JP6269266B2 - 液晶装置及び電子機器並びに液晶装置の製造方法 - Google Patents

液晶装置及び電子機器並びに液晶装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、液晶装置及び電子機器並びに液晶装置の製造方法に関する。
プロジェクターのライトバルブとして用いられる液晶装置の画像表示領域には、光を射
出する画素部と、当該画素部に電気信号を供給する配線が形成された画素間領域とが設け
られている。例えば、液晶装置においては、当該画素間領域は遮光部によって覆われ、遮
光部において光が透過しないようになっている。
このような液晶装置においては、画素部から射出される光の光量はできるだけ多く、明
るい光であることが望まれており、高い光利用効率を実現することが求められている。こ
れに対して、例えば液晶装置の対向基板などにマイクロレンズを形成することにより、液
晶パネルの表示に寄与しない部分に入射した光を、液晶パネルの画素部に収束し、液晶パ
ネルの実質的な開口率の向上を図る構成が知られている。
また、さらに実質的な開口率を高める目的で、複数枚のマイクロレンズを備えた構成が
知られている(例えば特許文献1〜4等)。このような構成によれば、液晶装置に入射し
た光をマイクロレンズで集光し遮光部を避けるように光を通過させることができる。さら
に他のマイクロレンズで、この集光された光の角度を平行光に近づけて、後段に配される
投射レンズにより多くの光を入射させることができる。
特許第3071045号公報 特開2009−63888号公報 特開2011−158755号公報 特開2011−22311号公報
しかしながら、特許文献1〜4の構成であっても、基板法線に対して大きな角度で液晶
パネルに入射する光は、マイクロレンズで集光しきれず画素間領域の遮光部に入射してし
まうため、液晶パネルを透過しない。実質的な開口率の向上のためには、このような光を
投射レンズ側に射出できる構造が望まれている。
本発明は、以上のような課題に鑑みなされたものであり、液晶装置の実質的な開口率を
向上させることを目的とする。
本発明に係る液晶装置は、液晶層を挟持して対向する素子基板及び対向基板と、前記素
子基板の前記液晶層側に設けられた複数の画素電極と、各々の前記画素電極に対応して設
けられた複数のスイッチング素子と、前記スイッチング素子に入射する光を遮る遮光部と
、を備えた液晶装置であって、前記遮光部に対して、前記液晶装置の厚さ方向の一方側に
、第1マイクロレンズアレイと、前記第1マイクロレンズアレイと前記遮光部との間に位
置する第2マイクロレンズアレイと、が設けられており、前記第2マイクロレンズアレイ
は、少なくとも前記遮光部側に凸面を有する複数のマイクロレンズを含み、前記第2マイ
クロレンズアレイの前記マイクロレンズ同士の境界部から前記遮光部へ向かって延びるス
リットを有する。
この構成によれば、遮光部より入射側に、第1、第2マイクロレンズアレイと、第2マ
イクロレンズの境界にスリットが配置されている。第2マイクロレンズアレイから射出さ
れた光のうち遮光部に入射しようとする光をスリットにより反射させて、遮光部に入射す
ることを抑制できる。これにより、光の透過率を向上させることができる。
上記液晶装置において、前記第2マイクロレンズアレイの前記遮光部側に、複数の前記
マイクロレンズを覆う光路長調整層が形成されており、前記スリットは前記光路長調整層
に形成されていてもよい。
この構成によれば、第2マイクロレンズアレイを覆う光路長調整層にスリットが形成さ
れるため、第2マイクロレンズアレイにより屈折した光のうち遮光部に向かおうとする光
を反射して透過率を高めることができる。
上記の液晶装置において、前記第2マイクロレンズアレイは、第1材料からなり、前記
光路長調整層は、前記第1材料と光屈折率が異なる第2材料からなり、前記光路長調整層
において前記スリットによって区画され隣接する前記第2材料同士は、接触しつつ結合関
係を有していなくてもよい。
この構成によれば、スリットは、光路長調整層を構成する第2材料同士が結合しない境
界面として形成される。したがって、スリットは、入射した光を反射することができる。
上記の液晶装置において、前記第2マイクロレンズアレイと前記遮光部との間に位置す
る第3マイクロレンズアレイを有し、前記第3マイクロレンズアレイは、少なくとも前記
遮光部側に凸面を有する複数のマイクロレンズを含み、前記第3マイクロレンズアレイの
前記マイクロレンズ同士の境界部から前記遮光部へ向かって延びるスリットを有していて
もよい。
この構成によれば、第1、第2マイクロレンズアレイに加えて第3マイクロレンズアレ
イを有し、光の透過率向上効果をさらに高めることができる。
上記の液晶装置において、前記スリットは、前記マイクロレンズ同士の境界部から前記
遮光部へ向かう方向において、前記境界部側において狭い幅を有し、前記遮光部側におい
て広い幅を有していてもよい。
この構成によれば、隣り合うスリット同士の距離は、マイクロレンズから離れるにした
がって狭くなる。したがって、マイクロレンズから射出され遮光部に向かおうとする光を
、スリットにより画素電極の中央側に向かって反射させることができる。
上記の液晶装置において、前記第1マイクロレンズアレイ、前記第2マイクロレンズア
レイ、並びに前記スリットが前記対向基板に設けられていてもよい。
この構成によれば、光の入射側の対向基板に、第1、第2マイクロレンズアレイが配置
される。第1、第2マイクロレンズアレイで光を集光させる場合においては、遮光部に入
射する光を減らして光の透過率を向上させることができる。さらに、傾いた角度で液晶パ
ネルに入射する光を、各マイクロレンズの中央側に屈折させて、遮光部に入射することを
抑制できる。
また、第1マイクロレンズアレイで光を集光させて、第2マイクロレンズアレイで光の
角度を垂直方向に近づける場合には、光を垂直に近い状態で液晶層に入射させることがで
きる。光が角度をもって液晶層に入射すると、液晶層における光路長が長くなって液晶層
により付与される位相差がずれてしまい、黒浮きの原因となる。光の進行方向を垂直に近
づけた状態で液晶層に入射させることでこれを抑制できる。
加えて、対向基板にスリットが形成されていることによって、角度がついて遮光部に入
射しようとする光を反射させて、画素電極に入射させることができる。これにより、光の
透過率を高めることができる。
上記の液晶装置において、前記第1マイクロレンズアレイ、前記第2マイクロレンズア
レイ、並びに前記スリットが前記素子基板に設けられていてもよい。
この構成によれば、光の入射側の素子基板の遮光部より入射側に、第1、第2マイクロ
レンズアレイが配置される。第1、第2マイクロレンズアレイで光を集光させる場合にお
いては、遮光部に入射する光を減らして光の透過率を向上させることができる。さらに、
角度をもって液晶パネルに入射する光を、各マイクロレンズの中央側に屈折させて、遮光
部に入射することを抑制できる。
また、第1マイクロレンズアレイで光を集光させて、第2マイクロレンズアレイで光の
角度を垂直方向に近づける場合には、光は平行光に近い状態で液晶層に入射され、黒浮き
を抑制できる。
加えて、対向基板にスリットが形成されていることによって、角度がついて遮光部に入
射しようとする光を反射させて、画素電極に入射させることができる。これにより、光の
透過率を高めることができる。
また、電子機器として上記の液晶装置を備えていても良い。
この構成によれば、光の透過率が高く、高コントラストの表示品質を備えた電子機器を
得ることができる。
上記の液晶装置の一実施形態に係る製造方法は、第1材料の表面にマイクロレンズアレ
イの形状に対応し複数の凸面が配列されたレンズアレイ形状部を形成する工程と、前記レ
ンズアレイ形状部及び前記第1材料の表面に対してドライエッチングを行うことにより、
前記レンズアレイ形状部の形状を前記第1材料の表面に転写しマイクロレンズアレイを形
成するマイクロレンズアレイ形成工程と、前記マイクロレンズアレイに対して、前記第1
材料とは光屈折率が異なる第2材料を蒸着させ積層させることで、前記マイクロレンズア
レイを埋め込む第1光路長調整層を形成するとともに、前記マイクロレンズアレイにおけ
る凸面同士の境界部からスリットを成長させる第1光路長調整層形成工程と、を有する。
この構成によれば、前記マイクロレンズアレイにおける凸面同士の境界部(谷部)に、
第2材料を蒸着することで、境界部からスリットを成長させることができる。第2材料に
よって積層される層は、その積層工程において、蒸着対象面を拡大するように成長する。
境界部においては、両側の凸面から均一に成長が進むため、狭まった部分で両側の成長方
