JP4369625B2 - 施錠/解錠システム及び施錠/解錠方法 - Google Patents

施錠/解錠システム及び施錠/解錠方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、錠装置と、キー装置との無線通信による施錠又は解錠をするシステムに関するものであり、詳しくは無線通信を行って施錠又は解錠をするシステムの安全性を向上させる施錠/解錠システム及び施錠/解錠方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自身のIDを送信する携帯キー装置と、携帯キー装置の送信するIDを受信する錠装置とからなり、無線通信によるID照合結果に基づいて施解錠を行う住宅用施錠/解錠システムが従来より知られている。
【0003】
この住宅用施錠/解錠システムでは、室内電源をドアまで配線することで錠装置から送出するリクエスト信号の発信を常時行うものがある。このような住宅用施錠/解錠システムでは、室外から無線通信による施錠を行った後に、施錠実施後に住人が立ち去ったことを検出して再度近接したときには解錠可能としたり、ドア付近に滞留したときには解錠状態を保持するという仕様となっている。
【0004】
錠装置は、施解錠をする際、無線電波通信可能範囲内にある全ての携帯キー装置にキー番号情報を含むリクエスト信号を順次送信し、これに応じて携帯キー装置は当該キー装置に与えられたキー番号情報を含むリクエスト信号を受信した場合にのみキー番号情報及びIDを含む応答信号を錠装置に送信する。
【0005】
錠装置は、応答信号に含まれるキー番号情報に対応するIDを記憶部から読み出し、応答信号に含まれるIDと照合して一致した場合に施錠又は解錠処理を行っている。
【0006】
このようにして携帯キー装置にキー番号情報を与え、錠装置が携帯キー装置に順次アクセスをすることで、複数の携帯キー装置が同時に応答することによる混信を避けていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の住宅用施錠/解錠システムでは、室内側にキー装置を携帯した住人が不用意に近づいたりすると錠装置では解錠状態、或いは解錠可能状態としてしまうため、室外から住人でない第3者に押し入られるという危険性を伴っていた。
【0008】
ところで、近年、室内電源をドアまで引き入れる必要がなく、ドア内での配線を必要をなくすことで取付簡便性に優れた、一次電池を用いた錠装置が市場で要求されている。しかし、錠装置で使用する電源を一次電池とした場合には、一次電池の電力が有限であるため、キー装置との無線通信で消費する電力を低減させると、錠装置とキー装置との間での通信時間の制限が生ずる。したがって、従来の室内電源を使用した錠装置の仕様をそのまま利用することができなかった。
【0009】
そこで、本発明は上述したような問題を解決するために案出されたものであり、無線通信を利用したシステムにおける安全性を向上させることができる施錠/解錠システム及び施錠/解錠方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために本発明の請求項1に係る施錠/解錠システムは、ユーザに携帯可能な複数のキー装置と、各キー装置との間で無線通信をして施錠又は解錠をする錠装置とからなる施錠/解錠システムにおいて、上記錠装置との間で情報を送受信する第1無線送受信手段と、キー番号情報、他のキー装置と識別するための情報であるキーID情報を記憶する第1記憶手段と、上記錠装置からの要求に応じて上記キー番号情報及びキーID情報の送信を制御する第1制御手段とを有するキー装置と、上記キー装置の第1無線送受信手段との間で情報を送受信する第2無線送受信手段と、各キー装置に対応したキー番号情報及びキーID情報を記憶する第2記憶手段と、ドアの施錠及び解錠動作をする施錠/解錠手段と、上記各キー装置のアクセス権の有無を示すアクセス許可フラグを記憶するフラグ記憶手段と、所定の条件が発生した場合に上記フラグ記憶手段に記憶されたアクセス許可フラグをリセットして上記少なくとも一部のキー装置のアクセス権を消失させるフラグ制御手段と、解錠要求に応じて情報送信要求を上記キー装置に送信し、上記キー装置からの応答信号に含まれるキーID情報を認識して施錠又は解錠するように上記施錠/解錠手段を制御する第2制御手段とを有する錠装置とを備える。
このような施錠/解錠システムにおいて、フラグ制御手段は、アクセス許可フラグがリセットされている場合に、室内に存在するキー装置からの解錠要求に応じて施錠/解錠手段により解錠したときに、アクセス許可フラグをセットする。
【0011】
このような施錠/解錠システムでは、第2制御手段で施錠/解錠するに際して、所定の条件が発生した場合に、アクセス許可フラグを参照して各キー装置ごとにアクセス権に基づいて解錠禁止状態又は解錠許可状態とする。
【0012】
請求項2に係る施錠/解錠システムにおいて、上記フラグ制御手段はタイマを更に備え、上記第2制御手段が上記施錠/解錠手段を制御して施錠されてから所定時間が経過したときに、上記第2無線送受信手段の無線信号可能範囲に存在するキー装置についてのアクセス権を消失させることが望ましい。
