JP6670898B2 - エアゾール容器用吐出ヘッド - Google Patents
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Description
本発明に係る吐出ヘッドは、内容物が収容されたエアゾール容器に取り付けられ、前記エアゾール容器の口部に上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムを下降させて内容物を吐出する吐出ヘッドであって、前記ステムを径方向の外側から囲繞するように前記エアゾール容器に固定される固定部材と、前記固定部材内に挿通される挿通部を有するとともに、前記ステムに、前記ステムの軸線回りに回転可能に装着され、前記軸線回りの回転に伴って下降する回転部材と、を備え、前記固定部材および前記挿通部のうちのいずれか一方には、いずれか他方に設けられた摺動突部に上下方向に対向し、前記軸線回りに沿う周方向に延びる案内面が形成され、前記案内面には、前記回転部材が前記軸線回りに回転するときに前記摺動突部が前記周方向に乗り越え可能な乗り越え突起が、前記周方向に隣り合って複数配置され、前記摺動突部および前記乗り越え突起は、前記摺動突部が前記乗り越え突起を乗り越えるときに、前記摺動突部が前記乗り越え突起上を摺動することで、前記ステムの上方付勢力に抗して前記回転部材を下降させ、互いに隣り合う前記乗り越え突起の間には、前記乗り越え突起を乗り越えた前記摺動突部が進入し、正面視形状が、前記摺動突部の正面視形状と同等とされた中間凹部が形成され、前記ステムが上昇端位置に位置する操作前の初期状態で、前記摺動突部が前記中間凹部内に嵌合されていることを特徴とする。
摺動突部が乗り越え突起を乗り超え終えたときには、ステムの上方付勢力により回転部材がステムとともに上昇させられ、摺動突部が、直前に乗り越えた一の乗り越え突起と、この一の乗り越え突起に周方向に隣り合う他の乗り越え突起と、の間に形成される中間凹部内に進入し、内容物の吐出が停止される。またこのとき、回転部材が継続して回転すると、摺動突部が前記他の乗り越え突起も乗り越えて内容物が更に吐出される。
ここでこの吐出ヘッドでは、乗り越え突起を小さく形成し、摺動突部が乗り越え突起を乗り越えるために必要な回転力を低く抑えることで、回転部材に加えられる回転力が小さい場合であっても、摺動突部が乗り越え突起を乗り越えるために時間が過度にかかるのを抑制することができる。したがって、摺動突部が乗り越え突起を乗り越える際、回転部材に加えられる回転力の大きさによらず、回転部材の回転速度を同等に保持し、エアゾール容器からの内容物の吐出量を安定させることができる。
なお、前述のように乗り越え突起を小さく形成すると、摺動突部が乗り越え突起を乗り越えるときのステムの下降時間が短くなり内容物の吐出量が少なくなるものの、この吐出ヘッドでは、乗り越え突起が周方向に隣り合って配置されている。したがって、回転部材の回転角度に応じて、摺動突部に複数の乗り越え突起を乗り越えさせることが可能になり、十分な吐出量を安定して確保することができる。
以上のように、この吐出ヘッドによれば、摺動突部が、周方向に隣り合う複数の乗り越え突起を乗り越えることで、回転部材に加えられる回転力の大きさによらず、回転部材の回転角度に応じて十分な吐出量を安定して確保することができる。これにより、エアゾール容器から内容物を所望の吐出量、精度良く吐出することができる。
ここでこの吐出ヘッドによれば、回転部材の回転角度に応じて内容物の吐出量を安定させることができる。これにより、各成形孔に適量の内容物を供給し、各成形孔により形成される造形片を精度良く形成することが可能になり、造形物を高精度に形成することができる。
固定部材21は、ヘッド軸O2と同軸の多重筒状に形成されている。固定部材21は、エアゾール容器10の口部12に、ヘッド軸O2回りに回転不能に、かつ上昇不能に固定されている。固定部材21は、外筒部23と、内筒部24と、連結部25と、を備えている。
連結部25は、エアゾール容器10の口部12の上側に配置されている。連結部25は、内筒部24および外筒部23の上端部同士を連結している。
操作筒部33は、装着部26に径方向の外側から嵌合されていて、固定部材21を径方向の外側から囲繞している。
固定部材21と回転部材22との間には、変換機構43が設けられている。変換機構43は、回転部材22のステム16に対する回転動作を回転部材22の口部12に対する下降動作に変換する。
乗り越え突起47は、回転部材22がヘッド軸O2回りに回転するときに摺動突部44が乗り越え可能に形成されている。乗り越え突起47は、周方向に隣り合って複数配置されている。互いに隣り合う乗り越え突起47の基端部同士は、周方向に直結されている。乗り越え突起47は、案内面45の全周にわたって配置されている。図示の例では、乗り越え突起47は、16個配置されている。
周方向に隣り合って配置された複数の乗り越え突起47は、周方向に延びる凹凸部49を形成する。凹凸部49は、乗り越え突起47と中間凹部48とが周方向に並ぶことで構成される。本実施形態では、1つの凹凸部49が、周方向の全周にわたって連続して延びている。凹凸部49では、周方向に隣り合う傾斜部47aの傾斜の向きが、上下方向に反転し合っている。
すると、ステム16の上方付勢力により回転部材22がステム16とともに上昇させられ、摺動突部44が、直前に乗り越えた一の乗り越え突起47と、この一の乗り越え突起47に周方向に隣り合う他の乗り越え突起47と、の間に形成される中間凹部48内に進入し、内容物の吐出が停止される。またこのとき、回転部材22が継続して回転すると、摺動突部44が前記他の乗り越え突起47も乗り越えて内容物が更に吐出される。
なお本実施形態では、回転部材22がヘッド軸O2回りのどちら側に回転させられたとしても、摺動突部44が乗り越え突起47を周方向に乗り越え可能とされている。
