JP2001305315A - 光拡散板および液晶表示装置ならびにリアプロジェクタ装置 - Google Patents

光拡散板および液晶表示装置ならびにリアプロジェクタ装置

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JP2001305315A
JP2001305315A JP2001037341A JP2001037341A JP2001305315A JP 2001305315 A JP2001305315 A JP 2001305315A JP 2001037341 A JP2001037341 A JP 2001037341A JP 2001037341 A JP2001037341 A JP 2001037341A JP 2001305315 A JP2001305315 A JP 2001305315A
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light
lens substrate
light emitting
microlens
emitting portion
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English (en)
Inventor
Akira Yamaguchi
晃 山口
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入射したコリメート光を十分に拡散でき、迷光
を確実に遮光し、適正な光路で入射したコリメート光を
無駄なく射出できる優れた光拡散性能を有する光拡散
板、およびこれを利用する広い視野角にわたってコント
ラストの高い画像を表示できる液晶表示装置ならびにリ
アプロジェクタ装置を提供する。 【解決手段】レンズ基板と、複数のマイクロレンズと、
円形または矩形の光出射部と、これ以外を覆って逆側に
形成される遮光層とを有し、マイクロレンズのサイズS
r、レンズ基板の屈折率n、その厚さt、光出射部のサ
イズC(R;直径、A,B;矩形の辺)が、Sr≧2t
×tanθ+R(但し、θ=sin-1(1/n))を満
たすこと、またはマイクロレンズの形状が、x2 /a2
+y2 /a2 +z2 /c2 =1で示される楕円球の一部
であり、その離心率εが、ε=(c2 −a2 1/2 /c
=1/nで示されることにより、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置等に
おける広視野角化の技術分野に属し、詳しくは、液晶表
示等における広視野角化を実現する、高いまたは優れた
光拡散性能を有する光拡散板、およびこの光拡散板を利
用する液晶表示装置ならびにリアプロジェクタ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、ワードプロセッサやコンピュータ
のディスプレイとして、液晶表示装置(LCD)の使用
機会や頻度が大幅に増大している。また、LCDは、超
音波診断装置、CT診断装置、MRI診断装置等の、従
来はCRT(Cathode Ray Tube)が主流であった医療用診
断装置のモニタとしても利用が検討されている。
【0003】LCDは、小型化が容易である、薄い、軽
量である等、非常に多くの利点を有する。その反面、視
野角特性が悪く(視野角が狭く)、すなわち、見る方向
や角度によって画像のコントラストが急激に低下してし
まい、また、階調の反転も生じ、画像の見え方が異な
る。そのため、観察者の位置等によっては、画像を適正
に観察することができないという問題点が有る。
【0004】特に、前述のような医療用の用途では、画
像の濃淡で診断を行うので、コントラスト比の高い画像
が要求される上に、画像の誤った認識や非適正な認識
は、誤診や診断結果の食い違い等の原因となる。そのた
め、特に、複数の医師などの診断者が観察する医療用診
断画像の場合には、広い視野角にわたって、コントラス
ト比の高い表示画像が要求される。さらに、医療用のモ
ニタでは、表示画像は、通常はモノクロ画像であるた
め、視野角に依存する画像コントラストの低下が激し
く、より問題となる。
【0005】LCDを広視野角化する方法として、バッ
クライトとしてコリメート光(平行光)を用い(コリメ
ートバックライト)、さらに、液晶表示パネルを通過し
た画像を担持するコリメート光を、光拡散板で拡散させ
る方法が知られている(特公平7−7162号公報、特
開平6−95099号公報等参照)。この方法では、広
い視野角にわたってコントラストの高い画像表示を行う
ためには、光拡散板には、良好な光拡散性能を有すると
共に、液晶表示パネルを通過したコリメート光を、無駄
なく拡散できることが要求されるが、このような光拡散
板は、まだ、実現されていない。
【0006】広視野角化を目的としてLCDに用いられ
る光拡散板は、迷光による視認性の低下や表示ムラ、画
像ボケ等を防止するために、適宜設定された光出射部以
外には、通常、遮光層(ブラックマスク)が形成され
る。ところが、従来の光拡散板では、迷光以外ではな
い、適正な光路を通過して来た画像を担持するコリメー
ト光も、ある程度、遮光層に入射して、遮光されてしま
う。その結果、光拡散板を通過して拡散、射出される光
の量すなわち表示輝度が低下して、目的とする広視野角
化が図れない場合も多い。
【0007】また、コリメート光を光拡散板で拡散させ
る上述の広視野角化方法では、高輝度で、かつ十分に拡
散された光を射出するほど、LCDの広視野角化を図る
ことができる。そのため、LCDの広視野角化に利用さ
れる光拡散板には、入射したコリメート光を十分に拡散
できることが要求される。
【0008】また、視野角の問題は、リアプロジェクタ
装置でも同様である。リアプロジェクタ装置では、リア
プロジェクタエンジンから射出された画像を担持する光
を、スクリーンの裏面に入射して、表面側に画像を表示
する。リアプロジェクタ装置のスクリーンは、一般的
に、フレネルレンズとレンチキュラレンズとで構成さ
れ、リアプロジェクタエンジンから射出された拡散光
を、フレネルレンズでコリメート光にして、レンチキュ
ラレンズで拡散することにより、画像を表示する。
【0009】ところが、このスクリーンでは、1方向、
例えば、左右方向には良好な視野角が得られるものの、
上下方向では十分な視野角を得ることができない。ま
た、リアプロジェクタ装置でも、スクリーンに入射した