【0013】
このような施錠/解錠システムでは、請求項1における所定の条件を、施錠されてから所定時間の経過後にキー装置が無線信号可能範囲内に存在するかとし、存在の有無に応じてアクセス権を消失させる。
【0014】
請求項3に係る施錠/解錠システムにおいて、上記錠装置は、室内から操作される室内側操作入力部を更に備え、上記第2制御手段は、上記室内側操作入力部が操作されたことに応じて上記施錠/解錠手段を制御して施錠をし、上記フラグ制御手段は、上記室内側操作入力部が操作されたことに応じて少なくとも一部又は全部のキー装置についてのアクセス権を消失する。
【0015】
このような施錠/解錠システムでは、請求項1における所定の条件を、室内側操作入力部の操作の有無とし、操作の有無に応じてアクセス権を消失させる。
【0016】
上述の目的達成するために、本発明の請求項4に係る施錠/解錠方法は、ユーザに携帯可能な複数のキー装置と錠装置との間で無線通信をして施錠又は解錠をする施錠/解錠方法において、施錠要求又は解錠要求を上記錠装置で入力するステップと、情報送信要求を上記錠装置から上記キー装置に送信するステップと、内部のメモリに記憶された他のキー装置と識別するためのキーID情報を読み出して上記キー装置から上記錠装置に応答信号として送信するステップと、上記施錠要求を入力した後に、所定の条件が発生した場合に上記各キー装置のアクセス権の有無を示すアクセス許可フラグをリセットして上記少なくとも一部のキー装置のアクセス権を消失させるステップと、上記キー装置からの応答信号に含まれるキーID情報を認識して上記錠装置によりドアの施錠又は解錠をするステップとを有する。
このような施錠/解錠方法は、アクセス許可フラグがリセットされている場合に、室内に存在するキー装置からの解錠要求に応じて上記錠装置により解錠したときに、アクセス許可フラグをセットする。
【0017】
このような施錠/解錠方法では、施錠/解錠するに際して、所定の条件が発生した場合に、アクセス許可フラグを参照して各キー装置ごとにアクセス権に基づいて解錠禁止状態又は解錠許可状態とする。
【0018】
請求項5に係る施錠/解錠方法では、施錠してから所定時間が経過したときに、上記錠装置の無線信号可能範囲に存在するキー装置についてのアクセス権を消失させても良い。
【0019】
このような施錠/解錠方法では、請求項4における所定の条件を、施錠されてから所定時間の経過後にキー装置が無線信号可能範囲内に存在するかとし、存在の有無に応じてアクセス権を消失させる。
【0020】
請求項6に係る施錠/解錠方法では、室内から操作される室内側操作入力部が操作されたことに応じて施錠をし、室内側操作入力部が操作されたことに応じて少なくとも一部又は全部のキー装置についてのアクセス権を消失しても良い。
【0021】
このような施錠/解錠方法では、請求項1における所定の条件を、室内側操作入力部の操作の有無とし、操作の有無に応じてアクセス権を消失させる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る施錠/解錠システム及び施錠/解錠方法の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
本発明は、例えば図1にブロック構成図を示すと共に図3に外観構成を示す錠装置1と、図2にブロック構成図を示すと共に図4に外観構成を示す複数のキー装置30とから構成される住宅用パッシブシステムである住宅用施錠/解錠システムに適用される。
【0024】
住宅用施錠/解錠システムは、例えば、住宅の屋内外への出入り口用のドアに設置される錠装置1と、例えば、ユーザである住宅の住人が所有するキー装置30との無線信号の送受信によって錠装置1の錠を施解錠するシステムである。
【0025】
この住宅用施錠/解錠システムの錠装置1は、住宅内からの電源を利用するのでなく(室内電源から配線しない)、錠装置30に内蔵されている電池を利用して、キー装置30との間で無線通信をする。
【0026】
錠装置1とキー装置30との間で無線信号の通信をすることができる無線電波通信可能範囲は、略1m程度である。この無線電波通信可能範囲内にキー装置30がある場合、錠装置1は所定の信号をキー装置30へ送信することが可能となる。
【0027】
錠装置1は、図1に示すように、後述の各部を動作させるための電源供給手段として機能する、内蔵型の電池2、電源回路3、電圧検出部4、錠装置1を初期設定に戻すためのリセット回路5、受信回路7及び入力処理回路14に電池2からの電源を供給するための電源供給回路6を備える。
【0028】
また、錠装置1は、キー装置30との間で無線通信をするための受信回路7、アンサーバック信号受信アンテナ8を備える。この錠装置1では、キー装置30からの無線信号をアンサーバック信号受信アンテナ8で受信して、受信回路7により所定の受信処理をして入力処理回路14に供給する。
【0029】
更に、錠装置1は、ユーザにより押圧操作される操作入力手段として機能する、施錠ボタン9、解錠ボタン10、ID登録ボタン11、電池交換ボタン12、リセットキー13を備える。これらのボタンは、図3に示すように錠装置1から外部に露呈して設けられ、ユーザに操作可能とされている。錠装置1では、各ボタンをスイッチ回路として構成しており、各ボタンが操作されることにより、操作されたスイッチ回路から操作入力信号として入力処理回路14に供給する。
