JP6272796B2 - ドア錠制御システム - Google Patents

ドア錠制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP6272796B2
JP6272796B2 JP2015101220A JP2015101220A JP6272796B2 JP 6272796 B2 JP6272796 B2 JP 6272796B2 JP 2015101220 A JP2015101220 A JP 2015101220A JP 2015101220 A JP2015101220 A JP 2015101220A JP 6272796 B2 JP6272796 B2 JP 6272796B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
electronic key
notification
communication
door lock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015101220A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016216964A (ja
Inventor
和敬 山本
和敬 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2015101220A priority Critical patent/JP6272796B2/ja
Publication of JP2016216964A publication Critical patent/JP2016216964A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6272796B2 publication Critical patent/JP6272796B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

本発明は、ドア錠の作動を制御するドア錠制御システムに関する。
従来、建物のドアに設けられたドア錠の施解錠を制御するドア錠制御システムが周知である(特許文献1等参照)。このドア錠制御システムでは、ドア錠の作動に電子キーの操作を課さないキーフリー操作によって、ドア錠を施解錠することが可能である。
特開2007−162310号公報
ところで、この種のドア錠制御システムにおいて、電子キーの電池残量情報についての告知を実施することが検討されている。これは、例えば電子キーから電池残量情報を無線により建物(ドア)に送信し、電池電圧が閾値以下となっていると判断されるときに、電池消耗告知をユーザに行うことにより実現する。
しかし、現実問題として、電子キーの電池電圧は、周囲温度の影響を大きく受ける。このため、仮に電子キーが玄関先に長時間置かれていた後に電子キーから電池残量情報を取得した場合には、常温下に置かれていた時とは異なる電池電圧が建物(ドア)に通知されてしまう可能性があり、電子キーの電池残量告知の精度が悪くなることが懸念されていた。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、電子キーの電池に関係する通知の精度をより良くすることを可能にしたドア錠制御システムを提供することにある。
上記課題を解決するドア錠制御システムは、建物のドアに設けられたドア錠を電子キーによって無線により作動可能なドア錠制御システムにおいて、前記電子キーから電池残量情報を無線により取得する情報取得部と、前記電池残量情報に基づく通知を実行する通知実行部とを備え、前記通知実行部は、前記ドアとの通信が一定時間以上継続中の電子キーを前記通知の対象から外すことをその要旨としている。
例えば、玄関先に電子キーが長時間置かれたままになっているとき、この電子キーは屋外温度の影響を受けやすい。よって、本構成では、ドアとの通信が一定時間以上継続中の電子キーを当該ドア近くに置かれたままの電子キーとして扱い、その電子キーを通知の対象から外すことで、電池に関係する通知をより精度良く行うことができる工夫を凝らした。これにより、玄関先に置いてあった電子キーを持って出かけようとする際、電池が消耗していないにもかかわらず、電池消耗告知を受けるといったことが抑制される。したがって、電子キーの電池に関係する通知をより精度良く行うことができる。
上記課題を解決するドア錠制御システムは、建物のドアに設けられたドア錠を電子キーによって無線により作動可能なドア錠制御システムにおいて、前記電子キーから電池残量情報を無線により取得する情報取得部と、前記電池残量情報に基づく通知を実行する通知実行部とを備え、前記電子キーは、前記ドアとの通信が一定時間以上継続中のとき、前記電池残量情報を送信しないことをその要旨としている。
