JP6431318B2 - エアゾール容器用吐出ヘッド - Google Patents
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Description
本発明に係る吐出ヘッドは、内容物が収容されたエアゾール容器に取り付けられ、前記エアゾール容器の口部に上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムを下降させて内容物を吐出する吐出ヘッドであって、前記ステムを径方向の外側から囲繞するように前記エアゾール容器に固定される固定部材と、前記固定部材内に挿通される挿通部を有するとともに、前記ステムに、前記ステムの軸線回りに回転可能に装着され、前記軸線回りの回転に伴って下降する回転部材と、を備え、前記固定部材および前記挿通部のうちのいずれか一方には、いずれか他方に設けられた摺動突部が配置される配置空間が形成され、前記配置空間は、前記摺動突部が前記軸線回りに沿う周方向の一方側から係止可能な第1係止壁と、前記摺動突部が前記周方向の他方側から係止可能な第2係止壁と、前記第1係止壁と前記第2係止壁とを前記周方向に連結する案内壁と、により形成され、前記配置空間は、前記摺動突部が前記第1係止壁に係止したときに、前記摺動突部を前記第2係止壁から離間させるとともに、前記回転部材を上昇端位置に位置させ、前記摺動突部および前記案内壁は、前記上昇端位置に位置する前記回転部材が前記軸線回りに回転し、前記摺動突部が前記配置空間内を前記周方向の一方側に向かうときに、前記摺動突部が前記案内壁上を摺動することで、前記ステムの上方付勢力に抗して前記回転部材を漸次下降させ、前記回転部材は、前記ステムに装着される有底筒状の装着部と、前記ステムから吐出された内容物が各別に通過する複数の成形孔が上下方向に貫通するとともに、上面がこれらの成形孔が開口する造形面とされ、かつ下面が前記装着部の底壁部に上方から対向する供給面とされた板状の本体部を有し、前記供給面から供給され前記複数の成形孔を各別に通過して成形された内容物それぞれにより形成される複数の造形片を、前記造形面上で組み合わせて造形物を形成する造形部と、を備え、前記装着部と前記造形部との間には、前記ステムから吐出された内容物を前記複数の成形孔それぞれに供給する供給室が設けられ、前記装着部には、前記ステム内と前記供給室とを連通する連通孔が形成され、前記供給室には、前記連通孔を通して前記ステムの上端部に対向し、前記ステムから吐出される内容物の直進移動を規制する拡散部材が設けられ、前記拡散部材は、その全体が前記装着部の底壁部の上面よりも上方に、かつ、前記供給面よりも下方に位置した状態で、周方向に間隔をあけて複数配置されたブリッジ部を介して前記連通孔の開口周縁部に連結されていることを特徴とする。
エアゾール容器から内容物を吐出させるときには、上昇端位置に位置する回転部材を軸線回りに回転させ、摺動突部を配置空間内で周方向の一方側に向かわせる。このとき、摺動突部が案内壁上を摺動することで、回転部材が、ステムの上方付勢力に抗してステムとともに漸次下降する。摺動突部が案内壁上を第2係止壁に係止するまで摺動すると、回転部材がステムとともに下降端位置まで下降し、このようにステムが上昇端位置から下降端位置まで下降する過程で、エアゾール容器内の内容物がステムから吐出され始める。したがって、例えば、回転部材を下降端位置に位置させ続ける等することで、内容物をステムから継続して吐出させることができる。
エアゾール容器から内容物を所望の吐出量、吐出し終えたときには、摺動突部が配置空間内で周方向の他方側に向かうように、回転部材を軸線回りに回転させる。このとき、ステムの上方付勢力により回転部材がステムとともに上昇させられ、摺動突部が第1係止壁に係止した状態で、回転部材が上昇端位置まで戻される。このように、ステムが下降端位置から上昇端位置まで上昇する過程で、エアゾール容器からの内容物の吐出が停止される。
以上のように、この吐出ヘッドによれば、摺動突部を第1係止壁と第2係止壁との間で周方向に往来させることで、エアゾール容器からの内容物の吐出の有無を切り替えることができる。これにより、エアゾール容器から内容物を所望の吐出量、精度良く吐出することができる。
ここでこの吐出ヘッドによれば、摺動突部を第1係止壁と第2係止壁との間で周方向に往来させることで、エアゾール容器からの内容物の吐出の有無を切り替えることができる。したがって、例えば、造形面上に形成される造形物の形状などに基づいて、内容物の更なる供給や停止を速やかに切り替えることができる。これにより、内容物が成形孔に対して過剰または過少に供給されることを抑え、各成形孔に適量の内容物を供給することができる。したがって、各成形孔により形成される造形片を精度良く形成することが可能になり、造形物を高精度に形成することができる。
固定部材21は、ヘッド軸O2と同軸の多重筒状に形成されている。固定部材21は、エアゾール容器10の口部12に、ヘッド軸O2回りに回転不能に、かつ上昇不能に固定されている。固定部材21は、外筒部23と、内筒部24と、連結部25と、を備えている。
連結部25は、エアゾール容器10の口部12の上側に配置されている。連結部25は、内筒部24および外筒部23の上端部同士を連結している。
