JP2014066040A - 電気錠装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】携帯器4がリーダー3からの電波を受信すると、その電波に応答してID信号を送信し、その信号を受信したリーダー3は、受信したID信号が正当である場合に施錠あるいは解錠する電気錠装置1において、前記携帯器4がリーダー3からの電波を受信してID信号を応答する際、電池残量を測定して判定結果とID信号を送信する。一方、リーダー3は、受信した判定結果に基づいて報知手段によって電池切れの警告を行う。こうすることで、携帯器4の電池切れを認識させて交換を促す。
【選択図】図1
Description
ところが、このような便利な電池内蔵タイプの電子キー(携帯器)では、内蔵電池が消耗すると施錠や解錠ができなくなるため、電池交換のタイミングが問題となっていた。
このような問題を解決する一つの方法として、特許文献1に、電気錠本体の電池残量を警告するようにしたものが記載されている。
この電気錠は、電気錠本体とカードキーとで構成され、電気錠本体に電池残量検出部が設けられている。このような電気錠では、カードキーを所定操作すると、電気錠本体の読み取り手段が前記カードキーから施解錠データ(電子ID)を読み取り、施解錠デーを認証して正当性を判定する。このとき同時に、電気錠本体は、電池残量検出部が検出した電池の残量値と閾値とを比較し、その比較結果に応じて表示を行ったり、鳴動したりすることで電池交換を促すというものである。
そのため、上記電池残量検出部を電池内蔵タイプの電子キーに備えて、内蔵電池の残量値と閾値とを比較し、その比較結果に応じて、電子キー自体が表示を行ったり、鳴動したりすることで電池交換を促すようにすることが考えられる。
また、このとき、第2の課題として、電池内蔵タイプの電子キーは、電子錠の読み取り手段に近づかなくても施錠と解錠ができるので、電子錠本体や読み取り手段に警告を表示させても気付かない場合も考えられる。
そのため、警告に気付かないままで、電池切れとなって施錠と解錠ができなくなってしまう問題がある。
図1に、本願発明を適用した電気錠装置1を示す。
この形態の電気錠装置1は、電気錠2と読み取り手段(以下、リーダー)3及び携帯器4で構成されている。また、これら以外に、図示していないが、ドア5の開閉センサ(電気錠に内蔵)と操作電源盤などを接続してシステムアップも図れるものである。
また、前記メインとサブの電気錠2a、2bには、室内側にサムターンを設けて手操作により施錠と解錠ができるようにするとともに、室外側にシリンダ8を設けて非常時に鍵を使えるようにしてある。
そして、制御回路10は、通信回路13を介して入力されるリーダー3からの制御信号に基づいてEEPROM14に書き込まれた処理プログラムを実行し、メイン電気錠2aとサブ電気錠2bのモータ16を駆動して施錠と解錠を制御する。
制御CPU20は、後述するように、送信手段22と受信手段23を制御して携帯器4と通信を行う。また、前記通信に基づいて報知手段24を作動して警告を発する。
暗号解読用CPU21は、携帯器4から送信される電子ID信号を復号化(デコード)するためのものである。
送信手段22は、LF(長波)送信回路22aとLF送信アンテナ22bとで構成される呼び出し用の電波を送信するためのものである。
受信回路23は、RF(高周波)受信回路23aとRF受信アンテナ23bで構成され、携帯器4からのRF電波で送信された電子ID及び付加情報(電池の残量)を受信する。
報知手段24は、点燈回路24aと警報ブザー24bで構成され、後述するように、電気錠2の施錠・解錠の表示、電池残量警告などを報知する。
通信回路13は、電気錠2と接続され、制御信号などを送受信するためのものである。
施錠・解錠ボタン30a、30bは、リーダー3を作動させるためのもので、前記ボタン30a、30bのどちらかを押圧すると、リーダー3は、LF送信手段22を起動して呼び出し電波を発信し、受信手段23を起動して待ち受け状態になる。この待ち受けは、所定時間継続して、継続時間中に応答信号を受信しなければOFFになる。
また、この施錠・解錠ボタン30a、30bは、表示パネルを兼ねるもので、LEDランプを内蔵しており、この内蔵したLEDランプは、報知回路24を構成する点燈回路24aと接続されている。
例えば、施錠・解錠ボタン30a、30bは、施錠表示から解錠表示になる際に、報知手段24の点燈回路24aによって施錠ボタン30aの点燈色を緑色から赤色に変更し、警告ブザーを「ピッ」と鳴らして警告音を発生させる。また、後述のように、電池の残量に応じて施錠・解錠ボタン30a、30bが緑色と赤色の点滅を繰り返し、警告ブザーが「ピッ、ピッ、ピッ・・・」と連続音を発生させるなど、表示の仕方については、種々考えられる。
送信手段31は、RF(高周波)送信回路31aとRF送信アンテナ31bで構成され、RF電波を変調して電子ID及び付加情報(電池の残量)を送信する。
受信手段32は、LF(長波)受信回路32aとLF受信アンテナ32bとで構成され、呼び出し用の電波を受信するためのものである。
振動センサ33は、携帯中の振動を検出して、振動検出中のみ携帯器4の電源をONにするために設けたもので、節電と誤動作の防止対策のために設けたものである。