向が交錯する。成長方向が交錯した第2材料同士は結合しないため、結合関係を有さない
スリットを形成できる。
上記の液晶装置の製造方法において、前記第1光路長調整層形成工程の後に、前記第2
材料のうち前記第1材料とは反対側の面を研磨する第1光路長調整層研磨工程を有してい
ても良い。
この構成によれば、第2材料を積層した層の表面を平滑にできる。したがって、マイク
ロレンズアレイの凸面同士の境界部である谷部を平坦にして、この層より上に形成される
層にスリットが形成されないようにできる。
上記の液晶装置の製造方法において、前記第1光路長調整層研磨工程の後に、前記第2
材料をさらに積層して第2光路長調整層を形成する第2光路長調整層形成工程と、を有し
ていても良い。
この構成によれば、スリットが形成されない第2光路長調整層を形成できる。したがっ
て、この光路長調整層より上に形成される層にスリットの影響が及ぶことを抑制できる。
例えば、光路長調整層の上に、共通電極を形成する場合などにおいては、共通電極がスリ
ットの影響で断線して形成されることを防ぐことができる。
第1実施形態に係る液晶装置の構成を示す平面図。 第1実施形態に係る液晶装置の断面構成を示す図。 第1実施形態に係る液晶装置の電気的構成を示す配線図。 液晶装置から射出される光の角度と光量の関係のシミュレーション結果を表すグラフ。 第1実施形態に係る液晶装置の製造過程における断面図であり、第2レンズ層を積層した後の状態を示す。 第1実施形態に係る液晶装置の製造過程における断面図であり、第2レンズ層上にレンズアレイ形状部を形成した後の状態を示す。 第1実施形態に係る液晶装置の製造過程における断面図であり、エッチング処理を行いレンズ下地面を形成した後の状態を示す。 第1実施形態に係る液晶装置の製造過程における断面図であり、レンズ下地面に表層レンズ層を形成して第2マイクロレンズを形成した後の状態を示す。 第1実施形態に係る液晶装置の製造過程における断面図であり、図9(a)は、第1光路長調整層形成工程を行った後の状態を示し、図9(b)は、図9(a)における第2マイクロレンズ近傍の拡大図である。 第1実施形態に係る液晶装置の製造過程における断面図であり、第1光路長調整層研磨工程を行った後の状態を示す。 第1実施形態に係る液晶装置の製造過程における断面図であり、第2光路長調整層形成工程を行った後の状態を示す。 第1実施形態に係る液晶装置の製造過程における断面図であり、第2光路長調整層上に共通電極と配向膜を積層した後の状態を示す。 第1実施形態の変形例に係る液晶装置の断面構成を示す図。 第2実施形態に係る液晶装置の断面構成を示す図。 第3実施形態に係る液晶装置の断面構成を示す図。 第4実施形態に係るプロジェクターの構成を示す図。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、本実施形態に係る液晶装置120の構成を示す平面図である。図2は、液晶装
置120のA−A断面に沿った構成を示す図である。
図1に示すように、液晶装置120は、TFTアレイ基板230(素子基板)と対向基
板210とを重ね合わせるとともに、両者の間に設けられたシール材52により貼り合わ
せた構成を有する。シール材52によって区画された領域内には液晶層250が封入され
ている。シール材52の形成領域の内側には、遮光性材料からなる周辺見切り53が形成
されている。
シール材52の外側の領域には、データ線駆動回路41および外部回路実装端子42が
TFTアレイ基板230の一辺に沿って形成されており、この一辺に隣接する2辺に沿っ
て走査線駆動回路54が形成されている。TFTアレイ基板230の残る一辺には、画像
表示領域の両側に設けられた走査線駆動回路54の間を接続するための複数の配線55が
設けられている。また、対向基板210の角部においては、TFTアレイ基板230と対
向基板210との間で電気的導通をとるための基板間導通材56が配設されている。
なお、データ線駆動回路41および走査線駆動回路54をTFTアレイ基板230の上
に形成する代わりに、例えば、駆動用LSIが実装されたTAB(Tape Automated Bondi
ng)基板とTFTアレイ基板230の周辺部に形成された端子群とを異方性導電膜を介し
て電気的および機械的に接続するようにしてもよい。
図2に示すように、対向基板210は、光の入射側(図示上側)から順に、基材200
、第1レンズ層201、光透過層202、第2レンズ層203、第1光路長調整層204
A、第2光路長調整層204B、共通電極205及び配向膜206を有している。
基材200は、例えばガラスや石英など、光透過性を有する材料を用いて構成されてい
る。基材200は、液晶層250側の第1面200aに形成された複数の第1凹部200
bを有している。第1凹部200bは、光の入射側(対向基板210の外側)に凹んだ構
造を有している。複数の第1凹部200bは、平面視で複数の画素の各々と重なり合うよ
うに配置されている。本実施形態では、複数の第1凹部200bは、マトリクス状に配列
された構成を有している。複数の第1凹部200bの底部は、それぞれ曲面状に形成され
ている。
第1レンズ層201は、複数の第1凹部200bを含む基材200の第1面200aの
略全面に積層されている。第1レンズ層201は、例えば基材200よりも光屈折率の高
い材料(第1材料)を用いて形成されている。このような第1材料としては、例えばプラ
ズマCVD法に適用可能な材料(例えば、無機材料)などが挙げられる。
本実施形態では、第1凹部200bの底部が曲面状に形成されているため、基材200
に入射して第1凹部200bに到達した光は、基材200と第1レンズ層201との間の
光屈折率の差により、平面視で第1凹部200bの中央部側へ屈折する。このように、第
1レンズ層201のうち、複数の第1凹部200bの内部に設けられる部分は、それぞれ
が光を集光する第1マイクロレンズML1を構成している。各々の第1マイクロレンズM
L1は、平面視で複数の画素の各々と重なり合うように、マトリクス状に配置されて第1
マイクロレンズアレイMLA1を構成している。
光透過層202は、第1レンズ層201のうち液晶層250側の第2面201aに形成
されている。光透過層202は、第1レンズ層201より光屈折率の低い材料(第2材料
)を用いて形成され、一例として透明な酸化シリコン(SiO)を用いて形成すること
ができる。
第2レンズ層203は、光透過層202のうち液晶層250側の第3面202aに形成
されている。第2レンズ層203は、液晶層250側に凸となる凸部(凸面)203aを
形成している。この凸部203aは、第1マイクロレンズML1に対して平面視で重なる
位置に設けられ、第1マイクロレンズML1と同様、平面視で複数の画素の各々と重なり
合うようにマトリクス状に配置される。また、凸部203aによって生じる凹凸を埋めて
平坦化するように第1光路長調整層204Aが形成されている。第2レンズ層203は、
例えば第1レンズ層201、光透過層202と同じ材料(第1材料)を用いて形成されて
いる。また、第1光路長調整層204Aは、例えば第2レンズ層203の材料(第1材料
)より光屈折率の低い材料(第2材料)を用いて形成されている。
凸部203aは、曲面状に形成されており第2マイクロレンズML2を構成する。第2
レンズ層203を透過して第2レンズ層203と第1光路長調整層204Aの界面に到達
した光は、平面視で第2マイクロレンズML2の内周側へ屈折する。各々の第2マイクロ
レンズML2は、平面視で複数の画素の各々と重なり合うように、マトリクス状に配置さ
れて第2マイクロレンズアレイMLA2を構成している。
第1光路長調整層204Aは、隣接する第2マイクロレンズML2同士の間の谷部(境
界部)203bから液晶層250側に延びるスリットSを有している。
スリットSは、第1光路長調整層204Aを各第2マイクロレンズML2に対応する部
分に区画している。このスリットSによって区画されて隣接する第1光路長調整層204
Aの第2材料同士は、互いに接触しつつ結合関係を有していない。したがって、スリット
Sは界面となり、スリットSに入射する光は反射する。
第2光路長調整層204Bは、第1光路長調整層204Aのうち液晶層250側の平坦
な面である研磨面204Ab側に形成されている。スリットSは、第1光路長調整層20
4Aと第2光路長調整層204Bの境界で途切れている。共通電極205は、第2光路長
調整層204Bのほぼ全面に亘って形成されている。配向膜206は、共通電極205を
覆うように形成されている。
TFTアレイ基板230は、光の射出側(図示下側)から順に、基材221、遮光部2
