JP5499736B2 - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば液晶表示装置等の電気光学装置、及び該電気光学装置を備えた、例えば液晶プロジェクター等の電子機器の技術分野に関する。
この種の電気光学装置として、例えば装置に入射される光を集光して透過率を向上させるマイクロレンズを備えるものがある。マイクロレンズは、典型的には、光の入射される側に位置する対向基板上に形成される。或いは、マイクロレンズ基板として対向基板に貼付けられる。但し、マイクロレンズは、その用途によって様々な位置に設けられる場合がある。
例えば特許文献1では、トランジスターと同層にマイクロレンズを設けることにより、各画素の開口領域に光源光を集光する技術が提案されている。また、特許文献2では、トランジスターの下層側にマイクロレンズを設けることによって、回折現象に起因する表示画像の輝度の低下を防止しようとする技術が提案されている。
特開2000−199916号公報 特開2003−140127号公報
上述した特許文献1及び2に係る技術は、対向基板側から光が入射することを前提としている。よって、仮に素子基板側から光を入射させる場合は、上述した技術をそのまま適用することは極めて困難となる。
具体的には、特許文献1に係る技術では、マイクロレンズが、光の進行方向で見て、遮光領域よりも後段となってしまうため、光の集光が行えなくなってしまう。同様に、特許文献2に係る技術においても、回折現象を補償するためにはマイクロレンズが形成される位置が遮光膜の形成位置と深さ方向でほとんど同じ位置に設けることが必要であり、このような構成では素子基板側から入射する光を集光する機能は果たすことができない。
以上のように、上述した技術には、素子基板側から光を入射させる場合には、マイクロレンズの機能を十分に発揮させることができなくなるという技術的問題点がある。
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みなされたものであり、素子基板側から光を入射させる場合に、表示画像の品質を向上させることが可能な電気光学装置及び電子機器を提供することを課題とする。
本発明の電気光学装置は上記課題を解決するために、素子基板の下層側から光が入射される電気光学装置であって、前記素子基板に、画素毎に設けられた画素電極と、前記画素電極に対応して設けられた半導体素子と、前記半導体素子より下層側に設けられており、複数のマイクロレンズを有するマイクロレンズ部とを備える。
本発明の電気光学装置は、例えば、画素電極及び該画素電極に電気的に接続された画素スイッチング用TFT等である半導体素子が設けられた素子基板と、画素電極に対向する対向電極が設けられた対向基板との間に、液晶等の電気光学物質を挟持してなる。当該電気光学装置の動作時には、画像信号が画素電極へ選択的に供給されることで、複数の画素電極が配列された画素領域(或いは画像表示領域)における画像表示が行われる。尚、画像信号は、例えばデータ線及び画素電極間に電気的に接続された画素スイッチング用TFT等である半導体素子がオンオフされることによって、所定のタイミングでデータ線から半導体素子を介して画素電極に供給される。
本発明の電気光学装置によれば、画像表示の際に入射される光は、素子基板の下層側から入射される。尚、ここでの「下層側」とは、素子基板における電気光学物質に対向しない側を指す。即ち、本発明の電気光学装置では、対向基板側からではなく、素子基板側から入射される。具体的には、例えば白色光源等から出射された光は、先ず素子基板に入射し、その後電気光学物質を透過し、最終的に対向基板から出射する。電気光学装置に入射される光は、例えば液晶等の電気光学物をその配向状態に応じて透過し、対向基板側から表示光として出射される。
本発明では特に、素子基板における半導体素子より下層側(言い換えれば、光の入射側)にマイクロレンズ部が設けられている。マイクロレンズ部は、複数のマイクロレンズを有しており、例えばガラス基板の一部を曲面となるようにパターニングし、屈折率の相異なる層を積層することによって設けられている。
上述したマイクロレンズ部によれば、複数のマイクロレンズによって、素子基板の非開口領域に入射される光を開口領域に向かうように集光することができる。尚、ここでの「開口領域」は、例えば画素領域内において画素毎に表示に寄与する光を出射する領域(言い換えれば、画素領域内において電気光学物質による電気光学動作が実際に行われる領域)を意味し、「非開口領域」は、例えば画素領域のうち開口領域を除く領域、即ち、例えば画素領域内において画素毎に表示に寄与する光が出射しない領域(即ち、画素領域において電気光学物質による電気光学動作が実際に行われない領域)を意味する。素子基板の非開口領域に入射される光を開口領域に向かうように集光することで、光源から入射される光の利用効率(言い換えれば、各画素における光透過率)を高めることができる。
