JP5887567B2 - 入退室管理システム - Google Patents
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Description
特許文献1に記載されている発明は、ICカードから送信される信号を、ゲートの入口側に設置されたアンテナおよびゲートの出口側に設置されたアンテナの2個のアンテナで受信する。そして、受信した信号の信号強度の大小によって、ICカードがゲートをどちら向きに通過しているのかを検出する。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、アクティブタグを用いて、ユーザが外出したのか、在宅しているのかを正確に判断することができる入退室管理システムを提供することを目的とする。
<概要>
図1は、入退室管理システム1のシステム構成図である。入退室管理システム1は、扉200、アクティブタグA10、管理装置20、屋内ユニット30、屋外ユニット40、電気錠50、電気錠60、およびホームセキュリティシステム70から構成される。
管理装置20および屋内ユニット30は、扉200の屋内側の面に設置されている。電気錠50および電気錠60は、一部が扉200の内部に設置されており、ユーザが操作する操作部であるハンドルは、扉200の屋内側の面に設置されている。屋外ユニット40は、扉200の屋外側の面に設置されている。
管理装置20は、応答信号に含まれるタグIDを、扉200の通行権限の有無を示すIDのリストと照らし合わせる。そして、通行権限があると判断した場合のみ、電気錠50および電気錠60を一定時間(例えば10〜20秒程度)解錠してユーザAの通行を可能にする。
管理装置20は、ユーザAが在宅しているのか外出しているのかを示す在宅情報を管理し、在宅情報を用いて、ホームセキュリティシステム70を制御する。
<構成>
図2は、各装置の内部構成を示すブロック図である。
(1)アクティブタグA10
アクティブタグA10は、LF(Low Frequency)アンテナ11、LF帯受信回路12、制御部13、UHF(Ultra High Frequency)帯送受信回路14、UHFアンテナ15、表示部16、操作部17、および電池18から構成される。
LF受信回路12は、LFアンテナ11が質問信号を受信すると、制御部13を起動させる。
制御部13は、LF受信回路12から質問信号を受け取ると、予め内部に格納されている自機のタグID(ID−A)を含む応答信号を生成する。制御部13は、生成した応答信号を、UHF帯(極超短波帯:300MHz〜3GHz)送受信回路14およびUHFアンテナ14を介して、管理装置20へ応答する。
ここで、信号強度測定信号は、屋内ユニット30から送信されたか、屋外ユニット40から送信されたかを示すIDを含む。制御部13は、信号強度測定信号に含まれるIDにより、受信した信号強度測定信号が屋内ユニット30から送信されたか、屋外ユニット40から送信されたかを識別することができる。
制御部13は、算出した差分dを含む差分通知信号を、UHF帯送受信回路14およびUHFアンテナ15を介して、管理装置20へ送信する。
(2)管理装置20
管理装置20は、制御部21、LF帯送信回路22、LF帯送信回路23、UHFアンテナ24、UHF送受信回路25、在宅情報記憶部26、ネットワーク接続部27、電気錠駆動回路28、および電気錠駆動回路29から構成される。
制御部21は、LF送信回路22およびLF送信回路23を介して、質問信号および信号強度測定信号を送信する。LF送信回路22およびLF送信回路23は、フィルタやアンプ等を含む。
ここで、図3を用いて、質問信号および信号強度測定信号について説明する。
図3の上段は、屋内ユニット30を介して送信される質問信号および信号強度測定信号を示している。図3の中段は、屋外ユニット40を介して送信される質問信号および信号強度測定信号を示している。
質問信号は、アクティブタグA10に対してIDを問い合わせる信号である。質問信号は、所定バイト数のデータ長を有する信号であり、送信に要する時間は、一例として40msec程度である。また、質問信号は、一例として100msecの周期で繰り返し送信される。