22、絶縁層223、TFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスター、スイッチン
グ素子)224、絶縁層225、遮光部226、絶縁層227、画素電極228及び配向
膜229を有している。
基材221は、基材200と同様、例えばガラスや石英など、光透過性を有する材料を
用いて形成されている。遮光部222は、基材221の液晶層250側の第1面221a
に設けられている。絶縁層223は、遮光部222を含む基材221の第1面221aを
覆うように形成されている。
TFT224は、画素電極228を駆動するスイッチング素子である。当該TFT22
4は、不図示の半導体層及びゲート電極を有して構成されている。半導体層には、ソース
領域、チャネル領域及びドレイン領域が形成されている。チャネル領域とソース領域、又
は、チャネル領域とドレイン領域との界面にはLDD(Lightly Doped Drain)領域が形
成されていてもよい。
ゲート電極は、TFTアレイ基板230上において平面視で半導体層のチャネル領域と
重なる領域に絶縁層225の一部(ゲート絶縁膜)を介して形成されている。図示を省略
しているが、ゲート電極は、下層側に配置された走査線242(図3参照)にコンタクト
ホールを介して電気的に接続されており、走査信号が印加されることによってTFT22
4をオン/オフ制御している。
遮光部222及び遮光部226は、格子状に形成されている。遮光部222及び遮光部
226は、TFTアレイ基板230の厚さ方向において、TFT224を挟むように配置
されている。遮光部222及び遮光部226が設けられていることにより、TFT224
への光の入射が抑制されている。
画素電極228は、開口部222a及び開口部226aに平面視で重なる領域に設けら
れている。TFT224や当該TFT224に電気信号を供給する不図示の電極や配線等
は、遮光部222及び遮光部226に平面視で重なる領域に設けられている。なお、これ
らの電極や配線等が遮光部222及び遮光部226を兼ねた構成であっても構わない。ま
た、配向膜229は、画素電極228を覆うように形成されている。
TFTアレイ基板230の表示領域には、画素電極228の平面領域に対応する開口領
域GAと、開口領域GA以外の領域である遮光領域NAとが設けられている。遮光領域N
Aは、平面視で遮光部222、226によって覆われ光が透過しない領域である。開口領
域GAは、遮光領域NA以外の光が透過する領域である。具体的には、開口領域GAは、
遮光部222に囲まれている矩形状の領域(開口部222a)と、遮光部226に囲まれ
ている矩形状の領域(開口部226a)とが重なる領域である。
液晶層250は、対向基板210側の配向膜206と、TFTアレイ基板230側の配
向膜229との間に封入されている。
図3は、液晶装置120の電気的な構成を示す回路図である。
図3に示すように、画像表示領域を構成するマトリクス状に形成された複数の画素の各
々には、画素電極228、及びTFT224が形成されている。TFT224は、画素電
極228に電気的に接続されており、液晶装置120の動作時において、画素電極228
に対する画像信号の供給及び非供給を相互に切り替えるように、画素電極228をスイッ
チング制御する。画像信号が供給されるデータ線241は、TFT224のソース領域に
電気的に接続されている。
TFT224のゲートには走査線242が電気的に接続されている。液晶装置120は
、所定のタイミングで、走査線242にパルス的に走査信号G1、G2、…、Gmを、こ
の順に線順次で印加するように構成されている。画素電極228は、TFT224のドレ
インに電気的に接続されている。画素電極228には、スイッチング素子であるTFT2
24を一定期間だけ閉じることにより、データ線241から供給される画像信号S1、S
2、…、Snが、各画素の液晶に所定のタイミングで書き込まれる。
液晶に書き込まれた所定レベルの画像信号S1、S2、…、Snは、画素電極228と
対向基板210に形成された共通電極205との間に形成される液晶容量で一定期間保持
される。なお、保持された画像信号がリークするのを防止するため、画素電極228と容
量線243との間に蓄積容量270が形成され、液晶容量と並列に配置されている。この
ように、液晶に電圧信号が印加されると、印加された電圧レベルにより液晶の配向状態が
変化する。これにより、液晶に入射した光が変調されて階調表示が可能となる。
液晶層250を構成する液晶は、印加される電圧レベルにより分子集合の配向や秩序が
変化することにより、光を変調し、階調表示を可能とする。例えば、ノーマリーホワイト
モードの場合、各画素の単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が減少する
。ノーマリーブラックモードの場合、各画素の単位で印加された電圧に応じて入射光に対
する透過率が増加し、全体として液晶装置120からは画像信号に応じたコントラストを
もつ光が射出される。
図2に示すように、上記のように構成された液晶装置120において、例えば対向基板
210の基材200に垂直に入射する光L1、L2(平行光)は、対向基板210におい
て第1マイクロレンズML1、第2マイクロレンズML2を通過する。この間に、光L1
、L2は、第1、第2マイクロレンズML1、ML2によって開口領域GAの中央部側へ
屈折される。その後、光L1、L2は、液晶層250、TFTアレイ基板230に入射す
る。TFTアレイ基板230において、光L1、L2は、開口領域GAを通過する。
第1、第2マイクロレンズML1、ML2は、基材200に入射した時点で、遮光領域
NAに位置する光L1、L2を二段階に集光して開口領域GAに集める。これにより光L
1、L2は遮光部222、226に遮られることがなく、液晶装置120の実質的な開口
率を向上させることができる。
光L3、L4、L5は、基材200に対してやや傾いた方向から斜めに入射する光であ
る。光L3、L4、L5は、互いに平行であり、それぞれ第1マイクロレンズML1の曲
面において異なる点に入射する光である。このような、光L3、L4、L5であっても、
第1、第2マイクロレンズML1、ML2によって屈折させて開口領域GAに集めること
ができる。
このように、第1、第2マイクロレンズML1、ML2は、基材200に対して傾いて
入射する光(例えばL3、L4、L5)を開口領域GAに集めるように機能し、液晶装置
120の実質的な開口率を向上させることができる。
光L6は、基材200に対して大きく傾いた方向から入射する光である。このような光
L6は、第1、第2マイクロレンズML1、ML2によって十分に屈折されない。したが
って、第2マイクロレンズML2から射出された後であっても、遮光部222、226に
入射する方向に進もうとする。しかし、本実施形態では光L6は、第2マイクロレンズM
L2から射出された後に、スリットSに入射する。このスリットSにおいて、光L6は反
射され、開口領域GAに向かって進む。
光L7は、第1マイクロレンズアレイMLA1における第1マイクロレンズML1同士
の境界に向かって入射する光である。このような光L7は、第1、第2マイクロレンズM
L1、ML2において十分に屈折されず、遮光部222、226に向かって進もうとする
。しかしながら、光L7は、スリットSに入射して、開口領域GAに向かうように反射さ
れる。
このように、スリットSが形成されていることによって、この液晶装置120は、基材
200に入射した光のうち遮光部222、226に入射しようとする成分を開口領域GA
に集めることができる。これによって、実質的な開口率が高い液晶装置120を提供でき
る。
なお、スリットSは平面視で第2マイクロレンズML2を取り囲んで形成されている。
したがって、図2に図示される断面以外の断面においても、遮光領域NAに進もうとする
光を開口領域GAに戻すことができる。
本実施形態の液晶装置120において、対向基板210の基材200、第1レンズ層2
01、光透過層202、第2レンズ層203、第1光路長調整層204A、第2光路長調
整層204Bを構成する材料の光屈折率の大小関係は一例である。光の透過率を高めるた
めに各層を構成する材料を適宜変更して、光の経路を調整することができる。
例えば、第2レンズ層を構成する材料(第1材料)として、第1光路長調整層204A
を構成する材料(第2材料)より、光屈折率が低いものを用いることができる。この場合
は、第2マイクロレンズML2が光を拡散させるレンズとして機能する。
このように構成した場合においては、第1マイクロレンズML1で光を集光させて、第
2マイクロレンズアレイで光の角度を、液晶層250の垂直方向に近づけることができる