【0030】
リセットキー13は、キー装置30のキーID情報を当該錠装置1に登録する際に使用され、リセットキー13を押下することで錠装置1はキーID情報の登録モードとなる。
【0031】
更にまた、錠装置1は、上述した受信回路7、複数のボタン、電源供給手段からの入力に基づいて動作をする入力処理回路14、無線信号を送出するための駆動回路15及びリクエスト信号送信アンテナ16、ブザー音を放音するための駆動回路17及びブザー18、施解錠表示をするための駆動回路19及び施解錠表示LED20、機械的な施解錠を制御するための駆動回路21及び施解錠モータユニット22、電源を保護するための駆動回路23及びバッテリーカバー24、施解錠をするに際して使用する各種情報が格納されるEEPROM25(Electrically Erasable Programmable Read Only Memorry)、上述の各部を制御する錠側CPU(Centaral Prosessing Unit)26、錠側CPU26を所定周波数で動作させるためのOSC27を備えている。
【0032】
入力処理回路14は、施錠ボタン9、解錠ボタン10、ID登録ボタン11、電池交換ボタン12からの入力に応じて所定の処理を実行し錠側CPU26へその旨を送出する。
【0033】
駆動回路15は、錠側CPU26の制御に応じてリクエスト信号送信アンテナ16を制御してリクエスト信号をキー装置30に送信する。
【0034】
駆動回路17は、錠側CPU26の制御に応じてブザー18を制御して、所定の処理動作などを知らせるブザー音を出力させる。
【0035】
駆動回路19は、錠側CPU26の制御に応じて、例えば、施錠されている際に施解錠LED20を発光させることでユーザにその旨を知らせる。
【0036】
駆動回路21、錠側CPU26の制御に応じて施解錠モータユニット22を駆動させ施錠している錠を解錠したり、解錠されている錠を施錠したりする。
【0037】
駆動回路23は、電池2が格納されているボックスのバッテリーカバー24のロック及びアンロックを行う。電池交換ボタン12が押下された際、キー装置30が無線電波通信可能範囲内にあると、錠側CPU26は駆動回路23を制御してバッテリーカバー24が取り外し可能な状態とする。なお、バッテリーカバー24が取り外し可能な状態は電池交換ボタン12がオン状態のときである。
【0038】
EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memorry)25は、複数のキー番号情報、複数のキーID情報を記憶している電気的に消去可能な不揮発性のメモリである。EEPROM25に記憶されているキー番号情報とキーID情報とは、ユーザが所有するキー装置30に固有のものであり、対にして記憶及び管理がなされる。キー番号情報及びキーID情報は登録処理をすることで所定の数だけ、例えば3対だけ記憶される。
【0039】
また、このEEPROM25には、各キー装置30が錠装置1の無線電波通信可能範囲外に存在するかを識別するためのエリア外フラグ、各キー装置30の錠装置1に対するアクセス権を示すアクセス許可フラグ、各キー装置30の解錠の許可権を示す解錠許可フラグを格納している。これらの各フラグは、所定の条件が発生したときに、錠側CPU26により書き換えられて、施錠又は解錠するに際して参照される。
【0040】
錠側CPU26は、OSC27から発生するクロック周波数に基づいて、所定の演算し、錠装置1の各部を統括的に制御する。
【0041】
更にまた、この錠装置1は、機械的な施解錠状態を検出するための施解錠状態検出スイッチ部28を備える。この施解錠状態検出スイッチ部28は、施錠状態であるときにはスイッチ端子28aが閉状態となり、解錠状態であるときにはスイッチ端子28bが閉状態となり、スイッチ端子28a、28bの状態に応じた信号を入力処理回路14に供給する。
【0042】
更にまた、錠装置1は、室内側に設けられた室内セキュリティスイッチ29を備える。この錠装置1では、室内セキュリティスイッチ29が操作されることで、全てのキー装置30による解錠を無効にする。
【0043】
キー装置30は、後述の各部を動作させるための電源供給手段として機能する、電池31、電圧検出部32及び降圧回路33と、キー装置30を初期設定状態に戻すためのリセット回路34、受信回路36と、データ入力回路38に電池31からの電源を供給する電源供給回路35を備える。
【0044】
また、キー装置30は、錠装置1から送信されたリクエスト信号を受信するための受信回路36、リクエスト信号受信アンテナ37を備える。
【0045】
このキー装置30では、リクエスト信号受信アンテナ37により錠装置1のリクエスト信号送信アンテナ16から送信されたリクエスト信号を受信して受信回路36に供給し、受信回路36からキー側CPU44に供給する。
【0046】
