JP2015127222A - 繰出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に精度良く容器を形成する。
【解決手段】繰出容器10は、内容物が収容される容器本体11と、内容物を吐出する吐出孔50が形成された吐出部材15と、容器本体11の内周面に螺着され容器本体11内を容器軸O方向に移動する中皿12と、容器本体11の外部に露呈した状態で、容器本体11に、容器軸O回りに回転自在に装着された操作部材13と、容器本体11内で容器軸O方向に延びるとともに操作部材13に連結され、容器軸Oに直交する横断面視形状が非真円形状であり中皿12における径方向の中央部に挿通された挿通部材16と、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、繰出容器に関する。
例えば、内容物が収容される容器本体と、内容物を吐出する吐出孔が形成された吐出部材と、容器本体内に容器軸方向に沿って延設され、かつ容器軸回りに回転自在に配設された雄ねじ軸と、容器本体内に摺動自在に嵌合され、雄ねじ軸に螺着されており、雄ねじ軸の回転操作に伴って容器本体内を容器軸方向に移動する中皿と、を備える繰出容器が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2012−111525号公報
しかしながら、前記従来の繰出容器では、この繰出容器を形成するときに、中皿と雄ねじ軸とを螺着させる必要がある。そのため、中皿および雄ねじ軸のうちの一方を容器本体内に配置した状態で、他方を容器本体内に進入させて両者を組み付けようとする場合、組み付けが煩雑になる。一方、中皿と雄ねじ部とを組み付けた後、この組み付け体を容器本体内に配置する場合、例えば中皿と雄ねじ部とががたついて中皿が雄ねじ部に対して容器軸方向に変位する可能性などがあり、中皿を精度良く配置し難い。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、容易に精度良く形成することができる繰出容器を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る繰出容器は、内容物が収容される容器本体と、内容物を吐出する吐出孔が形成された吐出部材と、前記容器本体の内周面に螺着され前記容器本体内を容器軸方向に移動する中皿と、前記容器本体の外部に露呈した状態で、前記容器本体に、容器軸回りに回転自在に装着された操作部材と、前記容器本体内で容器軸方向に延びるとともに前記操作部材に連結され、容器軸に直交する横断面視形状が非真円形状であり前記中皿における径方向の中央部に挿通された挿通部材と、を備えていることを特徴とする。
この発明によれば、横断面視形状が非真円形状に形成された挿通部材が、中皿における径方向の中央部に挿通されているので、操作部材を容器本体に対して回転させ、操作部材に連結された挿通部材を操作部材とともに容器軸回りに回転させることで、挿通部材の外周面と中皿の内周面とを容器軸回りに互いに係止させて中皿を挿通部材と供回りさせることができる。これにより、中皿と容器本体とを容器軸回りに相対的に回転させることが可能になり、中皿を容器本体内で容器軸方向に移動させて吐出孔から内容物を吐出させることができる。
ここでこの繰出容器では、挿通部材を中皿に単に挿通させることにより、中皿と挿通部材とを螺着させなくても、操作部材の回転に伴って中皿を容器軸方向に移動させることができる。したがって、中皿および挿通部材のうちの一方を容器本体内に配置した状態で、他方を容器本体内に進入させて両者を組み付ける場合、容易に組み付けることができる。また、中皿と挿通部材を組み付けた後、この組み付け体を容器本体内に配置する場合、中皿を容器本体の内周面に螺着させることで、この中皿を容器軸方向に精度良く位置決めすることができる。したがって、この繰出容器を容易に精度良く形成することができる。
また、前記吐出部材は、前記容器本体の口部に連結され、前記挿通部材は、前記吐出部材から、容器軸方向に沿って前記容器本体の底部側である下側に向けて延び、前記吐出孔と前記容器本体内とを連通する筒状に形成されていてもよい。
この場合、挿通部材が、吐出孔と容器本体内とを連通する筒状に形成されているので、この繰出容器の部品点数の増加を抑えつつ、吐出孔と容器本体内との連通を安定して確保することができる。
また、前記挿通部材は、複数の筒状部を有する多重筒状に形成され、前記中皿の下降に伴って、前記複数の筒状部が大径のものから漸次下降することで、下側に延びていてもよい。
