JP6173948B2 - 揮散容器 - Google Patents

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Description

本発明は、容器体内の薬剤を吸上芯で吸い上げて揮散させる揮散体と、頭部の押し下げにて容器体内の薬剤を吸い上げて噴霧する噴霧ポンプと、を備える揮散容器に関し、特に、流通時や不使用時には揮散を防止できる一方、使用時にはワンタッチ操作で揮散可能とするものである。
従来、芳香剤等の揮発性の薬剤を、揮散体から揮散させて外部に分散させる据え置きタイプの揮散容器が知られている。また、このような揮散容器として、噴霧ポンプも備え、通常時には据え置きタイプとして使用できる一方、比較的多量の薬剤を短時間で外部に与えたい場合には、噴霧ポンプから薬剤を噴霧できるようにした、所謂ツーウェイ式の揮散容器が知られている。
このようなツーウェイ式の揮散容器として、例えば、特許文献1に記載されるものでは、流通時には、容器体の口部に閉鎖キャップが螺着されており、使用時には、当該閉鎖キャップを取り外し、揮散体と吸上芯とを取付部材によって容器体の口部に取り付け、さらに、容器体に噴霧ポンプを取り付けるようになっている。
特開2008−301916号公報
しかしながら、特許文献1に記載されるような揮散容器では、使用時に、閉鎖キャップを取り外し、揮散体及び噴霧ポンプ等を取り付けることで、薬剤を揮散可能とすることができるが、より容易に揮散可能とすることのできる構成が求められている。
本発明は、前記の現状に鑑み開発されたもので、揮散体及び噴霧ポンプの双方を有するツーウェイ式の揮散容器において、流通時や不使用時には揮散を防止できる一方、使用時にはワンタッチ操作で揮散可能とすることができる揮散容器を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の要旨構成は以下のとおりである。
1.容器体内の薬剤を吸上芯で吸い上げて揮散させる揮散体と、頭部の押し下げにて前記容器体内の前記薬剤を吸い上げて噴霧する噴霧ポンプと、を備える揮散容器において、
前記容器体の口部に装着されると共に、前記揮散体が収納される環状の収納段部、及び該収納段部の外周側に形成された雄ねじ部を有する装着体と、
前記装着体の雄ねじ部に螺着する雌ねじ部を介して上下に進退可能に設けられた開閉体と、を備え、
前記開閉体は、上方への前進状態では前記揮散体との間の経路が開放されて該揮散体から揮散した前記薬剤を外部へ放出する一方、下方への後退状態では前記揮散体との間の経路が遮断される透孔と、前記噴霧ポンプが取り付けられる取付筒部と、を有することを特徴とする揮散容器。
2.前記開閉体は、前記雌ねじ部を内周面に有する螺筒部を垂下させると共に前記取付筒部を起立させる天壁部を有し、
前記天壁部には、前記開閉体の後退状態にて、前記収納段部の内周面に当接するシール筒部が垂設されており、
前記天壁部の底面には、前記シール筒部の内周面に連結する補強リブが設けられている、前記1の揮散容器。
3.前記開閉体は、前記雌ねじ部を内周面に有する螺筒部を垂下させると共に前記取付筒部を起立させる天壁部を有し、
前記天壁部には、前記開閉体の後退状態にて、前記収納段部の内周面を形成する環状周壁の外周面に当接するシール筒部が垂設されており、
前記取付筒部の下側部分は、下方に向かってテーパ状に縮径しており、
前記取付筒部の下側部分の外周面には、前記天壁部の上面に連結する補強リブが設けられている、前記1の揮散容器。
4.前記装着体は、前記収納段部の内周縁から立ち上がる周方向に間隔を空けて配置された複数の連結柱と、該複数の連結柱によって前記収納段部の内周縁に連結するリング体と、を有し、
前記吸上芯は、円筒状を成すと共に、前記複数の連結柱によって挟持され、