光を無駄なく利用して、高輝度な画像を表示できるのが
好ましいのは、もちろんであるが、現状では、十分とは
いえない。
【0010】そのため、入射したコリメート光を十分に
拡散された拡散光として射出でき、かつ、より優れた光
拡散性能を有する光拡散板が望まれているが、このよう
な光拡散板は、まだ、実現されていない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、入射
したコリメート光を十分に拡散できる、優れた光拡散性
能を有する光拡散板、または、入射したコリメート光を
十分に拡散できるとともに、迷光を確実に遮光し、逆
に、適正な光路で入射したコリメート光を無駄なく射出
できる、優れた光拡散性能を有する光拡散板、および、
この光拡散板を利用する、広い視野角にわたってコント
ラストの高い画像を表示できる液晶表示装置ならびにリ
アプロジェクタ装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1の態様の光拡散板は、レンズ基板
と、このレンズ基板の1面に配置される複数のマイクロ
レンズと、このマイクロレンズの光軸と一致する中心を
有する円形の光出射部と、この光出射部以外を覆って前
記レンズ基板の前記クロレンズとは逆側に形成される遮
光層とを有し、かつ、前記レンズ基板の屈折率をn;
前記レンズ基板の厚さをt; 前記光出射部の直径を
R; 前記マイクロレンズのサイズをSr; とした際
に、下記式「Sr≧2t×tanθ+R(但し、θ=s
in-1(1/n))」を満たすことを特徴とする光拡散
板を提供するものである。
【0013】ここで、この光拡散板においては、前記マ
イクロレンズが、光軸方向から見た際に円形であり、最
密充填で配置されている、あるいは、光軸方向から見た
際に六角形であり、六方稠密で配置されているのが好ま
しい。
【0014】また、上記の目的を達成するために、本発
明の第2の態様の光拡散板は、レンズ基板と、このレン
ズ基板の1面に配置される複数のマイクロレンズと、こ
のマイクロレンズの光軸と一致する中心を有する矩形の
光出射部と、この光出射以外を覆って前記レンズ基板の
前記マイクロレンズとは逆側に形成される遮光層とを有
し、かつ、前記レンズ基板の屈折率をn; 前記レンズ
基板の厚さをt; 前記光出射部の一方の一辺の長さを
A; 前記光出射部のもう一方の辺の長さをB; 前記
長さAの辺方向の前記マイクロレンズのサイズをSa;
前記長さBの辺方向の前記マイクロレンズのサイズを
Sb; とした際に、下記式「Sa≧2t×tanθ+
A,Sb≧2t×tanθ+B」(但し、θ=sin-1
(1/n))を満たすことを特徴とする光拡散板を提供
するものである。
【0015】また、この光拡散板において、前記マイク
ロレンズが、光軸方向から見た際に正方形であり、正方
稠密で配置されている、もしくは、光軸方向から見た際
に長方形であり、長方稠密で配置されているのが好まし
い。
【0016】上記の目的を達成するために、本発明の第
3の態様の光拡散板は、レンズ基板と、このレンズ基板
の1面に配置される複数のマイクロレンズと、前記レン
ズ基板の前記マイクロレンズと逆面に設定される、前記
マイクロレンズの光軸を含む光出射部と、この光出射部
以外を覆って前記レンズ基板の前記マイクロレンズとは
逆側に形成される遮光層とを有し、前記マイクロレンズ
の形状が下記式[1]で示される楕円球の一部で、か
つ、この楕円球の離心率εが下記式[2]で示され、さ
らに、この楕円球は、光が入射する側から遠い方の焦点
が前記光出射部に一致することを特徴とする光拡散板を
提供するものである。 x2 /a2 +y2 /a2 +z2 /c2 =1 式[1] ε=(c2 −a2 1/2 /c=1/n 式[2] (上記式[1]および[2]において、xおよびyはレ
ンズ基板面方向を、zは光軸方向を、nはマイクロレン
ズを形成する材料の屈折率を、それぞれ示す)
【0017】ここで、この光拡散板においては、前記マ
イクロレンズが、光軸方向から見た際に円形であり、最
密充填で配置されている、あるいは、光軸方向から見た
際に六角形であり、六方稠密で配置されているのが好ま
しい。
【0018】また、これらの本発明の第1〜第3の態様
の光拡散板においては、さらに、前記光出射部以外を覆
って前記遮光層よりも光出射面側に形成される反射防止
層を有するのが好ましく、さらに、前記レンズ基板の屈
折率が1.4〜2であるのが好ましい。
【0019】また、本発明の液晶表示装置は、液晶表示
パネルと、この液晶表示パネルにコリメート光を入射す
るバックライト部と、前記液晶表示パネルを通過した画
像を担持する光を拡散する上記本発明の各態様の光拡散
板のいずれかとを有することを特徴とする液晶表示装置
を提供するものである。
【0020】さらに、本発明のリアプロジェクタ装置
は、スクリーンが、フレネルレンズと前記本発明の各態
様の光拡散板のいずれかとを有することを特徴とするリ
アプロジェクタ装置を提供するものである。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明に係る光拡散板、液晶表示
装置およびリアプロジェクタ装置について、添付の図面
に示される好適実施例に基づいて以下に詳細に説明す
る。
【0022】図1に、本発明の液晶表示装置の一実施例
を概念的に示す。図1に示される液晶表示装置(以下、
表示装置とする)10は、画像の表示手段として液晶表
示パネル12を利用する、いわゆる液晶ディスプレイ
(以下、LCDとする)で、液晶表示パネル12と、液
晶表示パネル12にコリメート光(平行光)を入射する
バックライト部14と、液晶表示パネル12を通過し
た、画像を担持するコリメート光を拡散する、本発明の
光拡散板16とを有する。
【0023】図示例において、液晶表示パネル12に
は、これを駆動するドライバ(図示省略)が接続され
る。さらに、本発明の表示装置10には、画像観察のた
めの開口を有し、バックライト部14、液晶表示パネル
12、光拡散板16および前記ドライバなどの部材を所
定の位置に保持しつつ収納するケーシング等、公知のL
CDが有する各種の部材が、必要に応じて配置される。
【0024】この表示装置10は、透過型のLCDであ
り、この表示装置10においては、通常の透過型のLC
Dと同様に、バックライト部14から射出されたコリメ
ート光(コリメートバックライト)が、表示画像に応じ
て駆動された液晶表示パネル12に入射して、通過する
