JP6745299B2 - 吐出面に内容物を吐出する吐出容器 - Google Patents
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本発明に係る吐出容器は、内容物が収容される吐出容器本体と、前記吐出容器本体に装着されたヘッド本体を有するヘッド部材と、を備え、前記ヘッド本体には、前記吐出容器本体の吐出孔に連通し、前記吐出孔から吐出された内容物が流通する流通孔と、前記流通孔が開口し、前記流通孔を通過した内容物が吐出される吐出面と、が設けられ、前記ヘッド部材には、前記流通孔を流通した内容物が各別に通過する複数の成形孔およびこれらの成形孔が開口する造形面を有し、前記複数の成形孔を各別に通過して成形された内容物それぞれにより形成される複数の造形片を、前記造形面上で組み合わせて造形物を形成する造形部が更に備えられ、前記ヘッド本体と前記造形部との間には、前記吐出面によって壁面の一部が構成されるとともに、前記吐出孔から吐出された内容物を、前記複数の成形孔それぞれに供給する供給室が設けられ、前記ヘッド部材には、前記供給室内に配置され、前記吐出面から、前記流通孔の軸線方向に沿った反吐出孔側に向かうように前記軸線方向に延び、前記軸線方向に沿った吐出孔側の端部が、前記流通孔内に挿通された芯体が更に備えられ、前記造形部は、前記反吐出孔側を向く面が前記造形面とされかつ前記吐出孔側を向く面が前記吐出孔に対向し前記供給室の壁面の一部を構成する供給面とされた本体部と、前記本体部から前記吐出孔側に向けて延び、前記供給室に配置されたシール筒部と、を更に備え、前記芯体は、前記造形部に固定されて前記供給面から前記流通孔に向けて延び、前記吐出孔と同軸に配置され、前記芯体における前記吐出孔側の端部は、前記吐出孔内に進入している。
この吐出容器では、内容物が流通孔を通過して吐出面に吐出されるときに、この内容物を芯体に保持させて、芯体上で径方向の外側に向けて漸次成長させることができる。これにより、内容物の吐出孔からの吐出量が増加したときに、内容物が周方向の一部分に偏って吐出されることを抑え、内容物の吐出量が位置ごとにばらつくのを抑えることができる。その結果、例えば、内容物が吐出面から意図せず零れるのを抑えること等ができる。
また、吐出容器本体の吐出孔から吐出された内容物が、流通孔および供給室を通して複数の成形孔に供給され、これらの成形孔を各別に通過して成形されることで、複数の造形片が形成される。そして、これらの造形片が造形面上で組み合わされることで、造形物が形成される。
ここで吐出面が、供給室の壁面の一部を構成し、芯体が、供給室内に配置されているので、流通孔を通して供給室に供給される内容物の吐出量が、供給室において周方向の一部分に偏るのを抑えることができる。その結果、複数の成形孔のうちの特定の一部に内容物が集中することを抑え、各成形孔にばらつき少なく内容物を供給することができる。これにより、内容物が成形孔に対して過剰または過少に供給されることを抑え、各成形孔に適量の内容物を供給することができる。したがって、各成形孔により形成される造形片を精度良く形成することが可能になり、造形物を高精度に形成することができる。
以下、図面を参照し、本発明の第1実施形態に係る吐出容器を説明する。
図1および図2に示すように、吐出容器1は、内容物が収容される吐出容器本体10と、吐出容器本体10に取り付けられたヘッド部材20(吐出ヘッド、造形ヘッド)と、を備えている。
ヘッド本体21は、吐出容器本体10に装着されている。ヘッド本体21は、吐出孔11上に配置されたベース部27と、ベース部27から突出し吐出孔11に装着された装着筒部28と、を備えている。
ベース部27は、表裏面が容器軸O方向を向く板状に形成されている。ベース部27は、容器軸Oと同軸に配置された円盤状に形成されている。装着筒部28は、ステム16を介して吐出孔11に装着されている。装着筒部28は、ステム16に径方向の外側から嵌合している。
流通孔26は吐出孔11に連通し、流通孔26内には、吐出孔11から吐出された内容物Mが流通する。流通孔26は、容器軸Oと同軸に配置されている。流通孔26は、吐出孔11と容器軸O方向に対向していて、吐出孔11を外部に容器軸O方向に向けて露出させる。流通孔26の内径は、吐出孔11の内径と同等となっている。ベース部27における流通孔26の開口周縁部は、ステム16の開口端上に配置されている。
その後、内容物Mの使用に際しては、蓋体24をヘッド本体21から離脱させ、吐出面29上に吐出された内容物Mから芯体25を引き抜く。
次に、本発明に係る第2実施形態の吐出容器を、図3および図4を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
次に、本発明に係る第3実施形態の吐出容器を、図5を参照して説明する。