この場合、中皿の下降に伴って、複数の筒状部が大径のものから漸次下降することで、挿通部材が下側に延びるので、挿通部材の下端部を、容器本体内に収容された内容物の減少量に応じて下降させることができる。したがって、容器本体内から内容物が吐出されて容器本体内の内容物が少量、残留したときであっても、挿通部材の下端部が内容物から上側に大きく離れて位置するのを抑制することが可能になり、容器本体内の内容物を、挿通部材内を通して吐出孔に円滑に到達させ易くすることができる。
また前述のように、挿通部材の下端部を、容器本体内に収容された内容物の減少量に応じて下降させることができるので、容器本体内に内容物が多量に収容されているときには、挿通部材の下端部を容器本体内において上側に位置させて、この下端部が内容物内に入り込むのを抑えることができる。これにより、例えば、この繰出容器から内容物を吐出し始める前の初期位置に位置する挿通部材の下端部が、内容物内に大きく入り込んで内容物の体積が見かけ上、増加するのを防ぐこと等が可能になり、容器本体内に内容物を精度良く収容し易くすることができる。
また、前記挿通部材は、小径の前記筒状部の外側に大径の前記筒状部が容器軸方向に移動自在に嵌合されることで、多段筒状に形成され、前記複数の筒状部のうち、互いに嵌合し合う筒状部同士の間には、前記筒状部同士のうち、小径の前記筒状部に対する大径の前記筒状部の相対的な下降量を規制する規制部が設けられていてもよい。
この場合、複数の筒状部のうち、互いに嵌合し合う筒状部同士の間に、前記規制部が設けられているので、中皿の下降に伴って、前記筒状部同士のうち、大径の筒状部が小径の筒状部に対して相対的に一定量、下降したときに、規制部によって、小径の筒状部に対する大径の筒状部の更なる相対的な下降を規制することができる。したがって、その後、例えば小径の筒状部を大径の筒状部とともに下降させること等が可能になり、複数の筒状部を大径のものから漸次、スムーズに下降させて挿通部材を下側に向けて円滑に延ばすことができる。
また、前記容器本体の底部には、前記挿通部材内に配置される配置突部が設けられていてもよい。
この場合、容器本体の底部に、配置突部が設けられているので、挿通部材と容器本体とが相対的に径方向に移動しようとしたときに、挿通部材の内周面と配置突部の外周面とを互いに係止させることが可能になり、挿通部材と容器本体との径方向の位置関係を安定させることができる。
本発明に係る繰出容器によれば、容易に精度良く容器を形成(組立)することができる。
本発明の第1実施形態に係る繰出容器の上面図である。 図1に示すA−A断面矢視図である。 図2に示すB−B断面矢視図である。 本発明の第2実施形態に係る繰出容器の上面図である。 図4に示すC−C断面矢視図である。 図5に示すD−D断面矢視図である。 図4に示す繰出容器の縦断面図であって、中皿が下降している状態を示す図である。 図4に示す繰出容器の縦断面図であって、中皿が伸長限状態まで延びた状態を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る繰出容器の縦断面図である。
(第1実施形態)
以下、図面を参照し、本発明の第1実施形態に係る繰出容器を説明する。
図1から図3に示すように、繰出容器10は、容器本体11と、中皿12と、操作部材13と、オーバーキャップ14と、吐出部材15と、挿通部材16と、を備えている。
ここで図2に示すように、容器本体11は有底筒状に形成されるとともに、操作部材13およびオーバーキャップ14は有頂筒状に形成され、これらの容器本体11、中皿12、操作部材13およびオーバーキャップ14の中心軸線は、共通軸上に位置している。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸O方向に沿ってオーバーキャップ14側を上側、容器本体11の底部21側を下側といい、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りで周回する方向を周方向という。
容器本体11には、内容物が収容される。内容物としては、例えば粘性のある液状、クリーム状のものなどが挙げられる。
容器本体11は、底部21と、底部21に立設された胴部22と、胴部22に立設された口部23と、を備えている。底部21は、胴部22の下端開口部を閉塞している。胴部22の内周面は、容器軸Oに直交する横断面視において、真円形状をなしている。口部23の外径は、胴部22の外径よりも小さくなっている。
容器本体11の内周面には、周方向に螺旋をなす雌ねじ部24が形成されている。雌ねじ部24は、容器本体11の胴部22の内周面に、この胴部22の容器軸O方向の全長にわたって配置されていて、胴部22において口部23に接続される部分である上端部から、底部21に接続される部分である下端部に至るまで設けられている。
容器本体11の底部21には、配置突部25が設けられている。図3に示すように、配置突部25は、容器軸Oと同軸に配置され、この繰出容器10を容器軸O方向から見た平面視において、容器軸Oを中心とする放射状、図示の例では十字状に形成されている。
