JP4918978B2 - キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、芳香剤、殺虫剤、動物忌避剤等の揮発性のある液体が収容された容器に嵌着されるキャップであって、特に、未使用時には容器内の液体の揮散を防ぎ、使用時には簡単な操作で容器内の液体を外部に揮散させるキャップに関するものである。
従来から、芳香剤等の揮発性のある液体が収容された容器は種々存在するが、例えば、特許文献1に開示された容器の発明は、液状の芳香剤を収容した容器と、この容器の開口を密封し、使用時には取り外されるハット状の中栓蓋と、この中栓蓋が取り外された状態で、芳香剤の芳香成分を外部に揮散させるための通気孔を有するキャップとを備えている。このキャップは、容器の瓶口部の雄ネジ部に螺合する雌ネジ部を有するリング部と、側面に設けられた通気孔の内側でその開口を閉じたり大きさを調節するための通気孔の形状に合わせてリング部より突出形成されたシャッタ部とからなる可動部材が下端周縁に一体化された二重蓋となっており、また、キャップの天面には、上述した通気孔の他に複数の通気孔が放射状に設けられ、常時開放されている。さらに、容器内には、芳香剤を吸い上げる不織布等からなる吸液体である芯材が配されており、この芯材の下半部が芳香剤中に浸漬され、使用時に中栓蓋を取り外した状態で、芯材上端の揮散面より芳香成分をキャップの通気孔を介して外部に揮散させている。
特開2003−12068号公報
しかしながら、特許文献1の発明では、容器の開口を密封し、使用時には取り外される中栓蓋が別体として構成されており、使用中に、容器内の芳香剤の揮散を止めたい時には、キャップを取り外し、中栓蓋を容器の開口に取り付けて、再度キャップを取り付ける必要があり、取り扱いが非常に面倒である。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、揮発性のある液体が収容された容器に嵌着され、未使用時には容器内の液体の揮散を防ぐと共に、使用時には簡易な操作で容器内の液体を外部に揮散させることが可能で、しかも、揮散させる量を容易に調節することのできるキャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明は、揮発性のある液体が収容された容器に嵌着されると共に、前記容器の底部と、前記容器に内装される吐出パイプを介して連通されるキャップであって、該キャップは、前記吐出パイプの吐出口を開閉可能に密封する密封部と、該密封部の上部に設けられ、天井面を有し、且つ、側面に前記吐出パイプの吐出口に連通する吐出口を有する吐出筒部と、前記密封部及び吐出筒部の周囲に設けられた溜まり部と、前記密封部及び前記溜まり部を覆うように配置された、通気孔を有する壁部と、を有し、前記壁部には、上面視にて中心に向かって互いに対向するように間隔を開けて複数配列される断面クランク状の円弧片が形成され、該各円弧片の間に前記通気孔が形成され、前記容器の胴部を押圧することにより、前記吐出パイプの前記吐出口から吐出される液体又は泡状体を前記吐出筒部の吐出口を経由して横方向に吐出させて、前記溜まり部に貯溜させ、前記溜まり部内に貯溜された液体又は泡状体を前記壁部の通気孔から外部に揮散させることを特徴とするものである。
このように構成することにより、未使用時には、密封部により、容器に内装され、容器の底部と連通される吐出パイプの吐出口が密封されて、容器内の液体と外気とが遮断される。
一方、使用時には、密封部を作動させて、容器内の吐出パイプの吐出口を開放すると共に、容器の胴部を押圧することで容器内の液体を吐出パイプの吐出口から密封部の上部に設けた吐出筒部の吐出口を経由して横方向に吐出させて、液体のまま、又は泡状体として溜まり部内に貯溜させておく。すると、溜まり部内の液体又は泡状体は壁部に設けた通気孔から外部に揮散される。
また、壁部には、上面視にて中心に向かって互いに対向するように間隔を開けて複数配列される断面クランク状の円弧片が形成され、該各円弧片の間に通気孔が形成されるので、各通気孔からの埃等の異物の侵入を抑制することができる。
