JP6216640B2 - 繰出容器 - Google Patents
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Description
この繰出容器では、操作部を介して螺軸を容器軸回りに回転操作することで中皿を上昇させることができ、容器本体内の内容物を押し上げて外部に吐出することが可能とされている。
(1)本発明に係る繰出容器は、内容物が収容される容器本体と、前記内容物を吐出する吐出孔が形成された吐出部材と、前記容器本体内に容器軸方向に沿って延設され、且つ前記容器軸回りに回転自在に配設されたねじ軸と、前記容器本体内に摺動自在に嵌合された状態で前記ねじ軸に螺着され、前記ねじ軸の回転に伴って前記容器本体内を前記容器軸方向に移動する中皿と、前記容器本体に前記容器軸回りに回転自在に装着された操作部材と、前記操作部材と前記ねじ軸とを連結する連結部材と、を備え、前記操作部材と前記連結部材との間には、前記容器軸回りに沿う回転方向のうち、前記中皿を前記吐出孔から前記内容物を吐出させる向きに移動させる第1回転方向に向けて前記操作部材が回転したときに、前記連結部材及び前記ねじ軸を供回りさせ、且つ前記第1回転方向とは逆方向の第2回転方向に向けて前記操作部材が回転したときに、前記操作部材を空回りさせるラチェット部が設けられ、前記操作部材と前記容器本体との間には、前記操作部材を前記容器軸回りに回転させたときに、互いに当接してそれ以上の回転を規制する回転規制部が設けられ、前記連結部材は、前記ねじ軸に外嵌され、且つ前記容器本体の内側に回転自在に嵌合された回転体と、前記回転体に固定され、弾性変形可能に形成された弾性体と、を備え、前記ラチェット部は、前記操作部材に設けられると共に、前記第1回転方向に向いた係止面を有する係止部と、前記弾性体に設けられると共に、前記操作部材を前記第1回転方向に回転させたときに、前記係止面に係止される係止突起と、を備えることを特徴とする。
ところで、操作部材を一定の回転角度だけ回転させると、回転規制部によって操作部材の回転が規制される。従って、1回の操作での中皿の移動量を規定することができ、定量の内容物を吐出できる。
さらに、操作部材を、上記した一定の回転角度で、第1回転方向及び第2回転方向に向けて交互に繰り返し往復回転させることで、定量の内容物を順次吐出できるので、まとまった量の内容物を容易且つ精度良く吐出することができる。従って、より一層の優れた操作性を具備することができる。
これに対して、操作部材を第2回転方向に回転させた場合には、係止面が第1回転方向を向いたまま第2回転方向に回転するので、係止突起が係止面に係止されることなく、係止突起だけが第2回転方向に回転する。この際、弾性体は、係止突起の回転を阻害しないように弾性変形する。従って、操作部材の回転力は連結部材に伝わることなく、操作部材を第2回転方向に向けて確実に空回りさせることができる。
(繰出容器の構成)
図1〜図3に示すように、本実施形態の繰出容器1は、内容物が収容される円筒状の容器本体2と、容器本体2に装着され、内容物を吐出する吐出孔31が形成された吐出部材3と、容器本体2内に配設された雄ねじ軸(ねじ軸)4と、容器本体2内に摺動自在に嵌合され、雄ねじ軸4に螺着された円筒状の中皿5と、容器本体2に装着された有頂円筒状の操作部材6と、操作部材6と雄ねじ軸4とを連結する連結部材7と、容器本体2に着脱自在に装着された有頂円筒状のオーバーキャップ8と、を備えている。
なお、図2ではオーバーキャップ8の図示を省略している。
さらに、周方向のうち、上方から見て時計回り(CW)を第1回転方向T1(図2参照)といい、その逆方向である反時計回り(CCW)を第2回転方向T2(図2参照)という。
図1〜図4に示すように、容器本体2は、上方に開口した胴部10と、胴部10の下端部に接続された底部11と、を備えている。
胴部10の上端部は、上方に向かうにしたがって段階的に厚みが薄くなる多段部とされている。具体的には、胴部10の上端部は、下段部12、外径が下段部12よりも小さい中段部13、及び外径が中段部13よりも僅かに小さい上段部14を備え、これらが下方から上方に向かうにしたがって順に連設されている。