また、仮にマイクロレンズ部を対向基板側に設ける、或いはマイクロレンズ部を別基板として設ける(即ち、マイクロレンズ基板を独立的に設ける)場合は、マイクロレンズが設けられた部材を素子基板に張り合わせる際に、互いの位置関係が正確になるようにアライメント誤差を考慮することが求められる。一方、本発明では素子基板上に形成される構成要素の一つとしてマイクロレンズ部が設けられているため、このようなアライメント誤差を考慮する必要がない。即ち、マイクロレンズ部の位置合わせを極めて高い精度で行うことが可能となる。アライメント誤差は、縦、横、斜め等様々な方向に発生し、極めて小さい誤差であったとしても、表示画像の品質を大きく低下させてしまうおそれがある。よって、アライメント誤差を考慮せずに済むことで得られる利益は極めて大きい。
以上説明したように、本発明の電気光学装置によれば、マイクロレンズの開口領域及び非開口領域に対する位置精度を高めることで、極めて効果的に光の利用効率を高めることができる。従って、表示画像の品質を向上させることが可能である。
本発明の電気光学装置の一態様では、前記マイクロレンズ部は、前記マイクロレンズの焦点距離をf、前記画素のピッチをp、前記マイクロレンズから前記半導体素子までの距離をl、前記半導体素子の幅をwとした場合に、前記素子基板を平面的に見て、前記半導体素子に重なる部分で、f≦pl/wの関係を満たす部分を有するように構成されている。
このように構成すれば、マイクロレンズの焦点距離f、画素のピッチをp、マイクロレンズから半導体素子までの距離l、半導体素子の幅wを夫々適切な値とすることが容易である。そして、マイクロレンズによって屈折させた光が半導体素子に入射してしまうことを、より確実に防止できる。これにより、半導体素子に光源光が入射することで、光リーク電流が発生してしまうことを防止することが出来る。従って、表示画像の品質が低下してしまうことを防止することができる。
尚、マイクロレンズの焦点距離fは、例えばマイクロレンズ部を構成する材料の屈折率差、マイクロレンズの曲率半径等の各種条件によって決まり、マイクロレンズが凸レンズか凹レンズかによっても変化する。
本態様における「半導体素子」は、上述した態様と同様に、より一般的には、非開口領域を規定する部材のうちマイクロレンズに最も近い部材と言い換えることができる。例えば、半導体素子とマイクロレンズ部との間に半導体素子の遮光性を高めるための遮光膜が設けられる場合には、上述した遮光膜が非開口領域を規定する部材となる。この場合には、マイクロレンズから半導体素子までの距離lをマイクロレンズから遮光膜までの距離、半導体素子の幅wを遮光膜の幅と置き換えて考えればよい。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記マイクロレンズ部は、前記素子基板を平面的に見て、互いに隣り合う前記マイクロレンズ同士の境界が前記半導体素子に少なくとも部分的に重なるように形成されている。
このように構成すれば、半導体素子に向かって進行する光源光の軌道は、マイクロレンズによって屈折されることで開口領域に集光される。従って、透過率を向上させると共に、光リーク電流の発生を効果的に抑制することができる。尚、マイクロレンズ同士の境界に対して完全な垂直に入射した光は屈折されないおそれがあるが、現実的にはそのような光は全く或いは殆ど無いと考えられるため、影響は無視できるまでに小さい。
尚、本態様における「半導体素子」は、より一般的には、非開口領域を規定する部材のうちマイクロレンズに最も近い部材と言い換えることができる。例えば、半導体素子とマイクロレンズ部との間に半導体素子の遮光性を高めるための遮光膜が設けられる場合には、上述した遮光膜が非開口領域を規定する部材となる。この場合には、マイクロレンズ同士の境界が遮光膜に少なくとも部分的に重なるように形成されればよい。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記素子基板に対向するように配置された対向基板を備え、前記対向基板には、前記素子基板において隣り合う互いに隣り合う前記画素電極の間に対応する位置に遮光膜が形成されていない。
この態様によれば、素子基板と対向基板との間の相対的な位置ずれに起因する開口率の低下を回避することができる。加えて、遮光層が対向基板に形成されていないため、基板上の積層構造を簡略化することができる。従って、高精細化や低コスト及び低資源の要請に対応した電気光学装置を実現することができる。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記半導体素子より下層側且つ前記マイクロレンズより上層側に形成された下側遮光層を備える。
この態様によれば、半導体層から見て光源光の入射する側に遮光層を形成することで、より効果的に半導体素子における光リーク電流の発生を防止することができる。上述のように、本発明ではマイクロレンズによって光源光の光路を変更することにより半導体素子における光リーク電流の発生を防止することが可能であるが、それでも尚、少なからず半導体素子に光源光が照射してしまうおそれがある。
しかるに本態様では、上述したように、より確実に半導体素子における光リーク電流の発生を防止するために、下側遮光層が設けられている。これにより、半導体素子は光源光が入射してしまわないように二重に保護される。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記マイクロレンズ部は、第1のマイクロレンズ層、及び前記第1のマイクロレンズ層より上層側に設けられた第2のマイクロレンズ層を有するように形成されている。