請求項に記載した発明は、請求項に記載した発明において、前記隣り合う円弧片において、一方の円弧片の径方向外端と、他方の円弧片の径方向内端とは径方向でほぼ同一位置に配置されることを特徴とするものである。
このように構成することにより、さらに、各通気孔から埃等の異物が侵入しにくくなる。
本発明の請求項1に記載した発明によれば、揮発性のある液体が収容された容器に嵌着されると共に、容器の底部と、容器に内装される吐出パイプを介して連通されるキャップには、該吐出パイプの吐出口を開閉可能に密閉する密封部が設けられているので、未使用時には、密封部により吐出パイプの吐出口を密封でき、容器内の液体と外気とを遮断して、容器内の液体の揮散を防ぐことができる。
一方、使用時には、密封部を作動させて吐出パイプの吐出口を開放した後、容器の胴部を押圧することで容器内の液体を所望量液体のまま、又は泡状体として吐出パイプの吐出口から溜まり部内に吐出させれば、溜まり部内の液体又は泡状体が、壁部の通気孔から外部に揮散されるようになる。また、密封部の上部に設けた吐出筒部は、天井面を有し、且つ、側面に吐出口が開口されていることにより、吐出パイプの吐出口からの液体又は泡状体は、吐出筒部の吐出口から横方向に吐出されるため、吐出された液体又は泡状体が壁部の通気孔を通って外部へ直接出ることを抑制することができる。また、壁部には、断面クランク状の円弧片の間に通気孔が形成されるので、各通気孔からの埃等の異物の侵入を抑制することができる。
このように、容器の底部と連通される吐出パイプの吐出口の開閉操作が容易であり、しかも、使用時には、使用したい量だけを溜まり部内に貯溜させればよいので、使用量の調節が可能となる。
請求項に記載した発明によれば、壁部に設けた各通気孔からの埃等の異物の侵入を、さらに抑制することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図1〜図7に基いて詳細に説明する。
まず、本発明の実施の形態に係るキャップが嵌着される容器について説明する。
容器1は、図1に示すように、内部に揮発性のある液体が収容された有底楕円筒状の容器本体3の口部である雄螺子筒部5にベースキャップ4が螺着されてなる。
ベースキャップ4は、図4(b)に示すように、略円筒状であってその下部に容器口と係合する雌螺子を内壁に有する下筒部4aと、下筒部4aの内側に適宜間隔を置いて設けたシール筒部4bと、シール筒部4bの内側に設けた吐出通路7を有する吐出筒部4cとを備え、また、ベースキャップ4の上部には、外側から順に間隔を置いて、同心円状に延びる、外側係合筒部4dと、その内側の中間筒部4eと、更にその内側の内側係合筒部4fとを備えている。この内側係合筒部4fは、吐出筒部4cの上部から連続している。
さらに、ベースキャップ4には、内側係合筒部4fと吐出筒部4cとの接続部付近の内周面から、上方に延び、天井面を有する吐出筒部4gが突設されており、吐出筒部4gの側面に吐出口6を有している。また、外側係合筒部4dと中間筒部4eとの間、及び中間筒部4eと内側係合筒部4fとの間は、それぞれ環状壁で塞がれている。なお、符号4hで示すものは空気流入孔である。
さらにまた、外側係合筒部4dの内周面には、係合突条部4d’、4d’が上下に間隔を置いて2条形成されており、内側係合筒部4fの上部外周面にも、係合突条部4f’が1条形成されている。
また、図1に示すように、ベースキャップ4の吐出通路7を有する吐出筒部4cの下方には、この吐出筒部4cの下端部を覆うように配される大径筒部8と、大径筒部8から連続して下方に延びる小径筒部9とを有し、内部に、メッシュ保持体12を介して気液混合室10aを有する混合筒部10が配されている。また、この混合筒部10の側面には空気流入孔8aが形成されている。さらに、ベースキャップ4の吐出通路7を有する吐出筒部4cの上下方向略中間の外周面には、逆止弁11が圧入密着状態で嵌合されて、その弁体11aがベースキャップ4におけるシール筒部4bよりも内方に位置する弁座に接離されている。
