JP6305814B2 - 揮散容器 - Google Patents

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Description

本発明は、容器体内の薬剤を吸上芯で吸い上げて揮発させる揮散体と、頭部の押し下げにて容器体内の薬剤を吸い上げて噴霧する噴霧ポンプと、を備える揮散容器に関し、特に、流通時や不使用時には揮散を防止できる一方、使用時にはワンタッチ操作で揮散可能とし、しかも、薬剤を揮散可能とした状態のままで揮散容器を片手で把持して薬剤を噴霧させる際に、手が揮散する薬剤に晒されることを抑制しようとするものである。
従来、芳香剤等の揮発性の薬剤を、揮散体から揮発させて外部に分散させる(すなわち、揮散させる)据え置きタイプの揮散容器が知られている。また、このような揮散容器として、噴霧ポンプも備え、通常時には据え置きタイプとして使用できる一方、比較的多量の薬剤を短時間で外部に与えたい場合には、噴霧ポンプから薬剤を噴霧できるようにした、所謂ツーウェイ式の揮散容器が知られている。
このようなツーウェイ式の揮散容器として、例えば、特許文献1に記載されるものでは、流通時には、容器体の口部に閉鎖キャップが螺着されており、使用時には、当該閉鎖キャップを取り外し、揮散体と吸上芯とを取付部材によって容器体の口部に取り付け、さらに、容器体に噴霧ポンプを取り付けるようになっている。
特開2008−301916号公報
しかしながら、特許文献1に記載されるような揮散容器では、使用時に、閉鎖キャップを取り外し、揮散体及び噴霧ポンプ等を取り付けることで、薬剤を揮散可能とすることができるが、より容易に揮散可能とすることのできる構成が求められている。また、揮散容器を片手で把持して薬剤を噴霧させられる構成とし、さらには、薬剤を揮散可能とした状態のままで噴霧させた場合でも、手が揮散する薬剤に晒されにくい構成にできれば、使い勝手をより一層向上させることができる。
本発明は、前記の現状に鑑み開発されたもので、揮散体及び噴霧ポンプの双方を有するツーウェイ式の揮散容器において、流通時や不使用時には揮散を防止できる一方、使用時にはワンタッチ操作で揮散可能とし、しかも、薬剤を揮散可能とした状態のままで揮散容器を片手で把持して薬剤を噴霧させる際に、手が揮散する薬剤に晒されることを抑制できる揮散容器を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の要旨構成は以下のとおりである。
1.容器体内の薬剤を吸上芯で吸い上げて揮発させる揮散体と、頭部の押し下げにて前記容器体内の前記薬剤を吸い上げて噴霧する噴霧ポンプと、を備える揮散容器において、
前記容器体の口部に装着される装着筒部、該装着筒に連なり前記揮散体が載置される環状の天面壁部、該天面壁部の内周縁に連なり前記噴霧ポンプが取り付けられる取付筒部、及び前記天面壁部の外周縁から垂下する内螺筒部を有する装着体と、
前記装着体の内螺筒部の外周面に螺合する外螺筒部を有し、該外螺筒部の前記内螺筒部に対する回転に伴い昇降可能な開閉体と、
前記開閉体の周りを取り囲むと共に該開閉体を伴って回転する操作筒体と、を備え、
前記操作筒体の下端部と前記容器体との間には、前記揮散体から揮発した前記薬剤を放出する放出孔が形成されており、
前記開閉体には、前記操作筒体の一方への回転操作に伴う前記開閉体の下降にて、前記揮散体と前記放出孔との間の経路を遮断すると共に、前記操作筒体の他方への回転操作に伴う前記開閉体の上昇にて、前記経路を開放する開閉壁部が設けられていることを特徴とする揮散容器。
2.前記操作筒体は、前記容器体に対して昇降不能に取り付けられ、
前記操作筒体と前記開閉体との間には、上下方向に延びる縦リブ同士、又は上下方向に延びる縦リブと縦溝を互いに係合させることで、前記操作筒体の回転に伴って前記開閉体を回転させる係合部が形成されている、前記1の揮散容器。
3.前記操作筒体の上部には、前記噴霧ポンプの頭部の外周面を取り囲む包囲壁部が形成されており、該包囲壁部は、前記操作筒体の他方への回転操作にて、前記噴霧ポンプの頭部の外周面に形成された噴霧口と整列して該噴霧口を開放する切欠き部を有する、前記1又は2の揮散容器。
