JP7010634B2 - 袋容器用ポンプディスペンサーの取付け構造 - Google Patents

袋容器用ポンプディスペンサーの取付け構造 Download PDF

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本発明は、袋容器用ポンプディスペンサーの取付け構造に関し、特に、シート材料を用いて形成された袋容器の注出口部材に、ポンプディスペンサーを着脱可能に装着するための袋容器用ポンプディスペンサーの取付け構造に関する。
ポンプディスペンサーは、内容液を容器から汲み上げて吐出させる公知の吐出具であり、ポンプハウジング、吸上げ筒部、ノズルヘッド等を備えている。ポンプディスペンサーは、例えば固定用のキャップ部を介して容器の口首部に着脱可能に装着されて用いられ、着脱可能となっていることで、容器に内用液を詰め替えながら、繰り返し使用することができるようになっている。
一方、近年、環境負荷の低減や省資源化等を目的として、内容液を収容する容器として、容器本体がプラスチック製やガラス製等の硬質の容器からなるものに代えて、樹脂製のシート材料を用いて形成された、袋状の容器本体(袋本体)を備える袋容器が多用されており、このような袋容器においても、例えば外装容器を用いることによって、袋容器にポンプディスペンサーを着脱可能に装着できるようにしたものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、袋容器にポンプディスペンサーを装着して用いる場合、袋容器の袋本体は、軟質の柔らかいシート材料を用いて形成されており、ポンプディスペンサーを操作する際の押し下げ力を、袋本体によって支持させることができないことから、袋容器を、例えば底板部と、底板部から立設して設けられた立設部と、立設部の上端部から張り出して設けられた張出し係止部とを備える容器ホルダーに装着して、この容器ホルダーによって押し下げ力を支持させるようにしたものも開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004-51197号公報 実用新案登録第3066831号公報
袋容器にポンプディスペンサーを装着して用いる場合、軟質の柔らかいシート材料を用いて形成された袋本体を減容変形させながら、空気置換によることなく内容液を汲み上げて行くことによって、収容された内容液の残量を少なくできることから、ポンプディスペンサーを袋容器に着脱可能に装着する際には、口首部となる注出口部材と、装着されるポンプディスペンサーとの間に気密性を確保する必要がある。このため、従来のポンプディスペンサーが装着された袋容器では、例えば固定用のキャップ部を介してポンプディスペンサーを注出口部材に装着する際に、キャップ部としてネジキャップを用いることで、気密性を確保できるようにしていたが、ネジキャップによるシールだけでは気密性が安定せず、例えばネジキャップが緩むこと等により気密性が損なわれると、袋本体を十分に減容できなくなって、残量が増えることになる。
本発明は、ポンプディスペンサーを袋容器の注出口部材に装着する際の気密性を、簡単な操作によって、安定した状態で容易に確保することのできる袋容器用ポンプディスペンサーの取付け構造、ポンプディスペンサー、袋容器、及び組合せセット製品を提供することを目的とする。
本発明は、シート材料を用いて形成された袋容器に設けられた注出口部材に、着脱可能に装着されるポンプディスペンサーの取付け構造であって、前記注出口部材は、前記袋容器に固着される固着部と、該固着部から立設して設けられた円筒形状のノズル部とを備えており、前記ポンプディスペンサーのポンプハウジングは、前記ノズル部の中空内部に挿通可能な外径を有していると共に、前記ノズル部の内周面と前記ポンプハウジングとの間の隙間を埋めて、前記ポンプハウジングの外周面に沿って環状に突出する弾性体シーリングリングを備えており、前記ポンプディスペンサーは、前記弾性体シーリングリングを前記ノズル部の内周面に密着させた状態で、前記注出口部材に装着されている袋容器用ポンプディスペンサーの取付け構造を提供することにより、上記目的を達成したものである。
また、本発明は、シート材料を用いて形成された袋容器に設けられた注出口部材に、着脱可能に装着されるポンプディスペンサーであって、前記ポンプディスペンサーのポンプハウジングは、前記注出口部材のノズル部の中空内部に挿通可能な外径を有していると共に、前記ノズル部の内周面と前記ポンプハウジングとの間の隙間を埋める、前記ポンプハウジングの外周面に沿って環状に突出する弾性体シーリングリングを備えており、前記弾性体シーリングリングを前記ノズル部の内周面に密着させた状態で、前記袋容器に前記注出口部材に装着されるポンプディスペンサーを提供することにより、上記目的を達成したものである。
