JP6776008B2 - 液状内容物の回転繰出容器 - Google Patents
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Description
この種の回転繰出容器では、例えば液状、クリーム状又は半固形状等の内容物が容器本体に収容される。
具体的に、例えば上記構成とは異なり、容器本体及び中皿を、容器軸に垂直な横断面視で真円形状に形成して互いに嵌合させ、容器本体と中皿との間に、容器軸方向に延びるリブと溝とを係合させた回り止め手段等を設けるような場合に比べて、上記構成によれば構造を簡素化できる。
具体的に、例えば上記構成とは異なり、雄ねじ軸の外周に全周にわたって雄ねじ部が形成されている場合には、成形型から雄ねじ軸を取り外すために、雄ねじ軸をその中心軸回りに回転させなければならない。一方、上記構成によれば、非雄ねじ部に割り型を摺接させつつスライド移動させることができるので、雄ねじ軸を成形型から容易に取り外すことができ、成形性に優れる。
図1(a)、(b)、図3及び図4に示されるように、本実施形態の液状内容物の回転繰出容器1は、液状の内容物が収容され、内容物を吐出する吐出口2が形成された容器本体3と、容器本体3内に容器軸O方向に沿って延設され、外周面に雄ねじ部19が形成された雄ねじ軸4と、容器本体3内に設けられて雄ねじ軸4に螺着され、容器本体3に対する雄ねじ軸4の容器軸O回りの回転にともなって、容器本体3内を容器軸O方向に沿って移動する中皿5と、雄ねじ軸4に対して容器軸O回りに回転不能に連結され、容器本体3の容器軸O方向に沿う吐出口2とは反対側に隣接配置される操作部6と、容器本体3に着脱可能に装着されて吐出口2を覆うキャップ7と、を備えている。
また、塗布筒9の周壁の内周面には、リブ14が当接する。これにより塗布筒9は、本体筒8に対して周方向への移動も規制された状態で装着されている。
軸支持筒10は、本体筒8の周壁に対して、上下方向、径方向及び周方向への移動が規制された状態で装着されている。
図3及び図4に示されるように、軸部20の外周には、雄ねじ部19と、雄ねじ部19よりも半径が小さく、雄ねじ形状が付与されていない非雄ねじ部22と、が周方向に沿って交互に配置されている。本実施形態の例では、容器の横断面視において、軸部20の外周のうち、容器軸Oを中心に互いに180°回転対称に位置する一対の部分が、面カットされたように平面状に形成されており、これらの平面部分が非雄ねじ部22とされている。また、容器の横断面視において、軸部20の外周のうち一対の非雄ねじ部22以外の部位に、一対の雄ねじ部19が、容器軸Oを中心に互いに180°回転対称位置に形成されている。本実施形態の例では、雄ねじ部19が、二条ねじである。
また図3に示される例では、軸部20の上端部に、雄ねじ部19が形成されていない。軸部20の上端は、本体筒8の頂壁よりも下方に位置している。
容器本体3に対して操作部6を容器軸O回りの周方向に回転させることにより、容器本体3に対して雄ねじ軸4が周方向に回転する。
また中皿5は、中皿本体27と、中皿本体27に配設され、内周シール部25及び外周シール部26を有するシール体28と、中皿本体27に配設され、雌ねじ部24が形成された雌ねじ筒29と、を備えている。
図3及び図4に示される例では、中皿本体27の周壁の外周面のうち、下端部以外の部位と、容器本体3の内周面との間には、若干の隙間が設けられている。
そして図5において、二点鎖線で示す(弾性変形前の)内周シール部25の内周面の半径(内半径)は、雄ねじ軸4の外周のうち、最も径方向内側に位置する部分の半径(雄ねじ軸4の外半径の最小値)以下とされている。本実施形態の例では、内周シール部25内に嵌合する雄ねじ軸4の軸部20のうち、最も径方向内側に位置する部分が面カット形状とされた非雄ねじ部22であり、内周シール部25の内周面の半径は、軸部20の外周における非雄ねじ部22の半径以下とされている。
また、シール体28の内周シール部25及び外周シール部26は、中皿5のうち、少なくとも容器軸O方向に沿う吐出口2側の端部(つまり上端部)に配置されている。
図1(a)、(b)、図3及び図4に示されるように、キャップ嵌合部11に対してキャップ7が嵌合したときに、本体筒8の周壁の外周面と、キャップ7の周壁の外周面とは、互いに略面一に配置される。
図6に示されるように、軸支持筒10内に中皿5を配置した状態で、軸支持筒10の底壁にその下方から雄ねじ軸4を挿通し、該雄ねじ軸4の雄ねじ部19を中皿5の雌ねじ部24に螺着させて、操作部6を回転操作しつつ雄ねじ軸4を上方へ向けてねじ込んでいく。また、軸支持筒10の底壁に対して雄ねじ軸4の筒部21を上方へ向けて押し込んで、筒部21の上端部を、軸支持爪18を弾性変形させつつその上方に乗り越えさせる。すると、軸支持筒10の軸支持爪18は復元変形して、筒部21の係止面23に係止される。