さらに、図1に示すように、混合筒部10内で、吐出筒部4cの下端には、上端にメッシュ13が溶着されたメッシュ保持体12が配されている。また、チューブ15が混合筒部10の小径筒部9内から容器本体3内の底部まで延びており、容器本体3内に収容された液体に浸漬されている。
そして、図1に示すように、ベースキャップ4の下筒部4aが、容器本体3の雄螺子筒部5に螺着されると、ベースキャップ4のシール筒部4bが、容器本体3の雄螺子筒部5の内周面に密着して容器本体3の開口がシールされる。
本発明において、容器1に内装され、容器本体3内の底部と連通される吐出パイプは、チューブ15、混合筒部10、吐出筒部4c及び吐出筒部4gから構成されると共に、吐出パイプの吐出口は、吐出筒部4gの側面に設けた吐出口6に相当する。また、この吐出パイプが、後で詳述する本発明の実施の形態に係るキャップ2に連通するようになる。
次に、容器1のベースキャップ4に被冠される、本発明の実施の形態に係るキャップ2について、図4(a)に基き、図1〜図3も参照しながら説明する。
本発明の実施の形態に係るキャップ2は、図1及び図4(a)に示すように、ベースキャップ4全体を上方から被うような略円筒状を呈している。このキャップ2は、ベースキャップ4の内側係合筒部4fと吐出筒部4gとの間に嵌挿され、吐出筒部4gの吐出口6を密封する筒状密閉部(密閉部)21gと、この筒状密閉部21gの周囲に設けられ、吐出口6から吐出される液体又は泡状体(本実施の形態では泡状体)を貯溜させる溜まり部20とを少なくとも有する、上面が開放されたキャップ本体21を有し、該キャップ本体21には、溜まり部20内の泡状体を外部に揮散させる複数の通気孔24を有する蓋体(壁部)22が、その上面開放を閉塞するように取り付けてある。
キャップ本体21は、図4(a)に示すように、上面が開放されており、外側から順に間隔を置いて、同心円状に延びる、最外側筒部21aと、外側筒部21bと、外側係合筒部21cと、空気シール筒部21dと、内側係合筒部21eと、前述した筒状密閉部21gとを備えている。また、外側筒部21bと、外側係合筒部21cと、空気シール筒部21dと、内側係合筒部21eとは、それぞれの上端が上壁21hで接続されている。
また、キャップ本体21の略中央に位置する筒状密閉部21gの上部に、上壁21hから上方に延び、天井面を有し、且つ、側面に吐出口21f’を開口した吐出筒部21fを備えている。
そこで、最外側筒部21a及び外側筒部21bそれぞれの下端は、底壁21iにて接続されており、この部位が、環状に延びる溜まり部20として構成される。また、最外側筒部21aの上部外周面には、係止段部21a’が周設されている。
蓋体22は、略円板状で、図4(a)に示す側面視において、円弧状に湾曲している。また、この蓋体22は、図2に示す上面視において、中心に向って互いに対向するように配列される複数の円弧片23を備えている。この円弧片23は、図4(a)に示す側面視において、断面クランク状に形成されており、これら隣接する円弧片23、23間に通気孔24を設けている。なお、隣り合う円弧片23、23は、一方の蓋体半径方向外端と他方の蓋体半径方向内端とが半径方向でほぼ同一位置に配置されているため、蓋体22は、上方から埃等の異物が侵入しにくくなっている。
さらに、図4(a)に示すように、蓋体22は、外側から間隔を置いて、下方で且つ環状に延びる、係合筒部22aと、保持筒部22bとを備えている。係合筒部22aの下端内周面には係合突条部22a’が1条形成されている。
そして、蓋体22を、図4(a)に示すように、キャップ本体21の上面開放を覆うように配置して、蓋体22の係合筒部22aと保持筒部22bとの間に、キャップ本体21の最外側筒部21aを挿入すると共に、蓋体22の係合筒部22aに設けた係合突条部22a’を、キャップ本体21の最外側筒部21aの上部外周面に設けた係止段部21a’に係止させて、蓋体22をキャップ本体21に一体的に装着する。
次に、蓋体22がキャップ本体21に装着されてなるキャップ2は、図1及び図3に示すように、容器本体3に螺着されているベースキャップ4に上下方向にスライド自在に嵌挿される。