さらに、本発明は、注出口部材が設けられており、該注出口部材にポンプディスペンサーが装着されている、シート材料を用いて形成された袋容器であって、前記注出口部材は、前記シート材料に固着される固着部と、該固着部から立設して設けられた円筒形状のノズル部とを備えており、前記ポンプディスペンサーのポンプハウジングは、前記ノズル部の中空内部に挿通可能な外径を有していると共に、前記ノズル部の内周面と前記ポンプハウジングとの間の隙間を埋めて、前記ポンプハウジングの外周面に沿って環状に突出する弾性体シーリングリングを備えており、前記ポンプディスペンサーは、前記弾性体シーリングリングを前記ノズル部の内周面に密着させた状態で、前記注出口部材に装着されている袋容器を提供することにより、上記目的を達成したものである。
さらにまた、本発明は、注出口部材にポンプディスペンサーが装着されている、シート材料を用いて形成された袋容器と、該袋容器を着脱可能に係止して、該袋容器を支持した状態で配設する袋容器用ホルダーとを含む組合せセット製品であって、前記注出口部材は、前記シート材料に固着される固着部と、該固着部から立設して設けられた円筒形状のノズル部とを備えており、前記ポンプディスペンサーのポンプハウジングは、前記ノズル部の中空内部に挿通可能な外径を有していると共に、前記ノズル部の内周面と前記ポンプハウジングとの間の隙間を埋めて、前記ポンプハウジングの外周面に沿って環状に突出する弾性体シーリングリングを備えており、前記ポンプディスペンサーは、前記弾性体シーリングリングを前記ノズル部の内周面に密着させた状態で、前記注出口部材に装着されており、前記袋容器用ホルダーは、前記袋本体を吊り下げた状態で保持すると共に、前記ポンプディスペンサーのノズルヘッドを押し下げる力を支持する組合せセット製品を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の袋容器用ポンプディスペンサーの取付け構造、ポンプディスペンサー、袋容器、又は組合せセット製品によれば、ポンプディスペンサーを袋容器の注出口部材に装着する際の気密性を、簡単な操作によって、安定した状態で容易に確保することができる。
本発明の好ましい第1実施形態に係る袋容器用ポンプディスペンサーの取付け構造を説明する、袋容器用ホルダーに支持された袋容器の注出口部材に、ポンプディスペンサーを装着した状態の図2のA-Aに沿った略示断面図である。 袋容器用ホルダーによって袋容器を支持した状態の斜視図である。 図1の要部拡大図である。 袋容器の注出口部材に装着されるポンプディスペンサーの略示断面図である。 本発明の好ましい第1実施形態に係る袋容器用ポンプディスペンサーの取付け構造を説明する、他の袋容器用ホルダーに支持された袋容器の注出口部材に、ポンプディスペンサーを装着した状態の図6のB-Bに沿った略示断面図である。 他の袋容器用ホルダーによって袋容器を支持した状態の斜視図である。 本発明の好ましい第2実施形態に係る袋容器用ポンプディスペンサーの取付け構造を説明する、袋容器用ホルダーに支持された袋容器の注出口部材に、ポンプディスペンサーを装着した状態の略示断面図である。
本発明の好ましい第1実施形態に係る袋容器用ポンプディスペンサーの取付け構造10は、図1~図3に示すように、好ましく注出口部材20を袋容器用ホルダー40に着脱可能に係止して、袋容器用ホルダー40に支持された状態で配設されている袋容器11に、ポンプディスペンサー30を装着する際に、袋本体12に収容された内容液がポンプ操作によって減少してゆくのに伴って、袋本体12の内部に空気が流入しないようにする気密性を保持した状態で、ポンプディスペンサー30を、注出口部材20を介して袋容器11に取り付けることを可能にするための取付け構造として採用されたものである。
すなわち、袋容器11の袋本体12は、軟質の柔らかいシート材料を用いて形成されており、空気置換によることなく、袋本体12を減容変形させながら内容液を汲み上げて行くことで、収容された内容液の残量を少なくできる一方で、ポンプ操作により内容液が減少してゆくのに伴って、袋本体12の内部に空気が流入すると、袋容器11を十分に減容させることができなくなって、残量が増加することになる。本第1実施形態の取付け構造10は、例えばポンプディスペンサー30のポンプハウジング31を、袋容器11の注出口部材20に上方から押し込んでゆくだけの、簡単な操作によって、装着キャップ部32が注出口部材20に螺着されたことによるシール性に頼ることなく、ポンプディスペンサー30を袋容器11に取り付けた際の、ポンプディスペンサー30と注出口部材20との気密性を、安定した状態で容易に確保できるようにする機能を備えている。