例えば、玄関先に電子キーが長時間置かれたままになっているとき、この電子キーは屋外温度の影響を受けやすい。よって、本構成では、電子キー自らが、ドアとの通信が一定時間以上継続中のとき、自らを当該ドア近くに置かれたままの電子キーと判断し、電池残量情報を送信しないことで、電池に関係する通知をより精度良く行うことができる工夫を凝らした。これにより、玄関先に置いてあった電子キーを持って出かけようとする際、電池が消耗していないにもかかわらず、電池消耗告知を受けるといったことが抑制される。したがって、電子キーの電池に関係する通知をより精度良く行うことができる。
上記ドア錠制御システムについて、前記情報取得部は、ドア側からの通信を契機に前記電子キーと無線によるID照合を行うスマート照合の通信を通じて前記電池残量情報を取得することとしてもよい。
この構成によれば、ドア側と電子キーとの間で実行されるID照合の通信を利用して、電池残量情報を電子キーから取得することが可能となる。
本発明によれば、電子キーの電池に関係する通知をより精度良く行うことができる。
一実施の形態のドア錠制御システムの構成図。 電池消耗告知機能の考え方の説明図。 スマート通信の概要図。 ユーザ退室の判定の仕方の一例を示す例示図。 ユーザ退室の判定の仕方の他の一例を示す例示図。 ユーザ退室の判定の仕方のさらに他の一例を示す例示図。 電池消耗告知の具体例を示す例示図。
以下、ドア錠制御システムの一実施の形態について説明する。
図1に示すように、建物1は、建物1のドア2に設けられたドア錠3を電子キー4によって無線により作動可能なドア錠制御システム5を備える。ドア錠制御システム5は、例えばドア2側(建物1側)からの通信を契機に狭域無線(通信距離:数m)によってID照合を実行してドア錠3を制御するキー操作フリーシステムとなっている。ドア錠制御システム5は、ドア錠3の施錠及び解錠の両方を制御するものである。なお、以降は、キー操作フリーシステムによるドア錠3の操作を「スマート操作」と記す。また、キー操作フリーシステムの通信を「スマート通信」と記し、その通信で実行されるID照合を「スマート照合」と記す。
キー操作フリーシステムの通信は、例えばドア2(建物1)→電子キー4の通信にLF(Low Frequency )帯の電波が使用され、電子キー4→ドア2(建物1)の通信にUHF(Ultra High Frequency)帯の電波が使用されている。スマート操作は、電子キー4を実際に操作しなくても、スマート照合が成立すれば、ドア錠3の作動が許可又は実行される操作となっている。なお、本例の場合は、ドア2に設けられたドア錠操作部6がドア錠3の作動のトリガとなって、ドア錠3の施解錠が切り替えられる。ドア錠操作部6は、例えば押圧スイッチであることが好ましく、操作される度にドア錠3の施解錠が交互に切り替わるものであるとよい。
電子キー4は、電子キー4の動作を制御するキー制御部7と、電子キー4において電波を受信する受信アンテナ8と、電子キー4において電波を送信する送信アンテナ9と、電子キー4の電源となる電池10とを備える。キー制御部7のメモリ11には、電子キー4の固有IDである電子キーIDが書き込み保存されている。受信アンテナ8は、例えばLF電波を受信する。送信アンテナ9は、例えばUHF電波を送信する。電子キー4は、電池10の残量(電池電圧)を常時監視し、その監視結果である電池残量情報Svをスマート通信時にドア2側に送信可能である。
ドア錠制御システム5は、ドア錠制御システム5の動作を制御するコントローラ12と、ドア2の周囲に電波を送信する送信アンテナ13と、ドア2の周囲で電波を受信する受信アンテナ14とを備える。コントローラ12のメモリ15には、ドア2に登録された電子キー4のID(電子キーID)が書き込み保存されている。送信アンテナ13は、例えばLF電波を送信する。受信アンテナ14は、例えばUHF電波を受信する。送信アンテナ13及び受信アンテナ14は、例えばドア2、建物1の壁、建物1の周囲などに配設される。ドア錠3は、例えばアクチュエータを駆動源にデッドボルトを壁側の凹部に出し入れする電気錠からなる。コントローラ12は、例えば基板上にICや各種素子が実装された制御盤からなる。
本例のドア錠制御システム5は、電子キー4の電池残量に基づく通知が可能な通知機能が設けられている。本例の通知機能は、電子キー4の電池電圧が閾値以下となったとき、電池10の電圧が残り僅かである旨をユーザに通知する電池消耗告知機能となっている。すなわち、ドア錠制御システム5は、ユーザが退室することに伴いドア2が作動されるとき、電子キー4の電池残量が残り僅かとなっていれば、その旨をユーザに通知するように作動する。
図2に、本例の電池消耗告知機能の考え方について図示する。電子キー4の電池電圧は、周囲温度の影響を大きく受けるという性質がある。このため、玄関先に電子キー4が長時間置かれたままになっているときには、屋外という周囲温度のばらつきが大きい環境下に電子キー4が晒される状況に近く、電子キー4から通知される電池残量情報Svの精度もあまりよくない。このため、電池消耗告知機能の精度が悪くなってしまう懸念がある。