内容物が、複数の成形孔36を各別に通過して成形されると、複数の造形片が形成され、これらの造形片が造形面37上で組み合わされることで、造形物が形成される。なお、成形孔36によって造形された造形片は、成形孔36が延びる方向に長く成形される。
次に、本発明に係る第2実施形態の造形ヘッドを、図6を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
次に、本発明の参考例に係る実施形態である第3実施形態の造形ヘッドを、図7を参照して説明する。
なお、この第3実施形態においては、第2実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
なお、規制部52により更なる回転移動が規制された回転部材22では、ヘッド軸O2回りの反対側に向けて回転することで、直前に通過していた凹凸部49を再び通過することができる。
12 口部
16 ステム
20 造形ヘッド(吐出ヘッド)
21 固定部材
22 回転部材
26 装着部
27 造形部
28 挿通部
36 成形孔
37 造形面
40 供給室
44 摺動突部
45 案内面
47 乗り越え突起
48 中間凹部
49 凹凸部
50 平坦部
51 微小突起
52 規制部
Claims (8)
- 内容物が収容されたエアゾール容器に取り付けられ、前記エアゾール容器の口部に上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムを下降させて内容物を吐出する吐出ヘッドであって、
前記ステムを径方向の外側から囲繞するように前記エアゾール容器に固定される固定部材と、
前記固定部材内に挿通される挿通部を有するとともに、前記ステムに、前記ステムの軸線回りに回転可能に装着され、前記軸線回りの回転に伴って下降する回転部材と、を備え、
前記固定部材および前記挿通部のうちのいずれか一方には、いずれか他方に設けられた摺動突部に上下方向に対向し、前記軸線回りに沿う周方向に延びる案内面が形成され、
前記案内面には、前記回転部材が前記軸線回りに回転するときに前記摺動突部が前記周方向に乗り越え可能な乗り越え突起が、前記周方向に隣り合って複数配置され、
前記摺動突部および前記乗り越え突起は、前記摺動突部が前記乗り越え突起を乗り越えるときに、前記摺動突部が前記乗り越え突起上を摺動することで、前記ステムの上方付勢力に抗して前記回転部材を下降させ、
互いに隣り合う前記乗り越え突起の間には、前記乗り越え突起を乗り越えた前記摺動突部が進入し、正面視形状が、前記摺動突部の正面視形状と同等とされた中間凹部が形成され、
前記ステムが上昇端位置に位置する操作前の初期状態で、前記摺動突部が前記中間凹部内に嵌合されていることを特徴とする吐出ヘッド。 - 互いに隣り合う前記乗り越え突起の基端部同士は、前記周方向に直結されていることを特徴とする請求項1記載の吐出ヘッド。
- 前記乗り越え突起は、前記乗り越え突起の基端部から突端部に向かうに従い漸次、前記周方向に小さくなり、
前記乗り越え突起の突端部は、前記乗り越え突起の基端部に対して前記周方向に沿った内側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の吐出ヘッド。 - 前記案内面は、前記周方向の全周にわたって延び、
前記周方向に隣り合って配置された複数の前記乗り越え突起により形成される凹凸部が、前記案内面の全周にわたって配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の吐出ヘッド。 - 前記案内面には、前記周方向に隣り合って配置された複数の前記乗り越え突起により形成される凹凸部が、前記周方向に複数、間欠的に配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の吐出ヘッド。
- 前記案内面は、前記凹凸部同士を前記周方向に連結する平坦部と、前記平坦部に形成された微小突起と、を備えていることを特徴とする請求項5記載の吐出ヘッド。
- 前記案内面において前記凹凸部同士の間に位置する部分には、前記摺動突部に前記周方向に係止して前記回転部材の更なる回転移動を規制する規制部が設けられていることを特徴とする請求項5記載の吐出ヘッド。
- 前記回転部材は、
前記ステムに装着される装着部と、
前記ステムから吐出された内容物が各別に通過する複数の成形孔およびこれらの成形孔が開口する造形面を有し、前記複数の成形孔を各別に通過して成形された内容物それぞれにより形成される複数の造形片を、前記造形面上で組み合わせて造形物を形成する造形部と、を備え、
前記装着部と前記造形部との間には、前記ステムから吐出された内容物を前記複数の成形孔それぞれに供給する供給室が設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の吐出ヘッド。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2018166229A JP6670898B2 (ja) | 2018-09-05 | 2018-09-05 | エアゾール容器用吐出ヘッド |
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Family Applications (1)
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JP2018166229A Active JP6670898B2 (ja) | 2018-09-05 | 2018-09-05 | エアゾール容器用吐出ヘッド |
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