すなわち、キャップ本体21の外側筒部21bがベースキャップ4の外側係合筒部4dの外周面を、キャップ本体21の外側係合筒部21cがベースキャップ4の外側係合筒部4dと中間筒部4eとの間を、キャップ本体21の空気シール筒部21dがベースキャップ4の中間筒部4eの内周面を、キャップ本体21の内側係合筒部21eがベースキャップ4の内側係合筒部4fの外周面を、それぞれ上下にスライド自在に嵌挿される。さらに、キャップ本体21の筒状密封部21gが、ベースキャップ4の内側係合筒部4fの内周面を上下方向にスライド自在に嵌挿される。
そこで、図1の状態、すなわち、キャップ本体21の外側筒部21bの下部に設けられた段部21b’が、ベースキャップ4の下筒部4a上の係止段部4a’に係止された状態において、キャップ本体21の筒状密封部21gが、ベースキャップ4の吐出筒部4gと内側係合筒部4fとの間に緊密に挿入されることで、ベースキャップ4の吐出筒部4gに設けた吐出口6が密封される。この状態が閉位置となる。
一方、図1の状態から、図3の状態、すなわち、キャップ2を、キャップ本体21の外側係合筒部21cに設けた係合突条21c’が、ベースキャップ4の外側係合筒部4dに設けた上下の係合突条部4d’4d’間に係合されると共に、キャップ本体21の内側係合筒部21eに設けた係合突条部21e’が、ベースキャップ4の内側係合筒部4fに設けた係合突条部4f’に係合されるまで上方にスライドさせる。この状態になると、キャップ本体21の筒状密封部21gが、ベースキャップ4の吐出筒部4gと内側係合筒部4fとの間から抜脱されると共に、ベースキャップ4の吐出筒部4gの吐出口6が開放され、該吐出口6が、キャップ本体21の吐出筒部21fの吐出口21f’と連通する状態となる。この状態が開位置となる。
そして、容器1内の液体を揮散させる際には、キャップ2を開位置(図3の状態)まで上方にスライドさせて、容器1の吐出口6を開放した後、容器本体3の胴部を押圧すると、容器本体3内の液体がチューブ15内を上昇して、気液混合室10aに送り込まれると共に、容器本体3内の空気が混合筒部10の空気流入孔8aを通って、気液混合室10aに送り込まれ、液体に空気が混ざり発泡する。この発泡した気液混合物は、メッシュ13で均質な泡にされて、この泡状体がベースキャップ4の吐出筒部4c内の吐出通路7を上昇し、吐出筒部4gの吐出口6を通って、キャップ本体21の吐出筒部21fに設けた吐出口21f’から横方向に吐出される。この吐出された泡状体は、キャップ本体21の上壁21hの上面から外側筒部21bの外周面に沿って流下し、溜まり部20内に貯溜される。そして、溜まり部20内に溜まった泡状体は、蓋体22に設けた複数の通気孔24から外部に揮散される。
また、所望量の泡状体をキャップ本体21の溜まり部20内に貯溜させた後は、キャップ2を閉位置(図1の状態)まで下方にスライドさせておけば、キャップ本体21の筒状密封部21gが、ベースキャップ4の吐出筒部4gと内側係合筒部4fとの間に緊密に挿入されて、容器1の吐出口6が密封される。
このように、所望量の泡状体を溜まり部20内に貯溜させた後は、キャップ2を閉位置まで下方にスライドさせて、容器1の吐出口6を密封することにより、容器1内の液体が必要以上に外部に揮散されるのを防ぐ。
なお、図1及び図4(a)に示すように、上述したキャップ本体21の溜まり部20内に、液体又は泡状体を含浸させる多孔質体のスポンジ25等を配置してもよい。このように構成することにより、特に、溜まり部20内に液体を貯溜させる場合、溜まり部20内の液体をスポンジ25に含浸させておけば、容器1が傾いたり、転倒したりした場合でも、液体が蓋体22の通気孔24から急激に流出することはない。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係るキャップ2によれば、未使用時には、キャップ2を閉位置まで下方にスライドさせておけば、キャップ2に設けた筒状密封部21gにより、容器1に内装され、容器本体3の底部と連通する、チューブ15、混合筒部10、吐出筒部4c及び吐出筒部4gからなる吐出パイプの吐出口6が密封されて、容器1内の液体の揮散を防ぐことができる。