操作筒部33は、装着部26に径方向の外側から嵌合されていて、固定部材21を径方向の外側から囲繞している。
固定部材21と回転部材22との間には、変換機構43が設けられている。変換機構43は、回転部材22のステム16に対する回転動作を回転部材22の口部12に対する下降動作に変換する。
第1係止壁46および第2係止壁47は、いずれも上下方向に真直に延び、互いに周方向に対向している。第1係止壁46は、上下方向に摺動突部44よりも大きく、第2係止壁47は、上下方向に摺動突部44と同等の大きさに形成されている。第2係止壁47は、第1係止壁46よりも上下方向に小さく、第1係止壁46に対して上下方向に沿った内側に位置している。第1係止壁46の上端部は、第2係止壁47の上端部よりも上側に位置している。第1係止壁46および第2係止壁47の下端部同士は、上下方向に同等の位置に配置されている。
案内壁48は、第1係止壁46に連なる真直部49と、第2係止壁47に連なる傾斜部50と、を備えている。真直部49は、周方向に沿って真直に延びていて、周方向の位置によらず、上下方向に同等の位置に配置されている。傾斜部50は、真直部49に対して傾斜して延びていて、周方向の一方側に向かうに従い漸次、下側に向かっている。真直部49は、摺動突部44と周方向に同等の大きさとされている。傾斜部50は、真直部49および摺動突部44よりも周方向に大きい。
内容物が、複数の成形孔36を各別に通過して成形されると、複数の造形片が形成され、これらの造形片が造形面37上で組み合わされることで、造形物が形成される。なお、成形孔36によって造形された造形片は、成形孔36が延びる方向に長く成形される。
12 口部
16 ステム
20 造形ヘッド(吐出ヘッド)
21 固定部材
22 回転部材
26 装着部
27 造形部
28 挿通部
36 成形孔
37 造形面
40 供給室
44 摺動突部
45 配置空間
46 第1係止壁
47 第2係止壁
48 案内壁
51 方向表示部
Claims (2)
- 内容物が収容されたエアゾール容器に取り付けられ、前記エアゾール容器の口部に上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムを下降させて内容物を吐出する吐出ヘッドであって、
前記ステムを径方向の外側から囲繞するように前記エアゾール容器に固定される固定部材と、
前記固定部材内に挿通される挿通部を有するとともに、前記ステムに、前記ステムの軸線回りに回転可能に装着され、前記軸線回りの回転に伴って下降する回転部材と、を備え、
前記固定部材および前記挿通部のうちのいずれか一方には、いずれか他方に設けられた摺動突部が配置される配置空間が形成され、
前記配置空間は、前記摺動突部が前記軸線回りに沿う周方向の一方側から係止可能な第1係止壁と、前記摺動突部が前記周方向の他方側から係止可能な第2係止壁と、前記第1係止壁と前記第2係止壁とを前記周方向に連結する案内壁と、により形成され、
前記配置空間は、前記摺動突部が前記第1係止壁に係止したときに、前記摺動突部を前記第2係止壁から離間させるとともに、前記回転部材を上昇端位置に位置させ、
前記摺動突部および前記案内壁は、前記上昇端位置に位置する前記回転部材が前記軸線回りに回転し、前記摺動突部が前記配置空間内を前記周方向の一方側に向かうときに、前記摺動突部が前記案内壁上を摺動することで、前記ステムの上方付勢力に抗して前記回転部材を漸次下降させ、
前記回転部材は、
前記ステムに装着される有底筒状の装着部と、
前記ステムから吐出された内容物が各別に通過する複数の成形孔が上下方向に貫通するとともに、上面がこれらの成形孔が開口する造形面とされ、かつ下面が前記装着部の底壁部に上方から対向する供給面とされた板状の本体部を有し、前記供給面から供給され前記複数の成形孔を各別に通過して成形された内容物それぞれにより形成される複数の造形片を、前記造形面上で組み合わせて造形物を形成する造形部と、を備え、
前記装着部と前記造形部との間には、前記ステムから吐出された内容物を前記複数の成形孔それぞれに供給する供給室が設けられ、
前記装着部には、前記ステム内と前記供給室とを連通する連通孔が形成され、
前記供給室には、前記連通孔を通して前記ステムの上端部に対向し、前記ステムから吐出される内容物の直進移動を規制する拡散部材が設けられ、
前記拡散部材は、その全体が前記装着部の底壁部の上面よりも上方に、かつ、前記供給面よりも下方に位置した状態で、周方向に間隔をあけて複数配置されたブリッジ部を介して前記連通孔の開口周縁部に連結されていることを特徴とする吐出ヘッド。 - 前記回転部材には、前記回転部材が前記軸線回りに回転する方向のうち、前記摺動突部が前記配置空間内を前記周方向の一方側に向かう開方向、および前記摺動突部が前記配置空間内を前記周方向の他方側に向かう閉方向の少なくとも一方を外部に表示する方向表示部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の吐出ヘッド。
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