本発明によれば、流通時や不使用時には、操作筒体の一方への回転操作に伴う開閉体の下降にて、該開閉体の開閉壁部によって揮散体と放出孔との間の経路を遮断し、放出孔を通した薬剤の揮散を防止することができる。また、使用時には、操作筒体の他方への回転操作というワンタッチ操作にて開閉体を上昇させて、前記経路を開放し、放出孔を通して薬剤を揮散させることができる。さらに、薬剤を揮散可能とした状態のままで揮散容器を片手で把持して薬剤を噴霧させる際には、放出孔が操作筒体の下端部と容器体との間に形成されていることから、操作筒体を把持して噴霧ポンプの押し下げ操作を行うことで、手が揮散する薬剤に晒されることを抑制することができる。
したがって、本発明によれば、揮散体及び噴霧ポンプの双方を有するツーウェイ式の揮散容器において、流通時や不使用時には揮散を防止できる一方、使用時にはワンタッチ操作で揮散可能とし、しかも、薬剤を揮散可能とした状態のままで揮散容器を片手で把持して薬剤を噴霧させる際に、手が揮散する薬剤に晒されることを抑制できる揮散容器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る揮散容器の揮散を防止した状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線に沿う一部断面図である。 図1の揮散容器の揮散可能とした状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA’−A’線に沿う一部断面図である。 図2のB−B線に沿う一部断面図である。
以下、図1〜図3を参照して、本発明の一実施形態に係る揮散容器1について詳細に例示説明する。
なお、本明細書において、上下方向とは、装着体30の内螺筒部35の軸線Oに沿う方向を意味し、上方とは、装着体30の天面壁部32から見て揮散体40が配置される側(すなわち、図1(b)における上方)、下方とは、その反対側を意味するものとする。
図1に示すように、本実施形態に係る揮散容器1は、容器体10と、吸上芯20と、装着体30と、揮散体40と、開閉体50と、操作筒体60と、噴霧ポンプ70と、を備える。
容器体10は、軸線Oを中心とする円筒状の口部11を有するボトル状を成しており、口部11から拡径する肩部12と、肩部12に連なる円筒状の上側胴部13と、上側胴部13の下端に外向き壁部14を介して連なる下側胴部15と、下側胴部15の下端を閉塞する底部16とを有している。下側胴部15の上部には、該下側胴部15の壁面を湾曲させることによって、複数(本例では4つ)の、上下方向に延びる溝状の窪み部15aが周方向に間隔を空けて形成されている。各窪み部15aは、上方に向かって徐々に窪み、上端が上側胴部13に滑らかに連なっている。上側胴部13の下部から外向き壁部14の上面内周部分に亘る部分には、少なくとも1つの、装着体30の回り止め用の突起17が形成されている。容器体10の内部には、芳香剤、消臭剤、防虫剤、殺虫剤等の液状の薬剤(図示省略)が収納されている。
また、容器体10の内部には、容器体10内の薬剤を吸い上げて揮散体40に到達させる吸上芯20が配置されている。吸上芯20は、軸線Oを中心とする円筒状を成しており、装着体30によって、容器体10の口部11に取り付けられている。
容器体10の口部11の外周面には、軸線Oを中心とする雄ねじ部11aが形成されている。該雄ねじ部11aには、装着体30の装着筒部31の内周面に形成された雌ねじ部31aが螺着することで、装着体30が容器体10に取り付けられている。なお、雄ねじ部11a及び雌ねじ部31aに代えて、互いに乗越えによって係止する凹凸部を設けることで、装着体30を容器体10に取り付けるようにしてもよい。
装着筒部31の上端には、環状の天面壁部32が連設されている。天面壁部32の内周縁には、環状のシール壁部33が垂設されている。また、天面壁部32の内周縁には、噴霧ポンプ70が取り付けられる取付筒部34が立設されている。取付筒部34は、天面壁部32の内周縁に連なる下側取付筒部34aと、下側取付筒部34aに内向きフランジ部を介して連なる上側取付筒部34bとを有する。下側取付筒部34aには、周方向に間隔を空けて配置された複数の開口34cが形成されている。下側取付筒部34aの内周側には、前述した吸上芯20の上端部が嵌め込まれている。吸上芯20の上端部の外周面は、複数の開口34cを通して、天面壁部32の上面に載置された揮散体40の内周面に接触している。揮散体40は、例えば、フェルト、不織布又は濾紙等の吸水性素材で構成することができ、中央に円形の貫通孔41を有する円板状を成している。