図2に示すように、中皿12は、容器本体11の内周面に螺着され容器本体11内を容器軸O方向に移動する。中皿12は、容器本体11の雌ねじ部24に螺着される外筒部26と、外筒部26の径方向の内側に配置される内筒部27と、これらの外筒部26と内筒部27とを連結する基部28と、を備えている。
外筒部26の外周面は、前記横断面視において真円形状をなしている。外筒部26の外径は、この外筒部26の容器軸O方向の外側から中央に向かうに従い漸次、小さくなっていて、外筒部26の外周面は、この繰出容器10の容器軸O方向に沿う縦断面視において、径方向の内側に向けて凹となる凹曲面状に形成されている。図示の例では、外筒部26における容器軸O方向の中央部の外径は、雌ねじ部24の内径よりも小さく、外筒部26のうち、容器軸O方向の両端部が限定して雌ねじ部24に螺着されている。
内筒部27の内部は、この中皿12を容器軸O方向に貫通する挿通孔29となっている。挿通孔29の内周面には、径方向の内側に向けて突出するシール部30が、容器軸O方向に間隔をあけて設けられている。図3に示すように、挿通孔29の前記横断面視における外形状である横断面視形状は、非真円形状に形成されていて、本実施形態では、矩形状、より具体的には正方形状に形成されている。
図2に示すように、基部28は、表裏面が容器軸O方向を向く環板状に形成され、外筒部26および内筒部27それぞれの下端部同士を連結している。
中皿12は、硬質体31と軟質体32とが一体的に成形され、これらの硬質体31および軟質体32同士が互いに固着されてなる。硬質体31は、外筒部26のうちの内周面側、内筒部27のうちの外周面側および基部28のうちの上面側を構成している。軟質体32は、中皿12のその他の部分、すなわち、外筒部26のうちの外周面側、内筒部27のうちの内周面側および基部28のうちの下面側を構成している。軟質体32は、硬質体31よりも軟質の材料、弾性変形可能な材料で形成されていて、具体的には、例えばニトリルゴム、ブチルゴム、シリコンゴム、エラストマー等により形成されている。
ここで本実施形態では、前述のように外筒部26のうちの外周面側が軟質体32で構成されており、外筒部26の容器軸O方向の両端部が、雌ねじ部24に径方向の内側から圧接し、雌ねじ部24のねじ谷部分内に食い込むように弾性変形することで、外筒部26が雌ねじ部24に螺着されている。その結果、中皿12は、容器本体11の内周面に液密に螺着されている。なお本実施形態とは異なり、外筒部26の外周面に、周方向に螺旋をなす雄ねじ部を形成し、この雄ねじ部と雌ねじ部24とを互いに組み合わせて、中皿12を容器本体11の内周面に螺着させてもよい。
中皿12は、容器本体11内に、内容物が収容される収容空間33を画成する。収容空間33は、容器本体11内において中皿12よりも下側に位置する部分に画成されている。収容空間33は、前述の硬質体31および軟質体32のうち、軟質体32により画成されていて、軟質体32には、収容空間33内の内容物が面している。
中皿12は、容器本体11に対して周方向の一方側(内容物の吐出方向)に向けて回転させられたときに、容器本体11内で容器軸O方向に沿って下側に移動して収容空間33を縮小させる。
操作部材13は、容器本体11の外部に露呈した状態で、容器本体11に、容器軸O回りに回転自在に装着されている。操作部材13は、容器本体11の口部23に、周方向の両側に向けて回転自在に装着され、口部23を閉塞している。
操作部材13は、有頂筒状に形成され、操作部材13の周壁部は、容器本体11の口部23に外嵌している。操作部材13の頂壁部における径方向の中央部には、下方に向けて凹となる窪み部34が形成されている。窪み部34の外周縁は、前記平面視において真円形状をなしていて、窪み部34は容器軸Oと同軸に配置されている。
操作部材13には、この操作部材13を容器軸O方向に貫通する装着孔35が形成されている。本実施形態では、操作部材13の頂壁部に、下方に向けて突出する装着筒部36が設けられていて、この装着筒部36の内部が前記装着孔35となっている。装着孔35は、容器軸O方向の両側に開口していて、装着孔35の上端開口面は、前記窪み部34の底面に配置されている。
操作部材13の頂壁部には、下方に向けて延びる接続筒部37が設けられている。接続筒部37は、容器軸Oと同軸に配置され、装着孔35および窪み部34よりも大径でかつ容器本体11の口部23よりも小径とされている。
オーバーキャップ14は、胴部22の上端部に着脱自在に外嵌され、操作部材13を、この繰出容器10の外部から覆う。
吐出部材15には、内容物を吐出する吐出孔50が形成されている。また吐出部材15は、容器本体11の口部23に連結されていて、本実施形態では、吐出部材15は、容器本体11の口部23に、操作部材13を介して連結されている。
