材51は、表裏面がヘッド軸O2方向を向く板状に形成されている。規制部材51は、ヘッド軸O2と同軸に配置されている。規制部材51は、前記連通孔26を通して吐出孔11に対向していて、連通孔26よりも小径に形成されている。規制部材51は、連通孔26の開口周縁部にブリッジ部52を介して連結されている。ブリッジ部52は、周方向に複数配置されている。
ここで図7に示すように、複数の成形孔47のうち、少なくとも一部は、長穴状に形成された成形長穴53とされている。本実施形態では、複数の成形孔47の全てが、成形長穴53により形成されている。
成形長穴53は、周方向に延びている。成形長穴53は、周方向に間隔をあけて複数配置されている。成形長穴53は、径方向に間隔をあけて複数配置されている。本実施形態では、周方向に間隔をあけて配置された複数の成形長穴53が、孔列54を形成していて、この孔列54が、ヘッド軸O2を中心として多重に配置されている。なお径方向に隣り合う孔列54同士の径方向の間隔は、例えば1mm〜5mm程度となっている。
そして図8に示すように、成形長穴53として、真直長穴55と、傾斜長穴56、57と、が備えられている。
真直長穴55では、この真直長穴55を画成する壁面において、この真直長穴55が延びる方向に沿って延びる一対の側壁面58が、いずれもヘッド軸O2方向に真直に延びている。前記一対の側壁面58は、真直長穴55が延びる方向に直交する直交方向を向いている。真直長穴55の前記直交方向に沿う大きさである真直長穴55の幅は、ヘッド軸O2方向の全長にわたって同等に形成されていて、例えば0.4〜1.0mm程度となっている。
傾斜長穴56、57では、一対の側壁面58のうち、一方の側壁面58が、造形面48に近づくに従い、他方の側壁面58から離間するように傾斜し、他方の側壁面58は、ヘッド軸O2方向に沿って延びている。なお他方の側壁面58は、例えば金型の抜きテーパ等を考慮して若干傾斜していてもよい。
傾斜長穴56、57の幅は、造形面48に近づくに従い漸次大きくなっていて、傾斜長穴56、57の下端開口における幅は、傾斜長穴56、57の上端開口における幅よりも小さい。傾斜長穴56、57の下端開口における幅は、例えば0.4〜1.0mm程度であり、傾斜長穴56、57の上端開口における幅は、例えば0.4〜1.5mm程度である。
傾斜長穴56、57として、外傾斜長穴56と、内傾斜長穴57と、が備えられている。外傾斜長穴56では、一対の側壁面58のうち、径方向の外側に位置する側壁面58が傾斜している。内傾斜長穴57では、一対の側壁面58のうち、径方向の内側に位置する側壁面58が傾斜している。
ここで複数の成形長穴53のうち、径方向の最も外側に位置するものは、外傾斜長穴56である。本実施形態では、複数の孔列54のうち、径方向の外側に位置する外孔列54aを形成する成形長穴53は、全て外傾斜長穴56とされ、径方向の内側に位置する内孔列54bを形成する成形長穴53は、全て真直長穴55とされ、外孔列54aと内孔列54bとの間に位置する中孔列54cを形成する成形長穴53は、全て内傾斜長穴57とされている。
次に、図1に示すような前記造形ヘッド20の作用について説明する。
この造形ヘッド20では、まず、吐出孔11から吐出物Mを吐出するため、ステム16を下降させる。このとき、造形部23を吐出容器10に対して相対的に回転移動させることで、造形部23を介して装着部21をステム16に対してヘッド軸O2回りに回転させる。すると装着部21の回転動作が、変換機構35によって装着部21の下降動作に変換され、装着部21が、前記許容隙間Sをヘッド軸O2方向に狭めながら、ステム16とともに吐出容器10の口部12に対して下降する。これにより、ステム16内の吐出孔11から吐出物Mが吐出される。
吐出孔11から吐出された吐出物Mは、その直進移動が規制部材51によって規制されながら、連通孔26、および周方向に隣り合うブリッジ部52の間を通して拡散室50内に供給される。拡散室50内に供給された吐出物Mは径方向に拡散し、前記供給面49から複数の成形孔47に供給される。なお本実施形態のように、拡散室50のヘッド軸O2方向の大きさが1.0mm以上であることで、吐出物Mを径方向に効果的に拡散させることが可能であり、しかも、拡散室50のヘッド軸O2方向の大きさが1.5mm以上であることで、吐出物Mを径方向により一層効果的に拡散させることができる。
吐出物Mが、複数の成形孔47を各別に通過して成形されると、図9に示すように、複数の造形片A1が形成され、これらの造形片A1が造形面48上で組み合わされることで、造形物Aが形成される。なお、成形長穴53によって造形された造形片A1は、成形長穴53が延びる方向に長く成形される。
以上説明したように、本実施形態に係る造形ヘッド20によれば、図9に示すように、成形長穴53が周方向に延びているので、例えば、この成形長穴53によって、造形面48上で一片の花弁のような造形片A1を成形すること等ができる。
さらに成形長穴53が、周方向に間隔をあけて複数配置されているので、造形面48上で花弁のような造形片A1を、周方向に複数並べて配置することができる。これにより、例えば、これらの複数の造形片A1全体によって、花冠を精度良く造形し易くすること等ができる。