そして、本第1実施形態の袋容器用ポンプディスペンサーの取付け構造10は、図1及び図3に示すように、シート材料を用いて形成された袋容器11の好ましくは上端部に設けられた注出口部材20に、着脱可能に装着されるポンプディスペンサー30を取り付けるための取付け構造であって、注出口部材20は、袋容器11の好ましくは上端部に固着される固着部21と、固着部21から立設して設けられた円筒形状のノズル部22とを備えている。ポンプディスペンサー30のポンプハウジング31は、ノズル部22の中空内部に挿通可能な外径を有していると共に、ノズル部22の内周面とポンプハウジング31との間の隙間を埋めて、ポンプハウジング31の外周面に沿って環状に突出する弾性体シーリングリング33を備えている。ポンプディスペンサー30は、弾性体シーリングリング33の、好ましくはポンプハウジング31の径方向外方の先端部33aをノズル部22の内周面に密着させた状態で、注出口部材20に装着されている。
本第1実施形態では、袋容器11は、図2にも示すように、軟質の柔らかいシート材料を用いて形成された袋本体12と、袋本体12の天面部12aに取り付けられた注出口部材20とを含んで構成されている。袋容器11の袋本体12は、例えば、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂といったポリオレフィン樹脂等からなる合成樹脂製のフィルム材シート、合成樹脂製のフィルムとアルミニウム等の金属との積層体からなるフィルム材シート、或いは合成樹脂製のフィルムにアルミニウム等の金属を蒸着したフィルム材シート等を、軟質の柔らかいシート材料として好ましく用いることによって、形成されている。本第1実施形態では、公知の各種の方法を用いて、天面シートと側面シートと底面シートとを接合することによって、天面シートによる天面部12aと、側面シートによる側面部12bと、底面シートによる底面部12cとを含む、有底及び有天の縦長筒状の袋本体12が形成される。
なお、袋本体12は、天面シートや底面シートを含むものである必要は必ずしも無く、パウチ形状等の袋本体であっても良く、自立可能なものに限られない。袋本体12は、側面部11bを構成する正面側及び背面側の側面シートの側縁部の間に、2つ折りされたシートを挟み込むことによって形成された、ガセット形状を備える袋本体であっても良い。袋本体12は、天面部12a、側面部12b、及び底面部12cが、連続する一枚のシート材料を用いて形成されていても良い。袋本体12は、天面部12a、側面部12b、及び底面部12cのうちの、任意の2か所又は3か所の部分を連続する一枚のシート材料を用いて形成し、残りの部分を別のシート材料を用いて形成することもできる。天面部12a、側面部12b、及び底面部12cのそれぞれを、別のシート材料を用いて形成することもできる。袋本体12には、内容液として、例えばシャンプー剤、コンディショナー剤、トリートメント剤、ボディウォッシュ剤等が収容されている。
袋容器11の注出口部材20は、例えばPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)等の合成樹脂からなる公知の射出成形品であって、例えば外周面に螺条が形成された円筒形状のノズル部22と、ノズル部22の下端部から外方に向かって平坦に延出する固着部21とが、一体成形された形状を備えている。注出口部材20は、ノズル部22を、袋本体12の天面部12aに設けられた開口穴12dに挿通させるとともに、天面部12の下面に固着部21の上面を接合することによって、袋本体12に取り付けられている。
また、ノズル部22の外周部分には、外側に円環状に張り出して、環状係止ツバ部23が、上下方向に間隔をおいて一対設けられている。これらの一対の環状係止ツバ部23の間の部分を、後述する袋容器ホルダー40の天板部40aに形成された係止用切欠き部40d(図2参照)の切欠き縁部に差し込むことで、注出口部材20のノズル部22を天板部40aに係止させる。これによって、袋容器11を、袋容器ホルダー40に装着した状態で、安定して保持できるようになっている。ノズル部22の外周部分における環状係止ツバ部23よりも上方部分には、後述するポンプディスペンサー30の装着キャップ部32を螺着させる、雄ネジ凸条22a(図3参照)が形成されている。
注出口部材20の固着部21は、ノズル部22の下端部から水平方向に円形状に張り出すようにして、ノズル部22に連続して一体として設けられている。固着部21の外周縁部の平面視形状は、円形状に限られず、楕円形状、六角形状等であっても良い。
本第1実施形態では、袋容器11は、好ましくは、当該袋容器11を着脱可能に係止して当該袋容器11を支持した状態で配設する、袋容器用ホルダーと組み合わせて使用される、組合せセット製品として製造したり、販売したりすることもできる。すなわち、袋容器11は、上述のように、好ましく注出口部材20を袋容器用ホルダー40に係止して、袋容器用ホルダー40に支持された状態で配設することができる。袋容器用ホルダー40は、例えばPP(ポリプロピレン)、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂)、アクリル、ポリエステル、PCT(ポリシクロへキシレン・ジメチレン・テレフタレート)、SAN(スチレンアクリロニトリルコポリマー)等の合成樹脂からなる射出成形品となっている。袋容器用ホルダー40は、図2に示すように、例えば略半トラック円形状の平面形状を備える天板部40aと、天板部40aの3方の辺部から下方に連続して延設する立設側板部40bとを含んで形成されている。