吐出部材15は、内部が前記吐出孔50とされた吐出筒部38と、吐出筒部38を径方向の外側から囲繞する外周筒部39と、吐出筒部38と外周筒部39とを連結する連結部40と、を備えている。これらの吐出筒部38、外周筒部39および連結部40は、容器軸Oと同軸に配置されている。
吐出筒部38は、容器軸O方向の両側に向けて開口している。吐出筒部38の上端開口部は、弁部材41により開閉可能に閉塞されていて、吐出孔50は、この弁部材41により開閉される。弁部材41は、操作部材13および吐出部材15とは別体に形成されていて、吐出筒部38は、この弁部材41を介して装着孔35内に嵌合されている。
弁部材41は、軟質の材料、弾性変形可能な材料で形成されていて、具体的には、例えばニトリルゴム、ブチルゴム、シリコンゴム、エラストマー等により膜状に形成されている。本実施形態では、弁部材41は、吐出筒部38に外嵌された有頂筒状に形成され、弁部材41の天壁部には、前記平面視において放射状に延びるスリット42が形成されている。
図1に示すように、スリット42は、前記平面視において容器軸Oを中心とする放射状をなしており、図示の例では、Y字状に形成されている。弁部材41は、いわゆるスリットバルブとなっていて、スリット42は、弁部材41の天壁部が弾性変形していない状態では閉じられており、弁部材41の天壁部が弾性変形した状態では開口する。なお前記スリット42が、前記平面視において、例えば十字(X字)状や一文字状(一直線状)に形成されていてもよく、前記スリット42を適宜他の形態に変更してもよい。
図2に示すように、外周筒部39は、操作部材13の接続筒部37よりも大径で、かつ容器本体11の口部23に近接または摺接され、接続筒部37を径方向の外側から囲繞するとともに口部23内に配置されている。
連結部40は、表裏面が容器軸O方向を向く環板状に形成され、吐出筒部38および外周筒部39それぞれの下端部同士を連結している。
図1および図2に示すように、外周筒部39の内周面には、弾性部43が設けられている。弾性部43は、径方向の内側から押圧されたときに径方向の外側に向けて弾性変形する。弾性部43は、周方向に間隔をあけて複数、図示の例では3つ設けられている。弾性部43は、表裏面が径方向を向き周方向に延びる板状に形成されていて、弾性部43の周方向の両端部は、外周筒部39の内周面に連結されている。弾性部43は、前記平面視において、径方向の内側に向けて凸となるように湾曲していて、外周筒部39の内周面との間に、この弾性部43の弾性変形を許容する隙間を画成している。
前述の操作部材13と吐出部材15との間には、ラチェット部44が設けられていて、操作部材13と吐出部材15とは、ラチェット部44を介して接続されている。ラチェット部44は、周方向の一方側に向けて回転する操作部材13を吐出部材15と供回りさせ、周方向の他方側に向けて回転する操作部材13を吐出部材15に対して空回りさせる。ラチェット部44は、操作部材13に設けられた係止部45と、吐出部材15に設けられた係止突部46と、を備えている。
図1に示すように、係止部45は、前記接続筒部37に配置されていて、接続筒部37から径方向の外側を向けて突出している。係止部45の突出量は、周方向の一方側から他方側に向けて漸次小さくなっていて、係止部45は、前記平面視において三角形状に形成されている。係止部45は、周方向の一方側を向く係止面47と、周方向の他方側を向くガイド面48と、を備えている。ガイド面48は、周方向の他方側から一方側に向けて漸次、径方向の外側に向けて延びている。係止部45は、周方向に間隔をあけて複数、図示の例では3つ配置されている。
係止突部46は、前記弾性部43に配置されていて、弾性部43から径方向の内側に向けて突出している。係止突部46は、弾性部43における周方向の中央部に配置されている。係止突部46は、前記平面視において矩形状に形成され、係止部45の係止面47と周方向に対向している。
前記ラチェット部44では、操作部材13が周方向の一方側に回転して前記係止部45が前記一方側に向けて移動しようとするときに、この係止部45の係止面47が前記係止突部46に係止することで、吐出部材15を操作部材13と供回りさせる。また、操作部材13が周方向の他方側に回転して係止部45が前記他方側に向けて移動しようとするときに、この係止部45が、ガイド面48上で係止突部46を摺動させながら、係止突部46を介して弾性部43を径方向の外側に弾性変形させることで、吐出部材15を操作部材13に対して空回りさせる。
