JP2006219925A - 錠制御装置、錠制御システム、及びプログラム - Google Patents

錠制御装置、錠制御システム、及びプログラム Download PDF

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Yoshio Horiike
良雄 堀池
Yoshishige Yoshikawa
嘉茂 吉川
Masafumi Nakagawa
雅文 中川
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Abstract

【課題】誤動作の少ないスマートキーシステムの構築がむずかしいという課題があった。たとえば、スマートキーから放射される電波がかばん等で減衰した場合、ドアに近づいてもドアが開錠しない。また逆に、スマートキーを減衰の少ない胸ポケットに入れていた場合、数十m先からドアが開錠されることが考えられ、セキュリティ上問題であった。
【解決手段】送信機11からの電波を受信する第一のアンテナ1と、送信機11からの電波を受信する第二のアンテナ2と、第一のアンテナ1の受信レベルと第二のアンテナ2の受信レベルを比較する受信レベル比較手段5と、受信レベル比較手段5の情報に基づきドアの施錠或いは開錠を判定する判定手段6とで構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ドアの施錠、開錠を無線通信を用いた電子照合で行う錠制御装置、錠制御システム及びプログラムに関するものである。
近年、ピッキングや錠のこじ開けなどのセキュリティ対策として鍵穴を有しない電子錠システムが普及してきている。さらに進んでスマートキーと呼ばれる識別コードを送信する送信機を所有する人がドアに近づくだけでドアの開錠電子錠システムが普及してきている。
このような電子錠システムにおいて、スマートキーを所有する人がドアの内側にいるのか、或いは外側にいるのか、またドアの近くにいるのかを識別し、ドアの開錠、施錠を制御することがセキュリティを高める上で重要である。この点を考慮した先行技術としては特許文献1に開示された技術があり、以下にその概略を説明する。
図6には、従来の形態に係る住宅用ドア自動開閉システム150の概略構成が示されている。この図に示されるように、住宅用ドア16には、屋外側に露出する屋外アンテナ部152と、屋内側に露出する屋内アンテナ部154とが配設されている。屋外アンテナ部152の内部には、図示しないが、送信回路及び送信アンテナ並びに受信回路及び受信アンテナが配設されている。同様に、屋内アンテナ部154の内部には、図示しないが、送信回路及び送信アンテナ並びに受信回路及び受信アンテナが配設されている。
これらの屋外アンテナ部152及び屋内アンテナ部154はスマートキー制御部14と接続されており、スマートキー制御部14が作動している間、常時、スマートキー156に対して固有の識別情報の発信を要求するリクエスト情報(信号)が、送信アンテナから間欠的に発信されるようになっている。
なお、図6の二点鎖線A1は屋外アンテナ部152の送信アンテナから発信されたリクエスト情報の到達領域(到達圏)を表しており、二点鎖線A2は屋内アンテナ部154の送信アンテナから発信されたリクエスト情報の到達領域(到達圏)を表している。
一方、「電子キー」としてのスマートキー156には、キーアンテナ部158が設けられている。キーアンテナ部158の内部には、図示しないが、送信回路及び送信アンテナ並びに受信回路及び受信アンテナが配設されている。スマートキー156では、受信アンテナによってリクエスト情報が受信されると、送信アンテナから固有の識別情報が発信されるようになっている。
上記構成の住宅用ドア自動開閉システム150によれば、スマートキー制御部14が作動している間、常時、屋外アンテナ部152の送信アンテナ並びに屋内アンテナ部154の送信アンテナから各々リクエスト情報が間欠的に発信されているため、スマートキー156の使用者が玄関ドア16に近づき、リクエスト情報の到達領域(到達圏)A1内に入ると、当該スマートキー156のキーアンテナ部158の受信アンテナによって受信される。このため、スマートキー156の送信アンテナから固有の識別情報が発信され、屋外アンテナ部152の受信アンテナによって受信される。固有の識別情報が受信されると、スマートキー制御部14によって当該固有の識別情報と予め記憶された登録情報とが照合される。
その結果、認証された場合には、ドア開放制御部26によって電動サムターン18のロックが解除(解錠)され、続いてラッチ部20のラッチが解除される。これにより、玄関ドア16は開放可能な状態となる。そこで、次にドア開放機構部24が作動され、玄関ドア16が所定開度開放される。なお、玄関ドア16が開放動作を行うのに伴ってドアクローザ22に閉止方向への付勢力が蓄積される。
