JP4902443B2 - 揮散性液体用の容器 - Google Patents

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本発明は揮散性液体用の容器に関する。
揮散性の液体を収納し、容器体上部に設置した揮散紙に揮散性の液を浸透させて揮散させる如く構成した液体芳香材容器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、上部に揮散紙を設置して揮散紙からの揮散が可能に構成するとともに、容器体胴部の圧搾により外部に直接液を吐散できる如く構成した液体芳香剤容器が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
前者は容器体上部に揮散紙を設置し、この揮散紙と上端を連結した棒状の揮散紙浸透片を容器体内下部に垂下させており、容器体内の液揮散紙浸透片を介して揮散紙に浸透させ、浸透液を容器体に装着したキャップの透孔より外部へ揮散させる如く構成している。
また、後者の場合には類似構成の揮散紙及び揮散紙浸透片を備える他に、容器体胴部を圧搾可能に構成し、更に容器体上端の小孔に連通するパイプの下端を容器体内下端部に垂下させており、容器体胴部の圧搾により外部へ揮散させる如く構成している。
特開2003−205986号公報 特開平08−40478号公報
上記各液体芳香剤容器は、いずれも揮散紙浸透片を介して揮散紙に液を浸透させているため、揮散紙に浸透する液料が常時略一定の含浸量となる傾向がある。要望される単位時間当たりの揮散量の多寡は、収納する揮散用液体の種類或いは用途によって相違するが必要に応じて変化させることができることが望ましい。また、後者の場合は一定の揮散の他に追加の揮散が可能であるが、追加の揮散手段が容器体胴部の圧搾による揮散であるため、単位時間当たりの揮散量が多く、微細な追加揮散が行い難いという傾向がある。
本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、揮散紙により常時一定の揮散量での揮散を行え、必要に応じて揮散量の比較的微妙な調整が可能で、種々の設定場所、用途に適応できる優れた揮散性液体用の容器を提案する。
第1の手段として、以下の通り構成した。即ち、容器体A内に下端を垂下した吸上げ芯Cの上端を、容器体A上に設置した揮散紙20と当接させて常時揮散紙20からの揮散を可能とした第1揮散手段と、上端に上方付勢状態で押し込み可能に突出したステム72の上下動により容器体A内の液を起泡させて泡としてステム72上端より噴出する如く構成した起泡噴出装置Fにより、ステム72上端に嵌着した揮散用のヘッドGを介して必要に応じての追加揮散を可能とした第2揮散手段とを備えている。
第2の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段に於いて、容器体A内に垂下された起泡噴出装置Fの下部を被覆しつつ容器体口頸部4上端開口を閉塞するシール部材Dを離脱可能に嵌着した。
第3の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段又は第2の手段のいずれかの手段に於いて、前記揮散用のヘッドGが、内部をステム72内と連通し、且つ、揮散用の窓82を穿設した揮散室Rを備えている。
本発明の揮散液体用の容器は、常時は一定の揮散量での揮散が可能であり、必要に応じて起泡噴出装置Fを作動させればそれに追加した揮散が簡単に行えるという利点がある。従って必要時に無駄なく適量の揮散を行えるという利点ある。また、第2揮散手段に於ける揮散液体は泡状にすることで、その単位時間当たりの噴出相当液量を少なくすることができ、その結果、追加揮散量を微細に且つ段階的に噴出調整することができ、追加揮散量の微細な調整が可能となる。また、揮散液体を泡状にすることで空気との接触面積を増大させ、揮散効率が極めて向上する。また、泡状に揮散液体が噴出することで、視覚的に揮散液体を確認できる利点もある。