この態様によれば、マイクロレンズ部は、2層のマイクロレンズ層を有するように形成されている。即ち、本態様のマイクロレンズは、所謂ダブルレンズ構造とされている。マイクロレンズ部は、下層側(即ち、光の入射側)の第1のマイクロレンズ層、及び上層側(即ち、光の出射側)の第2のマイクロレンズ層において夫々曲面を有することにより、より正確に光源光の光路を制御することができる。
焦点距離が短くなるようにレンズの集光度を上げればレンズ層の厚さを薄くすることができるが、集光を強くすると出射した光の広がりが大きくなる。これに対して第1のマイクロレンズ層で強く集光し、第2のマイクロレンズ層で平行に戻すような構成にすれば、一層のマイクロレンズ層のみで形成する場合と比べて全体としてマイクロレンズ部の厚さを薄くすることが可能となる。仮にマイクロレンズ部が厚くなりすぎると、マイクロレンズの焦点距離等の誤差が大きくなる可能性が高くなるおそれがある。これに対し、本態様によれば、マイクロレンズ部の厚さを薄くすることができるため、マイクロレンズの位置合わせが極めて好適に行えるようになる。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記マイクロレンズ部は、一の前記画素に対して複数のマイクロレンズを有するように形成されている。
この態様によれば、各マイクロレンズの大きさを小さくできるため、同様の曲面で焦点距離を小さくすることができる。従って、焦点距離の誤差を小さくすることができる。加えて、マイクロレンズは、比較的大きいものを一つ形成するより、小さいものを多く形成する方が容易である。従って、製造工程の簡単化を実現できる。
本発明の電子機器は上記課題を解決するために、上述した本発明の電気光学装置(但し、その各種態様も含む)を備える。
本発明の電子機器によれば、上述した本発明に係る電気光学装置を具備してなるので、高品質な表示を行うことが可能な、投射型表示装置、テレビ、携帯電話、電子手帳、ワードプロセッサー、ビューファインダー型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダー、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルなどの各種電子機器を実現できる。また、本発明の電子機器として、例えば電子ペーパーなどの電気泳動装置等も実現することも可能である。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。
第1実施形態に係る電気光学装置の全体構成を示す平面図である。 図1のH−H´線断面図である。 第1実施形態に係る電気光学装置の画像表示領域を構成する複数の画素における各種素子、配線等の等価回路図である。 第1実施形態に係る電気光学装置の具体的な構成を示す断面図である。 第1実施形態に係る電気光学装置の製造プロセスを、順を追って示す工程断面図(その1)である。 第1実施形態に係る電気光学装置の製造プロセスを、順を追って示す工程断面図(その2)である。 第1実施形態に係る電気光学装置の製造プロセスを、順を追って示す工程断面図(その3)である。 第1実施形態に係る電気光学装置の各部材の位置関係を示す断面図である。 比較例に係る電気光学装置の構成を示す断面図(その1)である。 比較例に係る電気光学装置の構成を示す断面図(その2)である。 第2実施形態に係る電気光学装置の具体的な構成を示す断面図である。 第2実施形態に係る電気光学装置の変形例を示す断面図である。 第3実施形態に係る電気光学装置の具体的な構成を示す断面図である。 電気光学装置を適用した電子機器の一例たるプロジェクターの構成を示す平面図である。
以下では、本発明の実施形態について図を参照しつつ説明する。
<電気光学装置>
本実施形態に係る電気光学装置について、図1から図13を参照して説明する。尚、以下の実施形態では、本発明の電気光学装置の一例として駆動回路内蔵型のTFT(Thin Film Transistor)アクティブマトリクス駆動方式の液晶装置を挙げて説明する。
<第1実施形態>
先ず、第1実施形態に係る電気光学装置の全体構成について、図1及び図2を参照して説明する。ここに図1は、本実施形態に係る電気光学装置の全体構成を示す平面図であり、図2は、図1のH−H´線断面図である。
図1及び図2において、本実施形態に係る電気光学装置では、TFTアレイ基板10と対向基板20とが対向配置されている。TFTアレイ基板10は、例えば石英基板、ガラス基板等の透明基板や、シリコン基板等である。尚、本実施形態では特に、TFTアレイ基板10にマイクロレンズが形成されるが、ここでは説明の便宜上、図示を省略している。マイクロレンズについては後に詳述する。対向基板20は、例えば石英基板、ガラス基板等の透明基板である。TFTアレイ基板10と対向基板20との間には、液晶層50が封入されている。液晶層50は、例えば一種又は数種類のネマティック液晶を混合した液晶からなり、一対の配向膜間で所定の配向状態をとる。