しかも成形長穴53が、径方向に間隔をあけて複数配置されているので、造形面48上で花弁のような造形片A1を、径方向に多重に配置することができる。これにより、例えば薔薇のようないわゆる八重咲きの花を高精度に造形し易くすること等ができる。
ここで傾斜長穴56、57では、一方の側壁面58が前述のように傾斜しているので、複数の造形片A1のうち、傾斜長穴56、57によって造形された造形片A1を、造形面48上で真っ直ぐに起立させるのではなく、一方の側壁面58が傾斜する方向に向けて傾かせながら起立させることができる。したがって、成形長穴53によって成形される造形片A1を、造形物Aの形状に応じて所望の方向に傾かせながら起立させることが可能になり、造形物Aを高精度に形成することができる。
そして複数の成形長穴53のうち、径方向の最も外側に位置するものが、外傾斜長穴56なので、造形面48上において径方向の外側に位置する部分で成形長穴53により成形される造形片A1を、径方向の外側に傾かせながら起立させることができる。これにより、例えば、八重咲きの花において外周に位置する花弁に相当する造形片A1を、径方向の外側に向かわせることが可能になり、花のような造形物Aを精度良く造形すること等ができる。
なお本実施形態では、外孔列54aに設けられた成形長穴53が、全て外傾斜長穴56とされ、内孔列54bに設けられた成形長穴53が、全て真直長穴55とされ、中孔列54cに設けられた成形長穴53が、全て内傾斜長穴57とされている。したがって、造形面48上において径方向の外周部に形成される造形片A1を、径方向の外側に傾かせながら起立させつつも、造形面48上において径方向の中央部に形成される造形片A1を、径方向の内側に密集させることができる。これにより、例えば、八重咲きの花を一層高精度に造形し易くすること等ができる。
また図1に示すように、装着部21と造形部23との間に拡散室50が設けられているので、複数の成形孔47のうちの特定の一部に吐出物Mが集中することを抑え、各成形孔47にばらつき少なく吐出物Mを供給することができる。これにより、吐出物Mが成形孔47に対して過剰または過少に供給されることを抑え、各成形孔47に適量の吐出物Mを供給することができる。したがって、各成形孔47により形成される造形片A1を精度良く形成することが可能になり、造形物Aを高精度に形成することができる。
また、拡散室50に規制部材51が設けられているので、規制部材51により、吐出孔11から吐出した吐出物Mの直進を規制することができる。これにより、拡散室50において吐出物Mを効果的に拡散させることができる。
また装着部21が、ステム16を介して吐出孔11に装着されるので、装着部21を下降させることでステム16を下降させ、吐出孔11から吐出物Mを吐出させることが可能になり、吐出物Mを簡便に吐出することができる。
また、装着部21が、ステム16に対する回転移動に伴って下降させられるので、装着部21をステム16に対して回転させることで、装着部21をステム16とともに下降させることができる。これにより、例えば装着部21を押下して下降させる場合に比べて、装着部21が下降する際の移動量や移動速度を安定させ易くすることができる。したがって、吐出孔11から吐出される吐出物Mの吐出量や吐出速度を安定させることができる。その結果、拡散室50において吐出物Mを効果的に拡散させることができる。
また、装着部21が周方向の他方側に回転するときに、変換機構35が下降状態と上昇状態とを交互に繰り返すので、例えば、装着部21の回転移動に伴って装着部21が過剰に下降するのを抑えること等ができる。これにより、拡散室50において吐出物Mをより効果的に拡散させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る造形ヘッドを、図10を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図10に示すように、本実施形態に係る吐出容器10には、造形ヘッド60を覆うオーバーキャップ17が着脱可能に装着されている。さらに、本実施形態に係る造形ヘッド60では、造形部23に、操作筒部44が設けられておらず、装着部21と吐出容器10の口部12との間に、変換機構35が設けられていない。そして前記補助部22が、ベース部27と、ラチェット部28と、を備えるのに代えて、一体に形成されている。
本実施形態では、補助部22は、有頂筒状に形成され、ヘッド軸O2と同軸に配置されている。補助部22の周壁部は、二重筒状に形成されていて、外周壁61と内周壁62とを備えている。外周壁61は、吐出容器10の口部12に径方向の外側から嵌合され、内周壁62は、口部12に径方向の内側から嵌合されている。内周壁62には、径方向の外側に突出する縦リブ63が設けられている。縦リブ63は周方向に間隔をあけて複数配置されている。縦リブ63の下端部は、口部12の開口端縁上に配置され、縦リブ63の上端部は、補助部22の天壁部に連結されている。