。これにより、光を液晶層250に対して垂直に入射させることができる。光が角度をも
って液晶層250に入射すると、液晶層を通過する光の光路長が長くなり液晶層により付
与される位相差がずれてしまうため、黒浮きの原因となる。光の進行方向を垂直に近づけ
た状態で液晶層250に入射させることで、黒浮きを抑制できる。
なお、本実施形態の液晶装置120において、対向基板210は遮光部を備えていない
が、対向基板210に遮光部を備えた構造を採用しても良い。この場合は、例えば、第1
光路長調整層204Aと第2光路長調整層204Bの間に遮光部を設けることができる。
この遮光部は、TFTアレイ基板230の遮光部222、226と平面視で重なるように
形成する。
しかしながら、本実施形態の液晶装置120は、スリットSによって光を反射して、遮
光領域NAから開口領域GAに光の方向を変えることができる。したがって、本実施形態
のように対向基板210に遮光部を備えていない構造であっても、TFTに光が入射する
ことを十分に抑制できる。
次に図4を基に、対向基板210に二つのマイクロレンズ(第1、第2マイクロレンズ
ML1、ML2)を有する本実施形態の構成が、一つのマイクロレンズしか有さない構成
に対して、優位であることを示す。
図4は、対向基板210の基材200に垂直な光を入射した場合に、TFTアレイ基板
230の基材221から射出される光の角度と、この角度に対応する光の光量のシミュレ
ーション結果である。図4において、マイクロレンズアレイを有さない場合(MLA無し
)の場合と、一つのマイクロレンズアレイを有する場合(Single MLA)と、二つのマイク
ロレンズアレイを有する場合(Double MLA、本実施形態の液晶装置120に相当する)と
を、比較して示す。
また、図4において、液晶装置120の後段に配置される投射レンズに入射可能な角度
範囲を示す直線をF値と対応させて記載した。投射レンズのF値が2(F2)の場合は、
15°以下の光を投射レンズに入射可能であり、F値が1.5(F1.5)の場合は21
°以下の光を投射レンズに入射可能である。
MLA無しの場合は、液晶装置から射出される光は、略15°以内の角度となっている
ため、F1.5、F2のいずれの投射レンズに対してもほとんどの光を入射させることが
できる。しかしながら、全体の光量(面積で表される)が少なくなっている。これは、マ
イクロレンズアレイを有さないために遮光部(図2において、遮光部222、226に相
当)によって、一部の光が遮られてしまうためである。
一つのマイクロレンズアレイを有する場合(Single MLA)は、MLA無しの場合と比較
して、射出される全体の光量は多くなっている。MLAを備えて遮光部を避けて光を透過
させることができるという効果が顕著に見て取れる。また、F1.5の投射レンズを用い
る場合には、ほとんどの光を投射レンズに入射させることができる。しかしながら、角度
が15°以上の光量が大きく、F2の投射レンズを用いる場合には、この光を利用するこ
とができない。
二つのマイクロレンズアレイを有する場合(Double MLA)は、一つの場合と同様に、遮
光部を避けて光を透過させることで全体の光量は多くなっている。また、F1.5の投射
レンズを用いる場合にはほとんどすべての光を投射レンズに入射させることができる一方
、F2の投射レンズを用いる場合には一部の光が投射レンズに入射されない。
マイクロレンズアレイが一つの場合と二つの場合とを比較すると、二つの場合の方が、
ピークの光量が大きくなっている。また、二つの場合の方が、F2の投射レンズを用いる
場合に無駄になる光の光量が少ない(図4において、F2の線より右側の面積が小さい)

二つのマイクロレンズアレイを備えることで、液晶装置120は、角度に対してピーク
となる光量が大きくなり、これにより、光の分布が急峻な形状となる。これによって、分
布の広がりが狭くなり、F2の投射レンズを用いる場合であっても、多くの光を投射レン
ズに入射させることができる。加えて、光の分布が急峻な形状であるため、コントラスト
を高めることができる。
次に、上記の対向基板210の製造方法の一例について図5〜図12を基に説明する。
なお、図5〜図12は、図2に対して上下逆転して対向基板210が配置されている。ま
た、図5〜図12は、説明のため、特徴部分を強調する目的で、図2とは異なる縮尺で表
されている。
まず、図5に示すように、基材200、第1レンズ層201、光透過層202、下地レ
ンズ層203Aを形成する。
基材200において、第1レンズ層201が形成される第1面200aには第1凹部2
00bが形成され、この第1凹部200bを埋め込むように第1レンズ層201が積層さ
れている。これにより第1マイクロレンズML1が配列して形成されている。
第1レンズ層201、下地レンズ層203Aは、ともに第1材料により構成され、光透
過層202は、第1材料より光屈折率の低い第2材料から構成されている。
第1マイクロレンズML1は、例えば、以下の工程によって形成できる。
まず、第1面200aにエッチングに耐性のあるマスクを積層する。次に、このマスク
の第1マイクロレンズML1の中央に対応する箇所に孔を形成する。さらに、マスクを介
してウエットエッチングを行う。これにより、孔を通じて、第1レンズ層201がエッチ
ングされ第1凹部200bが形成される。この第1凹部200bに第1レンズ層201を
埋め込むことによって第1マイクロレンズML1を形成できる。
なお、基材200と第1レンズ層201の間であって、基材の縁部近傍には、第1マー
ク11が形成されている。また、光透過層202と下地レンズ層203Aの間には、第2
マーク12が形成されている。第1、第2マーク11、12は、それぞれ第1、第2マイ
クロレンズML1、ML2の配列を整えるためのアライメントマークとして機能する。
次に、図6に示すように、第1材料からなる下地レンズ層203Aにレンズアレイ形状
部280を形成する。この工程では、レンズアレイ形状部280として、複数の第2マイ
クロレンズML2(図2参照)に対応する複数の凸部(凸面)280aを形成する。また
、複数の凸部280a同士の間は、凸部280aが形成されずに下地レンズ層203Aが
露出した間隙部280bが配される。
レンズアレイ形状部280の形成については、フォトリソグラフィ法など公知の手法に
よって行うことができる。この場合、例えば下地レンズ層203Aの表面にポジ型の感光
性樹脂を10μm程度塗布し、グレースケールマスクなどを用いて感光性樹脂を露光し、
その後現像することにより、レンズアレイ形状部280を形成することができる。
グレースケールマスクとしては、例えば露光時に用いる露光装置の解像限界以下のグリ
ッドサイズ内に微小な孔を形成し、孔のサイズを変えることにより光の透過率を制御する
種類のものを用いる。なお、光の透過率は、凸部280aの平面視中央部から外周部に向
けて高くなるように予め設計しておく。
レンズアレイ形状部280を形成する手法としては、フォトリソグラフィ法の他、例え
ば加熱によるリフロー処理を行うリフロー法や、開口部の径が段階的に変化する複数のフ
ォトマスクを用いた多重露光法、などが挙げられる。
次に、レンズアレイ形状部280及び下地レンズ層203Aに対して、ICP(Induct
ively Coupled Plasmas:誘導結合型プラズマ)装置等のドライエッチング装置を用いて
エッチング処理を行う。この工程により、レンズアレイ形状部280及び下地レンズ層2
03Aが、厚さ方向(Z方向)に徐々に除去されていく。
図7に示すように、上述のドライエッチング処理を、レンズアレイ形状部280が全て
除去されるまで行うことにより、下地レンズ層203Aに、レンズ下地面203Aaが形
成される(マイクロレンズアレイ形成工程)。このレンズ下地面203Aaは、レンズア
レイ形状部280を転写した形状となる。したがって、レンズ下地面203Aaには、レ
ンズアレイ形状部280の凸部280aに対応する凸部(凸面)303Abと、間隙部2
80bに対応する平坦部203Acとが形成される。
次に、図8に示すように、レンズ下地面203Aaに対して、第1材料からなる表層レ
ンズ層203Bを積層する。この積層工程は、既知の蒸着方法により行うことができる。
下地レンズ層203Aと表層レンズ層203Bとは、ともに第1材料からなり境界が形
成されない。下地レンズ層203Aと表層レンズ層203Bとによって、第2レンズ層2
03が構成される。
なお、表層レンズ層203Bを、下地レンズ層203Aと光屈折率の異なる材料で形成
しても良い。この場合は、下地レンズ層203Aと表層レンズ層203Bとの間に境界が
形成され、係る境界における光の屈折を利用して光の透過率を高めることができる。