信号強度測定信号は、アクティブタグA10に対してRSSI値の測定を指示する信号である。信号強度測定信号は、質問信号よりも短いバイト数のデータ長を有する信号である。送信に要する時間は、一例として10msec程度である。また、信号強度測定信号は、質問信号の送信周期よりも短い周期、一例として30msecの周期で繰り返し送信される。
(認証処理)
制御部21は、応答信号を受信すると、図示していない認証用リストを用いて電気錠50および電気錠60を解錠するか否か判断する。
(在宅情報管理処理)
制御部21は、アクティブタグA10から繰り返し差分通知信号を受信する。制御部21は、受信した差分通知信号に含まれる差分dを用いて、アクティブタグA10が屋内にあるのか、または、屋外にあるのかを判断する。
図4(a)は、扉200に設置された屋内ユニット30および屋外ユニット40と、アクティブタグA10との位置関係を示す図である。ここでは、アクティブタグA10を携行したユーザAが、屋内から扉200を通過して屋外へ出る場合を具体例として用いる。
なお、詳細については後述するが、アクティブタグA10が屋内ユニット30および屋外ユニット40から概ね等距離の位置にあるとき、rA=rBとなるように、屋内ユニット30および屋外ユニット40から出力される信号のレベルが調整されている。
アクティブタグA10が扉200を通過するとき(例えば、位置bにあるとき)、アクティブタグA10は、屋内ユニット30および屋外ユニット40から概ね等距離の位置にある。そのため、rA=rB、d=rA−rB=0となる。
図4(b)は、差分dの値の変化を示した概略図である。横軸は、図4(a)に対応したアクティブタグA10の位置を示し、縦軸は差分dの値を示している。
図5に示すように、テーブル201は、アクティブタグA10のタグID(ID−A)、および、受信した順序を示す番号(1〜9)と対応付けられた差分dの値を含む。テーブル201によると、差分dは、番号1〜4まで正の値で変移し、番号5で符号が反転する。さらに差分dは、番号5〜9まで負の値で変移する。
制御部21は、差分dの値の符号が正から負に反転し、且つ、差分dの値(絶対値)が閾値を超過した場合(図5の具体例では、番号6が該当する)に、アクティブタグA10が扉200を通過して屋内から屋外へ移動したと判断する。
制御部21は、判断結果を用いて、在宅情報記憶部26に記憶されている在宅情報を更新する。
(ホームセキュリティシステム起動処理)
在宅情報記憶部26は、不揮発性メモリで構成される。
制御部21が、アクティブタグA10が扉200を通過して屋内から屋外へ移動したと判断すると、制御部21は、在宅情報202を、図6(b)に示す在宅情報203に更新する。在宅情報203は、ユーザAが外出しているため不在であり、ユーザB〜Eが在宅していることを示している。
制御部21は、在宅情報が図6(c)の状態になると、ホームセキュリティシステム70を起動させるための命令を生成する。制御部21は、ネットワーク接続部27を介して、ホームセキュリティシステム70へ起動命令を送信する。
(3)屋内ユニット30および屋外ユニット40
屋内ユニット30は、LFアンテナ31、表示部32および操作部33から構成される。LFアンテナ31は、LF送信回路22から受け取る質問信号および信号強度測定信号を、LF帯で送信する。表示部32は、LEDランプの点滅・点灯により各種表示を行う。操作部33は、押しボタンなどを含み、ユーザによる操作を受け付ける。
(4)電気錠50および電気錠60
電気錠50は、錠51、モータ52、および施錠/解錠センサ53から構成される。
(5)ホームセキュリティシステム70
ホームセキュリティシステム70は、起動状態において、人を検知する人感センサ71、窓の開状態を検知する窓センサ72、各センサが異常を検知すると警備会社へ異常を通報する通信部73、および、各センサが異常を検知すると音声を出力するスピーカ74等を含む。さらに、ホームセキュリティシステム70は、ユーザ操作を受け付ける操作部75を含む。
家族が全員揃ってで外出する場合、各人がアクティブタグを携行して外出するとは限らない。例えば、家族のうちの一人のみがアクティブタグを携行し、他の家族はアクティブタグを携行しないで外出する場合も想定される。
また、ホームセキュリティシステム70の監視機能を停止させるためには、暗証番号による認証や生体認証などを利用したユーザ操作が必要である。