図2に示すように、挿通部材16は、容器本体11内で容器軸O方向に延びていて、中皿12における径方向の中央部の前記挿通孔29に挿通されている。図3に示すように、挿通部材16の横断面視形状は、非真円形状である矩形状、より具体的には正方形状に形成されていて、挿通孔29の横断面視形状と同等の形状でかつ同等の大きさに形成されている。図2に示すように、挿通部材16は、挿通孔29内に容器軸O方向に摺動自在に嵌合されている。挿通部材16は、前記シール部30を圧縮変形させながら挿通孔29内に挿通されていて、この挿通孔29内に液密に嵌合されている。
挿通部材16は、操作部材13に連結されている。本実施形態では、挿通部材16は、吐出部材15に直結された単一の筒体により構成され、吐出部材15と一体に形成されている。挿通部材16は、吐出部材15およびラチェット部44を介して操作部材13に連結されており、前記吐出部材15は、挿通部材16と操作部材13とを連結する連結部材を兼ねている。
挿通部材16は、吐出部材15から下側に向けて延びていて、吐出孔50と容器本体11内とを連通する筒状に形成されている。挿通部材16は、容器軸Oと同軸に配置されていて、吐出部材15のうち、吐出筒部38の下端部から下側に向けて延びている。挿通部材16の下端部は、容器本体11の底部21から上側に離間していて、挿通部材16の下端部内には、前記配置突部25が嵌合されている。挿通部材16内は、挿通部材16の下端部と容器本体11の底部21との間、および配置突部25の外面と挿通部材16の下端部の内面との間を通して、容器本体11内の収容空間33と連通している。なお、挿通部材16の下端部(配置突部25が嵌合される部分)の横断面視形状のみを、その他の部分の横断面視形状と異ならせ、例えば真円形状などにしてもよい。
なお図示の例では、挿通部材16には、凸リブ49が設けられている。凸リブ49は、挿通部材16の上端部に配置されていて、この上端部から径方向の外側に向けて突出している。凸リブ49は、表裏面が周方向を向く板状に形成され、凸リブ49の上端部は、吐出部材15に連結されている。凸リブ49は、この繰出容器10から内容物を吐出し始める前の初期位置に位置する中皿12に、この中皿12の上側から近接または当接して、中皿12を容器軸O方向に位置決めしている。本実施形態では、初期位置の中皿12は、容器本体11の胴部22の上端部内に配置されている。
次に、以上のような構成の繰出容器10の使用方法について説明する。
まず、オーバーキャップ14を取り外し、操作部材13を外部に露呈させる。この状態で操作部材13を周方向の他方側に回転させると、ラチェット部44における係止部45と係止突部46とが係止せずに、操作部材13が吐出部材15に対して空回りする。一方、操作部材13を周方向の一方側に回転させると、係止部45の係止面47が係止突部46に係止して、操作部材13と挿通部材16とが、ラチェット部44および吐出部材15を介して供回りする。このとき、挿通部材16の外周面と中皿12の挿通孔29の内周面とが互いに係止することで、中皿12も供回りする。
すると、中皿12と容器本体11とが容器軸O回りに相対的に回転させられて、中皿12が、挿通孔29の内周面上で挿通部材16を容器軸O方向に摺動させながら、容器本体11内を下降して収容空間33を縮小させ、中皿12の基部28が、内容物を下側に向けて押し込む。これにより、内容物が、挿通部材16の下端部から挿通部材16の内部に流入して吐出孔50内に到達し、さらには、弁部材41の天壁部を上側に向けて弾性変形させて吐出孔50を開放させながら外部に吐出される。なおこのとき、中皿12が容器本体11の内周面に液密に螺着され、かつ挿通部材16が、中皿12の挿通孔29内に液密に嵌合されており、収容空間33内の内容物が、挿通部材16の内部とは異なる空間を通して収容空間33外に漏出することが抑えられている。
以上説明したように、本実施形態に係る繰出容器10によれば、挿通部材16を中皿12に単に挿通させることにより、中皿12と挿通部材16とを螺着させなくても、操作部材13の回転に伴って中皿12を容器軸O方向に移動させることができる。したがって、例えば、中皿12を容器本体11内に配置した状態で、挿通部材16を容器本体11内に進入させて両者を組み付ける場合、容易に組み付けることができる。また、中皿12と挿通部材16を組み付けた後、この組み付け体を容器本体11内に配置する場合、中皿12を容器本体11の内周面に螺着させることで、この中皿12を容器軸O方向に精度良く位置決めすることができる。したがって、この繰出容器10を容易に精度良く形成することができる。
また挿通部材16が、吐出孔50と容器本体11内とを連通する筒状に形成されているので、この繰出容器10の部品点数の増加を抑えつつ、吐出孔50と容器本体11内との連通を安定して確保することができる。