TFTアレイ基板10と対向基板20とは、複数の画素電極が設けられた画像表示領域100の周囲に位置するシール領域に設けられたシール材52により、相互に接着されている。
シール材52は、両基板を貼り合わせるための、例えば紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂等からなり、製造プロセスにおいてTFTアレイ基板10上に塗布された後、紫外線照射、加熱等により硬化させられたものである。シール材52中には、TFTアレイ基板10と対向基板20との間隔(即ち、基板間ギャップ)を所定値とするためのグラスファイバー或いはガラスビーズ等のギャップ材が散布されている。尚、ギャップ材を、シール材52に混入されるものに加えて若しくは代えて、画像表示領域100又は画像表示領域100の周辺に位置する周辺領域に、配置するようにしてもよい。
周辺領域のうち、シール材52が配置されたシール領域の外側に位置する領域には、データ線駆動回路101及び外部回路接続端子102がTFTアレイ基板10の一辺に沿って設けられている。走査線駆動回路104は、この一辺に隣接する2辺に沿うようにして設けられている。更に、このように画像表示領域100の両側に設けられた二つの走査線駆動回路104間をつなぐため、TFTアレイ基板10の残る一辺に沿うようにして複数の配線105が設けられている。
TFTアレイ基板10上における対向基板20の4つのコーナー部に対向する領域には、両基板間を上下導通材で接続するための上下導通端子106が配置されている。これらにより、TFTアレイ基板10と対向基板20との間で電気的な導通をとることができる。
図2において、TFTアレイ基板10上には、駆動素子である画素スイッチング用のTFTや走査線、データ線等の配線が作り込まれた積層構造が形成される。この積層構造の詳細な構成については図2では図示を省略してあるが、この積層構造の上に、ITO(Indium Tin Oxide)等の透明材料からなる画素電極9aが、画素毎に所定のパターンで島状に形成されている。
画素電極9aは、対向電極21に対向するように、TFTアレイ基板10上の画像表示領域100に形成されている。TFTアレイ基板10における液晶層50の面する側の表面、即ち画素電極9a上には、配向膜16が画素電極9aを覆うように形成されている。
対向基板20上には、ITO等の透明材料からなる対向電極21が複数の画素電極9aと対向するように形成されている。また対向基板20上には、画像表示領域100においてカラー表示を行うために、開口領域及び非開口領域の一部を含む領域に、図2には図示しないカラーフィルターが形成されるようにしてもよい。対向基板20の対向面上における、対向電極21上には、配向膜22が形成されている。
本実施形態に係る電気光学装置は、その動作時には、液晶層50に対してTFTアレイ基板10側から光源光が入射され、この入射した光源光を液晶層50の配向状態に応じて透過し、対向基板20側に表示光として出射することにより、画像表示領域100において画像を表示する。
尚、図1及び図2に示したTFTアレイ基板10上には、上述したデータ線駆動回路101、走査線駆動回路104等の駆動回路に加えて、画像信号線上の画像信号をサンプリングしてデータ線に供給するサンプリング回路、複数のデータ線に所定電圧レベルのプリチャージ信号を画像信号に先行して各々供給するプリチャージ回路、製造途中や出荷時の当該電気光学装置の品質、欠陥等を検査するための検査回路等を形成してもよい。
次に、本実施形態に係る電気光学装置の画素部の電気的な構成について、図3を参照して説明する。ここに図3は、本実施形態に係る電気光学装置の画像表示領域を構成するマトリクス状に形成された複数の画素における各種素子、配線等の等価回路図である。
図3において、画像表示領域100を構成するマトリクス状に形成された複数の画素の各々には、画素電極9a及びTFT30が形成されている。TFT30は、画素電極9aに電気的に接続されており、本実施形態に係る電気光学装置の動作時に画素電極9aをスイッチング制御する。画像信号が供給されるデータ線6aは、TFT30のソースに電気的に接続されている。データ線6aに書き込む画像信号S1、S2、・・・、Snは、この順に線順次に供給しても構わないし、相隣接する複数のデータ線6a同士に対して、グループ毎に供給するようにしてもよい。
TFT30のゲートには、走査線11が電気的に接続されており、本実施形態に係る電気光学装置は、所定のタイミングで、走査線11にパルス的に走査信号G1、G2、・・・、Gmを、この順に線順次で印加するように構成されている。画素電極9aは、TFT30のドレインに電気的に接続されており、スイッチング素子であるTFT30を一定期間だけそのスイッチを閉じることにより、データ線6aから供給される画像信号S1、S2、・・・、Snが所定のタイミングで書き込まれる。画素電極9aを介して電気光学物質の一例としての液晶に書き込まれた所定レベルの画像信号S1、S2、・・・、Snは、対向基板に形成された対向電極との間で一定期間保持される。