補助部22の天壁部には、ステム16が挿通される挿通孔64が形成されている。挿通孔64は、ヘッド軸O2と同軸に配置されている。挿通孔64内には、装着部21の前記嵌合筒24が挿通されている。挿通孔64の開口周縁部は、嵌合筒24に弱化部65を介して連結されている。弱化部65は、周方向の全周にわたって間欠的にまたは連続的に延びている。弱化部65は、例えば、造形ヘッド60を吐出容器10に取り付けたときや吐出容器10の使用を開始するとき等に破断することができる。なお本実施形態のように、弱化部65を介して装着部21と補助部22とを一体に形成することで、部品点数の削減を図ることができる。
補助部22の天壁部と装着部21の底壁部との間には、前記許容隙間Sが設けられている。
次に、前記造形ヘッド60において、吐出孔11から吐出物Mを吐出する方法について説明する。このとき、吐出容器10からオーバーキャップ17を予め離脱させておく。
吐出孔11から吐出物Mを吐出するときには、造形部23を押下する。すると装着部21が、前記許容隙間Sをヘッド軸O2方向に狭めながら、ステム16とともに吐出容器10の口部12に対して下降する。これにより、ステム16内の吐出孔11から吐出物Mが吐出される。なお、前記許容隙間Sが狭められることで装着部21の底壁部が補助部22の天壁部に当接すると、装着部21の下降が規制される。
吐出孔11からの吐出物Mの吐出を停止するときには、造形部23の押下を解除する。すると、ステム16の上方付勢力により、装着部21および造形部23が上昇させられる。
なお本実施形態では、補助部22と装着部21とが弱化部65を介して一体に形成されているが、弱化部65がなく補助部22と装着部21とが別部材により形成されていてもよい。
また本実施形態では、補助部22が設けられているが、補助部22はなくてもよい。この場合、例えば、吐出容器10の口部12と装着部21の底壁部との間に前記許容隙間Sを設けること等が可能である。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
前記実施形態では、造形部23の本体部43が、ヘッド軸O2に直交するが、本発明はこれに限られない。例えば、本体部43が、下側に向けて突となる球面状に形成されていてもよい。
前記実施形態では、外孔列54aに設けられた成形長穴53が、全て外傾斜長穴56とされ、内孔列54bに設けられた成形長穴53が、全て真直長穴55とされ、中孔列54cに設けられた成形長穴53が、全て内傾斜長穴57とされているが、本発明はこれに限られない。例えば、内孔列54bや中孔列54cに、真直長穴55、外傾斜長穴56および内傾斜長穴57が混在して設けられていてもよい。
前記実施形態では、複数の成形長穴53のうち、径方向の最も外側に位置するものは、外傾斜長穴56であるが、本発明はこれに限られない。例えば、外孔列54aが、真直長穴55や内傾斜長穴57により構成されていてもよい。
前記実施形態では、成形長穴53は、径方向に間隔をあけて複数配置されているが、本発明はこれに限られない。例えば、孔列54が多重でなく1列のみ設けられていてもよい。
前記実施形態では、成形長穴53は、周方向に間隔をあけて複数配置されているが、本発明はこれに限られない。例えば、孔列54が形成されなくてもよい。
前記実施形態では、成形長穴53は、周方向に延びているが、本発明はこれに限られない。例えば、成形長穴53が径方向に延びていてもよい。
前記実施形態では、傾斜長穴56、57として、外傾斜長穴56および内傾斜長穴57が備えられているが、本発明はこれに限られない。例えば、傾斜長穴56、57として、外傾斜長穴56または内傾斜長穴57のみが設けられていてもよい。
前記実施形態では、成形長穴53として、真直長穴55と傾斜長穴56、57とが備えられているが、本発明はこれに限られない。例えば、成形長穴53として、傾斜長穴56、57のみが設けられていてもよい。
前記実施形態では、複数の成形孔47の全てが、長穴状に形成された成形長穴53とされているが、本発明はこれに限られない。例えば、複数の成形孔47の一部が、平面視において真円形状や正方形状などを呈していてもよい。
前記実施形態では、造形ヘッド20、60は、造形物Aとして八重咲きの花を造形したが、本発明はこれに限られない。例えば造形ヘッド20、60により、文字やロゴタイプなどを造形することも可能である。
変換機構35は、前記実施形態に示した形態に限られない。変換機構35は、装着部21のステム16に対する回転動作を装着部21の口部12に対する下降動作に変換する他の構成に適宜変更することができる。
例えば、図6に示すような変換機構35において、分割壁39の周方向の数を3つとは異ならせて2つや4つ等としてもよい。このように分割壁39の周方向の数を変更することにより、例えば、吐出孔11から吐出される吐出物Mの吐出量や吐出速度を調整すること等ができる。
さらに例えば、第1変換部36が孔状に形成され、第2変換部37が突起状に形成されてもよい。