さらに容器本体11の底部21に、配置突部25が設けられているので、挿通部材16と容器本体11とが相対的に径方向に移動しようとしたときに、挿通部材16の内周面と配置突部25の外周面とを互いに係止させることが可能になり、挿通部材16と容器本体11との径方向の位置関係を安定させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る繰出容器を、図4から図8を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態の繰出容器60では、図5に示すように、操作部材13と吐出部材15との間にラチェット部44を設けるのに代えて、回り止め部61を設けている。回り止め部61は、周方向の一方側に向けて回転する操作部材13、および周方向の他方側に向けて回転する操作部材13のいずれも、吐出部材15と供回りさせる。回り止め部61は、操作部材13に設けられた第1凹凸部62と、吐出部材15に設けられた第2凹凸部63と、を備えている。
第1凹凸部62は、前記接続筒部37の外周面に、周方向の全周にわたって配置されていて、周方向に凹部と凸部とが交互に配置されてなる。第2凹凸部63は、前記外周筒部39の内周面に、周方向の全周にわたって配置されていて、周方向に凹部と凸部とが交互に配置されてなる。これらの第1凹凸部62および第2凹凸部63は、互いに噛み合っている。
また本実施形態では、挿通部材16は、複数の筒状部64a〜64dを備える多重筒状に形成されている。複数の筒状部64a〜64dは、互いに同軸に配置されて大径のものの内側に小径のものが位置している。筒状部64a〜64dは4つ備えられていて、いずれも容器軸Oと同軸に配置されている。挿通部材16は、小径の筒状部64a〜64cの外側に大径の筒状部64b〜64dが容器軸O方向に摺動自在に嵌合されることで、多段筒状に形成されている。
複数の筒状部64a〜64dのうち、最も内側に位置する筒状部64aは、吐出筒部38の下端部に直結された固定筒状部64aとされていて、吐出部材15と一体に形成されている。
複数の筒状部64a〜64dのうち、固定筒状部64a以外の筒状部64b〜64dは、固定筒状部64aに対して容器軸O方向に相対的に移動可能な可動筒状部64b〜64dとされている。可動筒状部64b〜64dの各下端部は、互いに容器軸O方向に同等の位置に配置されていて、図示の例では、固定筒状部64aの下端部と同等の位置に配置されている。複数の可動筒状部64b〜64dは、小径のものから大径のものに向かうに従い漸次、容器軸O方向に小さくなっている。
複数の可動筒状部64b〜64dの各上端部にはそれぞれ、径方向の内側に向けて突出する第1規制突部65が設けられている。第1規制突部65は、周方向に延びる環状に形成されていて、可動筒状部64b〜64dは、第1規制突部65を介して、この可動筒状部64b〜64dの内側に位置する筒状部64a〜64cに、容器軸O方向に摺動自在にかつ液密に嵌合されている。
複数の筒状部64a〜64dの下端部にはそれぞれ、径方向の外側に向けて突出する第2規制突部66が設けられている。第2規制突部66は、周方向に延びる環状に形成されている。複数の筒状部64a〜64dのうち、最も外側に位置する最外筒状部64dに形成された第2規制突部66は、中皿12の前記シール部30に下側から対向していて、他の筒状部64a〜64cに形成された第2規制突部66は、第1規制突部65に下側から対向している。
前述の第1規制突部65および第2規制突部66は、複数の筒状部64a〜64dのうち、互いに嵌合し合う筒状部64a〜64d同士の間に設けられた規制部67を構成する。図7および図8に示すように、規制部67は、互いに嵌合し合う筒状部64a〜64d同士のうち、小径の筒状部64a〜64cに対する大径の筒状部64b〜64dの相対的な下降量を規制する。図示の例では、大径の筒状部64b〜64dが小径の筒状部64a〜64cに対して相対的に一定量、下降したときに、第1規制突部65と第2規制突部66とが互いに突き当たり係止し合うことで、小径の筒状部64a〜64cに対する大径の筒状部64b〜64dの更なる相対的な下降が規制される。
前記挿通部材16は、中皿12の下降に伴って、複数の筒状部64a〜64dが大径のものから漸次下降することで、下側に延びる。このときまず、中皿12が下降して前記シール部30が最外筒状部64dの第2規制突部66に係合することで、最外筒状部64dが中皿12とともに下降する。その後、最外筒状部64dと、この最外筒状部64d内に嵌合された可動筒状部64cと、の間の前記規制部67が係止し合うことで、最外筒状部64dと可動筒状部64cとの容器軸O方向の相対的な移動が規制され、可動筒状部64cが、最外筒状部64dおよび中皿12とともに下降する。
このようにして、互いに嵌合し合う筒状部64a〜64d同士の間に設けられた前記規制部67が順次、係止し合うことで、複数の可動筒状部64b〜64dが、大径のものから漸次下降していく。そして、複数の可動筒状部64b〜64dのうち、最も内側に位置する可動筒状部64bと、固定筒状部64aと、の間の前記規制部67が係止し合うと、挿通部材16は伸長限状態となり挿通部材16の更なる延びが規制される。