ことにより、画像を担持する光となり、これが光拡散板
16で拡散されて、画像が表示される。
【0025】バックライト部14は、液晶表示パネル1
2が表示した画像を観察するためのバックライトとし
て、コリメート光を射出するもので、コリメート板18
と、ハウジング20と、光源22とを有する。
【0026】ハウジング20は、一面が開放する矩形の
筐体である。このバックライト部14においては、好ま
しい態様として、ハウジング20の内壁面には、入射し
た光を拡散することによって光を反射する、拡散反射層
20aが形成されている。これにより、光源22から射
出された光をハウジング20の内壁面でほとんど吸収す
ることなくコリメート板18に入射できるので、高輝度
なコリメート光を射出することができる。拡散反射層2
0aには特に限定はなく、アルミナ(Al2O3) や酸化チタ
ン(TiO2)等の光拡散物質の微粒子を分散した塗料を調製
し、ハウジング20の内面に塗布して形成する拡散反射
層等、公知のものが各種利用可能である。
【0027】ハウジング20内には、光源22が収納さ
れる。光源22としては、十分な光量を有するものであ
れば、いわゆる透過型のLCDに用いられる公知のもの
が全て利用可能である。
【0028】コリメート板18は、光源22から射出さ
れた光や、ハウジング20の内壁面で反射された光を集
光してコリメート光として射出するもので、ハウジング
20の開口を閉塞するように配置される。コリメート板
としては、例えば、2枚のプリズムシートレンズを用い
るコリメート板等、公知のものが各種利用可能である
が、図示例においては、好ましい態様として、図2に示
されるコリメート板18が利用されている。
【0029】このコリメート板18は、板状のレンズ基
板24の一面に、半球形のマイクロレンズ26aを2次
元的に多数配列してなるマイクロレンズアレイ(以下、
レンズアレイとする)26を有する。また、レンズ基板
24のレンズアレイ26と逆側の面には、各マイクロレ
ンズ26aの光軸と中心を一致(on-axis)して光入射部
28が設定され、この光入射部28以外を全面的に覆っ
て、遮光層30が形成されている。さらに、光入射面に
は、同様に光入射部28以外を全面的に覆って、拡散に
よって光を反射する拡散反射層32が形成されている。
後に明らかになるが、このコリメート板18は、反射防
止層48に変えて拡散反射層32を形成した以外は、基
本的に、後に詳述する本発明の光拡散板と同様の構成を
有するものである。
【0030】コリメート板18は、レンズアレイ26の
側を液晶パネル12に向けてハウジング20に固定され
る。ハウジング20から射出された光は、図2に模式的
に示されるように、光入射部28からレンズ基板24に
入射し、通過して、各マイクロレンズ26aに入射し、
屈折、集光されて、コリメート光として射出される。
【0031】また、光入射部28以外に入射した光は、
拡散反射層32でほとんど吸収されずに反射されてハウ
ジング20内に戻され、拡散反射層20aで反射されて
コリメート板18に再入射するので、光の利用効率が高
く、高輝度なコリメート光を射出できる。さらに、光が
拡散反射層32を通過しても、遮光層30で遮光される
ので、コリメート光の指向性低下の原因となる迷光とは
ならない。
【0032】図示例のコリメート板18以外の好ましい
例として、半球形のマイクロレンズ26aに変えて、光
透過性の球体(ビーズ)を用い、ビーズの一部が透明な
支持シートに接触するようにして、多数のビーズを一
層、支持シートに固定してなるコリメート板も例示され
る。
【0033】前述のように、バックライト部14から射
出されたコリメート光は、液晶表示パネル(以下、表示
パネルとする)12に入射する。
【0034】本発明の表示装置10において、表示パネ
ル12は、各種のLCDに用いられる公知の液晶表示パ
ネルである。一実施例として、2枚のガラス基板の間に
液晶を充填してなる液晶層を有し、両ガラス基板の液晶
層の逆面に偏光板を配置してなる表示パネルが例示され
る。また、ガラス基板と偏光板の間には、必要に応じ
て、位相補償フィルム等の各種の光学補償フィルム等が
配置されてもよい。
【0035】従って、表示パネル12は、カラーでもモ
ノクロでもよく、液晶の種類、液晶セル、TFT(Thin
Film Transistor) などの駆動手段(スイッチング素
子)、ブラックマトリクス(BM)等にも特に限定はな
い。また、動作モードも、TN(Twisted Nematic) モー
ド、STN(Super TwistedNematic) モード、ECB(El
ectrically Controlled Birefringence) モード、IP
S(In-Plane Switching)モード、MVA(Multidomain V
ertical Alignment)モード等の全ての動作モードが利用
可能である。
【0036】表示パネル12に入射、通過した光は、画
像を担持する光となり、光拡散板16で拡散されて、観
察者に観察される。コリメートバックライトを用い、す
なわち、バックライトとしてコリメート光を用い、表示
パネル12を通過した画像を担持するコリメート光を光
拡散板16で拡散することにより、LCDの広視野角化
が図れるのは、前述のとおりである。ここで、本発明の
表示装置10においては、この光拡散板16は、本発明
の光拡散板である。
【0037】図3(A)に、本発明の第1の態様の光拡
散板16を模式的に示す。同図に示されるように、光拡
散板16は、板状のレンズ基板40の一面に、半球形の
マイクロレンズ42aを2次元的に多数配列してなるマ
イクロレンズアレイ(以下、レンズアレイとする)42
を有する。また、レンズ基板40のレンズアレイ42と
逆側の面には、各マイクロレンズ42aの光軸と中心を
一致(on-axis)して円形の光出射部44が設定され、こ
の光出射部44以外を全面的に覆って、遮光層46が形
成されている。さらに、最外面(観察面)には、同様に
光出射部44以外を全面的に覆って、反射防止(AR)
層48が形成されている。
【0038】この光拡散板16は、レンズアレイ42側
を表示パネル12に向けて表示装置10に配置される。
表示パネル12を通過した、画像を担持するコリメート
光は、図3(A)および(B)に模式的に示されるよう
に、マイクロレンズ42aに入射し、屈折されて、マイ
クロレンズ42aおよびレンズ基板40を通過して、レ
ンズ基板40の界面でさらに屈折されて、拡散光として