<動作>
ここでは、図7〜9のフローチャートを用いて、入退室管理システム1の動作について説明する。
(1)先ず、図7のフローチャートを用いて、入退室管理システム1の初期設定処理の動作について説明する。
管理装置20の制御部21は、出力制御信号を生成し、LF送信回路22およびLF送信回路23へ出力する(ステップS2およびステップS3)。出力制御信号は、LF送信回路22およびLF送信回路23に含まれるアンプの出力レベルを設定するための情報である。初期状態では、制御部21は、予め設定されているアンプの出力強度の初期値を示す出力制御信号を生成する。
制御部21は、屋内ユニット30および屋外ユニット40を介して、アクティブタグA10へ測定用信号を送信する(ステップS6およびステップS7)。
制御部21は、アクティブタグA10からrAおよびrBを受信すると両者のレベルを比較する。
rA≠rBの場合(ステップS10でNO)、制御部21は、rA=rBとなるように、LF送信回路22に出力する出力制御信号および/またはLF送信回路23に出力する出力制御信号の値を補正する(ステップS11)。その後、ステップS2およびステップS3に戻り処理を続ける。
(2)続いて、図8および図9のフローチャートを用いて、入退室管理システム1の在宅情報管理処理の動作について説明する。
管理装置20は、屋内ユニット30を介して質問信号を送信し(ステップS22)、さらに屋外ユニット40を介して質問信号を送信する(ステップS23)。
アクティブタグA10が屋内ユニット30および屋外ユニット40から送信された質問信号の受信領域内(半径1〜2m程度)にあるとき、アクティブタグA10は、質問信号を受信する(ステップS24)。
応答信号を受信した管理装置20は、送信する信号を信号強度測定信号に切り替える(ステップS27)。すなわち、管理装置20は、ステップS26で応答信号を受信するまで、ステップS22およびステップS23の処理を繰り返す。
管理装置20は、屋外ユニット40を介して信号強度測定信号を送信し、アクティブタグA10は、信号強度測定信号を受信する(ステップS30)。アクティブタグA10は、受信した信号強度測定信号のRSSI値を測定する(ステップS31)。
続いて、管理装置20は、内部に蓄積された複数の差分dの値を参照し、何れかの差分dにおいて、前後の差分dの値と比較して符号が反転しているか否か判断する。
符号が反転しない場合(ステップS35でNO)、アクティブタグA10は、扉200を通過していないと判断し、管理装置20は在宅情報を更新せず、ステップS38へ進む。
閾値を超過していない場合(ステップS36でNO)、ステップS35で検出された符号の反転は誤差の範囲であり、アクティブタグA10は、扉200を通過していないと見なすことができる。そのため、管理装置20は、在宅情報を更新せず、ステップS38へ進む。
その後、管理装置20は、在宅情報記憶部26に記憶されている在宅情報を参照し、家族の全員が不在であるか否か判断する。
家族の全員が不在である場合(ステップS38でYES),管理装置20は、ホームセキュリティシステム70を起動させるための起動命令を生成する(ステップS39)。管理装置20は、ネットワークを介してホームセキュリティシステム70へ起動命令を送信し、ホームセキュリティシステム70は、起動命令を受信する(ステップS40)。起動命令を受信したホームセキュリティシステム70は、監視機能の起動させる(ステップS41)。
<変形例>
以上、本発明に係る入退室管理システムの実施形態を説明したが、例示した入退室管理システム1を以下のように変形することも可能であり、本発明が上述の実施形態で示したとおりの入退室管理システム1に限られないことは勿論である。
(1)上記の実施形態では、屋内ユニット30および屋外ユニット40は、扉200両面に設置されていた。しかし、この構成は必須ではない。例えば、扉200が設置されている屋内側の壁に屋内ユニット30が設置されており、屋外側の壁に屋外ユニット40が設置されている場合も本発明に含まれる。
(2)上記の実施形態では、アクティブタグA10は、RSSI値の差分dを算出する都度、算出した差分dを管理装置20へ送信していた。しかし、この構成は必須ではない。アクティブタグA10は、算出した差分dを内部に蓄積しておき、所定時間経過後に、蓄積している複数の差分dを一度に管理装置20へ送信する構成でもよい。この構成によると、アクティブタグA10から管理装置20への送信回数が減るので、送信にかかる電力消費を抑制することができる。