更に、キー装置30は、データ入力回路38、ウェイクUP回路39、アンサーバック信号送信アンテナ40を備える。データ入力回路38は、所定のデータをキー側CPU44に送出する。ウェイクUP回路39、アンサーバック信号送信アンテナ40は、キー側CPU44の制御に応じて錠装置1にアンサーバック信号を送信する。
【0047】
更にまた、キー装置30は、ブザー音を放音するための駆動回路41、ブザー42を備える。このキー装置30では、キー側CPU44からの制御信号に応じて駆動回路41が動作してブザー42を動作させる。
【0048】
更にまた、キー装置30は、EEPROM43、キー側CPU44、OSC45を備える。
【0049】
EEPROM43は、電気的に消去可能な不揮発性のメモリでありキーID情報、を記憶しており、キー側CPU44によりその内容が読み込まれる。
【0050】
キー側CPU44は、OSC45から発生するクロック周波数に基づいて、所定の演算をし、キー装置30の各部を統括的に制御する。
【0051】
図1及び図2でブロック図として示した住宅用施錠/解錠システムの錠装置1及びキー装置30の外観構成の一例を図3及び図4に示す。
【0052】
例えば、錠装置1は、住宅の屋内外への出入り口用のドアに設置されている。錠装置1では図3に破線で示す位置に、電池2、受信回路7、アンサーバック信号受信アンテナ8、リクエスト信号送信アンテナ16、ブザー18、施解錠モータユニット22、送受信切り替えスイッチ28が配置されている。また、図3の実線で示す位置に施錠ボタン9、解錠ボタン10、ID登録ボタン11、電池交換ボタン12、ドアの開閉をするための持ち手であるドアノブ1aが配置されている。また、錠装置1の室内側には、室内セキュリティスイッチ29が設けられ、室内から操作可能とされている。
【0053】
キー装置30は図4に破線で示す位置に、電池31、リクエスト信号受信アンテナ36、アンサーバック信号送信アンテナ40が配置されている。また、図4に実線で示す位置に、電池31を格納するための電池蓋46、キー装置30を初期設定に戻すリセットスイッチであるリセットキーリング孔47が配置されている。
【0054】
続いて、キー装置30を錠装置1へ登録する動作について説明をする。住宅用施錠/解錠システムを利用するには、キー装置30に割り当てられているキーID情報を錠装置1へ登録させる必要がある。
【0055】
まず、リセットキー13をオン状態にし、錠装置1を登録モードとし、錠装置1の無線電波通信可能範囲内に登録を希望するキー装置30を配置する。
【0056】
続いて、ID登録ボタンを1度押下すると、錠装置1の錠側CPU26は、キー装置30にキー番号情報「1」を与え、キー番号情報「1」を送信する。キー装置30のキー側CPU44は、受信したキー番号情報をEEPROM43にキーID情報と対にして記憶させる。これに対し、キー装置30は、キーID情報を錠装置1へ送信する。錠側CPU26は受信したキーID情報をEEPROM25にキー番号情報と対にして記憶させる。
【0057】
登録が完了すると錠側CPU26は駆動回路17、ブザー18を制御して登録完了を知らせるブザー音を放音させる。
【0058】
キーID情報が1つ登録されるとするとEEPROM25に登録されていたキーID情報は全て消去されるので、登録したいキー装置30が複数ある場合はこれに続けて登録する必要がある。
【0059】
以下、登録したいキー装置30を錠装置1の無線電波通信可能範囲内に配置し、ID登録ボタンを押下してキーID情報の登録を行う。次に登録を行うキー装置30のキー番号情報は「2」、その次のキー番号情報は「3」が順次割り当てられる。
【0060】
オン状態にしてあるリセットキー13をオフにすると登録モードは終了する。
【0061】
なお、登録可能個数を超えて登録作業がなされた場合には、登録は無効とされ登録完了を知らせるブザー音も出力されない。また、リセットキーをオン状態で施錠ボタン9、解錠ボタン10を同時に押下するとEEPROM25に登録されたキーID情報は全て消去される。
【0062】
続いて、図5、図6及び図7に示すフローチャートを用いて錠装置1及びキー装置30の動作について説明をする。
【0063】
なお、このフローチャートにおいては、説明のため住宅用施錠/解錠システム登録されているキー装置30の数を3つとし、それぞれのキー装置30に与えられたキー番号情報はそれぞれ「1」,「2」,「3」であるとする。
【0064】
先ず、ステップS1において、錠側CPU26は、解錠ボタン10からの操作入力信号が入力処理回路14から入力されたか否かの判定をすることで、解錠ボタン10が室外から押圧操作されたか否かの判断をする。解錠ボタン10が押圧操作されたと判定したときにはステップS2に処理を進め、押圧操作されていないと判定したときには図6のステップS34に処理を進める。
【0065】
ステップS2において、錠側CPU26は、後述のステップS35〜ステップS46で説明するキー装置30毎のアクセスをすることにより無線電波通信可能範囲にキー装置30が存在するときにはキー番号情報及びキーID情報を受信してステップS3に処理を進める。
【0066】