一方、電子キー4が室内に置かれていたのであれば、室内という環境が安定した状態下に電子キー4が存在していたことになるので、電子キー4から通知される電池残量情報Svを信頼してもよいといえる。よって、本例の場合は、電池消耗告知を実施するにあたって、スマート通信の継続時間を監視することにより、玄関先に電子キー4が長時間置かれたままになっていないかどうかを識別し、玄関先に電子キー4が長時間置かれたままになっていると判断できたときに、その電子キー4を電池消耗告知の対象から外す。
図1に戻り、建物1の室内には、室内のドア2付近において人の有無を検知する人検知センサ16が設けられている。人検知センサ16は、例えば温度センサが使用される。人検知センサ16は、人の有無に応じた検出信号Saをコントローラ12に出力する。例えば、人検知センサ16は、人を検知したとき、ON信号(Hレベル信号)を出力し、人を検知しないとき、OFF信号(Lレベル信号)を出力する。
ドア2には、ドア2の開閉を検出するドア開閉検出部17が設けられている。ドア開閉検出部17は、ドア2が開又は閉のいずれであるのかを検出することができれば、種々のスイッチやセンサが採用可能である。ドア開閉検出部17は、ドア開閉の検出結果であるドア開閉信号Sbをコントローラ12に出力する。例えば、ドア開閉検出部17は、ドア開を検出するとドア開検出信号(Hレベル信号)を出力し、ドア閉を検出するとドア閉検出信号(Lレベル信号)を出力する。
ドア錠制御システム5は、電子キー4から電池残量情報Svを無線により取得する情報取得部20を備える。情報取得部20は、ドア2のコントローラ12に設けられる。本例の情報取得部20は、ドア2側からの通信を契機に電子キー4と無線によるID照合を行うスマート照合の通信を通じて、電子キー4から電池残量情報Svを取得する。
ドア錠制御システム5は、ユーザが室内から室外に出たか否かを判定する動き判定部21を備える。動き判定部21は、ドア2のコントローラ12に設けられる。本例の動き判定部21は、人検知センサ16の検知結果と、ドア開閉検出部17の検出結果と、スマート照合(室外スマート照合、室内スマート照合)の照合結果とのうち、少なくとも2つを用いて、ユーザが退室したか否かを判定する。
ドア錠制御システム5は、電池残量情報Svに基づく通知を実行する通知実行部22を備える。通知実行部22は、ドア2のコントローラ12に設けられる。通知実行部22は、玄関先に置かれたままとなっていない電子キー4を対象に、その電子キー4の電池電圧が閾値以下となっていることを確認すると、ユーザの退室時においてドア2が開けられたとき、電子キー4の電池が切れそうな旨の通知として電池消耗告知を、ドア2に設けられた通知出力部23を介して実行する。通知出力部23は、例えばドアノブに設けられたスピーカであることが好ましい。
次に、ドア錠制御システム5の作用について説明する。
図3に、室外及び室内に各々形成されるスマート通信エリアEの概略を図示する。本例のスマート通信エリアEは、室外に設置された室外アンテナ13aと、室内に設置された室内アンテナ13bとを備える。室外アンテナ13aは、室外アンテナ13aの通信エリア(室外スマート通信エリアEa)が、室外のドア近傍のみに形成されるような位置に配置される。室内アンテナ13bは、室内アンテナ13bの通信エリア(室内スマート通信エリアEb)が、室内のドア近傍のみに形成されるような位置に配置される。スマート通信は、定期的(ある一定の繰り返し周期)、又はトリガ入力(一例はドア錠操作部6の操作)を条件に実施されるとよい。
室外に位置する電子キー4が、室外アンテナ13aのスマート通信エリア(室外スマート通信エリアEa)に進入すると、ドア2及び電子キー4の間でスマート通信が実行される。具体的には、室外アンテナ13aから送信されたウェイク信号を電子キー4が受信すると、電子キー4が起動してアックをUHF電波により返信し、続く通信過程において、ドアID照合、チャレンジレスポンス認証、電子キーID照合の各種照合を実行する。ドアID照合は、各ドア2の固有IDであるドアID(図示略)を電子キー4に送信し、電子キー4にドアIDを確認させる照合である。チャレンジレスポンス認証は、送信の度にコードが毎回変わるチャレンジコードをドア2から電子キー4に送信して電子キー4の暗号鍵に通し、このレスポンスコードをドア2に返信させ、ドア2において同様に演算したレスポンスコードにより、電子キー4のレスポンスコードの正当性を確認する照合である。電子キーID照合は、電子キー4に登録された電子キーIDの正当性をドア2で確認する照合である。これら照合が全て成立することが確認されると、室外スマート照合が成立とされる。また、電子キー4が室内に存在するときには、室内スマート通信エリアEbにおいて同様に室内スマート照合が実行される。