上記の玄関ドア16の開放状態は、スマートキー制御部14によって識別情報と登録情報との一致が認証されている間、即ちリクエスト情報の到達領域A1及びA2内においてスマートキー156とスマートキー制御部14との間で行われる双方向通信により識別情報と登録情報との一致が認証されている間、維持される。
従って、使用者はその間にスムーズに玄関ドア16の内側に入ることができる。そして、使用者が玄関ドア16の内側に入ってリクエスト情報の到達領域A2から出ていくと、屋内アンテナ部154の送信アンテナから発信されたリクエスト情報がスマートキー156のキーアンテナ部158の受信アンテナに受信されなくなり(届かなくなり)、その結果としてスマートキー156の送信機から固有の識別情報も発信されなくなるので、その時点でドア開放制御部26によってドア開放機構部24による玄関ドア16の開放状態が解除され、ドアクローザ22に蓄積された付勢力によって玄関ドア16は閉止される。そして、玄関ドア16が閉止されたら、電動サムターン18が再び施錠状態とされる。
特開2003−74256号公報
しかしながら、前記従来の構成では、人がドアの外側にいるのか、ドアの内側にいるのかの識別は可能であるが、例えば人が外にいる場合にドアからどの程度離れているのかを識別することは困難であった。
そして到達領域A2を狭くすると、スマートキーをかばんの奥底に入れていた場合など、スマートキーから放射される電波がかばん等で減衰して屋外アンテナ152で受信できない場合が出てくる。そのためドアに近づいてもドアが開錠しないという課題があった。
また逆に到達領域A2を広くすると、スマートキーを減衰の少ない胸ポケットに入れていた場合、数十m先からドアが開錠されることが考えられ、セキュリティ上問題であるという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、スマートキーをどのような状態で所有していても、所有者がドアから数m以内に近づいたときのみドアの開錠が行われる錠制御装置、錠制御システム及びそのプログラムを提供することを目的とする。
送信機からの電波を受信する第一のアンテナと、前記第一のアンテナと所定の距離離れて前記送信機からの電波を受信する第二のアンテナと、前記第一のアンテナの受信レベルと前記第二のアンテナの受信レベルを比較する受信レベル比較手段と、前記受信レベル比較手段の情報に基づきドアの施錠或いは開錠を判定する判定手段とで構成されたものである。
これによって、ドアとスマートキーである送信機を所有している人との位置関係を把握でき、ドアの開錠及び施錠を行うことができるので、スマートキーをどのような状態で所有していても、所有者がドアから数m以内に近づいたときのみドアの開錠が行われることとなる。
本発明の錠制御装置、錠制御システム及びプログラムを用いることにより、利便性とセキュリティの向上の両立を図ることができる。
第1の発明は、送信機からの電波を受信する第一のアンテナと、前記第一のアンテナと所定の距離離れて前記送信機からの電波を受信する第二のアンテナと、前記第一のアンテナの受信レベルと前記第二のアンテナの受信レベルを比較する受信レベル比較手段と、前記受信レベル比較手段の情報に基づきドアの施錠或いは開錠を判定する判定手段とで構成したことにより、ドアとスマートキーである送信機を所有している人との位置関係を把握でき、ドアの開錠及び施錠を行うことができる。
第2の発明は、送信機からの電波を受信した後、前記受信した受信レベルを無線送信する第一のアンテナと、前記第一のアンテナと所定の距離離れて前記送信機からの電波及び前記第一のアンテナから無線送信される電波を受信する第二のアンテナと、前記第一のアンテナから無線送信された情報に含まれる前記第一のアンテナで受信した前記送信機からの受信レベルと、前記第二のアンテナで受信した前記送信機からの電波の受信レベルを比較する受信レベル比較手段と、前記受信レベル比較手段の情報に基づきドアの施錠或いは開錠を判定する判定手段とで構成されたことにより、ドアとスマートキーである送信機を所有している人との位置関係をより正確に把握でき、ドアの開錠及び施錠を行うことができる。
第3の発明は、送信機と、第1の発明による鍵制御装置と、前記鍵制御装置からの信号でドアの施錠/開錠を行うアクチュエータで構成されたことにより、ドアとスマートキーである送信機を所有している人との位置関係を把握でき、ドアの開錠及び施錠を行うことができる。