なお、図4では、窪み部16を視認し易いように図示している。
雄ねじ軸4は、円筒状に形成され、下端部が上記支持突起18に上方から回転自在に外嵌されている。これにより、雄ねじ軸4は、容器本体2内に上下方向に沿って配設されると共に、支持突起18によって安定且つ回転可能に支持されている。雄ねじ軸4の外周面には、上下方向に亘って雄ねじ部4Aが形成されている。
連結筒20の下端部には、径方向外側に向けて突出した環状の支持フランジ21が形成されている。また、連結筒20には、該連結筒20を上下に貫通すると共に、内容物を通過させる縦通路22が形成されている。図示の例では、縦通路22は周方向に間隔をあけて複数(6つ)形成されている。
図1及び図2に示すように、吐出部材3は、吐出孔30が形成された平面視円形状の頂壁部31と、頂壁部31の外縁部から下方に向けて突出し、上述した連結筒20を径方向外側から囲む周壁部32とを備え、有頂円筒状に形成されている。
図1に示すように、中皿5は、容器本体2内に摺動自在に嵌合された状態で雄ねじ軸4に螺着され、雄ねじ軸4の回転に伴って容器本体2内を上下方向に移動可能とされている。この際、中皿5は、雄ねじ軸4が第1回転方向T1に回転したときに上昇移動するように、雄ねじ軸4に螺着されている。
但し、この場合に限定されるものではなく、本体部5Aと弾性材料部5Bとをインサート成形以外の方法で一体にしても構わないし、中皿5を1種類の材料で成形しても良い。
さらに、容器本体2と摺接筒部41との間の摺動抵抗を高めることができるので、雄ねじ軸4の回転に伴って、中皿5を連れ回りさせることなく上下方向に移動させることが可能となる。
図1〜図3に示すように、操作部材6は、吐出部材3の周壁部32に対して上下方向に位置決めされた状態で回転自在に装着された円筒状の回転筒50と、容器本体2の中段部13に対して回転自在に装着された円筒状の操作筒51と、回転筒50の上端部と操作筒51の上端部とを接続する頂壁部52と、を備えている。
従って、操作部材6は、吐出部材3及び容器本体2に対して容器軸O回りに回転可能とされている。
また、その状態から、操作部材6を第2回転方向T2に一定の回転角度だけ回転させると、図2に示すように、第2回転方向T2に面が向いた横リブ53の第2側壁面53bが横溝15の周方向壁面15aに当接して、それ以上の回転が規制される。
なお、図示の例では、90度を超えて回転させた時点で操作部材6の回転が規制されるように、横溝15に対する横リブ53の周方向の長さが調整されている。
これに対して、操作部材6を第2回転方向T2に回転させた場合には、突リブ面56aが弾性突起17に接しないので、弾性突起17は周方向に徐々に弾性変形する。従って、この場合には音が生じ難い。
係止リブ58は、第1回転方向T1に向かうにしたがって径方向外側に突出するように形成されていると共に、第1回転方向T1に向いた係止面58aを有している。
図1〜図3に示すように、連結部材7は、雄ねじ軸4に外嵌され、且つ容器本体2の内側に回転自在に嵌合された回転体7Aと、回転体7Aに固定され、径方向に弾性変形可能な弾性リング(弾性体)7Bと、を備えている。
弾性リング7Bは、固定ピン64に装着される固定筒70と、径方向に弾性変形する弾性梁71と、が周方向に交互に連設されることで形成されている。弾性梁71は、上下方向に幅広とされ、周方向に沿って延びた帯状に形成されていると共に、周端部71aが周方向に隣り合う固定筒70に対して接続されている。従って、弾性梁71は、周端部71aを基点として、周方向の中央部71bが径方向に大きく変位するように弾性変形可能とされている。
従って、図5に示すように、操作部材6の回転力を弾性梁71に伝達することができ、連結部材7を第1回転方向T1に供回りさせることができる。その結果、雄ねじ軸4及び吐出部材3についても、第1回転方向T1に供回りさせることができる。
図1に示すように、オーバーキャップ8は、天壁部8a及び周壁部8bを備え、有頂筒状に形成されている。天壁部8aは、吐出部材3の頂壁部31及び操作部材6の頂壁部52を上方から覆っている。周壁部8bは、天壁部8aの外縁部から下方に向けて突出し、操作部材6の操作筒51を径方向外側から囲んで、容器本体2の下段部12に対して着脱自在に嵌合されている。