前記開閉体は、前記雌ねじ部を内周面に有する螺筒部を垂下させると共に前記取付筒部を起立させる天壁部を有し、
前記開閉体の後退状態にて、前記天壁部の底面は、前記装着体のリング体の上面に当接する、前記1の揮散容器。
本発明によれば、流通時や不使用時には、開閉体を下方への後退状態にし、揮散体と開閉体に設けられた透孔との間の経路を遮断して、揮散体から揮散した薬剤の外部への放出を防止できる一方、使用時には、装着体に対して開閉体を回転させるというワンタッチ操作で、装着体の雄ねじ部に螺着した雌ねじ部を介して開閉体を上方に前進させ、前記経路を開放させて、揮散した薬剤を外部へ放出させることができる。また、比較的多量の薬剤を短時間で外部に与えたい場合等には、開閉体の取付筒部に取り付けられた噴霧ポンプの頭部を押し下げて、噴霧ポンプから薬剤を噴霧することもできる。
したがって、本発明によれば、揮散体及び噴霧ポンプの双方を有するツーウェイ式の揮散容器において、流通時や不使用時には揮散を防止できる一方、使用時にはワンタッチ操作で揮散可能とすることができる揮散容器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る揮散容器を示す一部断面側面図であり、開閉体を下方へ後退させて揮散を防止した状態を示す。 図1の揮散容器を示す一部断面側面図であり、開閉体を上方へ前進させて揮散可能とした状態を示す。 本発明の一実施形態に係る揮散容器の変形例を示す一部断面側面図であり、開閉体を下方へ後退させて揮散を防止した状態を示す。 図3の揮散容器を示す一部断面側面図であり、開閉体を上方へ前進させて揮散可能とした状態を示す。 本発明の他の実施形態に係る揮散容器を示す一部断面側面図であり、開閉体を下方へ後退させて揮散を防止した状態を示す。 図5の装着体及び吸上芯のA−A断面図である。 図5の揮散容器を示す一部断面側面図であり、開閉体を上方へ前進させて揮散可能とした状態を示す。
以下、図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態に係る揮散容器について詳細に例示説明する。
なお、本明細書において、上下方向とは、開閉体60の雌ねじ部41aの軸線Oに沿う方向を意味し、上方とは、開閉体60から見て噴霧ポンプ70の頭部71が位置する側に向かう方向(すなわち、図1における上方)、下方とは、開閉体60から見て容器体10の底部14が位置する側に向かう方向(すなわち、図1における下方)を意味するものとする。
図1に示すように、本実施形態に係る揮散容器1は、容器体10と、吸上芯20と、吸上芯取付体30と、装着体40と、揮散体50と、開閉体60と、噴霧ポンプ70と、を備える。なお、本例では、揮散容器1は、流通時乃至不使用時に噴霧ポンプ70の頭部71を覆い、該頭部71の押し下げを防止するキャップ72を備えている。
容器体10は、軸線Oを中心とする円筒状の口部11を有するボトル状を成しており、口部11から拡径する肩部12、肩部12に連なり、やはり軸線Oを中心とする円筒状の胴部13、及び胴部13の下端を閉塞する底部14を有している。容器体10の内部には、芳香剤、消臭剤、防虫剤、殺虫剤等の液状の薬剤(図示省略)が収納されている。
また、容器体10の内部には、容器体10内の薬剤を吸い上げて揮散体50に到達させる吸上芯20が配置されている。吸上芯20は、軸線Oを中心とする円筒状を成しており、吸上芯取付体30によって、容器体10の口部11に取り付けられている。
吸上芯取付体30は、容器体10の口部11の上端に当接するフランジ部31と、フランジ部31の内周縁から垂下する筒壁部32と、筒壁部32の下端から縮径部を介して垂下すると共に、吸上芯20に係合して吸上芯20を保持する保持筒部33とを有する。