本例のコントローラ12は、スマート通信(室外スマート通信、室内スマート通信)の継続時間を監視する。例えば、スマート照合(室外スマート照合、室内スマート照合)が成立した時点でタイマー(図示略)をスタートさせ、以降、定期的にスマート照合を行って当該照合が成立する限り、タイマーによる計時を継続する。したがって、スマート通信エリアEに電子キー4が継続して位置する期間がスマート通信の継続時間に相当する。
また、電子キー4は、スマート通信(室外スマート通信、室内スマート通信)の通信過程において、電子キー4の電池残量に関する電池残量情報Svをドア2に送信する。電池残量情報Svは、例えばビット情報から構築されると好ましく、電池電圧が閾値以下であるか、又は電池電圧が閾値よりも高いかを通知するビット列であるとよい。電池残量情報Svは、スマート通信の通信過程であれば、どのタイミングで送信されてもよい。コントローラ12は、電子キー4から送信された電池残量情報Svを情報取得部20において取得し、電子キー4の電池電圧が閾値以下か否かを把握する。
コントローラ12は、ドア錠3が施錠されている状況下において、ドア2の解錠操作(一例はドア錠操作部6の操作)が実行されたことを検出すると、室外スマート照合が成立することを条件に、ドア錠3を解錠に切り替える。すなわち、電子キー4が室外のときのスマート操作によってドア錠3が解錠可能である。また、ドア錠3が解錠されている状況下において、スマート操作によるドア錠3の施錠操作も可能である。なお、ドア2の施解錠操作は、電子キー4に設けられた解錠ボタン25や施錠ボタン26が操作(ワイヤレス操作)されることにより実行されてもよい。
ユーザが室内に入室後、室内からドア錠3を施錠するには、例えばドア2の内壁に設けられたサムターンを操作したり、室内に設けられた操作盤の施錠ボタンを操作したりする。これら操作を行うことで、室内に入室後、ドア2が施錠される。なお、操作盤は、ドア錠制御システム5を統括管理するものであって、ドア施解錠の詳細をマニュアル設定するときなどに使用するものである。
図4に、ユーザが退室したか否かの監視方法の一例を図示する。同図の場合は、人検知センサ16の検出結果と、ドア開閉検出部17の検出結果とを基に、ユーザの退室有無を判定するパターンである。具体的にいうと、動き判定部21は、人検知センサ16のエリア(人検知エリアEc)に人が進入して人検知センサ16が「OFF→ON」を検出した後に、ドア開閉検出部17が「ドア:閉→開」を検出すると、ユーザが退室したと判定する。
図5に、ユーザが退室したか否かの監視方法の他の例を図示する。同図の場合は、人検知センサ16の検出結果と、室外スマート照合の照合結果とを基に、ユーザの退室有無を判定するパターンである。具体的にいうと、動き判定部21は、人検知エリアEcに人が進入して人検知センサ16が「OFF→ON」を検出した後に、室外スマート照合が成立することを確認すると、ユーザが退室したと判定する。
図6に、ユーザが退室したか否かの監視方法のさらに他の例を図示する。同図の場合は、室外スマート照合の照合結果と、室内スマート照合の照合結果とを基に、ユーザの退室有無を判定するパターンである。具体的にいうと、動き判定部21は、室内スマート照合が成立した後に、室外スマート照合が成立することを確認すると、ユーザが退室したと判定する。
図7に示すように、通知実行部22は、玄関先に置かれたままとなっていない電子キー4であることと、電子キー4の電池電圧が閾値以下であることと、ユーザが退出することに伴いドア2が開けられたこととを条件に、通知出力部23を通じて電池消耗告知を実行する。通知実行部22は、ドア2が開状態となったタイミングで、電池消耗告知をドアノブの通知出力部23から出力する。電池消耗告知の例としては、「電池が消耗しています」という音声メッセージで実行される。これにより、電池交換が促される。本例では、スマート通信(室内スマート通信)が1時間以上継続中の電子キー4が、玄関先に置かれたままの電子キー4として扱われ、その電子キー4が告知の対象から外される(図4〜図6参照)。
以上説明したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)例えば、玄関先に電子キー4が長時間置かれたままになっているとき、この電子キー4は屋外温度の影響を受けやすい。よって、本構成では、ドア2との通信(室内スマート通信)が一定時間(1時間)以上継続中の電子キー4を当該ドア2近くに置かれたままの電子キー4として扱い、その電子キー4を通知(電池消耗告知)の対象から外すことで、電池10に関係する通知をより精度良く行うことができる工夫を凝らした。これにより、玄関先に置いてあった電子キー4を持って出かけようとする際、電池10が消耗していないにもかかわらず、電池消耗告知を受けるといったことが抑制される。したがって、電子キー4の電池10に関係する通知の精度をより良くすることができる。