このように、中皿5、雄ねじ軸4及び操作部6が装着された軸支持筒10(機構部)を、本体筒8内にその下方から挿入していく。
これにより、本体筒8内に液状内容物が収容されたときに、軸支持筒10と軸支持筒嵌合部12との間を通して液漏れが生じることを防止できる。
次いで、容器本体3内に液状の内容物を収容し、該容器本体3の本体筒8に塗布筒9及びキャップ7を装着する。
すなわちこの場合、簡単な構成により、容器本体3に対する中皿5の容器軸O回りの回転を確実に規制することができる。
具体的に、例えば上記構成とは異なり、容器本体3及び中皿5を、容器軸Oに垂直な横断面視で真円形状に形成して互いに嵌合させ、容器本体3と中皿5との間に、容器軸O方向に延びるリブと溝とを係合させた回り止め手段等を設けるような場合に比べて、上記構成によれば構造を簡素化できる。
具体的に、例えば上記構成とは異なり、雄ねじ軸4の外周に全周にわたって雄ねじ部19が形成されている場合には、成形型から雄ねじ軸4を取り外すために、雄ねじ軸4をその中心軸回りに回転させなければならない。一方、上記構成によれば、非雄ねじ部22に割り型を摺接させつつスライド移動させることができるので、雄ねじ軸4を成形型から容易に取り外すことができ、成形性に優れる。
すなわちこの場合、雌ねじ部24が、中皿5のうち内周シール部25及び外周シール部26よりも容器軸O方向に沿う吐出口2とは反対側(下方)に配置され、つまり液状内容物に接触しにくい位置に配置されるため、雌ねじ部24と雄ねじ部19との螺着の繰り返しによる液状内容物への影響を抑えることができる。
また、容器本体3及び中皿5を、容器軸Oに垂直な横断面視で真円形状に形成して互いに嵌合させ、中皿5と容器本体3との摩擦抵抗を、中皿5と雄ねじ軸4との摩擦抵抗よりも大きく設定することで、容器本体3に対する中皿5の回転を規制することとしてもよい。
2 吐出口
3 容器本体
4 雄ねじ軸
5 中皿
19 雄ねじ部
22 非雄ねじ部
24 雌ねじ部
25 内周シール部
26 外周シール部
O 容器軸
Claims (5)
- 液状の内容物が収容され、内容物を吐出する吐出口が形成された容器本体と、
前記容器本体内に容器軸方向に沿って延設され、外周面に雄ねじ部が形成された雄ねじ軸と、
前記容器本体内に設けられて前記雄ねじ軸に螺着され、前記雄ねじ軸の容器軸回りの回転にともなって、前記容器本体内を容器軸方向に沿って移動する中皿と、を備え、
前記中皿は、前記容器本体に対して容器軸回りの回転が規制されており、
前記中皿は、
前記雄ねじ軸の前記雄ねじ部に螺着する雌ねじ部と、
前記雌ねじ部を形成する材料より軟らかく弾性変形可能な材料で形成され、前記雄ねじ軸の外周に嵌合するとともに、前記雄ねじ部に対して容器軸回りに回転自在に当接する内周シール部、及び、前記雌ねじ部を形成する材料より軟らかく弾性変形可能な材料で形成され、前記容器本体の内周に摺動自在に嵌合する外周シール部が一体に形成されたシール体と、を備え、
前記内周シール部の内周面の半径は、前記雄ねじ軸の外周のうち、最も径方向内側に位置する部分の半径以下であることを特徴とする液状内容物の回転繰出容器。 - 請求項1に記載の液状内容物の回転繰出容器であって、
容器軸に垂直な横断面視で、前記容器本体及び前記中皿が、非真円形状に形成されて互いに嵌合していることを特徴とする液状内容物の回転繰出容器。 - 請求項1又は2に記載の液状内容物の回転繰出容器であって、
前記雄ねじ軸の外周には、
前記雄ねじ部と、
前記雄ねじ部よりも半径が小さく、雄ねじ形状が付与されていない非雄ねじ部と、が容器軸回りに沿って交互に配置されていることを特徴とする液状内容物の回転繰出容器。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の液状内容物の回転繰出容器であって、
前記内周シール部及び前記外周シール部は、前記雌ねじ部よりも容器軸方向に沿う前記吐出口側に配置されていることを特徴とする液状内容物の回転繰出容器。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の液状内容物の回転繰出容器であって、
前記内周シール部及び前記外周シール部は、前記中皿のうち、少なくとも容器軸方向に沿う前記吐出口側の端部に配置されていることを特徴とする液状内容物の回転繰出容器。
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- 2016-05-31 JP JP2016109513A patent/JP6776008B2/ja active Active
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