天板部40aの残りの1辺部の下方領域は、袋容器11を袋容器用ホルダー40に着脱する操作を可能にする、着脱開口部となっている。立設側板部40bの底辺部分は、袋容器用ホルダー40を、袋容器11と共に載置面に載置する際の、立設脚部40cを形成している。立設側板部40bは、載置面に載置された際に、装着される袋容器11の袋本体12の高さよりもより高く立設することで、天板部40aを、袋本体12よりも高い位置に配置できるようになっている。これによって、注出口部材20を天板部40aに係止して、袋容器11を袋容器ホルダー40に装着した際に、袋容器11を、天板部40aから吊り下げた状態で保持できるようになっている。
また、本第1実施形態では、袋容器用ホルダー40の天板部40aには、下方領域が着脱開口部となっている1辺部の中央部分から、これと対向する他の1辺部に向けて、当該天板部40aの中心部分まで切り欠かれた、係止用切欠き部40dが形成されている。係止用切欠き部40dは、好ましくは、袋容器11の注出口部材20のノズル部22の外径と、同様の切欠き幅を備えると共に、天板部40aの中心部分で半円形状に腕曲していることで、平面視形状が略U形状の欠き縁部を備えるように形成されている。これによって、上述のように、注出口部材20のノズル部22に設けられた一対の環状係止ツバ部23の間の部分を、係止用切欠き部40dの切欠き縁部に係止させながら、注出口部材20を係止用切欠き部40dに、これの奥部に至るまで差し込むことにより、注出口部材20のノズル部22を天板部40aの中心部分に配置した状態で、袋容器11を、袋容器ホルダー40に安定した状態で装着できるようになっている。またこれによって、ノズルヘッド36を押し下げることによるポンプ操作時に、ノズルヘッド36を押し下げる力を、注出口部材20を介して袋容器用ホルダー40に支持させることができるようになっている。
袋容器11の注出口部材20に装着されるポンプディスペンサー30は、図4にも示すように、ポンプハウジング31、吸上げ筒部35、ノズルヘッド(押圧操作部)36等を備える、公知の吐出具である。ポンプディスペンサー30のポンプハウジング31は、ポンプ室(図示せず)、ボール弁(図示せず)、好ましくはバネによる付勢手段(図示せず)等を内部に含んで構成されている。ポンプディスペンサー30は、横方向吐出流路36aが内部に形成された、押圧操作部として機能するノズルヘッド36を備えている。ポンプディスペンサー30は、ノズルヘッド36に一体として接続した、横方向吐出流路36aと連続する縦方向吐出流路37aを内部に備えるピストン37の作用によって、ポンプハウジング31内のポンプ室を拡縮することにより、内容液を袋本体12から吸い上げて、ノズルヘッド36の先端吐出口36bから吐出させるようになっている。
すなわち、ポンプディスペンサー30による吐出機構では、ノズルヘッド36を押し下げることによりピストン37が往動して下降すると、ピストン37によって圧縮されたポンプ室内の内容液が、ピストン37の縦方向吐出流路37a及び横方向吐出流路36aを経て、ノズルヘッド36の先端吐出口36bから吐出される。他方、内容液の吐出後に、バネによる付勢手段によりピストン37が復動して上昇すると、袋本体12に収容された内容液が、吸上げ筒部35を介して、ポンプハウジング31の内部の減圧されたポンプ室に吸い込まれる。このようなノズルヘッド36への押圧によるポンプ操作を、所定回数行うことによって、必要量の内容液を吸上げ筒部35を介して袋本体12から吸い上げて、ノズルヘッド36の先端吐出口36bから吐出させることができるようになっている。
また、本第1実施形態では、ポンプディスペンサー30には、ポンプハウジング31の上端部に一体として接続させて、装着キャップ部32が取り付けられている。装着キャップ部32は、内側面に雌ネジ凸条32aが形成された円筒形状の螺着スカート部32bと、螺着スカート部32bの上方に一体として設けられた円錐台形状のガイド支持部32cと、ガイド支持部32cの天面部を貫通してこれの上方及び下方に延設して設けられた筒状ガイド部32dとを含んで形成されている。ポンプディスペンサー30のポンプハウジング31を、袋容器11の注出口部材20のノズル部22に押し込むと共に、螺着スカート部32bの雌ネジ凸条32aを、袋容器11のノズル部22の外周部分に設けられた雄ネジ凸条22aに螺着することによって、ポンプディスペンサー30を、袋容器11の注出口部材20に装着することができる(図3参照)。