容器体10の口部11の外周面には、軸線Oを中心とする雄ねじ11aが形成されている。該雄ねじ11aには、装着体40の装着筒部41の内周面に形成された雌ねじ41aが螺着することで、装着体40が容器体10に取り付けられている。なお、雄ねじ11a及び雌ねじ41aに代えて、互いに乗越えによって係止する凹凸部を設けることで、装着体40を容器体10に取り付けるようにしてもよい。
装着筒部41の上端には、内向きフランジ部42が連設されており、内向きフランジ部42の径方向内側端には環状のシール壁部43が垂設されている。装着体40が容器体10に取り付けられた状態で、内向きフランジ部42が、吸上芯取付体30のフランジ部31の上面に当接し、シール壁部43が、吸上芯取付体30の筒壁部32の内周面に当接することにより、吸上芯取付体30の筒壁部32の内外周面及びフランジ部31の上下面に沿う液漏れを防止している。
内向きフランジ部42の径方向外側端には、内周壁部44が立設されている。本例では、該内周壁部44と内向きフランジ部42とによって、揮散体50が収納される環状の収納段部Sが形成されている。なお、揮散体50の収納状態では、揮散体50の底面と、吸上芯20の上端面とは、互いに接触している。揮散体50は、例えば、フェルト、不織布又は濾紙等の吸水性素材で構成することができ、中央に貫通孔51を有する円板状を成している。
装着筒部41の内周壁部44は、本例では、揮散体50の上面よりも上方まで延びている。内周壁部44の上端には、周方向に間隔を空けて配置された複数の貫通孔45を有する外向きフランジ部が連設されている。該外向きフランジ部の径方向外側端には、螺筒部46が垂設されている。螺筒部46の外周面には、軸線Oを中心とする雄ねじ部46aが形成されている。螺筒部46の下端には、外向きフランジ部を介して中間壁部47が垂設されている。
中間壁部47の下端には、外向きフランジ部を介して外周壁部48が垂設されている。外周壁部48の内周面下部には、容器体10の胴部13の上端縁に周設された環状凹部13aに上方から乗越え係止する係止突起48aが形成されている。また、外周壁部48の上部には、複数の貫通孔45に通じる複数の開口48bが形成されている。
螺筒部46の雄ねじ部46aには、開閉体60の天壁部61から垂下する螺筒部62の内周面に形成された雌ねじ部62aが螺着している。開閉体60は、この装着体40の雄ねじ部46aに螺着する雌ねじ部62aを介して、上下に進退可能に設けられている。すなわち、開閉体60は、装着体40に対して開閉体60を回転させることで、図2に示す上方への前進状態と、図1に示した下方への後退状態とを切り替えることができるようになっている。
天壁部61の径方向外側端には、環状の外壁部63が垂設されている。外壁部63の下端は、開閉体60の後退状態において、装着体40の外周壁部48の上端に当接している。外壁部63の内周面には、開閉体60の前進状態にて、装着体40の中間壁部47の外周面に形成されたリブ状の突起47aに当接し、開閉体60のそれ以上の前進を妨げる回り止め用のリブ状の突起63aが形成されている。なお、リブ状の突起63aは、開閉体60を、所定の大きさ以上の力で回転させることで、該突起63aと、中間壁部47のリブ状の突起47aとを弾性変形させて互いに乗越えさせ、開閉体60を装着体40から取り外せるようになっている。
また、天壁部61には、螺筒部62の径方向内側に、開閉体60の後退状態にて、収納段部Sの内周面に当接するシール筒部64が垂設されている。また、天壁部61の底面には、シール筒部64の内周面に連結する補強リブ65が設けられている。天壁部61の、螺筒部62とシール筒部64との間の部分には、周方向に間隔を空けて配置された複数の透孔66が形成されている。複数の透孔66は、図2に示した開閉体60の上方への前進状態では、揮散体50との間の経路が開放されて該揮散体50から揮散した薬剤を外部へ放出する一方、図1に示した開閉体60の下方への後退状態では、揮散体50との間の経路がシール筒部64によって遮断されるようになっている。