(3)上記の実施形態では、アクティブタグA10が、RSSI値の差分dを算出して、算出した差分dを管理装置20へ送信していた。しかし、この構成は必須ではない。アクティブタグA10は、検出したRSSI値rAおよびrBを管理装置20へ送信し、管理装置20側で、差分d=rA−rBを算出する構成としてもよい。
何れの場合も、アクティブタグA10から送信されたRSSI値が、屋内ユニット30を介して受信した測定用信号のRSSI値(rA)であるか、屋外ユニット40を介して受信した測定用信号のRSSI値(rB)であるかを管理装置20側で識別可能であるとする。また、アクティブタグA10から管理装置20へ送信されるRSSI値は、測定用信号を受信した時刻に関する情報を含むなど、受信した時刻若しくは受信した順序を管理装置20側で識別可能であるとする。
(4)上記の実施形態では、LF送信回路22および23は、管理装置20に含まれる構成を有していたが、LF送信回路22が屋内ユニット30に含まれ、LF送信回路23が屋外ユニット40に含まれる構成でもよい。
(5)上記の実施形態では、タグリーダとして機能するUHFアンテナ24およびUHF送受信回路25は、管理装置20に含まれる構成を有していたが、この構成は必須ではない。UHFアンテナ24およびUHF送受信回路25は、屋内ユニット30に備わっていてもよいし、屋外ユニット40に備わっていてもよい。また、UHFアンテナ24およびUHF送受信回路25から構成されるタグリーダを扉200の付近に設置する構成でもよい。
(6)上記の実施形態では、管理装置20は、在宅情報を利用してホームセキュリティシステム70の起動を制御したが、本発明はこれに限定されない。
そこで、管理装置20と家庭内の電子機器や家電製品とをネットワークで接続し、管理装置20が、在宅情報を利用して電子機器や家電製品を制御する場合も本発明に含まれる。
管理装置20は、在宅情報を参照して、家族の全員が不在である場合に、証明機器80を消灯したり、エアコン90の電源をオフにしたりする制御を行ってもよい。また、管理装置20は、家族の全員が不在である場合に、ホームセキュリティシステム70を介して、警備会社のシステム100にその旨を通知してもよい。
(7)上記の実施形態では、管理装置20は、アクティブタグA10から受信した信号強度の差分dの値を複数個用いて、アクティブタグA10が屋内にあるのか屋外にあるのかを判断した。しかし、本発明はこの構成に限定されない。
(8)上記の実施形態では、制御部21は予め設定された閾値を保持しており、閾値を用いて、アクティブタグA10が屋内にあるのか屋外にあるのかを判断した。しかし、本発明はこれに限定されない。制御部21は、閾値を用いずに、アクティブタグA10が屋内にあるのか屋外にあるのかを判断してもよい。
上記の実施形態では、制御部21は、差分dの符号が反転し、且つ、閾値「1」を超過した番号6の時点で、アクティブタグA10が扉200を通過して屋外に出たと判断した。しかし、閾値を用いない場合、制御部21は、差分dの符号が反転した番号5の時点で、番号6以降の差分dの値に関わらず、アクティブタグA10が扉200を通過して屋外に出たと判断してもよい。
(9)上記の実施形態では、2つの信号のRSSI値の差分d=rA−rBを用いて、アクティブタグA10が屋内ユニット30および屋外ユニット40のどちらに近いのかを判断した。しかし、本発明はこれに限定されない。
この場合、管理装置20は、f=rA/rB>1のとき、アクティブタグA10は、屋内ユニット30に近いので、屋内側にあると判断し、f=rA/rB<1のとき、アクティブタグA10は、屋外ユニット40に近いので、屋外側にあると判断する。
(10)上記の実施形態および上記の変形例を適宜組み合わせてもよい。
<補足>
以下、更に本発明の一実施形態としての入退室管理システムの構成およびその変形例と効果について説明する。
(a)本発明の一実施形態に係る入退室管理システムは、扉の内外に設けられ、信号を繰り返し送信する2個のアンテナと、前記2個のアンテナそれぞれから受信した信号の信号強度を測定し、測定した信号強度の差又は比に関する情報を送信するタグと、前記タグから送信された情報を受信し記憶する管理装置とから構成されることを特徴とする。