光出射部44から射出され、画像が表示される。
【0039】ここで、本発明の光拡散板16において
は、所定の光出射部44以外は、遮光層46で覆われて
いるので、光拡散板16に適正に入射しなかった迷光が
不要に射出されることがなく、さらに、迷光が再度表示
パネル12に入射することもないので、迷光による視認
性低下や表示ムラ、画像ボケ等が生じない。また、好ま
しい態様として、遮光層46の上層(観察面)には、反
射防止層48が形成されているので、外光の写りこみ等
によるコントラストの低下などもなく、広い視野角にわ
たって、高コントラストな画像表示ができる。
【0040】このような光拡散板16において、レンズ
基板40およびレンズアレイ42の材料には、特に限定
はなく、ガラス、各種の光学樹脂等、レンズで用いられ
ている材料が各種利用可能である。なお、レンズ基板4
0とレンズアレイ42とは、一体成形でも別体のものを
組み合わせて固定したものであってもよい。また、レン
ズ基板40の屈折率には特に限定はないが、光拡散性能
等の点で、1.4〜2であるのが好ましい。
【0041】なお、本発明(後述する、光出射部が矩形
の態様も含む)においては、マイクロレンズ42aは、
半球形に限定はされず、中心を通過しない平面で球を切
断した形状(球冠の小さい側)や、楕円体(回転楕円
体)を長軸と直交する平面で切断した形状(小さい側)
も、好適に利用可能である。また、本発明(同前)にお
いては、マイクロレンズ42aの光入射面(レンズ基板
40との境界面)の形状、すなわち、光軸方向から見た
際のマイクロレンズ42aの形状は、円形に限定はされ
ず、矩形や六角形等の各種の形状が利用可能である。
【0042】遮光層46および反射防止層48には特に
限定はなく、公知のものが各種利用可能である。一例と
して、遮光層46としては、表示パネル12のBMに用
いられるカーボンブラックを含む塗料やクロム(Cr)
等が、反射防止層48としては、フッ化マグネシウム
(MgF2 )を用いる反射防止層等が、それぞれ例示さ
れる。
【0043】遮光層46および反射防止層48の形成方
法にも特に限定はなく、材料等に応じて、各層を形成す
る塗料を調製して塗布する方法、蒸着などの薄膜形成技
術、印刷等、公知の方法で作成すればよい。なお、これ
らの層形成を塗料や薄膜形成で行う場合には、光出射部
44は、公知の方法、例えば、公知の方法で作製された
マスクを用いて形成すればよい。また、マスクは、マイ
クロレンズ42aを利用し、フォトレジスト等を用いた
セルフアライメントで作製してもよい。
【0044】遮光層46および反射防止層48の厚さに
も特に限定はなく、形成材料に応じて、必要な遮光性能
や反射防止性能を発現できる厚さとすればよい。ここ
で、両層をあまり厚くすると、光出射部44から射出さ
れた光が両層に入射して、遮光されてしまい、効率が低
下するので、注意を要する。
【0045】図3(A)および(B)に示される例にお
いては、レンズ基板40のレンズアレイ42と逆側の面
は平面で、この面に光出射部44が設定されるが、本発
明はこれに限定はされず、図5に示されるように、レン
ズ基板40のレンズアレイ42と逆側の面に凸部40a
を設けて、この凸部40aの端面を光出射部44として
もよい。このような凸部40aは、公知の成形方法で作
製すればよい。
【0046】ここで、本発明の光拡散板16において
は、図3(A)、(B)および図4に示されるように、
レンズ基板40の屈折率をn、レンズ基板40の厚さ
(光出射部44面からマイクロレンズ42aまでの距
離)をt、光出射部44の直径をR、マイクロレンズ4
2aのサイズをSr(図示例においては、マイクロレン
ズ42aが半球形であるので、対応する球の直径)とし
た際に、式 Sr≧2t×tanθ+R(但し、θ=sin-1(1/
n)) を満たす。
【0047】図3(B)に示されるように、マイクロレ
ンズ42aに入射したコリメート光は、マイクロレンズ
42aの屈折率nに応じて屈折され、光軸に対して角度
θ1で進行してレンズ基板40のマイクロレンズと逆面
に到達し、再度、屈折されて、角度φ1 で射出される。
ここで、図3(B)中に斜線部で示されるように、マイ
クロレンズ42aによって入射したコリメート光が大き
く屈折され、あるいは屈折が小さく、光出射部44以外
に入射すると、遮光層46で遮光されてしまい、その
分、射出される光量すなわち表示輝度が低下して、コン
トラストが低下してしまう。
【0048】マイクロレンズ42aのある位置に入射し
て、屈折されたコリメート光は、前述のように、角度θ
1 でマイクロレンズ42aの光軸に向かって進行する。
ここで、光出射部44は、各マイクロレンズ42aに対
応して、中心を光軸に一致して設定される。従って、マ
イクロレンズ42aのある位置に入射し、屈折された光
の光射出部44における光軸との直交方向への移動量
は、「t×tanθ1 」で算出でき、この移動量が「t
×tanθ1 ±R/2」の範囲であれば、マイクロレン
ズ42aに入射したコリメート光は、対応する光出射部
44に入射する。
【0049】すなわち、光拡散板16に入射した画像を
担持するコリメート光を、拡散光として効率よく射出す
るためには、マイクロレンズ42aのサイズSr、レン
ズ基板40の厚さt、光出射部44の直径Rを適正に設
定することが重要であり、前記「Sr≧2t×tanθ
+R」を満たすことにより、サイズSr、厚さt等の設
定に応じて、マイクロレンズ42aに入射したコリメー
ト光を、適正に、対応する光出射部44から射出でき
る。
【0050】ここで、本発明において、θは、レンズ基
板40の形成材料に応じて、この材料(媒質)に入射し
た光が屈折される最大の角度と同一であり、すなわち、
スネルの法則に従って、「θ=sin-1(1/n)(n
は媒体の屈折率)」で算出できる。例えば、レンズ基板
40の形成材料がアクリルであれば、屈折率nは1.4
9であるので、θは42.16°となる。
【0051】従って、本発明によれば、光拡散板16に
入射した、画像を担持するコリメート光を、不要に遮光
することがなく、無駄なく適正に拡散光として射出する
ことができる。そのため、高輝度な画像表示を行って、
広い視野角にわたって、高コントラストな画像表示を行
うことができる。また、遮光層46を有することによ
り、迷光による表示ムラ等もなく、かつ、反射防止層4
8を有することにより、外光の写りこみに起因するコン
トラスト低下もないのは、前述のとおりである。