(2)情報取得部20(ドア2のコントローラ12)は、ドア2側からの通信を契機に電子キー4と無線によるID照合を行うスマート照合の通信を通じて、電子キー4から電池残量情報Svを取得する。この構成によれば、既存のスマート通信(ドア2側と電子キー4との間で実行されるID照合の通信)を利用して、電池残量情報Svを電子キー4から取得することが可能となる。
(3)ユーザの退室時においてドア2が開けられたときに通知を実行するので、好ましいタイミングで通知を実行することが可能となる。つまり、ユーザがドア2を開けて退室しようとする瞬間に通知を実行することが可能となるので、通知タイミングの好適化を図ることができる。
(4)図4に示す退室の判定パターンの場合は、人検知センサ16の検出結果と、ドア開閉検出部17の検出結果とを用いて、退室の有無を判定する。よって、人検知センサ16の出力を基に、ユーザ退室の有無を精度よく判定することが可能となる。
(5)図5に示す退室の判定パターンの場合は、人検知センサ16の検出結果と、室外スマート照合の照合結果とを用いて、退室の有無を判定する。よって、人検知センサ16及び室外スマート照合の両方を用いて、ユーザ退室の有無を、より精度よく判定することが可能となる。
(6)図6に示す退室の判定パターンの場合は、室内スマート照合の照合結果と、室外スマート照合の照合結果とを用いて、退室の有無を判定する。よって、人検知センサ16を用意しなくても、室内外のスマート照合の照合結果を利用して、ユーザ退室の有無を判定することが可能となる。これにより、人検知センサ16を割愛することができる。
尚、上記実施の形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・スマート通信が一定時間以上継続中の電子キー4を通知の対象から外すにあたり、電子キー4が、ドア2との通信(スマート通信)が一定時間以上継続中であると判断したとき、電池残量情報Svを送信しない構成を採用してもよい。この場合、ドア2の情報取得部20によって、電池残量情報Svが取得されない限り、電池消耗告知は行われないことになる。つまり、この構成では、電子キー4自らが、ドア2との通信が一定時間以上継続中のとき、自らを当該ドア2近くに置かれたままの電子キー4と判断し、電池残量情報Svを送信しないことで、電池10に関係する通知をより精度良く行うことができる工夫を凝らした。これにより、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。
・ドア2近くに電子キー4が置かれたままになっていないかどうかを識別するための閾値となる一定時間は、上記実施の形態による1時間に限定されない。季節(夏/冬)或いは時間帯(昼/夜)によって異なる一定時間を採用してもよい。
・玄関先に長時間置かれたままとなっていた電子キー4を一時的にスマート通信エリアEから持ち出した後、すぐにスマート通信エリアEに戻って外出に至るユースケースが考えられる。これを想定しつつ、スマート通信が一定時間以上継続した場合、スマート通信が途絶えてから規定時間(例えば15分間)が経過するまではスマート通信継続中として扱う構成を採用してもよい。
・室外スマート通信と室内スマート通信とを区別する構成に代えて、室外と室内の双方に及ぶドア2周辺でのスマート通信を対象に、そのスマート通信の継続時間を監視する構成を採用してもよい。この場合、図4に示す退室の判定パターンが併用される。
・電池残量情報Svは、電池電圧が閾値以下か否かを通知する情報に限定されず、例えば電池10の残量データなど、他の情報に変更することが可能である。この場合、電池電圧の具体的な数値をユーザに通知することができる。
・電子キー4の電池残量情報Svは、スマート通信を通じてドア2側に通知されることに限定されない。例えば、スマート通信とは別の通信シーケンスを通じて、電池残量情報Svがドア2に送信されてもよい。
・電池残量情報Svに基づく通知は、ドア2が開状態となったときに実行されることに限らず、例えば電池残量情報Svを受信した時点(ドア2が開く前)に行うなど、他のタイミングに変更することが可能である。或いは、ドア錠操作部6の操作時に電池残量情報Svに基づく通知を行う構成でもよい。この場合、例えば外出時の施錠操作時に電池消耗告知を行えることになる。
・電池残量情報Svに基づく通知は、電池消耗告知に限定されない。例えば、電池残量が十分である旨の通知をするなど、電池残量に関連する通知であれば、どのような種類の通知を実施してもよい。
・電池残量情報Svに基づく通知は、電子キー4側で実行してもよい。
・ユーザ退室有無の判定は、図4〜図6の判定パターンに限定されない。例えば、人検知センサ16を室外に設けて室外における人の有無を検知可能となっている場合には、これを判定のツールとして用いるなどして、種々の態様に適宜変更することができる。
・スマート照合は、往路通信と復路通信とで電波の周波数が異なることに限らず、周波数を同一としてもよい。また、電波の周波数も適宜変更することが可能である。