表層レンズ層203Bは、レンズ下地面203Aaの形状を拡大するように積層される
。レンズ下地面203Aaの平坦部203Acは、表層レンズ層203Bにより埋め込ま
れる。また、表層レンズ層203Bの表面は、凸部203aが連続した形状となり、凸部
203aの境界部には、急峻な谷部203b(境界部)が形成される。凸部203aは第
2マイクロレンズML2を構成する。
次に、図9(a)に示すように、表層レンズ層203Bに対して、第2材料からなる第
1光路長調整層204Aを積層する(第1光路長調整層形成工程)。第1光路長調整層形
成工程は、既知の蒸着方法により行うことができ、特にCVD(化学蒸着、Chemical Vap
or Deposition)により行うことが好ましい。
第1光路長調整層形成工程では、第1光路長調整層204Aが積層されるとともに、こ
の第1光路長調整層204Aの内部にスリットSが形成される。スリットSは、第1光路
長調整層204Aの内部において、表層レンズ層203Bの表面の谷部203bから積層
方向(−Z方向)に成長する。
第1光路長調整層形成工程において、第1光路長調整層204Aは、表層レンズ層20
3Bの形状を拡大するように成長する。谷部203bにおいては、その両側の凸部203
aから均一に成長が進むため、狭まった部分で両側の成長方向が交錯する。交錯した部分
には、成長方向の境界線としてスリットSが形成される。
また、第1光路長調整層204Aの表面204Aaには、表層レンズ層203Bの凸部
203a及び谷部203bの形状が転写されて、凸部(凸面)204Ac及び谷部(境界
部)204Adが形成されている。
次に図10に示すように、第1光路長調整層204Aの表面204Aaを研磨して、第
1光路長調整層204Aに研磨面204Abを形成する(第1光路長調整層研磨工程)。
この第1光路長調整層研磨工程は、第1光路長調整層204Aの表面204Aaの凹凸が
完全に平坦になるように、例えば、図9(a)に示す到達線FA1に達するまで行う。
第1光路長調整層研磨工程を行うことにより、第1光路長調整層204Aより上に、他
の層を積層する際にスリットSが延長して成長することがない。
次に図11に示すように、第1光路長調整層204Aの研磨面204Abに第2材料か
らなる第2光路長調整層204Bを積層する(第2光路長調整層形成工程)。
さらに第2光路長調整層204Bの表面を研磨し表面性状を整えた後に、図12に示す
ように、第2光路長調整層204Bに共通電極205及び配向膜206を積層する。
第2光路長調整層204Bは、研磨面204Ab上に積層されるため、スリットSが形
成されていない。このように、スリットSのない第2光路長調整層204Bを形成するこ
とで、この第2光路長調整層204Bより上に積層される共通電極205にスリットSの
影響が及ばないように構成できる。即ち、共通電極205がスリットSの影響で断線して
形成されることを防ぐことができる。
以上の様に、本実施形態によれば、第1、第2マイクロレンズML1、ML2を有する
対向基板210を形成できる。また、第1光路長調整層204Aに、隣接する第2マイク
ロレンズML2同士の間の谷部203bから液晶層250側に延びるスリットSを形成で
きる。さらに、第1光路長調整層204Aを研磨した後、第2光路長調整層204Bを研
磨面204Abに形成することで、スリットSの影響により、共通電極205が断線する
ことを防ぐことができる。
[第1実施形態の変形例]
次に、第1実施形態の変形例を説明する。
図13は、第1実施形態の変形例に係る液晶装置130の構成を示す部分断面図である
。この液晶装置130は、第1実施形態の液晶装置120と比較して、スリットSの構成
が異なる。なお、その他の共通の構成について図示及び説明を省略する。
図13に示すように、液晶装置130のスリットSは、第1光路長調整層204Aを各
第2マイクロレンズML2に対応する部分に区画している。このスリットSは、第2光路
長調整層204B側の先端にプリズムスリットPSを有している。
プリズムスリット(スリット)PSは、第2光路長調整層204B側を底面とし、一頂
点がスリットSと交わる略三角形状を有している。即ち、プリズムスリットPSは、第2
マイクロレンズML2同士の境界部(谷部204Ad)側から、第2光路長調整層204
B側に向かって徐々に幅広となる形状を有している。したがって、隣り合うプリズムスリ
ットPS同士の距離は、第2光路長調整層204Bとの境界で最も狭くなる。
図13に示すように、直線状のスリットSに大きな入射角で入射する光Lは、反射した
後もそのままスリットSに沿って、遮光領域NA(図2参照)に向かって進もうとする。
しかしながら、本変形例のようにプリズムスリットPSが形成されていることで、この光
Lは、プリズムスリットPSに入射する。プリズムスリットPSに光Lが入射すると三角
形状の斜辺に沿って光Lを反射し、光を開口領域GA(図2参照)側に戻すことができる
。即ち、直線状のスリットSに沿って進む光Lであっても、開口領域GAに入射させるこ
とが可能となり、液晶装置130の光の透過率を向上させることができる。
次に、第1実施形態の変形例である液晶装置130の製造方法についてその一例を説明
する。液晶装置130の製造方法は、第1実施形態の液晶装置120の製造方法と比較し
て、第1光路長調整層研磨工程のみが異なる。
図9(a)は、対向基板210の製造工程において、第1光路長調整層204Aを積層
した状態である。また、図9(b)は、図9(a)の第2マイクロレンズML2近傍の部
分拡大図である。
本変形例に係る製造方法においては、図9(a)、(b)に示す状態で、第1光路長調
整層204Aを到達線FA2に達するまで研磨する(第1光路長調整層研磨工程)。到達
線FA2は、第1光路長調整層204Aの表面204Aaに形成された、谷部204Ad
の最も狭くなる部分よりわずかに上方を通過している。即ち、この第1光路長調整層研磨
工程により、第1光路長調整層204Aは、凸部204Acの上方を平坦化し、凸部20
4Acの周縁部として形成された谷部204Adをわずかに残す。この後に、第2光路長
調整層204Bを形成することで、プリズムスリットPSが形成される。
なお、このように形成された本変形例において、プリズムスリットPSの内部は空隙で
ある。しかしながら、第2光路長調整層204Bの積層条件を変えることによって、第2
光路長調整層204Bを構成する第2材料がプリズムスリットPSの内部に充填された構
成としても良い。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態を説明する。
図14は、第2実施形態に係る液晶装置140の構成を示す断面図である。液晶装置1
40は、TFTアレイ基板330(素子基板)と対向基板310とを液晶層350を介し
て重ね合わせた構造を有する。
図14に示すように、対向基板310は、光の入射側(図示上側)から順に、基材30
0、第1レンズ層301、光透過層302、第2レンズ層303、介在層(光路長調整層
)308、第3レンズ層307、第1光路長調整層304A、第2光路長調整層304B
、共通電極305及び配向膜306を有している。
基材300は、液晶層350側の第1面300aに形成された複数の第1凹部300b
を有している。
第1レンズ層301は、この複数の第1凹部300bを含む基材300の第1面300
aの略全面に積層され、これにより第1マイクロレンズML1を構成している。各々の第
1マイクロレンズML1は、平面視で複数の画素の各々と重なり合うように、マトリクス
状に配置されて第1マイクロレンズアレイMLA1を構成している。
光透過層302は、第1レンズ層301のうち液晶層350側の第2面301aに形成
されている。
第2レンズ層303は、光透過層302のうち液晶層350側の第3面302aに形成
されている。第2レンズ層303は、液晶層350側に凸となる第1凸部(凸面)303
aを形成している。第1凸部303aは、第1マイクロレンズML1に対して平面視で重
なる位置に設けられ、第1マイクロレンズML1と同様、平面視で複数の画素の各々と重
なり合うようにマトリクス状に配置される。
介在層308は、第2レンズ層303上に形成されている。介在層308は、第2レン
ズ層303の第1凸部303aを転写するように、液晶層350側に、第2凸部(凸面)
308aを有している。介在層308は、例えば第2レンズ層303の材料(第1材料)
より光屈折率の低い材料(第2材料)を用いて形成されている。介在層308は、光路長
調整層として機能する。
また、介在層308は、隣接する第2凸部308a同士の谷部(境界部)から第3レン
ズ層307側に延びるスリットSを有している。