【0052】本発明においては、マイクロレンズ42a
に入射した光は、できるだけ多く光出射部44から射出
させた方が、効率や輝度等の点で有利であるのは、もち
ろんのことである。そのため、サイズSrは「2t×t
anθ+R」と同一にするのが最も好ましいが、これで
は、迷光が生じる可能性があり、やはり、若干のマージ
ンが必要である。従って、サイズSrを「2t×tan
θ+R」より若干大きい略同一とすることにより、マイ
クロレンズ42aを最大限に利用して、非常に効率よく
拡散光を射出することができ、好ましい。
【0053】例えば、レンズアレイ42とレンズ基板4
0とが一体成形されたものであり、形成材料がアクリル
(n=1.49)、レンズ基板40の厚さtが60μ
m、光出射部44の直径Rが10μmの場合には、マイ
クロレンズ42aのサイズSrを98.9μm以上とす
ればよく、例えば、サイズSrを100μmとすること
により、効率よく、高輝度の拡散光を射出することがで
きる。あるいは、逆に、マイクロレンズ42aのサイズ
Srに応じて、レンズ基板40の厚さおよび光出射部4
4の直径Rの少なくとも一方を選択あるいは調整しても
よい。
【0054】本態様(光出射部44が円形の態様)にお
いては、図示例のように、マイクロレンズ42aの光入
射面の形状(光軸方向から見た際のマイクロレンズの形
状)を円形として、図3(A)および(B)や図6に模
式的に示されるように、マイクロレンズ42aを最高密
度でレンズ基板40の一面に配列するように、すなわ
ち、最密充填するようにマイクロレンズ42aを配置す
るのが好ましい。これにより、拡散光を射出できない領
域は、図6中に黒塗りで示すマイクロレンズ42aの間
隙のみとなり、従って、マイクロレンズ42aの光入射
面とレンズ基板40との面積比、すなわち、レンズ基板
40に対する光の入射面積比を最大で90.7%(=π
/(2×[31/2 ]))にすることができ、より効率の
高い光拡散板を得ることができる。
【0055】あるいは、本態様においては、前述のよう
に光入射面の形状を六角形として、図7(A)および
(B)に模式的に示されるように、六方稠密(ハニカム
状)で球冠状のマイクロレンズ42aを配置するのも好
ましい。これにより、拡散光を射出できない領域は、図
7(B)中に黒塗りで示す、この六角形に内接する円の
外側の領域のみとなり、従って、レンズ基板40に対す
る光の入射面積比を最大で90.7%(=31/2 π/
6)にすることができ、より効率の高い光拡散板を得る
ことができる。
【0056】なお、本態様において、マイクロレンズ4
2aの光入射面が円形である場合には、マイクロレンズ
42aのサイズSrは、その直径であり、マイクロレン
ズ42aの光入射面の形状が円形以外の場合には、マイ
クロレンズ42aのサイズSrは、光入射面の形状に内
接する円の直径とする。
【0057】以上説明した例では、光出射部44は円形
であるが、本発明の第2の態様の光拡散板は、矩形の光
出射部を有するものである。この光拡散板においては、
矩形の光出射部の一方の辺の長さをA、矩形の光出射部
のもう一方の辺の長さをB、マイクロレンズの前記長さ
Aの辺に対応する方向のサイズをSa、マイクロレンズ
の前記長さBの辺に対応する方向のサイズをSb、それ
以外は、前記態様と同様とした際に、式 Sa≧2t×tanθ+AおよびSb≧2t×tanθ
+B を満たす。
【0058】この態様においても、矩形の光出射部は、
中心(矩形の対角線の交点)をマイクロレンズの光軸と
一致させて設定される。さらに、マイクロレンズのサイ
ズSaおよびSbは、光出射部と同じ向き(光軸を中心
とする回転方向の向き)で、かつ、隣合わせる2辺の比
が同一な、マイクロレンズの光入射面の形状に内接する
矩形の各辺の長さとなる。すなわち光出射部が正方形
(A=B)であれば、マイクロレンズのサイズは、マイ
クロレンズの光入射面の形状に内接する、光出射部と同
じ向きの正方形の辺の長さとなる。また、光出射部が長
方形(A≠B)であれば、マイクロレンズのサイズは、
マイクロレンズの光入射面の形状に内接する、光出射部
と同じ向きで、かつ長辺と短辺の比が光出射部と同一な
長方形の辺の長さとなる。
【0059】前述の第1の態様と同様に、このような本
発明の第2の態様の光拡散板によれば、光拡散板に入射
したコリメート光を、不要に遮光することがなく、無駄
なく適正に拡散光として射出することができ、高輝度な
画像表を行って、広い視野角にわたって、高コントラス
トな画像表示を行うことができる。
【0060】なお、この光拡散板は、光出射部の形状が
矩形である以外には、基本的に前述の円形の光出射部を
有する光拡散板と同様の構成を有するので、以下の説明
は、異なる点を主に行う。
【0061】図8に、正方形の光出射部52を有する例
を模式的に示す。この例においては、マイクロレンズ5
4は、球を中心を通過しない面で切断して得られた球冠
形で、光入射面の形状(光軸方向から見た際のマイクロ
レンズの形状)は、光出射部52と同じ向きの正方形で
ある。ここで、この光拡散板においては、光出射部52
の辺の長さはA=Bであり、従って、マイクロレンズの
サイズもSa=Sbである。すなわち、本例において
は、式「Sa≧2t×tanθ+A」を満たせばよい。
また、サイズSaを「2t×tanθ+A」より若干大
きい略同一とするのが好ましいのも、先の態様と同様で
ある。
【0062】この光出射部52が正方形の光拡散板にお
いては、マイクロレンズ54の光入射面の形状を光出射
部52と同じ向きの正方形として、図9に模式的に示さ
れるように、正方稠密でマイクロレンズ54を配置する
のが好ましい。これにより、レンズ基板40に対する光
の入射面積比を、最大で100%近くにでき、非常に効
率の高い光拡散板を得ることができる。
【0063】図10に、長方形の光出射部を有する例を
模式的に示す。この例においては、マイクロレンズ58
は、球を中心を通過しない面で切断して得られた球冠形
で、光入射面の形状(光軸方向から見た際のマイクロレ
ンズの形状)は、長辺と短辺の比ならびに向きが光出射
部56と同じ長方形である。また、例えば、長方形の光
射出部56の長辺の長さをA、同短辺の長さをB、マイ
クロレンズ58の光出射部56の長辺方向のサイズをS
a、同短辺方向のサイズをSb、それ以外は前記態様と
同様とした際に、前述の2つの式を満たす。さらに、サ
イズSaおよびSbを「2t×tanθ+A、2t×t