容器体A内に垂下された起泡噴出装置Fの下部を被覆しつつ容器体口頸部4上端開口を閉塞するシール部材Dを離脱可能に嵌着した場合には、使用前は容器体A内の液の揮散を確実に防止することができ、また、使用時には極めて簡単な操作で開封することが出来る。
前記揮散用のヘッドGが、内部をステム72内と連通し、且つ、揮散用の窓82を穿設した揮散室Rを備えている場合には、揮散用の窓82の大きさ等の選択により第2揮散手段の量をさらに微細に調整できる利点もある。
以下、本発明の実施例の形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2は本発明の揮散性液体用の容器の一例を示し、図中1は揮散性液体用の容器を示す。揮散性液体用の容器1は、容器体Aと、中栓Bと、吸上げ芯Cと、シール部材Dと、装着筒部材Eと、起泡噴出装置Fと、揮散用のヘッドGとを備えている。
容器体Aは、筒状の胴部2上端縁より肩部3を介して口頸部4を起立しており、合成樹脂により形成されている。また、肩部3の上部に設けた垂壁部外周に係止突条5を突設している。
中栓Bは、口頸部4内周に嵌合させた周壁10の上端縁より口頸部4上面にフランジ11を延設し、周壁10の一部に支持筒部12を一体に形成しており、支持筒部12の上面よりスペース用突起13を突設している。この支持筒部12内には吸上げ芯Cの上端部を嵌着し、その下端部を容器体A内下部に垂下している。
シール部材Dは、口頸部4外周に周壁30を螺着させて離脱可能に装着している。また、周壁30の上端縁より延設した頂板31の中央部に、起泡噴出装置Fの下部である小径シリンダを収納する凹陥部32を凹設しており、容器体A内を気密に閉塞している。頂板31の上面から装着筒部材Eを支持するための支持筒33を立設している。
装着筒部材Eは、シール部材Dの周壁30外周に嵌合させた周壁部40上端縁より内方へフランジ部41を延設し、フランジ部41の内周縁より上方へ螺筒42を起立して構成している。また、周壁部40及びフランジ部41のコーナー部分には周方向複数の揮散窓43を穿設している。この装着筒部材Eは、使用に当たりシール部材Dを取り外した際に、周壁部40の下端部を肩部3に嵌合し、その内周に周設した係合突条44を肩部3の係止突条5と係合させて容器体Aに装着し、螺筒42に起泡噴出装置Fを螺着させるものである。
起泡噴出装置Fは、装着キャップF1と、シリンダ部材F2と、上下動部材F3とを備えている。装着キャップF1は、装着筒部材Eの螺筒42の外周に螺着させた周壁50の上端よりフランジ状の頂壁51を延設して構成しており、起泡噴出装置Fを容器体Aに固定する役割を果たしている。
シリンダ部材F2は、大径シリンダ60と、小径シリンダ61とを備え、大径シリンダ60の上部外周より突設したフランジ62を装着キャップF1の周壁50内周上部に嵌着固定しており、フランジ62下面をパッキンpを介して装着筒部材Eの螺筒42上面に液密に当接させている。小径シリンダ61は、大径シリンダ60の底壁63内周縁より下方へ一体に延設し、下端部にポペット弁体64で構成する吸込み弁65を設けている。
上下動部材F3は、小径シリンダ61内周に摺動可能に嵌合させた液用の小径ピストン70を、内部に液流路71を画成したステム72の下端部より突設し、また、大径シリンダ60内周に外周縁部を摺動可能に嵌合させた空気用の大径ピストン73を、その内周縁部をステム72に対して小幅の上下動が可能に嵌合している。ステム72内には吐出弁74を設けており、また、大径シリンダ60内の加圧空気をステム72内の吐出弁74下流位置に導入する通気路75を備え、この通気路75を開閉する空気吐出弁76を大径ピストン73の内周縁部で構成している。また、通気路75の合流地点下流にはメッシュで形成された起泡層77を備えている。更に、上下動部材F3は小径シリンダ61内に設けられたコイルスプリングsにより常時上方へ付勢させている。尚、図中78は負圧化した大径ピストン73内に外気を導入するための外気導入弁を示す。