ところで本実施形態では、配置突部25を、前記平面視において十字状に形成するのに代えて、容器本体11の底部21から下側に向けて開口する有頂筒状に形成している。配置突部25は、下側から上側に向けて漸次段状に縮径する多段筒状に形成されていて、図8に示すように、配置突部25は、伸長限状態とされた挿通部材16のうち、可動筒状部64b〜64dにより構成される部分内に配置される。このとき、配置突部25の外周面と挿通部材16の内周面とは、径方向に近接している。また図7に示すように、挿通部材16が下側に延びるときに、挿通部材16と配置突部25との間には、容器本体11内の収容空間33と挿通部材16の固定筒状部64aとの間を連通する連通路68が確保されている。
以上説明したように、本実施形態に係る繰出容器60によれば、中皿12の下降に伴って、複数の筒状部64a〜64dが大径のものから漸次下降することで、挿通部材16が下側に延びるので、挿通部材16の下端部を、容器本体11内に収容された内容物の減少量に応じて下降させることができる。したがって、容器本体11内から内容物が吐出されて容器本体11内の内容物が少量、残留したときであっても、挿通部材16の下端部が内容物から上側に大きく離れて位置するのを抑制することが可能になり、容器本体11内の内容物を、挿通部材16内を通して吐出孔50に円滑に到達させ易くすることができる。
また前述のように、挿通部材16の下端部を、容器本体11内に収容された内容物の減少量に応じて下降させることができるので、容器本体11内に内容物が多量に収容されているときには、挿通部材16の下端部を容器本体11内において上側に位置させて、この下端部が内容物内に入り込むのを抑えることができる。これにより、例えば、この繰出容器60から内容物を吐出し始める前の初期位置に位置する挿通部材16の下端部が、内容物内に大きく入り込んで内容物の体積が見かけ上、増加するのを防ぐこと等が可能になり、容器本体11内に内容物を精度良く収容し易くすることができる。
また複数の筒状部64a〜64dのうち、互いに嵌合し合う筒状部64a〜64d同士の間に、前記規制部67が設けられているので、中皿12の下降に伴って、前記筒状部64a〜64d同士のうち、大径の筒状部64b〜64dが小径の筒状部64a〜64cに対して相対的に一定量、下降したときに、規制部67によって、小径の筒状部64a〜64cに対する大径の筒状部64b〜64dの更なる相対的な下降を規制することができる。したがって、その後、例えば小径の筒状部64a〜64cを大径の筒状部64b〜64dとともに下降させること等が可能になり、複数の筒状部64a〜64dを大径のものから漸次、スムーズに下降させて挿通部材16を下側に向けて円滑に延ばすことができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る繰出容器を、図9を参照して説明する。
なお、この第3実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態の繰出容器70では、初期位置の中皿12を、容器本体11の胴部22の上端部内に配置するのに代えて、胴部22の下端部内に配置していて、容器本体11内の収容空間33が、容器本体11内において中皿12よりも上側に位置する部分に画成されている。また中皿12の基部28は、外筒部26および内筒部27それぞれの上端部同士を連結していて、基部28のうち、下面側が前記硬質体31により構成され、上面側が前記軟質体32により構成されている。
そして中皿12は、容器本体11に対して周方向の一方側(内容物の吐出方向)に向けて回転させられたときに、容器本体11内で容器軸O方向に沿って上側に移動して収容空間33を縮小させ、容器本体11に対して周方向の他方側に向けて回転させられたときに、容器本体11内で容器軸O方向に沿って下側に移動して収容空間33を拡大させる。
ここで本実施形態では、容器本体11の底部21に、容器軸O方向の貫通孔(空気導入孔)を形成することが可能である。また容器本体11として、底部21により胴部22の下端開口部が閉塞された構成を採用するのに代えて、底部21を有さず胴部22の下端開口部が開放された構成を採用し、この下端開口部から中皿12を容器本体11内に配置させることも可能である。
また本実施形態では、挿通部材16が、吐出部材15にブリッジ部71を介して連結され、吐出部材15、挿通部材16およびブリッジ部71が一体成形されている。ブリッジ部71は、周方向に間隔をあけて複数配置されていて、吐出筒部38の下端部と挿通部材16の上端部とを連結している。周方向に隣り合うブリッジ部71同士の間には、収容空間33と吐出孔50(吐出筒部38の内部)とを連通する連通隙間が設けられている。なお挿通部材16は、有頂筒状に形成されていて、挿通部材16の周壁部における上端開口部は、挿通部材16の天壁部により閉塞されている。