anθ+B」よりも若干大きい略同一とするのが好まし
いのも、同様である。
【0064】この光出射部56が長方形の光拡散板にお
いては、マイクロレンズ58の光入射面の形状を、光出
射部56と長辺と短辺の比が同一かつ同じ向きの長方形
として、図9に模して、長方稠密でマイクロレンズ58
を配置するのが好ましい。これにより、レンズ基板40
に対する光の入射面積比を、最大で100%近くにで
き、非常に効率の高い光拡散板を得ることができる。
【0065】ここで、本発明の表示装置10において
は、光拡散板16として、本発明の第3の態様の光拡散
板17も用いることができる。図11(A)に、本発明
の第3の態様の光拡散板17を模式的に示す。図11
(A)に示す本発明の第3の態様の光拡散板17と、図
3(A)に示す本発明の第1の態様の光拡散板16と
は、光拡散板16のマイクロレンズアレイ42のマイク
ロレンズ42aの形状が半球形であるのに対し、光拡散
板17のマイクロレンズアレイ42のマイクロレンズ4
2bの形状が半楕円球形である点を除いて、同一である
ので、同一の構成要素には、同一の参照符号を付し、そ
の詳細な説明は省略する。
【0066】図11(A)に示されるように、光拡散板
17は、光拡散板16同様、板状のレンズ基板40の一
面にマイクロレンズ42bを2次元的に多数配列してな
るマイクロレンズアレイ42を有する。図示例におい
て、マイクロレンズ42bは、楕円球を、1つの軸の中
心において、この軸と直交する平面で切断した、半楕円
球形状を有する。このマイクロレンズ42bの形状につ
いては、後に詳述する。
【0067】この光拡散板17は、光拡散板16と同様
に、レンズアレイ42側を表示パネル12に向けて表示
装置10に配置される。表示パネル12を通過した、画
像を担持するコリメート光は、図11(A)および
(B)に模式的に示されるように、マイクロレンズ42
bに入射し、屈折されて、マイクロレンズ42bおよび
レンズ基板40を通過して、レンズ基板40の界面でさ
らに屈折されて、拡散光として光出射部44から射出さ
れ、画像が表示される。この光拡散作用については、後
に詳述する。
【0068】また、本発明の光拡散板17においては、
光拡散板16と同様に、所定の光出射部44以外は、遮
光層46で覆われているので、光拡散板17に適正に入
射しなかった迷光が不要に射出されることがなく、さら
に、迷光が再度表示パネル12に入射することもないの
で、迷光による視認性低下や表示ムラ、画像ボケ等が生
じない。さらに、好ましい態様として、遮光層46の上
層(観察面)には、反射防止層48が形成されているの
で、外光の写り込み等によるコントラストの低下等もな
く、広い視野角にわたって、高コントラストな画像表示
ができる。
【0069】図11(A)および(B)に示される例に
おいては、レンズ基板40のレンズアレイ42と逆側の
面は平面で、この面に光出射部44が設定されるが、本
発明はこれに限定はされず、図12に示されるように、
レンズ基板40のレンズアレイ42と逆側の面に凸部4
0aを設けて、この凸部40aの端面を光出射部44と
してもよい。このような凸部40aは、公知の成形方法
で作製すればよい。
【0070】ここで、本態様の光拡散板17において
は、図11(A)および(B)に示されるように、レン
ズ基板40の基板面方向をx軸およびy軸、マイクロレ
ンズ42bの光軸方向(=レンズ基板40の法線方向)
をz軸とした際に、マイクロレンズ42bの形状が、下
記式[1]で示される光軸とz軸とが一致する楕円球の
一部で、かつ、マイクロレンズ42bを形成する材料の
屈折率をnとした際に、この楕円球の離心率εが、下記
式[2]で示されるものであり、 x2 /a2 +y2 /a2 +z2 /c2 =1 式[1] ε=(c2 −a2 1/2 /c=1/n 式[2] さらに、この楕円球は、光が入射する側から遠い方(光
射出側)の焦点Fが、光出射部44に一致、すなわち、
この焦点Fがレンズ基板40のマイクロレンズ42bと
逆側の面40sに一致する。
【0071】周知のように、楕円球(楕円面)の形状
は、一般式、 x2 /a2 +y2 /b2 +z2 /c2 =1 で示される。また、楕円の離心率は、一般式 ε=(a2 −b2 1/2 /a で示される。
【0072】従って、前記楕円球のx−z平面の離心率
εx-z および焦点位置fx-z は、 εx-z =(c2 −a2 1/2 /c fx-z =c×εx-z で示され、同様に、y−z平面の離心率εy-z および焦
点位置fy-z は、 εy-z =(c2 −b2 1/2 /c fy-z =c×εy-z で示される。
【0073】ここで、楕円球形状を有するレンズにおい
ては、離心率εがレンズ形成材料の屈折率nの逆数であ
る場合には、図11(B)に矢印で示すように、外部か
ら入射した光軸と平行な光は、光入射側から遠い方の焦
点Fに収束し、拡散される。
【0074】また、楕円球において、「εx-z
εy-z 」であれば、x−z方向の焦点位置fx-z 、およ
びy−z方向の焦点位置fy-z が一致する。従って、x
軸方向の長さaおよびy軸方向の長さbを等しく、すな
わちa=bとすることにより、すなわち楕円球の形状
を、x軸方向およびy軸方向の径が2a、z軸方向の径
が2cとなる「x2 /a2 +y2 /a2 +z2 /c2
1」とし、さらに、この楕円球の離心率εを「ε=(c
2 −a2 1/2 /c=1/n」とすることにより、レン
ズに入射した光軸と平行な光は、入射側から遠い焦点F
に収束し、拡散される。
【0075】本態様の光拡散板は、上記知見に基づくも
のであり、レンズ基板40の一面に複数配置されるマイ
クロレンズ42bの形状を、上記条件を満たす楕円球の
一部とし、かつ、光出射部44(すなわちマイクロレン
ズ42bと逆側のレンズ基板面40s)を、光が入射す
る側から遠い方の焦点Fと一致させることにより、マイ
クロレンズ42bに入射したコリメート光を、十分に拡
散した拡散光として射出することができる。しかも、画
像を担持するコリメート光は、基本的に、焦点Fに入射
するので、不要に遮光層46で遮光されることがなく、
従って、高輝度な拡散光を射出できる。
【0076】そのため、本態様の光拡散板を用いること
により、コリメートバックライトと光拡散板によって広
視野角化を図ったLCDにおいて、画像を担持するコリ
メートを十分に拡散して、かつ高輝度で射出できるの
で、広い視野角にわたって、高コントラストな画像表示
を行うことができる。