第4の発明は、送信機と、第2の発明による鍵制御装置と、前記鍵制御装置からの信号でドアの施錠/開錠を行うアクチュエータで構成されたことにより、ドアとスマートキーである送信機を所有している人との位置関係をより正確に把握でき、ドアの開錠及び施錠を行うことができる。
第5の発明は、送信機は、識別コードを含む信号を定期的に送信する構成としたものであり、スマートキーである送信機側に受信機を必要としないシステムを構築できる。
第6の発明は、錠制御装置は送信手段を有し、送信機は受信手段を有し、前記錠制御装置の送信手段からの信号を前記送信機の受信手段で受信した時に識別コードを含む信号を送信する構成とした送信機であることにより、送信機側から定期的に送信する必要がなく、送信機側の消費電力を抑えることのできるシステムを構築できる。
第7の発明は、受信レベル比較手段は、第一のアンテナの受信レベルと第二のアンテナの受信レベルの受信レベル比を検出すると共に、前記第一または第二のアンテナの受信レベルの絶対値を検出するように構成され、判定手段は、前記受信レベル検出手段からの第一のアンテナの受信レベルと第二のアンテナの受信レベルの受信レベル比情報と、前記第一または第二のアンテナの受信レベルの絶対値情報の二つの情報に基づきドアの施錠或いは開錠を判定する構成としたことにより、ドアとスマートキーである送信機を所有している人との距離を計算することができ、所有者がドアに近づいたときにドアの開錠ができる。
第8の発明は、判定手段は、第一のアンテナの受信レベルと第二のアンテナの受信レベルの受信レベル比が第一の所定範囲内であり、かつ前記第一または第二のアンテナの受信レベルの絶対値が第二の所定値以上であることをドアの開錠を許可する条件の一つと判定する構成としたことにより、ドアとスマートキーである送信機を所有している人との距離を正確に計算することができ、所有者がドアに近づいたときにドアの開錠ができる。
第9の発明は、判定手段は、第一のアンテナの受信レベルと第二のアンテナの受信レベルの受信レベル比情報、或いは前記第一または第二のアンテナの受信レベルの絶対値情報に基づき第一の所定範囲、或いは第二の所定値の値を切り替えるように構成したことにより、スマートキーからの電波か、或いは意識的に人によってボタンを押すなどの操作により送信された電波かを識別し、これによりドア開錠の条件を変えることができる。
第10の発明は、第1、2、7〜9のいずれかの発明において、錠制御装置の機能の少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラムとする。そして、プログラムであるので、電気・情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させて本発明の少なくとも一部を簡単なハードウェアで実現できる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における錠制御装置或いは錠制御システムのブロック図を示すものである。
図1において、錠制御装置は第一のアンテナ1、第二のアンテナ2、第一の受信機3、第二の受信機4、受信レベル比較手段5、判定手段6で構成されている。そして錠制御システムは、前記1から6で構成される錠制御装置と、アクチュエータ7、錠9、送信機11、送信機11のアンテナ10で構成されている。5はドアである。第一のアンテナ1は屋内に、第二のアンテナ2は屋外に設置されている。送信機11及び送信機アンテナ10がスマートキーである。
以下その動作について説明する。送信機11からは定期的に識別コードを含む信号が送信機アンテナ10を介して無線送信されている。そして前記送信機11を所有する人が、ドア9に近づくと、第一のアンテナ1及び第二のアンテナ2で受信され、それぞれ受信された信号は第一の受信機3、第二の受信機4を介して受信レベル比較手段5に入力する。
ここで、第一の受信機3及び第二の受信機4は、送信機11から送信された信号を受信したかどうかを判別するために、受信信号に含まれる識別コードを検出する識別コード検出手段(図示しない)を有している。そして送信機11からの信号であると判別したときのみ受信レベル検出手段5に信号を出力する。
受信レベル比較手段5では、第一のアンテナ1で受信した受信レベルと、第二のアンテナで受信した受信レベルの絶対値と受信レベル比を測定する。
前記測定された絶対値と受信レベル比は、判定手段6に送られ、判定手段6においてアクチュエータ7を動作させるかどうかの判定を行う。
アクチュエータ7は、モータで構成され判定手段6からの信号でモータを回し、錠9の施錠或いは開錠を行う。
図4及び図5は、送信機11と第一のアンテナ1及び第二のアンテナ2の間の距離と、第一のアンテナ1或いは第二のアンテナ2で受信する受信レベルとの関係を示す図である。