装着キャップ部32の筒状ガイド部32dは、ガイド支持部32cを介して注出口部材20に螺着された装着キャップ部32から支持されることで、注出口部材20のノズル部22と同心状に配置された状態で設けられている。筒状ガイド部32dは、ポンプディスペンサー30のピストン37の、内部に縦方向吐出流路37aが形成された円筒部37bの外径と、同様の内径を有しており、ガイド支持部32cの天面部の上方及び下方に延設して、相当の長さで設けられている。これによって、ピストン37を上下に往復移動させる際に、ピストン37を摺動させることによりガイドして、上述のノズルヘッド36を押し下げることによるポンプ操作を、安定した状態で行なうことができるようになっている。
また、筒状ガイド部32dの、ガイド支持部32cの天面部よりも上方に延設する部分の外周面には、仮止用雄ネジ凸条32eが設けられている。この仮止用雄ネジ凸条32eに、ノズルヘッド36から下方に突出して配置された仮止用スカート部36cの、内周面に形成された仮止用雌ネジ凸条36dを螺着することにより、例えばポンプディスペンサー30を使用していない時に、ピストン37を最も押し込まれた位置に仮止めして、ノズルヘッド36が誤って押し下げられることになるの、回避することが可能になる。
さらに、装着キャップ部32のガイド支持部32cには、天面部の外周縁部から下方に突出して、嵌着リング部32fが、筒状ガイド部32dの外周面との間に間隔をおいて、筒状ガイド部32dと同心状に配置されて設けられている。嵌着リング部32fの内周面と筒状ガイド部32dの外周面との間の間隔部分に、ポンプハウジング31の上端部から一体となって上方に突出する係着リング部31aを、嵌め込むようして係着させることにより、ポンプディスペンサー30に装着キャップ部32を、一体として取り付けることが可能になる。これらによってポンプディスペンサー30は、装着キャップ部32を介して、袋容器11の注出口部材20に着脱可能に装着されることになる。
そして、本第1実施形態の袋容器用ポンプディスペンサーの取付け構造10は、図1及び図3に示すように、ポンプディスペンサー30のポンプハウジング31が、注出口部材20のノズル部22の中空内部に挿通可能な外径を有していると共に、ノズル部22の内周面とポンプハウジング31との間の隙間を埋めて、ポンプハウジング31の外周面に沿って環状に突出する、弾性体シーリングリング33を備えている。
すなわち、本第1実施形態では、注出口部材20の円筒形状のノズル部22は、例えば10~25mm程度の内径を有する、円形の中空の断面形状を備えており、ポンプディスペンサー30のポンプハウジング31は、9~24mm程度の外径を有する、円形の断面形状を備えている。これによって、ノズル部22の内周面とポンプハウジング31の外周面との間には、1~3mm程度の幅の円環状に連続する隙間が保持されるようになっている。この円環状の隙間を埋めるようにして、弾性体シーリングリング33が、ポンプハウジング31の外周面に沿って環状に突出して設けられている。
ここで、弾性体シーリングリング33を形成するための弾性体としては、天然ゴム、合成ゴム、エラストマー、ポリウレタン等を用いることができる。また弾性体シーリングリング33を形成するための弾性体は、JIS K6253で規定する硬度が20~70A(A型ショア硬度)の弾性体であることが好ましい。弾性体シーリングリング33が、硬度が20~70Aの弾性体を用いて形成されていることにより、ポンプディスペンサー30を袋容器11の注出口部材20に装着する際に、ポンプハウジング31をノズル部22に押し込んで行く押込み力を、適度な大きさとしつつも、ポンプディスペンサー30と注出口部材20との高い気密性が確保されるように、弾性体シーリングリング33の形状等を容易に調整することが可能になる。
また、弾性体シーリングリング33は、好ましくは、円形の断面形状を有するポンプハウジング31の径方向外側に向けて先細りとなる部分を含む断面形状として、ポンプハウジング31側の基端部を底辺部とする、三角形状の断面形状を備えている。弾性体シーリングリング33が三角形状の断面形状を備えていることにより、ポンプディスペンサー30を注出口部材20に着脱する際の、ポンプハウジング31のノズル部22からの抜き差しを、よりスムーズに行うことが可能になる。
ここで、弾性体シーリングリング33が三角形状の断面形状を備えている場合には、弾性体シーリングリング33の、ポンプハウジング31から注出口部材20のノズル部22の内周面に向けた突出高さは、ノズル部22の内周面とポンプハウジング31との間の隙間の間隔よりも、0.3~3mm程度大きくなっていることが好ましく、0.5~1mm程度大きくなっていることがさらに好ましい。これによって、ポンプディスペンサー30を袋容器11の注出口部材20に装着する際に、ポンプハウジング31をノズル部22に押し込んで行く押込み力を、適度な大きさとしつつも、ポンプディスペンサー30と注出口部材20との高い気密性を確保することが可能になる。