・ドア2及び電子キー4の間のID照合は、スマート照合に限定されない。例えば、ブルートゥース(Bluetooth :登録商標)通信や近距離無線通信(近接場型無線通信)など、ドア2側からの通信を契機に実行される認証通信の一種であればよい。
・電子キー4の電池残量は、例えばドア2及び電子キー4の2者間で通信される電波の受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)から判断してもよい。具体的にいうと、電子キー4の電池残量が少なくなってくると、電子キー4から送信される電波の強度が弱くなるので、電子キー4から送信される電波の受信信号強度から、電子キー4の電池残量を間接的に判断することも可能である。
次に、上記実施の形態及び別例から把握できる技術的思想について記載する。
(イ)ドア錠制御システムにおいて、ユーザが室内から室外に出たか否かを判定する動き判定部を備え、前記通知実行部は、ユーザが退室すると判断された状況下において、ドア開閉を検出するドア開閉検出部の検出結果を基に前記ドアの開状態を確認することを条件に、前記電池残量情報に基づく通知を実行すること。この構成によれば、ドアが開状態となったときに通知を実行するので、好ましいタイミングで通知を実行することが可能となる。
(ロ)ドア錠制御システムにおいて、前記動き判定部は、室内に設けられた人検知センサで人を検出した後、前記ドア開閉検出部の検出結果から前記ドアの閉から開を検出したとき、ユーザが退室したと判定すること。この構成によれば、人検知センサの出力を基に、ユーザ退室の有無を精度よく判定することが可能となる。
(ハ)ドア錠制御システムにおいて、前記動き判定部は、室内に設けられた人検知センサで人を検出した後、ドア側からの通信を契機に無線によるID照合を室外の前記電子キーと行う室外スマート照合が成立することを確認したとき、ユーザが退室したと判定すること。この構成によれば、人検知センサ及び室外スマート照合の両方を用いて、ユーザ退室の有無を、より精度よく判定することが可能となる。
(ニ)ドア錠制御システムにおいて、前記動き判定部は、ドア側からの通信を契機に無線によるID照合を室内の前記電子キーと行う室内スマート照合が成立した後、室外に位置する前記電子キーとのスマート照合である室外スマート照合が成立することを確認したとき、ユーザが退室したと判定すること。この構成によれば、人検知センサを用意しなくても、スマート照合の照合結果を利用して、ユーザ退室の有無を判定することが可能となる。
1…建物、2…ドア、3…ドア錠、4…電子キー、5…ドア錠制御システム、6…ドア錠操作部、7…キー制御部、8…受信アンテナ、9…送信アンテナ、10…電池、11…メモリ、12…コントローラ、13…送信アンテナ、13a…室外アンテナ、13b…室内アンテナ、14…受信アンテナ、15…メモリ、16…人検知センサ、17…ドア開閉検出部、20…情報取得部、21…動き判定部、22…通知実行部、23…通知出力部。

Claims (3)

  1. 建物のドアに設けられたドア錠を電子キーによって無線により作動可能なドア錠制御システムにおいて、
    前記電子キーから電池残量情報を無線により取得する情報取得部と、
    前記電池残量情報に基づく通知を実行する通知実行部とを備え、
    前記通知実行部は、前記ドアとの通信が一定時間以上継続中の電子キーを前記通知の対象から外す
    ことを特徴とするドア錠制御システム。
  2. 建物のドアに設けられたドア錠を電子キーによって無線により作動可能なドア錠制御システムにおいて、
    前記電子キーから電池残量情報を無線により取得する情報取得部と、
    前記電池残量情報に基づく通知を実行する通知実行部とを備え、
    前記電子キーは、前記ドアとの通信が一定時間以上継続中のとき、前記電池残量情報を送信しない
    ことを特徴とするドア錠制御システム。
  3. 前記情報取得部は、ドア側からの通信を契機に前記電子キーと無線によるID照合を行うスマート照合の通信を通じて前記電池残量情報を取得する
    請求項1又は2に記載のドア錠制御システム。
JP2015101220A 2015-05-18 2015-05-18 ドア錠制御システム Active JP6272796B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015101220A JP6272796B2 (ja) 2015-05-18 2015-05-18 ドア錠制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015101220A JP6272796B2 (ja) 2015-05-18 2015-05-18 ドア錠制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016216964A JP2016216964A (ja) 2016-12-22
JP6272796B2 true JP6272796B2 (ja) 2018-01-31

Family