受信レベル比較手段5の動作について、図4及び図5を参照しながら説明する。
一般に受信レベルは、送信機と受信機の間の距離に反比例する。すなわち、送受信機間の距離が2倍になれば、受信レベルは1/2になる。
最初、送信機11を所有する人が、ドア8から離れており、第二のアンテナ2と送信機11の距離が5mであったとする。そして、第二のアンテナ2と第一のアンテナ1は約1m離して設置されているとする。したがって第二のアンテナ2と送信機11の距離は6mである。その時の送信機と各アンテナまでの距離と受信レベルの関係を図4に示す。
図4に示すように第二のアンテナ2の受信レベルは、送信機11との距離が5mであるため、20μVというレベルを示している。そして第一のアンテナ1の受信レベルは、送信機11との距離が6/5倍になるため、第二のアンテナ2の受信レベルの5/6倍である17μVを示す。二つのアンテナの受信レベル比は第二のアンテナ2を基準として5/6倍である。
一方、送信機11を所有する人が、ドア8に近づき、第二のアンテナ2と送信機11の距離が1mになったとする。そして、第二のアンテナ2と送信機11の距離が1mになると、第一のアンテナ1と送信機11の距離は2mになる。その時の送信機と各アンテナまでの距離と受信レベルの関係を図5に示す。
図5に示すように第二のアンテナ2の受信レベルは、送信機11との距離が1mと非常に近いため、100μVという大きなレベルを示している。そして第一のアンテナ1の受信レベルは、送信機11との距離が2mと2倍であるため、第二のアンテナ2の受信レベルの半分である50μVを示す。そして二つのアンテナの受信レベル比は第二のアンテナ2を基準として1/2倍である。
上記説明したごとく、送信機11がドア8に近づくほど第二のアンテナ2と第一のアンテナ1との受信レベル比は小さくなる。
したがって、判定手段6において錠9の開錠条件を、受信レベル比が第一の所定範囲=1/2以下であると設定すれば、送信機11を所有した人がドアに1m近づいたときに初めて錠9が開錠される。
このように受信レベル比をドア8と送信機11との距離の判定に用いることにより、受信レベルの絶対値に左右されない。すなわち、送信機11を胸ポケットに入れていた場合と、かばんに入れていた場合では、受信レベルの絶対値は変化するが、受信レベル比は変化しない。そのためどのような状態で送信機を保有していても正確にドア8から1m近づいたときに錠9が開錠される。
なお、送信機11とドア8との間の距離が大きくなると、それぞれのアンテナ1及びアンテナ2の受信レベルがマルチパスの影響を受けやすくなる。そのため、ドア8と送信機11の距離が大きいにもかかわらず、第二のアンテナ2と第一のアンテナ1の受信レベル比が小さくなる場合がある。そのため、錠9を開錠してしまうということが考えられる。
そこで、第二のアンテナ2或いは第一のアンテナ1の受信レベルの絶対値を開錠の判定の要素に付け加えることが可能である。例えば第二のアンテナ2の受信レベルの絶対値が1mの距離に相当する100μVに若干の余裕を持たせるため、第二の所定値=50μV以上で、かつ受信レベル比が第一の所定範囲=1/2以下のときのみ開錠する。これによりマルチパスによる誤作動を防止できる。
なお、本実施例において、第二のアンテナ2を基準として受信レベル比を計算したが、第一のアンテナ1を基準として受信レベル比を計算しても良い。第一のアンテナ1を基準とした場合は、受信レベル比は1より大きな値となる。すなわち第二のアンテナ2を基準とした場合に第一の所定範囲=1/2以下ということは、第一のアンテナ1を基準にした場合は、第一の所定範囲=2以上ということである。
(実施の形態2)
図2は本発明の第2の実施の形態における錠制御装置或いは錠制御システムのブロック図を示すものである。
図1(第1の実施の形態)と異なる点は、第一の受信機3及び第二の受信機4の代わりに第三の受信機12を用いている点である。第三の受信機12は、第一のアンテナ1の電波を受信するか、或いは第二のアンテナ2の電波を受信するかを切り替える切り替え手段(図示しない)を有している。そして待機状態では第一のアンテナ1或いは第二のアンテナ2のうちのどちらか一方を受信するように切り替えられている。例えば待機状態において第二のアンテナ2に第三の受信機12は接続されているとする。
第三の受信機12において送信機11からの識別コードを受信すると、受信レベル比較手段5にその情報を出力すると共に、第三の受信機12に内蔵する前記アンテナ切り替え手段により第三の受信機12に接続されるアンテナを第一のアンテナ1に切り替える。そして第一のアンテナ1で送信機11からの電波を受信し、その情報を受信レベル比較手段5に出力する。
受信レベル比較手段5及び判定手段6以下の動作については、図1に示す第1の実施の形態と同じであるので詳細な説明は省略する。