液晶層50(図2参照)を構成する液晶は、印加される電圧レベルにより分子集合の配向や秩序が変化することにより、光を変調し、階調表示を可能とする。例えば、ノーマリーホワイトモードであれば、各画素の単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が減少し、ノーマリーブラックモードであれば、各画素の単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が増加され、全体として電気光学装置からは画像信号に応じたコントラストをもつ光が出射される。
ここで保持された画像信号がリークすることを防ぐために、画素電極9aと対向電極21(図2参照)との間に形成される液晶容量と並列に蓄積容量70が付加されている。蓄積容量70は、画像信号の供給に応じて各画素電極9aの電位を一時的に保持する保持容量として機能する容量素子である。蓄積容量70の一方の電極は、画素電極9aと並列してTFT30のドレインに電気的に接続され、他方の電極は、定電位となるように、電位固定の容量線300に電気的に接続されている。蓄積容量70によれば、画素電極9aにおける電位保持特性が向上し、コントラスト向上やフリッカーの低減といった表示特性の向上が可能となる。
次に、本実施形態に係る電気光学装置のより具体的な構成について、図4を参照して説明する。ここに図4は、第1実施形態に係る電気光学装置の具体的な構成を示す断面図である。尚、図4においては、各層・各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、該各層・各部材ごとに縮尺を異ならしめてある。
図4において、本実施形態に係る電気光学装置は、TFTアレイ基板10と対向基板20との間に液晶層50を挟持してなる。TFTアレイ基板10上には、図3を参照して説明した画素部の各回路要素が、パターン化され、積層された導電膜として構築されている。より具体的には、TFTアレイ基板10上には、走査線11、TFT30を構成する半導体層30a、データ線6、及び画素電極9が下層側からこの順に積層されている。また、走査線11と半導体層30aとの間には下地絶縁膜40が設けられ、半導体層30aとデータ線6との間には第1層間絶縁膜41が設けられ、データ線6と画素電極9との間には第2層間絶縁膜42が設けられている。尚、ここでは図示しない導電層や遮光層、層間絶縁膜等が存在するように構成されてもよい。
半導体層30aは、本発明の「半導体素子」の一例であり、例えばポリシリコン等を含んで構成されている。半導体層30aは、例えばソース領域、ドレイン領域、並びにソース領域及びドレイン領域間に位置するチャネル領域を有するように構成される。また半導体層30aは、不純物の打ち込み濃度を調整することによって、LDD(Lightly Doped Drain)領域を有するように構成されてもよい。
走査線11は、例えば半導体層30aの上層側にゲート絶縁膜等を介して対向するように設けられるゲート電極(図示せず)とコンタクトホールによって電気的に接続される。TFT30は、走査線11と電気的に接続されたゲート電極及び半導体層30aによって構成される。或いは、TFT30は、走査線11のうち半導体層30aのチャネル領域に対向する部分がTFT30のゲート電極として機能するような、ボトムゲート型のTFTとして構成されてもよい。走査線11は、遮光性を有する材料を含んで構成されており、半導体層30aに対して光源光が入射してしまうことを防止する機能を有している。即ち、本実施形態に係る走査線11は、本発明の「下側遮光層」の一例である。
データ線6は、例えばアルミ等の導電材料を含んで構成されており、第1層間絶縁膜41に開孔されたコンタクトホールを介して半導体層30aのソース領域に電気的に接続されている。
画素電極9は、第1層間絶縁膜41及び第2層間42に開孔されたコンタクトホールを介して半導体層30aのドレイン領域に電気的に接続されている。
走査線11、半導体層30a及びデータ線6は、TFTアレイ基板10上における画素毎の開口領域を除く非開口領域に設けられている。尚、開口領域とは、画像表示領域100(図1参照)内において画素毎に表示に寄与する光を出射する領域であり、非開口領域は、画像表示領域100のうち開口領域を除く領域、即ち、画像表示領域100内において画素毎に表示に寄与する光が出射しない領域である。非開口領域は、典型的には、画素毎の開口領域を互いに隔てる格子状の平面形状を有している。
本実施形態では特に、TFTアレイ基板10にマイクロレンズ部200が設けられている。マイクロレンズ部200は、TFTアレイ基板10の画素電極9等が設けられた側の基板面(即ち、TFTアレイ基板10における入射光が入射される基板面とは異なる基板面)に、複数のマイクロレンズ210が形成されてなる。
ここでマイクロレンズ部200の製造工程について、図5から図8を参照して説明する。ここに図5から図7は夫々、第1実施形態に係る電気光学装置の製造プロセスを、順を追って示す工程断面図である。また図8は、第1実施形態に係る電気光学装置の各部材の位置関係を示す断面図である。
図5から図7において、マイクロレンズ部200の製造工程では、先ずTFTアレイ基板10の一部である第1層10aに、マイクロレンズ210をなす曲面がパターニングされる。続いて、第1層10a上にマイクロレンズ210をなす曲面が形成されると、その上から、第1層10aとは異なる屈折率を有する第2層10bが積層される。第2層10bの表面は、例えばCMP(Chemical Mechanical Polishing:化学機械研磨)処理等の平坦化処理によって平坦化される。平坦化された第2層10bの上層には、図4に示したように走査線11、半導体30a、データ線6a等の各部材が積層される。