ステップS3において、錠側CPU26は、ステップS2で行ったキー装置30毎のアクセスの結果に応じて、EEPROM25に格納した複数のキー装置30に対応したキーID情報と、受信したキーID情報とで一致しているか否かの判定をし、一致しているキー装置30が存在するときにはステップS4に処理を進め、一致しているキー装置30が存在しないときにはステップS34に処理を進める。
【0067】
ステップS4において、錠側CPU26は、駆動回路21に制御信号を出力して施解錠モータユニット22を駆動することにより施錠をする。また、錠側CPU26は、施錠したことに応じて、各キー装置30についてのアクセス許可フラグをセットすることでアクセス可能とし、ステップS5に処理を進める。
【0068】
ステップS5において、錠側CPU26は、キー番号「1」〜「3」のキー装置30のエリア外フラグをクリアしてステップS6に処理を進める。
【0069】
ステップS6において、錠側CPU26は、内蔵して設定されたタイマを例えば第1所定時間にセットしてステップS7に処理を進める。このとき、錠側CPU26は、例えば第1所定時間を5秒とする。
【0070】
ステップS7において、錠側CPU26は、ステップS6で設定した第1所定時間に設定されたタイマによる計数を開始させてステップS8に処理を進める。
【0071】
ステップS8において、錠側CPU26は、キー番号「1」のキー装置30についてのアクセス許可フラグがセットされているか否かの判定をする。錠側CPU26は、セットされていると判定したときにはステップS9に処理を進め、セットされていないと判定したときにはステップS14に処理を進める。
【0072】
ステップS9において、錠側CPU26は、キー番号「1」のキー装置30についてのエリア外フラグがセットされているか否かの判定をする。錠側CPU26は、セットされていると判定したときにはステップS14に処理を進め、セットされていないと判定したときにはステップS10に処理を進める。
【0073】
ステップS10において、錠側CPU26は、EEPROM25からキー番号「1」のキー番号情報を読み出し、駆動回路15、リクエスト信号送信アンテナ16を制御して、読み出したキー番号情報を含んだリクエスト信号をキー装置30へと送信してステップS11に処理を進める。
【0074】
ステップS11において、キー装置30は、送信されたリクエスト信号をリクエスト信号受信アンテナ37で受信し、キー側CPU44へ送出する。キー側CPU44は、受信したリクエスト信号に含まれるキー番号情報とEEPROM43に格納されているキー番号情報との照合をする。キー側CPU44は、一致したときにはEEPROM43からキー番号情報を読み出して、キー番号情報を含むアンサーバック信号を生成し、ウェイクUP回路39、アンサーバック信号送信アンテナ40を制御して生成したアンサーバック信号を送信して、錠装置1により受信する。
【0075】
次のステップS12において、錠側CPU26は、EEPROM25からキー番号「1」に対応したキーID情報を読み出し、読み出したキーID情報と受信したキー受信したリクエスト信号に含まれるキーID情報が、キー番号「1」のキー装置30のキーID情報か否かの判定をする。錠側CPU26はキー番号「1」のキーID情報であると判定したときにはステップS14に処理を進め、キー番号「1」のキーID情報でないときにはステップS13に処理を進める。
【0076】
ステップS13において、錠側CPU26は、キー番号「1」のキー装置30についてのエリア外フラグをセットしてステップS14に処理を進める。
【0077】
錠側CPU26は、上述のキー番号「1」のキー装置30について行ったステップS8〜ステップS13までの処理を、ステップS14〜ステップS19までの処理を行うことでキー番号「2」のキー装置30、ステップS20〜ステップS25までの処理を行うことでキー番号「3」のキー装置30について行う。
【0078】
これにより、錠側CPU26では、ステップS7でタイマをスタートさせてから、第1所定時間内(5秒以内)にステップS8〜ステップS25までの処理をしてステップS1において室外で施錠ボタン9を操作した住人が保有しているキー装置30の存在を識別する。更に錠側CPU26では、施錠ボタン9を操作した住人が保有するキー装置30が無線電波通信可能範囲外、すなわちエリア外となることに応じてエリア外フラグをセットして、ステップS26に処理を進める。
【0079】
ステップS26において、錠側CPU26は、ステップS7でスタートさせてからステップS6で設定した第1所定時間(本例では5秒)を経過したか否かの判定をする。錠側CPU26は経過したと判定したときにはステップS29に処理を進め、経過していないと判定したときにはステップS27に処理を進める。
【0080】
第1所定時間が経過した後のステップS29において、錠側CPU26は、駆動回路17を制御することでブザー18を駆動させることで、ブザーをオン状態にして、ブザー音を放音させてステップS30に処理を進める。
【0081】
ステップS30において、錠側CPU26は、ステップS29でブザー18を駆動したことに応じて、ステップS6で設定した第1所定時間のタイマを停止させてステップS31に処理を進める。
【0082】