一方、使用時には、キャップ2を開位置まで上方にスライドさせて、容器1内の吐出パイプの吐出口6を開放させた後、容器1の胴部を押圧すれば、容器1内の液体及び空気が共に気液混合室10aに送り込まれて混合され、この気液混合物がメッシュ13を通過して均質に泡状化される。その後、この泡状体は、容器1内の吐出パイプの吐出口6から吐出されて、キャップ本体21の上壁21h及び外側筒部21bに沿って流下し、溜まり部20内に貯溜される。そして、溜まり部20内に溜まった泡状体は、蓋体22に設けた複数の通気孔24から外部に揮散される。
このように、キャップ2を上下にスライドさせるだけで、容器1内の吐出パイプの吐出口6を開閉でき、吐出口6の開閉操作が容易となる。また、このようなスライド式の筒状密封部21gにより、輸送時の予期せぬ衝撃に対しても、十分な密封性を保持できる。
さらに、容器本体3の胴部を押圧して、所望量の液体を泡状体として溜まり部20内に貯溜させた後は、キャップ2を閉位置までスライドさせれば、容器1内の液体は揮散されず、溜まり部20内の泡状体だけが揮散されるので、外部に揮散させる量を使用者が容易に調節することができる。
また、キャップ本体21の吐出筒部21fは、天井面を有し、且つ、側面に吐出口21f’が、開口されていることにより、液体又は泡状体は、吐出口21f’から横方向に吐出されるため、吐出された液体又は泡状体が蓋体22の通気孔24を通って外部へ直接出ることを抑制することができる。
なお、蓋体22の他の実施の形態として、図5〜図7に示すように、蓋体22の壁部を、略水平で幅狭の板部26を階段状に複数配列して構成し、階段状に隣接する板部26、26間に通気孔24を設けることも可能である。
図1は、本発明の実施の形態に係るキャップが容器に嵌着された状態を示す断面図である。 図2は、図1の上面図である。 図3は、図1の要部を拡大したもので、キャップを開位置までスライドさせた状態を示した断面図である。 図4(a)は、本発明の実施の形態に係るキャップの断面図であり、(b)は(a)に示すキャップが嵌着されるベースキャップの断面図である。 図5は、蓋体の別の実施の形態を示す上面図である。 図6は、図5の断面図である。 図7は、図6のA部の拡大図である。
符号の説明
1 容器
2 キャップ
4c 吐出筒部
4g 吐出筒部
6 吐出口
10 混合筒部
15 チューブ
20 溜まり部
21 キャップ本体
21g 筒状密封部(密封部)
22 蓋体(壁部)
24 通気孔
25 スポンジ(多孔質体)

Claims (2)

  1. 揮発性のある液体が収容された容器に嵌着されると共に、前記容器の底部と、前記容器に内装される吐出パイプを介して連通されるキャップであって、
    該キャップは、前記吐出パイプの吐出口を開閉可能に密封する密封部と、
    該密封部の上部に設けられ、天井面を有し、且つ、側面に前記吐出パイプの吐出口に連通する吐出口を有する吐出筒部と、
    前記密封部及び吐出筒部の周囲に設けられた溜まり部と、
    前記密封部及び前記溜まり部を覆うように配置された、通気孔を有する壁部と、
    を有し、
    前記壁部には、上面視にて中心に向かって互いに対向するように間隔を開けて複数配列される断面クランク状の円弧片が形成され、該各円弧片の間に前記通気孔が形成され、
    前記容器の胴部を押圧することにより、前記吐出パイプの前記吐出口から吐出される液体又は泡状体を前記吐出筒部の吐出口を経由して横方向に吐出させて、前記溜まり部に貯溜させ、前記溜まり部内に貯溜された液体又は泡状体を前記壁部の通気孔から外部に揮散させることを特徴とするキャップ。
  2. 前記隣り合う円弧片において、一方の円弧片の径方向外端と、他方の円弧片の径方向内端とは径方向でほぼ同一位置に配置されることを特徴とする請求項に記載のキャップ。
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