第3レンズ層307は、介在層308上に形成されている。第3レンズ層307は、介
在層308の第2凸部308aと同様の配列で、液晶層350側に、第3凸部(凸面)3
07aを有している。第3凸部307aは、その中央部近傍に平坦面307bを有してい
る。この平坦面307bと同レベルの面(研磨面304Ab)より液晶層350側には、
第2光路長調整層304Bが形成されている。
また、第3レンズ層307は、介在層308の第2凸部308a上に形成されているた
めに、第3レンズ層307の介在層308側は凹形状307dが形成されている。
第3レンズ層307は、例えば第2レンズ層303の材料(第1材料)と同じ材料を用
いて形成されている。
第1光路長調整層304Aは、第3レンズ層307と第2光路長調整層304Bとの間
を埋め込むように形成されている。また、第1光路長調整層304Aは、隣接する第3凸
部307a同士の谷部(境界部)307cから第2光路長調整層304B側に延びるスリ
ットSを有している。
第2光路長調整層304Bは、第1光路長調整層304A及び第3レンズ層307のう
ち液晶層350側の平坦な面である研磨面304Ab側に形成されている。スリットSは
、第1光路長調整層304Aと第2光路長調整層304Bの境界で途切れている。
共通電極305は、第2光路長調整層304Bのほぼ全面に亘って形成されている。配
向膜306は、共通電極305を覆うように形成されている。
本実施形態においては、第3レンズ層307にスリットSが形成されておらず、介在層
308と第1光路長調整層304AとにそれぞれスリットSが形成されている。しかしな
がら、第3レンズ層307にもスリットSを形成しても良く、その場合は、介在層308
、第3レンズ層307、第1光路長調整層304Aを貫通するようにスリットSが形成さ
れる。
第2レンズ層303の第1凸部303aは、曲面状に形成されており、第2マイクロレ
ンズML2を構成する。第2マイクロレンズML2は、平面視で複数の画素の各々と重な
り合うように、マトリクス状に配置されて第2マイクロレンズアレイMLA2を構成して
いる。
また、第3レンズ層307は、液晶層350側に第3凸部307aを有し、その反対側
に凹形状307dを有する第3マイクロレンズML3を構成する。この第3マイクロレン
ズML3は、凹形状と凸形状が、それぞれ反対側の面に形成されたメニスカスレンズであ
る。また、第3マイクロレンズML3は、第3凸部307aの中央部に平坦面307bを
備えたレンズ形状を有する。第3マイクロレンズML3は、平面視で複数の画素の各々と
重なり合うように、マトリクス状に配置されて第3マイクロレンズアレイMLA3を構成
している。
以上の様な対向基板310の製造方法の一例について説明する。対向基板310の製造
方法は、第1実施形態の対向基板210の製造方法と比較して、第2レンズ層303を形
成した後に介在層308、第3レンズ層307を形成する点が異なる。
図8は、第1実施形態の対向基板210の製造工程において、第2レンズ層203(本
実施形態において、第2レンズ層303に相当)を積層した状態である。
第2実施形態の対向基板310の製造においては、図8に示す状態から、介在層308
を積層する。介在層308は、第2レンズ層303の形状を転写しその表面に第2凸部3
08aを形成する。
さらに、この介在層308の表面に第3レンズ層307を積層する。これにより、第3
レンズ層307の表面には、介在層308の第2凸部308aを転写した第3凸部307
aが形成される。
次いで、第1実施形態と同様に第1光路長調整層304Aを形成する。さらに、第3レ
ンズ層307の第3凸部307aの中央部と共に、第1光路長調整層304Aを研磨して
、研磨面304Abを形成する(第1光路長調整層研磨工程)。この第1光路長調整層研
磨工程において、第3凸部307aの中央部には、平坦面307bが形成される。
次いで、第2光路長調整層304Bを形成する。
次いで、共通電極305及び配向膜306を積層することで、対向基板310を製造す
ることができる。
TFTアレイ基板330は、光の射出側(図示下側)から順に、基材321、遮光部3
22、絶縁層323、TFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスター、スイッチン
グ素子)324、絶縁層325、遮光部326、絶縁層327、画素電極328及び配向
膜329を有している。
このTFTアレイ基板330は、第1実施形態のTFTアレイ基板230と同様の構成
を有しており、ここではその説明を省略する。
図14に示すように、上記のように構成された液晶装置140において、基材300に
垂直に入射する光L1は、まず、第1マイクロレンズML1に入射して、開口領域GAの
中央部側に屈折する。この光L1は、第2マイクロレンズML2に入射して、さらに、開
口領域GAの中央部側に屈折する。次に、この光L1は、第3マイクロレンズML3に入
射する。第3マイクロレンズML3は、光の入射側(即ち液晶層350と反対側)に凹形
状307dを有している。したがって、光L1は、第3マイクロレンズML3に入射する
ことで屈折され、その進行方向が液晶装置140の垂直方向に近づけられる。光L1は、
第3マイクロレンズML3から平坦面307bを介して射出される。光L1は、平坦面3
07bにおいてほとんど屈折されないため、垂直に近い進行方向で射出される。さらに、
光L1は、液晶層350、TFTアレイ基板330を通過してこの液晶装置140から射
出される。
光L2は、遮光領域NAに対応する部分の基材300に対して斜めに入射する光である
。光L2は、まず、第1、第2マイクロレンズML1、ML2によって、開口領域GAの
中央側に屈折される。次に第3マイクロレンズML3に入射して、遮光領域NA側に屈折
する。さらに、第3マイクロレンズML3から射出される際に第3凸部307aにおいて
開口領域GAの中央側に屈折される。
第3マイクロレンズML3は、光L1のように、射出される際に中央近傍を通過する光
に関しては、その進行方向を垂直方向に保ったまま射出する。これによって、垂直方向の
光を液晶層350に入射させることができる。垂直方向に近い光を液晶層350に入射す
ることで、光路長の不一致に起因して発生する黒浮きを抑制できる。また、光L1は、垂
直方向に沿った光として液晶装置140から射出されるため、液晶装置150の後段の光
学系において光の利用効率が高められることになる。
また、第3マイクロレンズML3は、光L2のように周縁近傍を通過する光に関しては
、進行方向を開口領域GAの中央側に屈折させる。これによって、遮光部322、326
に入射する光を減らし、光の透過率を向上させることができる。
即ち、第2実施形態の液晶装置140によれば、第3マイクロレンズML3の中央を通
過する光を直進させ、また、第3マイクロレンズML3の周縁近傍を通過する光を中央側
に屈折させることができる。したがって、光の分布を中央近傍に集中させることができる

また、第2実施形態の液晶装置140は、第2マイクロレンズML2及び第3マイクロ
レンズML3の射出側に、スリットSを有している。これにより、遮光領域NAに進もう
とする光の一部をスリットSに開口領域GAの中央側に反射させて、光の透過率を高める
ことができるという、第1実施形態と同様の効果を奏する。
なお、本実施形態の液晶装置140において、対向基板310の基材300、第1レン
ズ層301、光透過層302、第2レンズ層303、介在層308、第3レンズ層307
、第1光路長調整層304A、第2光路長調整層304Bを構成する材料の光屈折率の大
小関係は一例である。光の透過率を高めるために各層を構成する材料を適宜変更して、光
の経路を調整することができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態を説明する。
図15は、第3実施形態に係る液晶装置150の構成を示す断面図である。液晶装置1
50は、TFTアレイ基板430(素子基板)と対向基板410とを液晶層450を介し
て重ね合わせた構造を有する。
この液晶装置150は、光の入射側にTFTアレイ基板430が配置され、光の射出側
に対向基板410が配置されている。
図15に示すように、TFTアレイ基板430は、光の入射側(図示上側)から順に、
基材421、第1レンズ層401、光透過層402、第2レンズ層403、第1光路長調
整層404A、第2光路長調整層404B、遮光部422、絶縁層423、TFT(Thin
Film Transistor:薄膜トランジスター、スイッチング素子)424、絶縁層425、遮
光部426、絶縁層427、画素電極428及び配向膜429を有している。