次に、上述したように構成された繰出容器1を使用する場合について説明する。
この場合には、オーバーキャップ8を取り外した後、容器本体2に対して操作部材6を第1回転方向T1に回転させる。これにより、図5に示すように、ラチェット部75を介して連結部材7を第1回転方向T1に回転させることができると共に、雄ねじ軸4及び吐出部材3についても第1回転方向T1に回転させることができる。これにより、図1に示すように、中皿5を吐出孔30に向けて上昇移動させることができ、内容物を上方に押し上げることができる。
特に、図6に示すように、ラチェット部75が第2回転方向T2に回転する操作部材6を空回りさせるので、操作部材6の回転力が連結部材7、雄ねじ軸4及び吐出部材3に伝達されてしまうことを防止でき、中皿5が吐出孔30から離間するように下降移動することを防止できる。
さらに、操作部材6を、上記した一定の回転角度で、第1回転方向T1及び第2回転方向T2に向けて交互に繰り返し往復回転させることで、定量の内容物を順次吐出できるので、まとまった量の内容物を容易且つ精度良く吐出することができる。従って、より一層の優れた操作性を具備することができる。
なお、この場合には、連結部材7についても容器本体2の下端部側に配置すれば良い。また、吐出部材3については、容器本体2の上端部側に装着することも可能である。
さらに、操作部材6を第1回転方向T1に回転させたときに音が生じるように構成したが、第2回転方向T2に回転させたときにも音が生じるようにしても良い。但し、音を必ずしも発生させる必要はない。
T1…第1回転方向
T2…第2回転方向
1…繰出容器
2…容器本体
3…吐出部材
4…雄ねじ軸(ねじ軸)
5…中皿
6…操作部材
7…連結部材
7A…回転体
7B…弾性リング(弾性体)
30…吐出孔
55…回転規制部
58…係止リブ(係止部)
58a…係止面
72…係止突起
75…ラチェット部
Claims (1)
- 内容物が収容される容器本体と、
前記内容物を吐出する吐出孔が形成された吐出部材と、
前記容器本体内に容器軸方向に沿って延設され、且つ前記容器軸回りに回転自在に配設されたねじ軸と、
前記容器本体内に摺動自在に嵌合された状態で前記ねじ軸に螺着され、前記ねじ軸の回転に伴って前記容器本体内を前記容器軸方向に移動する中皿と、
前記容器本体に前記容器軸回りに回転自在に装着された操作部材と、
前記操作部材と前記ねじ軸とを連結する連結部材と、を備え、
前記操作部材と前記連結部材との間には、前記容器軸回りに沿う回転方向のうち、前記中皿を前記吐出孔から前記内容物を吐出させる向きに移動させる第1回転方向に向けて前記操作部材が回転したときに、前記連結部材及び前記ねじ軸を供回りさせ、且つ前記第1回転方向とは逆方向の第2回転方向に向けて前記操作部材が回転したときに、前記操作部材を空回りさせるラチェット部が設けられ、
前記操作部材と前記容器本体との間には、前記操作部材を前記容器軸回りに回転させたときに、互いに当接してそれ以上の回転を規制する回転規制部が設けられ、
前記連結部材は、
前記ねじ軸に外嵌され、且つ前記容器本体の内側に回転自在に嵌合された回転体と、
前記回転体に固定され、弾性変形可能に形成された弾性体と、を備え、
前記ラチェット部は、
前記操作部材に設けられると共に、前記第1回転方向に向いた係止面を有する係止部と、
前記弾性体に設けられると共に、前記操作部材を前記第1回転方向に回転させたときに、前記係止面に係止される係止突起と、を備えることを特徴とする繰出容器。
Priority Applications (1)
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- 2013-12-27 JP JP2013273414A patent/JP6216640B2/ja active Active
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