天壁部61の径方向内側端には、噴霧ポンプ70が取り付けられる取付筒部67が立設されている。取付筒部67の外周面には、軸線Oを中心とする雄ねじ67aが形成されている。雄ねじ67aには、噴霧ポンプ70の取付筒体73に形成された雌ねじ73aが螺着されている。なお、雄ねじ67a及び雌ねじ73aに代えて、互いに乗越えによって係止する凹凸部を設けることで、噴霧ポンプ70を取付筒部67に取り付けるようにしてもよい。
噴霧ポンプ70は、それ自体公知の構成のものであり、取付筒部67に取付筒体73を取り付けることによって、シリンダ74が取付筒部67に固定され、頭部71の押し下げにて、吸上パイプ75を通じて容器体10内の薬剤を吸い上げ、頭部71の噴霧口71aから薬剤を噴霧できるようになっている。
かかる構成によれば、揮散容器1の流通時や不使用時には、開閉体60を、図1に示したように、下方への後退状態とすることで、揮散体50と開閉体60の透孔66との間の経路をシール筒部64によって遮断し、揮散した薬剤の外部への放出を防止することができる。
また、使用時には、図2に示したように、装着体40に対して開閉体60を回転させるというワンタッチ操作にて、装着体40の雄ねじ部46aに螺着した雌ねじ部62aを介して開閉体60を上方に前進させ、前記経路を開放させて、揮散した薬剤を外部へ放出させることができる。その際、本例では、装着体40の外周壁部48に形成された複数の開口48bからも、揮散した薬剤が放出されるため、薬剤をより広範囲に分散させることができる。
また、比較的多量の薬剤を短時間で外部に与えたい場合等には、開閉体60の前進状態及び後退状態のいずれにおいても、開閉体60の取付筒部67に取り付けられた噴霧ポンプ70からキャップ72を取り外し、噴霧ポンプ70の頭部71を押し下げて、噴霧ポンプ70から薬剤を噴霧することができる。その際、本例では、天壁部61の底面に、シール筒部64の内周面に連結する補強リブ65を設けているため、噴霧ポンプ70の頭部71の押し下げ力に対する開閉体60の剛性を確保することができ、その結果、噴霧ポンプ70のスムーズな作動を可能とすることができる。
また、本例の揮散容器1は、開閉体60、装着体40及び容器体10によって構成される部分が概略円柱状を成しているため掴み易く、開閉体60から噴霧ポンプ70が立ち上がっていることから、噴霧ポンプ70の頭部71の押し下げ操作も容易である。したがって、例えば、室内上方への薬剤の噴霧も容易にできる。
また、開閉体60から噴霧ポンプ70が立ち上がっている外観により、ツーウェイ式の揮散容器であることをユーザーに認識させ易い。また、噴霧ポンプ70自体は既存の構成のものを用いているため、既存の部品点数の増加を抑制し、コストの上昇を抑制することができる。
次に、図1及び図2を用いて前述した揮散容器1の変形例について、図3及び図4を用いて詳細に例示説明する。
本変形例に係る揮散容器1’は、図1及び図2を用いて前述した例の場合とは、開閉体60のシール筒部64及び取付筒部67の形態が異なっている。
すなわち、本変形例に係る揮散容器1’のシール筒部64’は、図3及び図4に示すように、開閉体60の後退状態にて、装着体40の内向きフランジ部42に立設されると共に収納段部Sの内周面を形成する環状周壁49の外周面に当接するように、開閉体60の天壁部61に垂設されている。
また、本変形例では、前述した例での補強リブ65に代え、取付筒部67の下側部分67bに補強リブ67cを設けることで、開閉体60の上下方向の剛性が補強されている。すなわち、取付筒部67の下側部分67bは、下方に向かってテーパ状に縮径しており、取付筒部67の下側部分67bの外周面には、天壁部61の上面に連結する補強リブ67cが設けられている。