ポンプディスペンサー30は、弾性体シーリングリング33とは異なる材質の合成樹脂から形成されており、弾性体シーリングリング33を、ポンプディスペンサー30のポンプハウジング31の外周面に、一体として取り付ける方法としては、接着剤を用いた方法、熱融着による方法等を採用することができる。また、弾性体シーリングリング33を、ポンプハウジング31の外径よりも僅かに小さな内径を有する、弾性体からなる円筒形状の弾性スリーブ(図示せず)と共に一体成形し、弾性スリーブを、拡径するように弾性変形させながらポンプハウジング31の外周面に装着することによって、弾性体シーリングリング33を、ポンプハウジング31の外周面に取り付けるようにすることもできる。弾性体シーリングリング33は、ポンプハウジングの外周面に沿って、2段又は3段以上に設けることもできる。弾性体シーリングリング33を複数段設けることにより、ポンプディスペンサー30の垂直安定性を向上させ、ぐらつきを抑制することが可能となる。
本第1実施形態では、ポンプディスペンサー30は、注出口部材20を係止して袋容器用ホルダー40に保持された袋容器11の、当該注出口部材20に、これの上方から吸上げ筒部35及びポンプハウジング31を挿入し、本第1実施形態の取付け構造10によって、弾性体シーリングリング33の、好ましくはポンプハウジング31の径方向外方の環状の先端部33aを、ノズル部22の内周面に密着させた状態で、当該注出口部材20に装着されると共に、装着キャップ部32をノズル部22に螺着することによって、袋容器11の注出口部材20に着脱可能に取り付けることができる。
そして、本第1実施形態の袋容器用ポンプディスペンサーの取付け構造10によれば、ポンプディスペンサー30を袋容器11の注出口部材20に装着する際の気密性を、簡単な操作によって、安定した状態で容易に確保することが可能になる。
すなわち、本第1実施形態によれば、ポンプディスペンサー30のポンプハウジング31は、ノズル部22の中空内部に挿通可能な外径を有していると共に、ノズル部22の内周面とポンプハウジング31との間の隙間を埋めて、ポンプハウジング31の外周面に沿って環状に突出する弾性体シーリングリング33を備えている。
これによって、本第1実施形態によれば、ポンプディスペンサー30のポンプハウジング31を、袋容器11の注出口部材20に上方から押し込んでゆくだけの、簡単な操作によって、例えば装着キャップ部32が注出口部材20に螺着されたことによるシール性に頼ることなく、ポンプディスペンサー30を袋容器11に取り付けた際の、ポンプディスペンサー30と注出口部材20との気密性を、安定した状態で容易に確保することが可能になる。またこれによって、例えば装着キャップ部32のノズル部22への螺着が緩んだ場合でも、気密性が損なわれないようにすることが可能になる。またこれによって、袋本体12に収容された内容液が、ポンプディスペンサー30のポンプ操作によって減少してゆくのに伴って、袋本体12の内部に空気が流入しないようにして、袋本体12が十分に減容されなくなることで内容液の残量が増えるのを、効果的に回避することが可能になる。
図5は、上記の第1実施形態の袋容器用ポンプディスペンサーの取付け構造10によって、袋本体12の好ましくは上端部に設けられた注出口部材20に、ポンプディスペンサー30が着脱可能に装着された袋容器11が、図1に示す袋容器用ホルダー40とは異なる構成の他の袋容器用ホルダー50によって支持されている形態を示すものである。なお、図5に示す形態に関して、図1に示す形態と異なる構成部分について主として説明し、同様の構成部分については同一の符号を付して説明を省略している。特に言及しない構成部分については、図1に示す形態に関する説明が適宜適用される。
すなわち、図5に示す形態では、袋容器用ホルダー50は、図6にも示すように、天面部が開口面となっている円筒形状の筒状胴部50aと、筒状胴部50aの底面部を閉塞すると共に、立設脚部となる底部50bとを含んで構成されている。また、図5に示す形態では、ポンプディスペンサー30に一体として取り付けられた装着キャップ部32には、円筒形状の螺着スカート部32bと円錐台形状のガイド支持部32cとの接続部分から外側に張り出して、円盤形状の係止蓋部32gが設けられている。係止蓋部32gは、筒状胴部50aの外径と同様の外径を備えると共に、外周縁部から下方に突出して、袋容器用ホルダー50の筒状胴部50aの天端部に係止される周縁係止部32hを有している。周縁係止部32hを、袋容器用ホルダー50の筒状胴部50aの天端部に係止することにより、注出口部材20にポンプディスペンサー30が装着された袋容器11を、注出口部材20の一対の環状係止ツバ部23を介することなく支持して、袋容器用ホルダー50の内側に袋本体12を吊り下げた状態で保持することが可能になる。
図5に示す形態によっても、上述の第1実施形態の袋容器用ポンプディスペンサーの取付け構造10により、袋本体12の上端部に設けられた注出口部材20に、ポンプディスペンサー30が着脱可能に装着されているので、図1に示す形態と同様の作用効果が奏される。また、係止蓋部32gの周縁係止部32hを、筒状胴部50aの天端部に係止して、袋容器11を容器ホルダー50に保持しているので、ノズルヘッド36を押し下げることによるポンプ操作時に、注出口部材20の一対の環状係止ツバ部23を介することなく、ノズルヘッド36を押し下げる力を袋容器用ホルダー50に直接支持させることが可能になって、ポンプ操作を、より安定した状態で行なうことが可能になる。