施錠・解錠送信ボタン34は、図5(b)に示すように、携帯器4の側部に一列に設けられている。この送信ボタン34は、ボタン操作を行って、その操作を制御CPU30が受け付けると前記ボタン34と一列に配した作動確認ランプ36が点灯して確認できるようにしてある。
また、前記作動確認ランプ36は、例えば、後述するように、電池37の残存量の低下を点滅して報知する。さらに、このとき、ブザー35を作動することで、電池37の残存量の低下を報知するようになっている。
ここで、この電池残量の判定は、この形態では、電池切れを起こさないように、3段階の閾値で行うようにしている(この判定は3段階に限定されるものではない)。
例えば、閾値は、ハンズフリーで操作ができる第1残量と、ハンズフリー操作を中止してボタン(スイッチ)操作に移行する第2残量と、ハンズフリー、スイッチ操作、送信も中止する第3残量で構成している。
そして、判定が第1残量の場合は、「第1残量の旨を知らせる情報+電子ID情報」を送信手段31から送信し(225)、処理205へ戻って待機する。
また、判定が第2残量の場合は、「第2残量の旨を知らせる情報+電子ID情報」を送信手段31から送信し(235)、処理400のリモコン操作の処理を実行する。
また、判定が第3残量の場合は、残量不足で送信はできないので、エラー表示として作動確認ランプ36を点滅し、ブザー35を作動することで電池37が切れたことを報知し、電池37の交換を促す(240)。
また、処理275で電池37の残量が第2残量の場合は、エラー表示としてハンズフリー操作ができない旨の警告を発する。この形態では、リーダー3の施錠・解錠ボタン30a、30bを点滅させてブザー24bを鳴らし、処理450のリモコン操作の処理を行う。
このとき、施錠または解錠ボタン30a、30bを押しても解錠または施錠動作が起きないため、鞄やポケットから携帯器4を取り出して、携帯器4の送信ボタン34による操作を行うことになる。そのため、その時点で電池交換の必要性を認識する。
そして、送信ボタン34によるリモコン操作を行うと(410)、携帯器4は、残量測定手段を起動して電池残量を測定し(415)、基準値と比較して電池残量の判定を行う(420)。ここでは2段階の閾値で判定している。
すなわち、閾値は、ボタン操作ができる第2残量と、ボタン操作を中止する第2.5の残量である。
その際、判定が第2残量の場合は、「第2残量の旨を知らせる情報+電子ID情報」を送信手段31から送信する(425)。
また、判定が第2.5残量の場合には、携帯器4は送信できるので、「第2.5の残量の旨を知らせる情報+電子ID情報」を送信手段31から送信し(430)、エラー表示として、作動確認ランプ36を点滅し、ブザー35を作動することで電池37が切れたことを報知して(435)、電池37の交換を促す。
処理475で、第2.5残量の場合は、エラー表示としてスイッチ操作ができない旨の警告を発する(480)、この形態では、リーダー3の施錠・解錠ボタン30a、30bを点滅させてブザー24bを鳴らして警告し、電池37の交換を促す(495)。
2 電気錠
2a メイン電気錠
2b サブ電気錠
3 リーダー
4 携帯器
22 送信手段
23 受信手段
24 報知手段
24a 点灯回路
24b ブザー
30a 施錠ボタン
30b 解錠ボタン
31 送信手段
32 受信手段
34 送信ボタン
35 ブザー
36 作動確認ランプ
37 電池
Claims (6)
- 内蔵電池で作動する携帯器が読み取り手段からの電波を受信すると、その電波に応答してID信号を送信し、その携帯器からのID信号が正当である場合に施錠あるいは解錠する電気錠装置において、
前記携帯器に内蔵電池の残量を測定する残量測定手段を備えるとともに、読み取り手段に報知手段を備えて、
前記携帯器が読み取り手段からの電波を受信してID信号を送信する際、残量測定手段で電池残量を測定して基準値と比較し、その比較した判定結果とID信号を送信し、
一方、読み取り手段は、受信した判定結果に基づいて報知手段によって電池切れの警告を行うことを特徴とする電気錠装置。 - 上記携帯器に報知手段を備え、前記携帯器が読み取り手段からの電波を受信してID信号を送信する際、残量測定手段で電池残量を測定して基準値と比較し、その比較した判定結果に基づいて報知手段によって電池切れの警告を行うことを特徴とする請求項1に記載の電気錠装置。
- 上記携帯器に施錠・解錠用の送信スイッチを備え、前記携帯器が判定結果に基づいて電池切れの警告を行った後、読み取り手段からの電波に対する応答を停止し、前記送信スイッチの操作でID信号を送信するようにした請求項2に記載の電気錠装置。
- 上記携帯器は、送信スイッチが操作された際に、残量測定手段で電池残量を測定して基準値と比較し、その比較した判定結果に基づいて報知手段によって電池切れの警告を行うことを特徴とする請求項3に記載の電気錠装置。
- 上記携帯器が、判定結果に基づいて報知手段によって電池切れの警告を行うことを特徴とする請求項4に記載の電気錠装置。
- 上記基準値が複数の閾値で構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の電気錠装置。
Priority Applications (1)
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2012
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