なお、装着体40の装着筒部41の上端には、周方向に間隔を空けて配置された複数の貫通孔45’を有する外向きフランジ部が連設されている。該外向きフランジ部の径方向外側端には、螺筒部46’の上下方向中間部が連設されている。螺筒部46’の外周面には、軸線Oを中心とする雄ねじ部46a’が形成されている。
その他の構成は、前述した例の場合と同様になっている。
したがって、本変形例に係る揮散容器1’によれば、前述した例の場合と同様の効果を得ることができる。
次に、図5〜図7を参照して、本発明の他の実施形態に係る揮散容器について詳細に例示説明する。
本実施形態に係る揮散容器2は、前述した例の場合では設けていた吸上芯取付体30を省略し、図5に示すように、吸上芯20を、装着体80に直接取り付けるようになっている。以下、詳細に説明する。
本実施形態に係る揮散容器2は、容器体10’と、吸上芯20と、装着体80と、揮散体50と、開閉体90と、噴霧ポンプ70’と、を備える。
容器体10’は、軸線Oを中心とする円筒状の口部11’を有するボトル状を成しており、口部11’から拡径する肩部12’、肩部12’に連なり、やはり軸線Oを中心とする円筒状の胴部13’、及び胴部13’の下端を閉塞する底部14’を有している。胴部13’の上部には、縮径により形成された段差部13bが形成されている。容器体10’の内部には、前述した例の場合と同様の薬剤(図示省略)が収納されている。
容器体10’の口部11’の外周面には、軸線Oを中心とする雄ねじ11a’が形成されている。該雄ねじ11a’には、装着体80の装着筒部81の内周面に形成された雌ねじ81aが螺着することで、装着体80が容器体10’に取り付けられている。また、装着筒部81の内周面下端には、雌ねじ81aの締め終わりに、雄ねじ11a’の下方に形成された係合突起11bと嵌合する、回り止め用の凹部81bが形成されている。なお、係合突起11bと凹部81bとは、凹凸関係を逆転させた構成としてもよい。また、容器体10’に対する装着体80の取り付け構造は、雄ねじ11a’及び雌ねじ81aを用いる構成に限定されず、これに代えて、互いに乗越えによって係止する凹凸部を設けるようにしてもよい。
装着筒部81の上端には、フランジ部82の径方向中間部が連設されており、フランジ部82の径方向内側端には環状のシール壁部83が垂設されている。装着体80が容器体10’に取り付けられた状態で、フランジ部82が、容器体10’の口部11’の上面に当接し、シール壁部83が、口部11’の内周面に当接することにより、口部11’の内周面及び上面に沿う液漏れを防止している。
フランジ部82の径方向外側端には、環状の立壁部84が立設されている。本例では、フランジ部82の上面と立壁部84の内周面とで、揮散体50が収納される環状の収納段部Sが形成されている。揮散体50は、前述した例の場合と同様に、例えば、フェルト、不織布又は濾紙等の吸水性素材で構成することができる。また、揮散体50は、中央に貫通孔51を有する円板状を成している。
また、フランジ部82の径方向内側端には、収納段部Sの内周縁から立ち上がる周方向に間隔を空けて配置された複数の連結柱85が形成されている。具体的には、連結柱85は、本例では、図6に示すように3本設けられている。これら複数の連結柱85の上端には、軸線Oを中心とするリング体86が連設されている。
複数の連結柱85には、前述した例の場合と同様の構成になる吸上芯20の上部が挟持され、その結果、吸上芯20の上部外周面の一部と、揮散体50の貫通孔51の内周面の一部とが互いに接触し、吸上芯20によって容器体10’内から吸い上げられた薬剤が、揮散体50を浸漬できるようになっている。