図8において、本実施形態に係る電気光学装置では特に、マイクロレンズ部200は、マイクロレンズ210の焦点距離をf、画素のピッチをp、マイクロレンズ210から走査線11までの距離をl、走査線11の幅をwとした場合に、非開口領域となる部分で下記の式(1)を満たす部分を有するように形成されている。
f≦pl/w ・・・(1)
このように構成すれば、マイクロレンズ210を透過した光源光が半導体素子30aに入射しないように、その光路を制御することができる。つまり、半導体素子30aに光源光が入射することによって、光リーク電流が発生してしまうことを防止することが出来る。尚、マイクロレンズの焦点距離fは、例えばマイクロレンズの材料、厚み及び表面の曲率等を変更することによって、適宜調整することができる。
更に、上述したマイクロレンズ部200によれば、TFTアレイ基板10の一方の基板面側から非開口領域に入射しようとする光を、画素毎の開口領域に向かうように屈折して集光させることができる。例えば、TFTアレイ基板10に入射された光は、図4中の矢印で示すような方向に屈折される。従って、光源から入射される光の利用効率(言い換えれば、各画素における光透過率)を高めることができる。
次に、本実施形態に係る電気光学装置によってもたらされる更なる効果について、図4に加えて、図9及び図10を参照して説明する。ここに図9及び図10は夫々、比較例に係る電気光学装置の構成を示す断面図である。
先ず図9に示すように、マイクロレンズ部200が対向基板20側に設けられている比較例を考える。尚、光源光は、TFTアレイ基板10側からではなく、対向基板20側から入射されるものとする。
図9に示す比較例に係る電気光学装置では、TFTアレイ基板10側と対向基板20とを互いに張り合わせる際に、相対的な位置関係が正確になるようにアライメント誤差を考慮することが求められる。即ち、対向基板20側のマイクロレンズ部200と、TFTアレイ基板10側の非開口領域を規定する部材との相対的な位置関係を調整することが求められる。
一方、図4に示した本実施形態に係る電気光学装置では、TFTアレイ基板10上にマイクロレンズ部200が設けられているため、このようなアライメント誤差を考慮する必要がない。よって、マイクロレンズ部200の位置合わせを極めて高い精度で行うことが可能となる。マイクロレンズ部200の位置合わせ精度を高めることで、各画素における光透過率を向上させることが可能となる。
更に、図9に示す比較例に係る電気光学装置では、対向基板20上に、例えばブラックマトリクス等の遮光膜23を設けることが求められる。一方、図4に示した本実施形態に係る電気光学装置では、図9に示すような遮光膜23は設けられない(言い換えれば、対向基板20側には少なくとも対向電極21及び配向膜を設ければよい)ので、装置の製造が容易となり、製造プロセスにおける工程数の削減や歩留まりの向上を図ることも可能となる。
次に、図10に示すように、マイクロレンズ部200がTFTアレイ基板10側と別体として設けられている比較例を考える。即ち、マイクロレンズ部200がマイクロレンズ基板500として設けられ、マイクロレンズ基板500がTFTアレイ基板10に貼付けられて構成される場合を考える。
図10に示す比較例に係る電気光学装置では、マイクロレンズ部200がマイクロレンズ基板500として設けられているため、マイクロレンズ基板500をTFTアレイ基板10に貼り合わせる際に、アライメント誤差を考慮することが求められてしまう。即ち、図10に示す比較例においても、図9で示す比較例と同様の問題が発生してしまう。
更に、図10で示す比較例に係る電気光学装置では、マイクロレンズ基板500の厚さ分だけ、マイクロレンズ210と走査線11(即ち、非開口領域を規定する部材)との距離が大きくなってしまう。この距離が大きくなってしまうと、上述したアライメント誤差はより大きなものとなってしまう。これに対し、図4に示した本実施形態に係る電気光学装置では、マイクロレンズ210と走査線11との距離を比較的小さいものとすることが可能である。従って、マイクロレンズ部200の位置合わせを極めて高い精度で行うことが可能となる。
以上説明したように、第1実施形態に係る電気光学装置によれば、マイクロレンズの開口領域及び非開口領域に対する位置精度を高めることで、極めて効果的に光の利用効率を高めることができる。従って、表示画像の品質を向上させることが可能である。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る電気光学装置について、図11及び図12を参照して説明する。ここに図11は、第2実施形態に係る電気光学装置の具体的な構成を示す断面図であり、図12は、第2実施形態に係る電気光学装置の変形例を示す断面図である。尚、第2実施形態は、上述の第1実施形態と比べて、マイクロレンズ部の一部の構成が異なり、その他の構成については概ね同様である。このため第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分について詳細に説明し、その他の重複する部分については適宜説明を省略する。