揮散用のヘッドGは、内部に揮散室Rを画成した縦断面が横長楕円形状で、平面視円形状をなす圧縮球形状をなし、底部中央に上端を開口して下方へ連絡筒80を垂設しており、連絡筒80をステム72の上端部に液密に嵌合させている。また、連絡筒80に連続して揮散室R内へ有頂の筒部81を立設し、その一側面を開口しており、揮散用のヘッドGの筒壁上部には周方向複数の揮散用の窓82を穿設している。更に、底部周縁部から垂設した案内筒部83の下端縁を装着キャップF1の外周に下降可能に垂下させている。尚、図中84は案内筒部83の下降を防止するスペーサーで着脱可能に装着している。
上記の如く構成した揮散性液体用の容器1を使用する場合について説明する。図1の状態では、シール部材Dにより揮散性液体は容器体A内に密閉されており、容器体A外への揮散を生じることはない。この状態から、装着筒部材Eをシール部材Dから取り外すことにより、装着筒部材Eと、起泡噴出装置Fと、揮散用のヘッドGとを取り外し、次いでシール部材Dを取り外す。次に、容器体Aの口頸部4上に環状の揮散紙20を設置した後、装着筒部材Eを容器体Aに嵌合させて起泡噴出装置Fの下端部を容器体A内下端部に垂下させるとともに、装着筒部材Eの周壁部40を容器体Aの肩部3に嵌合し、係合突条44を係止突条5に乗り越え係合させ、以て装着筒部材Eと、起泡噴出装置Fと、揮散用のヘッドGとを容器体Aに装着する。
この状態では吸上げ芯Cを介して揮散紙20に吸上げられた揮散液が揮散紙20から揮散窓43を介して揮散され、常時一定の揮散が行われる。また、必要に応じて全体の揮散量を増加したい場合には、スペーサー84を取り外した後揮散用のヘッドGを押し下げることにより揮散室R内に揮散液が泡として噴出され、該泡より揮散用の窓82を介して追加の揮散が行われる。
揮散性液体用の容器の半断面図である。(実施例1) 揮散性液体用の容器の一部切欠き正面図である。(実施例1)
符号の説明
1…揮散性液体用の容器
A…容器体
2…胴部,3…肩部,4…口頸部,5…係止突条
B…中栓
10…周壁,11…フランジ,12…支持筒部,13…スペース用突起
C…吸上げ芯
20…揮散紙
D…シール部材
30…周壁,31…頂板,32…凹陥部,33…支持筒
E…装着筒部材
40…周壁部,41…フランジ部,42…螺筒,43…揮散窓,44…係合突条
F…起泡噴出装置
F1…装着キャップ
50…周壁,51…頂壁
F2…シリンダ部材
60…大径シリンダ,61…小径シリンダ,62…フランジ,63…底壁,
64…ポペット弁体,65…吸込み弁,p…パッキン
F3…上下動部材
70…小径ピストン,71…液流路,72…ステム,73…大径ピストン,74…吐出弁, 75…通気路,76…空気吐出弁,77…起泡層,78…外気導入弁,
s…コイルスプリング
G…揮散用のヘッド
80…連絡筒,81…筒部,82…揮散用の窓,83…案内筒部,84…スペーサー,
R…揮散室

Claims (3)

  1. 容器体A内に下端を垂下した吸上げ芯Cの上端を、容器体A上に設置した揮散紙20と当接させて常時揮散紙20からの揮散を可能とした第1揮散手段と、上端に上方付勢状態で押し込み可能に突出したステム72の上下動により容器体A内の液を起泡させて泡としてステム72上端より噴出する如く構成した起泡噴出装置Fにより、ステム72上端に嵌着した揮散用のヘッドGを介して必要に応じての追加揮散を可能とした第2揮散手段とを備えていることを特徴とする揮散性液体用の容器。
  2. 容器体A内に垂下された起泡噴出装置Fの下部を被覆しつつ容器体口頸部4上端開口を閉塞するシール部材Dを離脱可能に嵌着した請求項1記載の揮散性液体用の容器。
  3. 前記揮散用のヘッドGが、内部をステム72内と連通し、且つ、揮散用の窓82を穿設した揮散室Rを備えている請求項1又は請求項2のいずれかに記載の揮散性液体用の容器。
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