また、フランジ部82の径方向内側端には、螺筒部87が垂設されている。螺筒部87の外周面には、軸線Oを中心とする雄ねじ部87aが形成されている。螺筒部87の下端には、外向きフランジ部を介して外周壁部88が垂設されている。外周壁部88は、容器体10’の胴部13’の段差部13b内に配置されている。
螺筒部87の雄ねじ部87aには、開閉体90の天壁部91から垂下する螺筒部92の内周面に形成された雌ねじ部92aが螺着している。開閉体90は、この装着体80の雄ねじ部87aに螺着する雌ねじ部92aを介して、上下に進退可能に設けられている。すなわち、開閉体90は、前述した例の場合と同様に、装着体80に対して開閉体90を回転させることで、図7に示す上方への前進状態と、図5に示した下方への後退状態とを切り替えることができるようになっている。
開閉体90の螺筒部92の上部には、周方向に間隔を空けて配置された複数の透孔93が形成されている。複数の透孔93は、図7に示した開閉体90の上方への前進状態では、揮散体50との間の経路が開放されて該揮散体50から揮散した薬剤を外部へ放出する一方、図5に示した開閉体90の下方への後退状態では、揮散体50との間の経路が立壁部84によって遮断されるようになっている。また、開閉体90の下方への後退状態では、開閉体90の天壁部91の底面は、装着体80のリング体86の上面に当接するようになっている。
天壁部91の径方向内側端には、噴霧ポンプ70’が取り付けられる取付筒部94が立設されている。取付筒部94の外周面には、軸線Oを中心とする雄ねじ94aが形成されている。雄ねじ94aには、噴霧ポンプ70’の取付筒体73’に形成された雌ねじ73a’が螺着されている。なお、雄ねじ94a及び雌ねじ73a’に代えて、互いに乗越えによって係止する凹凸部を設けることで、噴霧ポンプ70’を取付筒部94に取り付けるようにしてもよい。
また、本例では、取付筒体73’と、噴霧ポンプ70’の頭部71’との間には、頭部71’の押し下げを防止するためのストッパー構造として、円柱状の頭部71’の外周縁から垂下する円弧状突起76と、取付筒体73’に形成され、該円弧状突起76の下端に当接する縦リブ状の突起77とを設け、頭部71’を取付筒体73’に対して回転させることで、図5に示したような頭部71’の押し下げ防止状態と、図7に示したような押し下げ可能状態とを切り替えられるようにしている。
かかる構成によれば、前述した例の場合と同様の効果を得ることができる。また、本例では、開閉体90の後退状態にて、図5に示したように、天壁部91の底面を装着体80のリング体86の上面に当接させて支持することができる。
したがって、開閉体90の後退状態にて、噴霧ポンプ70’の頭部71’を取付筒体73’に対して回転させて、頭部71’を押し下げ可能状態とし、頭部71’を押し下げる際に、噴霧ポンプ70’の頭部71’の押し下げ力に対する開閉体90の変形を抑制することができ、その結果、噴霧ポンプ70’のスムーズな作動を可能とすることができる。また、本例では、複数の連結柱85によって、吸上芯20を直接、装着体80に保持させることができるため、部品点数を低減することもできる。
上述したところは、本発明の一実施形態を示したにすぎず、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。例えば、吸上芯と揮散体とは別体に構成されたものとして説明したが、必ずしもそのような構成に限定する必要はなく、吸上芯及び揮散体を一体品として設けてもよい。その場合には、例えば、図1〜図4を用いて説明した例においては、吸上芯取付体30を省略すると共に、該省略に対応して装着体40のシール壁部43等の形状を変更することができ、図5〜図7を用いて説明した例においては、複数の連結柱85及びリング体86も省略することができる。
1,1’ 揮散容器
10,10’ 容器体
11,11’ 口部