基材421は、液晶層450側の第1面421aに形成された複数の第1凹部421b
を有している。
第1レンズ層401は、この複数の第1凹部421bを含む基材421の第1面421
aの略全面に積層され、これにより第1マイクロレンズML1を構成している。各々の第
1マイクロレンズML1は、平面視で複数の画素の各々と重なり合うように、マトリクス
状に配置されて第1マイクロレンズアレイMLA1を構成している。
光透過層402は、第1レンズ層401のうち液晶層450側の第2面401aに形成
されている。
第2レンズ層403は、光透過層402のうち液晶層450側の第3面402aに形成
されている。第2レンズ層403は、液晶層450側に凸となる凸部(凸面)403aを
形成している。この凸部403aは、第1マイクロレンズML1に対して平面視で重なる
位置に設けられ、第1マイクロレンズML1と同様、平面視で複数の画素の各々と重なり
合うようにマトリクス状に配置される。また、凸部203aによって生じる凹凸を埋めて
平坦化するように第1光路長調整層404Aが形成されている。
凸部403aは、曲面状に形成されており第2マイクロレンズML2を構成する。また
、第2マイクロレンズML2は、平面視で複数の画素の各々と重なり合うように、マトリ
クス状に配置されて第2マイクロレンズアレイMLA2を構成している。
第1光路長調整層404Aは、隣接する第2マイクロレンズML2同士の間の谷部(境
界部)403bから液晶層450側に延びるスリットSを有している。
第2光路長調整層404Bは、第1光路長調整層404Aのうち液晶層450側の平坦
な面である研磨面404Ab側に形成されている。
TFT424は、画素電極428を駆動するスイッチング素子である。
ゲート電極は、TFTアレイ基板430上において平面視で半導体層のチャネル領域と
重なる領域に絶縁層425の一部(ゲート絶縁膜)を介して形成されている。
遮光部422及び遮光部426は、TFTアレイ基板430の厚さ方向において、TF
T424を挟むように配置されている。
画素電極428は、遮光部422、426の開口部422a、426aに平面視で重な
る領域に設けられている。TFT424や当該TFT424に電気信号を供給する不図示
の電極や配線等は、遮光部422及び遮光部426に平面視で重なる領域に設けられてい
る。
配向膜429は、画素電極428を覆うように形成されている。
また、対向基板410は、光の射出側(図示下側)から順に、基材400と、共通電極
405及び配向膜406を有している。
共通電極405及び配向膜406は、基材400を覆うように形成されている。
第3実施形態の液晶装置150は、光の入射側に第1、第2マイクロレンズアレイML
A1、MLA2と、スリットSが形成されている。したがって、第1実施形態の液晶装置
120と同様の効果を得ることができる。
即ち、第1、第2マイクロレンズアレイMLA1、MLA2で光を集光させる場合にお
いては、遮光部422、426に入射する光を減らして光の透過率を向上させることがで
きる。
また、第1マイクロレンズアレイMLA1で光を集光させて、第2マイクロレンズアレ
イMLA2で光の角度を垂直方向に近づける場合には、黒浮きを抑制できる。
加えて、スリットSが形成されていることによって、角度がついて遮光部422、42
6に入射しようとする光を反射させて、画素電極428に入射させることができる。これ
により、光の透過率を高めることができる。
第1実施形態では、対向基板を光の入射側とし、第1マイクロレンズアレイ、第2マイ
クロレンズアレイ、並びにスリットを対向基板に配置した例を示した。また、第3実施形
態では、素子基板を光の入射側とし、第1マイクロレンズアレイ、第2マイクロレンズア
レイ、並びにスリットを素子基板に配置した例を示した。いずれにおいても、光の入射側
から順に第1マイクロレンズ、第2マイクロレンズ、スリットが形成されており、これに
より、光の透過率を高めるという効果を得るものである。
また、これ以外に、対向基板を光の入射側とし、第1マイクロレンズアレイを対向基板
に配置し、第2マイクロレンズアレイ、及びスリットを素子基板に配置した構成を備えて
いても良い。このような構成であっても、第1、第3実施形態と同様の効果を得ることが
できる。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態を説明する。
図16は、本実施形態に係るプロジェクター100の光学系を示す模式図である。
図16に示すように、プロジェクター100は、光源装置101と、インテグレーター
104と、偏光変換素子105と、色分離導光光学系102と、光変調装置としての液晶
光変調装置110R、液晶光変調装置110G、液晶光変調装置110Bと、クロスダイ
クロイックプリズム112及び投写光学系114と、を具備して構成されている。液晶光
変調装置110R、110G及び110Bには、後述するように、液晶装置120R、1
20G及び120Bが設けられている。この液晶装置120R、120G及び120Bと
して、例えば上記各実施形態において説明した液晶装置120を用いることができる。
光源装置101は、第1色光である赤色光(以下、「R光」という。)、第2色光であ
る緑色光(以下、「G光」という。)、及び第3色光である青色光(以下、「B光」とい
う。)を含む光を供給する。光源装置101としては、例えば超高圧水銀ランプを用いる
ことができる。
インテグレーター104は、光源装置101からの光の照度分布を均一化する。照度分
布を均一化された光は、偏光変換素子105にて特定の振動方向を有する偏光光、例えば
色分離導光光学系102の反射面に対してs偏光したs偏光光に変換される。s偏光光に
変換された光は、色分離導光光学系102を構成するR光透過ダイクロイックミラー10
6Rに入射する。
色分離導光光学系102は、R光透過ダイクロイックミラー106Rと、B光透過ダイ
クロイックミラー106Gと、3枚の反射ミラー107と、2枚のリレーレンズ108と
、を具備して構成されている。
R光透過ダイクロイックミラー106Rは、R光を透過し、G光、B光を反射する。R
光透過ダイクロイックミラー106Rを透過したR光は、反射ミラー107に入射する。
反射ミラー107は、R光の光路を90度折り曲げる。光路を折り曲げられたR光は、
R光用液晶光変調装置110Rに入射する。R光用液晶光変調装置110Rは、R光を画
像信号に応じて変調する透過型の液晶装置である。
R光用液晶光変調装置110Rは、λ/2位相差板123R、ガラス板124R、第1
偏光板121R、液晶装置120R、及び第2偏光板122Rを有する。λ/2位相差板
123R及び第1偏光板121Rは、偏光方向を変換させない透光性のガラス板124R
に接する状態で配置される。なお、図16において、第2偏光板122Rは独立して設け
られているが、液晶装置120Rの射出面や、クロスダイクロイックプリズム112の入
射面に接する状態で配置しても良い。
R光透過ダイクロイックミラー106Rで反射された、G光とB光とは光路を90度折
り曲げられる。光路を折り曲げられたG光とB光とは、B光透過ダイクロイックミラー1
06Gに入射する。B光透過ダイクロイックミラー106Gは、G光を反射し、B光を透
過する。B光透過ダイクロイックミラー106Gで反射されたG光は、G光用液晶光変調
装置110Gに入射する。G光用液晶光変調装置110GはG光を画像信号に応じて変調
する透過型の液晶装置である。G光用液晶光変調装置110Gは、液晶装置120G、第
1偏光板121G及び第2偏光板122Gを有する。
G光用液晶光変調装置110Gに入射するG光は、s偏光光に変換されている。G光用
液晶光変調装置110Gに入射したs偏光光は、第1偏光板121Gをそのまま透過し、
液晶装置120Gに入射する。液晶装置120Gに入射したs偏光光は、画像信号に応じ
た変調により、G光がp偏光光に変換される。液晶装置120Gの変調により、p偏光光
に変換されたG光が、第2偏光板122Gから射出される。このようにして、G光用液晶
光変調装置110Gで変調されたG光は、クロスダイクロイックプリズム112に入射す
る。
B光透過ダイクロイックミラー106Gを透過したB光は、2枚のリレーレンズ108
と、2枚の反射ミラー107とを経由して、B光用液晶光変調装置110Bに入射する。
B光用液晶光変調装置110Bは、B光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶装置
である。B光用液晶光変調装置110Bは、λ/2位相差板123B、ガラス板124B
、第1偏光板121B、液晶装置120B、及び第2偏光板122Bを有する。
B光用液晶光変調装置110Bに入射するB光は、s偏光光に変換されている。B光用