装着体30の天面壁部32の外周縁には、軸線Oを中心とする内螺筒部35が垂設されている。内螺筒部35の外周面には、雄ねじ部35aが形成されている。内螺筒部35の下端には、支持筒部36が垂設されている。支持筒部36は、容器体10の上側胴部13の上側部分に当接し、或いは該上側部分と僅かな隙間を残して対向する上側支持筒部36aと、該上側支持筒部36aの下端から下方に向かって拡径するテーパ状の中間支持筒部36bと、該中間支持筒部36bの下端から垂下すると共に容器体10の外向き壁部14に当接し、或いは該外向き壁部14と僅かな隙間を残して対向する下側支持筒部36cとを有する。上側支持筒部36a及び中間支持筒部36bには、複数の開口36dが周方向に間隔を空けて形成されている。中間支持筒部36b及び下側支持筒部36cの内周面には、中間支持筒部36bの上側部分から下側支持筒部36cの下側部分に亘って上下方向に延びる回転防止リブ36eが形成されている。回転防止リブ36eは、装着体30を容器体10の口部11に装着させる際に、容器体10側に設けられた突起17に対して乗越え係止し、以後、装着体30の取り外し方向への回転を防止する。下側支持筒部36cの外周面には、環状の係止凹部36fが周設されている。下側支持筒部36cの下端には、外周側に延びる鍔部36gが形成されている。
装着体30の内螺筒部35の外周面には、開閉体50の外螺筒部51が螺合している。すなわち、内螺筒部35の雄ねじ部35aには、外螺筒部51の内周面に形成された雌ねじ部51aが螺着している。開閉体50は、外螺筒部51の内螺筒部35に対する回転に伴い昇降可能となっている。すなわち、開閉体50は、内螺筒部35に対する外螺筒部51の回転により、図2に示す上方に移動した状態と、図1に示した下方に移動した状態とを切り替えられるようになっている。
外螺筒部51の上端には筒状の連結壁部52が連なっている。連結壁部52には、複数の開口52aが周方向に間隔を空けて形成されている。連結壁部52の上端には、連結壁部52よりも縮径した封止筒壁部53の下端が連なっている。図1に示したように、封止筒壁部53の下端は、装着体30の天面壁部32の上面における外周縁に気密に当接している。封止筒壁部53、連結壁部52及び外螺筒部51の外周面には、封止筒壁部53の上端から外螺筒部51の下端に亘って上下方向に延びる複数の縦リブ54が、周方向に間隔を空けて形成されている。封止筒壁部53の上端には、環状の封止天壁部55の外周縁が連なっている。封止天壁部55の内周縁には、環状の封止突起56が垂設されている。封止天壁部55の内周縁及び封止突起56の内周面は、装着体30の下側取付筒部34aの外周面上端に気密に当接している。
装着体30の上側取付筒部34bの外周面には、軸線Oを中心とする雄ねじ部34dが形成されている。雄ねじ部34dには、噴霧ポンプ70の取付筒体71に形成された雌ねじ部71aが螺着されている。なお、雄ねじ部34d及び雌ねじ部71aに代えて、互いに乗越えによって係止する凹凸部を設けることで、噴霧ポンプ70を取付筒部66に取り付けるようにしてもよい。
噴霧ポンプ70は、上側取付筒部34bに取付筒体71を取り付けることによって、シリンダ72が上側取付筒部34bに固定され、頭部73の押し下げにて、それ自体公知のポンプ機構によって、吸上パイプ74を通じて容器体10内の薬剤を吸い上げ、頭部73の外周面に設けられた噴霧口73a(図2及び図3参照)から薬剤を噴霧できるようになっている。