(b)前記入退室管理システムにおいて、前記情報は、前記タグが前記2個のアンテナそれぞれから受信した信号の信号強度の差分を示し、前記管理装置は、記憶している前記差分を用いて、前記タグの位置を判断する制御部と、前記制御部による判断結果を在宅情報として記憶する在宅情報記憶部とを備えることを特徴とする。
(c)前記入退室管理システムにおいて、前記管理装置は、前記タグが前記2個のアンテナから繰り返し受信した信号の信号強度の差分を複数受信し、前記制御部は、受信した複数の差分の何れかが予め保持している閾値を超過した場合に、前記在宅情報記憶部が記憶している在宅情報を更新することを特徴とする。
(d)前記入退室管理システムにおいて、前記タグは、前記2個のアンテナから繰り返し受信する信号の信号強度の差分を算出して蓄積し、蓄積された複数の差分を前記管理装置へ一度に送信することを特徴とする。
(e)前記入退室管理システムにおいて、前記管理装置は、さらに、ネットワーク通信部を備え、前記制御部は、前記在宅情報記憶部に記憶されている前記在宅情報が示す状態に応じて、前記ネットワーク通信部を介して室内の装置を制御することを特徴とする。
例えば、ユーザが外出した場合に、照明機器やエアコンなどの電化製品を自動で停止させたり、ユーザが帰宅した場合に、照明機器やエアコンなどを自動で起動させたりすることができる。また、ユーザが外出した場合に、ホームセキュリティシステムを自動で起動させることができる。
(f)前記入退室管理システムにおいて、前記管理装置は、前記2個のアンテナを介して、前記タグを検出するまで第1周期で交互にタグ検出用の第1信号を送信し、前記タグを検出すると、前記第1周期より早い第2周期で交互に受信信号強度測定用の第2信号を送信することを特徴とする。
(g)前記入退室管理システムは、前記タグを前記2個のアンテナから等距離に設置した状態で、前記タグが各アンテナから受信する信号の信号強度が等しくなるように、前記2個のアンテナそれぞれから送信される信号の信号強度を設定することを特徴とする。
10 アクティブタグA
30 屋内ユニット
40 屋外ユニット
50 電気錠
60 電気錠
70 ホームセキュリティシステム
Claims (3)
- 入退室管理システムであって、
扉の内外に設けられ、信号を繰り返し送信する2個のアンテナと、タグと、管理装置とを備え、
前記タグが前記2個のアンテナから等距離の位置に存在する状態で、前記タグが各アンテナから受信する信号の信号強度が等しくなるように、前記2個のアンテナそれぞれから送信される信号の信号強度を設定し、
前記タグは、前記2個のアンテナそれぞれから受信した信号の信号強度を繰り返し測定し、信号強度の差分を算出し、得られた前記差分を繰り返し送信し、
前記管理装置は、
在宅情報を記憶するための在宅情報記憶部と、
前記差分を繰り返し受信する受信部と、
受信した前記差分を受信した順序で記憶し、記憶している一つの前記差分の符号が、前後の差分の符号と比較して、反転しているかを判断し、反転している場合、当該差分の後に受信した前記差分が閾値を超過しているかを判断し、超過している場合、前記在宅情報を更新し、前記差分の符号が反転していない場合、又は、前記差分の符号が反転しているが、前記差分が前記閾値を超過していない場合、前記在宅情報を更新しない制御部と
を備えることを特徴とする入退室管理システム。 - 前記管理装置は、さらに、
ネットワーク通信部を備え、
前記制御部は、前記在宅情報記憶部に記憶されている前記在宅情報が示す状態に応じて、前記ネットワーク通信部を介して室内の装置を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の入退室管理システム。 - 前記管理装置は、
前記2個のアンテナを介して、前記タグを検出するまで第1周期で交互にタグ検出用の第1信号を送信し、前記タグを検出すると、前記第1周期より早い第2周期で交互に受信信号強度測定用の第2信号を送信する
ことを特徴とする請求項1に記載の入退室管理システム。
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