液晶光変調装置110Bに入射したs偏光光は、λ/2位相差板123Bによりp偏光光
に変換される。p偏光光に変換されたB光は、ガラス板124B及び第1偏光板121B
をそのまま透過し、液晶装置120Bに入射する。液晶装置120Bに入射したp偏光光
は、画像信号に応じた変調により、B光がs偏光光に変換される。液晶装置120Bの変
調により、s偏光光に変換されたB光が、第2偏光板122Bから射出される。B光用液
晶光変調装置110Bで変調されたB光は、クロスダイクロイックプリズム112に入射
する。
このように、色分離導光光学系102を構成するR光透過ダイクロイックミラー106
RとB光透過ダイクロイックミラー106Gとは、光源装置101から供給される光を、
第1色光であるR光と、第2色光であるG光と、第3色光であるB光とに分離する。
色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム112は、2つのダイクロイック膜
112a、112bをX字型に直交して配置して構成されている。ダイクロイック膜11
2aは、B光を反射し、G光を透過する。ダイクロイック膜112bは、R光を反射し、
G光を透過する。このように、クロスダイクロイックプリズム112は、R光用液晶光変
調装置110R、G光用液晶光変調装置110G、及びB光用液晶光変調装置110Bで
それぞれ変調されたR光、G光及びB光を合成する。
投写光学系114は、クロスダイクロイックプリズム112で合成された光をスクリー
ン116に投射する。これにより、スクリーン116上でフルカラー画像を得ることがで
きる。
以上のように、本実施形態によれば、所期の品質を備えた安価な液晶装置120R、1
20G及び120B(液晶装置120)を備えるので、所期の表示品質を備えた安価なプ
ロジェクター100を得ることができる。
また、本実施形態によれば、液晶装置120R、120G及び120B(液晶装置12
0)の垂直方向に近い方向に光が射出されることになる。このため、投写光学系114に
おけるのみこみ角度を超える光が射出されるのを低減することができる。これにより、光
の利用効率が高められることになる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範
囲で適宜変更を加えることができる。
例えば、上記実施形態においては、電気光学装置として液晶装置120を例に挙げて説
明したが、これに限られることは無い。例えば、電気泳動素子をTFTアレイ基板(素子
基板)と対向基板とで挟持した電気泳動表示装置や、TFTアレイ基板(素子基板)に有
機EL層が形成された有機EL装置など、他の電気光学装置に対しても、適用可能である
。また、当該技術は、投写画像を観察する側から投写するフロント投写型プロジェクター
に適用する場合にも、投写画像を観察する側とは反対の側から投写するリア投写型プロジ
ェクターに適用する場合にも、適用することができる。
また、電子機器としては、上記プロジェクター100以外にも、マルチメディア対応の
パーソナルコンピューター(PC)、およびエンジニアリング・ワークステーション(E
WS)、ページャ、あるいは携帯電話、ワープロ、テレビ、ビューファインダー型または
モニター直視型のビデオテープレコーダー、電子手帳、電子卓上計算機、カーナビゲーシ
ョン装置、POS端末、タッチパネルなどを挙げることができる。
120、130、140、150…液晶装置、201、301、401…第1レンズ層、
203、303、403…第2レンズ層、203A…下地レンズ層、203B…表層レン
ズ層、203a、204Ac、403a…凸部(凸面)、203b、204Ad…谷部、
204A、304A、404A…第1光路長調整層、204B、304B、404B…第
2光路長調整層、210、310…対向基板、222、226、322、326、422
、426…遮光部、228、328、428…画素電極、230、330、430…TF
Tアレイ基板(素子基板)、250、350、450…液晶層、303a…第1凸部(凸
面)、307…第3レンズ層、307a…第3凸部(凸面)、307b…平坦面、307
d…凹形状、308…介在層(光路長調整層)、308a…第2凸部(凸面)、GA…開
口領域、NA…遮光領域、L1、L2、L3…光、ML1…第1マイクロレンズ、ML2
…第2マイクロレンズ、ML3…第3マイクロレンズ、MLA1…第1マイクロレンズア
レイ、MLA2…第2マイクロレンズアレイ、MLA3…第3マイクロレンズアレイ、P
S…プリズムスリット(スリット)、S…スリット

Claims (11)

  1. 液晶層を挟持して対向する素子基板及び対向基板と、前記素子基板の前記液晶層側に設
    けられた複数の画素電極と、各々の前記画素電極に対応して設けられた複数のスイッチン
    グ素子と、前記スイッチング素子に入射する光を遮る遮光部と、を備えた液晶装置であっ
    て、
    前記遮光部に対して、前記液晶装置の厚さ方向の一方側に、第1マイクロレンズアレイ
    と、前記第1マイクロレンズアレイと前記遮光部との間に位置する第2マイクロレンズア
    レイと、が設けられており、
    前記第2マイクロレンズアレイは、少なくとも前記遮光部側に凸面を有する複数のマイ
    クロレンズを含み、
    前記第2マイクロレンズアレイの前記マイクロレンズ同士の境界部から前記遮光部へ向
    かって延びるスリットを有する、液晶装置。
  2. 前記第2マイクロレンズアレイの前記遮光部側に、複数の前記マイクロレンズを覆う光
    路長調整層が形成されており、前記スリットは前記光路長調整層に形成されている、請求
    項1に記載の液晶装置。
  3. 前記第2マイクロレンズアレイは、第1材料からなり、
    前記光路長調整層は、前記第1材料と光屈折率が異なる第2材料からなり、
    前記光路長調整層において前記スリットによって区画され隣接する前記第2材料同士は
    、接触しつつ結合関係を有していない請求項2に記載の液晶装置。
  4. 前記第2マイクロレンズアレイと前記遮光部との間に位置する第3マイクロレンズアレ
    イを有し、
    前記第3マイクロレンズアレイは、少なくとも前記遮光部側に凸面を有する複数のマイ
    クロレンズを含み、
    前記第3マイクロレンズアレイの前記マイクロレンズ同士の境界部から前記遮光部へ向
    かって延びるスリットを有する、請求項1〜3の何れか一項に記載の液晶装置。
  5. 前記スリットは、前記マイクロレンズ同士の境界部から前記遮光部へ向かう方向におい
    て、前記境界部側において狭い幅を有し、前記遮光部側において広い幅を有する、請求項
    1〜3のいずれか1項に記載の液晶装置。
  6. 前記第1マイクロレンズアレイ、前記第2マイクロレンズアレイ、並びに前記スリット
    が前記対向基板に設けられている請求項1〜5の何れか一項に記載の液晶装置。
  7. 前記第1マイクロレンズアレイ、前記第2マイクロレンズアレイ、並びに前記スリット
    が前記素子基板に設けられている請求項1〜5の何れか一項に記載の液晶装置。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載の液晶装置を備える電子機器。
  9. 第1材料の表面にマイクロレンズアレイの形状に対応し複数の凸面が配列されたレンズ
    アレイ形状部を形成する工程と、
    前記レンズアレイ形状部及び前記第1材料の表面に対してドライエッチングを行うこと
    により、前記レンズアレイ形状部の形状を前記第1材料の表面に転写しマイクロレンズア
    レイを形成するマイクロレンズアレイ形成工程と、
    前記マイクロレンズアレイに対して、前記第1材料とは光屈折率が異なる第2材料を蒸
    着させ積層させることで、前記マイクロレンズアレイを埋め込む第1光路長調整層を形成
    するとともに、前記マイクロレンズアレイにおける凸面同士の境界部からスリットを成長
    させる第1光路長調整層形成工程と、を有する液晶装置の製造方法。
  10. 前記第1光路長調整層形成工程の後に、
    前記第2材料のうち前記第1材料とは反対側の面を研磨する第1光路長調整層研磨工程
    を有する請求項9に記載の液晶装置の製造方法。
  11. 前記第1光路長調整層研磨工程の後に、
    前記第2材料をさらに積層して第2光路長調整層を形成する第2光路長調整層形成工程
    と、を有する請求項10に記載の液晶装置の製造方法。
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