ステップS31において、錠側CPU26は、内蔵して設定されたタイマを、第1所定時間より長い第2所定時間(例えば10秒)にセットしてステップS32に処理を進める。
【0083】
ステップS32において、錠側CPU26は、上述のステップS8〜ステップS25までの処理を行った結果、キー番号「1」〜「3」についてのエリア外フラグが全てセットされているか否かの判定をする。錠側CPU26は全てセットされていると判定したときにはステップS33に処理を進め、全てセットされていないと判定したときにはステップS7に処理を進める。このステップS7では、ステップS31でセットされた第2所定時間をスタートさせてステップS8〜ステップS25までの処理をしてステップS27まで処理を進める。
【0084】
ステップS27において、錠側CPU26は、ステップS7で第2所定時間のタイマをスタートさせて、第2所定時間(例えば10秒)が経過したか否かの判定をする。錠側CPU26は第2所定時間が経過したと判定したときにはステップS28に処理を進め、経過していないと判定したときにはステップS32に処理を進める。
【0085】
ステップS28において、錠側CPU26は、登録されている全てのキー装置30についてのアクセス許可フラグをリセットすることにより、全てのキー装置30の錠装置1へのアクセス権を消去して、ステップS33に処理を進める。
【0086】
ステップS33において、錠側CPU26は、ステップS28で錠装置1の無線電波通信可能範囲内のキー装置30のアクセス権を消失させたこと、又はステップS32で全てのキー装置30が無線電波通信可能範囲内に存在しないことに応じてステップS29でオン状態としたブザー18の動作を停止するように駆動回路17を制御する。
【0087】
すなわち、錠側CPU26は、施錠ボタン9が操作されてから無線電波通信可能範囲内にキー装置30が一つでも第1所定時間以上継続して存在するときには、第2所定時間の間、ブザー18を駆動してブザー音をならす。そして、錠装置1は、第2所定時間以上継続して無線電波通信可能範囲に存在したときにはステップS28においてアクセス権を消失させる。すなわち、錠装置1では、ブザー音を放音させたにも拘わらず無線電波通信可能範囲内に存在するキー装置30を置き忘れのキー装置30とみなして、そのキー装置30によるアクセス権を消失させる。これにより、置き忘れのキー装置30が錠装置1の無線電波通信可能範囲内に存在したときに、解錠ボタン10が操作されて第3者の不正侵入を未然に防ぐ。
【0088】
ステップS34において、錠側CPU26は、解錠ボタン10が操作されたか否かの判定をし、操作されたときにはステップS35以降のキー装置30ごとのアクセス処理を行い、操作されていない時にはステップS49に処理を進める。
【0089】
解錠ボタン10が操作されたときのステップS35では、キー番号「1」についてのアクセス許可フラグがセットされているか否かの判定をし、セットされているときにはステップS36に処理を進め、セットされていないときにはステップS39〜ステップS42のキー番号「2」についての処理を行う。
【0090】
ステップS36において、錠側CPU26は、キー番号「1」についてのキー番号情報をEEPROM25から読み出して、読み出したキー番号情報を含むリクエスト信号をリクエスト信号送信アンテナ16から送信して、ステップS37に処理を進める。
【0091】
ステップS37において、錠側CPU26は、リクエスト信号を送信したことに対するアンサーバック信号をアンサーバック信号受信アンテナ8で受信し、ステップS38において、アンサーバック信号に含まれるキーID情報がキー番号「1」に対応しているか否かの判定をする。錠側CPU26はキー番号「1」に対応していると判定したときにはステップS47に処理を進め、解錠許可フラグがセットされていれば、ステップS48で解錠するように施解錠モータユニット22を駆動させてステップS49に処理を進める。
【0092】
ステップS38でアンサーバック信号に含まれるキーID情報が、キー番号「1」に対応したキーID情報でないと判定したときにはステップS39に処理を進める。
【0093】
ステップS39〜ステップS42では、キー番号「2」について上述のステップS35〜ステップS38までの処理をし、ステップS43〜ステップS46では、キー番号「3」について上述のステップS35〜ステップS38までの処理をする。
【0094】
ステップS49では、錠側CPU26は、室内の住人による室内からの機械的なサムターン施錠がなされたことにより施錠されたか否かの判定をする。ここで、錠側CPU26は、サムターン施錠ではなく、室内の室内セキュリティスイッチ29が操作されたことを判定しても良い。錠側CPU26はサムターン施錠がされたと判定したときには全てのキー装置30についての解錠許可フラグをリセットしてステップS51に処理を進める。即ち錠側CPU26は、サムターン施錠又は室内セキュリティスイッチ29が操作されて施錠されたときには全てのキー装置30についてのアクセス権を消失させて室内からのみ解錠可能とする。
【0095】
ステップS51において、錠側CPU26は、室内からサムターン解錠がなされたと判定したときには、ステップS52においてステップS50でリセットされていた解錠許可フラグをセットして、ステップS53に処理を進める。