図7は、本発明の好ましい第2実施形態に係る袋容器用ポンプディスペンサーの取付け構造10’を説明するものである。本第2実施形態の取付け構造10’では、ポンプディスペンサー30に、円筒形状の螺着スカート部や円錐台形状のガイド支持部は設けられておらず、ポンプ操作時における上方からの荷重は、注出口部材20のノズル部22の下部に設けられた絞り突起24に、ポンプハウジング31の外周面に沿って環状に突出する弾性体シーリングリング33’を係止することで支持している構成が、図1に示す上記の第1実施形態の取付け構造10と相違している。なお、図7に示す第2実施形態に関して、図1に示す第1実施形態と異なる構成部分について主として説明し、同様の構成部分については同一の符号を付して説明を省略している。特に言及しない構成部分については、図1に示す上記の第1実施形態に関する説明が適宜適用される。
すなわち、図7に示す第2実施形態では、ポンプディスペンサー30のポンプハウジング31の上端部から上方に連続して延設して、筒状ガイド部32d’が設けられており、ポンプハウジング31の外周面には、ノズル部22の内周面とポンプハウジング31との間の隙間を埋めて、ポンプハウジング31の外周面に沿って径方向外側に向けて環状に突出する、弾性体シーリングリング33’が設けられている。本第2実施形態では、弾性体シーリングリング33’は、好ましくは、ポンプハウジング31の径方向外側に向けて先細りとなる部分を含む断面形状である、台形状の断面形状として、ポンプハウジング31側の基端部を下底とし、下底と下辺部との角部が直角となった、直角台形状の断面形状を備えている。ノズル部22の下部の内側面から内側に突出する絞り突起24に、弾性体シーリングリング33’が上方から係止されることによって、ポンプ操作時における上方からの荷重となるノズルヘッド36を押し下げる力を、支持できるようになっている。
図7に示す第2実施形態の取付け構造10’によっても、ポンプディスペンサー30のポンプハウジング31は、ノズル部22の中空内部に挿通可能な外径を有していると共に、ノズル部22の内周面とポンプハウジング31との間の隙間を埋めて、ポンプハウジング31の外周面に沿って環状に突出する弾性体シーリングリング33’を備えているので、上記の第1実施形態の取付け構造10と同様の作用効果が奏される。また、絞り突起24に弾性体シーリングリング33’が係止されることで、ポンプ操作時における上方からの荷重を支持するようになっているので、ポンプディスペンサー30が袋容器11に深く入り込みすぎることがなく、吸上げ筒部35の下端が袋容器11の底部と接触して、内容液の吸い込み口が閉塞されるのを効果的に防止することが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、ポンプディスペンサーが注出口部材に着脱可能に装着される袋容器は、袋容器用ホルダーに支持された状態で配設されるものである必要は必ずしも無く、その他の方法によって、支持された状態で保持されるものであっても良い。手で把持して用いるものであっても良い。注出口部材は、袋容器の上端部以外の部分に設けられていても良い。
10,10’ 袋容器用ポンプディスペンサーの取付け構造
11 袋容器
12 袋本体
12a 天面部
12b 側面部
12c 底面部
12d 開口穴
20 注出口部材
21 固着部
22 ノズル部
23 環状係止ツバ部
24 絞り突起
30 ポンプディスペンサー
31 ポンプハウジング
32 装着キャップ部
32b 螺着スカート部
32c ガイド支持部
32d,32d’ 筒状ガイド部
32g 係止蓋部
32h 周縁係止部
33,33’ 弾性体シーリングリング
33a 先端部
35 吸上げ筒部
36 ノズルヘッド
36a 横方向吐出流路
36b 先端吐出口
37 ピストン
37a 縦方向吐出流路
40,50 袋容器用ホルダー
40a 天板部
40b 立設側板部
40c 立設脚部
40d 係止用切欠き部
50a 筒状胴部
50b 底部

Claims (9)

  1. シート材料を用いて形成された袋容器に設けられた注出口部材に、着脱可能に装着されるポンプディスペンサーの取付け構造であって、
    前記注出口部材は、前記袋容器に固着される固着部と、該固着部から立設して設けられた円筒形状のノズル部とを備えており、
    前記ポンプディスペンサーのポンプハウジングは、前記ノズル部の中空内部に挿通可能な外径を有していると共に、前記ノズル部の内周面と前記ポンプハウジングとの間の隙間を埋めて前記ポンプハウジングの外周面に沿って環状に突出する、前記ポンプハウジングの径方向外側に向けて先細りとなる部分を含む断面形状を有する弾性体シーリングリングを備えており、