図1に示したように、操作筒体60は、開閉体50の周りを取り囲むと共に該開閉体50を伴って回転するようになっている。本実施形態では、操作筒体60の内周面には、開閉体50の複数の縦リブ54と係合する、上下方向に延びる複数の縦リブ61が周方向に間隔を空けて配置されており、これら縦リブ54,61同士の係合によって、操作筒体60が開閉体50を伴って回転するようになっている。なお、これら縦リブ54,61のいずれか一方を、上下方向に延びる縦溝として構成し、これらを互いに係合させるようにしてもよい。操作筒体60の下端部には、内周面に環状の係止突起62が形成されており、操作筒体60の下端部を開閉体50の鍔部36gに当接させた状態で、係止突起62が開閉体50の係止凹部36fに係止されている。これにより、操作筒体60は、容器体10に対して昇降不能に取り付けられている。
また、操作筒体60の下端部と容器体10との間には、揮散体40から揮発した薬剤を放出する放出孔Pが形成されている。より具体的には、本実施形態では、放出孔Pは、装着体30の下側支持筒部36cの下端部と、容器体10の窪み部15aとの間に形成されている。
その結果、操作筒体60の一方への回転操作により、開閉体50を下降させ、図1に示したように、本実施形態では連結壁部52、封止筒壁部53、封止天壁部55及び封止突起56で構成される開閉壁部によって、揮散体40と放出孔Pとの間の経路を遮断して揮散を防止できると共に、操作筒体60の他方への回転操作により、開閉体50を上昇させ、図2に示したように、前記開閉壁部によって前記経路を開放して揮散可能とすることができる。なお、封止突起56を省略し、連結壁部52、封止筒壁部53及び封止天壁部55で開閉壁部を構成してもよい。
図1に示したように、操作筒体60の上部には、噴霧ポンプ70の頭部73の外周面を取り囲む包囲壁部63が形成されており、該包囲壁部63は、操作筒体60の他方への回転操作にて、噴霧ポンプ70の頭部73の外周面に形成された噴霧口73aと整列して該噴霧口73aを開放する噴霧側切欠き部63aを有する。また、包囲壁部63は、噴霧側切欠き部63aと軸線Oを挟んで対向する位置に、頭部73の押し下げ操作を容易にするための操作側切欠き部63bを有する。
また、図2に示したように、操作筒体60の外周面下部には、揮散容器1が揮散防止状態と揮散可能状態のいずれの状態にあるかを表示する表示部64が設けられている。表示部64は、本実施形態では、逆三角形状をなす突起であり、図2に示した揮散可能状態のときに、容器体10の下側胴部15に設けられた「OPEN」という文字からなる表示部18と整列するようになっている。
かかる構成によれば、流通時や不使用時には、操作筒体60の一方への回転操作に伴う開閉体50の下降にて、図1に示したように、該開閉体50の開閉壁部(本実施形態では連結壁部52、封止筒壁部53、封止天壁部55及び封止突起56)によって揮散体40と放出孔Pとの間の経路を遮断し、放出孔Pを通した薬剤の揮散を防止することができる。また、使用時には、操作筒体60の他方への回転操作というワンタッチ操作にて開閉体50を上昇させて、図2に示したように、前記経路を開放し、放出孔Pを通して薬剤を揮散させることができる。
このように揮散防止状態と揮散可能状態との切り替えを行うに際しては、本実施形態では、操作筒体60を容器体10に対して昇降不能に取り付けているため、デザインされた外観形状を維持したままで前記の切り替えが可能となる。また、その際、揮散容器1の外面に設けられた表示部64,18によって、揮散防止状態と揮散可能状態のいずれの状態にあるかをユーザーが容易に確認することができる。
また、本実施形態では、操作筒体60に包囲壁部63を設けているため、図1に示した揮散防止状態では、噴霧ポンプ70からの薬剤の噴霧を防止することができる。すなわち、揮散防止状態では、包囲壁部63の操作側切欠き部63bが噴霧ポンプ70の噴霧口73aの反対側からずれた位置にあるため、噴霧ポンプ70の頭部73の押し下げ操作を妨げることができる。また、押し下げ操作がされたとしても、噴霧口73aが包囲壁部63に包囲されているため、噴霧された薬剤の外部への放散を包囲壁部63遮断することができる。そして、薬剤を噴霧させる場合には、操作筒体60の他方への回転操作により、図2及び図3に示した揮散可能状態とすれば、操作側切欠き部63bが噴霧ポンプ70の噴霧口73aの反対側に整列すると共に、噴霧側切欠き部63aが噴霧口73aに整列し、噴霧可能な状態となる。