11a,11a’ 雄ねじ
11b 係合突起
12,12’ 肩部
13,13’ 胴部
13a 環状凹部
13b 段差部
14,14’ 底部
20 吸上芯
30 吸上芯取付体
31 フランジ部
32 筒壁部
33 保持筒部
40 装着体
41 装着筒部
41a 雌ねじ
42 内向きフランジ部
43 シール壁部
44 内周壁部
45,45’ 貫通孔
46,46’ 螺筒部
46a,46a’ 雄ねじ部
47 中間壁部
47a 突起
48 外周壁部
48a 係止突起
48b 開口
49 環状周壁
50 揮散体
51 貫通孔
60 開閉体
61 天壁部
62 螺筒部
62a 雌ねじ部
63 外壁部
63a 突起
64,64’ シール筒部
65 補強リブ
66 透孔
67 取付筒部
67a 雄ねじ
67b 取付筒部の下側部分
67c 補強リブ
70,70’ 噴霧ポンプ
71,71’ 頭部
71a 噴霧口
72 キャップ
73,73’ 取付筒体
73a,73a’ 雌ねじ
74 シリンダ
75 吸上パイプ
76 円弧状突起
77 突起
80 装着体
81 装着筒部
81a 雌ねじ
81b 凹部
82 フランジ部
83 シール壁部
84 立壁部
85 連結柱
86 リング体
87 螺筒部
87a 雄ねじ部
88 外周壁部
90 開閉体
91 天壁部
92 螺筒部
92a 雌ねじ部
93 透孔
94 取付筒部
94a 雄ねじ
O 軸線
S 収納段部

Claims (4)

  1. 容器体内の薬剤を吸上芯で吸い上げて揮散させる揮散体と、頭部の押し下げにて前記容器体内の前記薬剤を吸い上げて噴霧する噴霧ポンプと、を備える揮散容器において、
    前記容器体の口部に装着されると共に、前記揮散体が収納される環状の収納段部、及び該収納段部の外周側に形成された雄ねじ部を有する装着体と、
    前記装着体の雄ねじ部に螺着する雌ねじ部を介して上下に進退可能に設けられた開閉体と、を備え、
    前記開閉体は、上方への前進状態では前記揮散体との間の経路が開放されて該揮散体から揮散した前記薬剤を外部へ放出する一方、下方への後退状態では前記揮散体との間の経路が遮断される透孔と、前記噴霧ポンプが取り付けられる取付筒部と、を有することを特徴とする揮散容器。
  2. 前記開閉体は、前記雌ねじ部を内周面に有する螺筒部を垂下させると共に前記取付筒部を起立させる天壁部を有し、
    前記天壁部には、前記開閉体の後退状態にて、前記収納段部の内周面に当接するシール筒部が垂設されており、
    前記天壁部の底面には、前記シール筒部の内周面に連結する補強リブが設けられている、請求項1に記載の揮散容器。
  3. 前記開閉体は、前記雌ねじ部を内周面に有する螺筒部を垂下させると共に前記取付筒部を起立させる天壁部を有し、
    前記天壁部には、前記開閉体の後退状態にて、前記収納段部の内周面を形成する環状周壁の外周面に当接するシール筒部が垂設されており、
    前記取付筒部の下側部分は、下方に向かってテーパ状に縮径しており、
    前記取付筒部の下側部分の外周面には、前記天壁部の上面に連結する補強リブが設けられている、請求項1に記載の揮散容器。
  4. 前記装着体は、前記収納段部の内周縁から立ち上がる周方向に間隔を空けて配置された複数の連結柱と、該複数の連結柱によって前記収納段部の内周縁に連結するリング体と、を有し、
    前記吸上芯は、円筒状を成すと共に、前記複数の連結柱によって挟持され、
    前記開閉体は、前記雌ねじ部を内周面に有する螺筒部を垂下させると共に前記取付筒部を起立させる天壁部を有し、
    前記開閉体の後退状態にて、前記天壁部の底面は、前記装着体のリング体の上面に当接する、請求項1に記載の揮散容器。
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