図2に示す第2の実施の形態を用いることにより、第一の受信機3と第二の受信機4の二つの受信機が、第三の受信機12の一つの受信機で構成でき、コストダウンを図ることができる。
(実施の形態3)
図3は本発明の第3の実施の形態における錠制御装置或いは錠制御システムのブロック図を示すものである。
図1(第1の実施の形態)と異なる点は、第一の受信機3及び第二の受信機4の代わりに、第四の受信機13と第五の受信機14を用い、第一のアンテナ1で受信した受信レベル情報を第四の受信機13を介して第一のアンテナ1から無線送信し、第二のアンテナ2で受信して、第五の受信機14を介して前記受信レベル情報を受信レベル比較手段5に出力する構成とした点である。
以下詳細にその動作を説明する。送信機11からの識別コードは、第一のアンテナ1及び第二のアンテナ2で受信される。第二のアンテナ2で受信された信号は、第五の受信機14で送信機11からの識別コードであると判別され、その情報は受信レベル比較手段5に出力される。
一方、第一のアンテナ1で受信された信号は、第四の受信機13で送信機11からの識別コードであると判別され受信レベルが計測される。そして計測された前記受信レベル情報は第四の受信機13に内蔵される送信手段(図示しない)により、第一のアンテナ1から電波として放射される。第一のアンテナ1から電波として放射された前記電波は、第二のアンテナ2で受信され、第四の受信機13からの前記受信レベル情報を含む電波であることが第五の受信機13で判別され、前記受信レベル情報が受信レベル比較手段5に出力される。
すなわち、受信レベル比較手段5には、送信機11から放射された電波が、第一のアンテナ1で受信された受信レベルと、第二のアンテナ2で受信された受信レベルの両方の情報が入力されることになる。
受信レベル比較手段5及び判定手段6以下の動作については、図1に示す第1の実施の形態と同じであるので詳細な説明は省略する。
図3に示す第3の実施の形態を用いることにより、第一のアンテナ1の設置場所を自由に選ぶことができる。そのため、第一のアンテナ1と第二のアンテナ2の間の距離を大きく選ぶことができ、送信機11が設定された範囲内までドア8に近づいたことをより正確に識別できる。
なお、図1或いは図2或いは図3において、ドア8に操作キー(図示しない)を設け、前記操作キーを人が操作した場合に第二のアンテナ2或いは第一のアンテナ1を介して電波を放射する送信手段(図示しない)を設けた構成にしても良い。このように構成した場合には、送信機11は定期的に識別コードを無線送信する必要はない。すなわち、人が前記操作キーを操作した時、第一のアンテナ1或いは第二のアンテナ2から電波が放射され、前記電波を送信機11が受信し、前記操作キーが操作されたことを識別する。
前記電波には前記操作キーが操作されたことを示す識別コードが含まれている。送信機11はこの電波を受信すると、送信機11を識別するための識別コードを含んだ信号を電波として放射する。このように送信機11は定期的に電波を放射する必要がないため、電池の消耗を防ぐことができる。
また上記の説明において開錠の場合を説明したが、送信機11を所有する人がドア8から離れていく場合の施錠については、上記説明した開錠の条件を満たさなくなった時に施錠を行えばよい。
上記の説明において、送信機11が屋外にある場合について説明したが、送信機11が屋内にある場合は、上記説明において第一のアンテナ1の受信レベルと第二のアンテナ2の受信レベルの受信レベル比が所定レベル以上大きくなったら、開錠とすればよい。そして前記受信レベル比が1より大きいか小さいかにより送信機11が屋外にあるのか、屋内にあるのかを判別できる。
送信機11が屋内にある場合と、屋外にある場合で、上記説明における第一の所定範囲と、第二の所定値の値を切り替えるように構成することも可能である。例えば、送信機11が屋内にある場合には、第一の所定範囲或いは第二の所定値を変えて、開錠するためのドア8と送信機11の距離を屋外より短くすることができる。またその逆に、送信機11が屋外にある場合に、開錠するためのドア8と送信機11の距離を屋内より短くすることもできる。
あるいはまた、第一または第二のアンテナの受信レベルの絶対値情報によって第一の所定範囲或いは第二の所定値を変えてもよい。
なお、図1或いは図2或いは図3において、第一のアンテナ1と第二のアンテナ2の間には家の外壁がある。そのため、この外壁による電波の減衰を考慮して第一の所定範囲あるいは第二の所定値を設定する。
また、第一のアンテナ1と第二のアンテナ2を共に屋内或いは屋外に設置してもかまわない。