ID=57578116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015101220A Active JP6272796B2 (ja) 2015-05-18 2015-05-18 ドア錠制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6272796B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018145695A (ja) * 2017-03-06 2018-09-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 電気錠システム
JP7276235B2 (ja) * 2020-04-20 2023-05-18 トヨタ自動車株式会社 認証システム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4369625B2 (ja) * 2001-01-31 2009-11-25 株式会社アルファ 施錠/解錠システム及び施錠/解錠方法
JP4019257B2 (ja) * 2002-05-31 2007-12-12 株式会社ユーシン 建物用ドア施解錠システム
US7446648B2 (en) * 2006-06-21 2008-11-04 Lear Corporation Passive activation vehicle system alert
JP2014066040A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Shibutani:Kk 電気錠装置
JP5752191B2 (ja) * 2013-08-06 2015-07-22 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 機械式駐車場設備の制御装置およびこれを備えた機械式駐車場設備

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016216964A (ja) 2016-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102541198B1 (ko) 휴대용 열쇠장치의 활성신호 및 위치에 기초한 잠금장치 제어
US9761072B2 (en) Passive locking system comprising means for inside and outside detection
JP6111133B2 (ja) 遠隔操作システム
JP5887567B2 (ja) 入退室管理システム
JP2018028182A (ja) 携帯機及び電子キーシステム
JP6055730B2 (ja) 遠隔操作システム
WO2016034930A1 (ja) 電気錠システム
JP2014148791A (ja) 電子キーシステム
JP6272796B2 (ja) ドア錠制御システム
JP2007039895A (ja) 錠制御装置、及びプログラム
JP6148095B2 (ja) 遠隔操作システム
JP6367723B2 (ja) ドア錠制御システム
JP2016102353A (ja) ドア錠制御システム
JP6895635B2 (ja) 電気錠システム及び電気錠装置
JP6034258B2 (ja) 遠隔操作システム
JP2017031556A (ja) ドア錠制御システム
JP6325438B2 (ja) ドア錠制御システム
JP6817581B2 (ja) 電気錠制御システム、電気錠システム、電気錠制御システムの制御方法、及びプログラム
JP6937486B2 (ja) 電気錠制御システム、電気錠システム、制御方法及びプログラム
JP4235065B2 (ja) セキュリティシステム
JP2016019259A (ja) 遠隔操作システム
JP2015113575A (ja) 電子キーシステム
JP2018147118A (ja) 報知システム
JP2017033038A (ja) セキュリティ装置
JP2010156179A (ja) 認証対象装置およびキー、並びに無線認証システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171121

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20171121

TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20171206

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6272796

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150