【0096】
ステップS53において、錠側CPU26は、室内に存在するキー装置30からリモコン操作により解錠されたときには、全てのキー装置30のアクセス許可フラグをセットすることで、室外からのキー装置30からのアクセスを有効にする。
【0097】
このような住宅用施錠/解錠システムでは、室外に露呈している解錠ボタン10が操作されたときであっても(ステップS34)、その前に室内からの操作によりサムターン施錠又は室内セキュリティスイッチ29による施錠がなされたときには解錠禁止とするので、正規な住人でないキー装置30を保有する第三者の不正侵入を防止して、安全性を向上することができる。
【0098】
更に、住宅用施錠/解錠システムでは、室内から操作により施錠したときには室内からのサムターン解錠又は室内セキュリティスイッチ29による解錠、又は室内からのリモコン解錠によってのみ、室外からの解錠を可能とするので、更に安全性を向上させることができる。
【0099】
上述した実施の形態に係る住宅用施錠/解錠システムでは、施錠ボタン9を操作してから所定時間だけ無線電波通信可能範囲にキー装置30が存在するときにこのキー装置30のアクセス権を消失する制御、室内からの操作により全てのキー装置30について解錠許可フラグをリセットする制御をするが、これらの解錠禁止のモード有無を選択可能にしても良い。これにより、上述と同様に安全性を向上させると共に、ユーザに応じた制御をすることができる。また、モード選択の結果をブザー音やLED等で表示して識別可能にしても良い。
【0100】
更に、ステップS50において全てのキー装置30についての解錠許可フラグをリセットするのでなく、室内からサムターン施錠又は室内セキュリティスイッチ29による施錠を行ったときに無線電波通信可能範囲に存在して応答が検出されたキー装置30のみについて解錠許可フラグをリセットしても良い。
【0101】
更にまた、ステップS50では、全てのキー装置30についての解錠許可フラグをリセットするのではなく、室内に存在するキー装置30の不用意な錠装置1との近接によりアクセスを防止するために、室内のキー装置30のみの解錠許可フラグをリセットしても良い。
【0102】
なお、上述の実施形態では、住宅用の施錠/解錠システムについて説明したが、これに限らず、車両用の施錠/解錠システムやその他のシステムについても適用可能である。
【0103】
【発明の効果】
請求項1に係る施錠/解錠システムによれば、第2制御手段で施錠/解錠するに際して、所定の条件が発生した場合に、アクセス許可フラグを参照して各キー装置ごとにアクセス権に基づいて解錠禁止状態又は解錠許可状態とするので、例えばドアの近くにキー装置を置き忘れたり、不用意にキー装置に近づいて解錠可能状態とすることなく、無線通信を利用したシステムにおける安全性を向上させることができる。
【0104】
請求項2に係る施錠/解錠システムによれば、請求項1における所定の条件を、施錠されてから所定時間の経過後にキー装置が無線電波通信可能範囲内に存在するかとし、例えば室内にキー装置が置き忘れた状態にあって解錠可能状態にあっても、存在の有無に応じてアクセス権を消失させるので、置き忘れたキー装置により解錠可能状態となることがなく、安全性を向上させることができる。
【0105】
請求項3に係る施錠/解錠システムによれば、請求項1における所定の条件を、室内側操作入力部の操作の有無とし、操作の有無に応じて一部又は全部のアクセス権を消失させるので、不用意に錠装置を解錠可能状態にして、室外からの第三者の不正侵入を防止して、安全性を向上させることができる。
【0106】
請求項4に係る施錠/解錠方法によれば、施錠/解錠するに際して、所定の条件が発生した場合に、アクセス許可フラグを参照して各キー装置ごとにアクセス権に基づいて解錠禁止状態又は解錠許可状態とするので、例えばドアの近くにキー装置を置き忘れたり、不用意にキー装置に近づいて解錠可能状態とすることなく、無線通信を利用したシステムにおける安全性を向上させることができる。
【0107】
請求項5に係る施錠/解錠方法によれば、請求項4における所定の条件を、施錠されてから所定時間の経過後にキー装置が無線電波通信可能範囲内に存在するかとし、例えば室内にキー装置が置き忘れた状態にあって解錠可能状態にあっても、存在の有無に応じてアクセス権を消失させるので、置き忘れたキー装置により解錠可能状態となることがなく、安全性を向上させることができる。
【0108】
請求項6に係る施錠/解錠方法によれば、請求項4における所定の条件を、室内側操作入力部の操作の有無とし、操作の有無に応じて一部又は全部のアクセス権を消失させるので、不用意に錠装置を解錠可能状態にして、室外からの第三者の不正侵入を防止して、安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した住宅用施錠/解錠システムの錠装置の構成を説明をするためのブロック図である。
【図2】本発明を適用した住宅用施錠/解錠システムにおいて、キー装置の構成を説明するためのブロック図である。