さらに本実施形態では、操作部材13と吐出部材15との間に前記ラチェット部44を設けるのに代えて、前記第2実施形態と同様に、前記第1凹凸部62および前記第2凹凸部63を有する回り止め部61を設けている。
以上のような構成の繰出容器70では、操作部材13を周方向の一方側に回転させ、操作部材13と中皿12とを、回り止め部61、吐出部材15および挿通部材16を介して供回りさせると、中皿12と容器本体11とが容器軸O回りに相対的に回転させられて、中皿12が、容器本体11内を上昇して収容空間33を縮小させ、中皿12の基部28が、内容物を上側に向けて押し込む。これにより、内容物が、前記連通隙間を通して吐出孔50内に到達して外部に吐出される。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、本発明では、オーバーキャップ14、配置突部25、弁部材41などがなくてもよい。
また前記実施形態では、外筒部26のうち、容器軸O方向の両端部に限定して雌ねじ部24に螺着されているが、本発明はこれに限られない。例えば、外筒部が、容器軸方向の全長にわたって雌ねじ部に螺着していてもよい。
また前記実施形態では、中皿12が硬質体31と軟質体32により構成されているが、本発明はこれに限られない。例えば硬質体または軟質体のいずれか一方のみにより構成されていてもよい。
また前記実施形態では、シール部30が、挿通孔29の内周面に容器軸O方向に間隔をあけて設けられているが、本発明はこれに限られない。例えばシール部を、挿通孔の内周面に、容器軸方向に1つ設けてもよく、容器軸方向に3以上設けてもよい。
また、操作部材13、吐出部材15および挿通部材16をそれぞれ別体に形成しても、これらの一部または全部を一体に形成してもよい。
さらに前記実施形態では、操作部材13が、容器本体11の口部23を閉塞しているが、本発明はこれに限られない。例えば容器本体に口部を、操作部材とは異なる蓋部材で閉塞し、操作部材を、容器本体の底部側に設けてもよい。
また前記実施形態では、挿通部材16の横断面視形状が、矩形状に形成されているが、本発明はこれに限られない。本発明では、挿通部材の横断面視形状を、矩形状とは異なる他の非真円形状に形成することが可能であり、多角形状や楕円形状などにしてもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
10、60、70 繰出容器
11 容器本体
12 中皿
13 操作部材
15 吐出部材
16 挿通部材
21 底部
25 配置突部
50 吐出孔
64a〜64d 筒状部
67 規制部
O 容器軸

Claims (5)

  1. 内容物が収容される容器本体と、
    内容物を吐出する吐出孔が形成された吐出部材と、
    前記容器本体の内周面に螺着され前記容器本体内を容器軸方向に移動する中皿と、
    前記容器本体の外部に露呈した状態で、前記容器本体に、容器軸回りに回転自在に装着された操作部材と、
    前記容器本体内で容器軸方向に延びるとともに前記操作部材に連結され、容器軸に直交する横断面視形状が非真円形状であり前記中皿における径方向の中央部に挿通された挿通部材と、を備えていることを特徴とする繰出容器。
  2. 請求項1記載の繰出容器であって、
    前記吐出部材は、前記容器本体の口部に連結され、
    前記挿通部材は、前記吐出部材から、容器軸方向に沿って前記容器本体の底部側である下側に向けて延び、前記吐出孔と前記容器本体内とを連通する筒状に形成されていることを特徴とする繰出容器。
  3. 請求項2記載の繰出容器であって、
    前記挿通部材は、複数の筒状部を有する多重筒状に形成され、前記中皿の下降に伴って、前記複数の筒状部が大径のものから漸次下降することで、下側に延びることを特徴とする繰出容器。
  4. 請求項3記載の繰出容器であって、
    前記挿通部材は、小径の前記筒状部の外側に大径の前記筒状部が容器軸方向に移動自在に嵌合されることで、多段筒状に形成され、
    前記複数の筒状部のうち、互いに嵌合し合う筒状部同士の間には、前記筒状部同士のうち、小径の前記筒状部に対する大径の前記筒状部の相対的な下降量を規制する規制部が設けられていることを特徴とする繰出容器。
  5. 請求項2から4のいずれか1項に記載の繰出容器であって、
    前記容器本体の底部には、前記挿通部材内に配置される配置突部が設けられていることを特徴とする繰出容器。
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