    該弾性体シーリングリングは、前記ポンプハウジングの外周面に一体として取り付けられた三角形状又は台形状の断面形状を備えており、
    前記ポンプディスペンサーは、前記弾性体シーリングリングを前記ノズル部の内周面に密着させた状態で、前記注出口部材に装着されている袋容器用ポンプディスペンサーの取付け構造。
  2. 前記弾性体シーリングリングは、硬度が20~70Aの弾性体からなる請求項1記載の袋容器用ポンプディスペンサーの取付け構造。
  3. 前記弾性体シーリングリングは、接着剤を用いた方法又は熱融着による方法によって、前記ポンプハウジングの外周面に一体として取り付けられている請求項1又は2記載の袋容器用ポンプディスペンサーの取付け構造。
  4. 前記弾性体シーリングリングは、前記ポンプハウジングの外径よりも小さな内径を有する、弾性体からなる円筒形状の弾性スリーブと共に一体成形し、該弾性スリーブを、拡径するように弾性変形させながら前記ポンプハウジングの外周面に装着することによって、前記ポンプハウジングの外周面に一体として取り付けられている請求項1又は2記載の袋容器用ポンプディスペンサーの取付け構造。
  5. 前記ノズル部は、高さ方向に3等分した下部における内面側に、前記ノズル部の中心方向に向かって突出する絞り突起を有しており、該絞り突起に前記弾性体シーリングリングが係止されることで、ポンプ操作時における上方からの荷重を支持するようになっている請求項1~4のいずれか1項記載の袋容器用ポンプディスペンサーの取付け構造。
  6. 前記袋容器は、前記注出口部材を袋容器用ホルダーに着脱可能に係止して、該袋容器用ホルダーに支持された状態で配設されている請求項1~5のいずれか1項記載の袋容器用ポンプディスペンサーの取付け構造。
  7. シート材料を用いて形成された袋容器に設けられた注出口部材に、着脱可能に装着されるポンプディスペンサーであって、
    前記ポンプディスペンサーのポンプハウジングは、前記注出口部材のノズル部の中空内部に挿通可能な外径を有していると共に、前記ノズル部の内周面と前記ポンプハウジングとの間の隙間を埋めて前記ポンプハウジングの外周面に沿って環状に突出する、前記ポンプハウジングの径方向外側に向けて先細りとなる部分を含む断面形状を有する弾性体シーリングリングを備えており、
    該弾性体シーリングリングは、前記ポンプハウジングの外周面に一体として取り付けられた三角形状又は台形状の断面形状を備えており、
    前記弾性体シーリングリングを前記ノズル部の内周面に密着させた状態で、前記注出口部材に装着されるポンプディスペンサー。
  8. 注出口部材が設けられており、該注出口部材にポンプディスペンサーが装着されている、シート材料を用いて形成された袋容器であって、
    前記注出口部材は、前記シート材料に固着される固着部と、該固着部から立設して設けられた円筒形状のノズル部とを備えており、
    前記ポンプディスペンサーのポンプハウジングは、前記ノズル部の中空内部に挿通可能な外径を有していると共に、前記ノズル部の内周面と前記ポンプハウジングとの間の隙間を埋めて前記ポンプハウジングの外周面に沿って環状に突出する、前記ポンプハウジングの径方向外側に向けて先細りとなる部分を含む断面形状を有する弾性体シーリングリングを備えており、
    該弾性体シーリングリングは、前記ポンプハウジングの外周面に一体として取り付けられた三角形状又は台形状の断面形状を備えており、
    前記ポンプディスペンサーは、前記弾性体シーリングリングを前記ノズル部の内周面に密着させた状態で、前記注出口部材に装着されている袋容器。
  9. 注出口部材にポンプディスペンサーが装着されている、シート材料を用いて形成された袋容器と、該袋容器を着脱可能に係止して、該袋容器を支持した状態で配設する袋容器用ホルダーとを含む組合せセット製品であって、
    前記注出口部材は、前記シート材料に固着される固着部と、該固着部から立設して設けられた円筒形状のノズル部とを備えており、
    前記ポンプディスペンサーのポンプハウジングは、前記ノズル部の中空内部に挿通可能な外径を有していると共に、前記ノズル部の内周面と前記ポンプハウジングとの間の隙間を埋めて前記ポンプハウジングの外周面に沿って環状に突出する、前記ポンプハウジングの径方向外側に向けて先細りとなる部分を含む断面形状を有する弾性体シーリングリングを備えており、
    該弾性体シーリングリングは、前記ポンプハウジングの外周面に一体として取り付けられた三角形状又は台形状の断面形状を備えており、
    前記ポンプディスペンサーは、前記弾性体シーリングリングを前記ノズル部の内周面に密着させた状態で、前記注出口部材に装着されており、
    前記袋容器用ホルダーは、前記袋本体を吊り下げた状態で保持すると共に、前記ポンプディスペンサーのノズルヘッドを押し下げる力を支持する組合せセット製品。
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