前記実施形態では、吐出容器10としてエアゾール缶を採用したが、本発明はこれに限られない。吐出容器10として、吐出孔11がステム16の内部に設けられた他の構成に適宜変更することができる。例えば、ポンプ機構を有する吐出器を備える吐出容器10を採用することも可能である。さらには、吐出容器10として、吐出孔11がステム16の内部に設けられていない他の構成を採用することも可能である。例えば、胴部14がスクイズ変形可能なチューブ容器やボトル容器なども採用することができる。
拡散室50に規制部材51がなくてもよい。さらには拡散室50がなくてもよい。この場合、例えば吐出孔11を、造形部23の本体部43の供給面49に全域にわたって対向させてもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
10 吐出容器
11 吐出孔
12 口部
16 ステム
20、60 造形ヘッド
21 装着部
23 造形部
35 変換機構
47 成形孔
48 造形面
50 拡散室
51 規制部材
53 成形長穴
56、57 傾斜長穴
A 造形物
A1 造形片
M 吐出物

Claims (6)

  1. 吐出容器の吐出孔に装着される装着部と、
    前記吐出孔から吐出された吐出物が各別に通過する複数の成形孔およびこれらの成形孔が開口する造形面を有し、前記複数の成形孔を各別に通過して成形された吐出物それぞれにより形成される複数の造形片を、前記造形面上で組み合わせて造形物を形成する造形部と、を備え、
    前記複数の成形孔のうち、少なくとも一部は、長穴状に形成された成形長穴とされ、
    前記成形長穴として、この成形長穴を画成する壁面において、この成形長穴が延びる方向に沿って延びる一対の側壁面のうち、一方の側壁面が、前記造形面に近づくに従い、他方の側壁面から離間するように傾斜する傾斜長穴が備えられていることを特徴とする造形ヘッド。
  2. 前記成形長穴は、前記造形面に直交する軸線の回りを周回する周方向に延びていることを特徴とする請求項1記載の造形ヘッド。
  3. 前記成形長穴は、前記周方向に間隔をあけて複数配置されていることを特徴とする請求項2記載の造形ヘッド。
  4. 前記成形長穴は、前記造形面に沿う径方向に間隔をあけて複数配置されていることを特徴とする請求項2または3に記載の造形ヘッド。
  5. 前記傾斜長穴として、前記一対の側壁面のうち、前記径方向の外側に位置する側壁面が傾斜する外傾斜長穴が備えられ、
    複数の前記成形長穴のうち、前記径方向の最も外側に位置するものは、前記外傾斜長穴であることを特徴とする請求項4記載の造形ヘッド。
  6. 前記装着部と前記造形部との間には、前記吐出孔から吐出された吐出物を、前記造形面に沿う径方向に拡散して前記複数の成形孔それぞれに供給する拡散室が設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の造形ヘッド。
JP2014133923A 2014-06-30 2014-06-30 吐出容器に装着される造形ヘッド Active JP6274989B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014133923A JP6274989B2 (ja) 2014-06-30 2014-06-30 吐出容器に装着される造形ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014133923A JP6274989B2 (ja) 2014-06-30 2014-06-30 吐出容器に装着される造形ヘッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016010919A JP2016010919A (ja) 2016-01-21
JP6274989B2 true JP6274989B2 (ja) 2018-02-07

Family

ID=55227953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014133923A Active JP6274989B2 (ja) 2014-06-30 2014-06-30 吐出容器に装着される造形ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6274989B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018193081A (ja) * 2017-05-15 2018-12-06 株式会社ダイゾー 発泡性内容物用の吐出部材

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6166453B2 (ja) * 2015-12-28 2017-07-19 花王株式会社 エアゾール化粧料
US10625930B2 (en) * 2016-01-29 2020-04-21 Daizo Corporation Ejection member and aerosol product using same
JP6746373B2 (ja) * 2016-05-18 2020-08-26 株式会社ダイゾー 吐出部材およびそれを用いたエアゾール製品