【図3】本発明を適用した住宅用施錠/解錠システムにおいて、錠装置の外観構成を説明するための要部概略図である。
【図4】キー装置の外観構成を説明するための要部概略図である。
【図5】本発明を適用した住宅用施錠/解錠システムの処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明を適用した住宅用施錠/解錠システムの処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明を適用した住宅用施錠/解錠システムの処理手順を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 錠装置
2 電池
3 電源回路
6 電源供給回路
7 受信回路
8 アンサーバック信号受信アンテナ
9 施錠ボタン
10 解錠ボタン
11 ID登録ボタン
15 駆動回路
16 リクエスト信号送信アンテナ
21 駆動回路
22 施解錠モータユニット
25 EEPROM
26 錠側CPU
30 キー装置
31 電池
35 電源供給回路
36 受信回路
37 リクエスト信号受信アンテナ
39 ウェイクUP回路
40 アンサーバック信号送信アンテナ
43 EEPROM
44 キー側CPU

Claims (6)

  1. ユーザに携帯可能な複数のキー装置と、各キー装置との間で無線通信をして施錠又は解錠をする錠装置とからなる施錠/解錠システムにおいて、
    上記錠装置との間で情報を送受信する第1無線送受信手段と、キー番号情報、他のキー装置と識別するための情報であるキーID情報を記憶する第1記憶手段と、上記錠装置からの要求に応じて上記キー番号情報及びキーID情報の送信を制御する第1制御手段とを有するキー装置と、
    上記キー装置の第1無線送受信手段との間で情報を送受信する第2無線送受信手段と、各キー装置に対応したキー番号情報及びキーID情報を記憶する第2記憶手段と、ドアの施錠及び解錠動作をする施錠/解錠手段と、上記各キー装置のアクセス権の有無を示すアクセス許可フラグを記憶するフラグ記憶手段と、所定の条件が発生した場合に上記フラグ記憶手段に記憶されたアクセス許可フラグをリセットして上記少なくとも一部のキー装置のアクセス権を消失させるフラグ制御手段と、解錠要求に応じて情報送信要求を上記キー装置に送信し、上記キー装置からの応答信号に含まれるキーID情報を認識して施錠又は解錠するように上記施錠/解錠手段を制御する第2制御手段とを有する錠装置とを備え、
    上記フラグ制御手段は、上記アクセス許可フラグがリセットされている場合に、室内に存在する上記キー装置からの解錠要求に応じて上記施錠/解錠手段により解錠したときに、上記アクセス許可フラグをセットすること
    を特徴とする施錠/解錠システム。
  2. 上記フラグ制御手段はタイマを更に備え、上記第2制御手段が上記施錠/解錠手段を制御して施錠されてから所定時間が経過したときに、上記第2無線送受信手段の無線信号可能範囲に存在するキー装置についてのアクセス権を消失させること
    を特徴とする請求項1記載の施錠/解錠システム。
  3. 上記錠装置は、室内から操作される室内側操作入力部を更に備え、上記第2制御手段は、上記室内側操作入力部が操作されたことに応じて上記施錠/解錠手段を制御して施錠をし、
    上記フラグ制御手段は、上記室内側操作入力部が操作されたことに応じて少なくとも一部又は全部のキー装置についてのアクセス権を消失すること
    を特徴とする請求項1記載の施錠/解錠システム。
  4. ユーザに携帯可能な複数のキー装置と錠装置との間で無線通信をして施錠又は解錠をする施錠/解錠方法において、
    施錠要求又は解錠要求を上記錠装置で入力するステップと、
    情報送信要求を上記錠装置から上記キー装置に送信するステップと、
    内部のメモリに記憶された他のキー装置と識別するためのキーID情報を読み出して上記キー装置から上記錠装置に応答信号として送信するステップと、
    上記施錠要求を入力した後に、所定の条件が発生した場合に上記各キー装置のアクセス権の有無を示すアクセス許可フラグをリセットして上記少なくとも一部のキー装置のアク セス権を消失させるステップと、
    上記キー装置からの応答信号に含まれるキーID情報を認識して上記錠装置によりドアの施錠又は解錠をするステップとを有し、
    上記アクセス許可フラグがリセットされている場合に、室内に存在する上記キー装置からの解錠要求に応じて上記錠装置により解錠したときに、上記アクセス許可フラグをセットすること
    を特徴とする施錠/解錠方法。
  5. 施錠してから所定時間が経過したときに、上記錠装置の無線信号可能範囲に存在するキー装置についてのアクセス権を消失させること
    を特徴とする請求項4記載の施錠/解錠方法。
  6. 室内から操作される室内側操作入力部が操作されたことに応じて施錠をし、
    室内側操作入力部が操作されたことに応じて少なくとも一部又は全部のキー装置についてのアクセス権を消失すること
    を特徴とする請求項4記載の施錠/解錠方法。
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