この揮散可能状態のままで揮散容器1を片手で把持して薬剤を噴霧させる際には、放出孔Pが操作筒体60の下端部と容器体10との間に形成されていることから、操作筒体60を把持して噴霧ポンプ70の押し下げ操作を行うことで、手が揮散する薬剤に晒されることを抑制することができる。
前述したところは、本発明の一実施形態を示したにすぎず、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。例えば、操作筒体60と開閉体50との間には、上下方向に延びる縦リブ54,61同士、又は上下方向に延びる縦リブと縦溝を互いに係合させることで、操作筒体60の回転に伴って開閉体50を回転させる係合部が形成されるものとして説明したが、必ずしもこのような構成に限定する必要はなく、操作筒体60と開閉体50とを接着等により一体化させた構成とすることもできる。なお、この場合には、操作筒体60は、その回転に伴って開閉体50と一体に昇降することになるため、装着体30の支持筒部36の構成等を適宜変更することが好ましい。
1 揮散容器
10 容器体
11 口部
11a 雄ねじ部
12 肩部
13 上側胴部
14 外向き壁部
15 下側胴部
15a 窪み部
16 底部
17 突起
18 表示部
20 吸上芯
30 装着体
31 装着筒部
31a 雌ねじ部
32 天面壁部
33 シール壁部
34 取付筒部
34a 下側取付筒部
34b 上側取付筒部
34c 開口
34d 雄ねじ部
35 内螺筒部
35a 雄ねじ部
36 支持筒部
36a 上側支持筒部
36b 中間支持筒部
36c 下側支持筒部
36d 開口
36e 回転防止リブ
36f 係止凹部
36g 鍔部
40 揮散体
41 貫通孔
50 開閉体
51 外螺筒部
51a 雌ねじ部
52a 開口
52 連結壁部(開閉壁部の一部)
53 封止筒壁部(開閉壁部の一部)
54 縦リブ
55 封止天壁部(開閉壁部の一部)
56 封止突起(開閉壁部の一部)
60 操作筒体
61 縦リブ
62 係止突起
63 包囲壁部
63a 噴霧側切欠き部
63b 操作側切欠き部
64 表示部
70 噴霧ポンプ
71 取付筒体
71a 雌ねじ部
72 シリンダ
73 頭部
73a 噴霧口
74 吸上パイプ
O 軸線
P 放出孔

Claims (3)

  1. 容器体内の薬剤を吸上芯で吸い上げて揮発させる揮散体と、頭部の押し下げにて前記容器体内の前記薬剤を吸い上げて噴霧する噴霧ポンプと、を備える揮散容器において、
    前記容器体の口部に装着される装着筒部、該装着筒に連なり前記揮散体が載置される環状の天面壁部、該天面壁部の内周縁に連なり前記噴霧ポンプが取り付けられる取付筒部、及び前記天面壁部の外周縁から垂下する内螺筒部を有する装着体と、
    前記装着体の内螺筒部の外周面に螺合する外螺筒部を有し、該外螺筒部の前記内螺筒部に対する回転に伴い昇降可能な開閉体と、
    前記開閉体の周りを取り囲むと共に該開閉体を伴って回転する操作筒体と、を備え、
    前記操作筒体の下端部と前記容器体との間には、前記揮散体から揮発した前記薬剤を放出する放出孔が形成されており、
    前記開閉体には、前記操作筒体の一方への回転操作に伴う前記開閉体の下降にて、前記揮散体と前記放出孔との間の経路を遮断すると共に、前記操作筒体の他方への回転操作に伴う前記開閉体の上昇にて、前記経路を開放する開閉壁部が設けられていることを特徴とする揮散容器。
  2. 前記操作筒体は、前記容器体に対して昇降不能に取り付けられ、
    前記操作筒体と前記開閉体との間には、上下方向に延びる縦リブ同士、又は上下方向に延びる縦リブと縦溝を互いに係合させることで、前記操作筒体の回転に伴って前記開閉体を回転させる係合部が形成されている、請求項1に記載の揮散容器。
  3. 前記操作筒体の上部には、前記噴霧ポンプの頭部の外周面を取り囲む包囲壁部が形成されており、該包囲壁部は、前記操作筒体の他方への回転操作にて、前記噴霧ポンプの頭部の外周面に形成された噴霧口と整列して該噴霧口を開放する切欠き部を有する、請求項1又は2に記載の揮散容器。
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