【0077】また、遮光層46を有することにより、迷
光による表示ムラ等もなく、かつ、反射防止層48を有
することにより、外光の写りこみに起因するコントラス
ト低下もないのは、前述のとおりである。
【0078】このような本発明の光拡散板17は、一例
として、前述の式より導かれる、 a=[(n2 −1)1/2 /n]×c f=c/n を利用して、成形を行えばよい。例えば、レンズアレイ
42(マイクロレンズ42b)とレンズ基板40とが一
体成形されたものであり、その形成材料がアクリル(n
=1.49)で、マイクロレンズ42bのcが50μm
である場合には、aが37.1μm、fが33.6μm
となるように、レンズアレイ42やレンズ基板40を成
形すればよい。
【0079】マイクロレンズ42bは、上記条件を満た
すものであれば、図示例のような楕円半球形状に限定は
されず、上記条件を満たす楕円球を、軸の中心位置以外
の場所で同様に切断した形状(その小さい側)も、好適
に利用可能である。さらに、マイクロレンズ42bの光
入射面(レンズ基板40との境界面)の形状、すなわ
ち、光軸方向から見た際のマイクロレンズ42bの形状
も、円形に限定はされず、矩形や六角形等の各種の形状
が利用可能である。
【0080】ここで、本態様においては、図11(B)
および図6に模式的に示されるように、マイクロレンズ
42bの光入射面の形状を円形として、マイクロレンズ
42bを最高密度でレンズ基板40の一面に配列するよ
うに、すなわち、最密充填するようにマイクロレンズ4
2bを配置するのが好ましい。これにより、拡散光を射
出できない領域は、図6中に黒塗りで示すマイクロレン
ズ42bの間隙のみとなり、従って、レンズ基板40に
対する光の入射面積比を最大で90.7%(=π/(2
×[31/2 ]))とすることができ、より効率の高い光
拡散板を得ることができる。
【0081】あるいは、マイクロレンズ42bの光入射
面の形状を六角形として、図13(A)および(B)に
模式的に示されるように、六方稠密(ハニカム状)でマ
イクロレンズ42bを配置するのも好ましい。これによ
り、拡散光を射出できない領域は、図13(B)中に黒
塗りで示す、この六角形に内接する円の外側の領域のみ
なり、従って、レンズ基板40に対する光の入射面積比
を最大で90.7%(=31/2 π/6)にすることがで
き、より効率の高い光拡散板を得ることができる。
【0082】光出射部44の形状も、図示例のような、
中心をマイクロレンズ42bの光軸(z軸)に一致する
円形に限定はされず、マイクロレンズ42bの光入射面
の形状に応じた各種の形状であってもよい。光出射部4
4の大きさにも、特に限定はないが、小さい程、迷光を
防止した上での光拡散性能という点で有利であり、逆
に、大きい程、光の利用効率の点で有利となる。従っ
て、光出射部44の大きさは、光拡散板の用途や大き
さ、マイクロレンズのサイズ、要求される光拡散性能や
拡散光の輝度(表示輝度)等に応じて、適宜、決定すれ
ばよい。
【0083】以上の例は、本発明の各態様の光拡散板を
利用する本発明の液晶表示装置であるが、図14に、本
発明の各態様の光拡散板を利用する本発明のリアプロジ
ェクタ装置の概念図を示す。
【0084】図14に示されるリアプロジェクタ装置6
0は、画像を担持する拡散光を射出するリアプロジェク
タエンジン(以下、エンジンとする)62と、スクリー
ン64とを有する。スクリーン64は、フレネルレンズ
66と、前述の本発明の第1〜第3の態様の光拡散板の
いずれかである光拡散板68とを有する。スクリーン6
4は、エンジン62から射出された拡散光(一点から射
出された、方向性を有する拡散光)を、フレネルレンズ
66によってコリメート光にし、光拡散板68によって
このコリメート光を拡散することにより、スクリーン6
4に画像を表示する。なお、図14では、フレネルレン
ズ66と光拡散板68とは、離れて書かれているが、実
際には、両者は近接して配置されている。
【0085】レンチキュラレンズを利用するスクリーン
を用いる従来のリアプロジェクタ装置では、例えば、左
右方向には良好な視野角が得られるものの、上下方向に
は十分な視野角を得ることができないのは、前述の通り
である。これに対し、本発明の光拡散板68を用いるリ
アプロジェクト装置60では、上述した半球形状や半楕
円球形状などの種々の形状を有するマイクロレンズを配
列してなるマイクロレンズアレイの作用によって、コリ
メート光を全方向に良好に拡散できるので、いずれの方
向からでも、良好な視野角で画像を観察できる。また、
入射したコリメート光を無駄なく射出できるので、高輝
度な画像表示を行い、広い視野角にわたって、コントラ
ストの高い画像を表示できる。
【0086】以上、本発明の光拡散板、液晶表示装置お
よびリアプロジェクタ装置について詳細に説明したが、
本発明は上記実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱
しない範囲において、各種の改良や変更を行ってもよい
のはもちろんである。
【0087】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
第1および第2の態様の光拡散板は、入射したコリメー
ト光を良好に拡散できるのみならず、不適正な光路で入
射した迷光を良好に遮光し、かつ、適正な光路で入射し
たコリメート光は遮光することなく良好な効率で射出す
ることができ、すなわち、高輝度な拡散光を射出するこ
とができる。
【0088】以上、詳細に説明したように、本発明の第
3の態様の光拡散板は、入射したコリメート光を良好に
拡散して、高輝度かつ十分に拡散した拡散光を射出する
ことができる。また、このような本発明の各態様の光拡
散板を用いる本発明の液晶表示装置およびリアプロジェ
クタ装置は、高輝度で、広い視野角にわたってコントラ
ストの高い画像を表示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の液晶表示装置の一実施例の概念的断
面図である。
【図2】 図1に示される液晶表示装置に用いられるコ
リメート板の一実施例の概念的断面図である。
【図3】 (A)は、本発明の光拡散板の一実施例の概
念的断面図であり、(B)は、本発明の光拡散板の作用
を説明するための概念図である。
【図4】 本発明の光拡散板を説明するためのマイクロ
レンズの概念的斜視図である。
【図5】 本発明の光拡散板の別の実施例の概念的断面