また、図3において、第四の受信機13はインターネットや公衆回線と接続され、屋外から携帯電話などを用いて電子錠9の施錠、開錠の制御や、施錠状態を確認できる機能を有していても良い。もちろん第四の受信機13に接続される表示手段により屋内において電子錠9の施錠、開錠の制御や、施錠状態を確認できる機能を有していても良い。
なお、本実施の形態で説明した手段は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したりインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以上のように本発明にかかる錠制御装置、錠制御システム及びプログラムは、誤動作の少ない、かつセキュリティの高いスマートキーシステムを構築できる。
本発明の実施の形態1における錠制御装置及びシステムのブロック図 本発明の実施の形態2における錠制御装置及びシステムのブロック図 本発明の実施の形態3における錠制御装置及びシステムのブロック図 本発明の実施の形態1、2、3における錠制御装置及びシステムにおいて距離と受信レベルを説明する図 本発明の実施の形態1、2、3における錠制御装置及びシステムにおいて距離と受信レベルを説明する図 従来の錠制御装置及びシステムのブロック図
符号の説明
1 第一のアンテナ
2 第二のアンテナ
3 第一の受信機
4 第二の受信機
5 受信レベル比較手段
6 判定手段
7 アクチュエータ
8 ドア
9 鍵
10 送信機アンテナ
11 送信機
12 第三の受信機
13 第四の受信機
14 第五の受信機

Claims (10)

  1. 送信機からの電波を受信する第一のアンテナと、前記第一のアンテナと所定の距離離れて前記送信機からの電波を受信する第二のアンテナと、前記第一のアンテナの受信レベルと前記第二のアンテナの受信レベルを比較する受信レベル比較手段と、前記受信レベル比較手段の情報に基づきドアの施錠或いは開錠を判定する判定手段とで構成された錠制御装置。
  2. 送信機からの電波を受信した後、前記受信した受信レベルを無線送信する第一のアンテナと、前記第一のアンテナと所定の距離離れて前記送信機からの電波及び前記第一のアンテナから無線送信される電波を受信する第二のアンテナと、前記第一のアンテナから無線送信された情報に含まれる前記第一のアンテナで受信した前記送信機からの受信レベルと、前記第二のアンテナで受信した前記送信機からの電波の受信レベルを比較する受信レベル比較手段と、前記受信レベル比較手段の情報に基づきドアの施錠或いは開錠を判定する判定手段とで構成された錠制御装置。
  3. 送信機と、請求項1記載の鍵制御装置と、前記鍵制御装置からの信号でドアの施錠/開錠を行うアクチュエータで構成された錠制御システム。
  4. 送信機と、請求項2記載の鍵制御装置と、前記鍵制御装置からの信号でドアの施錠/開錠を行うアクチュエータで構成された錠制御システム。
  5. 送信機は、識別コードを含む信号を定期的に送信する構成とした請求項3または請求項4記載の錠制御システム。
  6. 錠制御装置は送信手段を有し、送信機は受信手段を有し、前記錠制御装置の送信手段からの信号を前記送信機の受信手段で受信した時に識別コードを含む信号を送信する構成とした請求項3記載または請求項4記載の錠制御システム。
  7. 受信レベル比較手段は、第一のアンテナの受信レベルと第二のアンテナの受信レベルの受信レベル比を検出すると共に、前記第一または第二のアンテナの受信レベルの絶対値を検出するように構成され、判定手段は、前記受信レベル検出手段からの第一のアンテナの受信レベルと第二のアンテナの受信レベルの受信レベル比情報と、前記第一または第二のアンテナの受信レベルの絶対値情報の二つの情報に基づきドアの施錠或いは開錠を判定する構成とした請求項1または請求項2記載の錠制御装置。
  8. 判定手段は、第一のアンテナの受信レベルと第二のアンテナの受信レベルの受信レベル比が第一の所定範囲内であり、かつ前記第一または第二のアンテナの受信レベルの絶対値が第二の所定値以上であることをドアの開錠を許可する条件の一つと判定する構成とした請求項7記載の錠制御装置。
  9. 判定手段は、第一のアンテナの受信レベルと第二のアンテナの受信レベルの受信レベル比情報、或いは前記第一または第二のアンテナの受信レベルの絶対値情報に基づき第一の所定範囲、或いは第二の所定値の値を切り替えるように構成した請求項8記載の錠制御装置。
  10. 請求項1、2、7〜9のいずれか1項記載の錠制御装置の機能の少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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