JP6582027B2 (ja) 2016-09-29 2019-09-25 花王株式会社 泡吐出容器
JP7030408B2 (ja) * 2016-09-30 2022-03-07 株式会社ダイゾー 発泡体の吐出製品および吐出方法
USD842697S1 (en) 2017-01-19 2019-03-12 Kao Kabushiki Kaisha Bottle
JP7122807B2 (ja) 2017-02-28 2022-08-22 株式会社吉野工業所 造形ヘッド
KR20200094737A (ko) 2017-12-04 2020-08-07 가부시끼가이샤 다이조 발포성 내용물의 토출 노즐 및 에어로졸 제품
JP7013229B2 (ja) * 2017-12-22 2022-01-31 株式会社ダイゾー 吐出部材およびエアゾール製品
JP7237278B2 (ja) * 2018-03-22 2023-03-13 株式会社三谷バルブ アクチュエータ構造ならびにこのアクチュエータ構造を備えたエアゾール式製品およびポンプ式製品

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6014392Y2 (ja) * 1982-07-22 1985-05-08 田中 裕 装飾用花形の自動絞り機
JPS60116433A (ja) * 1983-11-30 1985-06-22 Meiji Seika Kaisha Ltd 花状成形物の成形方法
FR2744104B1 (fr) * 1996-01-29 1998-03-20 Oreal Dispositif de conditionnement, de distribution et d'application d'un gel ou mousse
JP2010269233A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Lion Corp 泡吐出用アダプタ及び泡吐出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018193081A (ja) * 2017-05-15 2018-12-06 株式会社ダイゾー 発泡性内容物用の吐出部材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016010919A (ja) 2016-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6274989B2 (ja) 吐出容器に装着される造形ヘッド
JP2016026962A (ja) 吐出容器に装着される造形ヘッド
USD910445S1 (en) Orifice for an aerosol bottle for dispensing a foam hair care composition
US10569460B2 (en) Molding head mounted on discharge container
JP5960037B2 (ja) 泡吐出容器
EP3015020A1 (en) Extrusion type cosmetic container
EP3564154B1 (en) Discharge container for discharging contents onto modeling surface
JP6277094B2 (ja) 吐出面に内容物を吐出する吐出容器
JP6745142B2 (ja) 内容物を計量して塗布する塗布容器
JP6383207B2 (ja) 吐出面に内容物を吐出する吐出容器
JP6480137B2 (ja) 吐出面に内容物を吐出する吐出容器
EP2881337A1 (en) Aerosol dispenser head
JP6438801B2 (ja) 造形壁を有する押出容器
JP4509510B2 (ja) 容器のキャップ装置
WO2017111130A1 (ja) 吐出面に内容物を吐出する吐出容器
JP6670899B2 (ja) エアゾール容器用吐出ヘッド
JP6490516B2 (ja) 吐出面に内容物を吐出する吐出容器
JP2018052566A (ja) 造形面に内容物を吐出する吐出容器
JP2018172180A (ja) 吐出面に内容物を吐出する吐出容器
JP6431318B2 (ja) エアゾール容器用吐出ヘッド
JP6626716B2 (ja) 造形面を有する吐出容器
JP6670898B2 (ja) エアゾール容器用吐出ヘッド
JP6431317B2 (ja) エアゾール容器用吐出ヘッド
JP6861097B2 (ja) 造形容器
JP6626717B2 (ja) 造形面を有する吐出容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170104

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6274989

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150