なお、この第3実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
補助部22は、ヘッド本体21の下降を補助する。補助部22は、吐出容器本体10の口部12に固定されている。補助部22は、多段筒状に形成され、補助部22内には、ヘッド本体21のベース部27から下側に向けて延びる垂下筒32が挿通されている。
なお変換機構35は、適宜構成を変更することが可能であり、例えばヘッド本体21に螺旋溝37を設け、補助部22に突起部36を設ける等してもよい。
成形孔47は、互いに径方向の位置を異ならせて複数配置されている。成形孔47は、本体部43のうち、容器軸O上に位置する部分である中央部を回避して配置されている。
芯体25は、造形部23の供給面49から流通孔26に向けて延び、造形部23に固定されている。芯体25の下端部は、流通孔26内に挿通され、吐出孔11内に進入している。
内容物Mが、複数の成形孔47を各別に通過して成形されると、複数の造形片が形成され、これらの造形片が造形面48上で組み合わされることで、造形物が形成される。
図6に示す芯体25では、芯本体25aが角柱状に形成されている。芯本体25aは、横断面視において正方形をなしていて、芯本体25aの4つの側面それぞれに、突条部25bが設けられている。突条部25bは、芯本体25aと同等の形状でかつ同等の大きさに形成されている。
図7に示す芯体25では、突条部25bが、横断面視において、径方向の外側に向けて突となる三角形とされている。突条部25bの先端部は、鋭角をなしている。突条部25bは、芯本体25aの全周にわたって連続して多数、図示の例では、12個設けられている。
図8に示す芯体25では、図7に示す芯体25と、突条部25bの先端部の形状以外については共通している。図8に示す芯体25では、突条部25bの先端部が、曲面状に形成されている。
図6から図8に示すような芯体25では、芯体25の最大外径、つまり芯体25の外径が、各突条部25bの先端部上を通過する仮想円の直径となり、芯体25の最小外径が、芯本体25aの外径となる。
また流通孔26が、吐出孔11を外部に向けて露出させている上で、芯体25の最小外径である芯本体25aの外径が、吐出孔11および流通孔26の各内径よりも小さい場合には、例えば、芯体25の外周面において、互いに隣り合う突条部25b同士の間に、内容物Mを保持させ易くすること等ができる。これにより、流通孔26を通過した内容物Mを芯体25に一層保持させ易くすることができる。
10 吐出容器本体
11 吐出孔
12 口部
20 ヘッド部材
21 ヘッド本体
23 造形部
25 芯体
26 流通孔
29 吐出面
43 本体部
44 操作筒部
45 シール筒部
46 立ち上がり筒部
48 造形面
50 供給室
M 内容物
O 容器軸(流通孔の軸線)
Claims (2)
- 内容物が収容される吐出容器本体と、
前記吐出容器本体に装着されたヘッド本体を有するヘッド部材と、を備え、
前記ヘッド本体には、前記吐出容器本体の吐出孔に連通し、前記吐出孔から吐出された内容物が流通する流通孔と、前記流通孔が開口し、前記流通孔を通過した内容物が吐出される吐出面と、が設けられ、
前記ヘッド部材には、前記流通孔を流通した内容物が各別に通過する複数の成形孔およびこれらの成形孔が開口する造形面を有し、前記複数の成形孔を各別に通過して成形された内容物それぞれにより形成される複数の造形片を、前記造形面上で組み合わせて造形物を形成する造形部が更に備えられ、
前記ヘッド本体と前記造形部との間には、前記吐出面によって壁面の一部が構成されるとともに、前記吐出孔から吐出された内容物を、前記複数の成形孔それぞれに供給する供給室が設けられ、
前記ヘッド部材には、前記供給室内に配置され、前記吐出面から、前記流通孔の軸線方向に沿った反吐出孔側に向かうように前記軸線方向に延び、前記軸線方向に沿った吐出孔側の端部が、前記流通孔内に挿通された芯体が更に備えられ、
前記造形部は、前記反吐出孔側を向く面が前記造形面とされかつ前記吐出孔側を向く面が前記吐出孔に対向し前記供給室の壁面の一部を構成する供給面とされた本体部と、前記本体部から前記吐出孔側に向けて延び、前記供給室に配置されたシール筒部と、を更に備え、
前記芯体は、前記造形部に固定されて前記供給面から前記流通孔に向けて延び、前記吐出孔と同軸に配置され、
前記芯体における前記吐出孔側の端部は、前記吐出孔内に進入していることを特徴とする吐出容器。 - 前記造形部は、前記本体部から前記吐出孔側に向けて延び、前記シール筒部よりも大径な操作筒部を更に備え、
前記ヘッド本体は、前記吐出面から立設され、径方向の内側に前記シール筒部が嵌合されるとともに径方向の外側に前記操作筒部が嵌合される立ち上がり筒部を備えている請求項1に記載の吐出容器。
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