図11において、第2実施形態に係る電気光学装置は、TFTアレイ基板10にマイクロレンズ部200を2つ備えて構成されている。具体的には、TFTアレイ基板10には、第1のマイクロレンズ層200a及び第2のマイクロレンズ層200bが形成されている。尚、第1のマイクロレンズ層200aは凸レンズ、第2のマイクロレンズ層200bは凹レンズとして形成されている。
マイクロレンズ部200が2つの層を有することで、図11中の矢印で示すように、第1のマイクロレンズ層200aで集光した光を、第2のマイクロレンズ層200bで拡散させるような構成も実現可能である。焦点距離が短くなるようにレンズの集光度を上げればレンズ層の厚さを薄くすることができるが、集光を強くすると出射した光の広がりが大きくなる。これに対して第1のマイクロレンズ層200aで強く集光し、第2のマイクロレンズ層200bで平行に戻すような構成にすれば、一層のマイクロレンズ層のみで形成する場合と比べて全体としてマイクロレンズ部200の厚さを薄くすることが可能となる。
仮にマイクロレンズ部200が厚くなりすぎると、マイクロレンズ210の焦点距離等の誤差が大きくなる可能性が高くなるおそれがある。これに対し、第2実施形態に係る電気光学装置では、マイクロレンズ部200の厚さを薄くすることができるため、マイクロレンズ210の位置合わせが極めて好適に行えるようになる。
図12に示すように、第1のマイクロレンズ層200a及び第2のマイクロレンズ層200bは、共に凸レンズとして形成されてもよい。マイクロレンズ210の屈折率は、マイクロレンズ210を境界とする2つの材料の屈折率の違いによって決定される。従って、マイクロレンズの形状は、適宜設定可能であり、第1のマイクロレンズ層200a及び第2のマイクロレンズ層200bが共に凹レンズとして形成されてもよいし、第1のマイクロレンズ層200aは凹レンズ、第2のマイクロレンズ層200bは凸レンズとして形成されてもよい。
以上説明したように、第2実施形態に係る電気光学装置によれば、2層のマイクロレンズ層を有することで、より効果的に光の利用効率を高めることができる。従って、表示画像の品質をより高く向上させることが可能である。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態に係る電気光学装置について、図13を参照して説明する。ここに図13は、第3実施形態に係る電気光学装置の具体的な構成を示す断面図である。尚、第3実施形態は、上述の第1実施形態と比べて、マイクロレンズ部の一部の構成が異なり、その他の構成については概ね同様である。このため第3実施形態では、第1実施形態と異なる部分について詳細に説明し、その他の重複する部分については適宜説明を省略する。
図13において、第3実施形態に係る電気光学装置は、マイクロレンズ部200が、一の画素に対して複数のマイクロレンズ210を有するように構成されている。よって、上述した第1及び第2実施形態と比べると、小さめのマイクロレンズ210が、多く形成されているような構成とされている。
マイクロレンズ210の大きさを小さくすることで、同様の曲面であっても、マイクロレンズ210の焦点距離を小さくすることができる。従って、焦点距離の誤差を小さくすることができる。加えて、マイクロレンズ210は、比較的大きいものを一つ形成するより、小さいものを多く形成する方が容易である。従って、製造工程の簡単化も実現できる。
以上説明したように、第3実施形態に係る電気光学装置によれば、より効果的に光の利用効率を高めることができると共に、製造工程の簡単化も実現可能である。
<電子機器>
次に、上述した電気光学装置である液晶装置を各種の電子機器に適用する場合について説明する。ここに図14は、プロジェクターの構成例を示す平面図である。以下では、この液晶装置をライトバルブとして用いたプロジェクターについて説明する。
図14に示されるように、プロジェクター1100内部には、ハロゲンランプ等の白色光源からなるランプユニット1102が設けられている。このランプユニット1102から射出された投射光は、ライトガイド1104内に配置された4枚のミラー1106及び2枚のダイクロイックミラー1108によってRGBの3原色に分離され、各原色に対応するライトバルブとしての液晶パネル1110R、1110B及び1110Gに入射される。
液晶パネル1110R、1110B及び1110Gの構成は、上述した液晶装置と同等であり、画像信号処理回路から供給されるR、G、Bの原色信号でそれぞれ駆動されるものである。そして、これらの液晶パネルによって変調された光は、ダイクロイックプリズム1112に3方向から入射される。このダイクロイックプリズム1112においては、R及びBの光が90度に屈折する一方、Gの光が直進する。従って、各色の画像が合成される結果、投射レンズ1114を介して、スクリーン等にカラー画像が投写されることとなる。
ここで、各液晶パネル1110R、1110B及び1110Gによる表示像について着目すると、液晶パネル1110Gによる表示像は、液晶パネル1110R、1110Bによる表示像に対して左右反転することが必要となる。