図である。
【図6】 本発明の光拡散板に用いられるマイクロレン
ズアレイの一実施例の平面模式図である。
【図7】 (A)は、本発明の光拡散板に用いられるマ
イクロレンズアレイの別の実施例の概略斜視図であり、
(B)は、その平面模式図である。
【図8】 本発明の第2の態様の光拡散板の一実施例を
説明するためのマイクロレンズの概念的斜視図である。
【図9】 図8に示される光拡散板に用いられるマイク
ロレンズアレイの一実施例の概略斜視図である。
【図10】 本発明の第2の態様の光拡散板の別の実施
例を説明するためのマイクロレンズの概念的な斜視図で
ある。
【図11】 (A)は、本発明の第3の態様の光拡散板
の一実施例の概念的な断面図であり、(B)は、本発明
の第3の態様の光拡散板のマイクロレンズの一実施例を
説明するための概念的な斜視図である。
【図12】 本発明の第3の態様の光拡散板の別の実施
例の概念的な断面図である。
【図13】 (A)は、本発明の第3の態様の光拡散板
に用いられるマイクロレンズアレイの一実施例の概略斜
視図であり、(B)は、その平面模式図である。
【図14】 本発明のリアプロジェクタ装置の一実施例
の概略斜視図である。
【符号の説明】
10 液晶表示装置 12 (液晶)表示パネル 14 バックライト部 16,17,68 光拡散板 18 コリメート板 20 ハウジング 20a,32 拡散反射層 22 光源 24,40 レンズ基板 26,42 (マイクロ)レンズアレイ 26a,42a,42b,50,54,58 マイクロ
レンズ 28 光入射部 30,46 遮光層 44 光出射部 48 反射防止層 60 リアプロジェクタ装置 62 (リアプロジェクタ)エンジン 64 スクリーン 66 フレネルレンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 21/14 G03B 21/14 Z 21/62 21/62 G09F 9/00 313 G09F 9/00 313 324 324

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レンズ基板と、前記レンズ基板の1面に配
    置される複数のマイクロレンズと、前記マイクロレンズ
    の光軸と一致する中心を有する円形の光出射部と、前記
    光出射部以外を覆ってレンズ基板のマイクロレンズとは
    逆側に形成される遮光層とを有し、 かつ、前記レンズ基板の屈折率をn; 前記レンズ基板
    の厚さをt; 前記光出射部の直径をR; 前記マイク
    ロレンズのサイズをSr; とした際に、下記式 Sr≧2t×tanθ+R (但し、θ=sin
    -1(1/n)) を満たすことを特徴とする光拡散板。
  2. 【請求項2】前記マイクロレンズが、光軸方向から見た
    際に円形であり、最密充填で配置されている、あるい
    は、光軸方向から見た際に六角形であり、六方稠密で配
    置されている、請求項1に記載の光拡散板。
  3. 【請求項3】レンズ基板と、前記レンズ基板の1面に配
    置される複数のマイクロレンズと、前記マイクロレンズ
    の光軸と一致する中心を有する矩形の光出射部と、前記
    光出射以外を覆ってレンズ基板のマイクロレンズとは逆
    側に形成される遮光層とを有し、 かつ、前記レンズ基板の屈折率をn; 前記レンズ基板
    の厚さをt; 前記光出射部の一方の一辺の長さをA;
    前記光出射部のもう一方の辺の長さをB;前記長さA
    の辺方向のマイクロレンズのサイズをSa; 前記長さ
    Bの辺方向のマイクロレンズのサイズをSb; とした
    際に、下記式 Sa≧2t×tanθ+A Sb≧2t×tanθ+B (但し、θ=sin-1
    (1/n)) を満たすことを特徴とする光拡散板。
  4. 【請求項4】前記マイクロレンズが、光軸方向から見た
    際に正方形であり、正方稠密で配置されている、もしく
    は、光軸方向から見た際に長方形であり、長方稠密で配
    置されている請求項3に記載の光拡散板。
  5. 【請求項5】レンズ基板と、前記レンズ基板の1面に配
    置される複数のマイクロレンズと、前記レンズ基板のマ
    イクロレンズと逆面に設定される、前記マイクロレンズ
    の光軸を含む光出射部と、前記光出射部以外を覆ってレ
    ンズ基板のマイクロレンズとは逆側に形成される遮光層
    とを有し、 前記マイクロレンズの形状が下記式[1]で示される楕
    円球の一部で、かつこの楕円球の離心率εが下記式
    [2]で示され、さらにこの楕円球は、光が入射する側
    から遠い方の焦点が前記光出射部に一致することを特徴
    とする光拡散板。 x2 /a2 +y2 /a2 +z2 /c2 =1 式[1] ε=(c2 −a2 1/2 /c=1/n 式[2] (上記式[1]および[2]において、xおよびyはレ
    ンズ基板面方向を、zは光軸方向を、nはマイクロレン
    ズを形成する材料の屈折率を、それぞれ示す)
  6. 【請求項6】前記マイクロレンズが、光軸方向から見た
    際に円形であり、最密充填で配置されている、あるい
    は、光軸方向から見た際に六角形であり、六方稠密で配
    置されている、請求項5に記載の光拡散板。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の光拡散板
    であって、 さらに、前記光出射部以外を覆って前記遮光層よりも光
    出射面側に形成される反射防止層を有することを特徴と
    する光拡散板。
  8. 【請求項8】前記レンズ基板の屈折率が、1.4〜2で
    ある請求項1〜7のいずれかに記載の光拡散板。
  9. 【請求項9】液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルに
    コリメート光を入射するバックライト部と、前記液晶表
    示パネルを通過した画像を担持する光を拡散する請求項
    1〜8のいずれかに記載の光拡散板とを有することを特
    徴とする液晶表示装置。
  10. 【請求項10】スクリーンが、フレネルレンズと請求項
    1〜8のいずれかに記載の光拡散板とを有することを特
    徴とするリアプロジェクタ装置。
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