尚、液晶パネル1110R、1110B及び1110Gには、ダイクロイックミラー1108によって、R、G、Bの各原色に対応する光が入射するので、カラーフィルターを設ける必要はない。
尚、図14を参照して説明した電子機器の他にも、モバイル型のパーソナルコンピュータや、携帯電話、液晶テレビや、ビューファインダー型、モニタ直視型のビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳、電卓、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた装置等が挙げられる。そして、これらの各種電子機器に適用可能なのは言うまでもない。
また、本発明は上述の各実施形態で説明した液晶装置以外にも反射型液晶装置(LCOS)、プラズマディスプレイ(PDP)、電界放出型ディスプレイ(FED、SED)、有機ELディスプレイ、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)、電気泳動装置等にも適用可能である。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う電気光学装置、及び該電気光学装置を備えた電子機器もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
6a…データ線、9a…画素電極、10…TFTアレイ基板、11…走査線、20…対向基板、21…対向電極、30…TFT、30a…半導体層、40…下地絶縁膜、41…第1層間絶縁膜、42…第2層間絶縁膜、50…液晶層、100…画像表示領域、200…マイクロレンズ部、210…マイクロレンズ

Claims (9)

  1. 第1面と前記第1面とは反対側面である第2面を備えた基板と、
    前記基板の前記第1面に設けられた第1半導体素子と、
    前記第1半導体素子と同一の層に設けられた第2半導体素子と、
    前記第1半導体素子と前記基板との間に設けられた第1電極と、
    前記第2半導体素子と前記基板との間において、前記第1電極と同一の層に設けられた第2電極と、
    前記第1電極および前記第2電極と前記基板との間に設けられた第1集光素子と、を有し、
    前記第1電極と前記第2電極との間には、電極が設けられておらず、
    前記第1集光素子は、
    第1屈折率である第1部分と、
    前記第1屈折率とは異なる第2屈折率であり、かつ、前記第1部分よりも前記第1電極側に位置する第2部分と、を含み、
    前記第1面に平行な第1方向から見た断面視において、
    前記第1面に平行、かつ、前記第1方向と直交した方向を第2方向としたとき、
    前記第1電極の前記第2方向に沿った幅は、前記第2電極の前記第2方向に沿った幅と同一の幅であり、
    前記第1集光素子、前記第1電極および前記第2電極は、
    前記第1部分と前記第2部分との境界部のうち前記第2面に最も近い点と、前記第1集光素子の焦点と、の間の距離をfとし、
    前記第1電極及び前記第2電極の前記第2方向に沿った幅をwとし、
    前記第1電極と前記第2電極との間の距離にwを加えた長さである画素ピッチをpとし、
    前記第1部分と前記第2部分との境界部のうち前記第1電極に最も近い点と、前記第1電極と、の間の距離をlとしたとき、
    f≦pl/w
    の関係を満たすように配置されていることを特徴とする電気光学装置。
  2. 請求項1に記載の電気光学装置において、
    前記第1集光素子は、マイクロレンズであることを特徴とする電気光学装置。
  3. 請求項1または2に記載の電気光学装置において、
    前記第1部分と前記第2部分との境界部のうち最も前記第1電極に近い部分は、前記第1面に垂直な方向から見た平面視において、前記第1電極と重なる部分を有することを特徴とする電気光学装置。
  4. 請求項1乃至のいずれかに記載の電気光学装置において、
    前記第1電極及び前記第2電極は、いずれも半導体材料からなることを特徴とする電気光学装置。
  5. 請求項1乃至のいずれかに記載の電気光学装置において、
    前記第1電極及び前記第2電極は、いずれも遮光性の材料からなることを特徴とする電気光学装置。
  6. 請求項1乃至のいずれかに記載の電気光学装置において、
    前記基板の前記第1面側に配置された対向基板とを有し、
    前記対向基板は、遮光膜を含まないことを特徴とする電気光学装置。
  7. 請求項1乃至のいずれかに記載の電気光学装置において、
    前記第1電極と前記第1集光素子との間に設けられた第2集光素子を有することを特徴とする電気光学装置。
  8. 請求項1乃至のいずれかに記載の電気光学装置において、
    前記第1集光素子は、複数の曲面を有するマイクロレンズであることを特徴とする電気光学装置。
  9. 請求項1からのいずれかに記載の電気光学装置を具備してなることを特徴とする電子機器。
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